JP3242272U - ゴルフパター - Google Patents

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涼子 桑原
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株式会社クワバラコンサルティング
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Abstract

【課題】慣性モーメントが比較的に大きく、かつ、適切な重心位置を確保することによって、スイング時にヘッドの中心のズレを容易に補正することのできるゴルフパターの提供。【解決手段】ゴルフパターのヘッドは、中空構造であって、かつ、アイアン形状のヘッド本体20と、ソールの長さ方向において互いに間隔をあけて配置された複数の錘30とを有する。錘30は、ヘッド本体20に対して着脱可能に取り付けられている。【選択図】図2

Description

本考案は、ゴルフパターに関する。
従来、ゴルフに使用するゴルフパターに関する技術は、公知である。例えば、特許文献1には、ヘッド内にパターのスイング方向と直交する方向に形成された中空部と、中空部に摺動自在に収容され、ヘッドの重心となる錘とを備えたゴルフパターが開示されている。
特開平4-108465号公報
特許文献1に開示されたゴルフパターでは、テイクバック時にヘッドの中心が想定ラインからズレた場合であっても、中空部にその重心となる錘が摺動可能に収容されていることによって、そのズレが補正されて、加えられた力を正確にボールに伝えて想定する方向へ打ち出すことができるので、パッティングのミスを抑えて、ボールがカップに入り確率を向上させることができる。
しかしながら、特許文献1のゴルフパターでは、錘が中空部において移動することからヘッドの重心が定まらず、また、錘を交換することができないことから、使用するゴルファーの特質に合わせて錘の重さや位置を変更することはできない。また、ヘッドは通常のパターと同様に断面長方形状であることから、スイートエリアが比較的に狭く、慣性モーメントMOI(Moment of Inertia)が小さいことから、ドライバーやアイアン等に比べてミスショットした際にヘッドが回転して、ボールの曲がる度合いが大きいといえる。
本考案は、従来のゴルフパターヘッドの改良であって、慣性モーメントが比較的に大きく、かつ、適切な重心位置を確保することによって、スイング時にヘッドの中心のズレを容易に補正することのできるゴルフパターの提供に関する。
前記課題を解決するために、本考案は、中空構造のヘッド本体を有するヘッドを備えたゴルフパターに関する。
本考案に係るゴルフパターは、前記ヘッド本体は、アイアン形状を有し、前記ヘッド本体のソールには、複数の錘が前記ソールの長さ方向において互いに間隔を空けて配置されていて、前記錘は前記ヘッド本体に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
本考案は、少なくとも下記の実施態様を含むことができる。各実施態様は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記ヘッド本体は、フェースと背面とをさらに有し、前記フェースは前記背面よりも厚さ寸法が大きく、前記ソールにおいて前記フェース側の部分の厚さ寸法が前記背面側の部分の厚さ寸法よりも小さい。
(2)前記複数の錘の重量がそれぞれ異なり、それらの長さで重量の大きさが調整されている。
本考案に係るゴルフパターの一つ以上の実施態様においては、ヘッド本体がアイアン形状を有することで縦に長いスイートエリアを実現し、また、ヘッド本体のソールには、複数の錘がソールの長さ方向において互いに間隔を空けて配置されていて、錘はヘッド本体に対して着脱可能に取り付けられていることによって、慣性モーメントを調整し方向性を向上しながら、異なる長さ、重さのシャフトに対応できるバランス調整機能を備えることができる。
図面は、本考案の特定の実施の形態を示し、考案の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本考案に係るゴルフパターのヘッドの正面図。 (A)ヘッドの平面図。(B)ヘッドの底面図。 ヘッド本体の内部を示す、ヘッド本体の長さ方向に沿う断面図。 ヘッド本体の内部を示す、ヘッド本体の幅方向に沿う断面図。 ヘッドの重心角を示した、図2(B)と同様の図。 ヘッドの側面図。
下記の実施の形態は、図1~図6に示すゴルフパター1に関し、考案の不可欠な構成ばかりではなく、選択的及び好ましい構成を含む。
図1~図3を参照すると、本考案の着用物品の一例として示す、ゴルフパター1は、グリップを有するシャフト2と、シャフト2の先端に取り付けられたヘッド10とを含む。ヘッド10は、ヘッド本体20と、ヘッド本体20に着脱可能に取り付けられた複数の錘30とを有する。
ヘッド10は、幅方向X及び長手方向Yと、シャフト2が着脱可能又は着脱不能に取り付けられるボーゼルの下方に位置するヒール11と、フェース12と、背面13と、下方に位置するソール14と、上下方向においてソール14と対向して位置する上側部15と、ヒール11と長手方向Yにおいて対向して位置するトウ16とを含む。
フェース12は、ヘッド10の中心点Oからフェース12に向かって垂直に延ばした線とフェース12とが交わる部分からなるスイートスポットSを有する。また、フェース12は、ヒール11側からトウ16側へ向かって次第に幅広となる形状を有する。したがって、ヘッド10のフェース12は、矩形状の通常のゴルフパッドのヘッドと異なり、アイアン形状を有しているといえる。
ヘッド10は、キャビティ型の中空構造であって、内部に中空部(キャビティ)40を備える。既述のとおり、ヘッド10は、フェースがアイアン形状を有し、通常のパターヘッドよりも比較的に大きな外形寸法を有するものであるが、ヘッド10に中空構造を採用することによって軽量化を図ることができる。これによって、通常のパターヘッドと同程度の重量を有しながら、アイアンと同程度の縦に長いスイートエリア及びその面積を有し、惰性モーメントが大きくなり、ミスショットを軽減することができる。
なお、図示していないが、ヘッド10の中空構造は複数の区画に分割されていてもよい。かかる場合には、空間分割による独特の打感とボールの転がりを実現することができる。
ソール14には、複数の錘(ウエイト)30が長手方向(ソール14の長さ方向)Yに並んで配置されている。なお、図示例では、錘30は3個であるが、必要に応じて、3個以上であってもよい。
錘30は、金属製、好ましくは鉛製又はタングステン製であって、ビス孔を有する頭部31と、螺旋状の延出部32とを有する。ヘッド本体20のソール14には、複数の螺子孔21が長手方向Yへ並んで形成されていて、螺子孔に錘30の延出部32を螺合させることによって、錘30をヘッド本体20に着脱可能に取り付けることができる。
通常、錘をヒール側に配置すると重心距離が短くなり、重心角は大きくなるのでフェースは返りやすくなり、ボールの捕まりが良くなるが、引っ掛けるおそれがある。一方、錘をトウ側に配置すると重心距離は長くなり、重心角は大きくなるのでフェースは返り難くなり、ボールを捕まえ難くなる。かかる考えをベースとして、従来より、パターヘッドに取り入れられている、ヒール・トウ・バランス設計原理に基づいて設計されたパターはその質量がパターヘッドのヒールとトウに集中している。この機能によって、慣性モーメントが増大し、その結果として、ゴルフボールがパターのスイートスポットから離れたパターフェース上のポイントで打球した場合に、パターヘッドの捻じれに対抗できる効果があるとされている。
本実施形態に係るゴルフパター1においては、ヘッド10のソール14に複数の錘30を所要寸法離間した状態で配置した独自の重量バランス(Gバランス)を採用していることから、重心距離及び重視角をバランスよく調整して慣性モーメントを増大することができる。
図示例では、複数の錘30の延出部32の長さはすべて同じであるが、延出部32の長さをそれぞれ異なるように設定することによって、互いに異なる重量とすることができる。このように、複数の錘30がそれぞれ異なる重量を有するように設計することで、シャフト2の長さが変化しても、それに合わせてヘッド10の重心Oの位置を適宜変更することができ、ヘッド10は様々なサイズのシャフト2にも対応して使用することができる。
また、ソール14の錘30は着脱可能性であって、その長さを変えることで重量を調整することができることから、ゴルフパター1は、慣性モーメントを調整し方向性を向上しながら、異なる長さ、重さのシャフト2に対応できるバランス調整機能を備えるものといえる。また、例えば、フェースが大きく返ってボールが引っ掛かり易い癖のあるゴルファーの場合には、ヒール側の錘の重量よりもトウ側の錘の重量を相対的に大きくすることによって、スイングの癖を修正することができる。
図4を参照すると、ヘッド10(ヘッド本体20)において、フェース12の厚さ寸法D1は3.0mm、背面13の厚さ寸法D2は1.60mm、ソール14のフェース12側の部分の厚さ寸法D3は3.70mm、ソール14の背面13側の厚さ寸法D4は5.70mmである。このように、ヘッド10の各所の厚さ寸法を適宜変更することによって、所定の強度を保ちながらも軽量化を図り、適切な重心位置を確保することができる。
ヘッド10のソール14の幅寸法(前後方向Zの寸法)はピン型に比べて幅広であるといえる。このように、幅広のソール14を採用することで、フェースの慣性モーメントを集中増大させ慣性モーメント集束・重量バランス調整を図ることができる。
図6を参照すると、ヘッド10のフェース12は、シャフトの中心線よりも後方に接続されていて、大きなオフセット(グースネック)の形態を有している。
これにより、通常のパターヘッドに比べて、スイートスポットが広くなるといえる。
一般に使用されているゴルフパターは、プレーヤーの微妙な力(ストローク)の加減により、ゴルフボールの転がる距離が定まり、インパクト時の打面の角度によりゴルフボールの転がる方向性が定まるが、このような力を確実に伝達できるようにする為に、ヘッド重量、重心位置、打球面の剛性、慣性モーメント、硬度等の物理的特性等が重要な要素となっている。本考案に係るゴルフパター1は、この要素のうちで、慣性モーメントと重心位置の改善を目的としたものである。
すなわち、図5を参照すると、本考案に係るゴルフパター1においては、幅広のソール14,ソール14に配置した複数の錘30、大きなオフセットからなる特殊形状によって、アイアン形状ながらにもピン型パターと同程度の重心角(フェース平行線と重心Oを通過するシャフト軸線とがなす角度)αを有することにより、慣性モーメントを増大することができる。
また、重心位置(バランス)に関しては、重心の高さや重心距離、重心深度の長短(深さや長さ)である。例えば、重心位置の低いパターでボールの赤道(中心)をヒットしようとしたら、相当ソールを浮かせる必要があり、相当に高度な技術が必要である。反対に、ソールを1センチ程度浮かせたときにパターの重心がボールの赤道(中心)近くになるタイプ、即ち、重心が高い位置の方がジャストミートし易く、転がりやボールの伸びもよくなる。また、重心距離(シャフトの中心線の延長上からフェース面の重心までの距離)については、シャフトの中心線から重心と交わるものは重心距離がゼロで、このパターの重心角を90度になるように設定するとフェース・バランスのパターとなる。また重心深度(フェース上の重心からヘッド内部の重心点までの深さ)が深い方が、ヘッドの右や左を向こうとする力が抑えられる。
図6を参照すると、本考案に係るゴルフパター1においては、重心の高さGHが18.5mm、スイートスポットSの高さSHが19.2mm、重心距離GDが8.0mmであって、かかる数値を有することによってバランスが向上し、ソール14に配置された複数の錘30による独自のバランス構造と相俟って、ヘッド10を上手くコントロールしてボールをジャストミートし易く、ミスショットを軽減することができるといえる。
以上のとおり、本考案に係るゴルフパター1においては、ヘッド本体20がアイアン形状を有することで縦に長いスイートエリアを実現し、また、ヘッド本体20のソール14には、複数の錘30がソール14の長さ方向において互いに間隔を空けて配置されていて、錘30はヘッド本体20に対して着脱可能に取り付けられていることによって、慣性モーメントを調整し方向性を向上しながら、異なる長さ、重さのシャフト2に対応できるバランス調整機能を備えることができるといえる。
ゴルフパター1を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。
1 ゴルフパター
10 ヘッド
12 フェース
13 背面
14 ソール
20 ヘッド本体
30 錘

Claims (3)

  1. 中空構造のヘッド本体を有するヘッドを備えたゴルフパターであって、
    前記ヘッド本体は、アイアン形状を有し、
    前記ヘッド本体のソールには、複数の錘が前記ソールの長さ方向において互いに間隔を空けて配置されていて、
    前記錘は前記ヘッド本体に対して着脱可能に取り付けられている前記ゴルフパター。
  2. 前記ヘッド本体は、フェースと背面とをさらに有し、前記フェースは前記背面よりも厚さ寸法が大きく、前記ソールにおいて前記フェース側の部分の厚さ寸法が前記背面側の部分の厚さ寸法よりも小さい請求項1に記載のゴルフパター。
  3. 前記複数の錘の重量がそれぞれ異なり、それらの長さで重量の大きさが調整されている請求項1又は2に記載のゴルフパター。
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