JP2019087869A - 音響出力装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、音響出力装置を装用して、目的音とともに周辺音を聴く場合に、周辺音の聴取性が低下するのを抑える技術を提供することにある。
図1は、第1実施形態に係る音響出力装置の一例であるイヤホン10の構成を示すブロック図である。この図に示されるように、イヤホン10は、マイク110、アンプ112、134、ADC114、イコライザー116、IF122、加算器130、DAC132およびスピーカー140を含む。なお、イヤホン10がユーザーに装用されたとき、スピーカー140の放音方向が、当該ユーザーの外耳道に向かう方向に配置される。
イコライザー116は、ADC114の出力信号に補正処理を、例えばイヤホン10を装用したときに損失(減衰)する周波数帯域を補償する処理を施し、当該処理を施した信号を加算器130における第1入力端に供給する。
なお、目的音信号は、例えば外部端末200で再生された音楽信号である。また、IF122は、目的音信号を無線ではなく有線で受信する構成としても良い。
この図に示されるようにイヤホン10は、例えばカナル型であり、ハウジング(筐体)160およびイヤーピース180を含む。
ハウジング160は、概略筒状である。ハウジング160の内部空間には、スピーカー140およびマイク110が設けられる。詳細には、ハウジング160の内部空間を区画するように、スピーカー140が取り付けられ、スピーカー140の放音面は、外耳道に向かう方向となっている。
ハウジング160の内部空間においてスピーカー140で区画される空間のうち、外耳道寄り(図において右側)の空間には、外部と通気させる通気孔(ポート)168が1または複数個設けられる。なお、通気孔168の個数、孔径および形状については、装用時において後述する特性となるように設けられる。
一方、マイク110は、スピーカー140で区画される内部空間のうち、外耳道とは反対側の空間に設けられる。
詳細には、本実施形態では、例えば通気孔168の適切な設計により、特性(b)として、500Hz以下の周波数成分が損失しないような特性とする。一方で、本実施形態では、マイク110で収音されスピーカー140から出力される周辺音の信号の遅延量を、周波数500Hzの1/4周期分である0.5ミリ秒以下となるよう設計するとともに、イコライザー116にハイパスフィルタ特性を与え、500Hz以下の成分を遮断する構成としている。
このように本実施形態によれば、上記クロスオーバー周波数を500Hzに設定することによって、周辺音としての会話音の自然さを劣化させずに聴取させることが可能となっている。
上述した実施形態では、音響出力装置としてイヤホン10を例示したが、ヘッドホンとしても適用可能である。
この図に示されるように、ヘッドホン1は、ヘッドホンユニット10L、10Rと、ヘッドバンド3と、アーム4Lおよび4Rと、を含む。ヘッドバンド3は、弾力性を備える金属または樹脂などにより、長手方向に円弧を描く形状となっている。ヘッドバンド3の両端のうち、一端側(図において左側)には、アーム4Lを介して、左耳用のヘッドホンユニット10Lが取り付けられ、他端側(図において右側)には、アーム4Rを介して、右耳用のヘッドホンユニット10Rが取り付けられている。
ヘッドホンユニット10Rについては、ヘッドホンユニット10Lとほぼ同様な構成となっている。
なお、ヘッドホンユニット10Lにはステレオの左信号が、また、ヘッドホンユニット10Rにはステレオの右信号が、それぞれ外部端末200から供給される。
このため、ヘッドホン1によれば、ユーザーWにステレオである目的音信号に基づく音の聴取性を向上させることができるとともに、周辺音について、非装用であるかのごとく、ユーザーWに自然な感じで知覚させることができる。
上述した実施形態等から、例えば以下のような態様が把握される。
本発明の好適な態様1に係る音響出力装置は、筐体に設けられ、ユーザーの周辺音を収音するマイクと、前記筐体に設けられ、ユーザーの鼓膜に向けて放音するスピーカーと、前記マイクの収音に基づく収音信号に対して所定の周波数特性を付与するとともに、所定の周波数成分をカットする処理部と、目的音を示す目的音信号と、前記処理部による出力信号とを加算して前記スピーカーに向けて出力する加算器と、前記筐体に設けられ、装用されたときにユーザーの外耳道を外部と連通させる通気孔と、を含む。
態様1に係る音響出力装置によれば、装用して、目的音とともに周辺音を聴く場合に、周辺音の聴取性が低下するのを抑えることができる。
本発明の好適な態様2に係る音響出力装置は、態様1に係る音響出力装置において、前記所定の周波数成分は、500Hz以下の周波数成分である。態様2に係る音響出力装置によれば、会話音の聴取性を向上させることができる。
本発明の好適な態様3に係る音響出力装置は、態様1に係る音響出力装置において、前記マイクの収音に基づく収音信号に対して所定の処理を行い、前記スピーカーに向けて出力するまでの遅延量が0.5ミリ秒以下である。態様3に係る音響出力装置によれば、知覚される周辺音の特性にディップやリップルが発生するのを抑えることができる。
Claims (3)
- 筐体に設けられ、ユーザーの周辺音を収音するマイクと、
前記筐体に設けられ、ユーザーの鼓膜に向けて放音するスピーカーと、
前記マイクの収音に基づく収音信号に対して所定の周波数特性を付与するとともに、所定の周波数成分をカットする処理部と、
目的音を示す目的音信号と、前記処理部による出力信号とを加算して前記スピーカーに向けて出力する加算器と、
前記筐体に設けられ、装用されたときにユーザーの外耳道を外部と連通させる通気孔と、
を含む音響出力装置。 - 前記所定の周波数成分は、500Hz以下の周波数成分である
請求項1に記載の音響出力装置。 - 前記マイクの収音に基づく収音信号に対して所定の処理を行い、前記スピーカーに向けて出力するまでの遅延量が0.5ミリ秒以下である
請求項1に記載の音響出力装置。
Priority Applications (1)
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JP2017214484A JP7052300B2 (ja) | 2017-11-07 | 2017-11-07 | 音響出力装置 |
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JP2017214484A JP7052300B2 (ja) | 2017-11-07 | 2017-11-07 | 音響出力装置 |
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JP7052300B2 JP7052300B2 (ja) | 2022-04-12 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022201689A1 (ja) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | 株式会社Jvcケンウッド | ヘッドホン |
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JP2009021826A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Sony Corp | 信号処理装置、信号処理方法、プログラム、ノイズキャンセリングシステム |
JP2012249184A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Yamaha Corp | イヤホン |
US20130308786A1 (en) * | 2007-02-16 | 2013-11-21 | Wolfson Microelectronics Plc | Ear-worn speaker-carrying devices |
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2017
- 2017-11-07 JP JP2017214484A patent/JP7052300B2/ja active Active
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