JP3239868U - リターンベルトの蛇行調整装置 - Google Patents

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晋治 末長
隆之 山本
義弘 上川
信二 矢内
優 野口
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株式会社Jrc
濱田重工株式会社
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Abstract

【課題】コンベヤ稼働中にベルトの蛇行状況に合わせて、安全柵の外からでも作業ができ、作業者が安全かつ簡単に蛇行調整が可能となるリターンベルトの蛇行調整装置を提供する。【解決手段】コンベヤフレームに固定されたブラケット6内でレール7に嵌合するスライダ8に固定されベルトの流れ方向にスライド自在となるリターンローラ2の一方側軸受を軸承する軸受部5と、ブラケット6内でレール7と平行な回転軸を有しスライダ8に設けた雌ネジ10と螺合する雄ネジ9と、雄ネジ9の回転をベルトの幅方向でコンベヤフレーム4の外側に向けた外向き回転軸12の回転に変換するベベルギヤ11と、外向き回転軸12に着脱自在に接合されるハンドル13とからなるリターンベルトの蛇行調整装置。【選択図】図2

Description

この考案は、ベルトコンベヤのリターンローラを利用したリターンベルトの蛇行調整装置に関するものである。
ベルトコンベヤの稼働において、ベルトの蛇行は搬送物の落荷やベルトの損耗など、重大な問題に発展するため、ベルトの蛇行調整が重要になる。
リターン側の蛇行調整方法として、リターンローラの架台(ブラケット)の位置をずらしてリターンローラをベルトの上面から見て角度を付けて傾ける方法がある、その方法としては、図5に示すように、リターンローラ2のブラケットのコンベヤフレームに対するボルトの取付穴を、ベルト1の進行方向に長くした長孔15とし、この長孔15の範囲内でブラケットの取付位置を調整してリターンローラ2を上から見て斜めにするもので、例えば図5(A)のようにベルト1の蛇行が発生してベルト1が片側(図示下方)に移動する場合、長孔15でのブラケットの固定位置を調整してリターンローラ2を図5(B)に示すように傾け、その結果、ベルト1はリターンローラ2の傾いた方向(図示上方)に片寄っていき蛇行が調整されるようになる。
また、他にもリターンローラの架台(ブラケット)の位置をベルトの長さ方向に移動させることで、リターンローラを傾ける方法が多く提案されている。例えば、ガイド金具10に沿ってスライド部8が移動することでリターンローラ支軸を移動させるものや(特許文献1参照)、リターンローラ支軸を略弧状のガイドレール11に沿ってモータの力で変位させることでリターンローラに角度を付けるものもある(特許文献2参照)。
実開昭61-151910号公報(図1、図2参照) 特開平9-235011号公報(図1参照)
しかしながら、図5のような蛇行調整を行うには、手動で長孔15の範囲内でブラケットの取付位置を変更する必要があり、時間・手間が非常に掛かると共に、安全上、コンベヤ稼働時にこの調整はできないので、一度、コンベヤを停止させてから調整を行うことになる。
そして、調整具合の確認は、コンベヤを稼働させないと判断できないため、[蛇行確認]→[コンベヤ停止]→[安全柵の取外し]→[リターンローラの位置調整]→[安全柵の取付]→[コンベヤ再稼働]→[蛇行確認(調整不十分や調整過度な場合)]→[コンベヤ再停止]→[安全柵の取外し]→[リターンローラの再位置再調整]→[安全柵の取付]・・・と繰り返しながら蛇行が改善するまで何度も調整を行わなければならない。
また、リターンローラ2はコンベヤフレームの下に取り付けられ、地面とコンベヤ下方の構造物との狭いスペースに配置されることが多く、更に、人力で重い製品や工具を取り扱わなければならないので、危険を伴う作業になる。加えて、ベルトの近くで作業をするので、ベルトとの巻き込み事故が起こるおそれもある。
また、特許文献1の方法においても、調整はブラケット本体部を摺動させることにより行うが、やはり、安全のためには調整時にはコンベヤの稼働を止めたり、人力で重い製品や工具を取り扱わなければならないので、危険を伴う作業になる。
近年、ユーザーの安全意識が高まり、身体的な負担を減らすことだけでなく、作業中の危険回避も求められている。現場では、ベルトとの巻き込み事故を防ぐために、調整の際には必ず動力電源を遮断することは勿論、コンベヤフレームに安全柵を取り付けることも多く見られる。
提案されている方法の中には、コンベヤ稼働中に蛇行調整できるものもあるが、走行中のベルトに近づくため、危険が伴う。
また、特許文献2のものは、モータ駆動によりリターンモータを変位させるので、人がコンベヤ装置に近づくこと無く蛇行調整ができる利点があるが、そのために蛇行検出スイッチやモータなどが必要となり、これらの装置の配置にともないベルトコンベヤ装置全体が高コストになってしまうという問題点がある。
この考案の目的は、上記のような課題を解決し、コンベヤ稼働中にベルトの蛇行状況に合わせて、安全柵の外からでも作業ができ、作業者が安全かつ簡単に蛇行調整が可能となるリターンベルトの蛇行調整装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、この考案は、コンベヤフレームの側部に固定されたブラケットと、前記ブラケット内でガイド手段に嵌合するスライダに固定されベルトの流れ方向にスライド自在となるリターンローラの一方側軸受を軸承する軸受部と、前記ブラケット内で前記ガイド手段と平行な回転軸を有し前記スライダに設けた雌ネジと螺合する雄ネジと、前記雄ネジの一方端で回転軸の回転をベルトの幅方向でコンベヤフレームの外側に向けた外向き回転軸の回転に変換するベベルギヤと、前記外向き回転軸に着脱自在に接合される回転操作用治具とからなることを特徴とするリターンベルトの蛇行調整装置である。
ベベルギヤ(傘型歯車)は、傘型の歯車を2つ組み合わせて回転方向を主に直交方向に変換するもので、この考案においては、ベルトの流れ方向に平行な雄ネジの回転軸の回転方向を、ベルトコンベヤ(コンベヤフレーム)側方外側に向けた方向に変換する。
この考案の構造は、リターンローラの軸受部の片側をこの考案の構成の専用のブラケットに設ける。反対側の軸受部は標準の軸受部のままでよい。専用のブラケットに対して取外し可能な回転操作用治具により調整操作が行われる。
取り付けた回転操作用治具、例えばハンドルを回すことで、動力がベベルギヤ(傘歯車)を通じて雄ネジが回転し、雄ネジに螺合された雌ネジ(スライダ)が移動することで、リターンローラの軸受部を移動させてリターンベルトの蛇行調整が可能となる。
蛇行調整作業はコンベヤフレームの外側に向いた外向き回転軸に回転操作用治具を取り付けて手動で回してできるので、安全柵が取り付けられている場合でも、回転操作用治具を安全柵の目から差し込むことで、安全柵を外す作業を行わずに取り付け可能であることと、外向き回転軸の回転操作はコンベヤフレームや安全柵に干渉することがなく、安全柵の外側から作業できるので、ベルトに接触、巻き込まれるリスクがある状態で行うことが無くなりベルトに巻き込まれる事故を防ぐことができ、ベルトコンベヤの稼働中でも蛇行調整を行え、安全にかつ簡単にリターンローラを傾かせて蛇行調整をすることができる。
また、蛇行調整は狭い作業スペースで人力で重たいローラやハンマー、スパナ等の工具を扱うので危険を伴うが、着脱自在の回転操作用治具(ハンドル等)の操作をするだけで作業ができそのような危険を回避することができる。
更に、コンベヤを稼働させてベルトの走行状況を見ながら、ハンドル等の回転操作用治具を回して蛇行調整できるので、今までの時間や人を多く有するコンベヤを稼働停止を繰り返す方法に比べ、作業時間の短縮、省力化、調整要員の削減ができる。
また、従来の方法では、調整後はボルトを締め込んでローラ位置を固定する必要があるが、本考案では雄ネジを回転させて螺合した雌ネジを移動させて調整するので、雄ネジを回転すれば移動調整は容易であるが、雌ネジ(スライダ側)は特に外力を加えただけでは移動しない(雌ネジに加えられた力だけで雄ネジを回転させることは難しい)ので、治具を回して調整するだけで、その後特に固定作業を必要としない。
更に、雄ネジの長さを長くすることで、リターンローラの傾きを大きく、即ち調整幅を大きく取ることもできる。
この考案においては、リターンローラの軸受部の本考案品のブラケットの反対側は標準型のブラケットでよいので、現状のリターンローラの据付状態から、片側のみの変更で対応できる。また、リターンローラも現行品を使用可能である。更に、構造はシンプルで小型にまとめられており、標準のブラケットと同様の取付方法なので、据付がしやすいという利点もある。
この考案のリターンベルトの蛇行調整装置を示すもので、(A)は正面図、(B)は側面図である。 この考案のリターンベルトの蛇行調整装置の要部を示すもので、(A)は側面図、(B)は(A)のB-B線矢視正面図である。 この考案のリターンベルトの蛇行調整装置の使用状況を示すもので、(A)は側面図、(B)は正面図である。 この考案のリターンベルトの蛇行調整装置の調整状況を示す平面図である。 (A)(B)は、従来のリターンベルトの蛇行調整方法を示す平面図である。
以下、この考案の実施形態を添付図面の図1乃至図4に基づいて説明する。
なお、従来例を示した図5における部位と同一の部位は同一の符号を付して説明する。
図1におけるリターン側ベルト1を下側から保持して回転自在なリータンローラ2の両側の軸受部のうち、片側(図示右側)は通常の軸受部3でリターンローラ2の軸を保持してコンベヤフレーム4に固定されている。
なお、軸受部3でのリターンローラ2の保持や、リターンローラ2を回転時剤に保持する構造は今までの周知技術と同様であり説明を省略する。
リターンローラ2のもう片側(図示左側)の軸受部5は、コンベヤフレーム4に固定されたブラケット6内にて、後述する構造により所定の範囲で移動(スライド)可能に保持されている。
図2は、この考案の要部であるブラケット6の構造をベルトコンベヤの側方から見た図(図2(A))と前方から見たスライド部の断面図(図2(B))であり、ブラケット6内にはガイド手段が固定されている。
上記ガイド手段としては、この実施形態ではベルト1の流れ方向に沿って延びる上下一組のレール7,7を設けており、このレール7,7に上下を挟まれてベルト1の流れ方向にスライド自在となるスライダ8が設けられ、このスライダ8に前記軸受部5が固定されている。
また、ブラケット6内には、前記レール7と平行な(ベルト1の流れ方向に沿った)回転軸となる雄ネジ9が回転自在に軸承されている。
そして、前記スライダ8に設けられた雌ネジ10が前記雄ネジ9に螺合され、雄ネジ9がスライダ8を貫いた状態となっている。
前記雄ネジ9の一方端は、ブラケット6の図示右側に設けられているベベルギヤ11の傘歯車と一体となり、雄ネジ9の回転方向は、このベベルギヤ11によりベルト1の幅方向でコンベヤフレーム4の外側に向けた外向き回転軸12の回転に変換される。
図3で示すように、外向き回転軸12の先端には、回転操作用治具としてのハンドル13が着脱自在に装着できるようになっている。
取り付けたハンドル13を、作業員が回転操作をすると接合された外向き回転軸12も回転し、ベベルギヤ11によりその回転が、雄ネジ9の回転に変換される。
この雄ネジ9に螺合された雌ネジ10が設けられたスライダ8は、雄ネジ9の回転により、ガイド手段としてのレール7に沿って移動することになり、その結果、スライダ8と一体となった軸受部5は、ベルト1の流れ方向に移動し、結果として図4に示すように、リターンローラ2が上から見てベルト1の流れ方向に垂直方向から少し傾き、この傾きによってベルト1の蛇行を調整する。
なお、操作用ハンドル13は、ブラケット6の外側に、作業員の安全のために設けられている安全柵14の目(隙間)から中心軸を挿入して外向き回転軸12と接合するようになっているので、蛇行調整のために安全柵14を取り外す必要が無い。
また、ベベルギヤによりハンドル13の操作軸(外向き)回転軸は外向きになっているので、このハンドル13の回転操作によってハンドル13が安全柵14やコンベヤフレーム4に当接することがない。
そのため、操作時も安全柵14が存在して作業員の安全を担保するため、この蛇行調整の作業のためにわざわざベルトコンベヤの稼働を停止させる必要が無く、稼働状態で蛇行調整が可能となる。
なお、ハンドル13は回転操作用治具一つの例であり、目的はベルト1に近づかず安全を確保しながら(ベルトに巻き込まれないよう)、手動での力を伝達して調整できるものであれば、図示のハンドル13に拘らず、種々の治具を使用することができる。
また、ハンドル13の操作によりベベルギヤ11を介し雄ネジ9を回転すれば、雌ネジ10と一体となったスライダ8の移動による調整は容易であるが、スライダ8に対して移動させる外力を加えただけでは、スライダ8の移動により雄ネジ9を回転させることは難しいので、蛇行調整操作後は、特にスライダ8に固定手段等を用いて固定させる必要はない。
1 ベルト
2 リターンローラ
3 軸受部
4 コンベヤフレーム
5 軸受部
6 ブラケット
7 レール
8 スライダ
9 雄ネジ
10 雌ネジ
11 ベベルギヤ
12 外向き回転軸
13 ハンドル
14 安全柵
15 長孔

Claims (1)

  1. コンベヤフレームの側部に固定されたブラケットと、
    前記ブラケット内でガイド手段に嵌合するスライダに固定されベルトの流れ方向にスライド自在となるリターンローラの一方側軸受を軸承する軸受部と、
    前記ブラケット内で前記ガイド手段と平行な回転軸を有し前記スライダに設けた雌ネジと螺合する雄ネジと、
    前記雄ネジの一方端で回転軸の回転をベルトの幅方向でコンベヤフレームの外側に向けた外向き回転軸の回転に変換するベベルギヤと、
    前記外向き回転軸に着脱自在に接合される回転操作用治具
    とからなることを特徴とする
    リターンベルトの蛇行調整装置。
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