JP3244430U - 組合せ式自転車ペダル - Google Patents

Abstract

【課題】ペダル本体と軸体とが簡易式組立てを採用することにより、自由に取り合わせ組み合わせることができ、かつペダル本体または軸体の損傷発生時に、別個独立に交換することもでき、メンテナンスコストを低減することができる、組合せ式自転車ペダルを提供する。【解決手段】組合せ式自転車ペダルは、軸体１と、ペダル本体２とを備え、前記軸体は、軸シャフト１２と、挿通板１１とを含み、前記軸シャフトは、前記挿通板内に枢設されると共に、螺着頭を露出させ、前記ペダル本体の内部には、前記挿通板の大きさに対応する挿通孔２１が設けられ、前記挿通板を収容するように前記挿通孔内に挿設する。【選択図】図１

Description

本考案は、自転車に係り、特に、自転車のペダルに関するものである。

自転車のペダルは、軸シャフトと、ペダル本体とから構成され、軸シャフトは、ペダル本体内に挿嵌されて枢設され、そしてペダル本体の多くは、一体型構造であり、かつそれと軸シャフトとの結合は、使用者が自力で取り外したり、修理を行ったりすることも容認されない。製造メーカーに対して言えば、軸シャフトとペダル本体との組み合わせは固定されており、取り合わせ組み合わせの弾性が欠如しており、市場ニーズまたは市場変化に応じて機動的にペダル本体と軸シャフトとの組み合わせを任意に変えることができず、例えば、同一の軸シャフトを用いて異なる材質、カラーや形状のペダル本体との取り合わせを変えることができない。使用者から言わせれば、同様にペダル本体は、材質、カラーや形状を任意に交換することができないほか、ペダル本体または軸シャフトの損傷発生時に、別個独立に交換することもできず、全体交換が必要となり、メンテナンスコストが増加してしまうという問題がある。

本考案の目的は、そのペダル本体と軸体とが簡易式組立てを採用することにより、自由に取り合わせ組み合わせることができ、かつペダル本体または軸体の損傷発生時に、別個独立に交換することもでき、メンテナンスコストを低減することができる、組合せ式自転車ペダルを提供することである。

上記の目的を達成するために、本考案が提供する組合せ式自転車ペダルは、軸体と、ペダル本体とを備え、前記軸体は、軸シャフトと、挿通板とを含み、前記軸シャフトは、前記挿通板内に枢設されると共に、螺着頭を露出させ、前記ペダル本体の内部には、前記挿通板の大きさに対応する挿通孔が設けられ、前記挿通板を収容するように前記挿通孔内に挿設する。

本考案によれば、そのペダル本体と軸シャフトとが簡易式組立てを採用することにより、自由に取り合わせ組み合わせることができ、かつペダル本体または軸シャフトの損傷発生時に、別個独立に交換することもでき、メンテナンスコストを低減することができる。

本考案の実施例１の分解斜視図である。 本考案の実施例１の組合せ斜視図である。 本考案の実施例１の組合せ上面図である。 本考案の実施例１の図３における４－４線に沿った断面図である。 本考案の実施例１の図３における５－５線に沿った断面図である。 本考案の実施例２の分解斜視図である。 本考案の実施例２の組合せ斜視図である。 本考案の実施例１の付加的な応用例を示す図である。

図１～図５に示す本考案の実施例１のように、本考案にかかる組合せ式自転車ペダルは、軸体１と、ペダル本体２とを備え、前記軸体１は、軸シャフト１２と、挿通板１１とを含み、前記軸シャフト１２は、前記挿通板１１内に枢設されると共に、螺着頭１２１を露出させ、前記螺着頭１２１は、自転車クランク（未図示）上に連結されるために用いられ、挿通板１１は、軸シャフト１２上に回転可能に設けられ、挿通板１１は、略Ｈ字形を呈している。

前記ペダル本体２は、略矩形板体を呈しており、如何なる所要の形状模様でも造形を行うことができ、例えば、六辺形のような形状模様である。ペダル本体２の内部に挿通孔２１が設けられ、前記挿通孔２１は、前記挿通板１１の長さ、幅及び高さに対応する寸法で形成され、前記挿通板１１を収容するように前記挿通孔２１内に挿設し、かつ挿通板１１を挿通孔２１に挿入した後、挿通板１１の外側端は、ペダル本体２の端面と面一に揃えられるように完全なペダルが形成されており、図２及び図３が参照される。

ペダル本体２の両踏み面にそれぞれ４枚の板片２２１～２２８が設けられており、同一の踏み面上に位置する４枚の板片２２１～２２４は、ペダル本体２の軸線の両側に対称的に分布しており、かつ別の踏み面上の４枚の板片２２５～２２８は、完全に対称になっており、各板片２２１～２２８上にそれぞれ穿孔２２１ａ～２２８ａが設けられており、各穿孔２２１ａ～２２８ａは、それぞれネジ２３１～２３８の貫通を許容できるようにしている。

挿通板１１の両対応側にもそれぞれ４つのネジ孔１１１～１１８が開設されており、各ネジ孔１１１～１１８は、それぞれ穿孔２２１ａ～２２８ａに対応することができ、各ネジ孔１１１～１１８には、それぞれその内部に螺合するネジ２３１～２３８が収容されてもよい。挿通板１１を挿通孔２１内に挿入して位置決めする時に、各穿孔２２１ａ～２２８ａは、直ちにネジ孔１１１～１１６に対応して直線状に並設され、この時、直ちにネジ２３１～２３８を穿孔２２１ａ～２２８ａに対応して貫通すると共に、対応のネジ孔１１１～１１８上に螺着することができ、ペダル本体２と軸体１とを一体に締結固定させることで、完全なペダルが形成されている。

上記の構造の如く、製造メーカーでは、同一の軸体１を用いて異なるペダル本体２と取り合わせ組み合わせることができるだけでなく、ペダル本体２は、異なる材質、形状やカラーのものを採用することができ、製造上の弾性及び機動性を増すことができ、使用者にとって、ペダル本体２または軸体１の損傷発生時に、別個独立に交換することもでき、メンテナンスコストを低減することができる。

また、穿孔２２１ａ～２２８ａとネジ孔１１１～１１８の設置を介してクリートクリップ３の設置を提供することもでき、同様にネジ２３１～２３８による締結固定が用いられ、前記クリートクリップ３は、自転車用靴（クリート靴）の靴底に各々設けられるクリート（未図示）を拘持するために用いられることにより、クリップレスペダル（ｃｌｉｐｌｅｓｓ ｐｅｄａｌ）が形成されており、図８が参照される。

図６及び図７に示す本考案の実施例２のように、この実施例２は、前述した実施例１とほぼ同一であるので、その相違点として、本実施例において、逆鉤による係合は、実施例１におけるネジ２３１～２３８とネジ孔１１１～１１８との締結固定に取って代わることである。詳しく言えば、挿通板１１の両対応側にそれぞれ４列の逆鉤１１１´～１１８´が設置され、各列の逆鉤１１１´～１１８´の配列方向は、軸シャフト１２と平行であり、そして挿通孔２１の内壁に前記４列の逆鉤１１１´～１１８´に対応する４列の凹鉤２２１ｂ～２２８ｂが設けられており、当該逆鉤１１１´～１１８´の形状と凹鉤２２１ｂ～２２８ｂの形状とが合致することにより、相互に嵌合可能になっており、かつ当該逆鉤１１１´～１１８´と凹鉤２２１ｂ～２２８ｂとの拘持方向を単一順方向に合わせて配置され、単一方向のみに挿入されることを可能にし、退出を許容不可にし、定位置に挿入されれば固定が完成されるので、再びネジを使用して締結固定する必要がない。

以上、本考案の好適な実施例について具体的に説明したが、本考案の実用新案登録請求の範囲は、これらの実施例に限定されるものではなく、本実用新案の考案精神を応用してなされるその他の種々の同等の変更・置換は、いずれも本考案の実用新案登録請求の範囲に属するものとすべきである。

１：軸体
１１：挿通板
１１１～１１８：ネジ孔
１１１´～１１８´：逆鉤
１２：軸シャフト
２：ペダル本体
２１：挿通孔
２２１～２２８：板片
２２１ａ～２２８ａ：穿孔
２２１ｂ～２２８ｂ：凹鉤
２３１～２３８：ネジ
３：クリートクリップ

Claims (8)

1. 軸シャフトと挿通板とを含む軸体と、前記挿通板の大きさに対応する挿通孔が内設されるペダル本体とを備える組合せ式自転車ペダルであって、前記軸シャフトは、前記挿通板内に枢設されると共に、螺着頭を露出させ、前記挿通板を収容するように前記挿通孔内に挿設することを特徴とする、組合せ式自転車ペダル。
2. 前記挿通板の対応両側面にそれぞれ４つのネジ孔が設けられており、前記ペダル本体上に各前記ネジ孔に対応する穿孔が設けられており、各前記穿孔にネジが貫入することを許容可能であると共に、対応の前記ネジ孔に螺合されることを特徴とする、請求項１に記載の組合せ式自転車ペダル。
3. 前記挿通板は、略Ｈ字形を呈していることを特徴とする、請求項１に記載の組合せ式自転車ペダル。
4. 前記挿通板の外側端は、前記ペダル本体の端面と面一に揃えられることを特徴とする、請求項１に記載の組合せ式自転車ペダル。
5. 前記ペダル本体の両踏み面にそれぞれ４枚の板片が設けられており、同一の踏み面上に位置する前記４枚の板片は、前記ペダル本体の軸線の両側に対称的に分布しており、前記板片は、一枚ごとに各前記穿孔が設けられていることを特徴とする、請求項２に記載の組合せ式自転車ペダル。
6. 前記挿通板の両対応側にそれぞれ４列の逆鉤が設置され、そして前記挿通孔の内壁に前記４列の逆鉤に対応する４列の凹鉤が設けられており、当該逆鉤の形状と当該凹鉤の形状とが合致することにより、相互に嵌合可能になっていることを特徴とする、請求項１に記載の組合せ式自転車ペダル。
7. 前記各列の当該逆鉤の配列方向は、前記軸シャフトと平行であることを特徴とする、請求項６に記載の組合せ式自転車ペダル。
8. 当該逆鉤と当該凹鉤との拘持方向を単一順方向に合わせて配置されることを特徴とする、請求項６に記載の組合せ式自転車ペダル。

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