JP3239878U - ハンガー用肩パッド - Google Patents

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千恵 松岡
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株式会社千の膳
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Abstract

【課題】衣服の風通しを良好にすると共に型崩れを防止することが可能なハンガー用肩パッドを提供する。【解決手段】衣服を掛けることが可能なハンガー2の肩掛け部2aに着脱可能な本体部10を備える。本体部10は、ハンガー2の肩掛け部2aに取り付けられた状態において、ハンガー2の肩掛け部2aよりも衣服の前後方向に広い幅を有している。本体部10は、ハンガー2の肩掛け部2aに嵌入させるための切り込み部11を有している。【選択図】図1

Description

本考案は、衣服を掛けることが可能なハンガーに取り付けて使用されるハンガー用肩パッドに関する。
従来から、シャツやパンツ等の衣服を掛けることが可能なハンガーが知られている(特許文献1等)。
登録実用新案第3237617号
一般的に広く用いられているハンガーは、衣服を干す部分(肩掛け部)が線状に形成されているため、ハンガーに衣服を掛けたときに衣服の前側と後側とが相互に密着し、衣服の風通しが悪くなり、衣服が乾きにくいという問題がある。また、このような線状のハンガーでは、衣服にハンガーの肩掛け部の先端の跡が残ると共に、衣服の肩部が自重で垂れ下がり、衣服の首の部分が伸びるため、衣服に型崩れが生じやすいという問題もある。
本考案は、上記の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、衣服の風通しを良好にすると共に型崩れを防止することが可能なハンガー用肩パッドを提供することにある。
本考案に係るハンガー用肩パッドは、衣服を掛けることが可能なハンガーの肩掛け部に着脱可能な本体部を備え、前記本体部は、前記肩掛け部に取り付けられた状態において、前記肩掛け部よりも前記衣服の前後方向に広い幅を有することを特徴とする。
本考案に係るハンガー用肩パッドにおいて、前記本体部は、前記肩掛け部に嵌入させるための切り込み部を有し、前記切り込み部内の前記肩掛け部との接触部にハンガー側滑り止め部を更に備えることが好ましい。
本考案に係るハンガー用肩パッドにおいて、前記本体部は、前記肩掛け部に前記本体部を取り付け、かつ前記衣服と前記肩掛け部との間に前記本体部が介在するように前記衣服を掛けた状態において、前記衣服と接する接触面を有し、前記接触面の一部に衣服側滑り止め部を更に備えていても良い。
本考案に係るハンガー用肩パッドにおいて、前記接触面が曲面状であることが好ましい。
本考案に係るハンガー用肩パッドにおいて、前記本体部は、前記肩掛け部に沿う長尺状に形成されており、前記本体部は、前記肩掛け部に取り付けられた状態において、前記衣服の首側の端部の幅よりも前記衣服の肩側の端部の幅の方が大きい形状を有していても良い。
本考案のハンガー用肩パッドによれば、衣服の風通しを良好にすると共に型崩れを防止することが可能となる。
本考案のハンガー用肩パッドをハンガーに取り付けた状態を示す正面図である。 本考案のハンガー用肩パッドをハンガーに取り付ける状態を示す正面図である。 本考案のハンガー用肩パッドを示す平面図である。 本考案のハンガー用肩パッドを示す底面図である。 本考案のハンガー用肩パッドを示すA-A’断面図である。
以下、本考案を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る考案を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが考案の解決手段に必須であるとは限らない。また、本実施形態においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や、一部の構成要素が省略されている場合がある。
[ハンガー用肩パッドの構成]
図1及び図2に示すように、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1は、衣服を掛けることが可能なハンガー2の肩掛け部2aに取り付けて使用されるものである。具体的には、ハンガー用肩パッド1は、ハンガー2の肩掛け部2aに着脱可能な本体部10を備えている。
図1~図5に示すように、本体部10は、肩掛け部2aに沿う長尺状に形成されており、肩掛け部2aに取り付けられた状態において、肩掛け部2aよりも衣服の前後方向(図1の奥行方向)に広い幅を有している。また、本体部10は、肩掛け部2aに取り付けられた状態において、衣服の首側(図1におけるハンガー2のフック部2b側)の端部の幅よりも衣服の肩側(図1におけるハンガー2のフック部2bの反対側)の端部の幅の方が大きい形状を有しており、図3に示すように、平面視において略雫状に形成されている。
また、本体部10は、肩掛け部2aに嵌入させるための切り込み部11を有している。この切り込み部11は、本体部10の下面から本体部10の上面近傍、かつ本体部10の衣服の首側の端部から本体部10の衣服の肩側の端部近傍に亘って形成されている。
本実施形態において、図5に示すように、ハンガー用肩パッド1は、切り込み部11内の肩掛け部2aとの接触部の少なくとも一部にハンガー側滑り止め部20を備えている。具体的には、ハンガー側滑り止め部20は、例えば、シリコン等の摩擦係数の高い材料により形成されており、切り込み部11内における肩掛け部2aとの接触部に固着して設けられている。
また、本体部10は、肩掛け部2aに本体部10を取り付け、かつ衣服と肩掛け部2aとの間に本体部10が介在するように衣服を掛けた状態において、衣服と接する接触面12を有している。この接触面12は、曲面状に形成されている。具体的には、接触面12は、本体部10の衣服の首側の端部から本体部10の衣服の肩側の端部近傍にかけて湾曲する曲面状に形成されており、本体部10の上面から下面にかけて湾曲する曲面状に形成されている。
本実施形態において、図3に示すように、ハンガー用肩パッド1は、接触面12の少なくとも一部に衣服側滑り止め部30を備えている。具体的には、衣服側滑り止め部30は、シリコン等の摩擦係数の高い材料により形成されており、接触面12の内、本体部10の上面かつ衣服の肩側の端部近傍に固着して設けられている。
[ハンガー用肩パッドの使用方法]
次に、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1の使用方法について、図1、図2及び図5を用いて説明する。まず、図2及び図5に示すように、本体部10の切り込み部11内にハンガー2の肩掛け部2aを嵌め込むようにして、ハンガー用肩パッド1を肩掛け部2aに取り付ける(図1参照)。
そして、ハンガー2の肩掛け部2aにハンガー用肩パッド1を取り付けた状態において、衣服と肩掛け部2aとの間に本体部10が介在するように衣服を掛ける。このように衣服と肩掛け部2aとの間に本体部10が介在することで、衣服の前側と後側とが相互に密着しないため、衣服の風通しが良好になる。また、本体部10により、衣服の型崩れを防止することができる。一方、ハンガー2の未使用時においては、ハンガー用肩パッド1をハンガー2に取り付ける動作と反対の動作を行うことにより、ハンガー2からハンガー用肩パッド1を取り外すことができる。
[本実施形態に係るハンガー用肩パッドの利点]
このように、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1は、衣服を掛けることが可能なハンガー2の肩掛け部2aに着脱可能な本体部10を備え、本体部10は、肩掛け部2aに取り付けられた状態において、肩掛け部2aよりも衣服の前後方向に広い幅を有している。
このような構成を備えるハンガー用肩パッド1によれば、本体部10が肩掛け部2aよりも衣服の前後方向に広い幅を有していることにより、肩掛け部2aに本体部10を取り付け、かつ衣服と肩掛け部2aとの間に本体部10が介在するように衣服を掛けたときに、衣服の前側と後側とが相互に密着しないため、衣服の風通しが良好になる結果、衣服が乾きやすくなるという利点がある。
また、本体部10が肩掛け部2aよりも衣服の前後方向に広い幅を有しているため、衣服を掛けた状態において、ハンガー用肩パッド1が衣服の膨らみにフィットするので、衣服にハンガー2の肩掛け部2aの先端の跡が残りにくく、衣服の肩部が自重で垂れ下がりにくいため、衣服の型崩れを防止できるという利点もある。
また、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1において、本体部10は、肩掛け部2aに嵌入させるための切り込み部11を有し、切り込み部11内の肩掛け部2aとの接触部にハンガー側滑り止め部20を更に備えている。このような構成を備えるハンガー用肩パッド1によれば、本体部10の切り込み部11に肩掛け部2aを嵌入するという極めて簡単な方法で、肩掛け部2aにハンガー用肩パッド1を装着することができるという利点がある。また、切り込み部11内にハンガー側滑り止め部20が設けられているので、衣服を掛けるとき及び衣服を掛けた状態において、ハンガー用肩パッド1が肩掛け部2aから落下しないという利点もある。
さらに、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1において、本体部10は、肩掛け部2aに本体部10を取り付け、かつ衣服と肩掛け部2aとの間に本体部10が介在するように衣服を掛けた状態において、衣服と接する接触面12を有し、接触面12の一部に衣服側滑り止め部30を更に備えている。このような構成を備えるハンガー用肩パッド1によれば、接触面12の一部に衣服側滑り止め部30が設けられているため、衣服を掛けた状態において、本体部10に対して衣服が滑らず、衣服の滑落や型崩れを防止できるという利点がある。
また、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1において、接触面12が曲面状である。このような構成を備えるハンガー用肩パッド1によれば、より一層、衣服の型崩れを防止できるという利点がある。
さらに、本実施形態に係るハンガー用肩パッド1において、本体部10は、肩掛け部2aに沿う長尺状に形成されており、本体部10は、肩掛け部2aに取り付けられた状態において、衣服の首側の端部の幅よりも衣服の肩側の端部の幅の方が大きい形状を有している。このような構成を備えるハンガー用肩パッド1によれば、接触面12が衣服の肩部に沿う形状となるため、より一層、衣服の型崩れを防止できるという利点がある。
[変形例]
本考案に係るハンガー用肩パッドは、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改変を行なうことができる。
例えば、上述した実施形態では、本体部10が肩掛け部2aに嵌入させるための切り込み部11を有しており、肩掛け部2aに切り込み部11を嵌入させることで、肩掛け部2aにハンガー用肩パッド1を取り付けることができるものとして説明したが、これに限定されず、本体部10の長手方向に沿って挿入孔が形成されており、当該挿入孔に肩掛け部2aを挿入させることで、肩掛け部2aにハンガー用肩パッド1を取り付けることができる構成等、種々の取付構造を採用可能である。
また、上述した実施形態では、ハンガー用肩パッド1が切り込み部11内の肩掛け部2aとの接触部にハンガー側滑り止め部20を備えるものとして説明したが、これに限定されず、ハンガー側滑り止め部20を備えない構成としても良い。
さらに、上述した実施形態では、ハンガー用肩パッド1が接触面12の一部に衣服側滑り止め部30を備えるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、接触面12の全部に衣服側滑り止め部30を備える構成としても良いし、衣服側滑り止め部30を備えない構成としても良い。
また、上述した実施形態では、接触面12が曲面状であるものとして説明したが、これに限定されず、接触面12は、例えば平面状等の任意の形状を採用可能である。
さらに、上述した実施形態では、本体部10は、肩掛け部2aに沿う長尺状に形成されているものとして説明したが、これに限定されず、本体部10が長尺状に形成されない構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、本体部10は、肩掛け部2aに取り付けられた状態において、衣服の首側の端部の幅よりも衣服の肩側の端部の幅の方が大きい形状を有するものとして説明したが、これに限定されず、例えば、本体部10の衣服の首側の端部の幅が衣服の肩側の端部の幅よりも大きい形状を有する等、任意の形状を採用可能である。
1 :ハンガー用肩パッド
2 :ハンガー
2a :肩掛け部
2b :フック部
10 :本体部
11 :切り込み部
12 :接触面
20 :ハンガー側滑り止め部
30 :衣服側滑り止め部

Claims (5)

  1. 衣服を掛けることが可能なハンガーの肩掛け部に着脱可能な本体部を備え、
    前記本体部は、前記肩掛け部に取り付けられた状態において、前記肩掛け部よりも前記衣服の前後方向に広い幅を有する
    ことを特徴とするハンガー用肩パッド。
  2. 前記本体部は、前記肩掛け部に嵌入させるための切り込み部を有し、
    前記切り込み部内の前記肩掛け部との接触部にハンガー側滑り止め部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のハンガー用肩パッド。
  3. 前記本体部は、前記肩掛け部に前記本体部を取り付け、かつ前記衣服と前記肩掛け部との間に前記本体部が介在するように前記衣服を掛けた状態において、前記衣服と接する接触面を有し、
    前記接触面の一部に衣服側滑り止め部を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンガー用肩パッド。
  4. 前記接触面が曲面状である
    ことを特徴とする請求項3に記載のハンガー用肩パッド。
  5. 前記本体部は、前記肩掛け部に沿う長尺状に形成されており、
    前記本体部は、前記肩掛け部に取り付けられた状態において、前記衣服の首側の端部の幅よりも前記衣服の肩側の端部の幅の方が大きい形状を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のハンガー用肩パッド。
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