JP3245603B2 - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP3245603B2
JP3245603B2 JP16898191A JP16898191A JP3245603B2 JP 3245603 B2 JP3245603 B2 JP 3245603B2 JP 16898191 A JP16898191 A JP 16898191A JP 16898191 A JP16898191 A JP 16898191A JP 3245603 B2 JP3245603 B2 JP 3245603B2
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健吉 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機に関し、
特に遊技盤に設ける制御手段とパチンコ機本体と関係の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年のパチンコ機は電子
化が進み、役物の制御を始め、打球の発射や賞球の排出
及び補給、各種情報の表示や効果音の発声、或は打ち込
み球数や払い出し球数等の各種データの収集を、マイク
ロプロセッサーを中心とする制御手段により行ってい
る。この制御手段は、通常、遊技盤の裏面側に止着した
回路ボックスに収められて制御装置を構成している。
【0003】そして、上記のような制御装置は種々開発
されており、例えば実開昭62−64579号公報や実
開昭62−122681号公報等では、制御基板を収設
した回路ボックスの遊技盤に対する取付作業やボックス
内部の制御基板とボックス外部の電気機器との接続作業
を容易にするために、コネクタ手段を有する取付部材を
遊技盤に固定すると共に回路ボックス側にも対応するコ
ネクタ手段を設け、回路ボックスを取付部材に取り付け
た際に両コネクタ手段が電気的に結合するようにしてあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機における制御装置は、遊技盤に対応して個別
に構成しているので、遊技盤を交換する際に本来変更す
る必要のない打球発射装置や賞球払出装置等に関する制
御部分までも交換しなければならず、不経済となってい
た。しかも、従来の制御装置は、遊技盤の裏面側に空所
を探し、そこに取り付けるようになっているので、大き
さや配線等の仕様が遊技盤毎に異なり、設計、変更、交
換等の作業が煩雑であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、遊技盤が分離可能なパチンコ機におい
て、パチンコ機の背面側に賞球払出装置等が設けられた
機構枠体を配設し、パチンコ機の背面側に、遊技盤に設
けられた入賞口への入賞検出に基づいて枠制御基板に信
号を送信する遊技盤制御基板、及び上記信号に基づいて
上記賞球払出装置の制御を行う枠制御基板とを設け、上
記遊技盤制御基板のコネクタ端子と、上記遊技盤に配設
した各種電気機器の配線を集約化したコネクタ端子とを
電気的に接続し、上記枠制御基板は、上記機構枠体に取
り付けられ、上記遊技盤制御基板は、遊技盤の裏面側に
設けられると共に機構枠体に設けられた本体端子板を介
して上記枠制御基板に接続され、且つ上記本体端子板は
機構枠体に対して着脱可能に取り付けられたものであ
る。
【0006】
【作用】制御手段を枠制御基板と遊技盤制御基板とに分
けて異なる位置に配置することができる。また、枠制御
基板と遊技盤制御基板とを本体端子板を介して接続して
いるので、電気機器の配置等、設計の異なる遊技盤と交
換してもパチンコ機本体との電気的整合を図ることがで
き、しかも配線処理を簡素化することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例について説明す
ると、図1はパチンコ機1の一部を欠截した正面図であ
って、窓部を有して額縁状の前枠2の一側を外枠3に開
閉可能に蝶着し、上記窓部には金枠4を設け、該金枠4
の上方部分にはガラスを装着したガラス枠5を開閉可能
に軸着し、上記外枠3及びガラス枠5を施錠装置6で施
錠する。また、ガラス枠5の下方部分には上皿7を設け
たフロントプレート8等からなる上受皿セット9を設
け、前枠2の下方部分には下皿10を設けた下受皿セッ
ト11を設ける。尚、上記上受皿セット9の裏面側の遊
技盤載置台14には上皿7から後述する打球発射装置1
2へ球を一個宛に供給する球送り装置13やスピーカS
Pが位置する。スピーカ音は上皿7のスリット7′を通
して放声する。
【0008】そして、上記前枠2の窓部には、この窓部
を塞ぐように遊技盤載置台14に載せて交換可能とした
遊技盤15を臨ませる。遊技盤15の表面側にはガイド
レール16で囲まれる遊技部17を形成すると共に、当
該遊技部17内に可変表示装置18や変動入賞装置19
等の各種役物、始動口20や各種入賞具21a,21
b、風車22a,22b、或は各種表示灯23等を配設
し、最下位置にアウト口24を配設する。また、ガイド
レール16の外側で右側の上方部分には完了表示灯(L
2)を、左側の上方部分には賞球表示灯(L1)を設け
る。更に、前枠2の上縁には外部表示灯25を設ける。
【0009】上記下受皿セット11の前面側には後述す
る打球発射装置12により遊技部17に打ち込む打球の
飛距離を調整するための操作グリップ26を設ける。
【0010】打球発射装置12は、例えば発射ソレノイ
ド27を駆動源とし、所定の周期、例えば1分間に99
回供給される駆動パルスにより、発射位置にある球を発
射レール28に沿って遊技部17内に発射する。打球の
飛距離調整は、グリップ26に内蔵した可変抵抗器の抵
抗値を遊技者が操作レバー26′を操作することによ
り、発射ソレノイド27に供給する電圧を調整して行
う。尚、グリップ26にはタッチセンサが設けてあり、
このタッチセンサに遊技者が触れていない状態では上記
駆動パルスが送出されないようになっている。
【0011】また、上記発射ソレノイド27のプランジ
ャの摺動に連動して球送り装置13が作動し、上皿7に
連通する球送り通路を通して発射位置に1個宛に供給す
る。球送り通路の球入口29には上皿シャッタ30を設
け、この上皿シャッタ30を上皿ソレノイド(SOL
3)により制御する。この上皿ソレノイド(SOL3)
は、ラッチングソレノイドからなり、当該ソレノイドの
プランジャに、リンク機構を介して上皿シャッタ30を
連絡する。リンク機構の各リンク片は適宜フロントプレ
ート8及び遊技盤載置台14に軸着されている。
【0012】そして、例えば、後述する上タンク31が
空になって完了基板ユニット32の完了スイッチ(SW
0)がオフ(”L”レベル)になると、完了基板33に
設けた完了表示灯(L2)が点灯し、”L”レベルが所
定時間(例えば4秒)継続すると、プランジャが突出す
る方向に上皿ソレノイド(SOL3)を駆動し、上皿シ
ャッタ30を閉じる。球の補給が完了して完了スイッチ
(SW0)がオン(”H”レベル)すると、上皿ソレノ
イド(SOL3)を吸引する方向に駆動して上皿シャッ
タ30を開放して、打球発射を可能にする。
【0013】一方、図2はパチンコ機1の背面図であっ
て、上記前枠2の背面側には、遊技盤15を着脱自在に
収納する皿枠状の金属板からなるリヤプレート(機構
板)34を添設し、このリヤプレート34の背面側には
ベース本体35等の機構枠体を設ける。尚、この機構枠
体はパチンコ機1の背面側における主要部材を前枠2の
裏面側に取り付けるための部材の総称である。そして、
上記ベース本体35に向かって左側の上方部分には、賞
球を貯留しておく上タンク31を着脱自在に設けると共
に、この上タンク31に連通して後述する賞球払出装置
36に球を誘導する下タンク37を設ける。また、上タ
ンク31の右側位置には、後述する枠制御回路(基板)
とホールコンピュータ等の外部とを電気的に接続する本
体端子板38を配置すると共に、遊技盤15の裏面側に
止着した後述する遊技盤制御回路と外部及び上記本体端
子板38とを電気的に接続する中継端子板39が臨む配
線通過口40を開設する。
【0014】上記リヤプレート34には蝶番41を介し
て機構枠体の一種である機構枠セット部材42を開閉可
能に蝶着する。この機構枠セット部材42は閉止時にリ
ヤプレート34の所定部分を覆う部材であって、上記下
タンク37に連通する賞球樋43や賞球払出装置36を
形成すると共に、当該賞球払出装置36が払い出す賞球
を賞球出口44(リヤプレート34の上皿入口45)を
通して上皿7に導く賞球放出路46等を形成する。ま
た、上記機構枠セット部材42には遊技盤15の後方ほ
ゞ中央部分を覆うリヤカバー47を形成し、当該リヤカ
バー47の下縁部分には入賞球の誘導路48や入賞球を
入賞球処理装置49に導く整流樋ユニット50を設け
る。更に、上記リヤカバー47の側方部分には後述する
遊技盤制御回路を収設した遊技盤制御ボックス51に対
応する開口窓52を開設し、該開口窓52の側縁に沿っ
て配線押え部53を形成する。
【0015】上記整流樋ユニット50は、図7に示す固
定側部材50aと図8に示す可動側部材50bを蝶着手
段50cにより回動可能に組み立てたもので、組立状態
においてほゞ横U字状に曲折する整流路50′を形成し
ている。
【0016】固定側部材50aは、機構枠セット部材4
2に後述するベース板54と共に固定される部材であっ
て、整流路50′の下半部分50′aを形成する。この
固定側部材50aは、下面が開放する箱枠状の基部50
a1と、図7において基部50a1の右方に延在する取
付部50a2と、上記基部50a1の左方に延在すると
共に適度な傾斜を有し、上面が開口する樋状部50a3
とを有する。樋状部50a3は各断面図に示すように、
上流側において開口縁が拡幅すると共に隔壁部50a4
の高さが高く、下流端において入賞球処理装置49の入
賞球誘導路55に連通する。尚、整流路50′は流下端
付近において屈曲し、取付ボス50a5の逃げを設けて
ある。
【0017】上記基部50a1の下面側には蝶着手段5
0cを構成する支軸部材50c1を止着するための支柱
50a6を設けると共に、支軸部材50c1の軸ピン5
0c2の先端部を受け止める受筒部50a7を設ける。
また、基部50a1の右方に延設した取付部50a2に
は適宜リブ50a8を設けてネジを通す通孔50a9を
設ける。
【0018】一方、可動側部材50bは、整流路50′
の上半部分50′bを形成し、上記蝶着手段50cによ
り固定側部材50aに回動自在に軸着される。この可動
側部材50bは閉止状態において上記固定側部材50a
の整流路50′の下半部分50′aの上部を覆う閉止リ
ブ50b1及び遊技盤15から流下してくる入賞球を整
流路50′に誘導可能な緩い傾斜を設けた誘導板部50
b2を有している。この可動側部材50bにおける整流
路50′bは、ベース板54側の端部では開口幅は広い
が深さは浅く、固定側部材50aとの連通部に向かうに
従って幅が狭められて一列に整列される。尚、整流路5
0′bの途中に傾斜が変わる傾斜段部50b3が設けて
ある。また、整流路50′bの一方(外側)の立壁部5
0b4の上縁にはテーパー部50b5が設けてあり、入
賞球がスムーズに整流路50′bに落下するようになっ
ている。
【0019】可動側部材50bの基端側には蝶着手段5
0cの軸ピン50c2を挿通可能な軸孔50b6を有す
る軸受部50b7を延設する。また、可動側部材50b
と固定側部材50aとの閉止状態を保持するために、例
えば、可動側部材50bの誘導板部50b2の隅部に透
孔50b8を設けると共に、固定側部材50aの対応す
る位置に突起50a10を設け、上記透孔50b8と突
起50a10とを嵌合可能とする。
【0020】上記のような可動側部材50bと固定側部
材50aとを回動自在に組み付けるには、支軸部材50
c1の軸ピン50c2を可動側部材50bの軸孔50b
6から固定側部材50aの受筒部50a7に一連に通す
と共に、支軸部材50c1をビスにより支柱50a6に
止着すればよい。尚、固定側部材50aと可動側部材5
0bには適宜位置に補強用のリブが設けてある。
【0021】上記のようにして構成した整流樋ユニット
50は、整流路50′の幅や深さ及び閉止リブ50b1
の形状を、入賞球が大量に発生した場合であっても球詰
まりを起こすことなく、一列且つ一段に整列させて入賞
球処理装置49へ導くように形成してあるが、万一、球
詰まりが発生した場合には可動側部材50bを開放して
対処することができる。
【0022】また、上記機構枠セット部材42には後述
する入賞球処理装置49を形成したベース板54を設
け、入賞球を導く入賞球誘導通路55や入賞球処理装置
49に作用した入賞球を排出する入賞球排出通路56を
形成する。更に、遊技盤15に開設したアウト口24に
連通してアウト球を排出するアウト球通路57を形成
し、該アウト球通路57にはアウト球検出スイッチ58
を臨ませる。尚、上記機構枠セット部材42を導電性部
材で形成し、上記蝶番を介して球に帯電する静電気をリ
ヤプレート34に逃すようにするとよい。尚、前記導電
性部材は機構枠セット部材42の機枠部42′のみに形
成してもよい。
【0023】そして、上記ベース板54には、後述する
枠制御回路と賞球払出装置36とを電気的に接続するコ
ネクタ59aを設け、このコネクタ59aは当該機構枠
セット部材42を閉止した場合に枠制御ボックス60に
設けたコネクタ59bと互いに嵌合して接続されるよう
に構成する。尚、このコネクタ59aにはレバー機構を
設けて、このレバー機構によりコネクタ59a,59b
同士の係脱を容易にするとよい。
【0024】また、ベース板54には、下皿10が満杯
になって溢れた球によって作動するオーバーフロースイ
ッチ(SW5)を設ける。このオーバーフロースイッチ
(SW5)は例えば球圧により回動する受圧レバーでフ
ォトセンサーを作動させるものでもよいし、マイクロス
イッチによるものでもよい。尚、このベース板54には
後述する賞球払出装置36に設けた球抜き機構61を作
動させた際に上タンク31の球をパチンコ機1の外部に
排出する球抜き樋62を形成してある。
【0025】そして、パチンコ機1の背面図において
は、遊技盤15の裏面側の所定位置、例えば遊技盤15
の裏面に向かって左側部分には、遊技盤15の前面側に
配置する可変表示装置18や変動入賞装置19等、主に
遊技盤15に配置した電気機器の制御を行う遊技盤制御
回路を形成した遊技盤制御基板を収設する遊技盤制御ボ
ックス51が現れ、また、上記機構枠セット部材42か
ら外れた下方位置のリヤプレート34には、打球発射装
置12、入賞球処理装置49、賞球払出装置36等、主
にパチンコ機本体側の制御処理を行う枠制御回路を形成
した枠制御基板を収設する枠制御ボックス60が現れて
いる。
【0026】上記枠制御ボックス60の前方位置には打
球発射装置12の駆動部や上皿7から球を1個宛に供給
する球送り装置13等を配設する。そして、上記機構枠
セット部材42の下方位置には上皿7から溢れた球を下
皿10へ誘導する流下樋63を設ける。尚、この流下樋
63は導電性部材で形成し、ビスにてリヤプレート34
に止着することにより球に帯電する静電気をリヤプレー
ト34に逃すようにするとよい。
【0027】上タンク31はベース本体35に着脱可能
に取り付けられており、この上タンク31には球の残存
を検出する検出手段を備える完了基板ユニット32を着
脱自在に設ける。この完了基板ユニット32は、枠ケー
ス32′内に検出スイッチと発光ダイオード等を配設し
た完了基板33を収設してなる。
【0028】上記上タンク31は、上面及び背面側が開
口すると共に球落下口64を有する箱枠状のタンク本体
65をベース本体35に組み付けてなり、ベース本体3
5に設けた止着溝66にタンク本体65の縁部65aを
嵌め付け、ベース本体35の透孔に通したビスで固定す
る。尚、組立に際しては、後述する検出部材67を支軸
68に揺動自在に挿着すると共に導電性のアース板69
を挟着し、ビス70をリヤプレート34に螺着して球に
帯電する静電気をリヤプレート34に逃す。また、タン
ク本体65の一隅部には図11に示すように球が滞留し
ないように誘導リブ71を設ける。また、アース板69
を挟着する代わりに上タンク31を導電性部材で形成し
てもよい。
【0029】上記検出部材67は、図15に示すように
配置した完了基板33に設けた検出スイッチ72に対し
て作用し、例えば図11或は図14に示すように、扇型
のウエイト部67aを有し、該ウエイト部67aから受
圧片67bが下方へ延在すると共に、上方へは検出スイ
ッチ72のアクチュエータ72′に当接可能な作動片6
7cが延在する。そして、この検出部材67は、上タン
ク31内に所定量の球が残存する場合に球圧により起立
状態にあり、作動片67cがアクチュエータ72′に作
用している。一方、上タンク31の球が所定量以下に減
少して球圧がなくなると、検出部材67が検出スイッチ
72の有している復帰バネ(図示せず)の作用でアクチ
ュエータ72′を回動して検出スイッチ72のアクチュ
エータ72′に対する作動片67cの押圧を解除し、検
出スイッチ72が作動する。尚、検出スイッチ72はソ
ケット73を介して2個並設してあり、一方の検出スイ
ッチ72は球の補給(玉切れ)に関連し、他方の検出ス
イッチ72は完了(打止め)に関連する完了スイッチ
(SW0)となる。
【0030】上記完了基板33の下縁には、ベース本体
35に設けたコネクタ74aに対応するコネクタ74b
を設け、完了基板ユニット32を着脱する際に完了基板
33を電気的に継断可能とする。尚、上記コネクタ74
bと検出スイッチ72或は発光ダイオード75等とは図
16の配線図のようにプリント配線してある。
【0031】上記発光ダイオード75は、完了表示灯
(L2)を構成するもので、当該発光ダイオード75の
発光状態を遊技者が視認可能なように、完了基板33の
遊技盤15側に配置してある。また、遊技盤15には表
示窓76を開設すると共に、当該表示窓76の前面側に
は着色やダイヤカットを施した完了ケース77を設け
る。尚、この実施例においては発光ダイオード75を3
個直列に接続してある。
【0032】上記のような完了基板33を収設した枠ケ
ース32′には、弾性変形可能な操作片32aを設け、
当該操作片32aを湾曲させることによりベース本体3
5の係止部35aに係合する係合片32bを外して、完
了基板ユニット32を着脱可能とする。従って、上記完
了基板ユニット32を交換することで、完了表示灯(L
2)や完了スイッチ(SW0)の交換を極めて容易に行
うことができる。
【0033】上記上タンク31の下側に位置して上タン
ク31の球落下口64に連通する下タンク37は、支軸
部37aによりベース本体35に対して手前側に回動可
能に止着してあり、この下タンク37の下流側には賞球
払出装置36が位置する。この下タンク37は、上タン
ク31から不規則に重なり合った状態で流下する球を、
一列に整列させると共に、適宜な速度で賞球払出装置3
6に球を供給する。尚、この下タンク37は、通常はロ
ック機構78aにより機構枠体に止着されて、球出口3
7bが機構枠セット部材42に設けた賞球樋43の球入
口に連通しているが、球詰まり等が発生した場合には、
ロック機構78aを解除して下タンク37を支軸部37
aを支点に開放可能である。また、機構枠セット部材4
2は、通常ロック機構78bにより機構枠体に止着され
ているが、ロック機構78bを解除して機構枠セット部
材42を開放した際には、図示していないスプリングに
よりストッパ機構39が作動して、球出口37bを閉止
するようになっている。
【0034】上タンク31の右方のベース本体35には
本体端子板38を設ける。この本体端子板38は外部か
らの電源を中継したり、ホールコンピュータと各パチン
コ機1との間で信号やデータの中継を行う。例えば図1
9に示すように、基板の上には、外部電源に接続する電
源端子CN6、ホールコンピュータと各パチンコ機1と
の間に介在させるリレー基板へ接続するリレー基板中継
コネクタ端子CN5、枠制御基板へ電源を供給する枠制
御基板分電端子CN4、枠制御基板へ接続する枠制御基
板中継コネクタ端子CN1、パチンコ機1の前枠2の上
縁に設けた外部表示灯25へ接続するトップランプ端子
CN10、効果音等を発声するスピーカSP等へ接続す
るスピーカ端子CN9、遊技盤制御基板へ接続する遊技
盤制御基板中継コネクタ端子CN2、遊技盤制御基板へ
電源を供給する分電端子CN3等を配設すると共に、パ
ワースイッチPSW及びリレーREL、該リレーREL
を制御するハイブリッドIC、電源回路中に挿入させた
ヒューズF1,F2及びヒューズ切れ表示灯FCL1,
FCL2としての発光ダイオードLED1,LED2、
或は電圧異常状態を表示する電圧異常表示灯ELとして
の発光ダイオードLED3、ノイズ防止のサージアブソ
ーバ等を配設し、図20のように適宜プリント配線す
る。尚、この本体端子板38には、不正遊技を防止する
ため、磁気検出スイッチやガラス枠開放スイッチ等を接
続する不正検出スイッチ端子を配設してもよい。また、
本実施例のように可変表示装置18の図柄を停止するス
トップボタンSTBを本体端子板38を利用して接続す
るようにしてもよいし、遊技盤制御基板に直接接続する
ようにしてもよい。
【0035】上記のような構成の本体端子板38は、機
構枠体(ベース本体35)に設けた係止爪35bにより
着脱自在に取り付けてあり、後述するカバー80を被着
する。尚、上記係止爪35bは機構枠体と合成樹脂で一
体に成型してもよいし、別個に成型して端子板取付部を
形成するようにしてもよい。そして、上記本体端子板3
8の一隅にプリント配線部を露出させたアース部81を
設けると共に、このアース部81に通孔81aを開設
し、該通孔81aに通した取付ビスをリヤプレート34
に螺着して本体端子板38を接地する。また、機構枠体
の上タンク31の側方には、遊技盤制御基板に接続した
配線コード等、機構枠体と遊技盤15との間に通した配
線コードを引き出す配線通過口40が開設してある。
【0036】本体端子板38に被着するカバーは、図1
8に示すように、半透明樹脂からなるほゞ箱枠状であっ
て、係止爪80a,80bや係止リブ80cにより機構
枠体のベース本体35に着脱自在に構成してあり、表面
には主要な部材の説明書きを印刷したプレート80′が
添設してある。尚、このプレート80′はアルミニウム
板からなっており、内部が透視できないようになってい
るが、前記したヒューズ切れ表示灯FCL1,FCL2
及び電圧異常表示灯ELを形成する発光ダイオードLE
D…に対応する位置には表示口80d,80e,80f
を開設して当該発光ダイオードLED…の発光状態を確
認できるようになっている。また、このカバー80から
はパワースイッチPSWの操作レバーが通孔80gを通
して外部操作が可能なよう臨んでいる。
【0037】一方、上記本体端子板38の遊技盤15側
には、賞球表示灯(L1)を構成する発光ダイオード8
2を設け、この発光ダイオード82の発光状態を遊技盤
15に開設した表示窓83から遊技者に可視表示可能と
する。また、遊技盤15の表示窓83には着色やダイヤ
カットを施した飾りケース84を取り付けてある。尚、
この実施例では発光ダイオード83を3個直列に接続し
て賞球表示灯(L1)として充分な光量を得ている。
【0038】更に、この実施例では、上記飾りケース8
4及び完了ケース77から遊技盤15にかけて不正遊技
防止のため、ピアノ線等の挿入を阻止する不正防止壁8
5を設けてある(図10参照)。
【0039】リヤプレート34の下方部分に設ける枠制
御ボックス60内に収設する枠制御回路は、例えば図2
1のブロック図に示すように4ビットCPUを中心とし
て構成すると共に、図22に示すように各部材が配置し
てある。即ち、発射ソレノイド27を停止するグリップ
26に設けたストップボタンSTAに接続するストップ
ボタン接続端子CN1、ハンドルセットに接続するハン
ドル接続端子CN2、電源(この実施例では本体端子板
38に設けた分電端子)に接続する電源接続端子CN
3、発射ソレノイド27に接続する発射ソレノイド接続
端子CN4、本体端子板38に接続する基板接続端子C
N5、完了基板33に接続する完了基板接続端子CN
6、上皿ソレノイド(SOL3)に接続する上皿ソレノ
イド接続端子CN7、賞球払出装置36に接続する賞球
払出装置接続端子CN8が各々配設してある。また、こ
の枠制御基板には、整流回路や検出回路を構成する各種
デバイスを適宜配設すると共に、後述する動作状態をコ
ード化して可視表示する2桁の7セグメント発光ダイオ
ードからなるLED表示部90を設けてある。更に、こ
のLED表示部90に隣接して、枠制御回路をリセット
するリセットスイッチ(S1)、LED表示部90の表
示内容を切り換える表示切換スイッチ(S2)、パチン
コ機1内に残存する球を排出する排出スイッチ(S3)
を設ける。
【0040】上記のような枠制御回路(基板)におい
て、遊技盤制御回路及びホールコンピュータと信号のや
り取りを行う部分には、フォトカプラを用いたフォトア
イソレーション部を形成して、ノイズに対する保護、信
号の電圧レベル差等を考慮してある。即ち、枠制御回路
に対して、ホールコンピュータから入力されて強制完了
(打止め)用の入力信号であるH入力、遊技盤制御回路
から供給されてフォトカプラ駆動用電源である+12V
IN入力、遊技盤制御回路に対して出力される賞球問合
せ信号であるINQ出力、遊技盤制御回路から入力され
る賞球個数信号であるSPULSE入力、遊技盤制御回
路から入力されて上記SPULSE入力の読み取りを指
示するREADY入力は、夫々フォトカプラを介して入
出力されている(図21参照)。
【0041】また、上記のような機構枠体であるベース
本体35″に設けた枠制御回路(基板)と上記本体端子
板38との間の配線コード91を適宜チューブ92に挿
通し、このチューブ92をリヤプレート34に設けた機
構枠体であるベース本体35′に設けたチューブ把持爪
93により止着すると共に、下タンク37と機構枠体と
の間を通して止着バンド94等により配線処理する。
【0042】遊技盤15には、前記したように表面側に
可変表示装置18や変動入賞装置19を配置すると共
に、各種の入賞装置や多数の障害釘を配置した遊技部1
7を形成するが、裏面側には、前枠2のベース本体35
に設けた本体端子板38と遊技盤制御回路(基板)とを
中継すると共に遊技情報をホールコンピュータ等の外部
に中継する中継端子板39を設ける。この中継端子板3
9はベース本体35に開設した配線通過口40に対応す
る位置に設けてあり、中継端子板39はセット板145
にビス39aにより止着すると共に、中継端子板39の
裏面に設けた位置決め凸部39bを遊技盤15の背面に
設けた凹部に位置決めした後に、取付孔39cにネジ止
めされている。尚、39dは配線押えである。前記中継
端子板39には本体端子板38に接続する雌型の中継接
続端子CN1と、本体端子板38の分電端子から遊技盤
制御回路へ供給する電源を中継する雌型の電源中継接続
端子CN2と、ホールコンピュータ等に送出する遊技情
報を中継する雌型の遊技情報中継接続端子CN3とを有
している。そして、上記中継接続端子CN1には後述す
る役物中継基板142へ結合する配線コード158(電
源コードを含む)が接続してあり、この中継接続端子C
N1と本体端子板38の遊技盤制御基板中継コネクタ端
子CN2とを中継コードにより接続する共に、電源中継
接続端子CN2と本体端子板38の分電端子CN3とを
中継コードにより接続する。このように遊技情報中継接
続端子CN3を遊技盤側に設け、パチンコ機1とホール
コンピュータとを接続するリレー基板中継コネクタ端子
CN5を前述した本体端子板38に、夫々設けることに
より、配線の作業性を向上すると共に、配線の状態が外
部から容易に識別できるので、不正改造の防止にもな
る。
【0043】賞球払出装置36は機構枠セット部材42
の上半部分に形成した蛇行状の賞球樋43に沿って構成
される。この賞球樋43の上流部分には球切れ検出手段
101を設ける。この球切れ検出手段101は、例え
ば、賞球樋43の近傍に回動自在に軸着されて一部が賞
球樋43内に嵌入可能な検出レバー102と、この検出
レバーの回動状態を検出する賞球検出スイッチ(SW
1)とからなり、賞球樋43内に球が存在する場合に
は、球圧により上記検出レバーが賞球樋43外に押し出
された状態となるので、この状態を賞球検出スイッチ
(SW1)である光センサ103により検出する。そし
て、該光センサ103が送出するパルスを球切れ信号と
して後述する制御に利用する。尚、賞球が賞球樋43を
連続して流れているときは、球切れ信号が出ないように
賞球検出スイッチ(SW1)と検出レバー102とを設
定して取り付けてある。これは賞球払出が途切れて賞球
払出に時間が掛かることのないようにして、賞球払出の
スピード化を図るための配慮である。
【0044】一方、賞球樋43の下流部分には払出計数
手段104を設ける。この払出計数手段104は、例え
ば、球の外径に対応して球を1個宛に受止め可能な凹部
105を周縁に複数個形成したスプロケット106と、
このスプロケット106に同軸上に位置するラチェット
107と、同じく同軸上の回転板108とを一体に形成
し、上記凹部105に対応して設けた検出孔109及び
該検出孔109検出する光センサ110による賞球計数
検出スイッチ(SW2)とからなり、上記スプロケット
106の一部を賞球樋43内に臨ませて当該賞球樋43
内を流下する球をスプロケット106の凹部105で受
け止めた際にスプロケット106が回転するようにな
し、スプロケット106の検出孔109を上記光センサ
110(SW2)によりカウントして賞球樋43を流下
する球、即ち払い出す球を計数する。
【0045】そして、上記払い出した球が所定数に達し
た場合に、上記スプロケット106の回転を阻止して球
の払出しを停止する払出停止機構111を形成する。こ
の払出停止機構111は、上記ラチェット107に係止
可能な係止爪112と、この係止爪112を揺動させる
揺動レバー113と、この揺動レバー113を駆動制御
する賞球払出ソレノイド114(SOL1)とからな
る。上記係止爪112は揺動レバー113と共に支軸に
軸着してあり、両者の間にはコイルスプリングを介在さ
せて、通常は当接部同士が当接して一体的に揺動する
が、一方に負荷が加わった場合には単独でも揺動可能な
ように構成してある。
【0046】上記揺動レバー113の中程には賞球払出
ソレノイド114(SOL1)のプランジャを連絡杆1
15を介して連絡する。この賞球払出ソレノイド114
(SOL1)はプランジャの位置を自己保持可能なラッ
チングソレノイドからなる。上記ラッチングソレノイド
はソレノイド取付板116を介して賞球ケース枠117
に止着してあり、ソレノイド取付板116にはストッパ
116aを屈曲形成し、このストッパ116aにプラン
ジャと連絡杆115とを接続する接続リング118を係
止可能としてプランジャの摺動範囲を規制する。
【0047】上記のような構成において、賞球払出ソレ
ノイド114(SOL1)のプランジャが吸引されて揺
動レバー113が図25において反時計方向に回動し、
係止爪112がラチェット107に係止した状態では、
スプロケット106の回転が阻止されているので賞球の
払出は行われない。この状態から賞球払出ソレノイド1
14(SOL1)を励磁してプランジャを突出させる
と、傾動レバーが図24において時計方向に回動して係
止爪112がラチェット107から外れ、スプロケット
106は自由に回転可能となる。従って、係止爪112
が外れている間は賞球の払出が可能であり、スプロケッ
ト106の回転を検出することにより払出数を計数し、
払出数に基づいて上記賞球払出ソレノイド114(SO
L1)を制御すれば、即ちプランジャを吸引すれば、傾
動レバー113が反時計方向に回動して係止爪112が
ラチェット107に係止し、スプロケット106の回転
が停止して賞球の払出を停止する。上記のような構成に
よれば賞球払出装置36としての初期の目的を達成する
ことができる。
【0048】しかし、上記のような構成では、賞球払出
ソレノイド114(SOL1)のプランジャが吸引され
た位置に復帰しない場合に、大量の賞球払出が行われて
しまう虞れがあるので、この実施例においては、賞球払
出制限機構119が設けてある。この賞球払出制限機構
119は、上記したスプロケット106とほゞ同様な構
成のセフティスプロケット120と、このセフティスプ
ロケット120の回転に連動する連動車121と、この
連動車121と同軸上に回転自在に軸支した係止車12
2とを有し、上記セフティスプロケット120は賞球樋
43の上流部に臨み、当該賞球樋43を流下する球によ
り回転する。そして、このセフティスプロケット120
の回転は、当該セフティスプロケット120の中央部に
設けた小歯車部120aと噛合する連動車121の外周
部に設けた大歯車部121aにより連動車121に伝達
され、連動車121は適宜減速されて回転する(図24
において矢印のように反時計方向)。
【0049】上記係止車122は、筒状の軸受部122
aと、該軸受部122aから放射方向へ板状に延出する
第1係止部122bと、該第1係止部122bから軸方
向に延出する第2係止部122cとからなる。この係止
車122は上記軸受部122aにより支軸123に遊嵌
されており、常態では第1係止部122b及び第2係止
部122cの自重により両係止部122a,122bを
鉛直方向に向けて停止している。
【0050】一方、上記した連動車121の裏面側には
係止板部121aが突設してあり、この係止板部121
aに上記した係止車122の第2係止部122cが係止
可能であり、連動車121の矢印方向の回転に伴って、
係止板部121aに後方から押されるような形で係止車
122が同じく矢印方向に回転可能である。
【0051】更に、上記係止車122には回転停止アー
ム124の一端を臨ませる。この回転停止アーム124
はほゞ「く」字状の部材であって、中央部を揺動自在に
軸支すると共に、一端を係止車122の第1係止部12
2bに臨ませる、他端にリンク機構125の連係杆12
6を枢着する。リンク機構125は上記連係杆126の
他に連係アーム127を有し、この連係アーム127は
自由端側を上記連係杆126の下端に枢着すると共に、
基端は賞球ケース枠117の支軸127aに回動自在に
軸着してある。そして、連係アーム127の自由端の下
方には前記した傾動レバー113に形成したカム部11
3aが臨む。尚、上記回転停止アーム124と賞球ケー
ス枠117との間にはスプリング128を張設して回転
停止アーム124を図24において時計方向に付勢する
と共に、この回転停止アーム124の回動範囲をストッ
パーボス129により規制している。
【0052】従って、賞球払出ソレノイド114(SO
L1)のプランジャが吸引されて傾動レバー113が上
昇して係止爪112がスプロケット106に係止してい
る状態では、連係アーム127の自由端側を下方から傾
動レバー113のカム部113aが押し上げ、連係杆1
26を介して回転停止アーム124が反時計方向に回動
し、当該回転停止アーム124の一端は係止車122の
回転軌跡外に位置し、係止車122及び連動車121は
自由に回転可能となる。
【0053】一方、賞球払出ソレノイド114(SOL
1)を励磁してプランジャが下方へ突出した状態では、
傾動レバー113が時計方向に回動するので、係止爪1
12とラチェット107との係止が解かれると共に連係
アーム127の上方への押圧が解かれるので、回転停止
アーム124がスプリング128の付勢により時計方向
に回動し、一端が係止車122の回転軌跡上に位置す
る。この状態において賞球払出が実行されると、セフテ
ィスプロケット120が回転し、このセフティスプロケ
ット120の回転は減速されて連動車121に伝達され
る。そして、連動車121は係止板部121aにより係
止車122を反時計方向に回転させるが、この係止車1
22は自由回転可能であるので、上死点を過ぎると自重
により連動車121に先行して回動し、回転停止アーム
124の一端に係止する。しかし、正常な賞球払出によ
れば賞球払出ソレノイド114(SOL1)のプランジ
ャが吸引されて傾動レバー113が上昇し、係止爪11
2とラチェット107とが係止すると共に回転停止アー
ム124が戻り回動して一端を係止車122の回転軌跡
から後退させるので、係止車122は自重により下死点
まで回動して待機し、連動車121の回転を阻害するこ
とがない。
【0054】しかし、係止爪112とラチェット107
との係止が外れた状態において、所定量より多い球が賞
球樋43を通過してセフティスプロケット120が回転
すると、回転停止レバーの一端に係止した状態の係止車
122に追い付き、この係止車122の第2係止部12
2cに連動車121の係止板部121aが係止し、連動
車121の回転が阻止され、セフティスプロケット12
0の回転が阻止されて賞球の払出を停止する。従って、
係止爪112とスプロケット106の係止が外れたまま
となってスプロケット106の回転が自由になっても、
不適正な賞球払出を最低限に押えることが可能である。
【0055】尚、賞球払出装置36には、外部操作可能
な流路変更部材130を設けて球抜き機構61を形成
し、賞球樋43を直接球抜き樋62に連通させて上タン
ク31の球をパチンコ機1の外部に排出可能としてあ
る。また、上記のような賞球払出装置36を設けた機構
枠セット部材42は、下タンク37の先端付近及び枠制
御ボックス60に設けたロック部材78b,78cによ
りリヤプレート34に重合状に閉止される。また、配線
押え部53の縁部に係止爪を備えた係止片78dを延設
し、他方、保持部であるベース本体35′に係止孔78
eを設けて上記閉塞時に該係止孔78eに係止片78d
を係脱自在にしている。
【0056】入賞球処理装置49は、上記賞球払出装置
36の下方に位置する機構枠体の一種であるベース板5
4に形成してあり、一端が入賞球誘導通路55に臨む第
1入賞球レバー131と、該第1入賞球レバー131の
下流側に位置し、同じく一端が入賞球誘導通路55に臨
む第2入賞球レバー132とを有している。上記第1入
賞球レバー131はほゞ中程を軸により回動自在に軸支
され、一端が通路壁133に設けた第1の孔133aを
通して入賞球誘導通路55内に突入して当該入賞球誘導
通路55を流下する入賞球が当接可能である。また、上
記第1入賞球レバー131の他端にはウエイト部Wを設
けて入賞球が当接していないときには、当該第1入賞球
レバー131の上面が第1の孔133aの上縁に接して
一端を若干上向きにした位置で停止し、第1入賞球レバ
ー131の他端に臨ませた入賞球検出スイッチ134
(SW3)が応答しないように配置し、入賞球が一端に
当接した場合には下向きに回動して入賞球検出スイッチ
134(SW3)がオフするように構成する。
【0057】また、上記第2入賞球レバー132はほゞ
中程を軸により回動自在に軸支され、一端が通路壁13
3に設けた第2の孔133bを通して入賞球誘導通路5
5内に突入して当該入賞球誘導通路55を流下する入賞
球が当接可能である。また、上記第2入賞球レバー13
2の他端にはウエイト部Wを設けて入賞球が当接してい
ないときには、当該第2入賞球レバー132の上面が第
2の孔133bの上縁に接して一端を若干上向きにした
位置で停止し、第2入賞球レバー132の他端に臨ませ
た入賞球確認スイッチ135(SW4)が応答しないよ
うに配置し、入賞球が一端に当接した場合には下向きに
回動して入賞球確認スイッチ135(SW4)がオフす
るように構成する。
【0058】一方、上記第1の孔133a及び第2の孔
133bに対向する位置には、軸136′により回動自
在に軸着した第1ストッパ136を設ける。この第1ス
トッパ136は後述する入賞球ソレノイド137(SO
L2)の駆動により図28に示す姿勢になったときに、
入賞球が第1入賞球レバー131に当接する以前に、そ
の入賞球を支えるものである。また、上記第1ストッパ
136の下方には第2ストッパ138を設ける。この第
2ストッパ138は軸138′により回動自在に軸着さ
れるとと共に、上端部分に設けた連係軸139を第1ス
トッパ136に開設した長孔140に遊嵌してある。ま
た、この第2ストッパ138の軸138′には図示して
いないが復帰用のコイルスプリングを巻装して第2スト
ッパ138を付勢する。更に、上記軸138′の側方に
は入賞球ソレノイド137(SOL2)のプランジャの
下端を枢着する。尚、この入賞球ソレノイド137(S
OL2)は自己保持可能なラッチングソレノイドからな
る。そして、上記のような構成の入賞球処理装置49は
内部が透視可能なように透明な合成樹脂からなる機構枠
セット部材42の下方のベース板54に形成してあり、
上記入賞球ソレノイド137(SOL2)のプランジャ
を機構枠セット部材42を開放することなく手動により
摺動可能なように外部操作ピンが設けてある。
【0059】次に、上記のような構成の入賞球処理装置
49の作動を簡単に説明すると、パチンコ機1に電源が
投入された初期状態においては、入賞球ソレノイド13
7(SOL2)が所定時間励磁されて当該ラッチングソ
レノイドがラッチされるので、プランジャは吸引された
図27の状態となり、第2ストッパ138が起立すると
共に第1ストッパ136が起立して両ストッパ136,
138は入賞球誘導通路55を流下する入賞球を妨害す
ることがない。そして、入賞球が発生し、この入賞球が
第1入賞球レバー131に到達すると、この第1入賞球
レバー131が回動し、入賞球検出スイッチ134(S
W3)が例えばオフする。従来の入賞球処理装置49に
おいては、このオフ信号を賞球排出信号等として作用す
るが、本実施例では更に動作を確実にするために、上記
入賞球を第1入賞球レバー131と第1ストッパ136
との間に保持し、上記入賞球検出スイッチ134(SW
3)のオフが所定時間以上継続した場合に、入賞球ソレ
ノイド137(SOL2)を所定時間励磁してプランジ
ャを下方へ突出させ、第2ストッパ138を回動させて
下端を入賞球誘導通路55内に突出させると共に、第1
ストッパ136を回動させて上端部を入賞球誘導通路5
5内に突出させ、第1入賞球レバー131と第1ストッ
パ136との間に保持した入賞球を放球する。
【0060】放球した球は、第2入賞球レバー132を
回動させると共に、第2ストッパ138により保持され
る。第2入賞球レバー132が回動すると入賞球確認ス
イッチ135(SW4)がオフすると共に、上記入賞球
検出スイッチ134(SW3)がオンする。そして、入
賞球検出スイッチ134(SW3)がオンで入賞球確認
スイッチ135(SW4)のオフが所定時間継続した場
合に、賞球払出装置36を作動させ、賞球の払出が完了
した時点で入賞球ソレノイド137(SOL2)を所定
時間励磁してプランジャを吸引し、第2ストッパ138
を復帰させて第2入賞球レバー132との間に保持した
入賞球を放球すると共に、第1ストッパ136を復帰さ
せて、1入賞球に関する入賞球処理を終了する。
【0061】遊技盤制御基板(回路)は後述する遊技盤
制御ボックス51に収設してあり、この遊技盤制御ボッ
クス51は取付部材141及び役物中継基板142を有
する中継手段を介して遊技盤15の所定位置に着脱自在
に取り付ける。また、遊技盤15の裏面側に着脱自在に
取り付ける役物中継基板142には、適宜コネクタ端子
CN…を設けて、中継端子板39、可変表示装置18、
変動入賞装置19、各種表示灯等と接続可能とすると共
に、遊技盤制御回路と接続可能にする。
【0062】上記遊技盤制御ボックス51を遊技盤15
の所定位置に着脱自在に止着する取付部材141は基枠
部材143と中継部材144とからなり、基枠部材14
3は例えば図30に示すように遊技盤制御ボックス51
を遊技盤15から浮かせて他の部材、例えば入賞球誘導
路を形成するセット板145の邪魔にならないように取
り付けると共に、役物中継基板142を遊技盤15の所
定位置に配置するための中継手段配置部を形成するもの
である。上記基枠部材143は、正面図または背面図形
状をほゞ矩形に形成した保持板部146の外縁から遊技
盤15に向けて脚壁部147を立設し、該脚壁部147
の先端にフランジ状の取付片148を設けてなり、該取
付片148には適宜位置に位置決め手段、例えば位置決
めボスを突設し、この位置決めボスを遊技盤15の適宜
位置に設けた位置決め凹部に嵌合させて位置を規制す
る。尚、図示の実施例では上側の位置決め凹部を長孔状
に開設して微調整可能としている。また、上記取付片1
48の適宜位置に取付透孔…を開設し、この取付透孔に
通したビス等を遊技盤15に止着する。更に、上記脚壁
部147には必要に応じて配線を通す切欠部や切欠溝を
設ける。尚、図示の実施例における脚壁部147は、パ
チンコ機1の背面側から見て左側面及び底面並びに上面
の左半分に形成してあり、右側面及び上右半部分を開放
させ、この開放箇所でセット板145を跨ぐように位置
させている。尚、脚壁部147の底面は入賞球の誘導路
を兼ねている。
【0063】上記保持板部146には、後述する中継部
材144を着脱可能に保持する保持部149を設ける。
この保持部149は、図示の実施例によれば、上縁付近
に横架した上保持部149aと、下縁からやや上がった
位置に横架した下保持部149bとからなり、両保持部
149a,149bの後面側に中継部材144の取付舌
片150が嵌入する。このため、保持板部146は全体
としてやや凹陥する凹陥部146′を有しており、上記
上保持部149aは凹陥部146′の側縁に立ち上がる
リブ部に連設した保持板ベース151,151の間に横
架してある。尚、上保持部149aの上縁には取付舌片
150が入り易いように面取してあり、また保持板ベー
ス151,151の上縁の内側角部も面取してある。
【0064】上記凹陥部146′には適宜リブ部を設け
て補強すると共に、開口領域152を形成する。この開
口領域152は、遊技盤15の前面側に臨む表示灯のラ
ンプ或はLED等の発光手段の交換を行うためのもので
ある。また、上記開口領域152に隣接して遊技盤15
のセット板145から立上げる支柱(図示せず)を止着
するための止着領域153を形成し、この止着領域15
3にはパチンコ機1の各機種別に設ける支柱に対応する
ように複数の止着部154を設ける。各止着部154は
ビス等を通す通孔154′と、この通孔154′を中心
とする円形隆出部(図示せず)とからなり、当該円形隆
出部の中に支柱を嵌合させて、上記通孔に通したビス等
を支柱の端面に止着する。このように、予め止着領域1
53を形成しておくと、機種による設計変更がある場合
であっても、設計者は上記止着領域153の範囲内で支
柱を配置すればよいので、汎用性が高まり実用的であ
る。
【0065】中継部材144は、後述する遊技盤制御ボ
ックス51の第1コネクタ155に対応する第2コネク
タ156、中継端子板39の中継接続端子CN1へ接続
した配線コード158を接続するコネクタ端子CN1,
CN2及び電源端子CN3、各種電気機器(可変表示装
置18,変動入賞装置19,始動口の始動スイッチ、表
示灯のランプ等)へ接続するコネクタ端子cna,cn
b,cnc,cnd,cne,cnf等を設けた役物中
継基板142と、この役物中継基板142を取り付けた
添設板157とからなる。該添設板157は透明樹脂で
形成されており、コネクタ端子の役物中継基板142の
背面側の配線パターンの状態が目視できる。この添設板
157には上記した基枠部材143の保持板部146に
係合する取付舌片150が設けてある。上記役物中継基
板142は、当該役物中継基板142上に設けた各コネ
クタ端子CN…及びcn…並びに第2コネクタ端子15
6の間をプリント配線により電気的に接続するためのも
のである。そして、上記各コネクタ端子cn…は遊技盤
15に配設した各種電気機器と適宜接続される。尚、図
示の実施例によれば、上記コネクタ端子cn…の一部を
更に役物基板142′のコネクタ端子を介して接続して
いる(図5参照)。また、中継端子板39の中継接続端
子CN1と各コネクタ端子CN1,CN2,CN3とを
つなぐ配線コード158は適宜結束バンド159により
結束して遊技盤15またはセット板145等に止着して
他の部材の邪魔にならないようにするとよい。
【0066】従って、上記役物中継基板142の中継端
子板39に接続するコネクタ端子CN…を共通にして各
種電気機器に接続するコネクタ端子cn…を変更可能で
あるので、上記役物中継基板142を変更することによ
り、遊技盤15を他の機種に変更しても、パチンコ機本
体との電気的整合を取ることができ、パチンコ機本体を
共通に使用可能である。
【0067】また、上記添設板157は、本体部の外縁
に立上り片を設けると共に、適宜位置に上記立上り片と
添設板157とに掛けて載置部を設ける。また一側の立
上り片には係合片を設け、上記載置部との間に役物中継
基板142を挟み込み、隅部に設けた固定部にビス等を
螺着して役物中継基板142を添設板157に固定す
る。尚、上記ビスに変えて立上り片に爪片を設けて係止
するようにしてもよい。
【0068】そして、上記のような添設板157の表面
側に着脱自在に取り付ける遊技盤制御ボックス51は、
例えば図29ないし図32に示すように、深皿状の上ケ
ース160と浅皿状の下ケース161とからなり、両ケ
ース160,161は内部を透視可能なように透明な合
成樹脂で形成する。また、この遊技盤制御ボックス51
に電磁シールド効果を付与するためシールド部材162
を添設する。具体的に説明すると、図示の実施例におい
て、上ケース160は、遊技盤15に取り付けた状態で
は背面図(パチンコ機1を前から見た場合を正面図とし
て)の形状が縦長なほゞ矩形であって、各側壁部分は中
段から平板部に向けてやや縮径する斜面部を経て当該平
板部に連なる。尚、斜面部には放熱のために複数の通気
孔163を開設する。また、一方の側壁部には第1コネ
クタ155が臨む切欠部164を設ける。更に、側壁部
の内縁には適宜位置に内向きの係止爪を設けて上ケース
160内に嵌着するシールド部材162の端縁を係止さ
せる。
【0069】シールド部材162は導電性を有していれ
ばどのような材質でもよいが、加工性やコストの面から
鉄板やアルミニウム板などの金属板がよく、これを上ケ
ース160とほゞ相似形に成型して上ケース160の内
面側に嵌装する。尚、シールド部材162にも上記上ケ
ース160の通気孔163に対応する位置に換気孔が設
けてある。また、シールド部材162の底板部は背抜き
状に開口する観察口165となっており、この観察口1
65が遊技盤制御ボックス51の平板部のほゞ全面に亙
る透視部を形成する。
【0070】一方、下ケース161も透明な合成樹脂か
らなり、平板状本体部の一側に第1コネクタ155用に
切欠状のコネクタ挿通部166を設けると共に、内面側
(遊技盤制御ボックス51の内側になる面)の周縁には
上記上ケース160の内側に嵌合するリブ片を立上げ
る。また、下ケース161には、取付部材141に対す
る遊技盤制御ボックス51の位置決めや、ガイドのため
にガイドボス167やガイド片168を設ける。ガイド
ボス167は下ケース161の取付部の一つを筒状に延
設してなり、ガイド片168は下ケース161の下方部
分に柵状に突設してなり、当該ガイド片168の先端に
は引掛爪168aが設けてある。
【0071】そして、上記下ケース161の平板状本体
部の外面側(遊技盤制御ボックス51の外側になる面)
には、回路基板の裏面側のシールドを行う平板状のシー
ルド板169を着脱自在に設ける。即ち、下ケース16
1の外面側の周縁に、シールド板169の肉厚にほゞ等
しい比較的高さの低い縁片を設ける。この縁片の適宜位
置、例えばコネクタ挿通部166を設けない長辺に沿っ
て形成した縁片の一部に、シールド板169が係止可能
な係止片170を設けると共に、コネクタ挿通部166
側の隅部に係止部材171を設けて、上記係止片170
と係止部材171とでシールド板169を止着するので
ある。
【0072】上記のような下ケース161にシールド板
169を止着するには、当該シールド板169の一側を
係止片170の下に挿入して係止させると共に、係止部
材171を回動させて押圧部でシールド板169を押圧
するのである。即ち、額縁の裏蓋を止めるようにしてシ
ールド板169を止着するのである。尚、上記ビスは、
下ケース161と上ケース160との止着ばかりではな
く、各部材を電気的に導通する役目も果たしており、上
記ビスをネジ孔に螺着することにより上ケース160の
シールド部材162が回路基板(遊技盤制御基板)のア
ース母線と密接して導通すると共に、シールド板169
が係止部材171及びビスを介してシールド部材162
に導通し、結局、シールド板169も回路基板のアース
母線と導通する。そして、回路基板からアース線を通し
てパチンコ店の島の構造材等に接地する。このようにシ
ールド板169が着脱できるので、回路基板174の裏
面側の配線パターンの状態が下ケース161を通して目
視できる。
【0073】一方、前記した添設板157の下縁の表面
側には、遊技盤制御ボックス51の下ケース161に設
けたガイド片168を載置して遊技盤制御ボックス51
を適正位置に案内する案内柵172を設ける。即ち、こ
の案内柵172の横幅をガイド片168の横幅にほゞ等
しく形成して遊技盤制御ボックス51の左右の位置を規
制すると共に、ガイド片168の引掛爪168aを案内
柵172の前縁に設けた掛止縁172aに掛止させて高
さ位置を規制することができる。また、遊技盤制御ボッ
クス51のガイドボス167に対応する筒状受部173
を上縁角部に延設する。従って、遊技盤制御ボックス5
1のガイド片168を案内柵172に載せると、遊技盤
制御ボックス51の上下方向の位置と左右方向の位置が
自ずと決るので、この状態で遊技盤制御ボックス51を
遊技盤15側に押圧すれば、第1コネクタ155と第2
コネクタ156とが嵌合すると共に、ガイドボス167
が筒状受部173内に嵌合するので、遊技盤制御ボック
ス51を適正な位置に極めて容易に取り付けることがで
きる。そして、この取付作業の際に、遊技盤制御ボック
ス51を不用意に動かして第1コネクタ155及び第2
コネクタ156を痛めることもない。尚、このとき、後
述する回路基板に設けた解除レバーが第2コネクタ15
6の端部により押圧されて元に戻る。
【0074】尚、図面には表示していないが、下ケース
161の外側面で第1コネクタ155の近傍にはストッ
パ片を設けて、役物中継基板142との間隔を確保して
ある。
【0075】上記のような遊技盤制御ボックス51に収
納する回路基板(遊技盤制御基板)174には可変表示
装置18や変動入賞装置19等、ゲームに関わる遊技盤
制御回路等を形成し、当該回路基板174には第1コネ
クタ155として例えば雌型の多ピンコネクタを設け
る。このコネクタは解除レバー175を有するもので、
この解除レバー175は両端の回動部をコネクタベース
部に軸着してなり、解除レバー175を回動させること
により、回動部が役物中継基板142に設けた第2コネ
クタ156としての雄型コネクタを押し出すように作用
する。また、解除レバー175には、突出部176が形
成してあり、該突出部176は第1コネクタ155に隣
接して設けた電源コネクタCN3の前面に臨み、当該電
源コネクタを外さないと解除レバー175を操作できな
いようになっている。従って、電力が遊技盤制御回路等
に供給されている状態のときは第1コネクタ155を取
付部材141の第2コネクタ156から外すことができ
ないようになっており、遊技盤制御回路を電気的に保護
している。
【0076】そして、遊技盤制御回路を遊技盤15に配
置する各種役物に対応して形成しても、前記した役物中
継基板142によりパチンコ機本体側との電気的に整合
を図ることができ、パチンコ機本体を各種遊技盤15に
広範囲に適用可能となる。
【0077】次に、上記のような構成のパチンコ機1の
動作、主に枠制御回路に関連する動作を説明する。図3
3は上記のような構成のパチンコ機1における各基板の
結線図であり、図34に示すフローチャート、図35は
タイミングチャートである。枠制御回路は上記フローチ
ャートに従う処理プログラムにより制御されており、こ
の処理プログラムは11個のジョブプログラムとタイマ
割込プログラムから構成されている。
【0078】初期プログラム1(init1)は、CP
Uの初期設定を行い、初期プログラム2(init2)
は枠制御回路の処理プログラムに必要なシステムの初期
設定を行う。JOB_Aは入賞球に関する処理を実行
し、JOB_Bは完了入力に関する処理を実行し、JO
B_Dは賞球、アウト球カウントに関する処理を実行
し、JOB_Eは入賞球排出に関する処理を実行し、J
OB_Fは発射制御に関する処理を実行し、JOB_G
はLED表示に関する処理を実行し、JOB_Hはソレ
ノイドトリガに関する処理を実行し、テストプログラム
は各部の動作確認を実行し、ウオッチドグトリガプログ
ラムは誤動作を監視し、タイマ割込プログラムは割込処
理を実行する。
【0079】更に具体的に説明すれば、電源を投入する
と、枠制御回路はラッチングソレノイドからなる賞球払
出ソレノイドSOL1、入賞球ソレノイドSOL2、上
皿ソレノイドSOL3を夫々所定時間例えば50ms宛
に吸方向へ順次駆動すると共に、LED表示部(90)
に初期化表示”00”を表示する(init2)。
【0080】遊技者が操作グリップ(26)を握ってタ
ッチ入力が”L”になると、1分間に99回の駆動パル
スを発射ソレノイド(27)に出力して打球の発射が可
能になる。尚、上記タッチ入力が”L”でもオーバーフ
ロースイッチSW5が3秒以上”H”になると発射パル
スを禁止し、また、外部入力から”H”入力(発射制御
信号)を感知している間は発射を禁止している(JOB
_F)。
【0081】そして、遊技者が発射した打球が入賞口へ
入賞した場合には、この入賞球球は遊技盤(15)の背
面側へ取り込まれて球寄せ通路を通って入賞球処理装置
(49)へ導かれる。入賞球処理装置(49)におい
て、入賞球検出スイッチSW3が入賞球を検出してオン
すると、賞球表示灯L1が点灯し、入賞球ソレノイドS
OL2を突方向へ50ms駆動する。この時、入賞球は
入賞球検出スイッチSW3の位置から入賞球確認スイッ
チSW4の位置に移動する。また、枠制御回路は、上記
と同時に遊技盤制御回路に対して入賞球の存在を知らせ
るINQ信号(賞球問い合わせ信号、入賞球を感知した
場合に枠制御回路から遊技盤制御回路に対して出力さ
れ、遊技盤制御回路に賞球個数信号であるSPULSE
信号の送出を促す)を送信する。一方、遊技盤制御回路
は、READY信号(待機信号)と、当該READY信
号と同期してSPULSE信号(賞球数信号)を返送す
る。そして、枠制御回路は上記SPULSE信号に基づ
いて賞球個数を決定し、この賞球個数をLED表示部
(90)に表示する(JOB_A)。尚、上記各信号は
本体端子板(38)及び中継端子板(39)並びに役物
中継端子板(142)を経由して枠制御回路と遊技盤制
御回路との間で交信される。
【0082】そして、枠制御回路は賞球検出スイッチS
W1が連続して例えば500ms以上”H”であること
により賞球樋に球があることを確認後、賞球払出ソレノ
イドSOL1を突方向へ駆動へ50ms駆動し、賞球の
払出を開始する。
【0083】賞球個数を賞球計数検出スイッチSW2が
読取り、SPULSE信号による個数と一致すると賞球
払出ソレノイドSOL1を吸方向に50ms駆動し、賞
球の払出を停止する。また、これと同時に入賞球ソレノ
イドSOL2を吸方向に50ms駆動して入賞球を排出
し、更に賞球表示灯L1を消灯して賞球動作を終了す
る。尚、賞球検出スイッチSW1が500ms以上連続
して”H”の状態を検出しないと賞球の払出を行わず、
この状態が3秒以上継続すると、賞球動作を中断して条
件が整うまでLED表示部(90)に”E1”を表示す
る。そして、賞球検出スイッチSW1が500ms連続
して”H”となれば、エラーを解除して賞球動作を再開
する。
【0084】外部から発射制御信号(H入力)が送られ
ていない”L”レベルのときに、上タンクに球が無くな
り完了スイッチSW0が”L”になると、完了表示灯L
2が点灯し、完了スイッチSW0のオンが4秒以上続く
と上皿ソレノイドSOL3を突方向へ50ms駆動して
上皿シャッタ(30)を閉じ、球の供給を停止する。一
方、完了スイッチSW0がオフして”H”になると、完
了表示灯L2を消灯し、上皿ソレノイドSOL3を吸方
向に50ms駆動し、上皿シャッタ(30)を開放す
る。尚、外部から発射制御信号(H入力)が入力され
て”H”レベルのときは、完了スイッチSW0の状態に
関係なく完了表示灯L2を点灯すると共に、発射ソレノ
イド(27)の出力を停止する(JOB_B)。
【0085】下皿(10)に球が一杯になってオーバー
フロースイッチSW5が3秒以上”H”(球有り状態)
になると、賞球払出し動作を停止する。尚、賞球払出し
中に”H”になると、その回の動作が終了するまでは、
賞球払出ソレノイドSOL1及び入賞球ソレノイドSO
L2は作動する。
【0086】アウト球通路(57)に設けたアウト球検
出スイッチ(58)からOT入力として入力されるアウ
ト球の個数と入賞球数(賞球動作回数)とを合算し、合
計が10になる毎にOT信号(アウト球情報)を1パス
ル(60ms)出力する。また、払い出した賞球数を累
積し、賞球数が10個になる毎にSK信号(賞球数量情
報)を1パスル(60ms)出力する。尚、10に満た
ない余り数は、リセットか電源がオフされない限り枠制
御回路内の内部メモりに残り、次の賞球数に加算される
(JOB_D)。
【0087】枠制御基板に設けた排出スイッチS3を押
すと、賞球払出動作を実行することなく入賞球を全て強
制的に排出することができる。即ち、排出スイッチS3
を200ms以上押すと排出モードとなり、賞球払出ソ
レノイドSOL1、入賞球ソレノイドSOL2が吸動作
する。そして、入賞球検出スイッチSW3が入賞球を検
出して”H”ならば入賞球ソレノイドSOL2が突動作
を行い、入賞球が入賞球確認SW4の位置へ移動する。
枠制御回路は賞球動作と同様に遊技盤回路に対してIN
Q信号を送信し、READY信号及びSPULSE信号
の返送を確認する。一方、遊技盤回路はREADY信号
及びSPULSE信号を送信して入賞球記憶を1減算す
る。入賞球が入賞球検出スイッチSW3から入賞球確認
SW4へ移動したのを確認すると、入賞球ソレノイドS
OL2は吸動作を行い、この吸動作により入賞球が排出
され、1個の排出動作が終了する。そして、3秒間入賞
球検出スイッチSW3に次の入賞球(排出すべき球)が
有るか確認し、入賞球が有れば上記排出動作を繰り返
し、入賞球がなければ1秒間待機した後、リセットして
排出モードを終了する(JOB_E)。
【0088】賞球払出ソレノイドSOL1、入賞球ソレ
ノイドSOL2、上皿ソレノイドSOL3は、次に逆方
向の動作が有るまで、5秒間隔で直前に駆動された方向
と同じ方向に動作し、動作を確実なものとしている。
尚、賞球動作や排出動作等他の動作と重なった場合には
他の動作を優先する(JOB_H)。
【0089】電源部では入力AC24Vを全波整流して
DC24V(脈流)を得ているが、何等かの原因で停電
して約DC15.5Vに低下すると、停電検出部が作動
して瞬停検出信号”H”が出力される。この瞬停検出信
号が出力されると、速やかに賞球ソレノイドSOL1を
吸方向に駆動して、誤った賞球動作を防止する(ウオッ
チドックトリガプログラム)。
【0090】LED表示部(90)は、賞球動作中の賞
球数を表示すると共に、賞球動作中にエラーが発生した
場合には、そのエラー状態に応じて”E1、E2、E
3、E5”を表示する。”E1”は、賞球検出スイッチ
SW1の”H”状態が500ms以上連続検出されない
場合に3秒後に表示される。このエラーは、上タンク
(31)または下タンク(37)等に賞球用の球がない
場合やこの部分で球詰まりを起こした時に発生する。”
E2”は、遊技盤回路からのSPULSE数と賞球計数
検出スイッチSW2のカウント数が一致しない場合に3
秒後に表示する。このエラーは、払い出そうとした個数
に対して実際に払い出した個数が不足した場合、もしく
は払い出しが途中で停止した場合に発生する。”E3”
は、入賞球ソレノイドSOL2が吸動作後、入賞球確認
SW4が”L”にならないか又は、入賞球ソレノイドS
OL2が突動作後に入賞球検出スイッチSW3が”L”
にならない場合や入賞球確認SW4が”H”にならない
場合に、3秒後に表示する。このエラーは、入賞球が入
賞球検出スイッチSW3又は入賞球確認SW4の部分で
停止して排出されない場合に発生する。”E5”は、枠
制御回路がINQ信号を送出した後、遊技盤制御回路の
READY信号がオンにならないか、オンの後オフにな
らない場合に、3秒後に表示する。このエラーは、遊技
盤制御回路が接続されていないか、もしくは接続不良の
場合に発生する。そして、エラー状態が復帰すると、L
ED表示部(90)は賞球数を2桁表示するか、または
初期状態”00”を表示する(JOB_G)。
【0091】LED表示部(90)には各スイッチSW
1,2,3,4及びソレノイドSOL1,2,3の状態
を表示することができ、表示状態を表示切替スイッチS
2により順次切替ることができる。このとき、LED表
示部(90)の左側のLEDが表示する”1”から”
4”までの数字は各々賞球検出スイッチSW1、入賞球
検出スイッチSW3、入賞球確認SW4に対応し、右側
のLEDが表示する”0”または”1”の数字は球の有
無を示す。例えば、LED表示部(90)が”31”を
示しているときの意味は、入賞球検出スイッチSW3が
球を検出して”H”レベル信号を出していることを意味
する。また、左側のLEDが表示する”5”から”7”
の数字は各々賞球払出ソレノイドSOL1、入賞球ソレ
ノイドSOL2、上皿ソレノイドSOL3に対応し、右
側のLEDが示す”0”は吸状態を、”1”は突状態を
意味している。例えば、”60”は入賞球ソレノイドS
OL2が吸状態にあることを示している(JOB_
G)。
【0092】図36は本発明に係るパチンコ機1におけ
る入賞球処理と賞球払出処理の他の実施例を示すフロー
チャートの一部あり、図37はその信号の系統図であ
る。そして、この実施例によれば、入賞球を感知したと
きに、枠制御回路から遊技盤制御回路へ出力される前記
実施例における賞球問合わせ信号(INQ信号)を省略
することができる。
【0093】即ち、この実施例においては入賞球処理装
置49に設けた入賞球確認スイッチSSW(符号13
5:前記実施例におけるSW4と同じもの)からの信号
を図38の概略結線図に示すように、遊技盤制御回路に
入力するものである。このような変更を実施する場合で
あっても、本発明によれば、配線経路を大幅に変更する
ことなく、各中継基板のコネクタ端子を変更することに
より極めて容易に行うことが可能であり、広範なパチン
コ機に適用することができる。
【0094】次に、この実施例における賞球動作を図3
9のタイミングチャート等を参照して簡単に説明する。
入賞球検出スイッチSW3(134)が入賞球を検出し
てオンすると、賞球表示灯L1が点灯し、入賞球ソレノ
イドSOL2(137)を突方向へ50ms駆動する。
この時、入賞球は入賞球検出スイッチSW3の位置から
入賞球確認スイッチSSWの位置に移動する。入賞球確
認スイッチSSWが入賞球を検出すると、遊技盤制御回
路は枠制御回路に対してREADY信号(待機信号)と
当該READY信号に同期するSPULSE信号(賞球
数信号)を送信する。そして、枠制御回路は上記SPU
LSE信号に基づいて賞球個数を決定し、この賞球個数
をLED表示部(90)に表示する。
【0095】そして、枠制御回路は賞球検出スイッチS
W1(103)が連続して例えば500ms以上”H”
であることにより賞球樋に球があることを確認後、賞球
払出ソレノイドSOL1を突方向へ駆動へ50ms駆動
し、賞球の払出を開始する。
【0096】賞球個数を賞球計数検出スイッチSW2が
読取り、SPULSE信号による個数と一致すると賞球
払出ソレノイドSOL1を吸方向に50ms駆動し、賞
球の払出を停止する。また、これと同時に入賞球ソレノ
イドSOL2を吸方向に50ms駆動して入賞球を排出
し、更に賞球表示灯L1を消灯して賞球動作を終了す
る。尚、賞球検出スイッチSW1が500ms以上連続
して”H”の状態を検出しないと賞球の払出を行わず、
この状態が3秒以上継続すると、賞球動作を中断して条
件が整うまでLED表示部(90)に”E1”を表示す
る。そして、賞球検出スイッチSW1が500ms連続
して”H”となれば、エラーを解除して賞球動作を再開
する。
【0097】上記のような入賞球の処理によっても賞球
の払出を確実且つ正確に実行することができる。
【0098】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、実施例では中継手段としてコ
ネクタ端子を設けた役物中継基板を示しているが、基枠
部材にコネクタ端子を設け、この基枠部材に制御手段で
ある遊技盤制御ボックスを取り付けるようにしてもよ
い。
【0099】
【発明の効果】以上要するに本発明は、遊技盤が分離可
能なパチンコ機において、パチンコ機の背面側に賞球払
出装置等が設けられた機構枠体を配設し、パチンコ機の
背面側に、遊技盤に設けられた入賞口への入賞検出に基
づいて枠制御基板に信号を送信する遊技盤制御基板、及
び上記信号に基づいて上記賞球払出装置の制御を行う枠
制御基板とを設け、上記遊技盤制御基板のコネクタ端子
と、上記遊技盤に配設した各種電気機器の配線を集約化
したコネクタ端子とを電気的に接続し、上記枠制御基板
は、上記機構枠体に取り付けられ、上記遊技盤制御基板
は、遊技盤の裏面側に設けられると共に機構枠体に設け
られた本体端子板を介して上記枠制御基板に接続され、
且つ上記本体端子板は機構枠体に対して着脱可能に取り
付けられたので、遊技盤を他の機種に変更しても、パチ
ンコ機本体との電気的整合を図ることができる。また、
機種による設計変更がある場合であっても、汎用性が高
まり実用的且つ経済的なパチンコ機を提供する。しか
も、枠制御基板と遊技盤制御基板とを本体端子板を介し
て接続しているので、配線処理を簡素化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】パチンコ機において機構枠セット部材の一部を
欠截した状態の背面図である。
【図4】パチンコ機において機構枠セット部材を開放し
た状態の背面図である。
【図5】遊技盤の背面図である。
【図6】整流樋ユニットを示し、(A)は平面図、
(B)は正面図である。
【図7】整流樋ユニットの固定側部材を示し、(A)は
A−A線端面図、(B)はB−B線端面図、(C)はC
−C線端面図、(D)は平面図、(E)は正面図であ
る。
【図8】整流樋ユニットの可動側部材を示し、(A)は
A−A線端面図、(B)はB−B線端面図、(C)は平
面図、(D)は正面図である。
【図9】ベース本体に上タンク、下タンク、本体端子板
を取り付けた状態を示す背面図である。
【図10】上タンクの平面図である。
【図11】上タンクの分解斜視図である。
【図12】図10のA−A線断面図である。
【図13】図10のB−B線断面図である。
【図14】図10のC−C線断面図である。
【図15】完了基板の部品配置図である。
【図16】完了基板の配線図である。
【図17】本体端子基板周辺の縦断面図である。
【図18】 本体端子板のカバーを示し、(A)は平面
図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。
【図19】本体端子板の部品配置図である。
【図20】本体端子板の配線図である。
【図21】枠制御回路のブロック図である。
【図22】枠制御基板の部品配置図である。
【図23】賞球払出装置を示し、(A)は背面図、
(B)は縦断面図、(C)は正面図である。
【図24】払出停止機構の正面図である。
【図25】払出停止機構の縦断面図である。
【図26】入賞球処理装置を設けたベース板の背面図で
ある。
【図27】入賞球処理装置の第1の動作状態を説明する
端面図である。
【図28】入賞球処理装置の第2の動作状態を説明する
端面図である。
【図29】遊技盤制御ボックスを中継手段を介して遊技
盤の裏面側に設けた状態の一部欠截断面図である。
【図30】同上の横断面図である。
【図31】中継手段を示し、(A)は基枠部材の正面
図、(B)は役物中継基板を添設した添設板を基枠部材
に取り付けた状態の正面図、(C)は役物中継基板を添
設した添設板を基枠部材に取り付けた状態の縦断面図で
ある。
【図32】遊技盤制御ボックスを示し、(A)は正面
図、(B)は縦断面図、(C)は背面図である。
【図33】パチンコ機における各基板の結線図である。
【図34】枠制御回路のフローチャートである。
【図35】賞球動作のタイミングチャートである。
【図36】他の実施例のフローチャートの一部である。
【図37】他の実施例における信号の系統図である。
【図38】他の実施例の概略結線図である。
【図39】他の実施例における賞球動作のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 前枠 3 外枠 15 遊技盤 51 制御手段を構成する遊技盤制御ボックス 141 中継手段載置部を構成する取付部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤が分離可能なパチンコ機におい
    て、 パチンコ機の背面側に賞球払出装置等が設けられた機構
    枠体を配設し、パチンコ機の背面側に、遊技盤に設けら
    れた入賞口への入賞検出に基づいて枠制御基板に信号を
    送信する遊技盤制御基板、及び上記信号に基づいて上記
    賞球払出装置の制御を行う枠制御基板とを設け、 上記遊技盤制御基板のコネクタ端子と、上記遊技盤に配
    設した各種電気機器の配線を集約化したコネクタ端子と
    を電気的に接続し、 上記枠制御基板は、上記機構枠体に取り付けられ、 上記遊技盤制御基板は、遊技盤の裏面側に設けられると
    共に機構枠体に設けられた本体端子板を介して上記枠制
    基板に接続され、且つ上記本体端子板は機構枠体に対
    して着脱可能に取り付けられたことを特徴とするパチン
    コ機。
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