JP3244971U - 自動車用屋外脱出装置及び自動車 - Google Patents

Abstract

【課題】自動車が泥沼の窪みに嵌る時に、自動車本体により脱出することが実現される自動車用屋外脱出装置を提供する。【解決手段】モータアセンブリ１と、昇降アセンブリと、制御システムとを含む自動車用屋外脱出装置であって、モータアセンブリはモータと減速機とを含み、モータアセンブリの出力端に回転軸２が取り付けられており、回転軸及びモータアセンブリの出力端は同期して回転し、回転軸に昇降アセンブリが固定されている。自動車に屋外脱出装置を追設することにより、自動車が泥沼の窪みに嵌る時に、自動車本体により脱出することが実現され、救援を待つ必要がなく、閉じ込められるリスクを低減する。同時にタイヤを交換しやすい役割を果たすこともでき、操作しやすく、自動車の屋外走行の安全性及び利便性を向上した。【選択図】図１

Description

本考案は、自動車及び自動車部品の技術分野に関し、特に、自動車用屋外脱出装置及び自動車に関する。

自動車は現在の主流の交通手段であり、その上、観光旅行が好きな人では、ドライブ旅行を選択し始める者も増えているが、自ら運転して出かける過程で道路状況等の原因により、自動車のタイヤが泥沼に嵌る等の複雑な道路状況にあうことは避けられない。上記状況が現れると、当事者自身は自らを救う能力に限界があり、助けを求める等の方式により行うことしかできない。しかし、多くの場合、地理的位置の影響により、救援は速やかに出現することができない。

特許公告番号ＣＮ ２０８３０６６１５ Ｕでは、引き綱と、リールと、三角架と、ロープガイドと、３つの自己クランプ構造とを含む携帯型自動車脱出装置であって、前記引き綱の一端に、引き綱の一端を固定するためのフックが設けられており、引き綱の他端がリールに巻き付けられ、前記リールの内側に三角架が設けられており、前記三角架に３つの爪が均一に設けられており、それぞれの爪に１つの自己クランプ構造が設けられており、前記自己クランプ構造は、一端が爪の一側にヒンジで連結装着され、他端に雌ねじスリーブが設けられている折り畳み棒を含み、前記雌ねじスリーブと締め付けボルトの下端の雄ねじ棒とが螺合装着され、前記締め付けボルトの上端に、折り畳みスリーブの内部に摺動可能に取り付けられ、折り畳みスリーブ内部の段差面により位置規制を行う止め輪が設けられている携帯型自動車脱出装置が開示されている。該特許は車体自体の動力により脱出させるが、自動車が泥沼又は沼沢に陥る場合、車輪は回転できないわけではなく、地面の窪みで車輪がその中にはまって空回りし、自動車が移動できなくなるので、車輪を駆動して回転させるだけでは、このような問題を解決できない。このため、本考案は自動車用屋外脱出装置及び自動車を提案する。

本考案は、従来技術中の上記欠点に対して、構造が簡単で合理であり、普及しやすい自動車用屋外脱出装置及び自動車を提供する。

モータアセンブリと、昇降アセンブリと、制御システムとを含む自動車用屋外脱出装置であって、前記モータアセンブリはモータと減速機とを含み、前記モータアセンブリの出力端に回転軸が取り付けられており、前記回転軸及び前記モータアセンブリの出力端は同期して回転し、前記回転軸に前記昇降アセンブリが固定されており、
前記昇降アセンブリは動力ユニットと、伸縮柱と、支持プレートとを含み、なかでも、前記動力ユニット及び前記伸縮柱は何れも前記回転軸に取付固定され、前記伸縮柱と前記回転軸は垂直となり、前記伸縮柱の底部に支持プレートが取り付けられており、前記制御システムは前記モータアセンブリ及び前記動力ユニットを制御することに用いられる自動車用屋外脱出装置。

好ましくは、前記昇降アセンブリは昇降油圧シリンダ又は電動油圧シリンダであり、前記昇降アセンブリがスイッチ回路により前記制御システムと電気的に接続され、前記制御システムは、前記モータアセンブリを制御するための第１スイッチと、前記昇降アセンブリを制御するための第２スイッチと、を含む。

好ましくは、前記回転軸の回転角度は０～９０°であり、前記電動アセンブリは前記回転軸により前記伸縮柱を回転駆動させ、水平位置から垂直位置まで回転することが実現される。

好ましくは、前記支持プレートの面積は前記伸縮柱の底面積よりも大きい。

自動車本体を含む自動車であって、前記自動車本体の底部に溝が設けられており、前記溝に前記自動車用屋外脱出装置が取り付けられている自動車。

好ましくは、前記制御システムの第１スイッチ及び第２スイッチが前記自動車本体の運転室に取り付けられる。

好ましくは、前記制御システムは、蓄電池モジュールと、ソーラーパネルと、をさらに含み、前記ソーラーパネルは前記自動車本体の頂部に取り付けられ、太陽エネルギーを電気エネルギーに転換し、前記蓄電池モジュールに貯蔵する。

本考案の効果は以下の通りである。
本考案に係る自動車用屋外脱出装置及び自動車は、自動車に屋外脱出装置を追設することにより、自動車が泥沼の窪みに嵌る時に、自動車本体により脱出することが実現され、救援を待つ必要がなく、閉じ込められるリスクを低減する。同時にタイヤを交換しやすい役割を果たすこともでき、操作しやすく、自動車の屋外走行の安全性及び利便性を向上した。

本考案に係る実施例の技術的手段をより明確に説明するために、以下に実施例における使用する必要のある図面を簡単に説明する。なお、以下の図面に本考案のある実施例のみが示されているので、範囲を限定するものと見なすべきではなく、当業者にとって、創造的な労働をすることなく、さらにこれらの図面に応じて他の関連図面を得ることができる。

モータアセンブリ及び昇降システムの概略構成図である。 自動車の側面の概略構成図である。 自動車の底面の概略構成図である。 本考案の使用状態の模式図である。

本考案の実施例の目的、技術的手段及びメリットがより明らかになるように、以下、本考案の実施例中の図面を参照しながら、本考案の実施例中の技術的手段を明確で完全に説明する。明らかに、説明される実施例は本考案の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。通常、ここで、図面に説明表示される本考案の実施例のアセンブリは、種々の異なる配置で配列と設計を行うことができる。

なお、本考案に係る実施例の説明では、用語「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」等で示される方位又は位置関係は、図面に示す方位又は位置関係に基づくものであり、又は該考案の製品が使用時に通常置かれる方位又は位置関係である。本考案を容易に説明し、及び説明を簡単にするためのものに過ぎず、示される装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構成、操作しなければならないことを指示又は暗示するものではない。従って、本考案を制限するものと理解できない。

なお、本考案に係る実施例の説明では、別途明確な規定や限定がない限り、用語「設置」「取付」、「連結」、「接続」が現れる場合、広く理解されるべきである。例えば、固定接続されてもよく、着脱可能に接続されてもよく、又は一体的に接続されてもよい。機械的に接続されてもよく、電気的に接続されてもよい。直接連結されてもよく、仲介部材によって間接的に連結されてもよく、２つの素子内部が連通してもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて、本考案における上記用語の具体的な意味を理解することができる。

図示するように、モータアセンブリ１と、昇降アセンブリと、制御システムとを含む自動車用屋外脱出装置であって、モータアセンブリ１はモータと減速機とを含み、モータアセンブリ１の出力端に回転軸２が取り付けられており、回転軸２及びモータアセンブリ１の出力端は同期して回転し、回転軸２に昇降アセンブリが固定されており、回転軸２の回転角度は０～９０°であり、電動アセンブリは回転軸２により伸縮柱３を回転駆動させ、水平位置から垂直位置まで回転することが実現される。

昇降アセンブリは動力ユニットと、伸縮柱３と、支持プレート４とを含み、なかでも、動力ユニット及び伸縮柱３は何れも回転軸２に取付固定され、伸縮柱３と回転軸２は垂直となり、伸縮柱３の底部に支持プレート４が取り付けられており、制御システムはモータアセンブリ１及び動力ユニットを制御することに用いられる。支持プレート４の面積は伸縮柱３の底面積よりも大きい。

昇降アセンブリは昇降油圧シリンダ又は電動油圧シリンダであり、昇降アセンブリがスイッチ回路により制御システムと電気的に接続され、制御システムは、モータアセンブリ１を制御するための第１スイッチと、昇降アセンブリを制御するための第２スイッチと、を含む。

自動車本体５を含む自動車であって、自動車本体５の底部に溝６が設けられており、溝６に前記自動車用屋外脱出装置が取り付けられている自動車。制御システムは、蓄電池モジュールと、ソーラーパネルと、をさらに含み、ソーラーパネルは自動車本体５の頂部に取り付けられ、太陽エネルギーを電気エネルギーに転換し、蓄電池モジュールに貯蔵する。制御システムの第１スイッチ及び第２スイッチが自動車本体５の運転室に取り付けられる。

本考案は、使用時に、自動車を加工出荷する前に、屋外脱出装置付き配置を選択し、モータアセンブリ及び昇降システムを自動車の底部に取り付けることができる。自動車が泥沼又は沼沢にはまる場合、運転者は運転室内で第１スイッチにより前記モータを制御して始動することができる。回転軸が昇降アセンブリを回転駆動させることで、伸縮柱は垂直状態まで回転し、その後、運転者は第２スイッチにより昇降アセンブリを制御して伸長を開始させ、昇降油圧シリンダ又は電動油圧シリンダは自動車を突き上げ、自動車のハブが泥沼から露出する。そうすれば、石、土等の充填物をハブの下に入れ、その後、昇降アセンブリを原位置まで収め、自動車を始動させることができ、このように自動車のハブは窪みから出ることができる。同時に、伸縮柱の底部に支持プレート４が設けられており、底面積を増加したので、支持効果が良く、自動車のハブの脱出に用いることができるだけでなく、タイヤを交換しやすい等の役割を果たすこともできる。

本考案に係る自動車用屋外脱出装置及び自動車は、自動車に屋外脱出装置を追設することにより、自動車が泥沼の窪みに嵌る時に、自動車本体により脱出することが実現され、救援を待つ必要がなく、閉じ込められるリスクを低減する。同時にタイヤを交換しやすい役割を果たすこともでき、操作しやすく、自動車の屋外走行の安全性及び利便性を向上した。

上述したのは本実用新案の好ましい実施例に過ぎず、本実用新案を制限するためのものではない。本実用新案の趣旨と原則において為されたいかなる変形、等価置換及び改善等は、全て本実用新案の保護範囲に含まれるべきである。

１ モータアセンブリ
２ 回転軸
３ 伸縮柱
４ 支持プレート
５ 自動車本体
６ 溝

Claims (7)

1. モータアセンブリ１と、昇降アセンブリと、制御システムとを含む自動車用屋外脱出装置であって、前記モータアセンブリ１はモータと減速機とを含み、前記モータアセンブリ１の出力端に回転軸２が取り付けられており、前記回転軸２及び前記モータアセンブリ１の出力端は同期して回転し、前記回転軸２に前記昇降アセンブリが固定されており、
   前記昇降アセンブリは動力ユニットと、伸縮柱３と、支持プレート４とを含み、なかでも、前記動力ユニット及び前記伸縮柱３は何れも前記回転軸２に取付固定され、前記伸縮柱３と前記回転軸２は垂直となり、前記伸縮柱３の底部に支持プレート４が取り付けられており、前記制御システムは前記モータアセンブリ１及び前記動力ユニットを制御することに用いられることを特徴とする、自動車用屋外脱出装置。
2. 前記昇降アセンブリは昇降油圧シリンダ又は電動油圧シリンダであり、前記昇降アセンブリがスイッチ回路により前記制御システムと電気的に接続され、前記制御システムは、前記モータアセンブリ１を制御するための第１スイッチと、前記昇降アセンブリを制御するための第２スイッチと、を含むことを特徴とする、請求項１に記載の自動車用屋外脱出装置。
3. 前記回転軸２の回転角度は０～９０°であり、前記電動アセンブリは前記回転軸２により前記伸縮柱３を回転駆動させ、水平位置から垂直位置まで回転することが実現されることを特徴とする、請求項１に記載の自動車用屋外脱出装置。
4. 前記支持プレート４の面積は前記伸縮柱３の底面積よりも大きいことを特徴とする、請求項３に記載の自動車用屋外脱出装置。
5. 自動車本体５を含む自動車であって、前記自動車本体５の底部に溝６が設けられており、前記溝６に請求項１～４の何れか１項に記載の自動車用屋外脱出装置が取り付けられていることを特徴とする、自動車。
6. 前記制御システムの第１スイッチ及び第２スイッチが前記自動車本体５の運転室に取り付けられることを特徴とする、請求項５に記載の自動車。
7. 前記制御システムは、蓄電池モジュールと、ソーラーパネルと、をさらに含み、前記ソーラーパネルは、前記自動車本体５の頂部に取り付けられ、太陽エネルギーを電気エネルギーに転換し、前記蓄電池モジュールに貯蔵することを特徴とする、請求項５に記載の自動車。