JP3245254U - 手袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】袖部を有する手袋において、作業者の腕や長手袋の開口部の内側に長手袋表面の汚れが付着することなく、手袋への手の出し入れが容易に行えるようにする。【解決手段】手袋G1は、指を覆う指部1と、手の平を覆う手掌部2と、手の甲を覆う手背部3と、手首及び前腕の一部又は全部を覆い、手を挿入するための開口部41を有する袖部4とを有する。前記開口部41は、前記手掌部側の縁411が前記手背部側の縁412よりも指先側に位置し、前記袖部4の手掌部側と手背部側との境界部に、前記開口部41から指先方向に向かって切込み5a,5bが設けられていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は手袋に関するものである。
炊事、洗濯、掃除などの家庭用手袋や農作業用手袋、産業用手袋において前腕の一部又は全部を覆う袖部を有するゴム製等の長手袋がこれまでから広く使用されている。このような従来の長手袋では、指先が肘よりも重力方向下方に位置した状態で作業していると、長手袋の袖部が指先方向にずり落ちてくることがある。作業者はその度に袖部を元の状態に戻す必要がある。袖部の指先方向へのずり落ちを抑制するため、作業者の腕に袖部が密着する長手袋も市販されている。
作業者の腕に袖部が密着する市販の長手袋は、袖部の指先方向へのずり落ちは抑制されるものの、作業後に長手袋を腕から外し難く、長手袋の開口縁を他方の手で摘まんで引き下ろすと、長手袋の開口縁の内側が汚れることがあった。
特許文献1には、洗い髪の水分除去用手袋として、吸水性の材質を有し、手を挿入する開口部の外周の2以上の箇所に切れ込みを入れた手袋が提案されている。このような手袋によれば手を挿入する開口部の形状の可変性が高められるとされている。
実用新案登録第3145440号公報
特許文献1に提案の手袋によれば、手の出し入れはし易くなると考えられるが、家事や農作業などで使用されるゴムなどの密着性の高い材料からなる長手袋の場合、開口部の切れ込みだけでは手の出し入れ性は未だ十分ではなく、長手袋を腕から外す際に長手袋表面の汚れが作業者の腕や長手袋の開口縁の内側に付着することがあった。
そこで本考案の目的は、袖部を有する手袋において、作業者の腕や長手袋の開口部の内側に長手袋表面の汚れが付着することなく、手袋への手の出し入れが容易に行えるようにすることである。
上記目的を達成するために、本考案明の一態様に係る手袋は、指を覆う指部と、手の平を覆う手掌部と、手の甲を覆う手背部と、手首及び前腕の一部又は全部を覆い、手を挿入するための開口部を有する袖部とを有する手袋であって、前記開口部は、前記手掌部側の縁が前記手背部側の縁よりも指先側に位置し、前記袖部の手掌部側と手背部側との境界部に、前記開口部から指先方向に向かって切込み又は切欠きが設けられていることを特徴とする。
前記構成の手袋において、前記指部と、前記手掌部と、前記手背部と、前記袖部とが一体成形され、ウレタン、塩化ビニール、天然ゴム、合成ゴムのいずれか一つ又はこれらの二以上の組み合わせから構成されているのが好ましい。
また前記構成の手袋において、前記の切込み又は切欠きの周縁部に補強部材が取り付けられているのが好ましい。
また前記構成の手袋において、前記開口部の手背部側の縁から前記手掌部側の縁までの指先方向の長さが1cm以上5cm以下の範囲であるのが好ましい。
なお、「開口部の手背部側の縁から前記手掌部側の縁までの指先方向の長さ」とは、指先から最も遠い開口部の手背部側の縁から、指先から最も近い開口部の手掌部側の縁までの指先方向の長さを意味するものとする。
また前記構成の手袋において、前記の切込み又は切欠きの指先方向への長さが1cm以上3cm以下の範囲であるのが好ましい。
また前記構成の手袋において、前記開口部の手背部側の縁から前記手掌部側の縁までの指先方向の長さLと、前記の切込み又は切欠きの指先方向への長さLとの比L/Lが0.2以上0.8以下の範囲であるのが好ましい。
本考案に係る手袋によれば、袖部を有する手袋であっても、作業者の腕や長手袋の開口縁の内側に長手袋表面の汚れが付着することなく手袋への手の出し入れが容易に行える。
本考案に係る手袋(右手用)の第1実施形態を示す斜視図である。 図1の手袋を手掌部側から見た図である。 切欠きを設けた手袋の部分拡大図である。 本考案に係る手袋(右手用)の第2実施形態を示す手掌部側から見た図である。
以下、本考案の実施形態を図に基づき説明する。以下の各実施形態では同一または対応する構成については同一の符号を付して説明を適宜省略する場合がある。また、手袋は左右一対で対称形状であるので、以下の説明では右手用手袋についてのみ行うこととする。また、本明細書において示す「~」は、特に断りのない限り、その前後に記載の数値を下限値及び上限値として含む意味で使用する。
(第1実施形態)
図1は、本考案に係る手袋(右手用)の一実施形態を示す手掌部側(図1(a))と手掌部側(図1(b))の手袋の斜視図である。図1に示す手袋G1は、指先側が封鎖された筒状の5つの指部1と、手の平を覆う手掌部2と、手の甲を覆う手背部3と、手首及び前腕の一部を覆う筒状の袖部4とを有する。指部1と、手掌部2と、手背部3と、袖部4とは一体に成形されている。
袖部4の肘側には、手を出し入れするための開口部41が形成されている。図2に示す手掌部側からみた手袋G1の図から明らかなように、開口部41の手掌部側の縁411と手背部側の縁412とは、いずれも指先方向に対して垂直な直線状であって、開口部41の縁411の両端と縁412の両端とは直接的には接続せず指先方向に段差が形成されている。すなわち、開口部41の手掌部側の縁411は、手背部側の縁412よりも指先側に位置している。そして袖部4の手掌部側と手背部側との境界部に、開口部41から指先方向に向かって直線状の切込み5a,5bが形成されている。
開口部41の手掌部側の縁411が手背部側の縁412よりも指先側に位置していることで、袖部4の手背部側を他方の手で摘まみ上げて手袋G1を肘側に引き上げたり、指先側に引き下げたりすることが容易となり、手袋G1への手の出し入れが容易になる。加えて、袖部4の手掌部側と手背部側との境界部に切込み5a,5bが形成されていることで、袖部4の手背部側を他方の手で摘まみ上げた際に開口部41が大きく開かれ、手袋G1の肘側への引き上げや指先側への引き下げ、手袋G1への手の出し入れがより一層容易になる。
手袋G1において、開口部41の手背部側の縁412から手掌部側の縁411までの、開口部41から指先に向かう方向の長さL(図2に図示)は1cm~5cmの範囲が好ましい。長さLが1cmよりも短いと、袖部4の手背部側を摘まみ上げ難くなるおそれがある。長さLが5cmよりも長いと、袖部4の手背部側が作業中にばたつくおそれがある。より好ましい長さLは1cm~3cmの範囲である。
また手袋G1において、切込み5a,5bの開口部41から指先方向への長さL(図2に図示)は1cm~3cmの範囲が好ましい。長さLが1cmよりも短いと、開口部41の開きが十分でないおそれがある。長さLが3cmよりも長いと、袖部4の手掌部側が作業中にばたつくおそれがある。より好ましい長さLは1cm~2cmの範囲である。
切込み5a,5bの長さLは、開口部41の手背部側の縁412から手掌部側の縁411までの長さLよりも短いのが好ましい。また、長さL/Lは0.2~0.8の範囲が好ましい。
切込み5a,5bの周縁部、特に切込み5a,5bの指先側の先端周縁部には補強部材7(図1に図示)を設けるのが望ましい。袖部4の手背部側を他方の手で摘まみ上げて開口部41を開く際に、切込み5a,5bの先端に応力が集中して切込み5a,5bが指先方向に切り裂かれるおそれがあるからである。補強部材7としては従来公知のものが使用できる。例えば塩化ビニールやポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、紙、布等からなるシート状の補強部材が使用できる。このようなシート状の補強部材7は切込み5a,5bの周縁部に貼着あるいは溶着などによって取り付けられる。
手袋G1の材質に特に限定はないが、炊事、洗濯、掃除などの家事や農作業、液体を扱う労働作業などに使用される手袋G1の場合には、ゴム又は樹脂を主成分とする水を透さない材質が望ましい。例えば、ゴムとしては、天然ゴム、合成ゴム(ニトリルブタジエンゴム、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムやこれらの変性物等)を挙げることができる。樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン、アクリル樹脂やこれらの変性物等を挙げることができる。ゴム又は樹脂は一種を用いてもよいし、二種以上を組み合わせて使用してもよい。
手袋G1は、上記主成分に加えて公知の加硫剤、加硫促進剤、金属酸化物、可塑剤、安定剤、顔料、酸化防止剤、抗菌剤等の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤により、手袋G1の強度や柔軟性、抗菌性を向上できるほか、滑り止め性能が向上し、手袋G1をグリップ力に優れたものとできる。
手袋G1を構成する各部の厚みに特に限定はないが、一般に、0.2mm~0.8mmの範囲が好ましい。なお、手袋G1を構成する各部の厚みは同一でなくてもよく、例えば、耐久性や強度を要求される指部1を他の部分よりも厚くしても構わない。
(他の例)
図3に、本考案に係る手袋G1に設けることができる切欠き61,62の例を示す。図3に示す手袋G1では、図1および図2に示した手袋G1に形成されていた切込み5a,5bに替えて切欠き61,62が形成されている。図3(a)に示す切欠き61は三角形状である。図3(b)に示す切欠き62は四角形状である。このような多角形状の切欠きが形成されていることによっても手袋G1の開口部41は大きく開くことができる。切欠きの形状は多角形状に限定されるものではなく、円弧状などでも構わない。なお、切欠き61,62の周縁部には、切込み5a,5bの場合と同様に、補強部材7を設けるのが好ましい。
手袋G1の製造方法に特に限定はなく従来公知の製造方法が適用できる。例えば、手袋G1は浸漬法(ディッピング法)を用いて製造することができる。浸漬法では、陶器や金属製の手型を準備し、手型を樹脂原料に浸漬した後引き上げる。これにより、樹脂皮膜が手型の表面に形成される。樹脂原料は、手袋G1の主成分である樹脂が配合されたものである。次いで、手型の表面に形成された樹脂皮膜を加熱し流動性がなくなる程度に固化させた後、必要な物性が確保されるまで加熱する。その後、樹脂皮膜により形成された手袋を表裏反転させながら手型から外し手袋G1を得る。なお、手袋は表裏反転させながら手型から外されるので、製造中の手袋の表面は、完成した手袋G1の内面となる。
(第2実施形態)
図4に本考案に係る手袋の他の実施形態を示す。なお、図1及び図2に示した第1実施形態に係る手袋G1と異なる部分について以下説明し、手袋G1と同一部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図4は、手掌部側からみた手袋G2の図である。手袋G2では、袖部4に設けた開口部42の手掌部側の縁部421は指先側に凸の半円弧状であり、開口部42の手背部側の縁422は肘側に凸の半円弧状であって、手掌部側の縁421と手背部側の縁422とはその両端が接続している。そして袖部4の手掌部側と手背部側との境界部に、開口部42から指先方向に向かって三角形状の切欠き63a,63bが形成されている。
手袋G2において、開口部42の手背部側の縁422から手掌部側の縁421までの指先に向かう方向の長さLは1cm~5cmの範囲が好ましい。また手袋G2において、切込み63a,63bの開口部42から指先方向への長さLは1cm~3cmの範囲が好ましい。
(その他の変形例)
以上、本考案の好ましい実施形態を説明したが、本考案はこれら実施形態に限定されることはない。本考案の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。本考案は上述した説明によって限定されることはなく、添付の実用新案登録請求の範囲によってのみ限定される。
本考案の手袋では、作業者の腕や長手袋の開口部の内側に長手袋表面の汚れが付着することなく、手袋への手の出し入れが容易に行える。
G1,G2 手袋
1 指部
2 手掌部
3 手背部
4 袖部
5a,5b 切込み
7 補強部材
41,42 開口部
61,62 切欠き
63a,63b 切欠き
411,421 開口部の手掌部側の縁
412,422 開口部の手背部側の縁

Claims (6)

  1. 指を覆う指部と、手の平を覆う手掌部と、手の甲を覆う手背部と、手首及び前腕の一部又は全部を覆い、手を挿入するための開口部を有する袖部とを有する手袋であって、
    前記開口部は、前記手掌部側の縁が前記手背部側の縁よりも指先側に位置し、
    前記袖部の手掌部側と手背部側との境界部に、前記開口部から指先方向に向かって切込み又は切欠きが設けられている
    ことを特徴とする手袋。
  2. 前記指部と、前記手掌部と、前記手背部と、前記袖部とが一体成形され、
    ウレタン、塩化ビニール、天然ゴム、合成ゴムのいずれか一つ又はこれらの二以上の組み合わせから構成されている
    請求項1記載の手袋。
  3. 前記の切込み又は切欠きの周縁部に補強部材が取り付けられている
    請求項1又は2記載の手袋。
  4. 前記開口部の手背部側の縁から前記手掌部側の縁までの指先方向の長さが1cm以上5cm以下の範囲である請求項1又は2記載の手袋。
  5. 前記の切込み又は切欠きの指先方向への長さが1cm以上3cm以下の範囲である請求項1又は2記載の手袋。
  6. 前記開口部の手背部側の縁から前記手掌部側の縁までの指先方向の長さLと、前記の切込み又は切欠きの指先方向への長さLとの比L/Lが0.2以上0.8以下の範囲である請求項1又は2記載の手袋。
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