JP3243469B2 - 雪舞上り監視装置 - Google Patents

雪舞上り監視装置

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JP3243469B2
JP3243469B2 JP02224893A JP2224893A JP3243469B2 JP 3243469 B2 JP3243469 B2 JP 3243469B2 JP 02224893 A JP02224893 A JP 02224893A JP 2224893 A JP2224893 A JP 2224893A JP 3243469 B2 JP3243469 B2 JP 3243469B2
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芳隆 杉山
義和 河井
克平 松本
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Central Japan Railway Co
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Mitsubishi Electric Corp
Central Japan Railway Co
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば新幹線などの
列車の軌道の沿線に設置され、列車の通過により生じる
雪の舞上り状況を監視する雪舞上り監視装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置はなかったが、参考と
して図5に例えば特開昭63−188741号公報に示
された従来の視程計測装置の概略構成図を示す。同図に
おいて、1は道路の路肩等に立てられたポール上に設置
されたテレビカメラ、2はテレビカメラ1から所定の距
離Dだけ離れた位置に配置された第1の専用示標、3は
テレビカメラ1の直近に配置された第2の専用示標であ
り、専用示標2および3は上下に黒と白とに塗り分けら
れている。4はテレビカメラ1からの画像情報を処理す
るイメージ処理部である。なお、上記公開公報におい
て、専用示標3は、テレビカメラ1に組み込まれている
ものと考えられる。
【0003】次に動作について説明する。テレビカメラ
1は表面が黒と白に塗り分けられた専用示標2を撮影し
て、その画像情報をイメージ処理部4へ送っている。イ
メージ処理部4は、送られてきた画像情報より専用示標
2の黒に塗られた部分と白に塗られた部分を切り出し、
それぞれの明るさのデータを読み込んで、専用示標2の
明暗の輝度差Cd を求める。
【0004】次いで、イメージ処理部4は、専用示標2
の明暗の輝度差Cd と、同様にして求めた専用示標3の
明暗の輝度差C0 に基づいて、視程距離Vを次式によっ
て求める。 V=D・{In(E)/In(Cd /C0 )} ・・・(1) ここで、Dはテレビカメラ1と専用示標2との距離、E
は識別しきい値(人の眼の識別臨界値:0.05)であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の視程計測装置は
以上のように構成されており、天候などの外部環境によ
って大きく変化する視程を計測するもので、降雪と舞上
り雪との識別を行うことはできない。このため、この視
程計測装置を雪舞上り監視装置として用いても、列車の
走行によって生じる雪の舞上り状況を正確に監視するこ
とはできない。また、従来の視程計測装置では、専用示
標が2つ必要であり、さらに対数計算を正確に行うため
に高機能の計算機が必要となり、高価格化が避けられな
かった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、雪の舞上り
状況を降雪と区別して正確に監視することのできる雪舞
上り監視装置を低価格で提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、列車の軌道の沿線に配置された明
暗を有する専用示標と、この専用示標から所定の距離だ
け離れた位置に配置され上記専用示標を撮影した画像情
報を入力するテレビカメラと、このテレビカメラから入
力された画像情報から列車の通過前および通過直後の上
記専用示標の明暗の輝度差C1 およびC2 を求め、この
輝度差C1 およびC2 をd 2 =1−C 2 /C 1 なる理論
式に代入して舞上り雪密度d 2 を求め、この舞上り雪密
度d 2 を列車の通過により生じた雪の舞上り状況として
出力するイメージ処理部とを備えたものである。
【0008】
【作用】したがってこの発明によれば、列車の軌道の沿
線に配置された専用示標を撮影した画像情報が、テレビ
カメラを通してイメージ処理部へ与えられる。イメージ
処理部は、列車の通過前および通過直後の専用示標の明
暗の輝度差C1 およびC2 を求め、この輝度差C1 およ
びC2 を下記(2)式に代入して舞上り雪密度d 2 を求
め、この舞上り雪密度d 2 を列車の通過により生じた雪
の舞上り状況として出力する。2 =1−C2 /C1 ・・・(2)
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。
【0010】実施例1.図1はこの発明の一実施例を示
す概略構成図である。図において、11は列車の軌道の
沿線に設置されたテレビカメラ、12はテレビカメラ1
1から所定の距離だけ離れた位置に配置された唯一の専
用示標であり、専用示標12は左右に黒と白とに塗り分
けられている。14はテレビカメラ11からの画像情報
を処理するイメージ処理部であり、テレビカメラ11か
らのビデオ信号をディジタル信号に変換し、マイクロプ
ロセッサで画像処理する。
【0011】次に、イメージ処理部14の機能を交えな
がら、本実施例の動作を説明する。テレビカメラ11は
表面が黒と白に塗り分けられた専用示標12を撮影し
て、その画像情報をイメージ処理部14へ送っている。
イメージ処理部14は、送られてきた画像情報より専用
示標12の黒に塗られた部分と白に塗られた部分を切り
出し、それぞれの明るさのデータを読み込んで、専用示
標2の明暗の輝度差を求める。
【0012】ここで、列車通過前は降雪のみが観測さ
れ、列車通過直後は降雪と舞上り雪とが重なって観測さ
れる。すなわち、図2において、降雪密度をd1 、舞上
り雪密度をd2 とすると、列車通過前は、降雪(密度d
1 )のみが観測される。これに対して、列車通過直後
は、降雪(密度d1 )と舞上り雪(密度d2 )とが重な
って観測され、その密度はd1 +(1−d1 )・d2
なる。
【0013】列車通過直前の専用示標12の明暗の輝度
差をC1 とし、列車通過直後の専用示標12の明暗の輝
度差をC2 とし、これらの輝度差C1 ,C2 を密度の1
次式で近似すると、 C1 =ad1 +b ・・・(3) C2 =a{d1 +(1−d1 )・d2 }+b ・・・(4) となる。
【0014】ここで、降雪密度d1 =1の時、輝度差C
1 =0であるから、b=−a=k(比例定数)となる。
したがって、上記(3),(4)式は、下記(5),
(6)式とされる。 C1 =k(1−d1 ) ・・・(5) C2 =k{1−d1 −(1−d1 )・d2 } ・・・(6)
【0015】上記(5)および(6)式を展開すると、 C2 =C1 −C1 ・d2 ・・・(7) d2 =1−C2 /C1 ・・・(8) となり、降雪(密度d1 ),比例定数kに無関係に、舞
上り雪密度d2 を求める理論式が得られる。
【0016】すなわち、イメージ処理部14は、列車の
通過前および通過直後の専用示標12の明暗の輝度差C
1 およびC2 を求め、この輝度差C1 およびC2 を上記
(8)式に代入して舞上り雪密度d2 を求め、この舞上
り雪密度d2 を列車の通過により生じた雪の舞上り状況
として出力する。
【0017】実施例2.なお、実施例1(図1)は基本
形として示したものであり、図3に示すように、投光器
15を設けるものとすれば、雪を照射して輝度を増加さ
せることができ、夜間における測定精度の向上を図るこ
とができる。
【0018】実施例3 また、図4に示すように、投光器15に対して自動点滅
器16を設けるものとすれば、夜間のみ投光器15を点
灯させ、昼間は消灯させるようにして、消費電力の低減
を図ることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、列車の通過前および通過直後の専用示標
の明暗の輝度差C1 およびC2 を求め、この輝度差C1
およびC2 をd 2 =1−C 2 /C 1 なる理論式に代入し
て舞上り雪密度d 2 を求め、この舞上り雪密度d 2 を列
車の通過により生じた雪の舞上り状況として出力する
とにより、雪の舞上り状況を降雪と区別して正確に監視
することが可能となり、また専用示標も一つでよく、対
数計算を行う必要もないことから低機能の計算機を使用
することができるようになり、低価格化を促進すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】第1実施例において舞上り雪密度を求めるため
の式の導出過程を説明する図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す概略構成図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す概略構成図である。
【図5】従来の視程計測装置の概略構成図である。
【符号の説明】
11 テレビカメラ 12 専用示標 14 イメージ処理部 15 投光器 16 自動点滅器
フロントページの続き (72)発明者 松本 克平 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番 2号 三菱電機株式会社 制御製作所内 (56)参考文献 特開 平5−15001(JP,A) 特開 昭63−188741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01W 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 列車の軌道の沿線に配置された明暗を有
    する専用示標と、 この専用示標から所定の距離だけ離れた位置に配置され
    前記専用示標を撮影した画像情報を入力するテレビカメ
    ラと、 このテレビカメラから入力された画像情報から列車の通
    過前および通過直後の前記専用示標の明暗の輝度差C1
    およびC2 を求め、この輝度差C1 およびC2 2
    1−C 2 /C 1 なる理論式に代入して舞上り雪密度d 2
    を求め、この舞上り雪密度d 2 を列車の通過により生じ
    た雪の舞上り状況として出力するイメージ処理部とを備
    えたことを特徴とする雪舞上り監視装置。
JP02224893A 1993-02-10 1993-02-10 雪舞上り監視装置 Expired - Fee Related JP3243469B2 (ja)

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