JP3240529U - イヤフォン装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】突発性難聴等により左右何れか一方側の聴力が衰弱している聴者に対しても良質な音を聴かせることができるイヤフォン装置を提供する。【解決手段】イヤフォン装置Aは、電子機器の出力端子に接続する二チャンネル用の接続プラグ部1と、接続プラグ部1に連設された1チャンネル用の左コード部2L及び右コード部2Rと、左コード部2Lの先端部に連設された左イヤフォン部3Lと、右コード部2Rの先端部に連設された右イヤフォン部3Rとを備えてなり、左コード部2Lに、左イヤフォン部3Lの音質を調整し得る左専用イコライザー4Lが配設されたものであり、右コード部2Rに、右イヤフォン部3Rの音質を調整し得る右専用イコライザー4Rが配設されている。【選択図】図1
Description
本考案は、音楽を聴くためのイヤフォン装置に関するものである。
従来から、左右の耳に装置される左右のイヤフォン部を有した種々のイヤフォン装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、電子機器から出力される音響信号を調整するイコライザーが既知である。イコライザーは、音質の補正(平均化)や改善、あるいは積極的な音作りに使用される特定の周波数帯域を強調または減衰することができる音響機器のことである。
イヤフォン装置に対してイコライザーを使用する場合、従来の構成では、音響信号を出力する電子機器とイヤフォン装置との間にイコライザーを介設させるようにしていた。つまり、従来のイコライザーは、イヤフォン装置における左右のイヤフォン部の双方に対して、同一の調整を行う構成をなしている。
ところが、かかる構成では、突発性難聴等により左右何れか一方側の聴力が衰弱している聴者に対して、好適な音を聴かせ難いものとなっていた。
本考案は、このような課題に着目してなされたものであって、少なくとも、突発性難聴等により左右何れか一方側の聴力が衰弱している聴者に対しても好適な音を聴かせることができるイヤフォン装置を提供することにある。
すなわち、本考案は次の構成をなしている。
請求項1に記載の考案は、電子機器の出力端子に接続する二チャンネル用の接続プラグ部と、この接続プラグ部に連設された1チャンネル用の左コード部及び右コード部と、前記左コード部の先端部に連設された左イヤフォン部と、前記右コード部の先端部に連設された右イヤフォン部とを備えてなるイヤフォン装置であって、前記左コード部に、前記左イヤフォン部の音質を調整し得る左専用イコライザーが配設されたものであり、前記右コード部に、前記右イヤフォン部の音質を調整し得る右専用イコライザーが配設されたものであるイヤフォン装置である。
請求項2に記載の考案は、前記左専用イコライザー及び前記右専用イコライザーに対して直接的に電力を供給する給電部が設けられている請求項1記載のイヤフォン装置である。
以上説明したように本考案によれば、少なくとも、突発性難聴等により左右何れか一方側の聴力が衰弱している聴者に対しても好適な音を聴かせることができるイヤフォン装置を提供することができるものとなる。
以下、本考案の一実施形態を、図1を参照して説明する。
イヤフォン装置Aは、スマートフォンやパソコンや音響機器等に代表される音響信号を出力する電子機器(図示せず)に対して接続され、聴者が音響を聴くために使用されるものである。
イヤフォン装置Aは、電子機器の出力端子に接続する二チャンネル用の接続プラグ部1と、接続プラグ部1に連設された一チャンネル用の左コード部2L及び右コード部2Rと、左コード部2Lの先端部に連設された左イヤフォン部3Lと、右コード部2Rの先端部に連設された右イヤフォン部3Rとを備えてなるものである。
さらに、この実施形態では、左コード部2Lに、左イヤフォン部3Lの音質を調整し得る左専用イコライザー4L(ステレオイコライザー)が配設されており、右コード部2Rに、右イヤフォン部3Rの音質を調整し得る右専用イコライザー4R(ステレオイコライザー)が配設されている。
ここで、「一チャンネル用の左コード部・右コード部」とは、「+」(プラス)「-」(マイナス)一対の芯線を有している構成のものである。
接続プラグ部1は、金属製のものであり、音響信号を出力する電子機器に設けられた音響信号出力ジャックに接続されるものである。
左コード部2L及び右コード部2Rは、それぞれ一対の芯線と当該一対の芯線を被覆する被覆材とによって構成された一チャンネル用のものである。左コード部2L及び右コード部2Rは、接続プラグ部1に設けられた図示しない各チャンネル用の端子に接続されている。
左イヤフォン部3L及び右イヤフォン部3Rは、左コード部2L及び右コード部2Rを介して伝送される音響信号を音響に変換する部位をなしている。左イヤフォン部3L及び右イヤフォン部3Rは、既知の構成のものであり、本実施形態においても適宜の構成のものが適用可能である。
なお、この明細書における「左イヤフォン部3L」及び「右イヤフォン部3R」とは、耳介に掛けて使用されるいわゆるインナーイヤー型や、耳の穴に差し込んで高い遮音性を持ついわゆるカナル型や、耳全体を覆うようにして装着されるいわゆるヘッドフォン型のものを広く包含する概念のものである。
左イヤフォン部3L及び右イヤフォン部3Rは、例えば、ハウジング内に、音響信号が供給される駆動コイルを有する磁気回路部及び駆動コイルに接合された振動板(ダイヤフラム)を備えたイヤフォンユニットを収容させたものである。
そして、本実施形態では、左イヤフォン部3Lの音質のみを調整し得る左専用イコライザー4L(ステレオイコライザー)が設けられているとともに右イヤフォン部3Rの音質のみを調整し得る右専用イコライザー4R(ステレオイコライザー)が設けられている。
左専用イコライザー4Lは、左コード部2Lにおける音響信号の伝送経路中に介設され、左イヤフォン部3Lから発出される音響の音質のみを聴者(使用者)の操作によって調整し得るものである。
右専用イコライザー4Rは、右コード部2Rにおける音響信号の伝送経路中に介設され、右イヤフォン部3Rから発出される音響の音質のみを聴者(使用者)の操作によって調整し得るものである。
この実施形態では、左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rは、同一の構成をなしているため、以下、纏めて説明する。
左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rには、それぞれ、使用者によって回転操作可能な複数の操作部V、L、M、Hが設けられている。すなわち、左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rには、それぞれ、ボリュームの調整をするためのボリューム操作部Vと、低音域(50~300Hz)を調整するための低音域操作部Lと、中音域(300Hz~4KHz)を調整するための中音域操作部Mと、高音域(4KHz以上)を調整するための高音域操作部Hが設けられている。
なお、左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rの詳細な構成については、既知のものであるため説明を省略する。
左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rを構成するイコライザー(グラフィックイコライザー)は、保護用の筐体の内部に、いくつかの周波数帯域ごとにアンプのゲインを増減することにより音質をコントロールするための回路が設けられたものである。イコライザー(グラフィックイコライザー)は、複数のバンドバスフィルタの組み合わせにより周波数を希望の帯域ごとに制御できる構成を備えたものである。
この実施形態のイヤフォン装置Aには、左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rによる音調整機能を好適に発揮させるために、左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rに対して直接的に電力を供給する給電部5が設けられている。給電部5は、先端部に配設され建物等のコンセントに挿入されるプラグ51と、プラグ51とイコライザー(左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4R)との間に介設された電気供給コード52を有したものである。
以上に詳述したように本実施形態に係るイヤフォン装置Aは、電子機器の出力端子に接続する二チャンネル用の接続プラグ部1と、接続プラグ部1に連設された1チャンネル用の左コード部2L及び右コード部2Rと、左コード部2Lの先端部に連設された左イヤフォン部3Lと、右コード部2Rの先端部に連設された右イヤフォン部3Rとを備えてなるものである。
そして、イヤフォン装置Aは、左コード部2Lに、左イヤフォン部3Lの音質を調整し得る左専用イコライザー4Lが配設されたものであり、右コード部2Rに、右イヤフォン部3Rの音質を調整し得る右専用イコライザー4Rが配設されたものである。
このため、本実施形態であれば、左イヤフォン部3Lの音質を左専用イコライザー4Lによって独立的に操作することができるとともに右イヤフォン部3Rの音質を右専用イコライザー4Rによって独立的に操作することができるものとなっている。
そのため、この実施形態の構成であれば、突発性難聴等により左右何れか一方側の聴力が衰弱している聴者に対しても、好適な音を聴かせることができるイヤフォン装置Aを提供することができるものとなる。
左専用イコライザー4L及び右専用イコライザー4Rに対して直接的に電力を供給する給電部が設けられている。
このため、各イコライザーに対して、充分な電力を好適に供給することができ、イコライザーとしての所望の機能を適切に発揮し得るものとなっている。
なお、本考案は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
左専用イコライザー及び右専用イコライザーは、左イヤフォン部及び右イヤフォン部の音質を調整し得る機能を発揮し得るものであればよく、上述した実施形態に示されたものに限られるものではない。
例えば、左専用イコライザー及び右専用イコライザーには、ボリュームの調整をするためのボリューム操作部、低音域(50~300Hz)を調整するための低音域操作部、中音域(300Hz~4KHz)を調整するための中音域操作部、高音域(4KHz以上)を調整するための高音域操作部の内の何れかの操作部が設けられていないものであってもよい。
給電部は、左専用イコライザー及び右専用イコライザーに対して直接的に電力を供給するものであればよく、その具体的な構成はどのようなものであっても構わない。例えば、給電部が電池式のものであってもよい。
イヤフォン装置は、給電部を備えていない構成のものであってもよい。特に、左専用イコライザー及び右専用イコライザーにおける音域操作部の数が少ないような場合(例えば、中音域操作部を有していない場合等)には、接続プラグ部からの給電のみを利用して当該左専用イコライザー及び右専用イコライザーを好適に稼働させることができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…イヤフォン装置
1…接続プラグ部
2L…左コード部
2R…右コード部
3L…左イヤフォン部
3R…右イヤフォン部
4L…左専用イコライザー(左専用グラフィックイコライザー)
4R…右専用イコライザー(右専用グラフィックイコライザー)
5…給電部
1…接続プラグ部
2L…左コード部
2R…右コード部
3L…左イヤフォン部
3R…右イヤフォン部
4L…左専用イコライザー(左専用グラフィックイコライザー)
4R…右専用イコライザー(右専用グラフィックイコライザー)
5…給電部
Claims (2)
- 電子機器の出力端子に接続する二チャンネル用の接続プラグ部と、この接続プラグ部に連設された1チャンネル用の左コード部及び右コード部と、前記左コード部の先端部に連設された左イヤフォン部と、前記右コード部の先端部に連設された右イヤフォン部とを備えてなるイヤフォン装置であって、
前記左コード部に、前記左イヤフォン部の音質を調整し得る左専用イコライザーが配設されたものであり、
前記右コード部に、前記右イヤフォン部の音質を調整し得る右専用イコライザーが配設されたものであるイヤフォン装置。 - 前記左専用イコライザー及び前記右専用イコライザーに対して直接的に電力を供給する給電部が設けられている請求項1記載のイヤフォン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003767U JP3240529U (ja) | 2022-11-15 | 2022-11-15 | イヤフォン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003767U JP3240529U (ja) | 2022-11-15 | 2022-11-15 | イヤフォン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3240529U true JP3240529U (ja) | 2023-01-17 |
Family
ID=84900407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022003767U Active JP3240529U (ja) | 2022-11-15 | 2022-11-15 | イヤフォン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2022
- 2022-11-15 JP JP2022003767U patent/JP3240529U/ja active Active
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