JP3244970U - 燃焼アセンブリ - Google Patents

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元興 周
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Abstract

【課題】燃焼効率及び燃焼温度の向上を実現する燃焼アセンブリを提供する。【解決手段】中空管状の燃焼室1と、燃焼室の一端を覆うように設けられる底壁2であって、底壁に空気入口21が設けられており、空気入口の周囲に再循環入口22が設けられている底壁と、環状であり、燃焼室の底壁に背く一端の内壁に設けられ、外壁の底壁に背く一端が燃焼室の内壁に貼り合わせられ、外壁の底壁に面する一端が軸線へ傾斜しているガス分離装置3と、一端が燃焼室に連通し、他端が再循環入口に連通する引き出し管4であって、引き出し管が燃焼室に連通する軸方向位置は、ガス分離装置の外壁が軸線へ傾斜する位置にある引き出し管と、を含む。気圧を有する高温の再循環ガスは、空気入口から入った空気と接触した時に熱交換するため、空気入口から入った空気の初期温度を上昇させ、最終的に得られた燃焼温度も上昇し、より高い燃焼温度が得られる。【選択図】図2

Description

本願は、加熱デバイスの分野に関し、特に燃焼アセンブリに関する。
加熱器や改質器には、加熱操作期間に蒸発又は燃焼し、その期間に発生した熱を伝熱媒体に伝達するために、通常、燃焼アセンブリを配置する必要があり、燃焼アセンブリ内の燃焼温度及び燃焼効率は、燃料の効率的な利用に対して非常に重要な役割を果たしている。特に車両又は他の幾つかの移動機器において、寒い冬に内部を加熱する必要があり、機器の相対的な小型化や携帯可能な燃料が限られているため、燃料の効率的な利用には多くの困難が存在するが、非常に切実に求められている。
実用新案の概要
本願の主な目的は、燃焼温度及び燃焼効率の技術的課題を解決するために、燃焼アセンブリを提供することである。
上記目的を達成するために、本願は、中空管状の燃焼室と、燃焼室の一端を覆うように設けられる底壁であって、底壁に空気入口が設けられており、空気入口の周囲に再循環入口が設けられている底壁と、環状であり、燃焼室の底壁に背く一端の内壁に設けられ、外壁の底壁に背く一端が燃焼室の内壁に貼り合わせられ、外壁の底壁に面する一端が軸線へ傾斜しているガス分離装置と、一端が燃焼室に連通し、他端が再循環入口に連通する引き出し管であって、引き出し管が燃焼室に連通する軸方向位置は、ガス分離装置の外壁が軸線へ傾斜する位置にある引き出し管と、を含む燃焼アセンブリを提供する。
任意選択的に、環状であり、燃焼室の内壁に設けられ、且つ燃焼室の内壁に貼り合わせられ、燃料又は蒸気を燃焼室に搬送するための多孔質蒸発器を更に含む。多孔質蒸発器を介して燃料を燃焼室に送り込むことにより、燃料を燃焼室に入る前に燃焼室の周囲に分散させ、燃料が燃焼室に入った後に空気と混合するのをより容易にし、燃焼をより十分にし、燃焼効率を大幅に向上させる。
任意選択的に、多孔質蒸発器は、一端が底壁に接触する。それにより、燃料は、多孔質蒸発器を介して燃焼室に入る際に底壁の一端から入り、燃料と空気の混合をより早く開始させ、混合をより十分にし、燃焼効率を向上させる。
任意選択的に、引き出し管に連通し、引き出し管内に水又は水蒸気を噴射するための噴射管を更に含む。燃料油を使用して燃焼する場合、炭素堆積などの現象が避けられず、アセンブリ内に水や蒸気を噴射することにより、蒸気と炭素を化学反応させることで炭素堆積を除去する。
任意選択的に、中空環状であり、底壁の燃焼室に面する側に設けられ、且つ再循環入口に連通するパージ管を更に含む。実際に使用する時、多孔質蒸発器の表面に炭素堆積などの現象が発生しやすいことが多く、このような炭素堆積は除去しにくく、燃焼効率に影響を与えるだけでなく、燃料の出力にも影響を与え、燃焼室に入った一定圧力を有する再循環ガスを案内し、気流を引き起こすことにより、多孔質蒸発器の表面の炭素堆積を巻き上げ、蒸気を利用して炭素堆積を更に除去するために十分な準備を行う。
任意選択的に、パージ管の管径は、底壁に面する一端から燃焼室の一端に向かって徐々に減少する。それにより、再循環ガスが燃焼室に入る際の気圧を高め、気流をより活発にし、燃料と空気の混合に寄与するだけでなく、炭素堆積の巻き上げにも寄与する。
任意選択的に、パージ管の側壁にパージ孔が設けられている。実際の使用において、底壁には炭素堆積現象が発生しやく、このような炭素堆積は除去しにくく、燃焼効率に影響を与え、パージ管の側壁にパージ孔を設けて再循環ガスを分流すると共に、分流した再循環ガスを案内することにより、底壁上の炭素堆積を巻き上げ、蒸気を利用して炭素堆積を更に除去するために十分な準備を行う。
任意選択的に、中空管状であり、引き出し管の外側に設けられ、底壁に近い一端が密閉して設けられ、他端が開口して設けられ、空気が引き出し管の外側を流れた後に空気入口から燃焼室に流入するように案内する導風管を更に含む。それにより、引き出し管内の温度を更に利用することができ、燃焼室内に多段階の温度勾配を形成し、空気入口から燃焼室に入った空気の温度を大幅に高め、熱損失を低減しながら加熱温度を高めることにより、アセンブリ全体の効率を大幅に向上させる。
任意選択的に、燃焼室の底壁に背く一端に設けられ、燃焼室と一体成形されるか、又は取り外し可能に接続される火炎管を更に含む。燃焼室内の高温空気の熱エネルギーを加熱器や改質器に伝達する場合、火炎管によって接続して移行する必要があり、メンテナンスや交換を行う際により容易になるように、火炎管を取り外し可能に設ける。
任意選択的に、火炎管と燃焼室の間に空気通路が設けられている。第2の経路の空気を導入することにより、燃焼室と炎管の空気との混合を助けるだけでなく、温度を調節・制御する役割も果たし、異なるシーンの使用ニーズに適用することに役立つ。
本願が実現できる技術的効果は以下の通りである。即ち、本願において、環状のガス分離装置は、燃焼室内の高温混合ガスを、ガス分離装置の中央部を通過する熱交換ガスと、ガス分離装置の外壁の傾斜位置を通過する再循環ガスとに分割する。ガス分離装置の外壁の底壁に面する一端は、軸線へ傾斜して漏斗状に形成され、再循環ガスは、この位置を通過する時に押し出されて一定の気圧を有し、一定の気圧を有する再循環ガスは、引き出し管によって引き出され、循環入口から燃焼室に再び入る。この時、再循環ガスは、一定の気圧及び高温を有し、気圧を有する再循環ガスは、空気入口から入った空気に接触した時に気流を動かし、燃焼室内の気流をより活発にし、燃料又は蒸気と空気との混合をより十分にし、燃焼効率を向上させる。これと同時に、気圧を有する高温の再循環ガスは、空気入口から入った空気に接触した時に熱交換するため、空気入口から入った空気の初期温度を上昇させ、同じ熱でも、初期温度が上昇した場合に最終的に得られた燃焼温度も上昇し、それによってより高い燃焼温度が得られる。最終的には、燃焼アセンブリの燃焼効率及び燃焼温度の向上を実現し、燃焼アセンブリの全体効率を大幅に向上させる。
本願により開示される燃焼アセンブリの平面視の概略構造図である。 図1におけるA-A断面の構造概略図である。 図2のB部分の拡大構造概略図である。 本願により開示される燃焼アセンブリの立体構造概略図である。 本願における導風管及び空気通路の設置位置の構造概略図である。 1‐燃焼室、2‐底壁、21‐空気入口、22‐再循環入口、23‐パージ管、231‐パージ孔、3‐ガス分離装置、4‐引き出し管、5‐多孔質蒸発器、6‐火炎管、61‐空気通路、7‐導風管。
本願の目的の達成、機能的特徴及び利点は、実施例に合わせ、図面を参照しながら更に説明される。
実用新案を実施するための形態
以下、本実用新案の実施例における図面を参照しながら、本実用新案の実施例における技術案を明確且つ完全に説明するが、明らかに、記述された実施例は、本実用新案の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本実用新案における実施例に基づき、当業者であれば創造的な労働を払うことなく得られたすべての他の実施例は、いずれも本実用新案の保護範囲に属する。
本実用新案の実施例における全ての方向性指示(例えば、上、下、左、右、前、後…)は、ある特定の姿勢(図に示す)での各部材間の相対位置関係、運動状況などを解釈することのみに用いられ、この特定の姿勢が変化すると、この方向性指示もそれに応じて変化する。
本実用新案において、特に明確な規定及び限定がない限り、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解されるべきであり、例えば、「固定」は、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、又は一体になってもよく、機械的接続であってもよく、電気的接続であってもよく、直接接続であってもよく、中間媒体を介した間接的接続であってもよく、特に明確な限定がない限り、2つの素子の内部の連通又は2つの素子の相互作用関係であってもよい。当業者であれば、具体的な状況によって本実用新案における上記用語の具体的な意味を理解することができる。
なお、本実用新案の実施例において「第1」、「第2」などに関する記載があると、この「第1」、「第2」などの記載は、単に説明の目的のためのものであり、その相対的な重要性を指示し又は暗示するか又は示された技術的特徴の数を暗示的に示すと理解すべきではない。従って、「第1」、「第2」に限定された特徴は、少なくとも1つのこの特徴を明示的又は暗示的に含むことができる。なお、全文に現れる「及び/又は」の意味は、3つの並列する解決案を含み、「A及び/又はB」を例にし、解決案A、又は解決案B、又はAとBを同時に満たす解決案を含む。なお、各実施例間の技術案は、互いに組み合わせることができるが、当業者が実現できるようにしなければならず、技術案の組み合わせが互いに矛盾したり実現できない場合、このような技術案の組み合わせは、存在せず、本実用新案が請求する保護範囲にもないと見なされるべきである。
図1~4を参照すると、本願の第1の実施例は、中空管状の燃焼室1と、燃焼室1の一端を覆うように設けられる底壁2であって、底壁2に空気入口21が設けられており、空気入口21の周囲に再循環入口22が設けられている底壁2と、環状であり、燃焼室1の底壁2に背く一端の内壁に設けられ、外壁の底壁2に背く一端が燃焼室1の内壁に貼り合わせられ、外壁の底壁2に面する一端が軸線へ傾斜しているガス分離装置3と、一端が燃焼室1に連通し、他端が再循環入口22に連通する引き出し管4であって、引き出し管4が燃焼室1に連通する軸方向位置は、ガス分離装置3の外壁が軸線へ傾斜する位置にある引き出し管4と、を含む燃焼アセンブリを提供する。本実施例において、環状のガス分離装置3は、燃焼室1内の高温混合ガスを、ガス分離装置3の中央部を通過する熱交換ガスと、ガス分離装置3の外壁の傾斜位置を通過する再循環ガスとに分割する。ガス分離装置3の外壁の底壁2に面する一端は、軸線へ傾斜して漏斗状に形成され、再循環ガスは、この位置を通過する時に押し出されて一定の気圧を有し、一定の気圧を有する再循環ガスは、引き出し管4によって引き出され、循環入口から燃焼室1に再び入る。この時、再循環ガスは、一定の気圧及び高温を有し、気圧を有する再循環ガス21は、空気入口から入った空気と接触した時に気流を動かし、燃焼室1内の気流をより活発にし、燃料又は蒸気と空気との混合をより十分にし、燃焼効率を向上させる。これと同時に、気圧を有する高温の再循環ガスは、空気入口21から入った空気と接触した時に熱交換するため、空気入口21から入った空気の初期温度を上昇させ、同じ熱でも、初期温度が上昇した場合に最終的に得られた燃焼温度も上昇し、それによってより高い燃焼温度が得られる。最終的には、燃焼アセンブリの燃焼効率及び燃焼温度の向上を実現し、燃焼アセンブリの全体効率を大幅に向上させる。
選択可能な一実施形態として、図2~3を参照すると、環状であり、燃焼室1の内壁に設けられ、且つ燃焼室1の内壁に貼り合わせられ、燃料又は蒸気を燃焼室1に搬送するための多孔質蒸発器5を更に含む燃焼アセンブリの具体的な構造を提供する。本実施例において、燃料又は蒸気を燃焼室1に搬送する場合、燃焼効率を向上させるために燃料又は蒸気と空気とがどのように十分に混合するかを考慮する必要があり、同時に内部の炭素堆積による輸送装置への影響及び搬送装置のコストなどの問題を考慮する必要がある。このため、環状の多孔質蒸発器5によって燃料を燃焼室1に搬送し、環状の多孔質蒸発器5は、燃焼室1の内壁に設けられ、且つ燃焼室1の内壁と貼り合わせられ、多孔質蒸発器5の内壁を燃焼室1の内壁にし、且つ多孔質蒸発器5内の燃料は、多孔質蒸発器5の内壁のみを介して燃焼室1内に入り、これは、燃料が燃焼室1の内壁を介して燃焼室1に入ることに相当する。空気入口21は底壁2に設けられ、底壁2は、燃焼室1の一端を覆うように設けられ、動作時、空気は、空気入口21から燃焼室1に入る時に必然的に燃焼室1の側壁内にあり、燃料は、多孔質蒸発器5から燃焼室1に入り、燃焼室1の側壁から燃焼室1に入ることに相当し、燃料と空気の初期接触面積を大幅に増加させ、燃料と空気のより十分な混合を実現する。実際に使用する時、多孔質蒸発器5は、金網、編組線、発泡セラミックなどで製造され、燃料は、供給管路装置を介して多孔質蒸発器5の媒体に供給され、内部毛細管網を介して搬送され、且つ重力作用によって当該多孔質蒸発器5の媒体に分布し、多孔質蒸発器5の媒体の内壁は、蒸発室に露出して多孔質蒸発器5内の燃料を蒸発させる。蒸発後の燃料蒸気と空気入口21から入った空気が燃焼室1の中央領域に導入されるため、燃料蒸気と空気とを比較的十分に混合し、蒸発室の体積領域全体に可燃混合物を提供することができる。その後、加熱操作期間に蒸発又は燃焼し、その期間に発生した熱が伝熱媒体に伝達される。
選択可能な一実施形態として、図2~3を参照すると、多孔質蒸発器5の設置方法を提供し、多孔質蒸発器5は、一端が底壁2に接触する。本実施例において、燃料は、多孔質蒸発器5から燃焼室1に入り、空気は、空気入口21から燃焼室1に入り、空気が燃焼室1に入ってから最初に燃料と混合するように、多孔質蒸発器5の一端を底壁2に接触させ、底壁2に燃料蒸気を充満させ、空気は、上に設けられた底壁2の空気入口21に入ってから最初に燃料蒸気と接触し、混合を開始する。実際に使用する時、燃料は、供給管路装置を介して多孔質蒸発器5の媒体に供給され、内部毛細管網を介して搬送され、且つ重力作用によって当該多孔質蒸発器5の媒体に分布し、多孔質蒸発器5の媒体の内壁は、蒸発室に露出して多孔質蒸発器5内の燃料を蒸発させる。蒸発後の燃料蒸気は、燃焼室1の底壁2に近い一端に充満し、空気は、底壁2の一端から入るため、燃料蒸気を燃焼室1の底壁2に近い一端に充満させるが底壁2上の孔径から逃げることができず、空気は、底壁2の一端から入ってから最初に燃料蒸気と接触して混合を開始し、より十分な混合を実現し、燃焼効率を向上させる。
選択可能な一実施形態として、引き出し管4に連通し、引き出し管4内に水又は水蒸気を噴射するための噴射管を更に含む燃焼アセンブリの具体的な構造を提供する。本実施例において、燃料油を使用して燃焼する場合、燃焼室1及び関連する管路に炭素堆積などの現象が避けられず、炭素堆積が内壁に堆積し、清掃しにくく、燃焼アセンブリの動作効率を低下させる。そのため、炭素堆積がある程度堆積した時に外部の水又は水蒸気を導入し、水と炭素との化学反応を利用して燃焼アセンブリ内の炭素堆積を除去する必要がある。外部水又は水蒸気を導入する具体的な位置を決定する時、燃焼への影響を考慮する必要があり、そのため、外部水又は水蒸気を導入する具体的な位置を引き出し管4に設け、引き出し管4内に一定圧力を有する高温混合ガスを流し、外部の水又は水蒸気を導入する時、水を水蒸気に蒸発させて加熱することができ(高温水蒸気を直接導入してもよいが、追加の加熱機器を必要とし、機器の定期的なメンテナンスを行う時にこの方法を採用して炭素堆積の除去効率を向上させることができる)、同時に引き出し管4内の混合ガスに水蒸気を増加させ、その時圧力を更に高め、再循環入口22を介して燃焼室1に入る時、温度が下がるが、気流がより活発になり、水蒸気が混合された混合ガスと空気との混合をより十分にし、それにより水蒸気と燃焼室1及び底壁2の内壁に堆積した炭素堆積をより十分に水蒸気と接触させ、炭素堆積を効率的に除去するという目的を達成し、同時に燃焼への影響を最小限にする。
選択可能な一実施形態として、図2~3を参照すると、中空環状であり、底壁2の燃焼室1に面する側に設けられ、且つ再循環入口22に連通するパージ管23を更に含む燃焼アセンブリの具体的な構造を提供する。本実施例において、燃料油を使用して燃焼する場合、燃焼室1及び関連する管路に炭素堆積などの現象が避けられず、炭素堆積は通常、多孔質蒸発器5又は燃焼室1の内壁の表面に堆積し、多層堆積すると関連部材の正常な動作に深刻な影響を与えると共に、除去時に底部に堆積した炭素堆積が蒸気と接触しにくく、炭素堆積の除去効率を大幅に低下させる。そのため、パージ管23を設けて堆積した炭素堆積を巻き上げ、多層堆積の状況を回避する。実際に使用する時、再循環ガスは、ガス分離装置3によって加圧された後に引き出し管4に入り、次に引き出し管4から再循環入口22を介して燃焼室1に送り込まれ、パージ管23は、圧力を有する再循環ガスが燃焼する時に気流を動かし、デバイスの表面に堆積した炭素堆積を巻き上げ、蒸気を利用して炭素堆積を更に除去するために十分な準備を行うために、再循環ガスが燃焼室1に入ることを更に調整するために用いられる。
選択可能な一実施形態として、パージ管23の管径が底壁2に面する一端から燃焼室1の一端に向かって徐々に減少するパージ管23の具体的な構造を提供する。本実施例において、再循環ガスは、ガス分離装置3によって加圧された後に引き出し管4に入り、次に引き出し管4から再循環入口22を介して燃焼室1に送り込まれ、パージ管23は、再循環ガスが燃焼室1に入ることを更に調整するために用いられる。再循環ガスが燃焼室1に入る時の調整過程において、気流を動かして堆積炭素を巻き上げるために十分な力を充分に考慮する必要があり、そのため、パージ管23の管径が底壁2に面する一端から燃焼室1の一端へ徐々に減少するように設けられることにより、パージ管23に入った再循環ガスを連続的に加圧し、再循環ガスがパージ管23から吹き出された後、気流を動かして堆積炭素を巻き上げるか又は吹き上げるのに十分な気圧を有する。
選択可能な一実施形態として、図2及び図3を参照すると、パージ管23の側壁にパージ孔231が設けられているパージ管23の具体的な構造を提供する。さらに好ましくは、パージ孔231は、複数個設けられ、且つパージ管23の側壁の周囲に均等に分布している。本実施例において、燃料油を使用して燃焼する場合、燃焼室1及び関連する管路に炭素堆積などの現象が避けられず、炭素堆積は通常、底壁2の燃焼室1に面する側の表面に堆積し、多層堆積すると関連部材の正常な動作に深刻な影響を与えると共に、除去時に底部に堆積した炭素堆積は蒸気と接触しにくく、炭素堆積の除去効率を大幅に低下させる。そのため、パージ管23の側壁にパージ孔231が設けられ、燃焼室1に入った再循環ガスを複数の方向に分割し、実際に使用する時、再循環ガスは、パージ管23及びパージ孔231の作用で複数の方向に分割されて燃焼室1に入り、燃焼室1内のパージ孔231の軸線方向の気流を駆動し、それにより底壁2の表面の炭素堆積を巻き上げ、底壁2の表面に多層の炭素堆積を堆積させることができず、炭素堆積の除去を容易にする。
選択可能な一実施形態として、図5を参照すると、中空管状であり、引き出し管4の外側に設けられ、底壁2に近い一端が密閉して設けられ、他端が開口して設けられ、空気が引き出し管4の外側を流れた後に空気入口21から燃焼室1に流入するように案内する導風管7を更に含む燃焼アセンブリの具体的な構造を提供する。本実施例において、再循環ガスは、引き出し管4を通過する際に高温を帯びるため、引き出し管4の管壁が高温となり、この高温部分が外部空気と熱交換すると、温度損失を引き起こし、燃料の利用率を低下させる。そのため、引き出し管4の外側に導風管7が設けられることにより、引き出し管4の管壁は、燃焼室1に流入した空気を加熱し、この部分の熱エネルギーを効果的に利用し、燃焼室1に入った空気の初期温度も上昇させる。実際に使用する時、空気は、導風管7に入った後に引き出し管4の外側を流れ、引き出し管4の管壁は、空気に対して1回目の加熱を行い、1回目に加熱された空気は、底壁2上の空気入口21から燃焼室1に入り、この時、第1の温度勾配の1回目に加熱された空気と、第2の温度勾配の燃料蒸気と、第3の温度勾配の再循環ガスとを混合し、いずれの勾配の温度が上昇しても混合後の初期温度を上昇させ、初期温度が上昇した後、燃焼まで加熱する熱損失が低下し、燃料の利用効率を向上させる。
選択可能な一実施形態として、図2~4を参照すると、燃焼室1の底壁2に背く一端に設けられ、燃焼室1と一体成形されるか、又は取り外し可能に接続される火炎管を更に含む燃焼アセンブリの具体的構造を提供する。好ましくは、火炎管と燃焼室1とは耐高温ねじで接続される。本実施例において、燃料が燃焼室1で燃焼した後に大量の熱を生成し、火炎管を介して熱交換媒体に伝達する必要があり、使用過程における燃焼室1及び火炎管の損失進度が必ずしも一致せず、そのため、燃焼室1及び火炎管を取り外し可能に設けることにより、燃焼室1又は火炎管をメンテナンスする必要がある場合、全てを取り外すことなく、その中のメンテナンスを必要とする部材を取り外すだけでよい。
選択可能な一実施形態として、図5を参照すると、火炎管と燃焼室1の間に空気通路61が設けられている火炎管の具体的な構造を提供する。本実施例において、車両又は他の移動機器を加熱する場合、内部空間の温度は、高いほどよいわけではなく、適切な温度を必要とし、そのため、燃焼室1と火炎管の接続箇所に第2の経路の空気を導入して温度を制御する。実際に使用する時、底壁2の空気入口21から入った空気は、第1の経路の空気であり、燃焼室1に入った後に混合され、加熱され、高温混合ガスを形成し、火炎管と燃焼室1の間に設けられる空気通路61から入った空気は、第2の経路の空気であり、第2経路の空気は、加熱プロセスがなく、高温混合ガスが火炎管に入った時に燃焼室1に入り、高温混合ガスに対して一定の降温作用を果たし、即ち第2の経路の空気の量は、火炎管に入った混合ガスの温度を決定し、それにより温度を制御するという目的を達成する。
図1~5を参照すると、実際の動作における上記燃焼アセンブリの動作過程は、以下の通りである。
機器を起動して送風を開始し、この時、空気は、導風管7から入り、引き出し管4の外側を流れて底壁2の空気入口21から燃焼室1に入り、燃焼室1内のガスは、ガス分離装置3を流れる時にガスを2つの部分に分け、それぞれガス分離装置3の中央部を通過する熱交換ガスと、ガス分離装置3の縁部を通過する再循環ガスとである。熱交換ガスは、ガス分離装置3の中央部を通過した後に火炎管に入り、再循環ガスは、ガス分離装置3の縁部位置で加圧された後に引き出し管4に入り、引き出し管4は、再循環ガスを底壁2上の再循環入口22を介して燃焼室1に送り込み、再循環ガスは、燃焼室1に入った後にパージ管23の調節によって複数の方向に高圧で噴出され、気流を動かす。これにより、ガス循環を完成する。
ガスが予備循環を完成した後に燃料の搬送を開始して点火し、燃料を多孔質蒸発器5に搬送し、燃料は、供給管路装置を介して多孔質蒸発器5の媒体に供給され、内部毛細管網を介して搬送され、且つ重力作用によって当該多孔質蒸発器5の媒体に分布し、多孔質蒸発器5の媒体の内壁は、蒸発室に露出して多孔質蒸発器5内の燃料を蒸発させる。蒸発後の燃料蒸気は、燃焼室1内の空気と十分に混合した後に十分な燃焼を実現し、燃焼後に高温混合ガス及び燃焼残渣と炭素堆積を発生する。
高温混合ガスは、ガス循環経路に従って循環し、熱を生成して車両又はガス移動機器の内部空間を加熱し、この時、車両又はガス移動機器の内部空間の温度が高すぎることによる不具合を防止するために、第2の経路の空気の吸気量を制御することで高温混合ガスの温度を制御することができる。
燃焼残渣及び炭素堆積は、パージ管23の気流作用で燃焼室1内に拡散し、より十分に燃焼すると同時にそれが部品の表面に堆積することを防止する。燃焼残渣及び炭素堆積の濃度が一定程度又は一定時間に達した後、引き出し管4に水又は水蒸気を噴射し、水は、引き出し管4に入った後に高温で水蒸気に蒸発し、水蒸気は、再循環ガスと混合した後に底壁2上の再循環入口22を介して燃焼室1に送り込まれ、燃焼室1に入った後にパージ管23の調節によって複数の方向に高圧で噴出され、気流を動かす。水蒸気は、燃焼室1内に拡散した燃焼残渣及び炭素堆積と高温で十分に接触して化学反応を行い、それにより燃焼残渣及び炭素堆積の除去を実現する。
以上は、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するものではなく、本願の明細書及び図面の内容を利用して行われる等価構造又は等価フロー変換は、他の関連する技術分野に直接又は間接的に使用されており、いずれも同一の理由で本実用新案の保護範囲内に含まれる。

Claims (10)

  1. 中空管状の燃焼室(1)と、
    前記燃焼室(1)の一端を覆うように設けられる底壁(2)であって、前記底壁(2)に空気入口(21)が設けられており、前記空気入口(21)の周囲に再循環入口(22)が設けられている底壁(2)と、
    環状であり、前記燃焼室(1)の前記底壁(2)に背く一端の内壁に設けられ、外壁の前記底壁(2)に背く一端が前記燃焼室(1)の内壁に貼り合わせられ、外壁の前記底壁(2)に面する一端が軸線へ傾斜しているガス分離装置(3)と、
    一端が前記燃焼室(1)に連通し、他端が前記再循環入口(22)に連通する引き出し管(4)であって、前記引き出し管(4)が前記燃焼室(1)に連通する軸方向位置は、前記ガス分離装置(3)の外壁が軸線へ傾斜する位置にある引き出し管(4)と、を含む
    ことを特徴とする燃焼アセンブリ。
  2. 環状であり、前記燃焼室(1)の内壁に設けられ、且つ前記燃焼室(1)の内壁に貼り合わせられ、燃料又は蒸気を前記燃焼室(1)に搬送するための多孔質蒸発器(5)を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼アセンブリ。
  3. 前記多孔質蒸発器(5)は、一端が前記底壁(2)に接触する
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃焼アセンブリ。
  4. 前記引き出し管(4)に連通し、前記引き出し管(4)内に水又は水蒸気を噴射するための噴射管を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼アセンブリ。
  5. 中空環状であり、前記底壁(2)の前記燃焼室(1)に面する側に設けられ、且つ前記再循環入口(22)に連通するパージ管(23)を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼アセンブリ。
  6. 前記パージ管(23)の管径は、前記底壁(2)に面する一端から前記燃焼室(1)の一端に向かって徐々に減少する
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃焼アセンブリ。
  7. 前記パージ管(23)の側壁にパージ孔(231)が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃焼アセンブリ。
  8. 中空管状であり、前記引き出し管(4)の外側に設けられ、前記底壁(2)に近い一端が密閉して設けられ、他端が開口して設けられ、空気が前記引き出し管(4)の外側を流れた後に前記空気入口(21)から燃焼室(1)に流入するように案内するための導風管(7)を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼アセンブリ。
  9. 前記燃焼室(1)の前記底壁(2)に背く一端に設けられ、前記燃焼室(1)と一体成形されるか、又は取り外し可能に接続される火炎管(6)を更に含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃焼アセンブリ。
  10. 前記火炎管(6)と前記燃焼室(1)の間に空気通路(61)が設けられている
    ことを特徴とする請求項9に記載の燃焼アセンブリ。
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