JP3241890U - 試験用治具及び試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温される構造であり、電気的特性の測定の正確度が向上され得る試験用治具を提供する。【解決手段】試験用治具3は、治具本体10と、ノイズ抑制体70とを備えている。治具本体10は、入力端子と出力端子とを含んでいる。入力端子には、高周波半導体デバイス2の入力リード2aが接触される。出力端子には、入力端子に対向した位置に配置されていると共に高周波半導体デバイス2の出力リード2bが接触される。ノイズ抑制体70は、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス2上に配置される。ノイズ抑制体70は、セラミックから構成されている。【選択図】図4

Description

本開示は、試験用治具及び試験装置に関するものである。
高周波半導体デバイスの試験装置に関する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載された装置は、高周波半導体デバイスを支持する試験用治具を含んでいる。高周波半導体デバイスが試験用治具に支持された状態において、高周波半導体デバイスが試験される。
特開平7-240449号
トランジスタ等の高周波半導体デバイスの耐久性を確認する試験として、高温動作寿命試験がある。この試験では、高周波半導体デバイスを通常の動作温度よりも高い温度に維持した状態で、高周波半導体デバイスへの信号の入力によって高周波半導体デバイスに実際の動作を行わせ、高周波半導体デバイスが故障に至る時間を計測する。この計測によって、比較的短時間で高周波半導体デバイスの寿命が推定される。この試験では、高周波半導体デバイスの仕様に規定された動作温度の上限よりも格段に高い温度で、高周波半導体デバイスが動作される。例えば、高周波半導体デバイスを収容するケースの温度は、270℃程度まで上昇される。
高周波半導体デバイス及びその周辺のみを局所的に昇温するために、高周波半導体デバイスに電気的に接続される配線が設けられた基板を有する基板支持体と、高周波半導体デバイスを搭載し加熱する構造体を有するデバイス支持体とを離隔させることが考えられる。これによって、基板支持体とデバイス支持体との間における断熱性が確保され、高周波半導体デバイスが効率的に昇温される。このような断熱構造では、高周波半導体デバイスの入出力リードと基板の配線とは、隙間を跨いで相互に接続される。この構造において、基板は、互いに対向する入力端子及び出力端子を含み、入力端子が高周波半導体デバイスの入力リードに接触され、出力端子が高周波半導体デバイスの出力リードに接触される。
上記断熱構造では、高周波半導体デバイスの端子と基板のグランドとの距離が比較的遠く、発振によるノイズが発生しやすい。ノイズの抑制のためにコンデンサを用いることが考えられるが、高周波半導体デバイスの端子と基板のグランドとの距離が遠いとコンデンサによる発振の抑制効果も小さい。電波吸収体を高周波半導体デバイスに接触されることも考えられる。電波吸収体が用いられれば、高周波半導体デバイスの端子と基板のグランドとの距離が遠くても発振は抑制され得る。しかし、電波吸収体は、例えば、磁性材料を含む樹脂によって構成されており、高周波半導体デバイスの温度によって溶けてしまうおそれがある。
本開示は、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温される構造であり、電気的特性の測定の正確度が向上され得る試験用治具及び試験装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る試験用治具は、治具本体と、ノイズ抑制体とを備えている。治具本体は、入力端子と出力端子とを含んでいる。入力端子には、高周波半導体デバイスの入力リードが接触される。出力端子には、入力端子に対向した位置に配置されていると共に高周波半導体デバイスの出力リードが接触される。ノイズ抑制体は、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている。
本開示の一態様に係る試験装置は、高周波半導体デバイスと、試験用治具とを備えている。高周波半導体デバイスは、互いに対向するように配置された入力リードと出力リードとを含んでいる。試験用治具には、高周波半導体デバイスが載置される。試験用治具は、治具本体と、ノイズ抑制体とを備えている。治具本体は、入力端子と出力端子とを含んでいる。入力端子には、高周波半導体デバイスにおける入力リードが接触される。出力端子には、入力端子に対向した位置に配置されていると共に高周波半導体デバイスにおける出力リードが接触される。ノイズ抑制体は、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている。
本開示によれば、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温される構造であり、電気的特性の測定の正確度が向上され得る試験用治具及び試験装置を提供できる。
図1は、一実施形態に係る試験装置の構成を示す平面図である。 図2は、図1に示された試験装置のII-II線に沿った断面図である。 図3は、図2の一部を拡大して示す平面図である。 図4は、図2の一部を拡大して示す断面図である。 図5は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す平面図である。 図6は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す断面図である。 図7は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す平面図である。 図8は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す断面図である。 図9は、試験装置における作用を説明するための図である。 図10は、比較例に係る試験用治具を用い、高周波半導体デバイスとしてのトランジスタのドレイン出力の周波数特性を示す図である。 図11は、本実施形態における試験用治具を用い、高周波半導体デバイスとしてのトランジスタのドレイン出力の周波数特性を示す図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容をそれぞれ個別に列挙して説明する。
(1)本開示の実施形態に係る試験用治具は、治具本体と、ノイズ抑制体とを備えている。治具本体は、入力端子と出力端子とを含んでいる。入力端子には、高周波半導体デバイスの入力リードが接触される。出力端子には、入力端子に対向した位置に配置されていると共に高周波半導体デバイスの出力リードが接触される。ノイズ抑制体は、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている。
この試験用治具において、セラミックから構成されるノイズ抑制体が、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。この場合、高周波半導体デバイスにおいて発生するノイズが、ノイズ抑制体によって抑制される。例えば、高周波半導体デバイスにおいて、出力リードと入力リードとの間において発生する発振が抑制される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されているため、耐熱性を有している。この結果、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温され得る構造でありながら、電気的特性の測定の正確度が向上され得る。
(2)上記(1)の治具本体は、ヒータブロックと、入力配線基板と、出力配線基板とをさらに含んでいてもよい。ヒータブロックは、高周波半導体デバイスに熱を伝える。入力配線基板は、上記入力端子を有している。出力配線基板は、上記出力端子を有している。ヒータブロックは、入力配線基板及び出力配線基板に対して断熱構造を有していてもよい。ヒータブロックは、高周波半導体デバイスが載置される載置面を含んでいてもよい。この場合、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温される。
(3)上記(1)又は(2)のノイズ抑制体は、複数の層を含んでいてもよい。複数の層は、セラミックからなってもよい。複数の層は、互いに交差方向に重ねられていてもよい。この場合、簡易な構成で、出力リードと入力リードとの間において発生する発振がさらに抑制される。
(4)上記(1)から(3)の試験用治具において、上記交差方向におけるノイズ抑制体の幅は、対向方向におけるノイズ抑制体の幅よりも大きくてもよい。この場合、簡易な構成で、出力リードと入力リードとの間において発生する発振がさらに抑制される。
(5)上記(1)又は(2)のノイズ抑制体は、交差方向から見て、高周波半導体デバイスの入力リード及び出力リードを覆っていてもよい。この場合、ノイズ抑制体が高周波半導体デバイス上に安定して配置される。したがって、簡易な構成で、出力リードと入力リードとの間において発生する発振がさらに抑制される。
(6)上記(1)又は(2)の試験用治具は、ノイズ抑制体の縁に当接し、ノイズ抑制体を位置決めする固定具をさらに含んでいる。この場合、ノイズ抑制体が、固定具によって位置決めされ、高周波半導体デバイス上にさらに安定して配置される。ノイズ抑制体は、固定具への当接することによって位置決めされているため、熱膨張に起因するノイズ抑制体の移動に対する自由度が確保されている。ノイズ抑制体のずれが抑制され、電気的特性の測定の信頼性が向上され得る。
(7)本開示の別の実施形態に係る試験装置は、高周波半導体デバイスと、試験用治具とを備えている。高周波半導体デバイスは、互いに対向するように配置された入力リードと出力リードとを含んでいる。試験用治具には、高周波半導体デバイスが載置される。試験用治具は、治具本体と、ノイズ抑制体とを備えている。治具本体は、入力端子と出力端子とを含んでいる。入力端子には、高周波半導体デバイスの入力リードが接触される。出力端子には、入力端子に対向した位置に配置されていると共に高周波半導体デバイスの出力リードが接触される。ノイズ抑制体は、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている。
この試験装置において、セラミックから構成されるノイズ抑制体が、入力端子と出力端子との対向方向に交差する交差方向において、高周波半導体デバイス上に配置される。ノイズ抑制体は、セラミックから構成されているため、耐熱性を有している。この結果、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温され得る構造でありながら、電気的特性の測定の正確度が向上され得る。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本考案はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る試験装置1の構成を示す平面図である。図2は、図1に示された試験装置1のII-II線に沿った断面図である。図3は、図2の一部を拡大して示す平面図である。図4は、図2の一部を拡大して示す断面図である。理解の容易の為、これらの図にはXYZ直交座標系が示されている。一例では、Z方向は鉛直方向に沿っており、X方向及びY方向は水平方向に沿っている。試験装置1は、高周波半導体デバイス2と、試験用治具3とを備えている。試験装置1において、高周波半導体デバイス2は試験用治具3に載置される。試験用治具3に載置される高周波半導体デバイス2は、交換可能である。試験装置1は、高周波半導体デバイス2を被試験デバイス(Device Under Test:DUT)とする高温動作寿命試験に用いられる装置であって、高周波半導体デバイス2を所定温度(例えば270℃以上)まで加熱し、該温度を維持しながら高周波半導体デバイス2の電気的特性を安定して測定できる。
高周波半導体デバイス2は、例えば高周波用のトランジスタである。高周波半導体デバイス2は、例えば、8GHz~30GHzの周波数域にて用いられるトランジスタである。高周波半導体デバイス2は、例えば、電界効果トランジスタである。本実施形態の変形例として、高周波半導体デバイス2は、例えば、バイポーラトランジスタであってもよい。
高温動作寿命試験は、例えば衛星搭載用の高周波半導体デバイス2を対象とする衛星搭載用認定試験(SQT:Satellite Qualification Test)において規定されている。高温動作寿命試験は、例えば、高周波半導体デバイスの寿命を見積もるためのDC高温動作寿命試験(DCHTOL:DC High Temperature Operating Life)である。トランジスタ等の高周波半導体デバイスの寿命は数千時間を超えるため、短時間で寿命を推定するために、仕様に規定された温度下で高周波半導体デバイスを動作させる。
高周波半導体デバイス2は、互いに対向するように配置された入力リード2aと出力リード2bとを含んでいる。入力リード2aは、棒状若しくは線状の導電部材であって、例えば高周波半導体デバイス2に付属する入力側リード端子である。出力リード2bは、棒状若しくは線状の導電部材であって、例えば高周波半導体デバイス2に付属する出力側リード端子である。入力リード2aは、高周波半導体デバイス2の本体に信号を入力する信号入力端子に接続されている。出力リード2bは、高周波半導体デバイス2の本体から信号を出力する信号出力端子に接続されている。高周波半導体デバイス2がトランジスタである場合、信号入力端子はゲート端子であり、信号出力端子はドレイン端子である。
図3及び図4に示されているように、試験用治具3は、高周波半導体デバイス2を保持する。試験用治具3は、治具本体10とキャップ60とノイズ抑制体70とを備えている。高周波半導体デバイス2は、治具本体10に載置される。治具本体10は、図1に示されているように、入力側筐体11、入力側支持体12、出力側筐体21、出力側支持体22、及びヒータブロック30を含んでいる。
入力側筐体11は、上面11a及び側面11bを有する。同様に、出力側筐体21は、上面21a及び側面21bを有する。上面11a及び21aはXY平面に沿って延在する平坦な表面であり、互いに面一となっている。側面11b及び21bはYZ平面に沿って延在する平坦な表面であり、X方向において間隔をあけて互いに対向している。入力側筐体11及び出力側筐体21は、例えば金属製であり、ブロック状を呈する。
入力側支持体12は、例えば銅若しくはコバールといった金属製であり、抵抗率がほぼゼロの高い導電性を有する。入力側支持体12は、入力側筐体11の上面11a上に載置されている。図2に示すように、XZ平面に沿った断面における入力側支持体12の断面形状は略L字状である。入力側支持体12は、上面11a上に載置されて上面11aに沿って延在する基部121と、基部121上においてヒータブロック30から離れた側に立設された後壁部122とを有する。
基部121は平板状を呈しており、XY平面に沿って延在する互いに逆向きの平坦な主面121a及び裏面121bを有する。主面121aは、本実施形態における第1の基板搭載面である。裏面121bは入力側筐体11の上面11aと対向しており、一例では上面11aに接している。後壁部122は、ヒータブロック30側を向く平坦な内側面122aと、ヒータブロック30とは反対側を向く平坦な外側面122bとを有する。外側面122bには、試験用の高周波信号を入力するための入力側コネクタ13が取り付けられている。高周波半導体デバイス2の試験を行う際、入力側支持体12は基準電位(グランド電位)とされる。
図4に示すように、基部121は側面121cを更に有する。側面121cは、X方向における基部121のヒータブロック30側の縁に位置し、YZ平面に沿って延在している。側面121cは、ヒータブロック30のマウント部材32(後述)と対向している。側面121cと主面121aとは、直接繋がっている。側面121cと裏面121bとの間には、ヒータブロック30のブロック筐体31との干渉を回避するための段差(逃げ部)121dが形成されている。
治具本体10は、入力配線基板14をさらに含んでいる。入力側支持体12の主面121a上には、入力配線基板14が搭載されている。入力配線基板14は、XY平面に沿って延在する板状の部材であって、誘電体基板141と、信号配線142とを有する。信号配線142は、入力端子に相当する。誘電体基板141は、互いに逆向きの平坦な主面141a及び裏面141bを有する。裏面141bは主面121aと対向しており、一例では主面121aに接している。
信号配線142は、高周波半導体デバイス2に入力される信号を伝送するための配線であって、主面14a上に形成された金属膜からなる。信号配線142は細長形状を呈しており、X方向に沿って真っ直ぐに延在している。信号配線142と導電性の基部121との間には誘電体基板141が介在しているので、信号配線142と基部121とはマイクロストリップライン型の伝送線路を構成する。信号配線142の線幅は例えば0.6mmである。誘電体基板141の厚さは例えば0.64mmである。信号配線142のヒータブロック30側の一端は、誘電体基板141のヒータブロック30側の縁まで延びている。信号配線142のヒータブロック30とは反対側の他端は、後壁部122に形成された孔(不図示)を通って入力側コネクタ13と電気的に接続されている。
出力側支持体22は、例えば銅若しくはコバールといった金属製であり、抵抗率がほぼゼロの高い導電性を有する。出力側支持体22は、出力側筐体21の上面21a上に載置され、X方向において入力側支持体12と並んで配置されている。図2に示すように、出力側支持体22は入力側支持体12と対称な形状を有しており、XZ平面に沿った断面における出力側支持体22の断面形状は略L字状である。すなわち、出力側支持体22は、上面21a上に載置されて上面21aに沿って延在する基部221と、基部221上においてヒータブロック30から離れた側に立設された後壁部222とを有する。
図4に示すように、基部221は側面221cを更に有する。側面221cは、X方向における基部221のヒータブロック30側の縁に位置し、YZ平面に沿って延在している。側面221cは、ヒータブロック30のマウント部材32(後述)と対向している。側面221cと主面221aとは、直接繋がっている。側面221cと裏面221bとの間には、ヒータブロック30のブロック筐体31との干渉を回避するための段差(逃げ部)221dが形成されている。
治具本体10は、出力配線基板24をさらに含んでいる。出力側支持体22の主面221a上には、出力配線基板24が搭載されている。出力配線基板24は、XY平面に沿って延在する板状の部材であって、誘電体基板241と、信号配線242とを有する。信号配線242は、出力端子に相当する。信号配線242は、信号配線142に対向した位置に配置されている。入力配線基板14の信号配線142と出力配線基板24の信号配線242との対向方向は、例えば、X軸方向に相当する。入力配線基板14の信号配線142と出力配線基板24の信号配線242との対向方向は、例えば、Z軸方向に交差している。誘電体基板241は、互いに逆向きの平坦な主面241a及び裏面241bを有する。裏面241bは主面221aと対向しており、一例では主面221aに接している。
信号配線242は、高周波半導体デバイス2から出力される信号を伝送するための配線であって、主面24a上に形成された金属膜からなる。信号配線242は、細長形状を呈しており、X方向に沿って真っ直ぐに延在し、信号配線142と共通の直線上に配置されている。信号配線242と導電性の基部221との間には誘電体基板241が介在しているので、信号配線242と基部221とはマイクロストリップライン型の伝送線路を構成する。信号配線242の線幅は、例えば0.6mmである。誘電体基板241の厚さは、例えば0.64mmである。信号配線242のヒータブロック30側の一端は、誘電体基板241のヒータブロック30側の縁まで延びている。信号配線242のヒータブロック30と反対側の他端は、後壁部222に形成された孔(不図示)を通って出力側コネクタ23と電気的に接続されている。
ヒータブロック30は、熱導電性を有しており、高周波半導体デバイス2に熱を伝える。ヒータブロック30は、入力側筐体11及び入力側支持体12と、出力側筐体21及び出力側支持体22との間に配置されている。ヒータブロック30は、入力側筐体11、入力側支持体12、出力側筐体21、及び、出力側支持体22に対して断熱構造を有している。換言すれば、ヒータブロック30は、入力配線基板14及び出力配線基板24に対して断熱構造を有している。例えば、ヒータブロック30は、入力側筐体11及び入力側支持体12と離隔している。ヒータブロック30は、出力側筐体21及び出力側支持体22と離隔している。
ヒータブロック30は、ブロック筐体31と、ブロック筐体31上に載置されたマウント部材32とを有する。ブロック筐体31は、例えば真鍮製であり、信号配線142及び242の延在方向と交差する方向(例えばY方向)に延びている。図2及び図4に示すように、ブロック筐体31の延在方向に垂直な断面の形状は略矩形状であり、ブロック筐体31は上面31a及び一対の側面31b,31cを有する。上面31aは平坦であり、XY平面に沿って延在している。一対の側面31b,31cはそれぞれ平坦且つ互いに逆向きであり、YZ平面に沿って延在している。側面31bは入力側筐体11の側面11bと対向しており、側面31cは出力側筐体21の側面21bと対向している。また、ブロック筐体31の内部にはブロック筐体31の延在方向に延びる2つの孔31d,31eが形成されている。一方の孔31dには、ブロック筐体31を加熱するための円柱状のヒータがセラミック製の被覆碍子を介して挿入される。他方の孔31eには、絶縁碍子を介して熱電対が挿入される。孔31dに挿入されたヒータの熱は、ヒータブロック30を通して、マウント部材32に載置された高周波半導体デバイス2に伝導される。
マウント部材32は、伝熱体321を含んでいる。伝熱体321は、抵抗率がほぼゼロの高い導電性、及び高い熱伝導率を有する棒状の部材であって、例えば真鍮といった金属製である。伝熱体321は、ブロック筐体31の上面31a上に搭載されており、ブロック筐体31に対してネジ41,42(図1を参照)によりネジ止めされて固定される。図4に示されるように、伝熱体321の延在方向に垂直な断面の形状は矩形状であり、伝熱体321は上面32a及び一対の側面32b,32cを有する。上面32aは、高周波半導体デバイス2を載置する載置面であり、高周波半導体デバイス2を搭載する。高周波半導体デバイス2は、上面32aにおいて伝熱体321と接している。上面32aは、平坦であり、XY平面に沿って延在している。高周波半導体デバイス2は、上面32aに対して例えばネジ止め(ネジ41,42)により導電接合される。一対の側面32b,32cは、それぞれ平坦且つ互いに逆向きであり、YZ平面に沿って延在している。側面32bは、入力側支持体12の側面121cと対向しており、側面32cは出力側支持体22の側面221cと対向している。X方向における側面32b,32cの距離(すなわち伝熱体321の幅)は、同方向における側面31b,31cの距離(すなわちブロック筐体31の幅)よりも小さい。
高周波半導体デバイス2の試験を行う際には、まず高周波半導体デバイス2が伝熱体321に接合され、次いで伝熱体321がブロック筐体31にネジ止めして固定される。そして、ブロック筐体31からの熱が伝熱体321を介して高周波半導体デバイス2に伝達され、高周波半導体デバイス2の温度を規定の温度(例えば270℃)が維持される。
図1に示すように、試験用治具3は、導電部材15,16を更に備える。導電部材15,16は、抵抗率がほぼゼロの高い導電性を有する板状の部材であり、例えば金属製である。導電部材15,16は、入力側支持体12及び出力側支持体22と伝熱体321とを互いに電気的に接続して、伝熱体321の電位を入力側支持体12及び出力側支持体22の基準電位(グランド電位)と一致させるために設けられる。導電部材15は、X方向に沿って延在しており、Y方向における入力配線基板14の一方側の端縁、及びY方向における出力配線基板24の一方側の端縁に沿って配置されている。導電部材16は、X方向に沿って延在しており、Y方向における入力配線基板14の他方側の端縁、及びY方向における出力配線基板24の他方側の端縁に沿って配置されている。導電部材15は、基部121、221、及び、伝熱体321のそれぞれに対し、ネジ43~45によりネジ止めされて接触しつつ固定される。同様に、導電部材16は、基部121、221、及び伝熱体321のそれぞれに対し、ネジ46~48によりネジ止めされて接触しつつ固定される。
図4に示すように、入力側支持体12の側面121cと伝熱体321の側面32bとが互いに間隔をあけて対向することにより、入力側支持体12と伝熱体321との間には隙間A1(第1の隙間、空隙とも称する)が設けられている。入力側支持体12は、この隙間A1の大きさを調整するために、伝熱体321に向けて移動可能とされている。この機能は、例えば入力側筐体11をブロック筐体31に向けて移動可能とすることにより実現される。高周波半導体デバイス2の信号入力端子と入力配線基板14の信号配線142とは、隙間A1を跨ぐ入力リード2aを介して互いに電気的に接続されている。入力配線基板14の信号配線142には、高周波半導体デバイス2の入力リード2aが接触される。換言すれば、高周波半導体デバイス2の入力リード2aは、隙間A1を跨いで入力配線基板14の信号配線142に電気的に接続されている。入力リード2aと信号配線142とは、例えば溶接により導電接合される。
同様に、出力側支持体22の側面221cと伝熱体321の側面32cとが互いに間隔をあけて対向することにより、出力側支持体22と伝熱体321との間には隙間A2(第2の隙間、空隙とも称する)が設けられている。出力側支持体22は、この隙間A2の大きさを調整するために、伝熱体321に向けて移動可能とされている。この機能は、例えば出力側筐体21をブロック筐体31に向けて移動可能とすることにより実現される。そして、高周波半導体デバイス2の信号出力端子と出力配線基板24の信号配線242とは、隙間A2を跨ぐ出力リード2bを介して互いに電気的に接続されている。出力配線基板24の信号配線242には、高周波半導体デバイス2の出力リード2bが接触される。換言すれば、高周波半導体デバイス2の出力リード2bは、隙間A2を跨いで出力配線基板24の信号配線242に電気的に接続されている。出力リード2bと信号配線242とは、例えば溶接により導電接合される。
キャップ60は、高周波半導体デバイス2とノイズ抑制体70との間に配置される。キャップ60は、高周波半導体デバイス2に接しており、高周波半導体デバイス2上に配置されている。キャップ60は、上面60aを含んでいる。図4に示されている構成において、上面60aは、ノイズ抑制体70が載置される載置面である。ノイズ抑制体70は、上面60aにおいてキャップ60と接している。キャップ60は、例えば、酸化アルミニウム(Al)、窒化アルミニウム(AlN)などからなるセラミックで構成されている。
ノイズ抑制体70は、高周波半導体デバイス2におけるノイズを抑制する。ノイズ抑制体70は、出力リード2bと入力リード2aとの間において発生する発振を抑制する。ノイズ抑制体70は、Z軸方向において、高周波半導体デバイス2上に配置される。例えば、ノイズ抑制体70は、キャップ60を介して高周波半導体デバイス2上に配置される。
ノイズ抑制体70は、セラミックから構成されている。ノイズ抑制体70は、例えば、セラミックとして、Al、3Al・2SiO、MgO・SiO、2MgO・SiO、及び、BeOからなる群から選択される少なくとも一種を含んでいる。ノイズ抑制体70は、例えば、Z軸方向から見て、矩形状を呈している。
特に、アルミナセラミックスは、物性面及び製造技術面においても安定しており、安価である。アルミナセラミックスは、化学的に安定しており、比較的高い硬度を有しており、絶縁性及び耐熱性において優れており、常温での機械的強度のバランスにおいて優れている。
モースの硬度計において、アルミナの単結晶であるサファイヤは、ダイヤモンドに次ぐ硬さを有している。例えば、モース硬度計において、ダイヤモンドの硬度は“10”であり、アルミナの硬度は“9”である。アルミナセラミックスは、比較的高い硬度を有しているため、耐摩耗性にも優れている。アルミナセラミックスは、高温時においても、電気絶縁性に優れている。アルミナセラミックスは、比較的高い熱伝導率を有している。アルミナセラミックスの耐熱温度は、約1500℃である。アルミナセラミックにおいて、縁抵抗および誘電損失は極めて良好である。
図4に示す構成において、Z軸方向におけるノイズ抑制体70の幅は、信号配線142と信号配線242との対向方向におけるノイズ抑制体70の幅よりも大きい。Z軸方向において、ノイズ抑制体70の幅は、例えば、3.8mmである。Z軸方向から見て、高周波半導体デバイス2の入力リード2a及び出力リード2bは、ノイズ抑制体70から露出している。換言すれば、Z軸方向から見て、入力リード2a及び出力リード2bは、ノイズ抑制体80と重なっていない部分を有している。
ノイズ抑制体70は、少なくとも一つの層711を含んでいる。図4に示す構成において、ノイズ抑制体70は、複数の層711を含んでいる。複数の層711の各々は、セラミックからなっている。複数の層711は、互いにZ軸方向に重ねられている。各層711は、例えば、Z軸方向から見て、矩形状を呈している。例えば、各層711の厚さは0.41mmであり、ノイズ抑制体70は8枚の層711を含んでいる。
各層711は、下面70aと上面70bとを含んでいる。複数の層711のうち最下層の層711の下面70aが、ノイズ抑制体70の下面70aに対応している。キャップ60は、ノイズ抑制体70の下面70aと接している。キャップ60の上面60aと層711の下面70aとが、互いに接している。複数の層711は、下面70aと上面70bとで互いに接している。
本実施形態の変形例として、ノイズ抑制体70は、セラミックによって一体に形成された1つのブロックから構成されていてもよい。例えば、この場合においても、ノイズ抑制体70は、Z軸方向におけるノイズ抑制体70の幅が信号配線142と信号配線242との対向方向におけるノイズ抑制体70の幅よりも大きい。
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態の変形例における試験装置について説明する。図5は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す平面図である。図6は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す断面図である。本変形例は、概ね、上述した実施形態と類似又は同じである。本変形例は、ノイズ抑制体の形状に関して、上述した実施形態と相違する。以下、上述した実施形態と変形例との相違点を主として説明する。
図5及び図6に示されているように、試験用治具3Aは、ノイズ抑制体80を備えている。信号配線142と信号配線242との対向方向におけるノイズ抑制体80の幅は、Z軸方向におけるノイズ抑制体80の幅よりも大きい。ノイズ抑制体80は、Z軸方向から見て、高周波半導体デバイス2の入力リード2a及び出力リード2bを覆っていてもよい。換言すれば、ノイズ抑制体80は、Z軸方向から見て、入力リード2aの全体及び出力リード2bの全体と重なっていてもよい。Z軸方向から見て、ノイズ抑制体80は、入力側筐体11、入力側支持体12、出力側筐体21、及び出力側支持体22と重なっている。ノイズ抑制体80は、例えば、矩形状を呈している。
ノイズ抑制体80は、下面80aと上面80bとを含んでいる。キャップ60は、ノイズ抑制体80の下面80aと接している。キャップ60の上面60aとノイズ抑制体80の下面80aとが、互いに接している。
次に、図7及び図8を参照して、本実施形態の変形例における試験装置について説明する。図7は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す平面図である。図8は、本実施形態の変形例における試験装置の一部を拡大して示す断面図である。本変形例は、概ね、上述した実施形態と類似又は同じである。本変形例は、固定具がさらに設けられている点において、図7及び図8を用いて説明した変形例と相違する。以下、図7及び図8を用いて説明した変形例との相違点を主として説明する。
試験用治具3Bは、少なくとも一つの固定具90を備えている。固定具90は、ノイズ抑制体80の縁80cに当接し、ノイズ抑制体80を位置決めしている。ノイズ抑制体80は、Z軸方向へ移動可能に、固定具90に当接している。図7及び図8に示されている例において、試験用治具3Bは、複数の固定具90を備えている。例えば、試験用治具3Bは、4つの固定具90を含んでいる。固定具90は、例えば、ネジである。
例えば、少なくとも一つの固定具90は、入力側支持体12に固定されており、入力側支持体12からZ軸方向に突出している。少なくとも一つの固定具90は、出力側支持体22に固定されており、出力側支持体22からZ軸方向に突出している。例えば、ノイズ抑制体80は、Z軸方向から見て、複数の固定具90によって囲われた領域に配置されていてもよい。例えば、ノイズ抑制体80は、複数の角部81を含んでいる。例えば、複数の角部81は、それぞれ固定具90に当接し位置決めされている。
例えば、4つの固定具90のうち2つの固定具90が入力側支持体12に固定されており、4つの固定具90のうち残りの2つの固定具90が出力側支持体22に固定されている。4つの固定具90のそれぞれが、4つの角部81のうち対応する角部81に当接し、ノイズ抑制体80を位置決めする。
以上に説明した、本実施形態による試験用治具3,3A,3B及び試験装置1によって得られる効果について説明する。
試験用治具3において、セラミックから構成されるノイズ抑制体70が、信号配線142と信号配線242との対向方向に交差するZ軸方向において、高周波半導体デバイス2上に配置されている。図9は、試験装置1における作用を説明するための図である。例えば、試験用治具3において、出力リード2bから出力されたノイズ信号は、ノイズ抑制体70の外周に沿って矢印αの方向に伝搬する。このため、出力リード2bからのノイズ信号に起因する発振が生じがたい。換言すれば、高周波半導体デバイス2において、出力リード2bと入力リード2aとの間において発生する発振が抑制される。この結果、高周波半導体デバイス2において発生するノイズが、ノイズ抑制体70によって抑制される。また、ノイズ抑制体70は、セラミックから構成されているため、耐熱性を有している。この結果、高周波半導体デバイスの温度が効率的に昇温され得る構造でありながら、電気的特性の測定の正確度が向上され得る。試験用治具3A,3Bにいても同様の作用効果が奏される。
ヒータブロック30は、高周波半導体デバイス2に熱を伝える。入力配線基板14は、上記信号配線142を有している。出力配線基板24は、上記信号配線242を有している。ヒータブロック30は、入力配線基板14及び出力配線基板24に対して断熱構造を有している。ヒータブロック30は、高周波半導体デバイス2が載置される載置面を含んでいる。この場合、高周波半導体デバイス2の温度が効率的に昇温される。
ノイズ抑制体70は、複数の層711を含んでいる。複数の層711の各々は、セラミックからなっている。複数の層711は、互いにZ軸方向に重ねられている。この場合、簡易な構成で、出力リード2bと入力リード2aとの間において発生する発振がさらに抑制される。
試験用治具3において、上記Z軸方向におけるノイズ抑制体70の幅は、対向方向におけるノイズ抑制体70の幅よりも大きい。この場合、簡易な構成で、出力リード2bと入力リード2aとの間において発生する発振がさらに抑制される。
ノイズ抑制体80は、Z軸方向から見て、高周波半導体デバイス2の入力リード2a及び出力リード2bを覆っている。この場合、ノイズ抑制体80が高周波半導体デバイス2上に安定して配置される。したがって、簡易な構成で、出力リード2bと入力リード2aとの間において発生する発振がさらに抑制される。
試験用治具3Bは、ノイズ抑制体80の縁80cに当接し、ノイズ抑制体80を位置決めする固定具90をさらに含んでいる。この場合、ノイズ抑制体80が、固定具90によって位置決めされ、高周波半導体デバイス2上にさらに安定して配置される。ノイズ抑制体80は、固定具90への当接することによって位置決めされているため、熱膨張に起因するノイズ抑制体80の移動に対する自由度が確保されている。ノイズ抑制体80のずれが抑制され、電気的特性の測定の信頼性が向上され得る。
ここで、本考案者が行った実験の結果について説明する。図10は、トランジスタにDCバイアス(ドレインバイアス、ゲートバイアス)のみを印加した際のドレイン出力について、その発振特性を示すグラフであって、実際に表示されたスペクトルアナライザの画面を模写した図である。横軸は周波数(0~15GHz)、縦軸は計測パワー(-100~0dBm)を表す。図10に示すように、この実験では、発振基本周波数(4.05GHz)、その2倍波(8.1GHz)及び3倍波(12.15GHz)における計測パワーがそれぞれ-28.08dBm、-55.01dBm、及び-50.46dBmのピークを有し、これらの周波数においてドレイン出力が発振することが確認された。
図11は、試験用治具3Bを用いて、高周波半導体デバイス2としてのトランジスタに対して発振の有無を確認する実験を行った際のドレイン出力の周波数特性を示すグラフである。図11を参照すると、この実験では、本実施形態に係る試験用治具3Bを用いない上記例で顕著であった、発振基本周波数(4.05GHz)、2倍波(8.1GHz)及び3倍波(12.15GHz)における計測パワーがそれぞれ実質的に無くなり、上記の発振が充分に抑制されたことが確認された。このように、試験用治具3Bによれば、高周波半導体デバイス2へのグランドを確実にすることが可能となり、高周波半導体デバイス2の高温動作寿命試験を良好に行うことができる。
1…試験装置
2…高周波半導体デバイス
2a…入力リード
2b…出力リード
3…試験用治具
3A…試験用治具
3B…試験用治具
11…入力側筐体
11a…上面
11b…側面
12…入力側支持体
13…入力側コネクタ
14…入力配線基板
15,16…導電部材
21…出力側筐体
21a…上面
21b…側面
22…出力側支持体
23…出力側コネクタ
24…出力配線基板
30…ヒータブロック
31…ブロック筐体
31a…上面
31b…側面
31c…側面
31d…孔
31e…孔
32…マウント部材
32a…上面
32b…側面
32c…側面
41…ネジ
42…ネジ
43~45…ネジ
46~48…ネジ
60…キャップ
60a…上面
70…ノイズ抑制体
70a…下面
70b…上面
80…ノイズ抑制体
80a…下面
80b…上面
80c…縁
81…角部
90…固定具
121…基部
121a…主面
121b…裏面
121c…側面
121d…段差
122…後壁部
122a…内側面
122b…外側面
141…誘電体基板
141a…主面
141b…裏面
142…信号配線
221…基部
221a…主面
221b…裏面
221c…側面
221d…段差
222…後壁部
241…誘電体基板
241a…主面
241b…裏面
242…信号配線
321…伝熱体
711…層
A1,A2…隙間
α…矢印

Claims (7)

  1. 高周波半導体デバイスの入力リードが接触される入力端子と、前記入力端子に対向した位置に配置されていると共に前記高周波半導体デバイスの出力リードが接触される出力端子と、を含んでいる治具本体と、
    前記入力端子と前記出力端子との対向方向に交差する交差方向において、前記高周波半導体デバイス上に配置されるノイズ抑制体と、を備え、
    前記ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている、試験用治具。
  2. 前記治具本体は、前記高周波半導体デバイスに熱を伝えるヒータブロックと、前記入力端子を有する入力配線基板と、前記出力端子を有する出力配線基板と、をさらに含んでおり、
    前記ヒータブロックは、前記入力配線基板及び前記出力配線基板に対して断熱構造を有していると共に前記高周波半導体デバイスが載置される載置面を含んでいる、請求項1に記載の試験用治具。
  3. 前記ノイズ抑制体は、セラミックからなる複数の層が互いに前記交差方向に重ねられてなる、請求項1又は請求項2に記載の試験用治具。
  4. 前記交差方向における前記ノイズ抑制体の幅は、前記対向方向における前記ノイズ抑制体の幅よりも大きい、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の試験用治具。
  5. 前記ノイズ抑制体は、前記交差方向から見て、前記高周波半導体デバイスの前記入力リード及び前記出力リードを覆っている、請求項1又は請求項2に記載の試験用治具。
  6. 前記ノイズ抑制体の縁に当接し、前記ノイズ抑制体を位置決めする固定具をさらに備えている、請求項1又は請求項2に記載の試験用治具。
  7. 互いに対向するように配置された入力リードと出力リードとを含んでいる高周波半導体デバイスと、
    前記高周波半導体デバイスが載置される試験用治具と、を備え、
    前記試験用治具は、
    前記入力リードが接触される入力端子と、前記入力端子に対向した位置に配置されていると共に前記出力リードが接触される出力端子と、を含んでいる治具本体と、
    前記入力端子と前記出力端子との対向方向に交差する交差方向において、前記高周波半導体デバイス上に配置されるノイズ抑制体と、を含んでおり、
    前記ノイズ抑制体は、セラミックから構成されている、試験装置。
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