JP3245112U

JP3245112U - 自転車用方向指示装置

Info

Publication number: JP3245112U
Application number: JP2023003941U
Authority: JP
Inventors: 良子土屋
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2023-10-12
Filing date: 2023-10-12
Publication date: 2023-12-25
Anticipated expiration: 2033-10-12

Abstract

【課題】他者によって右折、左折を容易に判断できる視認性の良い方向指示装置を提供するものである。また、自転車転倒時のシグナルライトの破損を防止することができる方向指示装置を提供する。【解決手段】自転車の右折及び左折の方向指示を行うための方向指示装置であって、自転車のハンドルバー９のそれぞれに方向指示スイッチ５、６を設け、この方向指示スイッチと連動する左右一対の方向指示用シグナルライト３が、前輪１０の各ハブの両端もしくは前輪および後輪の各フォークにステー１２を介してそれぞれに設けられ、このステーには、自転車取付部、湾曲部、前記シグナルライトが装着されるライト取付部及び自転車転倒時に前記シグナルライトの破損を防止するプロテクトが形成されている自転車方向指示装置である。【選択図】図３

Description

本考案は、視認性が良く、且つシグナルライトの破損を防止することができる自転車用方向指示装置に関するものである。

近年、自転車に関連する交通事故が増加しているにもかかわらず運転者の右折・左折の意思を伝える方向指示装置を備える自転車はあまり普及していない。

登録実用新案公報第３１９０５８３号

特許文献１には自転車に後付けで取り付け可能な方向指示装置が記載されている。しかしながら、特許文献１記載の方向指示装置は左右のシグナルライトが近接していたため、他者からは運転者の意思が左折か右折か、わかりづらかった。また、シグナルライトの保護については考慮されていなかったため自転車転倒時にシグナルライトが容易に破損する恐れがあった。

本考案は、他者によって右折、左折を容易に判断できる視認性の良い方向指示装置を提供するものである。また、自転車転倒時のシグナルライトの破損を防止することができる方向指示装置を提供するものである。

本考案は、自転車の右折及び左折の方向指示を行うための方向指示装置であって、自転車のハンドルバーのそれぞれに方向指示スイッチを設けこの方向指示スイッチと連動する左右一対の方向指示用シグナルライトが前輪及び後輪の各ハブの両端もしくは前輪及び後輪の各フォークにステーを介してそれぞれ設けられ、このステーには、自転車取付部、湾曲部、前記シグナルライトが装着されるライト取付部及び自転車転倒時に前記シグナルライトの破損を防止するプロテクト部が形成されてなる自転車方向指示装置である。

本考案の方向指示装置は、自転車のフロントハブ及びもしくはリアハブに湾曲部を有するステーを介してシグナルライトを取り付けているため左右のシグナルライト間の距離を十分確保できるため外部の他者からは左右どちらのシグナルライトが点滅しているかが容易に認識でき運転者の意思を明確に伝えることができる。

また、ステーの端部にシグナルライト保護用のプロテクト部を設けたため、自転車転倒時のシグナルライトの破損を防止することができる。

本考案の自転車方向指示装置を取付けた自転車の側面図である。本考案の自転車方向指示装置を取付けた自転車の上面図である。本考案の自転車方向指示装置を取付けた自転車の正面図である。本考案の自転車方向指示装置を示す図であり、それぞれ（イ）は側面図、（ロ）は正面図、（ハ）は上面図である。本考案の自転車方向指示装置における方向指示押しボタンスイッチの取り付け状態を示す説明図である。本考案の自転車方向指示装置におけるステーの他の実施例を示す斜視図である。

本考案を実施するための形態

以下本考案に係る実施の形態を図面により説明する。

図１ないし図５は本考案の自転車方向指示装置の一実施例を示す。
本実施例における自転車方向指示装置は既存の自転車に後付けとして取り付けることが可能な構造となっている。具体的には、シグナルライト３が取り付けられたステー１２が前輪１０のフロントハブ１の左右端部に取り付けられている。同様にシグナルライト４が取り付けられたステー１２が後輪１１のリアハブ２の左右端部に取り付けられている。一方、ハンドルバー９の左右グリップ９ａ、９ｂの近傍にはそれぞれ右折用方向指示押しボタンスイッチ５及び左折用方向指示押しボタンスイッチ６が装着されている。

ハンドルバー９の中央下部のフレーム１４には充電式電池を内蔵する電源ボックス７が取り付けられている。この電源ボックス７から配線８を介して右折用及び左折用方向指示押しボタンスイッチ５、６及び前輪１０及び後輪１１のそれぞれ左右に配置された合計４つのシグナルライトに給電される。

そして、右折時は右折用方向指示押しボタンスイッチ５を押すことにより前輪１０及び後輪１１の右側に配置されたシグナルライト３、４が点滅する。また、左折時は左折用方向指示押しボタンスイッチ６を押すことにより前輪１０及び後輪１１の左側に配置されたシグナルライト３、４が点滅する。

ステー１２は図４（イ）、（ロ）、（ハ）に示すように、自転車取付部１２ａ、湾曲部１２ｂ、ライト取付部１２ｃ及びプロテクト部１２ｄを有する。ステー１２の自転車への取り付けは、前輪１０及び後輪１１のハブ１，２に車輪及びフォークを固定しているネジを外し自転車取付部１２ａの穴をネジに貫通させた後、再度ネジを締め付けることにより行うものであり後付けで簡単に装着可能となっている。ライト取付部１２ｃは湾曲部１２ｂにより自転車取付部１２ａの位置より外方に位置することにより左右のシグナルライト３、４は車輪を挟んで一定の距離を確保できるため、他者によって右折、左折を容易に判断できる視認性の良い方向指示装置を実現できる。

また、ライト取付部１２ｃの近傍にはシグナルライト３、４の破損を防止するプロテクト部１２ｄが形成されている。具体的には、図３に示すように前輪及び後輪の路面接地部とプロテクト部１２ｄの先端部を結んだ仮想線（一点鎖線）より車輪側にシグナルライト３、４が位置するようにプロテクト部１２ｄの寸法が設定されているため、自転車が転倒した際に、プロテクト部１２ｄの先端が路面に接触することによりシグナルライト３、４は直接路面に接触することはなく破損を免れることができる。

図６は本考案の自転車方向指示装置におけるステーの他の実施例を示す。
本実施例におけるステー１６の自転車取付部１６ａは、ハブに取り付けるのではなくハブ近傍のフォーク１３を挟み込んでネジ止め固定する構成となっている。そのためハブのネジを外す必要がないため、自転車方向指示装置をより簡単に後付けで自転車に装着することができる。尚上記実施例におけるステー１２，１６は左右で対称形状となっている。

１フロントハブ
２リアハブ
３前輪用シグナルライト
４後輪用シグナルライト
５右折用方向指示押しボタンスイッチ
６左折用方向指示押しボタンスイッチ
７電源ボックス
８配線
９ハンドルバー
９ａ右グリップ
９ｂ左グリップ
１０前輪
１１後輪
１２，１６ステー
１３フォーク
１４フレーム
１５シグナルライト

Claims

自転車の右折及び左折の方向指示を行うための方向指示装置であって、自転車のハンドルバーのそれぞれに方向指示スイッチを設けこの方向指示スイッチと連動する左右一対の方向指示用シグナルライトが前輪及び後輪の各ハブの両端もしくは前輪及び後輪の各フォークにステーを介してそれぞれ設けられ、このステーには、自転車取付部、湾曲部、前記シグナルライトが装着されるライト取付部及び自転車転倒時に前記シグナルライトの破損を防止するプロテクト部が形成されている自転車方向指示装置。
前記ステーは、車輪の路面接地部と前記プロテクト部の先端部を結んだ仮想線（一点鎖線）より車輪側に前記シグナルライトが位置するように前記プロテクト部の寸法が設定されてなる請求項１記載の自転車方向指示装置。