JP3245587B1 - 具入りスープ類の小分け装置 - Google Patents
具入りスープ類の小分け装置Info
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Abstract
て、低価格で供給することができると共にフリーズドラ
イスープ類等を使用する場合でも、効率よく小分けする
ことのできる具入りスープ類の小分け装置を提供する。 【解決手段】具入りスープ類から略一定量の具を含有す
るスープ液に小分けする装置に於いて、該装置は、容器
内の具入りスープ類を上下に攪拌混合する攪拌羽根を有
する蓋体を冠着した容器と、該容器下端の開口に連通す
る開口を有する容器下端に連設した外筒と、該外筒に回
動し得るように嵌合し且つ前記開口と連通し得る開口を
有する定量筒体と、該定量筒体の後方開口に摺動し得る
ように密嵌させた押出棒とを具備した装置本体と、該装
置本体に着脱自在に連結されるフレームと、を具備した
ことを特徴とする。
Description
ー、スープ等のスープ類、特にフリーズドライスープ類
から形成したスープを客に供する所定量づつに小分けし
たり、複数種類のスープ類を交換小分けしたりするのに
好適な小分け装置に関する。
では、予め別の場所で調理した10リットル〜20リッ
トル程度の缶詰若しくはレトルト、冷凍食品の味噌汁、
カレー、コーンスープ、コーンチャウダー等を大きな鍋
に投入し、これを常時加熱し、客に供するときには、お
たまで撹拌しながら、容器に所定量づつ目分量ですくつ
ていた。
いるので、焦げ付かないようにするため、頻繁に撹拌す
る必要があった。そのため、専用の作業員を必要とした
ので、人件費の点からスープ類がコスト高になる問題が
あった。そればかりか、具の混入量にバラツキが生じた
り、頻繁に撹拌するため、具が形崩れしたり、小分けの
都度蓋を開けるので、スープ類にごみや虫等が混入した
りして、極めて不衛生な問題があった。
み加熱するようにしても行っていたが、この場合は、ス
ープ類が温まるまで、ある程度の時間を要するので、直
ちに客に供することができない場合が生じる問題があっ
た。
は、螺旋状の山形を形成した棒状体(スクリュー弁)を
利用して、所定量づつに小分けし、スープ液を焦げ付か
ないように攪拌する装置を提案し、先に特許出願した。
解決する点では極めて画期的なものであったが、装置価
格が高価になる難点があった。そればかりか、最近、粉
末に水を加えて攪拌・加熱することにより具入りスープ
類とするフリーズドライスープ類が多用されつつある
が、これは、水を少量づつ加えて攪拌しないと塊となる
が、従来のスクリュー弁を通して攪拌したのでは、充分
な攪拌ができなかった。そのため、上記装置では、この
スープ類を交換するのに時間がかかり、小分けの作業能
率が上がらない問題があった。また、フリーズドライス
ープ類以外であっても、複数のスープ類を交換して小分
けする場合は、同様に小分け作業の能率が上がらない問
題があった。
な従来の問題点を一挙に解決しようとするものであり、
上記従来技術の問題点を解決し、低価格で供給すること
ができ、しかもフリーズドライスープ類等を使用する場
合でも、効率よく小分けすることのできる小分け装置を
提供することを目的とする。
に、本発明は、具入りスープ類から略一定量の具を含有
するスープ液に小分けする装置に於いて、該装置は、容
器内の具入りスープ類を上下に攪拌混合する攪拌羽根を
有する蓋体を冠着した容器と、該容器下端の開口に連通
する開口を有する容器下端に連設した外筒と、該外筒に
回動し得るように嵌合し且つ前記開口と連通し得る開口
を有する定量筒体と、該定量筒体の後方開口に摺動し得
るように密嵌させた押出棒とを具備した装置本体と、該
装置本体に着脱自在に連結されるフレームとを具備し、
前記攪拌羽根を回転させるモータと、前記定量筒体を回
転させるモータと、前記押出棒を前進・後進させるモー
タとを、前記フレームに設けたことを特徴とする。
分けする場合とか、フリーズドライスープに水を加えて
攪拌・加熱することによって形成されるスープを小分け
する場合に特に効果的である。
て攪拌羽根をホッパー内に装着してスクリュー弁を不要
とすることによって、装置を簡略化し本発明の装置を安
価に形成することができるようにすると共に、スープ類
を収容した容器と該容器に連結して小分け装置を形成す
るフレームとを着脱自在とすることによって、どのよう
なスープ類であっても衛生的且つ能率的に小分けするこ
とのできるようにしたことを要旨とするものである。
する。
り、容器1の上端には、図4に示すように、蓋体2が冠
着され、容器1の中央より若干下方の壁には、攪拌羽根
14が取着され、容器下端開口6には外筒3が連設さ
れ、同外筒3には、定量筒体4が回動自在に嵌合されて
いる。尚、外筒3と定量筒体4とで、ロータリー弁を構
成している。
5〜70℃程度の適温に加熱するのが良いが、加熱手段
は特に限定されない。例えば、本装置は、容器1の外側
を遠赤外線ヒ−タ−5で加熱してスープ液の中心にも熱
伝達を可能にすると共に、焦げ付かないように、一定時
間の間隔で攪拌羽根14によりスープ液を攪拌するもの
である。
7,8が形成され、上端開口7は、容器1下端開口6と
連通し、下端開口8及び上端開口7は、定量筒体の開口
9と連通し得るようになっている。
転するリニアーモータ22によって、自在に進退し得る
ように密嵌している。押出棒10は、ロッド11の先端
にピストン部12を連結することにより構成されてい
る。
置本体(カートリッジ鍋)13を形成し、該装置本体1
3は、図6に示すフレーム15に着脱自在に連結し得る
ように構成されている。
ものであり、図4に示すように攪拌羽根14に連結した
ロッドに取着したカップリング16を、攪拌モータ17
の回転軸に着脱自在に嵌合・連結させ、定量筒体4後端
に固定した歯車18は、モータ19の回転軸に固定した
歯車20に歯合させ、ピストン棒11後端は、ピストン
制御モータ22の回転軸に着脱自在に連結させるように
なっている。尚、攪拌モータ17、モータ19及びピス
トン制御モータは、上記実施例においては、ハウジング
15に固定されている。
収容するヒーター箱21の一例を示すものであり、カー
トリッジ鍋13中のスープ類を所定の温度に保温し、ハ
ウジング15に連結すれば、直ちにスープ類を小分けで
きるようにするためのものである。尚、図5のヒータ箱
21は、2個のカートリッジ鍋13を立設保温する例を
示している。
は、例えば、図1に示す状態(下端開口6を閉じる)
で、粉末フリーズドライスープを容器1中に投入し、水
を少量加えて攪拌し、攪拌しながら更に水を少量ずつ添
加し、所定の水を添加し終わったら、ヒータで所定温度
に加熱し、これをそのまま小分けするか、或いはヒータ
箱21にスペアーとして保持させておくと良い。
する。
て、スープ類を上下に混合攪拌しながら、容器1内を加
熱する。容器1内の温度が所定温度(例えば約80℃)
に達したら、ヒ−タをオフとし、ス−プ類の温度が所定
温度(例えば約65℃)に低下したら、ヒ−タがオンす
るように構成すると良い。
ら回転させて容器下端の開口6と定量筒体の開口9とを
一致させ、図2に示す状態にすると、図1に示すとき
は、定量筒体4の開口が容器下端の開口と連設していな
いため、具とスープは定量筒体4内に進入できなかった
のが、図2に示すように容器1内と完全に連通するの
で、押出棒10を後方の所定位置(小分けする容量によ
って決められる)に引くと、具とスープは、定量筒体4
内に落下する。この状態でスープ類は攪拌され、具は均
一に分散されているので、具を均一に含有するスープ液
に小分けされる。
の室内が満杯になったら、定量筒体4を図2に示す状態
から180°回転させて図3に示す状態にすると、容器
下端の開口6は閉じられ、具とスープ液とは、外筒3の
下端開口と連通する吐出口21から小分けする容器23
内に落下する。同時に押出棒10を前進させるので、定
量筒体4内の具とスープ液とは全て吐出させることがで
きる。
ータ19の回転軸に固定した歯車20を、定量筒体4の
後端に固定した歯車18に歯合させて、回転させること
により行っている。
1に示す状態に戻して、1サイクルが完了する。この1
サイクル内では、ロータリー弁内には、空気の流入が無
く、押出棒10の前進、後進動作においては、真空状態
が保たれる。
ープ液のみを収容することもできる。即ち、前記定量筒
体の開口と前記容器下端の開口とを合わせて、前記押出
棒を所定位置に後退させて形成した所定容積の室内に所
定量の具とスープ液とを収容した後、定量筒体を回転さ
せて、前記開口をスープ液のみが通過する大きさとした
後、前記定量筒体を後退させれば、前記定量筒体内にス
ープ液のみを追加収容することができる。
等の具の混入しているスープ類を一人前づつに小分けす
る目的であるなら、全て支障なく適用することができ
る。特に複数種類のスープ類を交換して小分けしたり、
フリーズドライスープから作ったスープを小分けするの
に適している。
分けして客に供する目的に使用されるが、自動販売機等
で販売する瓶若しくは缶に所定量づつに充填小分けする
目的に使用することもできる。要するに、スープ類を小
分けする目的であるなら、どのような用途に使用するこ
ともできる。
状態で小分けするものであるので、スクリュー弁を使用
する必要が無くなるから、本発明の装置を簡略化でき、
極めて安価に形成することができる。
連結して小分け装置を形成するフレームとを着脱自在と
しているので、どのようなスープ類であっても衛生的且
つ能率的に小分けすることができる。
ること無く、スープ類を上下に攪拌混合させることによ
って、具のスープへの分布量を略一定とすることができ
るので、装置が極めて簡略化されることと、メンテナン
スコストを低減させることができることから、装置を極
めて低コストで供給することができる。
で、スープ類の小分け作業コストを大幅に低減させるこ
とができるほか、スープ類が焦げ付く恐れがなく、具の
形崩れを防止することができると共に、密閉状態で小分
けするので、虫やごみ等がスープに混入する恐れが無く
なるから、極めて衛生的である。更に、複数種類のスー
プやフリーズドライスープからのスープを小分けする場
合でも、カートリッジ鍋を使用するので、極めて効率的
に小分けすることができる。
面図である。
ある。
示す斜視図である。
る。
ジ鍋) 14 攪拌羽根 15 フレーム 21 ヒータ箱
Claims (7)
- 【請求項1】具入りスープ類から略一定量の具を含有す
るスープ液に小分けする装置に於いて、該装置は、容器
内の具入りスープ類を上下に攪拌混合する攪拌羽根を有
する蓋体を冠着した容器と、該容器下端の開口に連通す
る開口を有する容器下端に連設した外筒と、該外筒に回
動し得るように嵌合し且つ前記開口と連通し得る開口を
有する定量筒体と、該定量筒体の後方開口に摺動し得る
ように密嵌させた押出棒とを具備した装置本体と、該装
置本体に着脱自在に連結されるフレームとを具備し、前
記攪拌羽根を回転させるモータと、前記定量筒体を回転
させるモータと、前記押出棒を前進・後進させるモータ
とを、前記フレームに設けたことを特徴とする具入りス
ープ類の小分け装置。 - 【請求項2】前記押出棒の前進、後進動作を、空気の流
入のない状態を保つようにして行う請求項1記載の小分
け装置。 - 【請求項3】前記定量筒体後端の歯車は、前記フレーム
に固定したモータの回転軸に固定した歯車と歯合し、前
記押出棒後端は、前記フレームに固定したピストン制御
モータに着脱自在に連結し、前記攪拌羽根は前記フレー
ムに固定したモータによって攪拌し得るように構成し
て、前記装置本体と装置本体に連結したフレームとを着
脱自在に連結してなる請求項1又は2記載の小分け装
置。 - 【請求項4】前記具入りスープ類が、前記攪拌羽根によ
って攪拌することにより、具が略均一に混合されるスー
プ類であり、攪拌しながら小分けする請求項2又は3記
載の小分け装置。 - 【請求項5】前記具入りスープ類が、フリーズドライス
ープに水を加えて攪拌・加熱することによって形成され
る具入りスープ類である請求項4記載の小分け装置。 - 【請求項6】前記定量筒体の開口と前記容器下端の開口
とを合わせて、前記押出棒を所定位置に後退させて形成
した所定容積の室内に所定量の具とスープ液とを収容し
た後、前記定量筒体を回転させて前記外筒の下面に形成
した吐出口と、前記定量筒体の開口とを一致させ、前記
定量筒体に嵌合させた前記押出棒を前進させることによ
って、具とス−プ液とを所定の容器に取り出すように構
成してなる請求項1〜5のいずれか1項記載の小分け装
置。 - 【請求項7】前記定量筒体の開口と前記容器下端の開口
とを合わせて、前記押出棒を所定位置に後退させて形成
した所定容積の室内に所定量の具とスープ液とを収容し
た後、前記定量筒体を回転させて、前記開口をスープ液
のみが通過する大きさとした後、前記定量筒体を後退さ
せて、前記定量筒体内にスープ液のみを追加収容する請
求項6記載の小分け装置。
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Country Status (1)
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- 2000-10-04 JP JP2000304770A patent/JP3245587B1/ja not_active Expired - Fee Related
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