JP3240035U - 音響改善リング - Google Patents

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美紀夫 中嶋
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株式会社リペアワークス
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Abstract

【課題】管楽器に容易に装着可能で、装着時に目立たない音響改善リングを提供する。【解決手段】音響改善リング1は、管楽器の、管体部、バレル部、ベル部、ベル部内部、ネック部、ボディ部、ロングジョイント部、ダブルジョイント部、テナージョイント部、又は、マウスパイプ部、のいずれか、少なくとも1箇所に装着され、合成樹脂から形成されていて、開口部11とC字部12とからなる上面視C字状の形状であり、C字部12は弾性を有し、面は曲面であり装着箇所に対し緩やかに線接触している。【選択図】図1

Description

本考案は、管楽器に装着される音響改善リングに関する。
管楽器とは、息が吹き込まれて音色が奏でられる楽器であり、例えば、クラリネット及びサックスは1枚のリードを振動させることで音が発せられる。オーボエ及びファゴットは2枚のリードを振動させて音が発せられる。一方、フルートはリードが無く、吹き込まれた息によって空気の振動が発生し、それにより音が発せられる。また、トランペット及びトロンボーンはマウスピースに口が押し当てられて唇の振動によって音が発せられる。このように、各々の管楽器で音が発せられる仕組みは異なる。そして、管楽器の初心者には綺麗な音色を奏でることは困難であると知られている。
特許文献1には、リードの振動効率を向上させ、楽器本体に好ましい影響を与える音作りができる音響改善装置が記載されている。
特開2021-028706号公報
しかし、特許文献1に記載の発明はマウスピースとリードを有する管楽器にのみ使用可能なものであった。また、留め具として、ゴム紐、ゴムバンド、又はワイヤーが想定されており、装着にはやや手間がかかることが予想され、さらに、装置自体が目立ってしまい、演奏者や聴衆に違和感を抱かせる虞があった。
本考案は上記実情を考慮して創作されたものであり、その解決しようとする課題は、リードを有さない管楽器においても使用可能であり、また、装着が容易であって、かつ、一見装着してもそれ自体が目立つことが無い音響改善リングの提供である。
本考案は、管楽器の、管体部、バレル部、ベル部、ベル部内部、ネック部、ボディ部、ロングジョイント部、ダブルジョイント部、テナージョイント部、又は、マウスパイプ部、のいずれか、少なくとも1箇所に装着され、合成樹脂から形成されるものであって、開口部とC字部とからなる上面視C字状の形状であり、C字部は弾性を有し、面は曲面であり装着箇所に対し緩やかに線接触していることを特徴とする。
本考案によると、管体部(より具体的には、ピッコロ類においては頭部管、フルート類においては頭部管、胴部管、足部管、オーボエ類においては上管、下管、の部分を指す)、バレル部、ベル部、ベル部内部、ネック部、ボディ部、ロングジョイント部、ダブルジョイント部、テナージョイント部、又は、マウスパイプ部のいずれかに、1つ以上装着された管楽器には、音量の拡大や、吹奏感の変化がもたらされる。具体例としては、管体の材質の差を埋めることができたり、息通りを良くすることができる。また、響きを太くしたり、響きのコントロールが容易にできるようになったり、音列を滑らかにすることができるようになる。さらに、本考案の音響改善リングは、1つの管楽器につき2個以上装着してもよく、装着個数によっても吹奏感が変化する。また、管楽器の種類や装着箇所によって装着箇所の直径が異なるが、装着箇所に応じた寸法の音響改善リングを用いるのみで、いずれの管楽器及び装着箇所に装着することができる。そして、音響改善リングは異なる装着箇所に複数装着してもよく、それによっても吹奏感が変化する効果をもたらす。
これらの効果は初心者や技術的に未熟な人のアシストとなり、本考案の音響改善リングを装着した練習を繰り返すことで、装着せずとも同等の音色を奏でることができるようになる。
加えて、本考案の音響改善リングの装着は、開口部から管楽器の各部を通すのみで済み、また管楽器の各部を通す際も、C字部が弾性を有しているので容易に通すことができるので、装着が容易である。さらに、音響改善リングのC字部の表面は曲面となっていて、管楽器を締め付けることなく装着箇所に緩やかに線接触して装着されるので、装着にあたって管楽器に傷や負担が生じてしまうことがない。
また、本考案の音響改善リングは合成樹脂なのでやや乳白色の透明な見た目をしており、音響改善リングが管楽器に装着されたとき、音響改善リング自体は目立つことが無く、演奏者や聴衆に違和感を抱かせる虞が無い。
本考案の斜視図である。 本考案の実施の形態を説明する概略図であり、(a)は本考案の音響改善リングが1個装着されている図であり、(b)は2個装着されている図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本考案の一実施例における斜視図である。音響改善リング1は、合成樹脂を原料としていて、開口部11とC字部12からなり、上面視C字状である。C字部12は弾性を有しており、面は曲面である。
図2は、本考案の一実施例の音響改善リング1がベル部に取り付けられたときのトランペットの図であり、(a)にはトランペットのベル部に音響改善リング1がひとつ装着されている様子が示されており、(b)にはベル部とマウスパイプ部にそれぞれひとつずつ音響改善リング1が装着されていて、トランペットには計ふたつの音響改善リング1が装着されている様子が示されている。
図2に表されているトランペットの面を前面とすると、音響改善リング1の開口部11はトランペットの後面に位置しており、図2には音響改善リング1のC字部12のみが現れている。
また、本考案の音響改善リング1の装着方法は、図2で言うと、取付部分のベル部を開口部11から通すのみである。音響改善リング1のC字部12は弾性を有しているので、ベル部を開口部11に通す際、ベル部を傷つけることは無く、また、力を入れる必要も無い。装着後の音響改善リング1はベル部に軽く線接触していて、ベル部を締め付けていない。
なお、本実施形態の音響改善リング1の製造には3Dプリンタを用いており、紫外線硬化樹脂が積層されて形成されている。
このように構成した音響改善リング1が装着された管楽器には、発せられる音色の音量の拡大や、吹奏感の変化がもたらされる。具体的には、管体の材質の差を埋めることができたり、息通りを良くすることができる。また、響きを太くしたり、響きのコントロールが容易にできるようになったり、音列を滑らかにすることができるようになる。さらに、本考案の音響改善リング1は、1つの管楽器につき2個以上装着してもよく、装着個数によっても吹奏感が変化する。また、管楽器の種類や装着箇所によって装着箇所の直径が異なるが、装着箇所に応じた寸法の音響改善リング1を用いるのみで、いずれの管楽器及び装着箇所に装着することができる。そして、音響改善リング1は異なる装着箇所に複数装着してもよく、それによっても吹奏感が変化する効果をもたらす。
これらの効果は初心者や技術的に未熟な人のアシストとなり、本考案の音響改善リング1を装着した練習を繰り返すことで、装着せずとも同等の音色を奏でることができるようになる。
加えて、本考案の音響改善リング1の装着は、開口部11から管楽器の各部を通すのみで済み、また管楽器の各部を通す際も、C字部12が弾性を有しているので容易に通すことができるので、装着が容易である。さらに、C字部12の表面は曲面となっていて、管楽器を締め付けることなく装着箇所に緩やかに線接触して装着されるので、装着にあたって管楽器に傷や負担が生じてしまうことがない。
また、音響改善リング1は合成樹脂で形成されているので、乳白色で半透明な見た目をしており、管楽器に装着されたときに見えるのはC字部12の一部なので、音響改善リングが管楽器に装着されたとき、音響改善リング自体が目立つことが無く、演奏者や聴衆に違和感を抱かせる虞が無い。
さらに、本考案の音響改善リング1の製造や原料に特別なものは必要なく、上記実施形態においては3Dプリンタと紫外線硬化樹脂によって形成されるので安価である。
なお、本考案による音響改善リングは上記実施形態例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、C字部12の色は上記に限定されず、例えば管楽器の色と同色、又は同系色であってもよい。
1 音響改善リング
11 開口部
12 C字部

Claims (1)

  1. 管楽器の、管体部、バレル部、ベル部、ベル部内部、ネック部、ボディ部、ロングジョイント部、ダブルジョイント部、テナージョイント部、又は、マウスパイプ部、のいずれか、少なくとも1箇所に装着され、合成樹脂から形成されるものであって、開口部とC字部とからなる上面視C字状の形状であり、C字部は弾性を有し、面は曲面であり装着箇所に対し緩やかに線接触していることを特徴とする音響改善リング。
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