JP3243338U - 目を表すパーツが付け替えられるぬいぐるみ - Google Patents

Abstract

【課題】ぬいぐるみ本体を数個買いそろえることなく、１つのぬいぐるみ本体に目のパーツを付け替えるだけで、ふれあう人々のその時その時の気分に応じた種々の表情を表すぬいぐるみを提供する。【解決手段】ぬいぐるみ本体１の目の部分の面ファスナー２に、フック又はループを縫い付け、他方の目のパーツの裏面の面ファスナーにも同様にフック又はループを縫い付け、例えばぬいぐるみ本体の目の部分の面ファスナーにフックが縫い付けられた場合は、目のパーツ３の裏面の面ファスナーにはループを縫い付けることで、容易に多種類の目のパーツを着脱できる。これによって、簡単にふれあう人の気分に応じた表情を表すことができる。【選択図】図８

Description

本考案は、ぬいぐるみ本体に目を表すパーツ（以下「目のパーツ」という。）を取り付ける際に、面ファスナーを使用することで、種々の表情を変えることができるぬいぐるみに関するものである。

従来より、ぬいぐるみ本体と顔のパーツあるいは髪のパーツを別々に製作し、脱着可能な方法で合体することで、いろいろな種類のキャラクターに変化させる方法が特許文献１や特許文献２のとおり知られている。

実用新案登録第３１３１９４２号 実用新案登録第３２１８３０６号

ぬいぐるみは、動物やアニメキャラクターなどを模した形態を裁断した布類と綿などの詰め物で形作ることで、人々に憩いや遊びを与えようとするものであるが、通常その姿、形は変化せず一定である。セルロイドやプラスティックで作られた人形の場合は、目が開いたり閉じたりするもの、また着せ替え人形のように、服を着せかえたり、髪形を変えたりすることができるが、ぬいぐるみの場合は、上に示した特許文献１、２のようなものは稀である。

特許文献１の顔のパーツは合成樹脂を素材とし、特許文献２の顔のパーツは、手触り感を保持することにこだわり、布を素材としているが、いずれも顔のパーツを交換することで、所有者の好みに合わせた姿、形が可能となるものであり、表情を変えるには顔のパーツ全体を交換する必要があり、その分手間とコストが掛かる。また、特許文献２の髪のパーツを切って自分好みにするにも一定の技術が必要となる。特にキャラクターを変えず、表情だけを変えたい場合、顔のパーツすべてを交換することは、手間が掛かり、コストも上昇する。

ぬいぐるみの表情に大きな影響を与えるのは、目の部分であり、その部分だけを交換できれば、ぬいぐるみとふれあう人の感情にあわせた寄り添う表情が可能になる。

そのため、本考案では、ぬいぐるみ本体１の目の部分２には面ファスナーのフック又は
ループの一方を目の形に合わせて縫い付け、真ん丸に見開いた目やにこっと笑ったような目、悲しそうな目、眠そうな目などの布で作った目のパーツ３、４を別に製作し、それら目のパーツの裏には、面ファスナーのループ又はフックを縫い付けておくことで、上記ぬいぐるみ本体１の目の部分２の面ファスナーと着脱可能となる。これによって気分に合わせてそれらの目のパーツを貼り替えることができ、いろいろな表情を持つぬいぐるみとすることが可能となる。さらに、使わない目のパーツは、縫い目に合わせてファスナー付きの隠しポケット５を製作することで、ぬいぐるみ本体１に収納でき、持ち歩くことも可能である。

さらに目のパーツは、真っ白い目のパーツを別途製作することで、気分に合わせて、黒のフェルト生地を切り貼りしたり、油性マジックで描くことで、簡単に作成することができ、好みに合わせていろいろと追加することが可能となる。

目のパーツをワンタッチで簡単に貼り替えることで、ぬいぐるみはいろいろな表情を表すことができ、ぬいぐるみの持つ癒し効果を最大限に引き出すことが可能となる。真ん丸に見開いた目とにこっと笑ったような目を２つずつ作成し、それらを組み合わせることで１２通りもの表情を表すことできる。また、ぬいぐるみ本体１の底面に目のパーツを収納する隠しポケット５を取り付けることで、紛失を防ぎつつ、交換する目のパーツを持ち運べ、簡単に交換することが可能である。このポケットは、貴重品や気分に応じて目のパーツを作成するための油性マジックを収納することも可能である。さらに、ぬいぐるみ本体１の底面にゴム紐６を取り付けることで、容易に持ち運びができ、また片手で持てることから、風景と一体となった写真撮影を簡単に行えるようになる。

本考案のぬいぐるみ本体１の一実施例を示す正面図である。 真ん丸い目の左右の目のパーツ３である。 にこやかな目の左右の目のパーツ４である。 真ん丸い目の左右の目のパーツ３をぬいぐるみ本体１に貼り付けた左向きバージョンの図である。 真ん丸い目のパーツ３とにこやかな目のパーツ４を一つずつぬいぐるみ本体１に貼り付けた右目ウィンクバージョンの図である。 にこやかな目の左右の目のパーツ４をぬいぐるみ本体１に貼り付けたにこやかなバージョンの図である。 にこやかな目のパーツ４を上下逆に貼り付けたおやすみバージョンの図である。 目のパーツ３及び４を１つずつぬいぐるみ本体１に貼り付け、斜め左からみた図である。 ぬいぐるみ本体１の底面の図である。黄色の実線部分には、隠しポケット５のファスナーが取り付けられ、黄色の点線部分は、ぬいぐるみ本体１の内部に配置されたポケット部分５である。また、白く見える部分は、ぬいぐるみ本体１を持ち運びしたり、撮影する際に手を通すためのゴム紐６である。 ２種類の目のパーツ３及び４を、いろいろ組み合わせて貼り付けたぬいぐるみ５体を並べたものである。 本考案のぬいぐるみの作製過程を示す図である。

図１のぬいぐるみ本体１の目にあたる部分２には、目のパーツが貼り付けられるよう、面ファスナーのループ又はフックの一方を縫い付ける。

図２(A) のとおり、左右の真ん丸い目のパーツ３は布で製作し、裏面には例えばぬいぐるみ本体１の目に当たる部分２に縫い付けた面ファスナーにループを縫い付けた場合は、ループと着脱容易なフックを縫い付ける。左右同一で、上下を変えることで表情を変えることができる。

図２(B)のとおり、左右のにこやかな目のパーツ４は布で製作し、裏面には真ん丸い目のパーツ３と同様に面ファスナーを縫い付ける。左右同一で、上下を変えることで笑っている時の表情を表すことができる。

ぬいぐるみ本体１に、真ん丸い目のパーツ３を左右同一状態で貼り付けると、図３(A)のようになる。左側を両目で見ている表情を表すことができる。真ん丸い目のパーツは、上下逆にすることで向きや表情を変えることが可能である。

ぬいぐるみ本体１に、右目にはにこやかな目のパーツ４を、左目には真ん丸い目のパーツ３を貼り付けると、図３(B)のようになり、ウィンクした表情を表すことができる。

同じにこやかな目のパーツ４を左右に貼り付けても、上下を反対にすることによって、図４(A)と図４(B)のように、全く違った表情を表すことが可能となる。

ぬいぐるみ本体１と目のパーツの貼り付けに面ファスナーを使用することで、図５のとおり、目のパーツが不自然に浮き上がることもなく、違和感なく自然にぬいぐるみの表情を表すことができる。

ぬいぐるみ本体１の底面の布と側面部分の布との縫い合わせ部分に、隠しポケット５の入り口を施すことで使わない目のパーツを収納することが可能である。この隠しポケット５は、図６において黄色の実線及び点線で示されており、この隠しポケット５はファスナー等で開閉することができ、貴重品入れとして使用することもできる。また、ぬいぐるみ本体１の底面に横断的に取り付けた太めの白いゴム紐６に手を通すことにより、持ち運びや風景と一体となった写真撮影を簡単に行うことができる。

１ ぬいぐるみ本体
２ 目のパーツを貼るための面ファスナー
３ 真ん丸い目のパーツ(左、右)
４ にこやかな目のパーツ(左、右)
５ 使わない目のパーツを収納する隠しポケット
６ ゴム紐

Claims (5)

1. ぬいぐるみの顔の目にあたる箇所に面ファスナーのフック又はループの一方を縫い付け、目を表すパーツの裏側に面ファスナーのループ又はフックを縫い付けたことを特徴とするぬいぐるみ。
2. 喜怒哀楽を表現する、真ん丸に見開いた目やにこっと笑ったような目、悲しそうな目、眠そうな目など、いろいろな表情を表す目のパーツが付け替えられる請求項１記載のぬいぐるみ。
3. ぬいぐるみ本体底面に隠しポケットを取り付けた、請求項１又は２記載のぬいぐるみ。
4. ぬいぐるみ本体底面にゴム紐を取り付けた、請求項１～３記載のぬいぐるみ。
5. ぬいぐるみがバスの形状である請求項１～４記載のぬいぐるみ。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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