JP3242030B2 - カラートナー - Google Patents
カラートナーInfo
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Description
像剤用カラートナーに関する。
アから成る二成分現像剤とトナーのみから成る一成分現
像剤に大別される。複写機のような電子写真方式を用い
た画像形成装置では、一般に二成分現像剤が用いられて
いるが、二成分現像剤は使用環境特に湿度条件によって
現像剤の帯電特性が大きく変化し、安定した画像が得ら
れず、また現像剤の寿命が短い、複写時のトナー飛散等
の問題がある。このような従来の問題を解決するため、
トナー表面にマグネタイト等の磁性粒子を表面に付着す
る、いわゆる外添しトナーとキャリアとの摩擦帯電性を
向上させることが行われていた。しかしながら、従来用
いられていた磁性粒子は黒色又は濃褐色であり、カラー
トナーに使用した場合、鮮明なカラーの着色性を有する
複写画像が得られないという問題を有するものであっ
た。
ーの着色性を有する複写画像を有し、使用環境によって
帯電特性が変化せず、トナーの飛散等の問題ない二成分
現像剤用カラートナーを提供することにある。
鉛、マンガン、マグネシウム、銅、リチウム、バナジウ
ム、クローム、カルシウムの酸化物と鉄酸化物との焼結
体である体積平均粒子径が0.05〜3μmのフェライ
ト、マグネタイトであり、表面色が下記条件(A)、
(B)及び(C)を満足する磁性粒子をトナー粒子の表
面に、トナー粒子に対して0.4〜1重量%付着したこ
とを特徴とする二成分現像剤用カラートナーである。 (A)L*≧30 (B)40≧a*≧10 (C)40≧b*≧10
鉛、マンガン、マグネシウム、銅、リチウム、バナジウ
ム、クローム、カルシウムの酸化物と鉄酸化物との焼結
体である体積平均粒子径が0.05〜3μmのフェライ
ト、マグネタイトであることが必要である。上記磁性粒
子の表面色は(A)L*≧30、(B)40≧a*≧1
0及び(C)40≧b*≧10でなければならない。L
*が30より小さい場合は、磁性粒子の表面色が暗色で
あるため複写画像の色目に影響を及ぼし所望の色合いの
複写画像を得ることができない。また、a*又はb*が
40より大きい場合は、磁性粒子の表面色が鮮明となる
ため複写画像の色目には問題がないが、十分な磁性特性
が得られないためトナー飛散の問題が生じる。また、a
*又はb*が10より小さい場合は、磁性粒子の表面色
が黒色に近いため複写画像の色目に影響を及ぼし所望の
色合いの複写画像を得ることができない。この場合の磁
性粒子の表面色は、日本電色社製の粉体表面測定装置
商品名:SZ―Σ90で測定した数値であり、粉体表面
色測定用試料台(直径:30mm)に磁性粒子を置いて
表面色を測定したものである。このような表面色を有す
る磁性粒子としては、戸田工業社製 商品名:WAT―
305等を挙げることができる。また、トナー粒子の表
面に付着させる磁性粒子の形状としては、針状、球状、
粒状、立方状、八面体等のものが用いられる。また、磁
性粒子のトナー粒子に対する付着量は、トナー粒子に対
して0.4〜1重量%であることが必要で、0.4重量
%より少ない場合は、本願発明の目的が達成できずトナ
ー飛散等が発生しやすい。また1重量%より多いと鮮明
なカラーの着色性を有する複写画像を得にくくなる。
子としては、結着樹脂、着色剤、電荷制御剤等を含有す
るトナー粒子を用いることができる。結着樹脂としては
ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニル
トルエン、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、ス
チレンビニルトルエン共重合体等のスチレン系(共)重合
体;スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−
アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸−n
−ブチル共重合体等のスチレンとアクリル酸エステルと
の共重合体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、
スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メ
タクリル酸−n−ブチル共重合体等のスチレンとメタク
リル酸エステルとの共重合体;スチレンとアクリル酸エ
ステル及びメタクリル酸エステルとの多元共重合体;ス
チレン−アクリロニトリル共重合体、スチレンビニルメ
チルエーブル共重合体、スチレンブタジェン共重合体、
スチレンビニルメチルケトン共重合体、スチレンアクリ
ルニトリルインデン共重合体、スチレン−マレイン酸エ
ステル共重合体等のスチレンと他のビニル系モノマーと
の共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメ
タクリレート、ポリエステル樹脂、ポリ酢酸ビニルポリ
エステル、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル
ブチラール、ポリアクリル酸フェノール樹脂、脂肪族又
は脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィン等
が単独または混合して使用できる。着色剤としては例え
ば下記の顔料又は染料を用いることができる。アニリン
ブルー(C.I. No.50405)、カルコオイルブルー(C.I.
No.axoec Blue 3)、クロームイエロー(C.I. No.1409
0)、ウルトラマリンブルー(C.I. No.77103)、デュポ
ンオイルレッド(C.I. No.26105)、オリエントオイル
レッド#330(C.I. No.47005)、メチレンブルークロラ
イド(C.I. No.52015)、フタロシアニンブルー(C.I.
No.74160)、マラカイトグリーンオキザレート(C.I. N
o.42000)、ランプブラック(C.I. No.77266)、ローズ
ベンガル(C.I. No.45435)等。
ーにはナフテン酸や高級脂肪酸の金属塩、アルコキシ化
アミン、四級アンモニウム塩、アルキッドアミド、リン
タングステン、モリブデン酸レーキ顔料、弗素処理活性
剤等が用いられる。また負帯電性トナーには、電子受容
性の有機錯体、塩素化パラフィン、塩素化ポリエステ
ル、酸基過剰のポリエステル等が用いられる。本発明に
おけるトナー粒子を製造するに際しては、まず結着樹
脂、着色剤、電荷制御剤等を溶融混合したのち、粉砕分
級することにより調製する。次いで、混合撹拌機例えば
ボールミル、V形混合機、ナウターミキサー、スパーミ
キサー、ヘンシェルミキサーなどを用いてトナー粒子表
面に磁性粒子を付着させ本発明のカラートナーを得るこ
とができる。トナー粒子と磁性粒子の混合温度は、トナ
ー粒子のガラス転移温度以下とすることが必要である。
混合温度がこれより高いと磁性粒子がトナー粒子表面に
埋没するため磁性粒子をトナー表面に付着させた効果が
発揮されないことがある。次いで必要に応じて流動化剤
を加えて混合する。流動化剤としては、例えばシリカ、
チタン、アルミナ等の酸化物、小粒径のポリマービーズ
等が用いられる。前記のカラートナーは、磁性キャリア
と混合することにより現像剤として用いられる。キャリ
アとしては鉄粉、フェライト、マグネタイト、樹脂キャ
リア等が用いられる。
出し混練機にて140℃の温度で混練した。その後、ジ
ェットミル粉砕機で微粉砕し分級機にて体積平均粒子径
が12μmのトナー粒子を得た。次に上記トナー粒子に
磁性粒子(戸田工業社製 商品名:WAT−305、L
*=38.7、a*=20.2、b*=21.6)を
0.4重量%添加してへンシェルミキサーで15秒間混
合し、更にシリカ(日本アエロジル社製 商品名:R−
972)を0.1重量%添加してへンシェルミキサーで
1分間混合し本発明のカラートナーを得た。 実施例2 磁性粒子の付着量を0.6重量%にした以外は実施例1
と同様にして本発明のカラートナーを得た。 実施例3 磁性粒子の付着量を1.0重量%にした以外は実施例1
と同様にして本発明のカラートナーを得た。
(L*=20.8、a*=1.0、b*=−0.8)
0.4重量%に代えた以外は実施例1と同様にして比較
用のカラートナーを得た。 比較例2 磁性粒子を戸田工業社製 商品名:Y−48(L*=6
5.5、a*=10.5、b*=55.7)0.4重量
%に代えた以外は実施例1と同様にして比較用のカラー
トナーを得た。 比較例3 実施例1のトナー粒子にシリカ(日本アエロジル社製
商品名:R−972)のみ0.1重量%添加してへンシ
ェルミキサーで1分間混合し比較用のカラートナーとし
た。
4部をそれぞれ平均粒子径が100μmのCu−Znフ
ェライト(関東電化社製)96部と混合し現像剤を調製
した。そして、これらの現像剤を用いて市販のPOPプ
リンター(寺岡精工社製 商品名:CLS−1000)
に供給して常温常湿環境下(N/N、温度25℃、湿度
50%RH)に24時間放置した。次に放置後の該プリ
ンター及び現像剤を用いて上記環境下内で5000枚の
連続印字を行った。また、同様に高温高湿環境下(H/
H、温度35℃、湿度85%RH)及び低温低湿環境下
(L/L、温度10℃、湿度20%RH)に24時間放
置後印字を行った。上記印字した結果を表1に示す。な
お、連続印字に用いた原稿はA4の黒色比率6%のもの
であって、摩擦帯電量は東芝ケミカル社製のブローオフ
摩擦帯電量測定装置で測定した値であり、画像濃度は黒
ベタ部をマクベス社製反射濃度計RD−914で測定し
た値であり、地カブリは非画像部を日本電色工業社製色
差計Z−1001DPで測定した値である。また、初期
の色合い及び5000枚後のトナー飛散は下記基準によ
った。 <初期の色合い>印字1枚目における画像の色合いが磁
性粒子を付着していないトナー粒子の印字画像に対して
どれだけ再現しているかを示すものである。 ○・・・・・磁性粒子を付着していないトナー粒子とほ
ぼ同じ色合いの印字画像が得られる。 ×・・・・・磁性粒子を付着していないトナー粒子と異
なる色合いの印字画像である。 <5000枚後のトナー飛散>印字5000枚目のトナ
ー飛散状況を視覚判定したものである。 ○・・・・・現像機周辺にトナー汚れが生じない。 ×・・・・・現像機周辺にトナー汚れが生じ、トナー転
写時印字画像上にトナー汚れが生じる。
ナーは、磁性粒子を付着していないトナー粒子とほぼ同
じ色合いで鮮明なカラー画像を得ることができ、常温常
湿環境下(N/N)、高温高湿環境下(H/H)及び低
温低湿環境下(L/L)において、初期から5000枚
後まで画像濃度が1.3以上あり地カブリの問題もな
く、トナー飛散も全く生じなかった。一方、比較例1
は、磁性粒子を付着していないトナー粒子の印字画像の
色合いを再現できなかった。比較例2は常温常湿環境下
(N/N)及び高温高湿環境下(H/H)でトナー飛散
が生じて複写画像上にトナー汚れが生じた。比較例3は
環境条件によって摩擦帯電量の変化が著しくて常温常湿
環境下(N/N)及び低温低湿環境下(L/L)におけ
る5000枚後の画像濃度が低く、地カブリも多く、ト
ナー飛散も生じた。
る印字画像を有し、使用環境によって帯電特性が変化せ
ず、トナー飛散等の問題のない二成分現像剤用カラート
ナーを得ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 ニッケル、亜鉛、マンガン、マグネシウ
ム、銅、リチウム、バナジウム、クローム、カルシウム
の酸化物と鉄酸化物との焼結体である体積平均粒子径が
0.05〜3μmのフェライト、マグネタイトであり、
表面色が下記条件(A)、(B)及び(C)を満足する
磁性粒子をトナー粒子の表面に、トナー粒子に対して
0.4〜1重量%付着したことを特徴とする二成分現像
剤用カラートナー。 (A)L*≧30 (B)40≧a*≧10 (C)40≧b*≧10
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16943797A JP3242030B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カラートナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16943797A JP3242030B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カラートナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH112920A JPH112920A (ja) | 1999-01-06 |
JP3242030B2 true JP3242030B2 (ja) | 2001-12-25 |
Family
ID=15886595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16943797A Expired - Fee Related JP3242030B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | カラートナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242030B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP16943797A patent/JP3242030B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH112920A (ja) | 1999-01-06 |
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