JP3240854U - 起き上がり支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】倒れた人を簡単な装置によって、大きな力を要することなく容易に起き上げさせることができる起き上がり支援装置を提供すること。【解決手段】上部起き上り支援体11は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の上半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されており、下部起き上り支援体31は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の下半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本考案は、仰臥状態の人体を起き上げさせる起き上がり支援装置に係り、容易に起き上げさせるのに好適な起き上がり支援装置に関する。
一般に、例えば、高齢者や身障者など介護を必要とする人が何らかの理由によって倒れると、自力で起き上がることができない場合がある。
この倒れた人を人手によって起き上がらせて、車いすやベッド等に移乗させるための起き上がり補助装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2020-075016号公報
前記特許文献1においては、人体の下部に挿入した袋体をベッド形状に膨張させて支承し、そのベッド形状の袋体を人体の両側から人出によって持ち上げて車いすやベッド等に移乗させるように形成されている。
しかしながら、例えば、老々介護などのように倒れた人を起き上げさせる介護者が一人であり、かつ、非力である場合には、特許文献1によって提案されている装置を用いて倒れた人を起き上げさせることが不可能である。
本考案は、これらの点に鑑みてなされたものであり、倒れた人を簡単な装置によって、大きな力を要することなく容易に起き上げさせることができる起き上がり支援装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、本考案の第1の態様の起き上がり支援装置は、仰臥状態の人体の上半身の起き上がりを支援する上部起き上り支援体と、仰臥状態の人体の下半身の起き上がりを支援する下部起き上り支援体とを有する起き上がり支援装置であって、前記上部起き上り支援体は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の上半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されており、前記下部起き上り支援体は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の下半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されていることを特徴とする。
また、本考案の第2の態様の起き上がり支援装置は、第1の態様において、前記上部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている上半身支承体を有することを特徴とし、前記下部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている下半身支承体を有することを特徴とする。
また、本考案の第3の態様の起き上がり支援装置は、第1の態様において、前記上部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている上半身支承体を有し、前記上半身支承体の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した上半身支承体の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体と一緒に次第に起き上げるように形成されている上半身起き上げ支承体を有することを特徴とし、前記下部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている下半身支承体を有し、前記下半身支承体の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した下半身支承体の上面に仰臥している人体の下半身を下半身支承体と一緒に次第に起き上げるように形成されている下半身起き上げ支承体を有することを特徴とする。
また、本考案の第4の態様の起き上がり支援装置は、第1から第3の態様において、前記上部起き上り支援体および下部起き上り支援体は、それぞれ滑りやすい樹脂材製の袋状部材によって形成されていることを特徴とする。
また、本考案の第5の態様の起き上がり支援装置は、第4の態様において、前記上部起き上り支援体および下部起き上り支援体は、人体の身長の中心部分において連結分離自在に形成されていることを特徴とする。
本考案によれば、倒れた人を簡単な装置によって、大きな力を要することなく容易に起き上げさせられる起き上がり支援装置を提供することができる。
本考案の起き上がり支援装置の1実施形態の支援変形状態(膨張状態)を示し、(a)は結合状態の全体斜視図、(b)は(a)にベルトを取付けた状態を示す全体斜視図 図1の実施形態の起き上がり支援装置に人体が着座状態に起き上った状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図 図1の実施形態の起き上がり支援装置の上部起き上がり支援体の1実施形態の支援変形状態(膨張状態)を示し、(a)は全体斜視図、(b)は(a)にベルトを取付けた状態を示す全体斜視図 図1の実施形態の起き上がり支援装置の下部起き上がり支援体の1実施形態の支援変形状態(膨張状態)を示し、(a)は全体斜視図、(b)は(a)にベルトを取付けた状態を示す全体斜視図 図1の実施形態の起き上がり支援装置の収縮状態を示し、(a)は上部起き上り支援体と下部起き上り支援体の連結前の状態を示す側面図、(b)は(a)の平面図、(c)は連結状態を示す平面図 図3の上部起き上がり支援体の支援変形する変化を示し、(a)は収縮状態の平面図、(b)は収縮状態の側面図、(c)は上部起き上り支援体を丸めた状態を示す側面図、(d)~(g)は上半身支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図、(h)~(k)は上半身起き上げ支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図 図4の下部起き上がり支援体の支援変形する変化を示し、(a)は収縮状態の平面図、(b)は収縮状態の側面図、(c)は下部起き上り支援体を丸めた状態を示す側面図、(d)~(g)は下半身支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図、(h)~(i)は下半身起き上げ支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図 図1の実施形態の起き上がり支援装置によって人体を起き上がり支援する変化を示し、(a)は仰臥状態の人体の周囲に起き上がり支援装置を装着した状態の平面図、(b)~(e)は上半身支承体および下半身支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図、(f)は上半身起き上げ支承体および下半身起き上げ支承体が膨張した支援変形状態を示す側面図 図1の実施形態の起き上がり支援装置によって人体を起き上がり支援する変化を示し、(a)~(c)は図8(f)に続いて上半身起き上げ支承体および下半身起き上げ支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図 上半身起き上げ支承体および下半身起き上げ支承体の他の実施形態である起き上がり支援装置によって人体を起き上がり支援する変化を示し、(a)は仰臥状態の人体の周囲に起き上がり支援装置を装着した状態の平面図、(b)~(e)は上半身支承体および下半身支承体が次第に膨張する支援変形状態を示す側面図、(f)は上半身起き上げ支承体および下半身起き上げ支承体が次第に膨張してベッド状態となる支援変形状態を示す側面図
以下、本考案の実施形態を図1から図10に基づいて説明する。
図1~図9は本考案の起き上がり支援装置の1実施形態を示している。
図1および図2は本実施形態の起き上がり支援装置1の全体を示している。
起き上がり支援装置1は、図1~図4に示すように、仰臥状態の人体の上半身の起き上がりを支援する上部起き上り支援体11と、仰臥状態の人体の下半身の起き上がりを支援する下部起き上り支援体31とを有している。
この上部起き上り支援体11は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されている複数の袋状部材(後述する)をもって形成されている。複数の袋状部材は、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の上半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されている。
また、下部起き上り支援体31は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されている複数の袋状部材(後述する)をもって形成されている。複数の袋状部材は、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の下半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されている。
上部起き上り支援体11および下部起き上り支援体31は、それぞれの上面部分に設けた略コ字形の平帯状の連結部材27、37をもって人体の身長の中心部分において連結分離自在に形成されている。
更に、説明すると、図5および図6に示すように、上部起き上り支援体11は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて次第に膨張進行するように形成されている上半身支承体12を有している。この上半身支承体12の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した上半身支承体12の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体12と一緒に次第に起き上げるように形成されている上半身起き上げ支承体13を有している。上半身支承体12は、図6(a)(b)に示すように、横幅が人体の横幅より大きくされるとともに膨張した断面形状が四角形もしくは三角形の複数の袋状部材12a~12gを平行に連接することによって形成されている。これらの袋状部材12a~12gに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材12a~12gが仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて次第に膨張進行する(図6(c)~(g)参照)。
上半身起き上げ支承体13は、図6(a)(b)に示すように、横幅が人体の横幅より大きくされるとともに膨張した断面形状が大型の四角形もしくは三角形の複数の袋状部材13a~13dを上下方向に積み重ねるようにして連接することによって形成されている。これらの袋状部材13a~13dに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材13a~13dが支援変形した上半身支承体12の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体12と一緒に次第に起き上げるように膨張する(図6(h)~(k)参照)。
また、図5および図7に示すように、下部起き上り支援体31は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて次第に膨張進行するように形成されている下半身支承体32を有している。この下半身支承体32の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した下半身支承体32の上面に仰臥している人体の下半身を下半身支承体32と一緒に次第に起き上げるように形成されている下半身起き上げ支承体33を有している。下半身支承体32は、図7(a)(b)に示すように、横幅が人体の横幅より大きくされるとともに膨張した断面形状が四角形もしくは三角形の複数の袋状部材32a~32gを平行に連接することによって形成されている。これらの袋状部材32a~32gに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材32a~32gが仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて次第に膨張進行する(図7(c)~(g)参照)。下半身起き上げ支承体33は、図7(a)(b)に示すように、横幅が人体の横幅より大きくされるとともに膨張した断面形状が大型の三角形の複数の袋状部材33a、33bを上下方向に積み重ねるようにして連接することによって形成されている。これらの袋状部材33a、33bに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材32a~32gが支援変形した下半身支承体32の上面に仰臥している人体の下半身を下半身支承体32と一緒に次第に起き上げるように膨張する(図7(h)~(i)参照)。
これらの袋状部材12a~12g、13a~13d、32a~32g、33a、33bとしては、表面の摩擦係数が小さい滑りやすい樹脂素材をもって袋状に形成するとよい。これにより、全体を軽量にして取扱いが容易となり、膨張変形および収縮変形が適正に実行されるようになる。更に、これらの袋状部材12a~12g、13a~13d、32a~32g、33a、33bに空気を給排するために適当箇所に給排用の弁や逆止弁を取付けるとよい。また、これらの袋状部材12a~12g、13a~13d、32a~32g、33a、33bへの空気の給排を電磁弁や制御用PCを設けて自動制御するようにしてもよい。
次に、本実施形態による人体の起き上がり支援方法を説明する。
転倒などによって仰臥している人体を起き上げるには、初めに、収縮状態の上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を図8(a)に示すように設置する。
更に説明すると、図6(c)に示すように、予め連結部材17の下面側に丸めてられている収縮状態の上部起き上がり支援体11を、図8(a)に示すように、軽く持ち上げた人体の頭部の下部に挿入させて設置する。同時に、図7(c)に示すように、予め連結部材37の下面側に丸めてられている収縮状態の下部起き上がり支援体31を、図8(a)に示すように、軽く持ち上げた人体の足の下部に挿入させて設置する。その後、両方の連結部材17、37をもって、上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を人体の身長に合わせて適正位置に合わせて連結する。その後、両方の連結部材17、37の左右帯部の間に複数本(本実施形態においては胸部、腰部および膝部の3本)のベルト15を人体の上部を通して掛け渡して人体を固定する。
本実施形態によれば、上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31は樹脂製で軽量に作成されているので、容易に取り扱うことができる。更に、上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を仰臥状態の人体の下部に挿入する場合に、人体を大きな力をもって一旦横向きにする必要がなく、頭部および足部を軽く持ち上げることにより実行できるので、非力の介護者であっても極めて容易に上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を装着することができる。また、上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31をそれぞれ人体の頭部および足部のそれぞれの下部ではなく、頭部および足部の手前に近接させるように添えて設置するようにすると、持ち上げ作業も不要なために、初期の設置操作が更に容易となる。
次に、上部起き上がり支援体11の袋状部材12a~12gおよび下部起き上がり支援体31の袋状部材32a~32gに図示しない空気源より空気を順に送給してそれぞれを支援変形(膨張)させる。
更に説明すると、先ず、一方の上半身支承体12は、図6(c)~(g)に示すように、袋状部材12a~12gに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材12a~12gが仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて次第に膨張進行する(図8(b)~(e)参照)。この際に巻かれている状態の上部起き上がり支援体11が巻きを解くように変形しながら膨張進行する。図6(g)に示すように、人体の上半身の下部に展張状態に展開された上半身支承体12の下面には上半身起き上げ支承体13の各袋状部材13a~13dが上下に積層された状態で展開される。
同時に、他方の下半身支承体32は、図7(c)~(g)に示すように、袋状部材32a~32gに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材32a~32gが仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の膝の下方位置に向けて次第に膨張進行する(図8(b)~(e)参照)。この際に巻かれている状態の下部起き上がり支援体31が巻きを解くように変形しながら膨張進行する。図7(g)に示すように、人体の膝から下の下腿の下部に展張状態に展開された下半身支承体32の下面には下半身起き上げ支承体33の各袋状部材33a、33bが上下に積層された状態で展開される。
その後、一方の上半身起き上げ支承体13は、図6(h)(i)に示すように、袋状部材13a~13bに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材13a~13bが支援変形した上半身支承体12の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体12と一緒に次第に持ち上げるように膨張して水平に2段持ち上げてベッド上に仰臥した状態で支承する(図8(f)~図9(a)参照)。
同時に、他方の下半身起き上げ支承体33は、図7(h)(i)に示すように、袋状部材33a、33bに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材32a~32gが支援変形した下半身支承体32の上面に仰臥している人体の下半身を下半身支承体32と一緒に次第に起き上げるように膨張して、初めに下腿部分を傾斜させるように持ち上げ(図8(f)参照)、次に上腿部分を水平に持ち上げる(図9(a)参照)。
その後、一方のみの上半身起き上げ支承体13は、図6(j)(k)に示すように、袋状部材13c~13dに順番に空気を供給して膨張させることにより、袋状部材13c~13dが支援変形した上半身支承体12の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体12と一緒に次第に起き上げるように膨張して座位の状態まで起き上げさせて支承する(図9(b)~(c)参照)。
このように本実施形態によれば、収縮状態の軽量な収縮状態の上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を人体に合わせて設置し、その後は空気を供給して上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31を膨張させて支援変形させることによって、何らの人力を要することなく仰臥状態の人体を起き上らせることができる。従って、本実施形態によれば、倒れた人を簡単な装置によって、大きな力を要することなく容易に起き上げさせることができる。
なお、図10(a)~(f)に示すように、仰臥状態の人体をベッドに載せた状態に起き上らせるように形成してもよい。
更に説明すると、図10(f)に示すように、本実施形態においては、上部起き上がり支援体11および下部起き上がり支援体31について、上半身支承体12、下半身支承体32および下半身起き上げ支承体33を前記実施形態と同様に形成し、更に、上半身起き上げ支承体13の各袋状部材13a、13bを下半身起き上げ支承体33の各袋状部材33a、33bと同様に形成したものである。
そして、仰臥状態の人体をベッドに載せた状態に起き上らせる方法は、図10(a)~(f)に示すように、各袋状部材12a~12g、13a~13b、32a~32g、33a~33bに順に空気を供給して支援変形させるとよい。
なお、本考案は前記実施形態の他に必要に応じて種々に変更することができる。
1 起き上り支援装置
11 上部起き上り支援体
12 上半身支承体
12a~12g 袋状部材
13 上半身起き上げ支承体
13a、13d 袋状部材
15 ベルト
17 連結部材
31 下部起き上り支援体
32 下半身支承体
32a~32g 袋状部材
33 下半身起き上げ支承体
32a、32b 袋状部材

Claims (5)

  1. 仰臥状態の人体の上半身の起き上がりを支援する上部起き上り支援体と、仰臥状態の人体の下半身の起き上がりを支援する下部起き上り支援体とを有する起き上がり支援装置であって、
    前記上部起き上り支援体は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の上半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されており、
    前記下部起き上り支援体は、空気の給排によって収縮状態と膨張状態とを膨縮自在に形成されているとともに、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することにより、仰臥状態の人体の下半身を下面側より支承しながら次第に起き上げるように形成されている
    ことを特徴とする起き上がり支援装置。
  2. 前記上部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている上半身支承体を有することを特徴とし、
    前記下部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている下半身支承体を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の起き上がり支援装置。
  3. 前記上部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の頭部の下方位置から人体の背の尻部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている上半身支承体を有し、前記上半身支承体の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した上半身支承体の上面に仰臥している人体の上半身を上半身支承体と一緒に次第に起き上げるように形成されている上半身起き上げ支承体を有することを特徴とし、
    前記下部起き上り支援体は、上段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって仰臥状態の人体の足部の下方位置から人体の大腿部の下方位置に向けて膨張進行するように形成されている下半身支承体を有し、前記下半身支承体の下段部に、空気の供給に伴って収縮状態から膨張状態に次第に支援変形することによって支援変形した下半身支承体の上面に仰臥している人体の下半身を下半身支承体と一緒に次第に起き上げるように形成されている下半身起き上げ支承体を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の起き上がり支援装置。
  4. 前記上部起き上り支援体および下部起き上り支援体は、それぞれ滑りやすい樹脂材製の袋状部材によって形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の起き上がり支援装置。
  5. 前記上部起き上り支援体および下部起き上り支援体は、人体の身長の中心部分において連結分離自在に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の起き上がり支援装置。
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