JP3245856U - 鏝板及び左官鏝 - Google Patents

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稔和 小山
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株式会社五百蔵製作所
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Abstract

【課題】均し作業を効率よく行うことができる鏝板及び左官鏝を提供する。【解決手段】左官鏝100に用いられる鏝板1であって、長手方向に延びる下面12を有し、下面12は、長手方向における基端側に位置する基端辺と、基端辺の両端から長手方向における先端側に向かって延びる一対の側辺22と、長手方向と直交する短手方向D2において中間部に位置し、長手方向及び短手方向D2に延在する平坦面である第1領域31と、第1領域31の一方の側縁から一方の側辺22に亘る領域である第2領域32と、を有し、第2領域32は、第1領域31の一方の側縁から上方に向かって短手方向D2に対して傾斜して延びる平坦面である。【選択図】図3

Description

本考案は、鏝板及び左官鏝に関する。
従来から、例えば特許文献1に示す左官鏝が知られている。
この左官鏝は、平板状の鏝板を備え、壁塗り作業時に、壁材の塗装方向(引き伸ばし方向)において、一対の側辺のうちの前側の側辺が後側の側辺より塗装対象面から若干大きく離れるように鏝板を傾け、後側の側辺と塗装対象面との間に所望の隙間を有するようにして左官鏝を移動させる。これにより、壁材を所望の厚みに塗装する(引き延ばす)ことができる。
特開2019-120011号公報
しかし、特許文献1に記載の左官鏝は、傾けることにより、施工面に当たる部分が側辺周りに限られ、材料を効率よく拡散させることができない場合があった。
上記課題を解決するため、本考案のある態様に係る鏝板は、左官鏝に用いられる鏝板であって、長手方向に延びる下面を有し、前記下面は、前記長手方向における基端側に位置する基端辺と、前記基端辺の両端から前記長手方向における先端側に向かって延びる一対の側辺と、前記長手方向と直交する短手方向において中間部に位置し、前記長手方向及び前記短手方向に延在する平坦面である第1領域と、前記第1領域の一方の側縁から一方の前記側辺に亘る領域である第2領域と、を有し、前記第2領域は、前記第1領域の一方の側縁から上方に向かって前記短手方向に対して傾斜して延びる平坦面である。
この構成によれば、鏝板を傾けて行う均し作業において、鏝板の下面のうち、施工面の材料を押圧する部分の面積を拡げることができるので、施工面の均し効率を向上させることができる。
前記下面は、前記第1領域の他方の側縁から他方の前記側辺に亘る領域である第3領域を更に有し、前記第3領域は、前記第1領域の他方の側縁から上方に向かって前記短手方向に対して傾斜して延びる平坦面であってもよい。
この構成によれば、鏝板の第2領域とは反対側の側部を用いて均し作業を行うことができ、均し作業を効率よく行うことができる。
前記第2領域の前記第1領域の延在面に対する傾斜角は、2度以上5度未満であってもよい。
この構成によれば、鏝板の側部を用いた均し作業をより効率よく行うことができる。
前記鏝板は、樹脂製であってもよい。
この構成によれば、金属製と比較して施工面に対する摩擦を大きくすることができ、荒均し作業を効率よく行うことができる。
前記下面の前記第2領域に形成され、前記長手方向に延びる複数の長溝を有してもよい。
この構成によれば、材料の移動を促進することができ、施工面の均し効率を向上させることができる。また、長溝の開口縁の全体を施工面に宛がうことができるので、効率よく長溝に材料を取り込むことができる。
前記長溝は、前記短手方向外側に向かうに従い深さが深くなる断面形状を有してもよい。
この構成によれば、鏝板を動かすことによって、施工面において盛り上がった部分に位置する材料が長溝の内部に入り込み易くすることができ、均し効率を向上させることができる。また、長溝の開口縁のうち、特に外側の部分が被作業面の材料を削るように作用し、施工面の均し効率を高めることができる。
ある態様に係る左官鏝は、前記鏝板を備えていてもよい。
この構成によれば、左官鏝の鏝板を傾けて行う均し作業において、鏝板の下面のうち、施工面の材料を押圧する部分の面積を拡げることができるので、施工面の均し効率を向上させることができる。
本考案は、均し作業を効率よく行うことができるという効果を奏する。
本考案の実施の形態に係る左官鏝の構成例を示す斜視図である。 図1の左官鏝の鏝板の下面の構成例を示す図である。 図1の左官鏝のA-A線断面図である。 図1の左官鏝の使用例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本考案が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
図1は、実施の形態に係る左官鏝100の構成例を示す斜視図である。
左官鏝100は、図1に示すように、長手方向D1に延びる鏝板1と、鏝板1の上方に位置し、長手方向に延びる筒状の柄6と、鏝板1と柄6とを連結する連結部5と、を備える。連結部5は、任意の形状とすることができるが、本実施の形態においては、鏝板1の上面11に固定されている板状の固定部51と、固定部51と柄6とを連結する一対の接続部52とを備える。一対の接続部52は、前後方向に並ぶように配置されている。前方の接続部52は、柄6の先端よりも基端寄りの位置に配置されている。これによって、作業者は、前側の接続部52を人差し指の側面と中指の側面で挟んだ状態で柄6を把持することができ、作業性を向上させることができる。
鏝板1は、大略板状に形成され、全体が樹脂製であり、成形にされたものである。樹脂製の鏝板は、金属製の鏝板と比較して、被作業面に対する摩擦が大きく、被作業面の凹凸を効率よく均すことができる。また、樹脂製の鏝板1は、比較的大型のものでも軽量であり、取り回しがよく、荒均し作業に好適である。更に、鏝板1は、短手方向D2において、中央部が上に凸の断面を有している。これによって、左官鏝100を取り回しのよいものとすることができる。
図2は、鏝板1の下面12の構成例を示す図である。図3は、図1のA-A線断面図である。
鏝板1の下面12は、均し作業において施工面に当接する部分であり、図2に示すように、長手方向D1に延びる面であり、長手方向D1における基端側に位置する基端辺21と、基端辺21の両端から長手方向D1における先端側に向かって延びる一対の側辺22とを有する。一対の側辺22は、下面12の先端において、鋭角に交わっている。このように、本実施の形態において、鏝板1及びその下面12は、平面視において舟形に形成され、下面12の先端部でコーナー部分等の奥まった部分の均し作業を好適に行いうるものとなっている。なお、鏝板1の形状は、この舟形に限定されるものではない。これに代えて、鏝板1の形状は、長方形であってもよい。
そして、図2及び図3に示すように、下面12は、第1領域31と、第2領域32と、第3領域33とを含む。第1領域31は、長手方向D1と直交する短手方向D2において中間部に位置する領域である。すなわち、第1領域31は、鏝板1の下面12の側部を除く領域である。第1領域31は、長手方向D1及び短手方向D2に延在する平坦面である。第2領域32は、鏝板1の下面12の一方の側部の領域であり、第1領域31の一方の側縁25から一方の側辺22に亘る領域である。第2領域32は、図3に示すように、第1領域31の一方の側縁25から上方に向かって短手方向D2に対して傾斜して延びる平坦面である。第3領域33は、鏝板1の下面12の他方の側部の領域であり、第1領域31の他方の側縁25から他方の側辺22に亘る領域である。第3領域33は、図3に示すように、第1領域31の他方の側縁25から上方に向かって短手方向D2に対して傾斜して延びる平坦面である。
短手方向D2において、鏝板1の幅寸法に対する第2領域32の幅寸法、及び鏝板1の幅寸法に対する第3領域33の幅寸法は、10%~20%に設定されることが好ましく、本実施の形態においては、約15%に設定されている。また、第2領域32及び第3領域33の第1領域31の延在面に対する傾斜角θは、2度以上5度に設定されることが好ましく、本実施の形態においては、約3.5度に設定されている。
また、図2に示すように、下面12には、多数の長溝41が形成されている。各長溝41は、下面12の第1領域31、第2領域32、及び第3領域33を含む全域に形成されている。長溝41は、長手方向D1に延び、長方形の開口縁を有する。また、図3に示すように、長溝41は、断面形状が直角三角形を成し、外側上方に向かって傾斜して延びる傾斜面と、この傾斜面の先端から下方に延びる垂直面とを有する。すなわち、長溝41は、短手方向D2外側に向かうに従い深さが深くなる断面形状を有する。
そして、左官鏝100を用いてモルタルの均し作業を行うときは、図4に示すように、まず、鏝板1を移動させる作業方向Mにおいて後方側が前方側よりも下に位置するように左官鏝100を側方に傾ける。本使用例においては、下面12の第2領域32が第1領域31及び第3領域33よりも下に位置するように左官鏝100を側方に傾けている。次に、第2領域32を施工面101に当てる。これによって、第1領域31と施工面101との間に、短手方向D2において第1領域31から第2領域32に向かうに従って漸次狭まる空間が形成される。そして、左官鏝100を作業方向Mに移動させると、施工面101上を、鏝板1の第1領域31及び第2領域32がこの順番で通過する。施工面101上を、鏝板1の第1領域31が通過するときに、下面12の第1領域31が施工面101において盛り上がった部分に位置するモルタルを押圧し、拡散させる。拡散したモルタルは施工面101において窪んだ部分に移動し、施工面101が荒く均される。次に、荒く均された部分を鏝板1の第2領域32が通過するときに、鏝板1の第2領域32が荒く均されたモルタルを押圧し、拡散させ、施工面101が更に均される。このように、左官鏝100は、第1領域31及び第2領域32によって施工面101のモルタルを押圧することができるので、施工面101を押圧する鏝板1の下面12の面積を拡げることができ、モルタルを効率よく拡散させることができる。これによって、施工面101の均し効率を向上させることができ、少ない左官鏝100の移動回数によって施工面101を仕上げることができ、均し作業を効率的に行うことができる。
また、左官鏝100を移動させることにより、施工面101において盛り上がった部分に位置するモルタルの一部は、長溝41に取り込まれ、その後、長溝41が施工面101において窪んだ部分の上を通過する際に、長溝41内のモルタルがこの施工面101において窪んだ部分に落ち込む。このように、長溝41は、モルタルの移動を促進するように作用し、施工面101の均し効率を更に高めることができる。また、第2領域32に位置する長溝41について、開口縁の全体を施工面101に宛がうことができるので、効率よく長溝41にモルタルを取り込むことができる。なお、短手方向D2外側に向かうに従い深さが深くなる断面形状を有するので、鏝板1を動かすことによって、施工面101において盛り上がった部分に位置する材料が長溝の内部に入り込み易くなっている。これによって、均し効率を更に向上させることができる。また、長溝41の開口縁のうち、特に外側の部分が被作業面の材料を削るように作用し、施工面101の均し効率を更に高めることができる。
なお、上記では鏝板1を側方に傾けて下面12の第2領域32を施工面101に当てて行う作業について述べたが、これとは反対方向に鏝板1を傾けて、下面12の第3領域33を施工面101に当て、鏝板1を作業方向Mとは反対方向に動かす均し作業についても同様である。
また、樹脂製の鏝板を備える左官鏝においては、従来、左官鏝を使い込むことによって、下面12の側部が削れていき、傾斜面が形成される場合があった。このような下面12の側部に傾斜面が形成された左官鏝に慣れた使用者は、鏝板が欠けるなど使用に一部支障が生じた場合においても、下面12の側部が削れていない新品への交換を躊躇し、使用を継続する場合があった。本実施の形態に係る左官鏝100は、このような使用者にも使い勝手のよい左官鏝とすることができる。
また、上記では施工材料としてモルタルを均す作業について述べたが、これに限られるものではなく、左官鏝100は、漆喰等、各種材料の均し作業に適用することができる。
以上に説明したように、鏝板1は、左官鏝100に用いられる鏝板1であって、長手方向D1に延びる下面12を有し、下面12は、長手方向D1における基端側に位置する基端辺21と、基端編の両端から長手方向D1における先端側に向かって延びる一対の側辺22と、長手方向D1と直交する短手方向D2において中間部に位置し、長手方向D1及び短手方向D2に延在する平坦面である第1領域31と、第1領域31の一方の側縁25から一方の側辺22に亘る領域である第2領域32と、を有し、第2領域32は、第1領域31の一方の側縁25から上方に向かって短手方向D2に対して傾斜して延びる平坦面である。
この構成によれば、鏝板1を傾けて行う均し作業において、鏝板1の下面12のうち、施工面101の材料を押圧する部分の面積を拡げることができるので、施工面101の均し効率を向上させることができる。
上記説明から、当業者にとっては、本考案の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本考案を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本考案の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
1 鏝板
12 下面
21 基端辺
22 側辺
31 第1領域
32 第2領域
100 左官鏝

Claims (7)

  1. 左官鏝に用いられる鏝板であって、
    長手方向に延びる下面を有し、
    前記下面は、
    前記長手方向における基端側に位置する基端辺と、
    前記基端辺の両端から前記長手方向における先端側に向かって延びる一対の側辺と、
    前記長手方向と直交する短手方向において中間部に位置し、前記長手方向及び前記短手方向に延在する平坦面である第1領域と、
    前記第1領域の一方の側縁から一方の前記側辺に亘る領域である第2領域と、を有し、
    前記第2領域は、前記第1領域の一方の側縁から上方に向かって前記短手方向に対して傾斜して延びる平坦面である、鏝板。
  2. 前記下面は、前記第1領域の他方の側縁から他方の前記側辺に亘る領域である第3領域を更に有し、
    前記第3領域は、前記第1領域の他方の側縁から上方に向かって前記短手方向に対して傾斜して延びる平坦面である、請求項1に記載の鏝板。
  3. 前記第2領域の前記第1領域の延在面に対する傾斜角は、2度以上5度未満である、請求項1に記載の鏝板。
  4. 前記鏝板は、樹脂製である、請求項1に記載の鏝板。
  5. 前記下面の前記第2領域に形成され、前記長手方向に延びる複数の長溝を有する、請求項1に記載の鏝板。
  6. 前記長溝は、前記短手方向外側に向かうに従い深さが深くなる断面形状を有する、請求項5に記載の鏝板。
  7. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の鏝板を備える、左官鏝。
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