JP3245029U - コンピュータの取扱説明書 - Google Patents

Abstract

【課題】現時点の操作が、所定の操作手順のうちのどのステップかを認識することができるコンピュータの取扱説明書を提供する。【解決手段】コンピュータの操作のための取扱説明書である取説１であって、１以上の紙面からなる目次部２０と、複数の紙面からなる操作説明部３３０と、を含み、操作説明部３０は、複数の枠図３１ａによりコンピュータの所定の操作の流れをフローチャート形式で表したフロー図３１を含む第１紙面３と、フロー図３１のうち、特定の一の枠図３１ａ－１を他の複数の枠図３１ａと区別して表したステップ表示フロー図４１を含む第２紙面４と、を備える。【選択図】図４

Description

本考案は、コンピュータの操作を説明するための取扱説明書に関する。

従来から、ＰＣ（パーソナルコンピュータ）やタブレット、スマートフォン等のコンピュータの操作を説明するための取扱説明書が提供されている。例えば、特許文献１には、コンピュータの操作説明が記載された説明部を含む取扱説明書が開示されている。この説明部は、上段に質問欄を設け、下段に回答欄を設けて、コンピュータの操作に不慣れな人の代表的な質問に対して回答する形式でコンピュータの操作を記載している。また、回答欄には、操作におけるモニタ画面やイラスト等も記載されている。

実用新案登録第３０９０８２４号公報

従来の取扱説明書では、質問欄の記載を初心者の多くが窮する事項とすることで、初心者にとって利用し易い取扱説明書としている。しかしながら、コンピュータの操作は、所定の操作手順に沿って行われるものであり、現時点の操作が、所定の操作手順のうちのどのステップかを認識できなければ、所定の操作手順を理解することができずに、コンピュータの操作の上達が難しくなることがある。

本考案は、現時点の操作が、所定の操作手順のうちのどのステップかを認識することができるコンピュータの取扱説明書を提供することを目的とする。

本考案の一つの態様に係るコンピュータの取扱説明書は、コンピュータの操作のための取扱説明書であって、１以上の紙面からなる目次部と、複数の紙面からなる操作説明部と、を含み、前記操作説明部は、複数の枠図により前記コンピュータの所定の操作の流れをフローチャート形式で表したフロー図を含む第１紙面と、前記フロー図のうち、特定の一の前記枠図を他の複数の前記枠図と区別して表したステップ表示フロー図を含む第２紙面と、を備えることを特徴とする。

本考案によれば、現時点の操作が、所定の操作手順のうちのどのステップかを認識することができるコンピュータの取扱説明書を提供することができる。

本考案の実施形態に係るコンピュータの取扱説明書の構成を示す図である。 本考案の実施形態に係るコンピュータの取扱説明書における目次部を示す図である。 本考案の実施形態に係るコンピュータの取扱説明書における操作説明部における第１紙面を示す図である。 本考案の実施形態に係るコンピュータの取扱説明書における操作説明部における第２紙面を示す図である。 本考案の実施形態の変形例に係るコンピュータの取扱説明書の紙面であって、ロボ案内部が記載された紙面を示す図である。

本考案の実施形態を図に基づいて説明する。図１には、本考案の実施形態に係るコンピュータの取扱説明書である取説１が示されている。取説１は、複数の紙面２からなる。取説１は、表紙１０と、目次部２０と、操作説明部３０とを含む。なお、取説１の紙面２は、現実の紙を印刷して形成される場合だけでなく、紙面２の形態をＰＣやタブレット、スマートフォン等の画面上に表示するビューア等のアプリケーションを用いて使用する場合も含まれる。

表紙１０は、一の紙面２を有し、取説１の題号（説明しているソフトウェアの名称等）や、取説１を提供する会社名等が記載されている。目次部２０は、１以上の紙面２からなる。図２に示すように、目次部２０は、操作説明におけるカテゴリーが記載される複数のカテゴリー表示部２１と、各カテゴリー表示部２１と関連する複数の操作説明頁表示部２２とを備えている。操作説明頁表示部２２は、表題２２ａと該当ページ２２ｂを備えている。図２に示す目次部２０の例では、カテゴリー表示部２１は、４種類（４つ）記載されている。操作説明頁表示部２２は、各カテゴリー表示部２１に対応して複数記載されている。なお、各カテゴリー表示部２１は、理解し易いように、順番を示す丸囲み数字が付されている。

具体的には、例えば、カテゴリー表示部２１には、「（１）起動とシャットダウン」と表示され、操作説明頁表示部２２には、カテゴリー表示部２１の表示と関連する表題２２ａとして、「電源を入れる方法」、「正しいシャットダウン方法」が表示され、該当ページ２２ｂとしてページ番号が記載されている。なお、該当ページ２２ｂのページ番号は、操作説明部３０におけるページ番号である。このように、カテゴリー表示部２１により、コンピュータの操作体系をカテゴリー分けして表示することで、取説１の使用者は、知りたいことに容易にたどり着くことができる。

図３は、複数の紙面２からなる操作説明部３０における一の紙面２であって、カテゴリー表示部２１に記載されるカテゴリーにおける最初のページである第１紙面３を示している。第１紙面３の上部には、カテゴリー表示部２１及び操作説明頁表示部２２の表題２２ａと同じ内容の表示３５が記載されている。表示３５により、第１紙面３の内容が、カテゴリー表示部２１（例えば、「ファイル管理の基本」項目）における表題２２ａ（例えば「ファイルの新規作成」）であることが容易に理解することができる。

第１紙面３は、複数の枠図３１ａによりコンピュータの所定の操作の流れをフローチャート形式で表したフロー図３１を含む。図３の例では、フロー図３１は、内側に操作説明がなされた五角形形状の枠図３１ａの頂部を右側に揃えることで、左から右の順で操作手順が説明されている。

また、フロー図３１には、枠図３１ａの上側に、開放側を下方に向けた略コ字状の実線からなる範囲表示部３１ｂを備えることで、操作手順の中でも大枠の操作手順を示している。例えば、範囲表示部３１ｂ－１は、３つの枠図３１ａを範囲として示して、同じ操作目的における操作手順であることを示している。

また、一の枠図３１ａ－１には、下側に、長矩形状の四角枠内に詳細説明が記載された詳細説明部３１ｃが記載されている。詳細説明部３１ｃにより、取説１の使用者は、簡潔に説明されたフロー図３１の枠図３１ａ内の説明について、より詳細な説明やポイントを知ることができる。

第１紙面３は、左側に会話形式説明部３２が配置されている。会話形式説明部３２は、２種以上のキャラクタ図柄３２ａ，３２ｂにおける各キャラクタ図柄３２ａ，３２ｂが吹き出し３２ｃを備えることにより会話形式で表されている。会話形式説明部３２により、取説１の使用者は、コンピュータの初心者であっても親しみ易い切り口で取説１を読むことができる。

また、第１紙面３は、第１紙面３の右側におけるフロー図３１の上側（表示３５よりも下側、すなわち、当該紙面（第１紙面３）の右上）に、ポイント説明部３３が設けられている。ポイント説明部３３は、キャラクタ図柄３３ａと、吹き出し３３ｂとを有し、当該紙面（第１紙面３）の操作説明のポイントを端的に表示している。ポイント説明部３３は、当該紙面（第１紙面３）の右上に記載されることで、取説１の使用者はポイント説明部３３を即座に見つけて読むことができる。

図４は、複数の紙面２からなる操作説明部３０における一の紙面２であって、カテゴリー表示部２１に記載されるカテゴリーにおける２ページ目以降の紙面２である第２紙面４を示している。第２紙面４の上部には、第１紙面３と同じ内容の表示４５が記載されている。

第２紙面４の右上側であって、表示４５の下側には、ステップ表示フロー図４１が記載されている。ステップ表示フロー図４１は、第１紙面３に記載されるフロー図３１のうち、特定の一の枠図３１ａ－１を他の複数の枠図３１ａと区別して表されている。ステップ表示フロー図４１の下方には、イラスト等を用いて分かりやすい操作説明が記載されている。

より具体的には、ステップ表示フロー図４１の枠図３１ａ－１は、第１紙面３と同様の濃さで表されており、他の枠図３１ａは、一の枠図３１ａ－１よりも薄く表すことで、区別して表している。一の枠図３１ａ－１は、第２紙面４の内容が、フロー図３１のうち、何れのステップに相当するかを示しており、これにより、取説１の使用者は、第２紙面４の操作説明が、一連の操作の中で何れのステップの操作かを容易に認識することができる。

以上、本考案の実施形態を説明したが、本考案は本実施形態によって限定されることはなく、種々の変更を加えて実施することができる。例えば、ステップ表示フロー図４１において、特定の一の枠図３１ａ－１と他の複数の枠図３１ａと区別して表示する方法は、色の濃さだけではなく、強調表示（枠図を二重にする等）等により区別して表示する方法を採用することができる。

また、操作説明部３０における紙面２には、図５に示すように、ロボットの図柄５０ａと吹き出し５１からなるロボット案内部５０を記載することができる。これにより、案内記号等と異なり、親しみやすいアナログ感を表現することができる。ロボット案内部５０は、紙面２の右上に設けることで、使用者にとって見つけやすいものとすることができる。また、この他、操作説明を動画説明した動画が表示されるリンク先のＵＲＬを表すＱＲコード（登録商標）を記載することもできる。

１ 取説 ２ 紙面
３ 第１紙面 ４ 第２紙面
１０ 表紙 ２０ 目次部
２１ カテゴリー表示部 ２２ 操作説明頁表示部
２２ａ 表題 ３０ 操作説明部
３１ フロー図 ３１ａ 枠図
３１ａ－１ 枠図 ３１ｂ 範囲表示部
３１ｂ－１ 範囲表示部 ３１ｃ 詳細説明部
３２ 会話形式説明部 ３２ａ キャラクタ図柄
３２ｂ キャラクタ図柄 ３２ｃ 吹き出し
３３ ポイント説明部 ３３ａ キャラクタ図柄
３３ｂ 吹き出し ３５ 表示
４１ ステップ表示フロー図 ４５ 表示
５０ ロボット案内部 ５０ａ 図柄
５１ 吹き出し

Claims (5)

1. コンピュータの操作のための取扱説明書であって、
   １以上の紙面からなる目次部と、複数の紙面からなる操作説明部と、を含み、
   前記操作説明部は、
   複数の枠図により前記コンピュータの所定の操作の流れをフローチャート形式で表したフロー図を含む第１紙面と、
   前記フロー図のうち、特定の一の前記枠図を他の複数の前記枠図と区別して表したステップ表示フロー図を含む第２紙面と、
   を備えることを特徴とするコンピュータの取扱説明書。
2. 前記第１紙面又は前記第２紙面は、２種以上のキャラクタ図柄における各前記キャラクタ図柄が吹き出しを備えることにより会話形式で表された会話形式説明部を備えることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータの取扱説明書。
3. 前記操作説明部は、動画が表示されるリンク先のＵＲＬを表すＱＲコード（登録商標）が記載される前記紙面を備えることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータの取扱説明書。
4. 前記操作説明部は、当該紙面の右上に、吹き出しを備えるロボットの図柄が配置される前記紙面を備えることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータの取扱説明書。
5. 前記目次部は、前記コンピュータの操作を表す複数のカテゴリー表示部を備え、各前記カテゴリー表示部は、各前記カテゴリー表示部と関連する複数の操作説明頁表示部を備えることを特徴とする請求項１に記載のコンピュータの取扱説明書。
   

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