JP3240917U - 身体装着用トレーニング補助装具 - Google Patents

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Abstract

【課題】初心者にとっては介助者の補助を受けることなくトレーニング開始時の体勢の安定化を容易に図ることができ、熟練者にあってはより効率的なトレーニング効果を得ることができ、水平状態のベンチプレストレーニング用ベンチにおいてのみならず、ベンチ角度を30~45度の傾斜を持って可変するインクラインベンチトレーニングにも使用可能なトレーニング補助装具を提供する。【解決手段】衝撃吸収性と反発性を備えた素材による円筒形または半円筒形のクッション部材と、それを内包した表層部材とからなるクッション体に、クッション体の縦方向にスライド可能状態で環装させた2つのアジャストリングに1対の身体装着および緊締用のバンドを接続させたトレーニング補助装具であり、体格や体形の異なるトレーニング実施者の背中部に、適切にフィットして装着でき、安定性のある効率的トレーニングを容易にする。【選択図】図1

Description

本考案は、ベンチプレス、インクラインダンベルフライ、インクラインベンチプレス等のトレーニングを行うときの補助装具に関するものである。
本考案は本出願人が先に出願した実願2021-3606において提案したベンチプレストレーニング用補助装具に改良を加えたもので、いかなる体格のトレーニング実施者であってもクッション体を身体に装着する際にトレーニング実施者の背中部に容易に、かつ適正にフィットすることで錘のバランス支持が可能で関節や各筋肉部への受傷を回避することができ効率的なトレーニングが実施を補助可能とした構造を有する身体装着用トレーニング補助装具に関するものである。
錘を利用した筋力トレーニングであるウェイトトレーニングにおいて代表的な3種目と言われるのがベンチプレス、スクワットおよびデッドリフトである。中でも上半身を鍛える種目であるベンチプレスは均整のとれた体型や筋力増強のためにトレーニング実施者から非常に人気の高いトレーニング種目である。
ベンチプレスとは主に大胸筋の筋肥大及び筋力増強を目的とし、トレーニングベンチの上に仰向けになった状態で胸部の上でバーベルまたはダンベル等の錘を両手で保持し、床面より垂直方向に挙上する動作と、挙上した錘の重量を支えながら胸部付近まで下垂させる動作を繰り返すウェイトトレーニングのことである。
筋力トレーニングの目的は筋力を強くする筋力増強と筋肉を大きくする筋肥大の大きく2つに分けられる。記録更新や試合での勝利を目標とするスポーツ選手やアスリートは主に筋力増強を目的としたトレーニングが主であるが、美しく逞しい発達した筋肉の大きさや鮮明さ等、見た目に表れる効果を求める一般のトレーニング実施者においては筋肥大を目的としたトレーニングが主である。
筋肥大は筋肉にかかる高負荷に対抗するために筋繊維が収縮し大きな力が発揮される際に筋タンパク質の合成が促され、筋繊維が肥大化し筋肉が太くなっていくメカニズムが科学的に解明されている。筋繊維の収縮である筋収縮には筋肉の長さを短くしながら収縮する短縮性収縮と筋肉の長さを伸ばしながら収縮する伸長性収縮があり、筋力トレーニングは目的とした部位の筋肉及び筋繊維に錘や自重などで高負荷をかけ、効率的に筋収縮を引き起こすために考案された運動である。
しかしながら目的とした部位の筋肉と筋繊維に正確且つ効率的に筋収縮を引き起こさせるためには、正しい知識とフォーム、それを実施するための熟練度が必要である。
ベンチプレスにおける筋収縮は、バーベルやダンベルを挙上する動作が大胸筋の短縮性収縮となり、下垂する動作が大胸筋の伸長性収縮となる。
ベンチプレスの正しいフォームとは、この筋収縮を大胸筋に正確且つ効率的、安全に引き起こすために考案されたものであり、基本動作として両肩の肩甲骨を身体の中央に寄せ、さらに下垂させたまま連続動作する事が求められる。但し、肩甲骨を寄せたまま腕や胸、肩関節を屈伸させるという動作は日常生活ではあまり行われない動作であり、腕や肩の自然な動きとは相反するため、習得までには熟練者による指導や反復練習等が必要となる。
上述したように、ベンチプレスはトレーニング実施者から非常に人気の高い種目であるが、正しい知識やフォームが未習熟なままトレーニングが実施される場合が多く、大胸筋に思った効果が見られない等の悩みや肩関節や三角筋、上腕三頭筋等への受傷が問題となっている。
従来例として、トレーニング時の体勢を安定させる役目を持たせるためのトレーニング補助具として、クッション部材に高反発性素材とし、このクッション部材を低反発性素材で覆い、その表層を厚手のビニール素材で覆った肩甲骨内転パッドが提案されている。(特許文献1)
前記構造の肩甲骨内転パッドにあっては、表層を厚手のビニール素材で覆うことにより、接地面同士の滑りを抑制することで、トレーニング時の体勢を安定させる役目をもたせることを目的としている。
しかし、高重量を扱うことが多いベンチプレスでは、トレーニング開始直後に行われるフォーム調整時の小さな動きでも大きな負荷がかかることを考慮した場合、接地面同士の滑りを抑制する程度ではトレーニング時の体勢を安定させる役目をもたせることは難しい。
ベンチプレスやダンベルフライ等のフォームは両方の肩甲骨と腰から臀部にかかる位置の3点をトレーニングベンチへの接点として動作する事が望ましいフォームとされているために前記トレーニング器具の肩甲骨内転パッドをトレーニングベンチ上に置く範囲、すなわちトレーニング実施者の身体に接触する範囲は極めて限定的箇所としなければならずその箇所調整は難しい。
また、脊椎にこの肩甲骨内転パッドを添わせることにより、肩甲骨が自然と内転するようにしているが、固定されていないパッドを、両手に錘を持ったまま脊椎に添わせる体勢を安定させることは難易度が高く、両手に錘を持った状態でこのパッドが望まない位置に動いてしまった場合には、体勢が不安定になり非常に危険である。危険を回避するためには体勢が安定するまで錘を保持する介助者が必要となる。
さらに、トレーニング実施者の着衣の材質や形状による影響やトレーニング実施者の発汗の影響を受けることなどの要因でパッドの位置ずれが生じることも考えられる。
そのようなパッドの位置ずれを回避するにはトレーニング実施者の身体にパッドとしてのクッション体がその実施者の体形にフィットして、トレーニング実施中の左右バランスや重心を保つ必要がある。そのためには身体の背中部に適切に装着し得るトレーニング補助装具としてバンドを用いて背中に背負う形で身体に密着させる方法が極めて有効であることが判明した。
ベンチプレストレーニング補助具として使用するためにストラップ(バンド)を取り付けたクッションパッド(クッション体)が特許文献2(US公開2015/0246259)に開示されている。ここにおけるクッションパッドには外観上は本考案のバンドに相当するように思われるストラップが接続されているが、このストラップはトレーニングベンチ等のトレーニング器材にクッションパッドを固定するためのものであって、トレーニング実施者に装着するものではなく、トレーニング実施者に装着することはまったく想定していない。仮にトレーニング実施者に装着した場合であっても体格や体形への適切な調整をすることができず効果あるトレーニングは望めない。
このようなベンチ固定方式クッションパッドでは、異なる種類のウエイトトレーニングを行うために、器材を変えてトレーニングを行うたびに固定用ストラップを外して次のトレーニング器材に取り付けなければならず煩わしい手間を要することとなる。また、それぞれのトレーニング器材にあらかじめクッションパッドを固定しておく方法が考えられるがその場合には、体形・体格などが異なるトレーニング実施者それぞれに対応できないこととなってしまう。
特開2020-171640 US公開2015/0246259
筋肉トレーニング初心者にとっては介助者の補助を受けることなくトレーニング開始時の体勢の安定化を容易に図ることができ、熟練者であってもより効率的なトレーニング効果を得ることができ、一般的ベンチプレストレーニングのみならず、ベンチ角度を可変するインクラインベンチトレーニングなど異なるトレーニングにも適応可能とするトレーニング補助装具を提供する。
筋力トレーニング補助装具として、トレーニング実施者の身体にバンドにより装着可能なクッション体であって、クッション体の外周面に2つのアジャストリングを環装状態に設け、これらのアジャストリングに身体に装着用の1対のバンドを接続させて身体装着用トレーニング補助装具を構成する。
本考案のクッション体と身体装着バンドとから構成されるトレーニング補助装具は身体へ装着した状態でトレーニングを行うので実行中のトレーニングから異なるトレーニング、例えばインクラインベンチプレスやインクラインダンベルフライなどのトレーニングベンチに移る場合に身体に装着したその状態のままで移動できる利点がある。
また、多くの場合トレーニング実施中に位置ずれは徐々に生じてくるものであって、位置ずれにはベンチとクッションパッドとの位置ずれおよびトレーニング実施者とベンチとの位置ずれがあり、この観点から本考案の身体装着式クッション体とベンチ固定式クッションパッドとの差異を比較してみると、ベンチにクッションパッドがストラップで固定される方式の場合には、これらの位置ずれに対処するため、実施者が自身の体をずらしてクッションパッドとの位置関係においてバランスの取れた適正位置に戻させなければならなくなる。
それに対して本考案のようにクッション体を身体背中の中央部に装着していれば常に自身の体とクッション体は適切なフィット状態を保つことができ、トレーニング時の体の動きによる位置ずれが生じて来ることもなく、無駄な動きをすることなくトレーニングに集中することができる。
トレーニング実施者の身長、体形、体格等は様々であるので、いかなる体形にも適合するトレーニング補助装具が要求される。そのためには装着バンドの身長縦方向における調整が必要となり、その調整には装着バンドが取り付けられたアジャストリングにより位置調整を行うことができる。アジャストリングとはクッション体を囲むように環装させたものであって、伸縮性のあるゴム素材、例えば、合成ゴム、シリコン等、柔軟性のある素材、または硬質の円形リングなど適宜材質を選択可能で、クッション体の外周において縦方向にスライド可能な環装状態に設けられており、バンド装着時にバンドを引っ張って緊締状態にするリングはクッション体に食い込むのでその位置で体格・体形などに合わせた調整を取ることができる。
バンド取り付け構成および身体への装着方法について説明すると、左右一対のバンドは後端部においてそれぞれ上部アジャストリングとは固定状態で結合されており、下部アジャストリングに取り付けられたバンド挿通リングにバンドが自由挿通の状態で係合しており、バンドの上下アジャストリング間に形成される左右の空間部にトレーニング実施者の左右の腕をそれぞれバンドが肩に掛かるように通してバンド両先端部を胴周囲に回すように引っ張ることにより身体の前部分でバンド両先端部の結合部材を合わせて締着する。このときにアジャストリングはクッション部材に対してスライド可能な環装状態となっているので、アジャストリングをクッション縦方向にスライドさせることにより、トレーニング実施者が自身の体型に適切にフィットさせることが容易で、トレーニング中における左右バランスおよび重心を適正に保つことができるため、重量物を扱う際の危険性を回避でき、効果的トレーニングが可能となる。なお胴周りの調整はバンドの調整可能構造とした締結部あるいは伸縮性バンドの採用により調整可能とする。
ベンチプレスと同様の効果のある筋肉トレーニングとして、トレーニングベンチの背もたれ側の角度を可変させて行うインクラインベンチプレスやインクラインダンベルフライ等のトレーニングでは前記特許文献1のようなパッドを使用したくとも肩甲骨の接点となる位置にはセットできず、傾斜のあるベンチのため落下してしまい、このようなパッドを採用することはできない。
トレーニング補助装具はベンチプレス用途として、高重量がかかることを考慮した上でトレーニング実施者の身体を痛めることのない、衝撃吸収性と反発性を備えた素材とし、ウェイト重量別にクッション部材を識別採用しても良い。
トレーニング補助装具の表層部はファスナー等による開閉部を設けたり、若干の伸縮性をもたせることにより、錘を高重量化させたトレーニングに伴って反発強度や径の異なるクッション部材と交換可能とすることができ、また、表層部の表面には身体やベンチとの滑り止め用のパターン加工を施すことが望ましく、さらには、汗等の汚れが付着しにくく、汚れを落としやすい素材からなる表層部材を採用すると良い。
トレーニング補助装具の寸法はベンチプレス実施時における支点となる箇所をカバーし、且つ、両の肩甲骨で挟み込む感覚を得やすい寸法としてトレーニング実施者の身体に合わせた複数のサイズを用意することができる。
装着用のバンドの緊締調整は伸縮性バンドを採用しても良く、また面ファスナーやワンタッチ式の嵌着結合部材などの結合部材でバンド先端部を結合締着させ、長さ調整を可能とする適宜のアジャスト機能部を結合部材に備えたり併設するようにしても構わない。
装着用バンドをトレーニング実施者の身体に装着する場合は大胸筋及び肩関節等のベンチプレス実施時における筋肉や関節の可動に影響のない部分に装着する。
トレーニング実施者の背中部に装着できるバンドを備えたトレーニング補助装具とすることで、横方向の位置として望ましい脊椎に沿った位置である両肩甲骨間の中心、および縦位置として望ましい箇所としての頚椎と腰椎には接触しない位置に確実に安定固定できる。
トレーニング実施者の身体にトレーニング補助装具を装着することで常にトレーニング実施者が好む身体の微妙な位置に調整固定し易く、そのためトレーニング実施者とトレーニング器材とのずれが生じにくくなり、仮にトレーニング中に位置がずれた場合にも実施者の身体に補助装具が密着して器材とは自由な状態になっているので微妙な位置調整がし易くなる。その結果、効率的で効果のあるトレーニングが可能となる。
身体にトレーニング補助装具を装着固定することでベンチプレス本来のフォーム調整や動作に集中でき、錘を持った後でもトレーニングフォームの修正が容易に可能となる。
さらに、身体に適切にフィットした状態でトレーニング補助装具を装着できるので、体勢の安定したバランスを保つことが可能となり、トレーニング中に発生する事故などの危険性を極力回避できる。
本考案のトレーニング補助装具の正面図である。 本考案の背面図である。 本考案の側面から見た図である。 本考案をトレーニング実施者の背中に固定する手順および装着後の前後から見た状態を表す図である。 本考案を身体に装着してベンチプレストレーニングを行う状態を表す図である。 本考案をインクラインベンチプレストレーニングで使用する状態を表す図である。 本考案をデクラインベンチプレストレーニングで使用する状態を表す図である。
本考案のベンチプレストレーニング等のウエイトトレーニングにおける身体装着用の補助装具は、身体装着用バンドを有するクッション体とそのクッション体に環装された上部および下部の2つのアジャストリングとから構成され、装着用バンドを肩に掛けるように腕を通し、両方のバンド先端部を両手で引っ張り、結合・緊締させることで身体へ装着する。引っ張るときに下部アジャストリングに優先的に引張負荷がかかることでクッション体の身体への接触位置が容易に定まり固定される。
図1に本考案のトレーニング補助装具1の正面図を示す。
トレーニング補助装具1は円筒形または半円筒形のクッション部材(図には表れない)とそれを内包する表層部材2とから成るクッション体4、およびこのクッション体4に取り付けられた1対の装着バンド5を備えている。前記表層部材2には内部のクッション部材を取り出し交換可能とする開閉部(図示せず)を有する構造としても良い。身体装着用バンド5は伸縮性を有するバンドでも良く、内部クッション部材を交換可能とする場合の開閉部はジップファスナーやラインファスナーなど開閉自在のものを適宜採用する。
図2はトレーニング補助装具1の背面から見た図で、左右一対の装着バンド5は先端部においてそれぞれ上部アジャストリング6に固定状態で結合されており、下部アジャストリング7に取り付けられたバンド挿通リング8において身体装着バンド5が自由挿通の状態で係合している。
図3はトレーニング補助装具1を側面から見た図であり、本考案のトレーニング補助装具1を身体への装着方法としては、身体装着バンド5の上下アジャストリング6・7間に形成される左右の空間部にトレーニング実施者の左右の腕をそれぞれ身体装着バンド5が肩に掛かるように通して当該バンド5の両端部を胴周囲に回すように引っ張ることにより身体の前部分で両方のバンド5のそれぞれの先端部の結合部材9を合わせて締着する。このときにアジャストリング6・7はクッション体4に対してスライド可能な環装状態となっているので、一方のアジャストリングまたは両方のアジャストリングをクッション体4縦方向にスライドさせることにより、トレーニング実施者が自身の体型に適切にフィットさせることが容易にできる。
図4はトレーニング補助装具を1トレーニング実施者に装着する過程を表しており、背中に装着した図と装着後のトレーニング実施者の前面、側面および背面から見た図を表している。このように身体に装着したトレーニングにおいてはクッション体4の位置ずれがなく安定して、トレーニング実施者が介助者の補助によらなくとも単独でも安全に効率の良いベンチプレスの実施を可能とする。
身体装着バンド5の先端部には結合・緊締部材9が設けられており、この結合方法としてはワンタッチ式嵌合手段や面ファスナーによるものなど固着可能な手段を採用することができ、図1~図3においてはバンドの固定強度の調整および長さ調節の機能を有する結合・緊締部材として面ファスナーを採用した場合を図示しているが、バンド緊締部に長さ調整手段を有する嵌合部材など適宜手段でアジャスト機能を満たすことにしても良い。
クッション体4の表層部材2に内包されたクッション部材は衝撃吸収性と反発性を備えた素材から構成され、クッション部材を包む表層部材2は汗等の汚れが付着しにくく、または汚れを落としやすい素材であることが望ましく、表層部材2の表面には身体やベンチとの滑り止め用のパターン加工部3を施したものとすることが好ましい。
表層部材2に内包されたクッション部材の素材は特に限定されないが、発泡オレフィン系樹脂(EPE)、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)、発泡ポリエチレン(PE)などが挙げられ、耐久性の高い発泡オレフィン系樹脂(EPE)が望ましく、表層部材2の素材としては、ポリ塩化ビニル(PVC)が望ましい。
図5はトレーニング補助装具1を装着して大胸筋、中部および胸肋部を鍛えるベンチプレストレーニングを行っているトレーニング実施者の側面および頭部方向から見た状態を表し、トレーニング補助装具1のクッション体4は肩甲骨の間に装着されており、肩甲骨がトレーニングベンチ10から浮くような状態となり、肩関節の可動域が広がり肩甲骨を寄せるフォームが実施し易くなる。さらにトレーニング実施者の背中部中央に密着しているので重心と左右バランスの安定したトレーニングが容易に実行できる。
ベンチプレスからインクラインベンチプレスやインクラインダンベルフライのようなベンチ傾斜が30~45度の器材を使用するトレーニング内容の変更する場合にもトレーニング補助装具1が身体に装着状態となっているので、実施者がそのトレーニング器材に移動するだけで速やかに異なるトレーニングを容易に実行することができる。
大胸筋、上部および鎖骨部を鍛えるためにトレーニング内容をインクラインベンチプレスに移行した状態を図6に示す。ここでの傾斜のあるインクラインタイプのトレーニングにおいてもトレーニング補助装具1のクッション体4はトレーニング実施者の肩甲骨の間に装着されており、極めて良好な筋力トレーニング効果を発揮することができる。
また、図7は大胸筋、下部および腹部を鍛えるためのデクラインベンチプレスのフォームを示しており、このように身体の各部を順次鍛えるためにトレーニングベンチをそれに応じて順次変える場合にもトレーニング補助装具1を身体に装着しているので、スムーズに移行できる。
すなわち、大胸筋は上部の鎖骨部、中部の胸肋部、下部の腹部に分かれており、それぞれを集中的に鍛えるための異なるトレーニング方法があり、それぞれ負荷が掛かる位置が微妙に異なる。クッション部材が胸椎に沿って密着していることで、クッション体4の位置ずれの防止となり、トレーニングフォームが変わってもクッション体4を本体中心部とするトレーニング補助装具1を都度付け替えたり、位置調整をする必要がなく、常に適切な位置で負荷を受け止めることが可能で、それぞれ異なる各種トレーニング機器への移行もストレスがないものとなる。
1 トレーニング補助装具
2 表層部材
3 滑り止め用パターン加工部
4 クッション体
5 装着バンド
6 上部アジャストリング
7 下部アジャストリング
8 バンド挿通リング
9 バンド結合・緊締部材
10 ベンチプレストレーニングベンチ
11 インクライントレーニングベンチ

Claims (2)

  1. 沈み込んで身体に密着する衝撃吸収性と一定の形状を保持し身体を押し上げる反発性の両方の機能を備えた素材による円筒形または半円筒形のクッション部材と、前記クッション部材を包み込むように覆う表層部材とから構成されるクッション体の外周面に環装状態に設けられた2つのアジャストリングに接続させた身体装着用の1対のバンドを備えたことを特徴とする身体装着用トレーニング補助装具。
  2. 前記クッション体の外周面には2つのアジャストリングが環装され、これら2つのアジャストリングに前記身体装着用バンドが接続されており、前記アジャストリングを前記クッション体の外周縦方向にスライドさせることにより、身体への装着位置を体型に合わせて調整可能としていることを特徴とする請求項1に記載の身体装着用トレーニング補助装具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7472426B2 (ja) 2019-01-07 2024-04-23 株式会社Th Connect 運動器具

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