JPH0542249A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JPH0542249A
JPH0542249A JP22858291A JP22858291A JPH0542249A JP H0542249 A JPH0542249 A JP H0542249A JP 22858291 A JP22858291 A JP 22858291A JP 22858291 A JP22858291 A JP 22858291A JP H0542249 A JPH0542249 A JP H0542249A
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Kenkichi Nakajima
健吉 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ機本体に設ける諸装置を制御する枠
制御基板を収設した枠制御ボックスの破損を防止すると
共に組立等の容易なパチンコ機を提供する。 【構成】 前枠2の背面側下方部分において、上方を機
構枠セット部材50で、一側を取付ベース71に設けた
保護ガイド部80で、他側をベース板59で囲まれる凹
所に、下方に接続端子が臨む枠制御ボックス70を着脱
可能に止着し、枠制御ボックス70の下方から配線処理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はパチンコ機に関し、特
に入賞球処理装置や賞球払出装置等を制御する枠制御基
板の回路ボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年のパチンコ機は電子
化が進み殆どの制御をマイクロコンピュータ素子を中心
とする電気的制御装置により行い、この電気的制御装置
は上記マイクロコンピュータ素子等を配設した制御基板
を保護やシールド等のための回路ボックスに収めて構成
している。そして、上記回路ボックスの構造としては、
例えば、実公平3−15089号公報、実公平1−36
538号公報、実開平2−98985号公報、実開平3
−41483号公報等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パチンコ機における回路ボックスは、外部からの衝撃や
配線接続端子等の保護の点で充分でなかった。例えば、
実公平3−15089号公報に記載された回路ボックス
としての基板収納部材は、遊技盤の裏面側に突出状に設
けてある。従って、製造時、輸送時、設置時、或は設置
後の保守点検時等に、他のパチンコ機や他の部材或は工
具等がぶつかる危険にさらされており、ぶつかった場合
には、回路ボックスの変形や破損だけではなく、回路基
板や接続端子の損傷、或は接続端子の断線等が起こり、
使用不能になることがある。また、実公平1−3653
8号公報に記載されたものも突出状態にあるので、同様
に破損し易かった。更に、実開平2−98985号公報
に記載された回路ボックスにおいては、当該回路ボック
スの右側(パチンコ機を正面から見て)が開放されると
共に接続端子が回路ボックスの表側に露出している。そ
して、この回路ボックスの下端面は前面枠の下端面とほ
ゞ面一に位置している。従って、この回路ボックスの構
成では、接続端子が外れたり、回路ボックスの下面側か
らぶつかり易く破損し易かった。また、実開平3−41
483号公報に記載の回路ボックスは下側が開放されて
接続端子が臨んでいるので、この回路ボックスにおいて
も下側に弱点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技盤取付部材を添設した前枠を外枠に
蝶着し、上記遊技盤取付部材内には遊技部を形成した遊
技盤を交換自在に取り付け、上記遊技盤取付部材に設け
る機構枠体には少なくとも賞球払出装置、入賞球処理装
置等を配設し、上記諸装置を電気的制御手段により制御
するパチンコ機において、前枠の背面側下方部分であっ
て他の部材と競合しない位置に凹所を形成し、この凹所
に、上記電気的制御手段を構成する回路基板を収設した
回路ボックスを着脱自在に取り付けて、当該回路ボック
スの上方及び側方を囲繞すると共に、上記回路基板の下
縁部分に外部の諸装置と回路基板とを電気的に接続する
接続端子を配置し、当該回路基板の下縁部分から配線処
理することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】前枠の背面側下方部分に形成した凹所に回路基
板を収設した回路ボックスを取り付けることにより、当
該回路ボックスの周囲が囲繞され、特に上方及び側方を
囲繞することにより、衝突等の危険から回路ボックスを
保護し、回路基板の下縁に設けた接続端子により、諸装
置との電気的な接続を当該回路基板の下方から行うこと
ができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例について説明す
ると、図1はパチンコ機1の正面図であって、窓部を有
して額縁状の前枠2の一側を外枠3に開閉可能に蝶着
し、上記窓部には金枠4を設け、この金枠4の上方部分
にはガラスを装着したガラス枠5を開閉可能に軸着し、
上記外枠3及びガラス枠5を施錠装置6で施錠する。ま
た、ガラス枠5の下方部分には上皿7を設けたフロント
プレート8等からなる上皿セット9を設け、前枠2の下
方部分には下皿10を設けた下皿セット11を設ける。
上記上皿セット9の裏面側に位置する遊技盤載置台12
には上皿7から打球発射装置13へ球を一個宛に供給す
る球送り装置14やスピーカユニット15を配設する。
尚、スピーカ音は上皿セット9の筺体に開設したスリッ
ト16を通して放声する。
【0007】上記スピーカユニット15は、例えば図8
ないし図10に示すように、スピーカボックス15a内
にスピーカ15bを内蔵させると共に、先端部分にクッ
ション材15cを設けて構成する。このクッション材1
5cはフロントプレート8を閉じたときに当接して音洩
れを防止ためのものである。また、スピーカユニット1
5には、ワンタッチで着脱可能なように、係合凸部17
aを設けると共に、対応する係合凹部17bを遊技盤載
置台12に設け、上記係合凸部17aと係合凹部17b
とを互いに係合させて当該スピーカユニット15を着脱
する。
【0008】上記遊技盤載置台12は、リヤプレート1
8の下端部分に位置して遊技盤の下縁を支える部材であ
って、この遊技盤載置台12には、打球発射装置13や
発射レール19、球送り装置14、上皿シャッタ20用
のソレノイド等を配設する。また、この遊技盤載置台1
2にはファール球受け樋22を設けて遊技部23に達し
なかったファール球を下皿10に回収する。更に、上記
したようにスピーカユニット15はこの遊技盤載置台1
2に着脱自在に取り付けてある。そして、遊技盤24を
遊技盤載置台12に載せて上記前枠2の窓部を塞ぐよう
に後方から臨ませ、止着具25等により遊技盤載置台1
2に固定する。尚、打球発射装置13は前枠2の裏面側
に直接取り付けてもよい。
【0009】一方、遊技盤24の表面側にはガイドレー
ル26で囲まれる遊技部23を形成すると共に、当該遊
技部23内に可変表示装置27や変動入賞装置28等の
各種役物、始動口29や各種入賞具30…、風車31
…、或は各種表示灯32等を配設し、最下位置にアウト
口33を配設する。また、ガイドレール26の外側の右
上方部分には完了表示灯34を、左上方部分には賞球表
示灯35を設け、更に前枠2の上縁には外部表示灯36
を設ける。
【0010】上記下皿セット11の前面側には打球発射
装置13を駆動して遊技部23に打ち込む打球の飛距離
を調整するための操作グリップ37を設ける。打球発射
装置13は、例えば発射ソレノイド38を駆動源とし、
所定の周期、例えば1分間に99回供給される駆動パル
スにより、発射位置にある球を発射レール19に沿って
遊技部23内に発射する。打球の飛距離調整は、グリッ
プ37に内蔵した可変抵抗器の抵抗値を遊技者が操作レ
バー37aを操作することにより、発射ソレノイド38
に供給する電圧を調整して行う。尚、グリップ37には
タッチセンサが設けてあり、このタッチセンサに遊技者
が触れていない状態では上記駆動パルスが送出されない
ようになっている。
【0011】また、上記発射ソレノイド38のプランジ
ャの摺動に連動して球送り装置14が作動し、上皿7に
連通する球送り通路39を通して発射位置に1個宛に供
給する。球送り通路39の球入口39aには上皿シャッ
タ20を臨ませ、この上皿シャッタ20を上皿ソレノイ
ド40により制御する。この上皿ソレノイド40は、ラ
ッチングソレノイドからなり、当該ソレノイドのプラン
ジャに、リンク機構41を介して上皿シャッタ20を連
絡する。尚、リンク機構41の各リンク片41a,41
b,41cは適宜フロントプレート8及び遊技盤載置台
12に軸着され、ガイド爪41dが遊技盤載置台12の
ガイド孔12aに遊嵌している。
【0012】そして、パチンコ機1の裏面側に設けてあ
る上タンクの球が減少して完了基板ユニット(図示せ
ず)の完了スイッチがオフ(”L”レベル)になると、
完了基板に設けた完了表示灯34が点灯し、この”L”
レベルが所定時間(例えば4秒)継続すると、プランジ
ャを突出させる方向に上皿ソレノイド40を駆動して上
皿シャッタ20を閉じる。球の補給が完了して完了スイ
ッチがオン(”H”レベル)すると、上皿ソレノイド4
0をプランジャ40aが吸引される方向に駆動して上皿
シャッタ20を開放し、打球の発射を可能とする。
【0013】一方、図2はパチンコ機1の背面図であっ
て、上記前枠2の背面側には、遊技盤24を着脱自在に
収納する皿枠状の金属板からなる遊技盤取付部材として
のリヤプレート18を添設し、このリヤプレート18の
背面側にはベース本体42等の機構枠体を設ける。尚、
この機構枠体はパチンコ機1の背面側における主要部材
を前枠2の裏面側に取り付けるための部材の総称であ
る。そして、上記ベース本体42に向かって左側の上方
部分には、賞球を貯留しておく上タンク43を着脱自在
に設けると共に、この上タンク43に連通して賞球払出
装置44に球を誘導する下タンク45を設ける。また、
上タンク43の右側位置のベース本体42には、枠制御
回路(基板)とホールコンピュータ等の外部とを電気的
に接続して、外部からの電源を中継したり、ホールコン
ピュータとパチンコ機1との間で信号やデータの中継を
行う本体端子板46を配置する。また、この本体端子板
46の近傍には遊技盤24の裏面側に止着した中継端子
板47が臨む端子板窓48を開設する。上記中継端子板
47は、遊技盤24の裏面側に止着した遊技盤制御回路
と外部及び上記本体端子板46とを電気的に接続して中
継すると共に、遊技情報をホールコンピュータ等の外部
に中継する。
【0014】上記リヤプレート18には蝶番49を介し
て機構枠体の一種である機構枠セット部材50を開閉可
能に蝶着する。この機構枠セット部材50は閉止時にリ
ヤプレート18の所定部分を覆う部材であって、上記下
タンク45に連通する賞球樋51や賞球払出装置44を
形成すると共に、当該賞球払出装置44が払い出す賞球
を賞球出口52(リヤプレート18の上皿入口53)を
通して上皿7に導く賞球放出路54等を形成する。尚、
上記機構枠セット部材50に形成した蛇行状の賞球樋5
1は賞球払出装置44を介して賞球放出路54と連通す
る。
【0015】上記機構枠セット部材50には、遊技盤2
4後方のほゞ中央部分を覆うリヤカバー55を形成し、
当該リヤカバー55の下縁部分には入賞球の誘導路56
や入賞球を入賞球処理装置57に導く整流樋ユニット5
8を設ける。入賞球処理装置57は、上記賞球払出装置
44の下方に位置する機構枠体の一種であるベース板5
9に形成してある。
【0016】上記リヤカバー55の側方部分には遊技盤
制御回路(基板)を収設した遊技盤制御ボックス60に
対応する開口窓61を開設し、該開口窓61の側縁に沿
って配線押え部62を形成する。
【0017】また、上記機構枠セット部材50には入賞
球処理装置57を形成したベース板59を設け、入賞球
を導く入賞球誘導通路63aや入賞球処理装置57に作
用した入賞球を排出する入賞球排出通路63bを形成す
る。更に、このベース板59には遊技盤24に開設した
アウト口33に連通してアウト球をパチンコ機1の下方
へ排出するアウト球通路64を形成し、該アウト球通路
64にはアウト球検出スイッチ65を臨ませる。尚、上
記機構枠セット部材50を導電性部材で形成し、上記蝶
番49を介して球に帯電する静電気をリヤプレート18
に逃すようにしてもよいし、機構枠セット部材50の機
枠部50′のみを導電性部材で形成してもよい。
【0018】そして、上記ベース板59には、後述する
枠制御回路と賞球払出装置44とを電気的に接続するた
めの第1コネクタ66aを設け、この第1コネクタ66
aは当該機構枠セット部材50を閉止した場合に枠制御
ボックスに設けた第2コネクタ66bと互いに嵌合して
接続されるように構成する。尚、この第2コネクタ66
bにはレバー機構を設けて、このレバー機構により両コ
ネクタ同士の係脱を容易にするとよい。
【0019】また、上記ベース板59には、下皿10が
満杯になって溢れた球によって作動するオーバーフロー
スイッチ67を設ける。このオーバーフロースイッチ6
7は例えば球圧により回動する受圧レバーでフォトセン
サーを作動させるものでもよいし、マイクロスイッチ等
によるものでもよい。更に、このベース板59には賞球
払出装置44に設けた球抜き機構68を作動させた際に
上タンク43の球をパチンコ機1の下方に排出するため
の球抜き樋(図示せず)が形成してある。
【0020】更に、上記機構枠セット部材50の下方位
置には上皿7から溢れた球を下皿10へ誘導する流下樋
69を設ける。尚、この流下樋69は導電性部材で形成
し、ビスにてリヤプレート18に止着することにより球
に帯電する静電気をリヤプレート18に逃すようにする
とよい。
【0021】そして、パチンコ機1の背面図において
は、遊技盤24の裏面側の所定位置、例えば遊技盤24
の裏面に向かって左側部分には、遊技盤24の前面側に
配置する可変表示装置27や変動入賞装置等28等、主
に遊技盤24に配置した諸装置の制御を行うための遊技
盤制御基板を収設した遊技盤制御ボックス60が現れて
おり、一方、上記機構枠セット部材50から外れた左側
下方位置には、打球発射装置13、入賞球処理装置5
7、賞球払出装置44等、主にパチンコ機本体側に設け
た諸装置の制御処理を行うための枠制御基板を収設した
枠制御ボックス70が現れている。
【0022】上記枠制御ボックス70は、リヤプレート
18に設けた機構枠体の一種である取付ベース71に対
して着脱自在に取り付けられる箱状の部材であり、例え
ば合成樹脂製の浅い皿状の下カバー72と、同じく合成
樹脂製の箱状の上カバー73と、各カバー72,73の
内面に添設した金属製のシールド板74,75等とから
なる。
【0023】上記取付ベース71は、前枠2の背面側に
凹部を形成するようにリヤプレート18の背面側に添設
される合成樹脂で一体成型された部材で、リヤプレート
18に接する平板状のベース部76の周囲に適宜リブ7
7を起立させると共に、該リブ77と同程度の高さを有
する取付ボス78や配線押え片79…を配設して、枠制
御ボックス70を取り付けたときに当該枠制御ボックス
70の裏面とベース部76の表面との間に配線空間が形
成されるようになっている。また、この取付ベース71
には枠制御ボックス70の周囲を囲繞する保護ガイド手
段の一部として保護ガイド部80を設ける。例えば、図
示の実施例では、図5においてベース部76の左側の側
縁に沿って枠制御ボックス70の左側面に臨む保護ガイ
ド部80を突設している。この保護ガイド部80は枠制
御ボックス70の高さとほゞ同じ高さを有し、枠制御ボ
ックス70を取り付けた状態においてほゞ面一になる。
そして、この保護ガイド部80は左側からの衝撃等に耐
え得るように適宜な厚みを膨出状に有している。因に、
左側は前枠2を開放した場合に自由端側になり、衝撃等
を受ける危険性が高い。
【0024】そして、機構枠セット部材50を閉止した
状態では、上記ベース部76の右方に機構枠セット部材
50に設けたベース板59が保護ガイド手段の一部とし
て臨み、上方には整流樋ユニット58を設けた機構枠セ
ット部材50が保護ガイド手段の一部として臨むので、
上記ベース部76が他に比べて凹陥した状態となり、前
枠2の背面側下方部分に凹所が形成される。
【0025】上記取付ベース71のベース部76の下縁
には枠制御ボックス70をヒンジ状に支える支持部81
を設け、当該枠制御ボックス70を取り付ける際に、枠
制御ボックス70の支持片82を掛止可能とする。ま
た、保護ガイド部80の上方には配線コードPを通すた
めの配線溝83を形成する。尚、この配線溝83は機構
枠セット部材50の配線押え部62の下側に連通する。
また、上記のような構成の取付ベース71をリヤプレー
ト18に取り付けるには、リヤプレート18に位置決め
孔を設けると共に取付ベース71に位置決めボス76a
を設け、両者を合わせると共にビス76bで止着すれば
よい。
【0026】枠制御ボックス70の一部を構成する下カ
バー72は、周縁部に起立片84を有すると共に、適宜
位置に係止爪85を有しており、該係止爪85を後述す
る上カバー73の係止孔86に係止さることにより、上
カバー73と下カバー72とを一体とする。この下カバ
ー72の一側、図示の実施例によれば保護ガイド部80
側の上下の隅部には、先端に顎部を有する係止柱87を
設け、反対側の隅部に取付台座88を設ける。尚、この
実施例における取付台座88は隅部の一つに設けてあ
り、他の隅部は平坦になっているが、他の隅部にも取付
台座88を設けるようにしてもよい。
【0027】下カバー72の他の側縁、この実施例では
係止柱87を設けた側と反対側の側縁には、回路基板8
9の縁をキャッチするコ字状の爪片部90を設け、この
爪片部90で第2コネクタ66bの基礎部分を支えるよ
うにする。また、この爪片部90に回路基板89の側縁
をキャッチさせると共に、上記した係止柱87を回路基
板89の取付孔91に通して顎部を回路基板89の表面
に係止させると、回路基板89を安定して支持できると
共に、ワンタッチで回路基板89を着脱できる。
【0028】下カバー72の内面には、下シールド板7
4として、例えば亜鉛メッキ板を添設する。この亜鉛メ
ッキ板は、下カバー72の形状に対応するように屈曲形
成してあり、一部に下カバー72の起立片84を巻き込
むような導通部74aが形成してあり、上シールド板7
5との導通を確保してある。また、下カバー72の取付
台座88に対応する位置には導通片74bを舌片状に延
在させてあり、回路基板89を下カバー72に取り付け
るために、回路基板89に通したビス92を取付台座8
8にねじ込むと、回路基板89に設けた接地部と下シー
ルド板74の導通片74bとが導通して接地される。
尚、回路基板89を下カバー72に取り付ける際には、
回路基板89と下シールド板74との間に絶縁板93を
介在させ、回路基板89の裏面と下シールド板74とが
短絡しないようにする。
【0029】上カバー73は、上記した下カバー72の
係止爪85に対応する係止孔86を側面部に有し、上面
部には通気孔94を有している。また、上面部には取付
ベース71の取付ボス78に対応する取付片95を延設
する。
【0030】また、上カバー73における機構枠セット
部材50のベース板59に設けた第1コネクタ66aに
対応する位置にはコネクタ配置部96を形成する。この
コネクタ配置部96は外面部を凹陥させて形成してあ
り、回路基板89に設けた第2コネクタ66bが回路基
板89から突出しているが、三方向は外面部により保護
されている。更に、上カバー73の下縁側には後述する
接続端子CN…が露出するように端子配置部97を凹陥
状に形成する。そして、回路基板89に配設したLED
表示器98が見えるようにレンズ部材99を嵌着した窓
部99′を設け、或はタッチスイッチの感度や飛距離の
標準値を調整する可変抵抗器100の抵抗値を外部から
可変するための操作軸100aを通す軸孔101を設け
る。尚、上カバー73の外端面部から突出させていない
操作軸100aを指先での操作が容易なように軸孔10
1の周囲を凹陥させてある。
【0031】更に、上カバー73には、スライド片10
2aを有するストッパ装置102を設け、スライド片1
02aの先端をベース板59から延在する第1コネクタ
66aの上部に臨ませて、ベース板59の開放及び第1
コネクタ66aの抜けを防止する。
【0032】そして、上記のような上カバー73の内面
には上シールド板75を添設する。この上シール板75
も例えば亜鉛メッキ板からなり、通気孔94やレンズ部
材99、或は軸孔101の周囲の凹陥部等、必要に応じ
て適宜開口させる。
【0033】上記のような枠制御ボックス70内に収設
する枠制御回路を構成する回路基板89は、例えば4ビ
ットCPUを中心に構成してあり、発射ソレノイド38
の作動を停止させるためにグリップ37に設けたストッ
プボタンに接続するストップボタン接続端子CN1、タ
ッチセンサ及び可変抵抗器に接続するハンドル接続端子
CN2、電源(この実施例では本体端子板46に設けた
分電端子)に接続する電源接続端子CN3、発射ソレノ
イド38に接続する発射ソレノイド接続端子CN4、本
体端子板46に接続する基板接続端子CN5、完了基板
に接続する完了基板接続端子CN6、上皿ソレノイド4
0に接続する上皿ソレノイド接続端子CN7が各々配設
してある。また、この回路基板89には、整流回路や検
出回路を構成する各種デバイスを適宜配設すると共に、
賞球動作中に発生したトラブルの状況をコード化して可
視表示する2桁の7セグメント発光ダイオードからなる
LED表示器98を設けてある。更に、このLED表示
器98に隣接して、枠制御回路をリセットするリセット
スイッチ103a、LED表示器98の表示内容を切り
換える表示切換スイッチ103b、パチンコ機内に残存
するセーフ球を排出するための図示していないセーフ球
排出装置のみを作動させる排出スイッチ103cを設け
る。尚、上記各スイッチ103…は押しボタン式になっ
ており、上カバー73に開設した操作孔104…から操
作ピンを挿入して、各スイッチ103…の操作部に被着
した延長棒103′…を押すようになっている。
【0034】そして、上記のような回路基板(枠制御基
板)89と本体端子板46や完了基板との間の配線コー
ドP(この実施例では例えばCN5,CN6から延びる
配線コード)等、遊技盤24または前枠2の裏面側へ向
かう配線コードP…は、ほゞU字状に曲折して枠制御ボ
ックス70と取付ベース71との間から配線空間に入
り、適宜配線押え片79a,79b,79cに支持され
て配線溝83からベース本体42の配線押え部62に入
り、適宜把持爪62′により止着されると共に、下タン
ク45と本体ベース42との間を通して止着バンド10
5等により配線処理する。尚、上記配線コードP…は適
宜チューブP′に挿通しておくとよい。
【0035】また、上皿シャッタ20の配線コードP7
は、配線押え片79aに支持されると共に、取付ベース
71に開設した配線通過口106を通って遊技盤載置台
12側へ延在し、遊技盤載置台12を貫通する際に後述
する中継手段107を介して上皿ソレノイド40に接続
してある。
【0036】更に、前記したスピーカユニット15へ繋
ぐ配線コードPaは例えば遊技盤制御回路から延び、前
記した本体端子板46と枠制御回路(89)とを接続す
る配線コードP…と共に配線押え片79cを通って配線
空間に到達し、ここで中継端子107′を介してスピー
カユニット15へ向けて延びる配線コードPbと接続
し、この配線コードPbは取付ベース71の配線通過口
106を通って遊技盤載置台12に向けて延在する。そ
して、スピーカ15bからゲームの進行に応じて適時効
果音やアナウンスを放声するが、この実施例における配
線処理では、遊技盤載置台12を貫通する際に、上記上
皿シャッタ20の配線と同様に後述の中継手段107を
介してスピーカユニット15から延びる配線コードPc
に接続してある。
【0037】上記中継手段107は、遊技盤載置台12
に止着される雌側部材108と、該雌側部材108に嵌
合する雄側部材109とからなる。雌側部材108は、
遊技盤載置台12に開設した取付口110に挿入するた
めのほゞ角柱状の挿入基部111と、この挿入基部11
1から弾性変形可能に延出する掛止腕112と、挿入基
部111の後端に延在する掛止鍔部113と、挿入基部
111の前端に突出する掛止片114とを有している。
一方、雄側部材109は、上記挿入基部111を受け入
れる有底状の嵌入部115を有し、該嵌入部115の外
側部には上記掛止腕112を逃げる切欠部116を設け
ると共に、上面部に揺動状に弾性変形可能な掛止杆11
7を設け、該掛止杆117の先端を雌側部材108に設
けた掛止片114に係合させる。
【0038】上記のような中継手段107を用いて配線
処理するには、雌側部材108を遊技盤載置台12の取
付口110に挿入して掛止鍔部113を取付口110の
縁に係止させると共に、雄側部材109を雌側部材10
8に嵌合させると、掛止杆117と掛止片114とが係
合して両部材の間に遊技盤載置台12を挟み込む。この
ようにすれば、遊技盤載置台12の前後で配線コードP
が分断されるので、長い配線コードPを引き回して遊技
盤載置台12の配線通過口に通す必要がない。従って、
配線接続作業が容易となり、作業性が向上する。また、
スピーカユニット15や上皿ソレノイド40が不調とな
ったときには、スピーカユニット15や上皿ソレノイド
40から雄側部材109迄を交換すればよく、作業が容
易となり作業時間の短縮が可能である。更に、スピーカ
ユニット15や上皿ソレノイド40に接続したリード線
が短いので、配線処理作業が容易になるばかりではな
く、引っ張られたり、引っ掛かることもないので、断線
の危険も減少する。
【0039】次に、上記のような枠制御ボックス70の
取付方法及び配線処理方法を説明すると、まず、枠制御
基板(89)に接続する配線コードP…を取付ベース7
1の配線空間に集め、配線押え片79…により適宜押え
込み、先端の接続端子を下方へ垂らしておく。この状態
で、取付ベース71の支持部81に枠制御ボックス70
の支持片82を掛止させて当該枠制御ボックス70を支
持すると共に、リヤプレート18へ向けて回動させて、
取付ベース71のリブ77等と下カバー72の背面とを
当接させ、重合状態にある上カバー73の取付片95及
び下カバー72の上縁に突設した取付片118に通した
ビス119を取付ベース71に設けた取付ボス78に螺
着する。
【0040】枠制御ボックス70を固定したら、垂れ下
がっている各配線コードP…の先端の接続端子を枠制御
基板(89)の対応する接続端子CN…に接続する。こ
の状態で各接続端子CN…及び配線コードPは、上カバ
ー73の凹陥状の端子配置部97により三方を囲まれて
保護される。そして、機構枠セット部材50を閉止する
と共に、枠制御基板の第2コネクタ66bとベース板5
9の第1コネクタ66aとをレバー操作により接続し、
接続が完了したら上カバー73に設けたストッパ装置1
02のストッパ片102aを外方向へ摺動させてストッ
パを掛ける。
【0041】上記のようにすれば枠制御ボックス70を
遊技盤24裏面側の凹所に突出しないように配設するこ
とができると共に、回路基板89に設けた接続端子CN
…に各配線コードP…を下側から上向きに接続すること
ができるので、配線接続作業が容易であるばかりではな
く、各配線コードP…がパチンコ機1の裏面側に露出す
ることがない。従って、枠制御ボックス70の上方及び
側方が保護され、製造、組立時や輸送、保管中、或は保
守点検中に枠制御ボックス70が変形したり破損するこ
とがなく、また、配線コードが引っ張られて断線する虞
れもない。
【0042】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、凹所は他の部材と競合するこ
とがなければどのように形成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明は、前枠の背面側下
方部分であって他の部材と競合しない位置に凹所を形成
し、この凹所に電気的制御手段を構成する回路基板を収
設した回路ボックスを着脱自在に取り付けて、当該回路
ボックスの上方及び側方を囲繞すると共に、上記回路基
板の下縁部分に外部の諸装置と電気的に接続する接続端
子を配置し、当該回路基板の下縁部分から配線処理した
ので、枠制御ボックスの上方及び側方が保護され、枠制
御ボックスの変形や破損を防止することができる。しか
も、接続端子を基板の下側に設けているので、配線処理
が容易となると共に、配線後の配線コードが浮き上がる
ことが少なく、体裁がよくなるばかりではなく引っ掛か
って接続が外れることもなく、実用的価値の高いパチン
コ機を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】パチンコ機の背面図である。
【図3】機構枠セット部材を開いた状態の前枠の背面図
である。
【図4】枠制御ボックスと取付ベースとの分解斜視図で
ある。
【図5】枠制御ボックスの正面図である。
【図6】枠制御ボックスを示し、(A)は図5のA−A
線断面図、(B)は図5のB−B線断面図、(C)は図
5のC−C線断面図である。
【図7】(A)は取付ベースに枠制御ボックスを取り付
ける際の斜視図、(B)は枠制御ボックスを上カバーと
下カバーに分けた状態の斜視図である。
【図8】遊技盤載置台部分の正面図である。
【図9】スピーカユニットの斜視図である。
【図10】(A)は図9のA−A線断面図、(B)はス
ピーカユニットを外した状態の図9のA−A線における
断面図である。
【図11】上皿ソレノイド及びリンク機構の斜視図であ
る。
【図12】中継手段を示し、(A)は分解状態の斜視
図、(B)は分解状態の平面図、(C)は結合状態の一
部欠截側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 2 前枠 3 外枠 13 打球発射装置 23 遊技部 24 遊技盤 44 賞球払出装置 57 入賞球処理装置 70 枠制御ボックス 89 回路基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤取付部材を添設した前枠を外枠に
    蝶着し、上記遊技盤取付部材内には遊技部を形成した遊
    技盤を交換自在に取り付け、上記遊技盤取付部材に設け
    る機構枠体には少なくとも賞球払出装置、入賞球処理装
    置等を配設し、上記諸装置を電気的制御手段により制御
    するパチンコ機において、 前枠の背面側下方部分であって他の部材と競合しない位
    置に凹所を形成し、この凹所に、上記電気的制御手段を
    構成する回路基板を収設した回路ボックスを着脱自在に
    取り付けて、当該回路ボックスの上方及び側方を囲繞す
    ると共に、上記回路基板の下縁部分に外部の諸装置と回
    路基板とを電気的に接続する接続端子を配置し、当該回
    路基板の下縁部分から配線処理することを特徴とするパ
    チンコ機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004097497A (ja) * 2002-09-09 2004-04-02 Daiman:Kk 遊技機
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JP2016059620A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 サミー株式会社 遊技機における電磁シールド構造体及び遊技機
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