JP3244782U - 容器開口部の密閉構造およびパッキン - Google Patents

容器開口部の密閉構造およびパッキン Download PDF

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Abstract

【課題】螺合による係合を図る容器の着脱に伴うパッキンのズレを防ぎ、係合部に確実な密閉状態を確保する事のできる容器開口部の密閉構造を提供する。【解決手段】筒状部の外周に雄ネジを備えた開口部14を有する容器10と、開口部14を螺合させる雌ネジ部22を備えた係合要素20との間における密閉構造であって、係合要素20には、雌ネジ部22の終端に配置されるパッキンスペース24が備えられ、パッキンスペース24には、平面視形状を円環状とすると共に断面形状を矩形とし、外周に回り止め突起32を備えたポリエチレン製のパッキン30が嵌合されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は、容器における開口部の密閉構造に係り、特に、ガラス製容器の開口部を螺合により係合する場合に好適な構造、およびこの密閉構造に用いるパッキンに関する。
液体を貯留させた容器と、この液体を吸い出す流路等を備えたキャップとを係合させる場合、特許文献1に開示されているように、螺合という手段を採用する場合が多い。螺合により係合を図る際には、液漏れを防ぐために一般的に、図7に示すように、容器10の開口部とキャップ等の係合要素20の当接部との間にOリング等のパッキン40を介在させるといった手段が採られている。
ところが、エチレンプロピレンや2元系フッ素、ニトリル等のゴム系素材により構成されるOリングは、長時間の押圧により変形したり、容器10の開口部に圧着されてしまったりする事がある。このような場合、容器10を取り外す際にOリング等のパッキン40も一緒に外れてしまったり、パッキン40の配置位置が雌ネジ部にズレてしまったりする事があり、係合要素20に容器10を再び螺合させる際、容器10の開口部と係合要素20の当接部との間に適正な密閉状態を得る事ができなくなってしまい、液漏れ等が発生する場合があった。
特開2015-61572号公報
そこで本考案では、螺合による係合を図る容器の着脱に伴うパッキンのズレを防ぎ、係合部に確実な密閉状態を確保する事のできる容器開口部の密閉構造、及びこの密閉構造に適用することのできるパッキンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本考案に係る容器開口部の密閉構造は、筒状部の外周に雄ネジを備えた開口部を有する容器と、前記開口部を螺合させる雌ネジ部を備えた係合要素との間における密閉構造であって、前記係合要素には、前記雌ネジ部の終端に配置されるパッキンスペースが備えられ、前記パッキンスペースには、平面視形状を円環状とすると共に断面形状を矩形とし、外周に回り止め突起を備えたポリエチレン製のパッキンが嵌合されていることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有する容器開口部の密閉構造において前記回り止め突起は、前記パッキンの外周上に複数、均等配置されていることが望ましい。このような特徴を有する事によれば、パッキンの配置位置のバランスを向上させる事ができる。
さらに、上記のような特徴を有する容器開口部の密閉構造において前記パッキンの円環状に形成された主面には、前記主面を周回するように無端状に形成された突起から成る潰れ代が備えられているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、容器や係合要素との間の密閉性を向上させる事が可能となる。
また、上記のような特徴を有する容器開口部の密閉構造に適用可能なパッキンは、ポリエチレンにより構成されるパッキンであって、平面視形状を円環状とすると共に断面形状を矩形とし、外周に回り止め突起を備えていることを特徴とする。
また、上記のような特徴を有するパッキンにおいて前記回り止め突起は、前記外周上に複数、均等配置されていることが望ましい。このような特徴を有する事によれば、パッキンの配置位置のバランスを向上させる事ができる。
さらに、上記のような特徴を有するパッキンにおいて円環状に形成された主面には、前記主面を周回するように無端状に形成された突起から成る潰れ代が備えられているようにすると良い。このような特徴を有する事によれば、容器や係合要素との間の密閉性を向上させる事が可能となる。
上記のような特徴を有する容器開口部の密閉構造によれば、螺合による係合を図る容器の着脱に伴うパッキンのズレを防ぎ、係合部に確実な密閉状態を確保する事ができる。
実施形態に係る容器開口部の密閉構造の全体構成を示す断面図である。 実施形態に係る容器単体の構成を示す断面図である。 実施形態に係る係合要素単体の構成を示す断面図である。 実施形態に係るパッキンの構成を示す平面図である。 実施形態に係るパッキンの構成を示す正面図である。 図4におけるA-A断面を示す図である。 従来の容器開口部の密閉構造の全体構成を示す断面図である。
以下、本考案の容器開口部の密閉構造、及びパッキンに係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本考案を実施する上で好適な形態の一例であり、その効果を奏する限りにおいて、構成の一部に変更を加えたとしても、本考案の一部とみなすことができる。
[構成]
本考案の容器開口部の密閉構造は、容器10とキャップ等の係合要素20との間に適用される構造である。よって、最初に、本構造を適用可能な容器10と、係合要素20の構成について説明し、その後にパッキン30につて説明する。なお、図面において図1は、実施形態に係る容器開口部の密閉構造の全体構成を示す断面図であり、図2は、容器単体の断面図である。また、図3は、係合要素単体の断面図である。また、図4は、実施形態に係るパッキンの平面図であり、図5は、同正面図、図6は、図4におけるA-A断面を示す図である。
容器10は、容器本体12と開口部14とを有する。容器本体12は、液体を溜めるための貯留部である。このため、液体を溜める事ができれば、その具体的な形態を問うものでは無い。開口部14は、容器本体12に対して液体を注入し、あるいは容器本体12から液体を排出するための流路である。開口部14は、少なくともその一部が円筒状に形成されており、外周部に雄ネジ14aが設けられている。このような構成とする事で、容器10には、所望する液体を貯留する事ができると共に、詳細を後述する係合要素20に対して螺合による係合を図る事が可能となる。なお、本実施形態に係る容器10は、その構成素材をガラスとしている。容器10をガラスにより構成する事で、容器10の耐薬品性を高める事ができ、貯留可能な液体の幅を広げる事が可能となる。
係合要素20は、容器10の開口部14に螺合する要素であり、単体のキャップ状部材のみならず、装置やシステムの一部に容器10を螺合可能な構成部位も含むものとする。実施形態に係る係合要素20は、雌ネジ部22とパッキンスペース24とを有することを基本とし、スリーブ26と挿通孔28を備えている。雌ネジ部22は、上述した容器10の開口部に設けた雄ネジ14aが螺合する部位であり、雌ネジ部22の終端にパッキンスペース24が設けられている。雌ネジ部22の形成範囲は、雄ネジ14aの形成長さと同等、あるいは雄ネジ14aの形成長さよりも若干短くなるように構成されており、容器10が雌ネジ部22に係合した際、容器10における開口部14の端面が、パッキンスペース24に配置されたパッキン30に押し当てられるように構成されている。
パッキンスペース24は、詳細を後述するパッキン30を配置するスペースであり、少なくともパッキン30の外周側に位置する壁面は、パッキン30が嵌合可能な寸法に構成されている。パッキン30の回り止めや、パッキン30の位置ズレを防ぐためである。なお、パッキンスペース24には、雌ネジ部22が介入しないように構成されている。外力を受けてパッキン30が回転した際、雌ネジ部22にガイドされてパッキン30がパッキンスペース24から抜け出て来てしまう事を防止するためである。
スリーブ26は、容器10の開口部14の内周壁に挿入される要素である。スリーブ26の先端には、先細りとなるテーパが設けられており、螺合により係合される容器10の開口部14へスリーブ26を挿入する際のガイドを成すこととなる。スリーブ26が開口部14の内側に挿入、当接することで、係合要素20に対する容器10の密閉性が向上する。また、スリーブ26の先端を開口部14に挿入させておくことで、容器本体12に貯留された液体が係合要素20と容器10の開口部14との境界部に付着した場合であっても、液体を容器10の内部(容器本体12)に戻す事ができる。このため、容器10を着脱する際に生じる液垂れ等を抑制する事が可能となる。なお、挿通孔28は、容器10に貯留された液体を係合要素20を介して外部へ流出させるための流路である。
パッキン30は、容器10の開口部14の端面と、係合要素20との間に介入し、両者の間に生じる空間を封止する役割を担う要素である。本実施形態に係るパッキン30は、エチレンプロピレン等、従来のパッキン(Oリング)に比べて硬質で、容器10に対して接着し辛い材質であるポリエチレンにより形成されている。また、その外観形状は、平面視形状を略円環状とすると共に、円環部の断面形状を略矩形としている。円環状に形成されたパッキン30の外周面には、1乃至複数の回り止め突起32が設けられている。回り止め突起32は、パッキンスペース24の内壁に当接することで外力に起因したパッキン30の回転を抑える事ができれば、その数や具体的な形状を問うものでは無い。すなわち、図4、図5に示す例では、回り止め突起32をパッキン30の厚み方向に沿った凸状部としているが、スポット状の凸状部であっても良いし、円周に沿って形成される凸状部であっても良い。
また、円環状に形成されているパッキン30の主面には、潰れ代34が形成されている。潰れ代34は、容器10や係合要素20との接触部において変形し、密閉性を向上させるための凸状部である。潰れ代34は、パッキン30の主面形状に沿い、円形に形成されている。図4、図5に示す例では、各主面(表裏双方の主面)に対して同心円上に2本の潰れ代34を形成するようにしている。なお、潰れ代34は、主面を周回するように無端状に形成されていれば必ずしも円形である必要は無く、その数も問わない。すなわち、潰れ代34の平面形状は、多角形や波型などであっても良く、1本、あるいは3本以上としても良い。変形により密閉性の向上に寄与することが出来れば良いからである。
[作用・効果]
上記のような構成の容器開口部の密閉構造によれば、係合要素20のパッキンスペース24に配置されたパッキン30は、当該パッキンスペース24に嵌合することとなり、回り止め突起32の作用により、外力(例えば容器10の着脱時に加えられる力)による回転が抑制される。
また、ポリエチレンにより形成されているパッキン30は、ガラス等により構成される容器10における開口部14の端面との間において、圧接による形状変形、及び接着状態の発生を防ぐ事ができる。このため、螺合による容器10の着脱に起因して、パッキンスペース24からパッキン30が引き出されてしまう事を防ぐことができる。
さらに、本実施形態に係るパッキンスペース24には、雌ネジ部22が介入していない。このため、容器10の着脱時に付加される外力によりパッキン30に回転が生じたとしても、雌ネジ部22にガイドされてパッキンスペース24からパッキン30が引き出されてしまう虞も無い。
このように、本実施形態に係る容器開口部の密閉構造によれば、螺合による容器10の着脱によりパッキン30にズレが生ずる虞が無い。よって、パッキン30のズレに起因して生ずる液漏れを防ぐ事ができ、確実な密閉状態を確保する事が可能となる。
10………容器、12………容器本体、14………開口部、14a………雄ネジ、20………係合要素、22………雌ネジ部、24………パッキンスペース、26………スリーブ、28………挿通孔、30………パッキン、32………回り止め突起、34………潰れ代、40………パッキン。

Claims (6)

  1. 筒状部の外周に雄ネジを備えた開口部を有する容器と、前記開口部を螺合させる雌ネジ部を備えた係合要素との間における密閉構造であって、
    前記係合要素には、前記雌ネジ部の終端に配置されるパッキンスペースが備えられ、
    前記パッキンスペースには、平面視形状を円環状とすると共に断面形状を矩形とし、外周に回り止め突起を備えたポリエチレン製のパッキンが嵌合されていることを特徴とする容器開口部の密閉構造。
  2. 前記回り止め突起は、前記パッキンの外周上に複数、均等配置されていることを特徴とする請求項1に記載の容器開口部の密閉構造。
  3. 前記パッキンの円環状に形成された主面には、前記主面を周回するように無端状に形成された突起から成る潰れ代が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の容器開口部の密閉構造。
  4. ポリエチレンにより構成されるパッキンであって、
    平面視形状を円環状とすると共に断面形状を矩形とし、外周に回り止め突起を備えていることを特徴とするパッキン。
  5. 前記回り止め突起は、前記外周上に複数、均等配置されていることを特徴とする請求項4に記載のパッキン。
  6. 前記パッキンの円環状に形成された主面には、前記主面を周回するように無端状に形成された突起から成る潰れ代が備えられていることを特徴とする請求項4または5に記載のパッキン。
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