JP3240456U - 角度ゲージ及び角度ゲージセット - Google Patents
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Abstract
【課題】測定対象物の二つの面のなす角が所定の角度の範囲内であるか否かを迅速かつ容易に検査できる角度ゲージを提供すること。【解決手段】角度ゲージは、4面の端面3a,3b,3c,3dを有する平面視四角形状であって、隣り合う二つの端面3aと端面3bのなす角が90°である角部6aと、隣り合う二つの端面3bと端面3cのなす角が90°である角部6bと、隣り合う端面3cと端面3dのなす角が90°に対してa°を加えた角度である角部6cと、隣り合う端面3dと端面3aのなす角が90°に対してa°を引いた角度である角部6dとを備える。【選択図】図1
Description
本考案は、角度ゲージ及び角度ゲージセットに関するものである。
サッシ等の構成部品である枠材を製作する際、長尺状の材料が切断機によって所定の位置で切断される。このとき、枠材の長手方向に対して垂直な切断面を形成する場合、切断面の傾斜角度は、枠材の長手方向に対して正確に90°であることが望ましいが、切断機の刃の影響などによって、製作誤差が生じる。そこで、製品品質や組立精度を向上させるために、切断面の傾斜角度が許容範囲内(例えば90°±0.1°)であるか否かが検査される場合がある。
上述した検査において、材料の切断面の傾斜角度を測定するため、例えば、下記の特許文献1で開示されているような分度器(角度計)を用いることが考えられる。
角度計は、本体部と、本体部に対して回動可能なアームと、分度器などを備える。角度計を用いる場合、角度計の底面を測定対象物が置かれた基準面に設置した後、アームを回動させて測定対象物に当てて、分度器から本体部とアームのなす角を読み取るという作業が必要である。分度器は、目盛りが付された円盤の場合と、アームの角度がセンサによって検知されて結果が数字で表示されるデジタル計の場合とがある。
しかし、一般に、角度計のサイズが大きいため対象物によってはアームを当てづらかったり、測定対象物の数量が多い場合、角度計の設置やアームの回動という作業を繰り返すことが煩わしいという問題がある。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであって、測定対象物の二つの面のなす角が所定の角度の範囲内であるか否かを迅速かつ容易に検査できる角度ゲージを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の角度ゲージ及び角度ゲージセットは以下の手段を採用する。
すなわち、本考案に係る角度ゲージは、n面(nは3以上)の端面を有する平面視多角形状であって、隣り合う端面同士のなす角が90°である少なくとも一つの第1角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対してa°を加えた角度である一つの第2角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対して前記a°を引いた角度である一つの第3角部とを備える。
すなわち、本考案に係る角度ゲージは、n面(nは3以上)の端面を有する平面視多角形状であって、隣り合う端面同士のなす角が90°である少なくとも一つの第1角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対してa°を加えた角度である一つの第2角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対して前記a°を引いた角度である一つの第3角部とを備える。
この構成によれば、角度ゲージは、平面視多角形状であってn面(nは3以上)の端面を有し、隣り合う端面同士のなす角は、少なくとも一つの第1角部が90°であり、一つの第2角部が基準角度P°に対してa°を加えた角度であり、一つの第3角部が基準角度P°に対してa°を引いた角度である。測定時、角度ゲージは、n面の端面のうちいずれか一つの端面が底面として水平面に設置される。角度ゲージのある端面が底面として水平面に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、側面として水平面に対して立ち上がった状態で設置される。このとき、角度ゲージの側面としての端面と水平面とのなす角は、90°、(P+a)°、又は、(P-a)°である。a°は、例えば、0°よりも大きく1°未満である。
測定時、測定対象物は、測定対象物のある一つの面が底面として水平面に設置され、測定対象とされる面が側面として設置される。水平面に測定対象物と角度ゲージが設置された状態で、角度ゲージの側面としての端面が測定対象物の側面に当てられることで、測定対象物と角度ゲージとの間に形成される隙間に応じて、測定対象物の側面と水平面とのなす角が90°、(P+a)°、又は、(P-a)°に対して大きいか又は小さいかを確認できる。
上記考案において、前記n=4であり4面の端面を有する平面視四角形状でもよく、前記第1角部は、二つであり、前記第2角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=90°に対して前記a°を加えた角度であり、前記第3角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=90°に対して前記a°を引いた角度である。
この構成によれば、角度ゲージは、平面視四角形状であって4面の端面を有し、隣り合う端面同士のなす角は、二つの第1角部が90°であり、一つの第2角部が90°に対してa°を加えた角度であり、一つの第3角部が90°に対してa°を引いた角度である。測定時、角度ゲージは、4面の端面のうちいずれか一つの端面が底面として水平面に設置される。角度ゲージのある端面が底面として水平面に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、側面として水平面に対して立ち上がった状態で設置される。このとき、角度ゲージの側面としての端面と水平面とのなす角は、90°、(90+a)°、又は、(90-a)°である。
測定時、測定対象物は、測定対象物のある一つの面が底面として水平面に設置され、測定対象とされる面が側面として設置される。水平面に測定対象物と角度ゲージが設置された状態で、角度ゲージの側面としての端面が測定対象物の側面に当てられることで、測定対象物と角度ゲージとの間に形成される隙間に応じて、測定対象物の側面と水平面とのなす角が90°、(90+a)°、又は、(90-a)°に対して大きいか又は小さいかを確認できる。
上記考案において、前記a°は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、90°に対して許容される範囲の角度でもよい。
この構成によれば、90°に対してa°を加えた角度は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、90°に対して許容される最大角度に対応し、90°に対してa°を引いた角度は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、90°に対して許容される最小角度に対応する。
水平面に測定対象物と角度ゲージが設置された状態で、角度ゲージの側面としての端面が測定対象物の側面に当てられることで、測定対象物と角度ゲージとの間に形成される隙間に応じて、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、90°に対して許容される最大角度又は最小角度に対して大きいか又は小さいかを確認できる。
上記考案において、前記n=3であり3面の端面を有する平面視三角形状でもよく、前記第1角部は、一つであり、前記第2角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=45°に対して前記a°を加えた角度であり、前記第3角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=45°に対して前記a°を引いた角度である。
この構成によれば、角度ゲージは、平面視三角形状であって3面の端面を有し、隣り合う端面同士のなす角は、一つの第1角部が90°であり、一つの第2角部が45°に対してa°を加えた角度であり、一つの第3角部が45°に対してa°を引いた角度である。測定時、角度ゲージは、3面の端面のうちいずれか一つの端面が底面として水平面に設置される。角度ゲージのある端面が底面として水平面に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、側面として水平面に対して斜め方向に立ち上がった状態で設置される。このとき、角度ゲージの側面としての端面と水平面とのなす角は、90°以外に、(45+a)°、又は、(45-a)°である。
測定時、測定対象物は、測定対象物のある一つの面が底面として水平面に設置され、測定対象とされる面が側面として設置される。水平面に測定対象物と角度ゲージが設置された状態で、角度ゲージの側面としての端面が測定対象物の側面に当てられることで、測定対象物と角度ゲージとの間に形成される隙間に応じて、測定対象物の側面と水平面とのなす角が(45+a)°、又は、(45-a)°に対して大きいか又は小さいかを確認できる。
上記考案において、前記a°は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、45°に対して許容される範囲の角度でもよい。
この構成によれば、45°に対してa°を加えた角度は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、45°に対して許容される最大角度に対応し、45°に対してa°を引いた角度は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、45°に対して許容される最小角度に対応する。
本考案に係る角度ゲージセットは、上述した角度ゲージである第1角度ゲージと、前記第1角度ゲージとは異なる角度ゲージである第2角度ゲージとを備え、前記第2角度ゲージは、3面の端面を有する平面視三角形状であって、隣り合う端面同士のなす角が90°である一つの第4角部と、隣り合う端面同士のなす角が45°である二つの第5角部とを有する。
この構成によれば、第2角度ゲージは、平面視三角形状であって3面の端面を有し、隣り合う端面同士のなす角は、一つの第4角部が90°であり、二つの第5角部が45°である。測定時、角度ゲージは、3面の端面のうちいずれか一つの端面が底面として水平面に設置される。角度ゲージのある端面が底面として水平面に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、側面として水平面に対して斜め方向に立ち上がった状態で設置される。このとき、角度ゲージの側面としての端面と水平面とのなす角は、90°以外に45°である。
測定時、測定対象物は、測定対象物のある一つの面が底面として水平面に設置され、測定対象とされる面が側面として設置される。水平面に測定対象物と角度ゲージが設置された状態で、角度ゲージの側面としての端面が測定対象物の側面に当てられることで、測定対象物と角度ゲージとの間に形成される隙間に応じて、測定対象物の側面と底面とのなす角が45°に対して大きいか又は小さいかを確認できる。上記の第1角度ゲージと第2角度ゲージを組み合わせて用いることによって、測定対象物の側面と水平面とのなす角が、45°以上かつ(45+a)°以下であるか、また、(45-a)°以上かつ45°以下であるかを確認できる。
本考案によれば、測定対象物の二つの面のなす角が所定の角度の範囲内であるか否かを迅速かつ容易に検査できる。
[第1実施形態]
以下に、本考案の第1実施形態に係る角度ゲージ1について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る角度ゲージ1は、図1から図3に示すように、平面視四角形状であって、水平面に対して垂直に立設することが可能な厚さを有する。図4から図7に示すように、水平面50に測定対象物20と角度ゲージ1が設置された状態で、角度ゲージ1の端面3a,3b,3c,3dの一つが測定対象物20の面21に当たるように配置される。
以下に、本考案の第1実施形態に係る角度ゲージ1について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る角度ゲージ1は、図1から図3に示すように、平面視四角形状であって、水平面に対して垂直に立設することが可能な厚さを有する。図4から図7に示すように、水平面50に測定対象物20と角度ゲージ1が設置された状態で、角度ゲージ1の端面3a,3b,3c,3dの一つが測定対象物20の面21に当たるように配置される。
測定対象物20は、例えば、サッシ等の構成部品である長尺状の枠材であって、枠材の長手方向に対して平行な面22と、枠材の長手方向に対して設計上垂直な面21を有する。面21は、例えば、長尺状の材料が切断機によって切断されることによって形成される切断面である。測定対象物20における面22に対する面21のなす角は、測定対象物20が角度ゲージ1と同一の水平面50に設置されたとき、測定対象物20の面21と水平面50とのなす角が確認されれば、同時に確認可能である。
角度ゲージ1の端面3a,3b,3c,3dの一つが測定対象物20の面21に当たるように配置されたとき、測定対象物20と角度ゲージ1との間に形成される隙間に応じて、側面として設置されている面21と水平面50とのなす角が90°、(90-a)°、又は、(90+a)°に対して大きいか又は小さいかが確認される。これにより、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角が90°、90°に対して許容される最大角度(90+a)°、又は、最小角度(90-a)°に対して大きいか又は小さいかが確認される。a°は、例えば、0°よりも大きく1°未満である。なお、a°は、この例に限定されない。
角度ゲージ1は、四角形状の対向する二つの板面2a,2bと、板面2a,2bに対して垂直な厚さ方向に4面の端面3a,3b,3c,3dを有する。
板面2a,2bには、四隅の頂点における角度を示す文字4a,4b,4c,4dが付される。なお、四隅の頂点における角度を認識できればよいため、図柄等が付されてもよい。
角度ゲージ1は、板面2a,2bの中心において、厚さ方向に貫通されている開口部5が形成される。これにより、角度ゲージ1の軽量化を図ることができ、かつ、握りやすくなるため、使用者が角度ゲージ1を持ったり角度を検査したりするときに扱いやすくなる。なお、角度ゲージ1において、開口部5が形成されなくてもよいし、貫通した開口ではなく縁部に比べて厚さの薄い肉薄部が形成されてもよい。
端面3a,3b,3c,3dは、例えば、図2に示すように、長方形状の平面を有する。図2は、角度ゲージ1の側面図であり、端面3dを示している。図4から図7に示すように、端面3a,3b,3c,3dのいずれか一つは、測定時において、水平面50に角度ゲージ1の底面として設置される。水平面50は、測定対象とされる測定対象物20が設置される面と同一面である。
角度ゲージ1の端面3a,3b,3c,3dのいずれか一つが底面として水平面50に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、角度ゲージ1の側面として水平面50に対して立ち上がった状態で設置される。例えば、図4(a)に示すように、端面3bが底面として水平面50に設置されたとき、端面3aと端面3cが角度ゲージ1の側面となる。角度ゲージ1の側面となっている端面3cが、測定対象物20の面21に当てられる。
角度ゲージ1は、四つの角部6a,6b,6c,6dを有する。二つの角部6a,6bのうち角部6aは、隣り合う端面3aと端面3bのなす角が90°であり、角部6bは、隣り合う端面3bと端面3cのなす角が90°である。角部6cは、隣り合う端面3cと端面3dのなす角が90°に対してa°を加えた角度であり、角部6dは、隣り合う端面3dと端面3aのなす角が90°に対してa°を引いた角度である。
90°である二つの角部6a,6bの配置位置は、例えば、一つの端面3b側に並列され、残りの角部6c,6dの配置位置は、端面3bに対向する端面3d側に並列された位置である。したがって、対向する端面3aと端面3cが平行であり、角度ゲージ1の板面2a,2bは、台形である。すなわち、角度ゲージ1における四つの角部6a,6b,6c,6dは、周方向で、90°である角部6a、90°である別の角部6b、90°に対してa°を加えた角度を有する角部6c、90°に対してa°を引いた角度を有する角部6dの順番に配置される。
ここで、a°は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角が、測定対象物20の設計上の目標値とされる90°に対して許容される範囲の角度である。すなわち、90°に対してa°を加えた角度は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角について、許容される最大角度であり、90°に対してa°を引いた角度は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角について、許容される最小角度である。例えば、測定対象物20における面21と面22のなす角が90°±0.1°の範囲に製作されることが要求されているとき、a°は0.1°である。そして、角部6a,6bは、90°であり、角部6cは、90.1°、角部6dは、89.9°である。
次に、本実施形態に係る角度ゲージ1の使用方法について説明する。以下では、測定対象物20の二つの面21,22のなす角が90°±0.1°の範囲内であれば許容される場合について説明する。この場合、角度ゲージ1の角部6a,6bは、90°であり、角部6cは、90.1°、角部6dは、89.9°である。
まず、測定対象物20が水平面50に設置される。測定対象物20は、面22が底面として水平面50に設置され、面21が水平面50に対して立ち上がった側面となるように設置される。
次に、角度ゲージ1が、測定対象物20が設置された水平面50に設置される。このとき、角度ゲージ1の90°に形成された角部6a又は角部6bが測定対象物20の角部23に対向して、角度ゲージ1の端面3a,端面3b又は端面3cが面21に当たるように配置される。図4から図7に示す例では、角度ゲージ1の90°を有する角部6bが測定対象物20の角部23に対向して角度ゲージ1が設置され、角度ゲージ1の端面3cが面21に当たるように配置されている。
このとき、測定対象物20の二つの面21,22のなす角が正確に90°であれば、測定対象物20と角度ゲージ1の間には隙間が形成されない。他方、二つの面21,22のなす角が90°よりも小さいとき又は大きいとき、図4から図7に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に隙間が形成される。
角度ゲージ1が測定対象物20に当てられた状態で、図4(a)及び図5(a)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に上側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ1,θ2が90°よりも小さいと判断できる。他方、図6(a)及び図7(a)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に下側、すなわち、水平面50側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ3,θ4が90°よりも大きいと判断できる。
上記のように隙間が形成された場合において、角度ゲージ1の角部6a又は角部6bを用いることによって、測定対象物20の二つの面21,22のなす角が90°に対して許容範囲内にあるか否かを確認することができる。
図4(a)及び図5(a)に示すように、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ1,θ2が90°よりも小さいと判断された場合は、隣り合う端面3cと端面3dのなす角が90°に対してa°を加えた角度(90.1°)である角部6cが測定対象物20の角部23に対向して、端面3dが測定対象物20の面21に当たるように角度ゲージ1が設置される。
そして、角度ゲージ1が測定対象物20に当てられた状態で、図4(b)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に上側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ1が89.9°よりも小さいと判断できる。この場合は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角θ1は、許容範囲外である。
他方、図5(b)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に下側、すなわち、水平面50側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ2が89.9°よりも大きいと判断できる。この場合は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角θ2は、89.9°よりも大きく90°よりも小さいことから、許容範囲内である。
図6(a)及び図7(a)に示すように、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ3,θ4が90°よりも大きいと判断された場合は、隣り合う端面3dと端面3aのなす角が90°に対してa°を引いた角度(89.9°)である角部6dが測定対象物20の角部23に対向して、端面3aが測定対象物20の面21に当たるように角度ゲージ1が設置される。
そして、角度ゲージ1が測定対象物20に当てられた状態で、図6(b)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に下側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ3が90.1°よりも大きいと判断できる。この場合は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角θ3は、許容範囲外である。
他方、図7(b)に示すように、測定対象物20と角度ゲージ1の間に上側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物20の二つの面21,22のなす角θ4が90.1°よりも小さいと判断できる。この場合は、測定対象物20における隣り合う二つの面21,22のなす角θ4は、90°よりも大きく90.1°よりも小さいことから、許容範囲内である。
以上、本実施形態によれば、測定対象物20と角度ゲージ1の両方を水平面50に設置し、測定対象物20と角度ゲージ1を対向させて当てて、形成される隙間に応じて、測定対象物20の二つの面21,22がなす角が許容される範囲内にあるかどうかを判断できる。
角度ゲージ1は、本体部に対して回動可能なアームや分度器を有する角度計と異なり、複数の部品によって構成されず、コンパクトであるため、角度ゲージ1を簡易に製作できるだけでなく、角度ゲージ1の取り扱いも容易である。そして、角度計を使用する場合と異なり、アームを回動させる作業が不要であるため、検査作業が簡素化されて、多数の測定対象物を短時間に検査することも可能になる。
例えば、サッシ等の構成部品である枠材を製作する際、長尺状の材料が切断機によって所定の位置で切断される場合、形成される切断面の傾斜角度が枠材の長手方向に対して許容範囲内であるかどうか(例えば90°±0.1°)が検査される場合がある。このとき、角部6a,6bが90°であり、角部6cが90.1°であり、角部6dが89.9°である角度ゲージ1を用いることによって、枠材の長手方向に対する切断面の傾斜角度が90°±0.1°の範囲内であるか否かを迅速かつ容易に測定できる。
なお、上述した実施形態では、90°である二つの角部6a,6bの配置位置が、一つの端面3b側に並列される位置であり、対向する端面3aと端面3cが平行である場合について説明したが、本考案はこの例に限定されない。すなわち、90°である二つの角部の配置位置は、四角形の対角線上となる位置でもよい。この場合、角度ゲージにおける四つの角部は、周方向で、90°である角部、90°に対してa°を加えた角度を有する角部、90°である別の角部、90°に対してa°を引いた角度を有する角部の順番に配置される。
[第2実施形態]
以下に、本考案の第2実施形態に係る第1角度ゲージ11及び第2角度ゲージ12を備える角度ゲージセットについて、図面を参照して説明する。なお、上述した第1実施形態の角度ゲージ1と重複する構成、作用効果については、詳細な説明を省略する。
以下に、本考案の第2実施形態に係る第1角度ゲージ11及び第2角度ゲージ12を備える角度ゲージセットについて、図面を参照して説明する。なお、上述した第1実施形態の角度ゲージ1と重複する構成、作用効果については、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る第1角度ゲージ11及び第2角度ゲージ12は、図8及び図9に示すように、平面視三角形状であって、水平面に対して垂直に立設することが可能な厚さを有する。例えば図10及び図11に示すように、水平面50に測定対象物30と第1角度ゲージ11又は第2角度ゲージ12が設置された状態で、第1角度ゲージ11の端面13a,13b,13c又は第2角度ゲージ12の端面16a,16b,16cの一つが測定対象物30の面31に当たるように配置される。
測定対象物30は、例えば、サッシ等の構成部品である長尺状の枠材であって、枠材の長手方向に対して平行な面32又は面33と、枠材の長手方向に対して設計上135°又は45°の方向に傾斜した面31を有する。測定対象物30が長尺状の部材である場合、通常、互いに対向する面32と面33は平行である。
面31は、例えば、長尺状の材料が切断機によって切断されることによって形成される切断面である。測定対象物30における面32に対する面31のなす角は、測定対象物30が第1角度ゲージ11又は第2角度ゲージ12と同一の水平面50に設置されたとき、測定対象物30の面31と水平面50とのなす角が確認されれば、同時に確認可能である。
第1角度ゲージ11の端面13a,13b,13c又は第2角度ゲージ12の端面16a,16b,16cの一つが測定対象物30の面31に当たるように配置されたとき、測定対象物30と角度ゲージ1との間に形成される隙間に応じて、側面として設置されている面31と水平面50とのなす角が45°、(45-a)°、又は、(45+a)°に対して大きいか又は小さいかが確認される。これにより、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角が135°、135°に対して許容される最大角度(135+a)°、又は、最小角度(135-a)°に対して大きいか又は小さいかが確認される。a°は、例えば、0°よりも大きく1°未満である。なお、a°は、この例に限定されない。
互いに対向する面32と面33が平行である場合は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,33のなす角が45°、最小角度(45-a)°又は最大角度(45+a)°に対して大きいか又は小さいかも確認される。なお、測定対象物30は、必ずしも長尺状の部材でなくてもよく、第1角度ゲージ11及び第2角度ゲージ12は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角が設計上135°の方向に傾斜した面31を有するものに適用可能である。
図8に示すように、第1角度ゲージ11は、三角形状の対向する二つの板面2a,2b(図示せず。)と、板面2a,2bに対して垂直な厚さ方向に3面の端面13a,13b,13cを有する。図9に示すように、第2角度ゲージ12は、三角形状の対向する二つの板面2a,2bと、板面2a,2bに対して垂直な厚さ方向に3面の端面16a,16b,16cを有する。
第1角度ゲージ11の板面2a,2bには、三隅の頂点における角度を示す文字14a,14b,14cが付される。第2角度ゲージ12の板面2a,2bには、三隅の頂点における角度を示す文字17a,17b,17cが付される。
第1角度ゲージ11の端面13a,13b,13c、又は、第2角度ゲージ12の端面16a,16b,16cは、例えば、長方形状の平面を有する。端面13a,13b,13c又は端面16a,16b,16cのいずれか一つは、測定時において、水平面50に第1角度ゲージ11の底面又は第2角度ゲージ12の底面として設置される。水平面50は、測定対象とされる測定対象物30が設置される面と同一面である。
第1角度ゲージ11の端面13a,13b,13c、又は、第2角度ゲージ12の端面16a,16b,16cのいずれか一つが底面として水平面50に設置されたとき、底面である端面に隣り合う端面は、第1角度ゲージ11又は第2角度ゲージ12の側面として水平面50に対して斜め方向に立ち上がった状態で設置される。例えば、図11に示すように、端面13bが底面として水平面50に設置されたとき、端面13cが第1角度ゲージ11の側面となる。第1角度ゲージ11の側面となっている端面13cが、測定対象物30の面31に当てられる。
図8に示すように、第1角度ゲージ11は、三つの角部15a,15b,15cを有する。角部15aは、隣り合う端面13aと端面13bのなす角が90°である。角部15bは、隣り合う端面13bと端面13cのなす角が45°に対してa°を加えた角度であり、角部15cは、隣り合う端面13cと端面13aのなす角が45°に対してa°を引いた角度である。
ここで、a°は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角が、測定対象物30の設計上の目標値とされる135°に対して許容される範囲の角度である。すなわち、135°に対してa°を加えた角度は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角について、許容される最大角度であり、135°に対してa°を引いた角度は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角について、許容される最小角度である。例えば、測定対象物30における面31と面32のなす角が135°±0.1°の範囲に製作されることが要求されているとき、a°は0.1°である。そして、第1角度ゲージ11の角部15bは、45.1°、角部15cは、44.9°である。
第2角度ゲージ12は、三つの角部18a,18b,18cを有する。角部18aは、隣り合う端面16aと端面16bのなす角が90°である。角部18bは、隣り合う端面16bと端面16cのなす角が45°であり、角部18cは、隣り合う端面16cと端面16aのなす角が45°である。
次に、本実施形態に係る第1角度ゲージ11の使用方法について説明する。以下では、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135°±0.1°の範囲内であれば許容される場合について説明する。この場合、第1角度ゲージ11の角部15aは、90°であり、角部15bは、45.1°、角部15cは、44.9°である。
まず、測定対象物30が水平面50に設置される。測定対象物30は、面32が底面として水平面50に設置され、面31が水平面50に対して斜め方向に立ち上がった側面となるように設置される。
次に、第2角度ゲージ12が、測定対象物30が設置された水平面50に設置される。このとき、第2角度ゲージ12の45°に形成された角部18b又は角部18cが測定対象物30の角部34に対向して、第2角度ゲージ12の端面16cが面31に当たるように配置される。図10に示す例では、第2角度ゲージ12の45°を有する角部18bが測定対象物30の角部34に対向して第2角度ゲージ12が設置され、第2角度ゲージ12の端面16cが面31に当たるように配置されている。
このとき、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が正確に135°であれば、測定対象物30と第1角度ゲージ11の間には隙間が形成されない。他方、二つの面31,32のなす角が135°よりも小さいとき又は大きいとき、図10に示すように、測定対象物30と第2角度ゲージ12の間に隙間が形成される。
第2角度ゲージ12が測定対象物30に当てられた状態で、図10に示すように、測定対象物30と第2角度ゲージ12の間に上側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物30の二つの面31,32のなす角θ5が135°よりも小さいと判断できる。他方、図示しないが、測定対象物30と第2角度ゲージ12の間に下側、すなわち、水平面50側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135°よりも大きいと判断できる。
上記のように隙間が形成された場合において、第1角度ゲージ11の角部15b又は角部15cを用いることによって、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135°に対して許容範囲内にあるか否かを確認することができる。
図10に示すように、測定対象物30の二つの面31,32のなす角θ5が135°よりも小さいと判断された場合は、隣り合う端面13bと端面13cのなす角が45°に対してa°を加えた角度(45.1°)である角部15bが測定対象物30の角部34に対向して、端面13cが測定対象物30の面31に当たるように第1角度ゲージ11が設置される。
そして、第1角度ゲージ11が測定対象物30に当てられた状態で、測定対象物30と第1角度ゲージ11の間に上側が開くように隙間が形成される場合(図示省略)、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が134.9°よりも小さいと判断できる。この場合は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角は、許容範囲外である。
他方、図11に示すように、測定対象物30と第1角度ゲージ11の間に下側、すなわち、水平面50側が開くように隙間が形成される場合、測定対象物30の二つの面31,32のなす角θ5が134.9°よりも大きいと判断できる。この場合は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角θ5は、134.9°よりも大きく135°よりも小さいことから、許容範囲内である。
測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135°よりも大きいと判断された場合は、隣り合う端面13cと端面13aのなす角が45°に対してa°を引いた角度(44.9°)である角部15cが測定対象物30の角部34に対向して、端面13cが測定対象物30の面31に当たるように第1角度ゲージ11が設置される。
そして、第1角度ゲージ11が測定対象物30に当てられた状態で、測定対象物30と第1角度ゲージ11の間に下側が開くように隙間が形成される場合(図示省略)、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135.1°よりも大きいと判断できる。この場合は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角は、許容範囲外である。
他方、測定対象物30と第1角度ゲージ11の間に上側が開くように隙間が形成される場合(図示省略)、測定対象物30の二つの面31,32のなす角が135.1°よりも小さいと判断できる。この場合は、測定対象物30における隣り合う二つの面31,32のなす角は、135°よりも大きく135.1°よりも小さいことから、許容範囲内である。
以上、本実施形態によれば、測定対象物30、第1角度ゲージ11及び第2角度ゲージ12を水平面50に設置し、測定対象物30と第1角度ゲージ11又は第2角度ゲージ12を対向させて当てて、形成される隙間に応じて、測定対象物30の二つの面31,32がなす角が許容される範囲内にあるかどうかを判断できる。
例えば、サッシ等の構成部品である枠材を製作する際、長尺状の材料が切断機によって所定の位置で切断される場合、形成される切断面の傾斜角度が枠材の長手方向に対して許容範囲内であるかどうか(例えば135°±0.1°又は45±0.1°)が検査される場合がある。このとき、角部15bが45.1°であり、角部15cが44.9°である第1角度ゲージ11と、角部18b,15cが45°である第2角度ゲージ12を用いることによって、枠材の長手方向に対する切断面の傾斜角度が135°±0.1°又は45±0.1°の範囲内であるか否かを迅速かつ容易に測定できる。
なお、上述した第1及び第2実施形態では、角度ゲージが4面又は3面の端面を有する場合について説明したが、本考案はこの例に限定されない。例えば、角度ゲージは、n面(nは3以上)の端面を有する平面視多角形状である。この場合、角度ゲージは、隣り合う端面同士のなす角が90°である少なくとも一つの第1角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対してa°を加えた角度である一つの第2角部と、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対して上記a°を引いた角度である一つの第3角部とを備える。角度ゲージにおいて、第1角部、第2角部及び第3角部以外の角における角度は任意である。
また、上述した第1及び第2実施形態では、角度ゲージの角部において、隣り合う端面同士が合わさって尖った稜線が形成される場合について説明したが、本考案はこの例に限定されない。すなわち、稜線部分が斜め又は曲面状に加工されて、角度ゲージの角部において、テーパ面又はR面が形成されてもよい。この場合、角度ゲージは、例えば、平面視略四角形状又は平面視略三角形状である。テーパ面又はR面が形成される場合も、上述した実施形態と同様に、測定時、角度ゲージは、4面又は3面の端面のうちいずれか一つの端面が底面として水平面に設置される。そして、角度ゲージを用いることによって、測定対象物の側面と水平面のなす角が90°、(90+a)°若しくは(90-a)°に対して大きいか若しくは小さいか、又は、45°、(45+a)°若しくは(45-a)°に対して大きいか若しくは小さいかなどを確認できる。
1 :角度ゲージ
2a,2b :板面
3a,3b,3c,3d :端面
4a,4b,4c,4d :文字
5 :開口部
6a,6b,6c,6d :角部
11 :第1角度ゲージ
12 :第2角度ゲージ
13a,13b,13c :端面
14a,14b,14c :文字
15a,15b,15c :角部
16a,16b,16c :端面
17a,17b,17c :文字
18a,18b,18c :角部
20 :測定対象物
21,22 :面
23 :角部
50 :水平面
2a,2b :板面
3a,3b,3c,3d :端面
4a,4b,4c,4d :文字
5 :開口部
6a,6b,6c,6d :角部
11 :第1角度ゲージ
12 :第2角度ゲージ
13a,13b,13c :端面
14a,14b,14c :文字
15a,15b,15c :角部
16a,16b,16c :端面
17a,17b,17c :文字
18a,18b,18c :角部
20 :測定対象物
21,22 :面
23 :角部
50 :水平面
Claims (6)
- n面(nは3以上)の端面を有する平面視多角形状であって、
隣り合う端面同士のなす角が90°である少なくとも一つの第1角部と、
隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対してa°を加えた角度である一つの第2角部と、
隣り合う端面同士のなす角が基準角度P°に対して前記a°を引いた角度である一つの第3角部と、
を備える角度ゲージ。 - 前記n=4であり4面の端面を有する平面視四角形状であって、
前記第1角部は、二つであり、
前記第2角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=90°に対して前記a°を加えた角度であり、
前記第3角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=90°に対して前記a°を引いた角度である請求項1に記載の角度ゲージ。 - 前記a°は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、90°に対して許容される範囲の角度である請求項2に記載の角度ゲージ。
- 前記n=3であり3面の端面を有する平面視三角形状であって、
前記第1角部は、一つであり、
前記第2角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=45°に対して前記a°を加えた角度であり、
前記第3角部は、隣り合う端面同士のなす角が基準角度P=45°に対して前記a°を引いた角度である請求項1に記載の角度ゲージ。 - 前記a°は、測定対象物における隣り合う二つの面のなす角について、135°に対して許容される範囲の角度である請求項4に記載の角度ゲージ。
- 請求項4又は5に記載の角度ゲージである第1角度ゲージと、
前記第1角度ゲージとは異なる角度ゲージである第2角度ゲージと、
を備え、
前記第2角度ゲージは、
3面の端面を有する平面視三角形状であって、
隣り合う端面同士のなす角が90°である一つの第4角部と、
隣り合う端面同士のなす角が45°である二つの第5角部と、
を有する角度ゲージセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022003676U JP3240456U (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | 角度ゲージ及び角度ゲージセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022003676U JP3240456U (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | 角度ゲージ及び角度ゲージセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3240456U true JP3240456U (ja) | 2023-01-11 |
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Family Applications (1)
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JP2022003676U Active JP3240456U (ja) | 2022-11-07 | 2022-11-07 | 角度ゲージ及び角度ゲージセット |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3240456U (ja) |
-
2022
- 2022-11-07 JP JP2022003676U patent/JP3240456U/ja active Active
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