JP3244460U - 両開き両引き手のダブルジッパー、仕切り構造及び遮蔽物 - Google Patents

両開き両引き手のダブルジッパー、仕切り構造及び遮蔽物 Download PDF

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Abstract

【課題】両方向に開閉できる両開き両引き手のダブルジッパーを提供する。【解決手段】両開き両引き手のダブルジッパー1は、左ジッパーベルト110、右ジッパーベルト120、第1ジッパーヘッド130及び第2ジッパーヘッド140を有し、左務歯列111は左ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピン112と下止めピン113はそれぞれ左ジッパーベルトの上端と下端に配置される。右務歯列121は右ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピン122と下止めピン123はそれぞれ右ジッパーベルトの上端と下端に配置される。右務歯列において第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとは移動可能に設けられる。第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを引き、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトが開閉する。オフィスや家庭などに必要なあらゆる仕切り構造に使用でき、簡単に空間を分離する効果を得ることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、多機能ジッパー(線ファスナー)に関し、特に、二方向に開閉可能で、2つのジッパーヘッド(スライダー)を備え、仕切り構造や遮蔽物等に適用可能な多機能ジッパーに関する。
一般的に使用されるジッパーは、基本的に、一対のジッパーテープのそれぞれの内側に務歯(エレメント、スプロケット歯)が縫い付けられ、また、スライド自在なスライダーが設けられている。2列に並んだ歯が噛み合ったり外れたりすることで、ジッパーの開閉がスムーズに行える。しかし、現在使用されているジッパーは一方向にしか開閉できないため、他の用途が制限され、ユーザに不便を与えている。例えばオフィスのパーティション(仕切り部材)にこのようなジッパーが適用されたとして、電気製品の配線の途中にジッパーを通さなければならないが、既存のジッパーは一方向にしか開閉できないので、ジッパーを通すにも配線を伸ばす必要がでてくる。あるいは、配線は仕切り部材の上か下(地面側)にしか配線できず、オフィス内の配線が複雑になってしまう。
次に、日常生活において、ジッパーのデザインおよび用途は非常に人気があり、衣類によく見られるものではある。しかし、介護や医療施設では、病気や障害、高齢などで寝たきりになった人が介護服を着用する。着替えや診断・治療、排泄処理などを容易にする必要があるため、介護服に設けられるジッパーには特別な設計が必要となる一般的な介護服は、後ろまたは前が斜めに開閉してロープ(紐)で結ぶ方式のため、患者のプライバシーが守られず、診断や治療の際に扱いの冷酷さ(冷淡さ)を感じる。また、下半身ドレナージの患者さんはドレナージチューブで体外に導く必要があるため、挿管や抜去の痛みに耐える必要がある。
これを考慮して、本件考案者らは研究開発に多大なエネルギーと精神を投資してきた。この分野で常に画期的な進歩と革新を起こし、新しい技術的手段で従来の問題を解決することを望み、より良い製品を社会に提供するだけでなく、業界の発展も促進する。
上記のようなニーズを踏まえ、
本考案の目的は、両方向に開閉でき2つの両引き手を備えた多機能ジッパーを備えた、両開き両引き手のダブルジッパーを提供することにある。
オフィスや家庭などに必要なあらゆる仕切り構造に使用でき、隣接する仕切り構造同士を接続することで、簡単に空間を分離する効果を得ることができる。
次に、本考案のジッパーは2つのジッパー引き手を備えており、衣服や縫製に適したあらゆる物体に適用することができ、使用者が二方向に開閉するのに便利であり、より多くの使用目的を達成することができる。
特に一般的な介護服の用途では、本考案の両開き両引き手のダブルジッパーもオールプラスチック素材で作ることができ、MRI検査に直接入ることができ、また、患者はさまざまな検査でも自尊心を守り、また、このジッパーから直接ドレナージチューブを引き出すことができ、チューブの抜き差しの痛みを我慢する必要がない。
上記目的を達成するため、
本考案が提供する両開き両引き手のダブルジッパーは、
左ジッパーベルト、右ジッパーベルト、第1ジッパーヘッド及び第2ジッパーヘッドを有し、
左ジッパーベルトは、左務歯列と、上止めピンと、下止めピンと、を有し、
左務歯列は左ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピンと下止めピンはそれぞれ左ジッパーベルトの上端と下端に配置される。
右ジッパーベルトは、右務歯列と、上止めピンと、下止めピンと、を有し、
右務歯列は右ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピンと下止めピンはそれぞれ右ジッパーベルトの上端と下端に配置される。
第1ジッパーヘッドは、第1左ガイド溝および第1右ガイド溝を有し、
第1左ガイド溝は、右ジッパーベルトの右務歯列に摺動可能に配置される。
第2ジッパーヘッドは、第2左ガイド溝および第2右ガイド溝を有し、
第2右ガイド溝は、右ジッパーベルトの右務歯列に摺動可能に配置され、
右務歯列において第2ジッパーヘッドと第1ジッパーヘッドとは対向方向に相対的に移動可能で向き合うように配置される。
左ジッパーベルトの上止めピンが第1ジッパーヘッドの第1右ガイド溝を通って上止め部に係止し、
左ジッパーベルトの下止めピンが第2ジッパーヘッドの第2左ガイド溝を通って下止め部に係止し、
第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを引き、第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを左務歯列と右務歯列に沿ってスライドさせ、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトが開閉する。
本考案の両開き両引き手のダブルジッパーにおいて、左ジッパーベルトおよび右ジッパーベルトの少なくとも一方に貫通孔が設けられている
上記目的達成のため、両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造を提供し、仕切り構造はフレームとカバー体を有し、
フレームは、上部フレーム部材と、上部ストレートバーと、H型フレーム部材と、下部ストレートバーと、下部フレーム部材と、コネクタと、を有し、上部フレーム部材と、上部ストレートバーと、H型フレーム部材と、下部ストレートバーと、下部フレーム部材とは、コネクタを介して接続される。
フレームの外表面にカバー体が設置され、
カバー体には請求項1に記載の両開き両引き手のダブルジッパーが設けられ、
左ジッパーベルトと右ジッパーベルトとはカバー体の同じ側に設けられるか、または、異なる側に設けられ、一方向開きのジッパーによってカバーの下部が接合できる。
第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドが左務歯列と右務歯列に沿ってスライドすることで、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトが開閉し、
隣接する仕切り構造は、ジッパーを介して互いに結合することができる。
本考案の両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造において、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトの少なくとも一方に貫通孔が設けられている
本考案の両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造において、左務歯列と右務歯列とを部分的に開くと、左務歯列と右務歯列との間に開口部が形成され、この開口部から物体を延出させることができる
本考案の両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造において、
上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材は中空パイプであり、
コネクタの外面には突出リングが形成されており、
コネクタを上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材に差し込むと、上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材の端部が突出リングに当接する。
本考案の両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造において、
中空パイプは、少なくとも1つの凹穴を有し、、
コネクタに溝があって、溝は突出リングの両側に設けられ、溝はコネクタの外周面を取り囲み、
凹穴が溝に係止される。
上記目的を達成するため、本考案は両開き両引き手のダブルジッパーを有する遮蔽物を提供し、遮蔽物は本体とジッパーを有し、上記の両開き両引き手のダブルジッパーは本体に設けられている。
左ジッパーベルトの上止めピンが第1ジッパーヘッドの第1右ガイド溝を通って上止め部に係止し、
左ジッパーベルトの下止めピンが第2ジッパーヘッドの第2左ガイド溝を通って下止め部に係止し、
第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを引き、第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを左ジッパーベルトと右ジッパーベルトに沿ってスライドさせ、左務歯列と右務歯列が開閉し、
左ジッパーベルトと右ジッパーベルトとが部分的に開くと、左務歯列と右務歯列との間に開口部が形成され、
開口部を通って本体の内側から物を引き出すことができる。
本考案の遮蔽物において、前記本体には、胴体カバー、四肢カバー、手袋、靴下、靴、または帽子が含まれる。
上記の利点を踏まえ、審査官が本考案をさらに理解できるようにするため、図面を参照して、このましい実施形態を開示する。以下、本考案の構成内容とその作用について詳細に説明する。
本考案実施形態1の両開き両引き手のダブルジッパーの概略図である。 図2Aは、実施形態2の仕切り構造のフレームの模式図であり、図2Bは、実施形態2の仕切り構造のフレームの部分拡大図である。 実施形態2の仕切り構造の図である。 実施形態3の仕切り構造の概略図である。 実施形態4の仕切り構造の概略図である。 実施形態5に係る両開き両引き手のダブルジッパーの概略図である。 実施形態6の仕切り構造の概略図である。 実施形態7の遮蔽物の概略図である。
以下は、本考案の実施を説明するための具体例であり、当業者であれば、本明細書に開示された内容から本考案の他の利点および効果を容易に理解することができる。 また、本考案は、その他の具体的な実施形態を通じて実施または応用することも可能であり、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形や変更が可能である。
図1を参照すると、図1は、本考案の実施形態1に係るダブルジッパーの概略図である。
図1に示すように、本考案は、左ジッパーベルト110、右ジッパーベルト120、第1ジッパーヘッド130及び第2ジッパーヘッド140を含む両開き両引き手のダブルプルジッパー1を提供する。両開き両引き手のダブルプルジッパー1は、金属製、ナイロン製、プラスチックスチール製のジッパーNo.3、No.4、No.5、No.7、No.8、No.10に適用することができる。このうち、左ジッパーベルト110は、左務歯列(エレメント列あるいはラック)111、上止めピン112、および下止めピン113を有する。左務歯列111は、左ジッパーベルト110の内縁に配置され、上止めピン112および下止めピン113は、左ジッパーベルト110の上端と下端にそれぞれ設けられている。次に、右ジッパーベルト120は、右務歯列(エレメント列あるいはラック)121、上止め部122、及び下止め部123を有する。右務歯列121は、右ジッパーベルト120の内縁に配置され、上止め122及び下止め123は、右ジッパーベルト120の上端と下端にそれぞれ配置されている。次に、第1ジッパーヘッド130は、第1左ガイド溝131と第1右ガイド溝132とを有する。そして、第2ジッパーヘッド140は、第2左ガイド溝141と第2右ガイド溝142とを有する。第2右ガイド溝142は、右ジッパーベルト120の右務歯列121に摺動するようにし、右務歯列121において第2ジッパーヘッド140は第1ジッパーヘッド130に対向方向に相対的に移動可能で向き合うように配置される。さらに、左ジッパーベルト110の上止めピン112は、第1ジッパーヘッド130の第1右ガイド溝132を通過すると上止め部122に係止され、左ジッパーベルト110の下止めピン113は、第2ジッパーヘッド140の第2左ガイド溝141を通過すると下止め部123に係止される。第1ジッパーヘッド130及び第2ジッパーヘッド140を引くと、第1ジッパーヘッド130及び第2ジッパーヘッド140が左務歯列111及び右務歯列121に沿ってスライドし、同時に、左ジッパーベルト110と右ジッパーベルト120が開閉する。
図2から図3を参照してください。
図2Bは本考案の実施の形態2における仕切り構造(パーティション構造あるいは衝立構造)のフレームの部分拡大図である。
図2Aは本考案の実施の形態2における仕切り構造の概略図である。
また、図3は、本考案の実施の形態2における仕切り構造のフレームの概略図である。
図2~図3に示すように、実施形態2は、実施形態2のジッパー構造に実施形態1のジッパーが適用されていて、ジッパーは実施形態1と実質的に同様である。実施形態2は、フレーム210とカバー体220を備えた仕切り構造2を提供する。フレーム210は、上部フレーム部材211と、2本の上部ストレートバー212と、H型フレーム部材213と、2本の下部ストレートバー214と、下部フレーム部材215と、複数のコネクタ216とを含む。フレーム211、2本の上部ストレートバー212、H型フレーム213、2本の下部ストレートバー214および下部フレーム部材215は、互いに接続されている。次に、カバー体220は、フレーム210の外表面に配置され、カバー本220の少なくとも一面には、上述の両開き両引き手のバブルジッパー1が設けられ、そして、各ジッパー1の左ジッパーベルト110と右ジッパーベルト120は、カバー本体220の同一側または異なる側にそれぞれ配置されている。カバー体220の下部の接続方式としては片開きジッパーが使用される。また、第1ジッパーヘッド130と第2ジッパーヘッド140は、左務歯列111と右務歯列121に沿ってスライドし、左側のジッパーベルト110と右側のジッパーベルト120とが開いたり、噛み合ったりして、隣接する2つの仕切り構造2が結合される。次に、上部フレーム部材211、2つの上部ストレートバー212、H型フレーム部材213、2つの下部ストレートバー214および下部フレーム部材215は、複数の中空のパイプ部材である。そして、各コネクタ216の外面には突出リング2161が形成されており、コネクタ216が上部フレーム211、2本の上部ストレートバー212、H型フレーム213、2本の下部ストレートバー214および下部フレーム215に挿通されると、中空管の端部は、突出リング2161に当接することになる。本考案の上記実施形態2の仕切り構造においては、両開きき両引き手ダブルジッパーのダブルジッパーを備え、中空パイプは少なくとも1つの凹穴2121を有し、そして、各コネクタ216は2つの溝2162を有しており、2つの溝2162は突出リング2161の両側に設けられている。2つの溝2162は、各コネクタ216の外周面を囲んでおり、少なくとも1つの凹穴2121が2つの溝2162に係止される。本考案の両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造2のフレーム210は、中空の空間を有し、仕切り構造全体の軽量化を図り、そして、フレーム210はコネクタ216を介して接続されており、簡単に分解できるので収納にも便利です。次に、カバー本220は、保管時にフレーム210から容易に取り外すことができ、また、カバー体220は、ポリエステル繊維素材、純綿素材、麻素材などの布製であるため、掃除が容易である。カバー体220は、防汚効果を達成するために防水材料で作製することもできる。
図4Aを参照されたい。図4Aは、本考案の実施形態3の仕切り構造の概略図である。
図4Aに示すように、実施形態3は、実施形態2と実質的に同じであるが、実施形態3では、左務歯列111と右務歯列121が部分的に開放されている場合、左務歯列111と右務歯列121との間に開口115が形成され、り、この開口から物体を延出させることができる。例えば、両開きき両引き手ダブルジッパーを備えた仕切り構造2により、室内で部屋を仕切ることができ、開口部115を介して外部から室内の配線を接続することができ、開口部115の位置は物に制限されることなく自由に調整することができる。ユーザは、開口部115から仕切り構造2によって分離された部屋に電子製品を延ばすこともでき、さまざまなニーズに応じていつでもコンピュータやプロジェクタなどの電子製品を交換することができる。
図4Bを参照してください。図4Bは、本考案の実施形態4の仕切り構造の概略図である。
図4Bに示すように、実施形態4は、実施形態4で接合される仕切り構造2のサイズが異なることを除き、実施形態3と実質的に同じである。さまざまなニーズに対応するために、両開き両引き手のダブルジッパー1を備えた異なるサイズの仕切り構造2を結合することができ、会議やグループディスカッション、または仕事に集中するための追加の部屋を屋内に簡単に構築できる。さらに本考案は、両開き両引き手のダブルジッパー仕切り構造2を採用し、軽量で、移動、収納が簡単である。さらに、左務歯列111と右務歯列121が部分的に開くと、左務歯列111と右務歯列121との間に開口115が形成され、その開口を物体が通過することができる。この開口部115は、仕切り構造2の高さが異なるため、低い仕切り構造の上端で終わっている。
図5Aと5Bを参照してください。図5Aは、本考案の実施の形態5に係る両開き両引き手のダブルジッパーの概略図である。また、図5Bは、本考案の実施形態6の仕切り構造の概略図である。
図5Aに示すように、実施の形態5は、実施の形態1とほぼ同様である。相違点は、実施形態5の左ジッパーベルト110と右ジッパーベルト120には複数の貫通孔116が設けられている点である。貫通孔116は、左ジッパーベルト110および右ジッパーベルト120に設けられている。図5Bに示すように、本考案の実施形態6は、実施形態5を応用したものである。仕切り構造2が室内で部屋を区切る場合、必要な事務用文具や日用品を貫通孔116を通して吊り下げることができる。スペースを有効活用でき、仕切り構造2は多機能に使用することができる。
図6を参照してください。図6は、本考案の実施形態7に係る遮蔽物の概略図である。
図1と図6に示すように、本考案の実施形態7は、本体310とジッパー1とを含む両開き両引き手のダブルジッパー付きウェア3を提供する。ウェアは、衣服、着物、服、病衣、患者服、介護服、あるいは、ウェアカバー、体の部分を覆うようなもの(胴体カバー、腰回りのカバー、アームカバー、ハンドカバー、ヘッドカバーなど)であってもよい。遮蔽物というのは、人が着用するものであればウェアであるが、覆う役目を果たすものであって、フードやカバーといってもよい。ここで、ジッパー1は、本体310上に配置される上述のダブルジッパーであり、本体310は、胴体カバー、四肢カバー、手袋、靴下、靴、または帽子を含む。次に、左ジッパーベルト110の上止めピン112が、第1ジッパーヘッッド130の第1右ガイド溝132を通過し、上止め部122に係止され、左ジッパーベルト110の下止めピン113は、第2ジッパーヘッド140の第2左ガイド溝141を通過して下止め部123に係止され、第1ジッパーヘッド130と第2ジッパーヘッド140を引いて、第1ジッパーヘッド130と第2ジッパーヘッド140を左務歯列111、右務歯列121とに沿ってスライドさせる。同時に、左ジッパーベルト110および右ジッパーベルト120が開閉される。さらに、左右の務歯列111、121を部分的に開放すると、左右の務歯列111、121の間に開口部115が形成され、物体1151は、本体310の内側から開口部115から引き出すことができる。この実施形態では、物体は尿バッグである。多くの患者さんは、尿の排泄を補助するために尿バッグを使用する必要があります。通常、介護者は紙テープやカテーテル固定テープを使用してカテーテルを患者さんの足に固定しますが、上記の方法では皮膚の発赤、かゆみ、損傷、さらには皮膚への凹みが発生しやすく、深刻な症状を引き起こす可能性があります。本考案のジッパー1をパンツに装着すれば、尿バッグをパンツの内側からパンツの外側へ容易に引き出すことができる。患者に不快感を与える尿バッグを患者の大腿部に固定する必要がない。さらに、ジッパー1は、一般の介護服にも適用することができる。介護服には、異なるニーズを満たすために複数のジッパーが設けられている。ジッパー1は、介護服の異なるニーズを満たすために両方向に開閉することができ、これによりジッパーの数を減らし、ジッパーによって患者に生じる圧力や痛みを軽減する。
上記の実施形態は、説明の便宜のための例であって、本考案の権利範囲は請求範囲に従うものであり、上記実施形態に限定されるものではない。
1 ジッパー
110 左ジッパーベルト
111 左務歯列
112 上止めピン
113 下止めピン
120 右ジッパーベルト
121 右務歯列
122 上止め部
123 下止め部
130 第1ジッパーヘッド
131 第1左ガイド溝
132 第1右ガイド溝
140 第2ジッパーヘッド
141 第2左ガイド溝
142 第2右ガイド溝
115 開口
1151 物件
116 貫通孔
2 仕切り構造
210 フレーム
211 上部フレーム部材
212 上部ストレートバー
213 H型フレーム部材
214 下部ストレートバー
215 下部フレーム部材
216 コネクタ
220 カバー体
3 遮蔽物(ウェア)
310 本体

Claims (9)

  1. 両開き両引き手のダブルジッパーであって、
    左ジッパーベルトは、左務歯列と、上止めピンと、下止めピンと、を有し、
    左務歯列は左ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピンと下止めピンはそれぞれ左ジッパーベルトの上端と下端に配置され、
    右ジッパーベルトは、右務歯列と、上止めピンと、下止めピンと、を有し、
    右務歯列は右ジッパーベルトの内縁に配置され、上止めピンと下止めピンはそれぞれ右ジッパーベルトの上端と下端に配置され、
    第1ジッパーヘッドは、第1左ガイド溝および第1右ガイド溝を有し、
    第1左ガイド溝は、右ジッパーベルトの右務歯列に摺動可能に配置され、
    第2ジッパーヘッドは、第2左ガイド溝および第2右ガイド溝を有し、
    第2右ガイド溝は、右ジッパーベルトの右務歯列に摺動可能に配置され、
    右務歯列において第2ジッパーヘッドと第1ジッパーヘッドとは相対的に移動可能に配置され、
    左ジッパーベルトの上止めピンが第1ジッパーヘッドの第1右ガイド溝を通って上止め部に係止し、
    左ジッパーベルトの下止めピンが第2ジッパーヘッドの第2左ガイド溝を通って下止め部に係止し、
    第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを引き、第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを左務歯列と右務歯列に沿ってスライドさせ、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトが開閉する
    ことを特徴とする両開き両引き手のダブルジッパー。
  2. 請求項1に記載の両開き両引き手のダブルジッパーにおいて、
    左ジッパーベルトおよび右ジッパーベルトの少なくとも一方に貫通孔が設けられている
    ことを特徴とする両開き両引き手のダブルジッパー。
  3. 両開き両引き手のダブルジッパーを有する仕切り構造であって、
    フレームは、上部フレーム部材と、上部ストレートバーと、H型フレーム部材と、下部ストレートバーと、下部フレーム部材と、コネクタと、を有し、上部フレーム部材と、上部ストレートバーと、H型フレーム部材と、下部ストレートバーと、下部フレーム部材とは、コネクタを介して接続され、
    フレームの外表面にカバー体が設置され、
    カバー体には請求項1に記載の両開き両引き手のダブルジッパーが設けられ、
    左ジッパーベルトと右ジッパーベルトとはカバー体の同じ側に設けられるか、または、異なる側に設けられ、一方向開きのジッパーによってカバーの下部が接合でき、
    第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドが左務歯列と右務歯列に沿ってスライドすることで、左ジッパーベルトと右ジッパーベルトが開閉し、
    隣接する仕切り構造は、ジッパーを介して互いに結合することができる
    ことを特徴とする仕切り構造。
  4. 請求項3に記載の仕切り構造において、
    左ジッパーベルトと右ジッパーベルトの少なくとも一方に貫通孔が設けられている
    ことを特徴とする仕切り構造。
  5. 請求項3に記載の仕切り構造において、
    左務歯列と右務歯列とを部分的に開くと、
    左務歯列と右務歯列との間に開口部が形成され、この開口部から物体を延出させることができる
    ことを特徴とする仕切り構造。
  6. 請求項3に記載の仕切り構造において、
    上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材は中空パイプであり、
    コネクタの外面には突出リングが形成されており、
    コネクタを上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材に差し込むと、上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材の端部が突出リングに当接する
    ことを特徴とする仕切り構造。
  7. 請求項3に記載の仕切り構造において、
    上部フレーム部材、上部ストレートバー、H型フレーム部材、下部ストレートバー、および、下部フレーム部材に少なくとも1つの凹穴があり、
    コネクタに溝があって、溝は突出リングの両側に設けられ、溝はコネクタの外周面を取り囲み、
    凹穴が溝に係止される
    ことを特徴とする仕切り構造。
  8. 両開き両引き手のダブルジッパーを有する遮蔽物であって、
    本体と、
    本体に設けられた請求項1に記載の両開き両引き手のダブルジッパーと、を備え、
    左ジッパーベルトの上止めピンが第1ジッパーヘッドの第1右ガイド溝を通って上止め部に係止し、
    左ジッパーベルトの下止めピンが第2ジッパーヘッドの第2左ガイド溝を通って下止め部に係止し、
    第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを引き、第1ジッパーヘッドと第2ジッパーヘッドとを左ジッパーベルトと右ジッパーベルトに沿ってスライドさせ、左務歯列と右務歯列が開閉し、
    左ジッパーベルトと右ジッパーベルトとが部分的に開くと、左務歯列と右務歯列との間に開口部が形成され、
    開口部を通って本体の内側から物を引き出すことができる
    ことを特徴とする遮蔽物。
  9. 請求項8に記載の遮蔽物において、
    前記本体には、胴体カバー、四肢カバー、手袋、靴下、靴、または帽子が含まれる
    ことを特徴とする遮蔽物。
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