JP3239953U - 健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定して使用者が健康器具に仰向けに寝ることができ、十分な肩甲骨の寄せ、胸を開くことによるストレッチ効果とともに、不良姿勢を改善可能な新たな健康器具を提供する。【解決手段】本考案にかかる健康器具1は、設置面2に設置した使用可能状態において、設置面よりも垂直方向において上方に位置する支持面30を備えた台座部3と、支持面よりも垂直方向に突出して支持面の長手方向Dに延在し、当該支持面上で使用者が長手方向に仰向けに横たわった際に、使用者の脊柱が位置する体表面に接触可能な突起部4を備え、台座部は長手方向と交差する幅方向Wにおいて設置面と面接触または複数個所で接触可能であり、突起部の長手方向への長さL1は、脊柱のうち、胸椎の範囲の長さと同等の長さを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、健康器具、より詳しくは、当該器具の上に仰向けに横たわることで、姿勢を矯正するものである。
技術背景
脊柱(「背骨」ともいう)アーチを矯正して姿勢矯正するものとして、バックストレッチャーと称するものがある。バックストレッチャーは、使用者の背中を乗せる部分が、脊柱の延在方向(「長手方向」とも言う)に向かって凸状に湾曲しており、湾曲面に背中の頸椎から腰椎の範囲を乗せて仰向けに寝ることで、背骨のアーチが矯正されて姿勢が矯正されるように構成されたものである。
これに対し、ストレッチポール、ヨガポールと称する円柱状の健康器具が知られている。この円柱状の健康器具は背骨全長よりも長く、当該器具を横たえて背骨が円柱部分に位置するように長手方向に使用者が仰向けに寝ることで、左右の肩が円柱部分と背中との接触面よりも器具の設置面側に下がることで、肩甲骨を寄せるとともに胸部を開いてストレッチを可能とし、姿勢矯正をするものである。
バックストレッチャーの場合、背骨のカーブを矯正することが主な目的である。これに対し、円柱状の健康器具は、背骨を乗せる部分の大きさが、背骨の乗る程度の直径有しているため、器具上に使用者が仰向けに寝た際に、器具が横方向に転がってしまい、背骨と器具との位置関係を保持することが難しい。そのため、使用者は、円柱状の健康器具が転がらないように自らの重心位置をずらしてバランスをとることが求められるため、安定して肩甲骨を寄せることや胸を開くという点においては、改善の余地がある。
本考案は、安定して使用者が健康器具に仰向けに寝ることができ、十分な肩甲骨の寄せ、胸を開くことによるストレッチ効果とともに、不良姿勢を改善可能な新たな健康器具を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本考案にかかる健康器具は、設置面に設置した使用可能状態において、前記設置面よりも垂直方向において上方に位置する支持面を備えた台座部と、前記支持面よりも垂直方向に突出して前記支持面の長手方向に延在し、当該支持面上で使用者が長手方向に仰向けに横たわった際に、使用者の脊柱が位置する体表面に接触可能な突起部を備え、前記台座部は、前記長手方向と交差する幅方向において少なくとも前記設置面と面接触または複数個所で接触可能であり、前記突起部の長手方向への長さは、脊柱のうち、胸椎の範囲の長さと同等の長さを有することを特徴としている。
本考案にかかる健康器具において、前記突起部は、前記長手方向に位置する端部が、前記支持面側に向かってそれぞれ下り傾斜となるように形成されていることを特徴としている。
本考案にかかる健康器具において、前記突起部は、前記台座部の長手方向への長さよりも短く形成されており、前記突起部の端部と前記台座部の長手方向における端部との間に、前記使用者が仰向けで横たわった際に、使用者の臀部を乗せる姿勢保持部を有していることを特徴としている。
本考案にかかる健康器具において、少なくとも前記突起部が、前記台座部に対して着脱可能に構成されていることを特徴としている。
本考案によれば、支持面上で使用者が長手方向に仰向けで横たわった際に使用者の脊柱が位置する体表面に接触可能な突起部を備えた台座部が、長手方向と交差する幅方向において設置面と面接触または複数個所で接触可能であるので、使用者が安定し突起部上で仰向けに横たわることができ、十分な肩甲骨の寄せ、胸を開くことによるストレッチ効果を得られる。また、突起部の長手方向への長さが、脊柱のうち、胸椎の範囲の長さと同等の長さを有するので、使用者が突起部に横たわった際に胸椎部分が加圧されるため、姿勢矯正が可能であり、不良姿勢を改善できる新たな健康器具を提供することができる。
図1は本考案の一実施形態である健康器具の構成を説明する斜視図である。 図2は本考案の一実施形態である健康器具の平面図である。 図3は本考案の一実施形態である健康器具を長手方向の一方側から見た図である。 図4は本考案の一実施形態である健康器具を幅方向の一方側から見た図である。 図5は人の脊柱の概略構成を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 実施形態にかかる健康器具に使用者が仰向けに横たわった使用状態を示す写真で示す側面視図である。 本考案の別な実施形態を示すとともに、突起部が台座部から離脱した状態を示す斜視図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本考案にかかる健康器具の構成を説明する斜視図である。実施形態において、以下、健康器具を「スパインマット」1と称する。
スパインマット1は、主に台座部3と突起部4を備え、使用者70の不良姿勢を改善するものである。実施形態において、スパインマット1は同一のポリエチレン(PE)系発泡体を用いて構成されている。
台座部3は、長方形の外観を呈している。台座部3は、図3、図4に示すように、設置面2に設置した際に、設置面2よりも垂直方向において上方に支持面30が位置するように厚みtを有している。本実施形態において、台座部3の厚みtは、台座部全体において均一とされている。支持面30は、設置面2に接触する台座部3の接触面31と反対側の面であり、突起部4を有する面である。
スパインマット1は、床、台などの設置面2に接触面31側を位置するように設置することで使用する。この設置面2に設置した状態を使用可能状態という。使用可能状態において、スパインマット1の支持面30上には、使用者70が仰向けで横たわることが可能である。
台座部3の支持面30と接触面31とは、互いに平行となる平面に形成されている。支持面30と接触面31とは、それぞれ台座部3の表面、裏面と表現することもできる。すなわち、台座部3は、長手方向Dと同一平面内で交差する幅方向Wにおいて、裏面となる接触面31が少なくとも設置面2と面接触可能に形成されている。接触面31に凹凸部を形成し、幅方向Wにおいて設置面2と複数個所で接触可能な構成としてもよい。
突起部4は、支持面30の上で使用者70が台座部3の長手方向(縦方向)Dに頭部とつま先が位置するように仰向けに横たわった際に、使用者70の脊柱60と体表面を介して接触可能に台座部3(支持面30)に設けられている。ここでいう体表面に接触可能とは、使用者70の皮膚に直接接触する場合と、着衣を介して間接的に接触する場合を含んでいる。
突起部4は、支持面30よりも垂直方向に突出しており、図2に示すように、台座部3の長手方向Dに延在している。本実施形態においては、台座部3の長手方向Dと突起部4の延在する方向は同一方向を示している。
突起部4の長手方向Dへの長さL1は、脊柱60(図5(a)、図5(b)参照)のうち、胸椎62の範囲Lと同等の長さを有している。同等の長さとは、範囲Lと同一の長さを含むとともに、範囲Lよりも短い長さも含む。突起部4の長さL1は、台座部3の長手方向Dへの長さL2よりも短く形成されている。台座部3の長手方向Dへの長さL2とは、長手方向Dに位置する台座部3の端部35、36の間の長さである。本実施形態において長さL2とは、台座部3の長手方向Dにおける全長である。突起部4は、図2に示すように、支持面30から外方に突出しないように、支持面30を平面視した時の投影面積範囲内に収まるように支持面30内に配置されている。
突起部4は、図3に示すように、半円形状の部材と厚みのある長方形状の部材と一体化した断面形状を有している。本実施形態において、突起部4は断面略逆T字形状に形成されていて、上部41よりも下部42が幅方向Wに幅広く形成されている。このため、使用者70が支持面30上で仰向けになって突起部4の上に背中が当接して荷重を受けた時に幅方向Wへ倒れにくく形成されている。
突起部4は、体表面との接触部となるその上部41が幅方向Wに凸形状となる湾曲面41Aに形成されている。本実施形態において、湾曲面41Aは、長手方向Dに連続して形成されている。湾曲面41Aの範囲は、突起部4の長手方向全域あるいは、長手方向Dにおいてスリットなどを入れて断続的に形成されていてもよい。
台座部3の幅方向Dへの幅L4は、突起部4の湾曲面41Aの幅方向Dへの幅(以下「湾曲面41Aの幅」と記す)L3よりも広く形成されている。湾曲面41Aの幅L3は、脊柱60を正面(図5(a)参照)から見た時の左右方向への最大幅と同等か幾分幅広く形成されていて、使用者70が支持面30上で仰向けに横たわったときに、脊柱60が突起部4上に載置可能に形成されている。
台座部3の支持面30には、長手方向Dに位置する突起部4の一方の端部43と長手方向Dに位置する台座部3の一方の端部33との間に、支持面30上で使用者70が仰向けで横たわった際に、使用者70の臀部が位置して載せられる臀部支持部50が形成されている。この臀部支持部50は、台部座3の全長L2と突起部の全長L1の差によって形成されている。
本実施形態において、支持面30から湾曲面41Aの最頂部までを突起部4の高さhとする。設置面2から湾曲面41の最頂部までの高さHは、台座部3の厚さtと突起部4の高さhの合計となる。
台座部3の厚さtは、使用者70が支持面30に臀部を位置させて仰向けに横たわった際の、骨盤前傾位の保持と、図6に示すように、膝を伸ばして踵を設置面2に設置して足首を曲げた際に、正しくの伸ばした位置を占めるように、高さ設定されている。
突起部4の高さhは、使用者70が支持面30に臀部を位置させて仰向けに横たわった際に、立位姿勢を占めるように高さ調整されている。すなわち、本実施形態において、立位姿勢とは、脊柱60に歪みがない状態で設置面に立ち上がっている状態と同様の寝姿勢を指す。このため、脊柱60の所謂、S字アーチが使用者70の前後方向において本来のS字アーチとずれている場合、ここでは特に胸椎62の後彎が大きい場合には、突起部4の湾曲面41が胸椎62に対して強く圧接するように調整されている。
従来の円柱状の健康器具の場合、設置面2との接触面積が狭いため、円柱状の健康器具が転がって背骨のとの接触位置がずれないように、自らの重心位置をずらしてバランスをとる必要があった。
しかし、本実施形態にかかるスパインマット1によると、突起部4を有する台座部3は、幅方向Wにおいて、接触面31が少なくとも設置面2と面接触可能に形成されている。さらに台座部3の幅L4は湾曲面41Aの幅L3よりも広く形成されている。このため、図6に示すように、支持面30の上で使用者70が台座部3の長手方向Dに仰向けに横たわり、突起部4が使用者70の脊柱60が位置する体表面に接触し荷重を受けても、台座部3(スパインマット1)が幅方向Wに転がることがない。このため、仰向けに横たわった人は、自ら突起部4と体表面との接触位置ずれがなくなれるように、バランスをとる必要がなく、安定した姿勢を確保することができる。
また、突起部4は、支持面30から垂直方向に向かって突出しているので、突起部4の湾曲面41Aと支持面30との間に高さh分の高低差が形成される。このため、突起部4上に脊柱60の体表面が位置するように仰向けに横たわると、突起部4よりも使用者70の両肩が支持面30側に向かって下降する。これにより、脊柱60の左右に位置する肩甲骨の幅が使用者70の背中側で狭められて肩甲骨の周りの筋肉のストレッチを行えるとともに、使用者70の胸を開く、すなわち大胸筋を伸ばすことによるストレッチを行える。これらのストレッチ効果により、脊柱60(背骨)の歪みが矯正されることとなる。さらに、脊柱60の胸椎62から腰椎63にかけて形成されているアーチに前後方向へのずれがある場合、この段差部で矯正されることになる。
湾曲面41Aの幅L3は、脊柱60の最大幅と同等に形成されているので、左右の肩甲骨の幅が背中側で縮まった際に、肩甲骨の幅を狭める方向への移動の妨げになることがない。このため、より確実に左右の肩甲骨の幅を狭められるとともに、胸をスムーズに開くこととなり、不良姿勢を改善することにつながる。
従来のバックストレッチャーの場合、背骨全体に対して湾曲面が当たるので、本実施形態のように頸椎61、胸椎62、腰椎63に対して個別な矯正をすることは困難であり、骨盤の後傾
も懸念される。
突起部4は、胸椎62の範囲と同等の長さL1を有しているので、胸椎62が突起部4と対向するように支持面30上で使用者70が仰向けに横たわると、胸椎62が突起部4によって垂直方向における下方から支持されるが、頸椎61は支持されないので使用者70の頭は設置面2側にのけぞる。このため、胸椎62が過度に後彎している場合、湾曲部分が背中側から押されることになるので、脊柱60(背骨)の後彎が矯正される。このため、使用者70はスパインマット1に仰向けに横たわって使用することで姿勢の矯正につながる。
本実施形態にかかるスパインマット1は、長手方向Dに位置する突起部4の端部43、44が、支持面30側に向かって下り傾斜となる傾斜面43A、44Aに形成されている。脊柱60(背骨)の腰椎63は、図5(b)に示すように胸椎62よりも腹側に湾曲(前弯)しながら位置している。また、突起部4は、胸椎62部分に接触して下方から支持するが、頸椎61部分は支持しないので、使用者70が仰向けで横たわったときに、頭部が突起部4よりも支持面30側に倒れ込む。
このため、突起部4の端部43、44を傾斜面43A、44Aとすることで、使用者70が仰向けに横たわった際に、頸椎61のアーチや腰椎63のアーチを確保することができる。また、スパインマット1の上に使用者70がうつ伏せになった場合、突起部4の端部43、44が支持面30に対して垂直な端面であると、端面の縁と背中との接触部分に荷重が集中して痛みが出やすくなることが想定されるが、傾斜面43A、44Aとすることで、痛みが発生し難くなる。
突起部4の断面形状は逆T字形状に限定されるものではなく、例えば略台形形状であってもよい。この場合、台形形状の上部41は幅方向Wに凸形状となる湾曲面41aとして形成することで、使用者70の背中と突起部4の湾曲面41aとの接触時の痛みを軽減することができるので好ましい。
上記実施形態において、突起部4は、台座部3の支持面30と一体的構成したが、図7に示すように、台座部3の支持面30に対して着脱可能としてもよい。着脱可能な手法としては、台座部3の一部に一対の着脱自在なテープの一方のテープ80を取付け、突起部4側に他方のテープ81を取付けて、双方のテープを張り合わせることで、台座部3に突起部4を着脱自在に取り付けることができる。
このように突起部4が台座部3に対して着脱自在な構成であると、収納時や運搬時に突起部4と台座部3とを分離することで、収納スペースの低減、持ち運び時の搬送性の向上につながる。
本考案者は、実施形態にかかるスパインマット1を製作し、胸椎の過度後弯の改善について検証を行い、次の論文で発表した。検証内容は2021年11月18日公開の体力科学 第70巻 第6号のP363-371に詳細に記載されている。
同論文では、実験2において胸椎の過度後彎の改善について測定している。
胸椎後弯角度の測定
通常、胸椎後弯角度と腰椎前弯角度で構成される脊柱アライメントの評価には、単純レントゲン撮影などの画像検査法が用いられている。しかし、時間的・経済的コストやX線照射による被曝などの問題が挙げられる。そのため本研究では、簡便かつ非侵襲的に脊柱アライメントを評価することができるスパイナルマウス(インデックス社製)を使用した。この機器は加速度計を持つトラッキングホイールを第7頸椎から第3仙椎まで傍脊柱線上に沿って動かすことによって第1胸椎から第3仙椎までの距離とそれらの鉛直線に対する局所的傾斜を計測する装置である。計測されたデータは、ワイヤレスでパーソナル・コンピュータに転送および記録される。そして脊柱の各椎体の相対的位置が知的再帰アルゴリズムにより算出される仕組みになっている。スパイナルマウスはX線との比較による妥当性および信頼性において検者内・検者間とも良好であることが報告されている。
測定は、対象を上半身裸で立位とし、スパイナルマウスのセンサーを第7頸椎から第3仙椎までの棘突起上に当て、頭側から尾側へ移動させて測定した。この研究では、第1胸椎から第12胸椎までの各椎体間の角度の総和を胸椎後弯角と定義した。ここでは、1名の検者により1回の測定を行った。本研究では、胸椎後弯角度40度以上を胸椎過度後弯と定義した。
統計処理
統計解析は、統計ソフトIBM SPSS Statistics(ver23.0 for Windows)を用いた。胸椎の過度後弯の有無と守備位置の関連性にはχ2検定を用いた。また胸椎後弯角度の守備位置別の比較には一元配置分散分析を行った。なお有意水準は5%とした。
対象者の身体的特徴
ここでは年齢、身長、体重、BMI、野球競技歴について、過度後弯群と正常後弯群の両群間で比較したところ、体重において過度後弯群は61.0±7.2kg、正常後弯群は64.3±7.8kgであり、過度後弯群が有意に低値を示した。また介入前の脊柱アライメントについては、胸椎後弯角度および腰椎前弯角度ともに過度後弯群が有意に高値を示した。
スパインマット1による介入前後の胸椎後弯角度の比較において、過度後弯群は介入前(44.4±3.8°)に比べ介入後(39.9±4.6°)に有意な減少が認められた。また正常後弯群においても、介入前(31.8±5.7°)に比べ介入後(29.2±7.8°)に有意な減少が認められた。一方、介入前後の腰椎前弯角度の比較では、正常後弯群のみ介入前後に有意な変化が認められた。
脊柱アライメントの介入前後の変化量を両群間で比較したところ、胸椎後弯角度および腰椎前弯角度ともに有意な差は認められなかった。
このように、本実施形態にかかるスパインマット1を用いることで、過度後弯群が減少し、不良姿勢となる胸椎後弯(猫背)を改善する効果を得られることが明らかになった。
1 健康器具(スパインマット)
2 設置面
3 台座部
4 突起部
30 支持面
41 突起部における使用者との接触部
41A 湾曲面
43、44 突起部の端部
50 姿勢保持部
60 脊柱
62 胸椎
70 使用者
D 長手方向
L 胸椎の範囲の長さ
L1 突起部の長手方向への長さ
L2 台座部の長手方向への長さ
W 幅方向

Claims (4)

  1. 設置面に設置した使用可能状態において、前記設置面よりも垂直方向において上方に位置する支持面を備えた台座部と、
    前記支持面よりも垂直方向に突出して前記支持面の長手方向に延在し、当該支持面上で使用者が長手方向に仰向けに横たわった際に、使用者の脊柱が位置する体表面に接触可能な突起部を備え、
    前記台座部は、前記長手方向と交差する幅方向において少なくとも前記設置面と面接触または複数個所で接触可能であり、
    前記突起部の長手方向への長さは、脊柱のうち、胸椎の範囲の長さと同等の長さを有することを特徴とする健康器具。
  2. 前記長手方向に位置する突起部の端部が、前記支持面側に向かってそれぞれ下り傾斜となるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の健康器具。
  3. 前記突起部は、前記台座部の長手方向への長さよりも短く形成され、
    前記台座部は、前記突起部の端部と前記台座部の長手方向における端部との間に、前記使用者が仰向けで横たわった際に使用者の臀部を乗せる姿勢保持部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の健康器具。
  4. 少なくとも前記突起部が、前記台座部に対して着脱可能に構成されていることを特徴とする、請求項1乃至3の何れか一項に記載の健康器具。
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