JP3243778U - 音響改善具 - Google Patents
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Abstract
【課題】弦楽器の音響を改善する。【解決手段】音響改善具1は、例えば、ウクレレ、バイオリン、クラシックギター、エレキギターといった全ての弦楽器の音響を改善する器具である。音響改善具1は、円環状に形成された改善具本体2を備える。改善具本体2は、例えば、レジン、シリコンといった原料で作製されて弾性を有しており、音響改善具1を弦楽器に装着したときに当該弦楽器に張られた弦の演奏時に触れられない部分に貫通された状態で弦に接触する。【選択図】図2
Description
本考案は、弦楽器の音響を改善する音響改善具に関する。
従来、楽器の音響を改善するものが知られている。例えば、特許文献1には、マウスピースとリードを有する管楽器にのみ使用可能な音響改善装置が開示されている。また、例えば、特許文献2には、管楽器の本体各部の少なくとも1箇所に装着され、上面視C字状の形状であり、弾性を有し面が曲面であるC字部が装着箇所に対し緩やかに線接触している音響改善リングが開示されている。
特許文献1、2に開示された装置は、管楽器の音響を改善するために作成されたものであり、管楽器以外の楽器、具体的には弦楽器の音響を改善するものは提供されていない。
本考案は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、弦楽器の音響を改善することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案に係る音響改善具は、弦楽器の音響を改善する音響改善具であって、環状に形成されて弾性を有する改善具本体が、前記弦楽器に張られた弦の演奏時に触れられない部分に貫通された状態で前記弦に接触する。
本考案によれば、改善具本体が弦の演奏時に触れられない部分に貫通された状態で接触することで、音響改善具が装着された弦楽器には、発せられる音色の音量の拡大や、演奏感の変化といった好ましい効果がもたらされる。具体的には、響きが太くなったり、響きのコントロールが容易にできるようになったり、音列を滑らかにすることができるようになったりする。この結果、本考案に係る音響改善具は、弦楽器の音響を改善でき、初心者や技術的に未熟な人に対して演奏時の補助を行うことができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態に係る音響改善具1は、弦楽器の音響を改善する器具である。図1に示すように、音響改善具1は、円環状、所謂リング状に形成された改善具本体2を備える。改善具本体2は、例えば、光硬化性樹脂の一例としてのレジン、熱硬化性樹脂の一例としてのシリコン等を原料で作製されており、弾性を有する。また、改善具本体2は、円環の1箇所が切断された切断部分3を有しており、切断部分3の切断面を含む任意の箇所の断面が円形状となっている。よって、改善具本体2は、切断部分3を除く全ての表面が曲面で形成されている。
音響改善具1は、弦楽器4に装着される。ここで、弦楽器4には、例えば、図2(A)に示すウクレレ5、図2(B)に示すバイオリン6、図2(C)に示すクラシックギター7が含まれ、図示しないエレキギターといったその他全ての弦楽器も当然に含まれる。なお、音響改善具1は、改善具本体2の切断部分3を弾性変形させて弦楽器4に張られた弦8の演奏時に触れられない部分に貫通された状態にして弦8に引っ掛けるだけで装着できる。例えば、ウクレレ5やクラシックギター7であれば、図2(A)及び図2(C)に示すように、ヘッドの下部において弦8に音響改善具1が貫通された状態で取り付けられてもよく、バイオリン6であれば、図2(B)に示すように、ブリッジの下方において弦8に音響改善具1が貫通された状態で取り付けられてもよい。このとき、装着した音響改善具1は、弦楽器4の本体や弦8に略点で接触している。
なお、音響改善具1は、例えば、3Dプリンタを用いて作製可能であり、紫外線ライトを照射して紫外線硬化樹脂としてのレジンを硬化させながら積層させてゆくことで形成することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態に係る音響改善具1によれば、改善具本体2は、円環状に形成されて弾性を有しており、音響改善具1を弦楽器4に装着したときに当該弦楽器4に張られた弦8の演奏時に触れられない部分に貫通された状態で弦8に接触する。 このようにすることで、音響改善具1が装着された弦楽器4には、発せられる音色の音量の拡大や、演奏感の変化といった好ましい効果がもたらされる。具体的には、弦楽器4は、響きが太くなったり、響きのコントロールが容易にできるようになったり、音列を滑らかにすることができるようになったりする。この結果、本実施の形態に係る音響改善具1は、弦楽器4の音響を改善でき、初心者や技術的に未熟な人に対して演奏時の補助を行うことができる。
また、本実施の形態に係る音響改善具1は、改善具本体2は、円環状に形成されており、改善具本体が円環状に形成されていない音響改善具よりも装着時に弦8から外れ難くなっている。また、本実施の形態に係る音響改善具1は、改善具本体2の切断部分3を弾性変形させて弦楽器4の弦8を貫通させた状態にして引っ掛けるだけで装着でき、切断部分3が弾性変形しない音響改善具よりも装着が容易である。また、本実施の形態に係る音響改善具1は、改善具本体2の表面は全て曲面で形成されて弦楽器4の装着箇所に略点で接触しており、改善具本体の表面が曲面で形成されていない音響改善具よりも弦楽器4との接触面積を低減できるとともに、装着時に弦楽器4を傷付くのを低減できる。また、本実施の形態に係る音響改善具1は、レジンといった半透明の樹脂で作製されているので、弦楽器4に装着されたときに目立ち難く、演奏者や聴衆に違和感を抱かせる難くなる。さらに、本実施の形態に係る音響改善具1は、例えば、3Dプリンタと紫外線硬化樹脂によって作製でき、このような装置や原料によって作製できない音響改善具よりも製造コストを低減できる。
なお、本実施の形態では、弦楽器4に張られた1本の弦8につき1個装着したが、2個以上装着してもよい。この場合、装着個数によって演奏感が変化させることができる。また、音響改善具1は、弦楽器4の種類や装着箇所によって音響改善具1の円環の外径や内径が異なってもよい。また、本実施の形態では、改善具本体2の色は、半透明としたが、これに限定されず、例えば、弦楽器4に装着されたときに目立ち難くするために、弦楽器4の色と同色又は同系色に着色されてもよい。
なお、本実施の形態では、改善具本体2は、円環状に形成されているが、環状である限りにおいてこれに限定されず、例えば、三角環といった多角形の環状であってもよい。また、本実施の形態のように、改善具本体2の表面は全て曲面で形成されていることが好ましいが、これに限定されず、例えば、装着時に弦楽器4の本体や弦8と接触する部分のみ曲面で形成されていてもよい。
なお、本実施の形態のように、改善具本体2には切断部分3が設けられていることが好ましいが、改善具本体2に切断部分3が設けられていなくてもよい。この場合、音響改善具1は、弦楽器4に弦8が張られるときに弦8に貫通された状態にして取り付ける必要がある。
その他、上記実施の形態に係音響改善具1の構成は一例であり、本考案が解決しようとする課題を解決可能な限りにおいて任意に変更および修正が可能である。
本考案は、本考案の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本考案を説明するためのものであり、本考案の範囲を限定するものではない。つまり、本考案の範囲は、実施の形態ではなく、実用新案登録請求の範囲によって示される。そして、実用新案登録請求の範囲内及びそれと同等の考案の意義の範囲内で施される様々な変形が、本考案の範囲内とみなされる。
1…音響改善具、2…改善具本体、3…切断部分、4…弦楽器、5…ウクレレ、6…バイオリン、7…クラシックギター、8…弦。
Claims (1)
- 弦楽器の音響を改善する音響改善具であって、
環状に形成されて弾性を有する改善具本体が、前記弦楽器に張られた弦の演奏時に触れられない部分に貫通された状態で前記弦に接触する、音響改善具。
Priority Applications (1)
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JP2023002610U JP3243778U (ja) | 2023-07-21 | 2023-07-21 | 音響改善具 |
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Publications (1)
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JP3243778U true JP3243778U (ja) | 2023-09-19 |
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ID=88021145
Family Applications (1)
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JP2023002610U Active JP3243778U (ja) | 2023-07-21 | 2023-07-21 | 音響改善具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3243778U (ja) |
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2023
- 2023-07-21 JP JP2023002610U patent/JP3243778U/ja active Active
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