JP3244180U - アクリル板製装飾体 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶剤系接着剤による問題が生じない透明アクリル板を積層接着した装飾体を提供する。【解決手段】2枚の透明アクリル板のうち1枚のアクリル板をベース板とするとともに、もう1枚のアクリル板4を、裏面に透明両面テープを備えて人、動物、風景、各種器物によるキャラクタを表示したキャラクタ板3とし、ベース板とキャラクタ板3とを、透明両面テープで積層接着した。【選択図】図2
Description
本考案は、アクリル板で適宜の外形に形成されたパーツを積層接着して形成するキャラクタや適宜の形象物をレリーフ状等に表現した装飾体に関する。
従来よりアクリル板を使用した装飾体は特許文献1~5等により多くの形態のものが公知であり、その中にはアクリル板を積層接着して形成するレリーフ状の装飾体やキャラクタスタンドなどがある。
従来、アクリル板を用いた装飾体において2枚のアクリル板を積層して接着するには、接着後の透明度や接着強度を確保するために溶剤系の接着剤を用いている。しかし、溶剤系の接着剤はシリンジや、ケミカルスポイトのような専用注入治具を必要とするほか、シリンジ等で供給する接着剤の量の調整に熟練を要し、接着剤が多すぎてはみ出すと接着側面が綺麗でなくなるなど、使い勝手の面で合理的と言えない点がある。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、透明なアクリル板を積層接着して形成する装飾体において、使用する接着剤の量の調整に手間取ったり、接着剤がはみ出して仕上がりが良好でない等の問題がないアクリル板を積層接着して形成する装飾体を提供することである。
本考案では、透明なアクリル板を含む複数枚のアクリル板を積層接着して形成される装飾体において、前記アクリル板のうち1枚のアクリル板をベース板とすると共に、残りの少なくとも1枚の透明なアクリル板を人、動物、風景、各種器物等によるキャラクタを表示して裏面に透明両面テープを備えるキャラクタ板とし、前記ベース板にキャラクタ板を前記透明両面テープで積層接着したことを特徴とする。
本考案は、透明アクリル板を含む3枚以上のアクリル板を積層して接着する装飾体についても適用できる。積層するアクリル板は、相互の接着面を、透明な両面テープにより接着するから溶剤系の接着剤が不要である。
透明両面テープの層構造は、透明フィルムなどによるシート状の透明基材の両面に透明な化学糊(接着剤)による糊層(接着層)を設け、双方の糊層の外面に剥離フィルム等による剥離層を設置したものであり、剥離層を外して両面接着テープとして使用する。
本考案では、透明なアクリル板を含む2枚のアクリル板のうち1枚のアクリル板をベース板とすると共に、もう1枚の透明なアクリル板を人、動物、風景、各種器物によるキャラクタを表示したキャラクタ板とし、前記ベース板とキャラクタ板とを、透明両面テープで積層接着して透明アクリル板による装飾体としたから、接着剤が接着面からはみ出すことはなく、従って、美麗な透明アクリル板の積層体による装飾体を得ることができる。この点は、透明アクリル板の2枚以上をキャラクタ板として積層した装飾体においても同じである。
次に、図を参照して本考案装飾体の実施の形態の一例について説明する。以下の説明において用いる材料の寸法(数値)等は、本考案の説明の便宜のためのものであり、本考案の範囲を限定するものではない。
図1に平面用で示すベース板1は、略A4サイズの大きさで厚さが2~8mm程度の透明アクリル板2を原板として6区画に区分し、各区画の区分線2aをレーザーカッターによる切込み線で形成したものであり、図1の例では切り離されていない6枚の透明アクリル板によるベース板1に形成されているが、各区画が区分線2aで切り離されて6枚のベース板1に形成したものもある。原板の大きさ(サイズ)やその原板に形成する区画数は任意である。また原板にはその材質や印刷面が設けられることで不透明又は不透光のものがある。
ベース板1は上記のように形成するから、前記原板1枚を1枚のベース板1としたり、6枚以上、又は6枚以下に区画してベース板1を造ることは任意である。図1において2bはベース板1の隅に設けたチェーンや紐等の通し穴としての小孔である。
図2に示すキャラクタ板3も、ここでは上記ベース板1と同様サイズの透明なアクリル板4を原板としている。この原板には、裏面又は表面を印刷面として適宜のキャラクタ3a、3bが印刷等により形成され、後述する外形のキャラクタ板3に形成される。キャラクタはアニメの主人公等の人、動物、植物、風景、構築物、各種器物など任意のものをキャラクタとすることができる。
キャラクタ3a、3bの印刷においては、一例として透明アクリル板4による原板を、上記のベース板1と同じ大きさで仮想区分線4aによって6区画の仮想区画4bを設定する。
透明なアクリル板4に形成する6個の仮想区画4bには、同じキャラクタ3a、又は異なるキャラクタ3bが印刷等により形成される。ここで、印刷面は、アクリル板4の表面又は裏面のいずれでもよく、また、印刷面にアクリル板の外面に設けた印刷フィルム等の印刷媒体を用いるか、或はアクリル板4の外面自体を印刷面とするかは、任意に選択することができる。なお、キャラクタ3a、3bの形成は、印刷以外にフォトエッチング、彫刻、手描き、貼り絵など任意であるが、立体的な表現は凹版状のもの以外、アクリル板4の表側に形成することが好ましい。
原板である透明なアクリル板4は、その仮想区画4bに印刷等によりキャラクタ3a、3bが形成される前に、又はキャラクタ3aが形成された後に、このアクリル板4の裏面に、透明両面テープ5が貼付される。
透明両面テープ5は、図4に例示するように、厚さを10μ~30μとする透明フィルムをベース51とし、このベース51の両面に、透明化学糊(化学接着剤ともいう。)を透明な接着層52,53として厚さ2μ~5μで形成したものである。接着層52,53の上(外面)には、剥離フィルム52a,53aが配置されて、この両面テープ5は運搬、保管され、使用時に剥離フィルム52a,53aは外される。この実施例では、アクリル板4の裏面に貼付される接着層52の剥離フィルム52aが外されており、剥離フィルム53aは残されている。
キャラクタ3a、3bが印刷などで形成され、裏面に透明な両面テープ5を貼って備える透明なアクリル板4は、レーザーカッター等の切断手段でキャラクタ3a、3bの外形に沿ってカットされることにより、キャラクタ形状の外形を有する複数枚のキャラクタ板3に形成される。
剥離フィルム53aを備えた透明な接着層53を有する両面テープ5が貼付された状態でキャラクタ形状にカットされた個々の透明なキャラクタ板3は、その剥離フィルム53aを外してベース板1の上面に透明な接着層53により接着することにより、2枚の透明なアクリル板2,4がベース板1とキャラクタ板3として積層接着された透明な本考案装飾体の一例に形成される。
2枚の透明なアクリル板2,4によるベース板1とキャラクタ板3とは、透明な両面テープ5により接着一体化されるから、接合面が外部から視認できない、そして溶剤系接着剤のはみ出しも無い美麗なアクリル材の装飾体を構成できる。
上述した本考案の実施の形態例には、以下に述べる応用例、変形例による装飾体がある。
上記例で用いた透明アクリル板2,4は2枚であったが、3枚以上の透明アクリル板を相互に透明両面テープで積層接着すると、キャラクタ板3を2枚以上のアクリル板で形成することができ、より立体感のあるキャラクタによる装飾体が得られる。
上記例のキャラクタ板3は、裏面に透明両面テープを備えた透明アクリル板の仮想区画4bに印刷等で形成したキャラクタ3a、3bの輪郭に沿ってレーザーカッターで切り出したが、キャラクタ3a、3bの輪郭に沿って切り出さず、キャラクタ3a、3bを囲む大まかな形状で切り出してからベース板1に接着、積層してもよい、また、仮想区画4bを形成する仮想区分線4aでカットしたままのキャラクタ板3をベース板1と接着、積層する本考案装飾体の形態もある。
本考案では、複数種のキャラクタ又は同じキャラクタが形成されてカットされたキャラクタ板の複数枚と、前記複数枚のキャラクタ板3の数と同数のベース板1になる区画を切込み線で備える1枚又は少なくとも2枚の透明アクリル板2とを組合わせて装飾体組立キットを構成できる。
組立てキットには、1又は複数のキャラクタ板3と、これと同数のベース板1とを、1パッケージにしたものもある。この場合、ベース板1にはチェーン(図示せず)を通したもの、或はチェーンを同梱したものがある。
以上に述べた本考案装飾体において、ベース板の平面形状は、図示しないが四角形、三角形、菱形などを含む多角形、楕円、長円を含む円形、星形等の前記多角形、円形以外の形状のいずれかの中から選択できる。
本考案は以上の通りであって溶剤系の接着剤を用いる積層接着であるため、手間と技儞を要し、均質な接着状態の実現が困難であった2枚又はそれ以上の透明アクリル板を積層接着した装飾体において、透明アクリル板を含む2枚以上のアクリル板を透明両面テープを用いて積層接着してアクリル板製の装飾体としたから、手間と技儞を要することなく綺麗な接着面を有する装飾体を容易且つ低コストに提供できる。
1 ベース板
2 透明アクリル板
2a 区分線
3 キャラクタ板
4 透明アクリル板
4a 仮想区分線
4b 仮想区画
5 透明両面テープ
51 ベース
52,53 接着層
52a,53a 剥離フィルム
2 透明アクリル板
2a 区分線
3 キャラクタ板
4 透明アクリル板
4a 仮想区分線
4b 仮想区画
5 透明両面テープ
51 ベース
52,53 接着層
52a,53a 剥離フィルム
Claims (9)
- 透明なアクリル板を含む複数枚のアクリル板を積層接着して形成される装飾体において、前記アクリル板のうち1枚のアクリル板をベース板とすると共に、残りの透明なアクリル板を人、動物、風景、各種器物等によるキャラクタを表示して裏面に透明両面テープを備えるキャラクタ板とし、前記ベース板にキャラクタ板を前記透明両面テープで積層接着した装飾体。
- 透明なアクリル板を含む少なくとも2枚のアクリル板を用いて、そのうちの1枚のアクリル板をベース板に形成し、残りの透明なアクリル板をキャラクタ板に形成した請求項1の装飾体。
- ベース板は、材質が透明又は不透明なアクリル板、又は印刷によって不透明又は半透明になったアクリル板である請求項1又は2の装飾体。
- ベース板は、その平面形状が四角形等の多角形、楕円を含む円形、星形等の多角形、円形以外の形状のいずれかである請求項1又は2の装飾体。
- ベース板は、隅部にチェーン又は紐を通す小孔を設けた請求項1又は2の装飾体。
- キャラクタ板は、裏面に透明両面テープを備える透明なアクリル板に表示されたキャラクタの輪郭に沿ってカットしたもの、又は前記キャラクタの輪郭を大まかに囲む線に沿ってカットしたものである請求項1又は2の装飾体。
- 裏面に透明両面テープを有し表示したキャラクタに沿ってカットされた透明アクリル板で形成した1枚又は複数枚のキャラクタ板と、該キャラクタ板と同数のアクリル板によるベース板とを1パックに包装した装飾体組立てキット。
- 裏面に透明両面テープを備える透明アクリル板に表示された複数種のキャラクタ又は同じキャラクタが形成されてカットされた複数枚のキャラクタ板と、前記複数枚のキャラクタ板の数と同数のベース板になる区画を切込み線で備える1枚又は少なくとも2枚のアクリル板とを組合わせて1パックに包装した請求項7の装飾体組立てキット。
- カットされて独立したベース板の隅部、又はアクリル板に形成された複数のベース板になる区画の隅部に、チェーン又は紐を通す小孔を設けた請求項7又は8の装飾体組立キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023002992U JP3244180U (ja) | 2023-08-18 | 2023-08-18 | アクリル板製装飾体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2023002992U JP3244180U (ja) | 2023-08-18 | 2023-08-18 | アクリル板製装飾体 |
Publications (1)
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JP3244180U true JP3244180U (ja) | 2023-10-16 |
Family
ID=88326047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2023002992U Active JP3244180U (ja) | 2023-08-18 | 2023-08-18 | アクリル板製装飾体 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3244180U (ja) |
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2023
- 2023-08-18 JP JP2023002992U patent/JP3244180U/ja active Active
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