JP3239864U - 男性用の吸収性物品の包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易かつ適切に廃棄できる男性用の吸収性物品の包装体を提供する。
【解決手段】吸収性物品の包装体(100)は、吸収コア(30)及び止着部(60)を有する吸収性物品(1)と、吸収性物品を個別に包装する包装シート(80)と、止着部を覆う剥離シート(90)と、を有する。吸収性物品、剥離シート及び包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、包装シートによって吸収性物品が個別に包装されている。展開状態において、剥離シートの外縁は、包装シートの外縁よりも内側に配置されている。展開状態において、包装シートの前後方向の長さ(L80)は、吸収性物品の前後方向の長さ(L1)よりも長く、かつ吸収性物品の幅方向の長さ(W1)よりも長い。展開状態において、包装シートの幅方向の長さ(W80)は、吸収性物品の前後方向の長さ(L1)よりも長く、かつ吸収性物品の幅方向の長さ(W1)よりも長い。
【選択図】図1
【解決手段】吸収性物品の包装体(100)は、吸収コア(30)及び止着部(60)を有する吸収性物品(1)と、吸収性物品を個別に包装する包装シート(80)と、止着部を覆う剥離シート(90)と、を有する。吸収性物品、剥離シート及び包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、包装シートによって吸収性物品が個別に包装されている。展開状態において、剥離シートの外縁は、包装シートの外縁よりも内側に配置されている。展開状態において、包装シートの前後方向の長さ(L80)は、吸収性物品の前後方向の長さ(L1)よりも長く、かつ吸収性物品の幅方向の長さ(W1)よりも長い。展開状態において、包装シートの幅方向の長さ(W80)は、吸収性物品の前後方向の長さ(L1)よりも長く、かつ吸収性物品の幅方向の長さ(W1)よりも長い。
【選択図】図1
Description
本考案は、男性用軽失禁パッド等の男性用の吸収性物品の包装体に関する。
特許文献1には、男性の陰茎に当てられる男性用の吸収性物品が開示されている。特許文献1の吸収性物品は、使用前に包装シートによって個別に包装されている。一般的に、当該吸収性物品を廃棄する際は、新たに使用する吸収性物品を包装していた包装シートによって、使用済みの吸収性物品を包んで廃棄することが行われている。
しかし、男性用のトイレは、一般的に、女性用のトイレのように、吸収性物品を廃棄するため廃棄ボックスが設置されていないことが多い。そのため、使用者は、使用済みの吸収性物品を持ち運ぶことが多く、汚れの付着や臭い等、持ち運びの不便が生じることがあった。また、男性用の吸収性物品の使用者は、女性の使用者と比較して、吸収性物品の使用に慣れていないことが多く、廃棄時の収容に慣れてないことが多い。そのため、適切に収容して廃棄できないことが多い。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、容易かつ適切に廃棄できる男性用の吸収性物品の包装体を提供することを目的とする。
一態様に係る男性用の吸収性物品の包装体は、着用者の股下側と腹側に延びる前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、体液を保持する吸収コア及び着用物品に止着するための止着部を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、前記包装シートと前記吸収性物品の間に配置され、前記止着部を覆う剥離シートと、を有する。前記吸収性物品、前記剥離シート及び前記包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、前記包装シートによって前記吸収性物品が個別に包装されている。前記折り目を基点に折り畳まれていない展開状態において、前記剥離シートの外縁は、前記包装シートの外縁よりも内側に配置されている。前記展開状態において、前記包装シートの前記前後方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記包装シートの前記幅方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る男性用の吸収性物品の包装体は、着用者の股下側と腹側に延びる前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、体液を保持する吸収コア及び着用物品に止着するための止着部を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、前記包装シートと前記吸収性物品の間に配置され、前記止着部を覆う剥離シートと、を有する。前記吸収性物品、前記剥離シート及び前記包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、前記包装シートによって前記吸収性物品が個別に包装されている。前記折り目を基点に折り畳まれていない展開状態において、前記剥離シートの外縁は、前記包装シートの外縁よりも内側に配置されている。前記展開状態において、前記包装シートの前記前後方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記包装シートの前記幅方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。本態様によれば、展開状態において、剥離シートの外縁が包装シートの外縁よりも内側に配置されているため、包装シートによって吸収性物品を包む際に剥離シートが包装シートから延出してなく、包装シートによって吸収性物品を覆うことができる。また、包装シートの前後方向の長さ及び幅方向の長さのいずれも、吸収性物品の前後方向の長さ及び幅方向の長さよりも長いため、吸収性物品の向きを包装シートの向きに合わせた場合であっても、吸収性物品の向きを包装シートの向きに対して90度回転させた場合であっても、包装シートによって吸収性物品全体を覆うことができる。よって、廃棄時に包装シートによって吸収性物品全体を覆い、臭いの拡散や汚れの付着を抑制しつつ、使用済みの吸収性物品を持ち運ぶことができる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
態様1に係る男性用の吸収性物品の包装体は、着用者の股下側と腹側に延びる前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、体液を保持する吸収コア及び着用物品に止着するための止着部を有する吸収性物品と、前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、前記包装シートと前記吸収性物品の間に配置され、前記止着部を覆う剥離シートと、を有する。前記吸収性物品、前記剥離シート及び前記包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、前記包装シートによって前記吸収性物品が個別に包装されている。前記折り目を基点に折り畳まれていない展開状態において、前記剥離シートの外縁は、前記包装シートの外縁よりも内側に配置されている。前記展開状態において、前記包装シートの前記前後方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記包装シートの前記幅方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い。本態様によれば、展開状態において、剥離シートの外縁が包装シートの外縁よりも内側に配置されているため、包装シートによって吸収性物品を包む際に剥離シートが包装シートから延出してなく、包装シートによって吸収性物品を覆うことができる。また、包装シートの前後方向の長さ及び幅方向の長さのいずれも、吸収性物品の前後方向の長さ及び幅方向の長さよりも長いため、吸収性物品の向きを包装シートの向きに合わせた場合であっても、吸収性物品の向きを包装シートの向きに対して90度回転させた場合であっても、包装シートによって吸収性物品全体を覆うことができる。よって、廃棄時に包装シートによって吸収性物品全体を覆い、臭いの拡散や汚れの付着を抑制しつつ、使用済みの吸収性物品を持ち運ぶことができる。
好ましい態様によれば、態様1に係る考案は、態様2に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態において、前記吸収性物品の前記前後方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記吸収性物品の前記幅方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い。本態様によれば、包装シートによって吸収性物品を包むために包装シート上に吸収性物品を載せた際に、吸収性物品の向きを剥離シートの向きに合わせた場合であっても、吸収性物品の向きを剥離シートの向きに対して90度回転させた場合であっても、吸収性物品によって剥離シートを覆うことができる。そのため、吸収性物品の外側に剥離シートが延出せずに、廃棄時に包装シートによって吸収性物品を包むことができる。
好ましい態様によれば、態様3に係る考案は、態様1又は態様2に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記吸収性物品は、着用者の身体の装着位置を示す目印部を有する。前記目印部は、前記吸収性物品を前記幅方向に三等分した中央かつ前記吸収性物品を前記前後方向に三等分した中央に位置する中央域に配置されている。本態様によれば、使用者は、吸収性物品の幅方向及び前後方向の中央に位置する中央域の位置を目印部によって把握でき、目印部を用いて包装シートの中央に吸収性物品を位置合わせすることで、吸収性物品を包装シートの中央に合わせて配置できる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様4に係る考案は、態様1から態様3に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記吸収性物品は、少なくとも前記吸収コアを厚み方向に圧縮した圧搾部又は前記吸収コアにおいて周囲よりも坪量が低い低坪量部が設けられている。前記目印部は、前記圧搾部又は前記低坪量部によって構成されている。本態様によれば、圧搾部又は低坪量部によって目印部の存在を視認できるだけでなく、当該目印部が変形基点となり、廃棄時に包装体を折り易くコンパクトに折ることができる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様5に係る考案は、態様1から態様4に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記吸収性物品は、少なくとも前記吸収コアを厚み方向に圧縮した圧搾部又は前記吸収コアにおいて周囲よりも坪量が低い低坪量部が設けられている。前記圧搾部及び前記低坪量部の少なくとも一方は、前記折り目に重なっている。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り易く、コンパクトに折ることができる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様6に係る考案は、態様5に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記圧搾部及び前記低坪量部の少なくとも一方は、前記折り目に重なって前記折り目に沿って延びる領域を有する。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り目に沿ってより折り易くなる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様7に係る考案は、態様5又は態様6に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記圧搾部及び前記低坪量部の両方は、前記折り目に重なっている。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り目に沿ってより折りやすくなる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様8に係る考案は、態様1から態様7に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記包装シートの前記吸収性物品と対向する内面には、接着剤が付された接着部が設けられている。前記包装シートは、前記包装シートの前記幅方向の両端部において前記前後方向に延びる前後縁部と、前記包装シートの前記前後方向の両端部において前記幅方向に延びる幅縁部と、を有する。前記接着部は、前記前後縁部と前記幅縁部のうち長さが短い方に少なくとも設けられている。廃棄時に包装シートによって吸収性物品を包む際は、一般的に包装シートの縁部のうち短い方の縁部を折り基点として、長い方の縁部に沿う方向に折り畳む。そのため、包装シートの包み終わり部分には、短い方の縁部が位置する。短い方の縁部の内面に接着部が設けられているため、当該接着部を介して包装シートの包み終わり部分を止めることができる。よって、包装シートによって吸収性物品を包んだ後に、意図せずに包装シートが開くのを抑制し、包んだ状態を維持し易くなる。
好ましい態様によれば、態様9に係る考案は、態様1から態様8に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態において、前記包装シートの前後方向の長さは、前記包装シートの幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記吸収性物品の前後方向の長さは、前記吸収性物品の幅方向の長さよりも長い。本態様によれば、包装シートの長手方向と吸収性物品の長手方向を合わせやすくなり、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様10に係る考案は、態様1から態様8に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態において、前記包装シートの幅方向の長さは、前記包装シートの前後方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記吸収性物品の幅方向の長さは、前記吸収性物品の前後方向の長さよりも長い。本態様によれば、包装シートの長手方向と吸収性物品の長手方向を合わせやすくなり、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様11に係る考案は、態様1から態様10に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態において、前記吸収コアは、前記剥離シートの全体を覆っている。廃棄時に吸収コアによって剥離シートを覆うように配置することで、使用前の位置に吸収性物品を包装シート上に配置できる。又は、剥離シートと吸収コアを位置合わせすることで、廃棄時に包装シート上の意図した位置に吸収性物品を配置できる。廃棄時に包装シート上の意図した位置に吸収性物品を配置することで、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様12に係る考案は、態様1から態様11に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態において、前記吸収コアの前後方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い。前記展開状態において、前記吸収コアの幅方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い。本態様によれば、包装シートによって吸収性物品を包むために包装シート上に吸収性物品を載せた際に、吸収性物品の向きを包装シートの向きに合わせた場合であっても、吸収性物品の向きを包装シートの向きに対して90度回転させた場合であっても、吸収コアによって剥離シートを覆うことができる。廃棄時に吸収コアによって剥離シートを覆うように配置することで、使用前の位置に吸収性物品を包装シート上に配置できる。又は、剥離シートと吸収コアを位置合わせすることで、廃棄時に包装シート上の意図した位置に吸収性物品を配置できる。
好ましい態様によれば、態様13に係る考案は、態様1から態様12に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されている。前記包装シートと前記剥離シートの少なくとも一方には、前記吸収性物品が剥がされた状態で視認可能なシート目印部が設けられている。本態様によれば、シート目印部を用いて、吸収性物品を包装シートの意図した位置に配置できる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様14に係る考案は、態様1から態様13に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されている。前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部は、いずれも前後方向又は幅方向の一方に沿っている。本態様によれば、前後方向及び幅方向の一方に延びる折り目が複数形成され、当該一方と直交する方向に折り畳む際に、よりコンパクトに折り畳むことができる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
好ましい態様によれば、態様15に係る考案は、態様1から態様13に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されている。前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部のいずれかの部分は、前記前後方向及び幅方向の一方に沿っており、前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部の他の部分は、前記前後方向及び幅方向の他方に沿っている。本態様によれば、廃棄時に吸収性物品を包む際に、前後方向に沿う折り基点と、幅方向に沿う折り基点と、の両方を形成し易くなる。よって、両方向に沿う折り目を基点に包装体を折り畳み易くなり、包装シート内に吸収性物品を内包しやすくなる。
好ましい態様によれば、態様16に係る考案は、態様1から態様15に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態で、前記吸収性物品の一部は、前記包装シート外に延出している。本態様によれば、吸収性物品を包装シートから取り外す際に、包装シートから延出した部分を把持することができ、円滑に吸収性物品を取り外すことができる。また、延出する方向が吸収性物品の長手方向である場合は、吸収性物品の長手方向を把握でき、廃棄時に包装シートに貼り付ける方向を把握し易くなる。
好ましい態様によれば、態様17に係る考案は、態様1から態様16に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記展開状態で、前記吸収性物品の一部は、前記剥離シート外に延出している。本態様によれば、吸収性物品を包装シートから取り外す際に、剥離シートから延出した部分を把持することができ、円滑に吸収性物品を取り外すことができる。また、延出する方向が吸収性物品の長手方向である場合は、吸収性物品の長手方向を把握でき、廃棄時に包装シートに貼り付ける方向を把握し易くなる。
好ましい態様によれば、態様18に係る考案は、態様1から態様17に係る考案において、以下の特徴を有してよい。前記止着部は、前記前後方向に沿って延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて複数設けられている。前記止着部は、前記幅方向の両側に配置されたサイド止着部と、前記サイド止着部間に配置されたセンター止着部と、を備える。前記サイド止着部の前記前後方向の外端縁は、前記センター止着部の外端縁よりも前記前後方向の内側に位置する。使用者によっては、吸収性物品を把持する際に吸収性物品の幅方向の外側部分かつ前後方向の外側部分を把持する。このとき、サイド止着部が比較的前後方向の内側に位置するため、使用者がサイド止着部を把持し難く、円滑に吸収性物品を包装シートに貼り付ける操作を行うことができる。また、サイド止着部とセンター止着部が前後方向にずれているため、止着部の位置を目印として、位置合わせを行うこともできる。
(2)男性用の吸収性物品の包装体の実施形態
以下、図面を参照して、実施形態に係る男性用の吸収性物品の包装体(以下、包装体とする)100について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。図1は、展開状態における包装体100の肌側T1から見た平面図であり、図2は、展開状態における包装体100の非肌側T2から見た平面図である。図3は、図1に示すA-A線に沿った包装体100の断面図である。なお、本実施の形態の吸収性物品1は、男性用の吸収性物品であり、下着等の着用物品の内側に装着した状態で使用される。なお、図面では、吸収性物品1を皺が形成されない状態まで伸長させた伸長状態を示している。また、以下の説明において、構成部材の位置関係及び状態は、特段の記載がない限り、伸長状態における位置関係及び状態である。また、断面図においては、各構成部材を離間した状態で示しているが、実際の製品においては、各構成部材は当接してよい。
以下、図面を参照して、実施形態に係る男性用の吸収性物品の包装体(以下、包装体とする)100について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。図1は、展開状態における包装体100の肌側T1から見た平面図であり、図2は、展開状態における包装体100の非肌側T2から見た平面図である。図3は、図1に示すA-A線に沿った包装体100の断面図である。なお、本実施の形態の吸収性物品1は、男性用の吸収性物品であり、下着等の着用物品の内側に装着した状態で使用される。なお、図面では、吸収性物品1を皺が形成されない状態まで伸長させた伸長状態を示している。また、以下の説明において、構成部材の位置関係及び状態は、特段の記載がない限り、伸長状態における位置関係及び状態である。また、断面図においては、各構成部材を離間した状態で示しているが、実際の製品においては、各構成部材は当接してよい。
包装体100は、互いに直交する前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、着用者の股下側と腹側とに延びる方向によって規定される。言い換えると、前後方向Lは、吸収性物品1において前後に延びる方向である。本考案において、股下側と後側は、同じ意味で用いられる。また、包装体100は、前後方向Lと幅方向Wの両方に直交する厚み方向Tを有する。厚み方向Tは、着用者側に向かう肌側T1と、着用者から離れる側の非肌側T2と、に延びる。本明細書において、「肌側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。なお、本考案における外側部とは、幅方向Wにおける外縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、外側縁とは、幅方向Wにおける外縁である。本考案における内側部とは、幅方向Wにおける内縁を含む幅方向Wに一定の範囲を占める部分であり、内側縁とは、幅方向Wにおける内縁である。また、本考案における前端部及び後端部は、前後方向Lにおける縁を含む前後方向Lに一定の範囲を占める部分であり、前端縁及び後端縁は、前後方向Lにおける外縁である。外端部は、前端部及び後端部を含んでおり、外端縁は、前端縁及び後端縁を含んでいる。なお、前後方向Lに延びる構成は、前後方向Lに平行な構成のみならず、前後方向Lに対して45度以下で交差する構成も含む概念である。また、幅方向Wに延びる構成は、幅方向Wに平行な構成のみならず、幅方向Wに対して45度未満で交差する構成も含む概念である。
包装体100は、吸収性物品1と、吸収性物品1を個別に包装する包装シート80と、包装シート80と吸収性物品1の間に配置された剥離シート90と、を有する。包装体100は、吸収性物品1、剥離シート90及び包装シート80が折り目F1、F2を基点に折り畳まれることによって、包装シート80によって吸収性物品1が個別に包装されている。当該包装状態から、使用者が使用時に折り目F1、F2を基点に展開した状態で、図1及び図2に示す展開状態となる。展開状態は、包装状態から展開した状態であり、吸収性物品1がいずれの折り目によって折り畳まれていない状態であればよい。包装シート80及び剥離シート90は、展開状態においていずれの折り目を基点に折り畳まれていなくてもよい。または、包装シート80及び剥離シート90の少なくとも一方が、展開状態において折り畳まれていてもよい。本実施の形態の折り目は、図1に示すように、幅方向Wに沿い、かつ前後方向Lに間隔を空けて配置された第1折り目F1及び第2折り目F2を有してよい。第1折り目F1は、第2折り目F2よりも前側に位置している。他の形態において、折り目は、前後方向Lに沿って設けられた折り目を有してもよいし、前後方向Lに沿う折り目と幅方向Wに沿う折り目の両方を有していてもよい。また、折り目は、2本であってもよいし、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
吸収性物品1は、使用時に下着等の着用物品に取り付けられる。より詳細には、吸収性物品1は、着用物品の前後方向Lの中心よりも前側に偏倚するように、着用者の股下から前側に掛けて装着される。吸収性物品1は、男性の排尿口を覆うように装着されてよい。吸収性物品1は、吸収性物品1の幅方向Wの中心を通り、前後方向Lに延びる幅中心CWと、吸収性物品1の前後方向Lの中心を通り、幅方向Wに延びる前後中心CLと、を有する。吸収性物品1は、吸収体30と、吸収体30よりも肌側T1に配置されたトップシート21と、吸収体30よりも非肌側T2に配置されたバックシート22と、バックシート22の非肌面に付された止着部60と、を有してよい。トップシート21は、吸収体30よりも肌側T1に配置された液透過性のシートである。トップシート21は、吸収体30の全体を覆い、吸収性物品1全体の肌面を構成してよい。変形例において、トップシート21は、吸収体30の幅方向Wの中央を覆うセンターシートと、吸収体の幅方向Wの側部を覆うサイドシートと、を有してもよい。バックシート22は、吸収体30よりも非肌側T2に配置された液不透過性のシートである。バックシート22は、吸収体30の全体を覆い、吸収性物品1全体の非肌面を構成してよい。
止着部60は、着用物品に吸収性物品1を止めるための接着剤が付された領域、又は着用物品に吸収性物品1を止めるためのメカニカルファスナ(例えば、フック)が付された領域であってよい。止着部60は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて配置されてよい。変形例において、止着部60は、幅方向Wに延び、かつ前後方向Lに間隔を空けて配置されてよい。本実施の形態の止着部60は、幅方向Wに間隔を空けて5本設けられている。止着部60は、幅方向Wの両側部に位置するサイド止着部61と、サイド止着部61の間に配置され、サイド止着部61よりも前後方向Lの長さが長いセンター止着部62と、を有する。サイド止着部61は、前後中心CLよりも前側のみに配置されてよい。センター止着部62は、前後中心CLを跨がって配置されてよい。サイド止着部61及びセンター止着部62は、いずれも前側に偏倚して配置されてよい。止着部60は、使用前に剥離シート90によって覆われていている。
吸収体30は、吸収コアを有してよい。吸収コアは、例えば粉砕パルプもしくは高吸収性ポリマー(SAP)、これらの混合物を含む吸収材料の積層体、又は不織布であってよい。パルプが積層された吸収コアからなる吸収体30によれば、パルプによって体液の吸収容量を確保し、体液の漏れを抑制できる。また、不織布からなる吸収体30によれば、吸収コアと比較して厚みが薄く、また剛性が低いため、柔軟に変形し易い。身体により沿うように変形することで体液の漏れを抑制できる。特に、吸収容量が比較的低い吸収性物品1(例えば、10cc以下)にあっては、吸収体30として不織布を用いることができる。吸収体30は、吸収コアのみによって構成されていてもよいし、吸収コアを覆うコアラップを備えてもよい。コアラップは、例えば、ティッシュや不織布シートによって構成されてよい。
吸収体30は、周囲よりも吸収材料の坪量が低い低坪量部35を有してよい。低坪量部35は、周囲よりも少ない吸収材料が配置されていてもよいし、実質的に吸収材料が配置されてないスリットであってもよい。低坪量部35は、本考案の「目印部」を構成してよい。吸収性物品1は、少なくとも吸収体30を厚み方向に圧縮した圧搾部38を有してもよい。圧搾部38は、吸収体30のみが圧縮されていてもよいし、トップシート21と吸収体30が圧搾されていてもよい。本実施の形態の圧搾部38は、トップシート21及び吸収体30が圧搾されており、本考案の「目印部」を構成してよい。
吸収性物品1は、着用者の身体の装着位置を示す目印部70を有してよい。男性用の吸収性物品1の使用者は、女性用の吸収性物品1の使用者と異なり、吸収性物品1を長年使用していない着用者が多く、その装着方法や装着位置を適切に把握できないことがある。目印部70を設けることにより、使用者は、目印部70によって装着位置を把握でき、適切な位置に装着することで、体液の漏れを抑制できる。本実施の形態の目印部70は、圧搾部38及び低坪量部35によって構成されている。なお、目印部70は、圧搾部38及び低坪量部35の少なくとも一方によって構成されてよい。圧搾部38又は低坪量部35によって構成された目印部70によれば、使用者は、視認することで目印部70を把握することができ、かつ触感によっても目印部70を把握できる。他の形態において、目印部70は、トップシート21又は吸収体30の肌面に印刷された印刷部によって構成されていてもよい。目印部70は、吸収性物品1の肌側T1から視認可能に構成されてよい。また、目印部70の位置は、限定されない。例えば、目印部70は、幅中心CWよりも前側に配置されてよい。当該構成によれば、使用者が目に留まりやすく、また陰茎の先端の位置合わせをし易くなる。
吸収性物品1の外側部には、トップシート21とバックシート22を厚み方向Tに圧搾したシート圧搾部28が形成されてよい。シート圧搾部28は、吸収性物品1の外側縁に沿って連続的に配置されていてもよいし、本実施の形態のように、非連続に配置された複数のシート圧搾部28の連続体によって構成されていてもよい。シート圧搾部28の少なくとも一部は、吸収性物品1の外縁に到達してよい。
包装シート80は、略矩形状のシートであり、不織布又はフィルムによって構成されてよい。包装シート80は、包装シート80の幅方向Wの両端部において前後方向Lに延びる前後縁部801と、包装シート80の前後方向Lの両端部において幅方向Wに延びる幅縁部802と、を有する。前後縁部801は、包装シート80の前後方向Lに延びる外縁(外側縁)を含み、当該外縁から幅方向Wの内側に一定範囲(例えば、10mm)までの部分である。幅縁部802は、包装シート80の幅方向Wに延びる外縁(外端縁)を含み、当該外縁から前後方向Lの内側に一定範囲(例えば、10mm)までの部分である。包装シート80は、吸収性物品1の非肌側T2かつ剥離シート90の非肌側T2に配置されている。包装シート80の折り目と直交する方向(本実施の形態の前後方向L)の端部には、包装シート80の端部を止着し、包装状態又は廃棄状態を維持するための止着テープ81が付されてよい。図2に示すように、包装シート80の吸収性物品1と対向する内面には、接着剤が付された接着部82が設けられてよい。接着部82は、包装状態において包装シート80の端部が開くことを抑制する機能と、廃棄時に包装シート80を折り畳んだ状態で包装シート80の端部を止めて、廃棄状態を維持する機能と、を実現するように構成されてよい。図1に示すように、包装シート80は、展開状態において、吸収性物品1の全体を覆わずに、一部を覆ってよい。なお、変形例において、包装シート80は、展開状態において、吸収性物品1の全体を覆ってよい。使用前の包装状態において、包装シート80は、吸収性物品1の全体を覆っており、吸収性物品1は、包装シート80内に内包されている。
剥離シート90は、フィルム又は離型処理されたシートによって構成されてよい。吸収性物品1の止着部60を覆うシートである。剥離シート90は、止着部60の全体を覆っている。剥離シート90は、シート固定部85を介して包装シート80に固定されている。そのため、使用時に、使用者が包装シート80を剥がす方向に引っ張ると、包装シート80と剥離シート90が共に吸収性物品1から分離する。シート固定部85は、幅方向Wに延び、かつ前後方向Lに間隔を空けて複数設けられよい。変形例において、シート固定部85は、前後方向Lに延び、かつ幅方向Wに間隔を空けて複数設けられよい。シート固定部85は、前後中心CLよりも前側と、前後中心CLよりも後側と、にそれぞれ設けられてよい。
吸収性物品1は、軽失禁用の尿取りパッドであってよく、その吸収容量は、3ccから10ccであってよい。そのため、吸収性物品1は、コンパクトな寸法に設計されてよい。吸収性物品1の前後方向Lの長さは、200mm未満であってよく、好適には、180mm以下であり、より好適には、160mm以下であってよい。吸収性物品1の幅方向Wの長さは、180mm未満であってよく、好適には、150mm以下であり、より好適には、130mm以下であってよい。吸収体30の前後方向Lの長さは、吸収体30の幅方向Wの長さよりも長くてよい。
吸収性物品1の形状及び吸収体30の形状は、幅中心CWに対して対称であってよい。一方、吸収性物品1の形状及び吸収体30の形状は、吸収性物品1の前後中心CLに対して非対称であってよい。吸収性物品1の幅方向Wの長さ及び吸収体30の幅方向Wの長さは、変化している。より詳細には、吸収性物品1の前端部の幅方向Wの寸法は、吸収性物品1の後端部の幅方向Wの寸法よりも長くてよい。吸収体30の前端部の幅方向Wの寸法は、吸収体30の後端部の幅方向Wの寸法よりも長くてよい。吸収性物品1の幅方向Wの寸法、及び吸収体30の幅方向Wの寸法は、吸収性物品1の前側から後側に向かって漸減している。
本実施の形態の包装体100は、使用後に容易かつ適切に廃棄できるように構成されている。次いで、容易かつ適切に廃棄できるための構成について詳細に説明する。図4から図6は、包装体100の廃棄時の折り畳み態様を例示的に示した図である。当該廃棄時の折り畳み態様は、使用者によって適宜選択されるものであり、当該構成に限定されない。一般的に、当該吸収性物品1を廃棄する際は、新たに使用する吸収性物品1を包装していた包装シート80によって、使用済みの吸収性物品1を包んで廃棄することが行われている。図4は、包装シート80に対する吸収性物品1の向きが包装時と同じ、すなわち、包装シート80の前後方向Lと吸収性物品1の前後方向Lが沿うように配置し、包装シート80によって吸収性物品1を包む態様である。また、他の廃棄時の折り畳み態様は、図5に示すように、包装シート80に対する吸収性物品1の向きは、包装時と異なる、すなわち、包装シート80の前後方向Lと吸収性物品1の幅方向Wが沿うように配置し、包装シート80によって吸収性物品1を包む態様である。図4(A)及び図5(A)に示すように、使用者は、使用済の吸収性物品1Xを包装シート80上に載せる。次いで、図4(B)及び図5(B)に示すように、展開状態の包装体100の前後方向Lの一端部を、幅方向に沿った折り基点にて折り畳む。次いで、図4(C)及び図5(C)に示すように、展開状態の包装体100の前後方向Lの他端部を、幅方向に沿う折り基点にて折り畳む。このとき、包装体100の前後方向Lの他端部に止着テープ81及び接着部82が付されている場合には、当該止着テープ81及び接着部82にて包装シート80を止めることで、廃棄状態を維持し、意図せずに包装シート80が開くことを抑制できる。更に、他の廃棄時の折り畳み態様は、図6に示すように、吸収性物品1を予め折り畳んだ後に包装シート80に載せ、包装シート80によって吸収性物品1を包む態様である。具体的には、図6(A)に示すように、使用者は、使用済の吸収性物品1Xを前後方向L及び幅方向Wに折り畳んだ後に包装シート80上に載せる。次いで、図4(B)に示すように、包装シート80の幅方向Wの両端部をそれぞれ折り畳む。次いで、図6(C)に示すように、包装シートの前後方向Lの両端部をそれぞれ折り畳む。図6に示す形態によれば、吸収性物品1の幅方向Wの両側及び前後方向Lの両側のいずれも包装シート80によって覆うことができ、臭いの拡散や汚れの付着を効果的に抑制できる。
包装体100は、展開状態において、剥離シート90の外縁は、包装シート80の外縁よりも内側に配置されている。すなわち、剥離シート90の外端縁は、包装シート80の外端縁よりも前後方向Lの内側に位置し、剥離シート90の外側縁は、包装シート80の外側縁よりも幅方向Wの内側に位置する。剥離シート90が包装シート80よりも剛性が高い場合には、剥離シート90が延出していると、剥離シート90の剛性によって包装シート80内に吸収性物品1を適切に覆うことができないことがある。または、剥離シート90が延出していると、包装シート80によって吸収性物品1を包んだ際に剥離シート90が部分的に飛び出し、当該飛び出した部分が引っかかることで、意図せずに展開してしまうおそれがある。しかし、展開状態において、剥離シート90の外縁が包装シート80の外縁よりも内側に配置されているため、包装シート80によって吸収性物品1を包む際に剥離シート90が包装シート80から延出してなく、包装シート80によって吸収性物品1を覆うことができる。
図2に示すように、展開状態において、包装シート80の前後方向Lの長さL80は、吸収性物品1の前後方向Lの長さL1よりも長く、かつ吸収性物品1の幅方向Wの長さW1よりも長い。また、展開状態において、包装シート80の幅方向Wの長さW80は、吸収性物品1の前後方向Lの長さL1よりも長く、かつ吸収性物品1の幅方向Wの長さW1よりも長い。すなわち、展開状態において、包装シート80の前後方向Lの長さ及び幅方向Wの長さのいずれも、吸収性物品1の前後方向Lの長さ及び幅方向Wの長さよりも長い。当該吸収性物品1を廃棄する際は、新たに使用する吸収性物品1を包装していた包装シート80によって、使用済みの吸収性物品1を包んで廃棄することが行われている。このとき、包装シート80に対する吸収性物品1の向きは、包装時と同じ、すなわち、包装シート80の前後方向Lと吸収性物品1の前後方向Lが沿うこともあるし、包装時と異なる、すなわち、包装シート80の前後方向Lと吸収性物品1の前後方向Lが直交することもある。本実施の形態の包装体によれば、包装シート80の前後方向Lの長さ及び幅方向Wの長さのいずれも、吸収性物品1の前後方向Lの長さ及び幅方向Wの長さよりも長いため、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに合わせた場合であっても、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに対して90度回転させた場合であっても、包装シート80によって吸収性物品1全体を覆うことができる。よって、廃棄時に包装シート80によって吸収性物品1全体を覆い、臭いの拡散や汚れの付着を抑制しつつ、使用済みの吸収性物品1を持ち運ぶことができる。
展開状態において、吸収性物品1の前後方向Lの長さL1は、剥離シート90の前後方向Lの長さL90よりも長く、かつ剥離シート90の幅方向Wの長さW90よりも長い。展開状態において、吸収性物品1の幅方向Wの長さW1は、剥離シート90の前後方向Lの長さL90よりも長く、かつ剥離シート90の幅方向Wの長さW90よりも長い。本態様によれば、包装シート80によって吸収性物品1を包むために包装シート80上に吸収性物品1を載せた際に、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに合わせた場合であっても、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに対して90度回転させた場合であっても、吸収性物品1によって剥離シート90を覆うことができる。そのため、吸収性物品1の外側に剥離シート90が延出せずに、廃棄時に包装シート80によって吸収性物品1を包むことができる。
展開状態において、包装シート80の前後方向Lの長さL80は、包装シート80の幅方向Wの長さよりも長く、吸収性物品1の前後方向Lの長さは、吸収性物品1の幅方向Wの長さW1よりも長くてよい。本態様によれば、包装シート80と吸収性物品1のいずれも前後方向Lが長手方向となるため、包装シート80の長手方向と吸収性物品1の長手方向を合わせやすくなり、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。また、変形例において、展開状態において、包装シート80の幅方向Wの長さW80は、包装シート80の前後方向Lの長さL80よりも長く、吸収性物品1の幅方向Wの長さW1は、吸収性物品1の前後方向Lの長さL1よりも長くてよい。本態様によれば、包装シート80と吸収性物品1のいずれも幅方向Wが長手方向となるため、包装シート80の長手方向と吸収性物品1の長手方向を合わせやすくなり、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。なお、包装シート80の長さ、吸収性物品1の長さ及び剥離シート90の長さは、いずれも最大長さであり、各最大長さが上記関係を満たせばよい。
展開状態において、吸収コアは、剥離シート90の全体を覆ってよい。廃棄時に吸収コアによって剥離シート90を覆うように配置することで、使用前の位置に吸収性物品1を包装シート80上に配置できる。又は、剥離シート90と吸収コアを位置合わせすることで、廃棄時に包装シート80上の意図した位置に吸収性物品1を配置できる。廃棄時に包装シート80上の意図した位置に吸収性物品1を配置することで、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。また、展開状態において、吸収コアの前後方向Lの長さは、剥離シート90の前後方向Lの長さよりも長く、かつ剥離シート90の幅方向Wの長さよりも長く、吸収コアの幅方向Wの長さは、剥離シート90の前後方向Lの長さよりも長く、かつ剥離シート90の幅方向Wの長さよりも長くてよい。包装シート80によって吸収性物品1を包むために包装シート80上に吸収性物品1を載せた際に、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに合わせた場合であっても、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに対して90度回転させた場合であっても、吸収コアによって剥離シート90を覆うことができる。廃棄時に吸収コアによって剥離シート90を覆うように配置することで、使用前の位置に吸収性物品1を包装シート80上に配置できる。又は、剥離シート90と吸収コアを位置合わせすることで、廃棄時に包装シート80上の意図した位置に吸収性物品1を配置できる。
吸収性物品1の目印部70は、吸収性物品1を幅方向Wに三等分した中央かつ吸収性物品1を前後方向Lに三等分した中央に位置する中央域RC(図1参照)に配置されてよい。目印部70の少なくとも一部が中央域RCに配置されていればよく、目印部70は、中央域RC以外の領域に配置されていてもよい。使用者は、吸収性物品1の幅方向W及び前後方向Lの中央に位置する中央域RCの位置を目印部70によって把握でき、目印部70を用いて包装シート80の中央に位置合わせすることで、吸収性物品1を包装シート80の中央に合わせて配置できる。よって、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。目印部70としての圧搾部38は、幅中心CWを跨がって配置されたX字状の中央圧搾部381と、中央圧搾部381よりも前側において、幅中心CWと離間して配置された一対の前圧搾部382と、中央圧搾部381よりも後側において、幅中心CWと離間して配置された一対の後圧搾部383と、を有してよい。中央圧搾部381のX字状の中心381Cは、幅中心CW上に位置し、吸収性物品1の幅方向Wの中心の位置合わせを行う指標となる。中央圧搾部381のX字状の中心381Cは、中央域RCに配置されてよい。中央圧搾部381のX字状の中心を包装シート80の中央に位置合わせすることで、吸収性物品1を包装シート80の中央に合わせて配置できる。よって、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。
目印部70は、圧搾部38又は低坪量部35によって構成されてよい。本態様によれば、圧搾部38又は低坪量部35によって目印部の存在を視認できるだけでなく、当該目印部が変形基点となり、廃棄時に包装体を折り易くコンパクトに折ることができる。よって、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。低坪量部35は、幅中心CWを挟んだ両側にそれぞれ配置され、かつ前後方向Lに延びる一対の前後低坪量部351と、一対の前後低坪量部351の間において幅方向Wに延びる幅低坪量部352と、を有してよい。前後低坪量部351が前後方向Lに延びているため、前後低坪量部351による折り基点が前後方向Lに延び、吸収体30を幅方向Wに折り曲げ易い。よって、廃棄時に吸収性物品1の幅方向Wに折り畳む際に、よりコンパクトに折り畳み易い。また、前後低坪量部351は、吸収体30の外縁に到達してよい。本構成によれば、前後低坪量部351が吸収体30の外縁に到達していない構成と比較して、前後低坪量部351によって吸収体30の外縁まで変形させることができ、吸収体30全体を意図した形状に折り畳み易い。幅低坪量部352は、幅方向Wに延びてよい。当該構成によれば、幅低坪量部352による折り基点が幅方向Wに延び、吸収体30を前後方向Lに折り曲げ易い。幅低坪量部352と前後低坪量部351は、連なってよい。当該構成によれば、幅低坪量部352と前後低坪量部351が協働して、前後方向Lに吸収体30が折れ曲がるとともに幅方向Wに吸収体30が折れ曲がり易くなる。そのため、吸収性物品の向きを包装シート80の向きに合わせた場合であっても、吸収性物品1の向きを包装シート80の向きに対して90度回転させた場合であっても、吸収性物品1をコンパクトに折り畳み易くなる。
図2に示すように、包装シート80と剥離シート90の少なくとも一方には、吸収性物品1が剥がされた状態で視認可能なシート目印部84が設けられてよい。本態様によれば、シート目印部84を用いて、吸収性物品を包装シートの意図した位置に配置できる。よって、包装シートによって吸収性物品全体をより包みやすくなる。シート目印部84は、展開状態の包装体100において吸収性物品1が剥がされた状態(剥離シート90と包装シート80が重なった状態)で視認可能に構成されてよく、好適には、内面側(吸収性物品1と対向する側)から視認可能に構成されてよい。シート目印部84は、廃棄時における吸収性物品1の位置合わせに用いることができればよく、他の機能(例えば、吸収性物品の性能、用途)を示す表示であってもよい。
圧搾部38及び低坪量部35の少なくとも一方は、折り目に重なってよい。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り易く、コンパクトに折ることができる。よって、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。なお、複数の折り目を有する形態にあっては、圧搾部38及び低坪量部35の少なくとも一方が、少なくとも一つの折り目に重なっていればよい。好適には、圧搾部38及び低坪量部35の少なくとも一方は、折り目に重なって折り目に沿って延びる領域を有してよい。本実施の形態の幅低坪量部352は、第2折り目F2に重なり、かつ幅方向Wに延びる領域を有する。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り目に沿ってより折り易くなる。よって、包装シート80によって吸収性物品1全体をより包みやすくなる。好適には、圧搾部38及び低坪量部35の両方は、折り目に重なってよい。本態様によれば、廃棄時に折り目を基点に変形させる際に、包装体を折り目に沿ってより折りやすくなる。よって、包装シート80によって吸収性物品全体をより包みやすくなる。本実施形態では、前後低坪量部351及び前圧搾部382は、第1折り目F1に重なっており、前後低坪量部351及び幅低坪量部352は、第2折り目F2に重なっている。
シート圧搾部28は、前領域(幅中心CWよりも前側の領域)と後領域(幅中心CWよりも後側の領域)にそれぞれ形成されており、前領域のシート圧搾部28のパターンと、後領域のシート圧搾部28のパターンと、は異なってよい。当該シート圧搾部28のパターンが異なる形態は、シート圧搾部28の形状(非連続のシート圧搾部を複数有する形態にあっては、その各要素の形状を含む)が異なる構成、シート圧搾部28の寸法、シート圧搾部の面積率が異なる構成を例示できる。当該構成によれば、使用者は、シート圧搾部のパターンの違いによって前領域と後領域を区別して認識できる。よって、吸収性物品1を適切な向きで包装シート80に配置でき、吸収性物品を包装シート80の意図した位置に配置できる。よって、包装シート80によって吸収性物品全体をより包みやすくなる。
接着部82は、包装シート80の前後縁部801と幅縁部802のうち長さが短い方に少なくとも設けられてよい。本実施の形態では、幅縁部802の長さが前後縁部801の長さよりも短く構成されており、接着部82は、幅縁部802に設けられている。廃棄時に包装シート80によって吸収性物品1を包む際は、一般的に包装シート80の縁部のうち短い方の縁部を折り基点として、長い方の縁部に沿う方向に折り畳む。そのため、包装シート80の包み終わり部分には、短い方の縁部が位置する。短い方の縁部の内面に接着部82が設けられているため、当該接着部82を介して包装シート80の包み終わり部分を止めることができる。よって、包装シート80によって吸収性物品を包んだ後に、意図せずに包装シート80が開くのを抑制し、包んだ状態を維持し易くなる。また、止着テープ81は、包装シート80の前後縁部801と幅縁部802のうち長さが短い方に少なくとも設けられてよい。当該構成によれば、止着テープ81を介して包装シート80の包み終わり部分を止めることができ、包装シート80によって吸収性物品1を包んだ後に、意図せずに包装シート80が開くのを抑制し、包んだ状態を維持し易くなる。
シート固定部85、折り目F1,F2及び止着部60のいずれかの部分は、前後方向L及び幅方向Wの一方に沿い、シート固定部85、折り目F1,F2及び止着部60の他の部分は、前後方向L及び幅方向Wの他方に沿ってよい。すなわち、シート固定部85、折り目F1,F2及び止着部60は、前後方向Lに延びる構成と、幅方向Wに延びる構成と、の両方を有してよい。本態様によれば、廃棄時に吸収性物品1を包む際に、前後方向Lに沿う折り基点と、幅方向Wに沿う折り基点と、の両方を形成し易くなる。よって、図6に示す第3形態のように、両方向に沿う折り基にて包装体100を折り畳む際に、包装シート80内に吸収性物品1を内包しやすくなる。本実施形態では、シート固定部85及び折り目F1,F2は、幅方向Wに沿って延びており、止着部60は、前後方向Lに沿って延びている。また、変形例において、シート固定部85、折り目F1,F2及び止着部60は、いずれも前後方向L又は幅方向Wの一方に沿ってよい。本態様によれば、前後方向L及び幅方向Wの一方に延びる折り目が複数形成され、当該一方と直交する方向に折り畳む際に、よりコンパクトに折り畳むことができる。よって、変形例によっても、包装シート80によって吸収性物品全体を包みやすくなる。
図1に示すように、展開状態で、吸収性物品1の一部は、包装シート80外に延出してよい。すなわち、吸収性物品1の一部は、展開状態で包装シート80によって覆われずに露出してよい。本態様によれば、吸収性物品1を包装シート80から取り外す際に、包装シート80から延出した部分を把持することができ、円滑に吸収性物品1を取り外すことができる。また、延出する方向が吸収性物品1の長手方向である場合は、吸収性物品1の長手方向を把握でき、廃棄時に包装シート80に貼り付ける方向を把握し易くなる。また、展開状態で、吸収性物品1の一部は、剥離シート90外に延出してよい。本態様によれば、吸収性物品1を包装シート80から取り外す際に、剥離シート90から延出した部分を把持することができ、円滑に吸収性物品1を取り外すことができる。また、延出する方向が吸収性物品1の長手方向である場合は、吸収性物品1の長手方向を把握でき、廃棄時に包装シート80に貼り付ける方向を把握し易くなる。
サイド止着部61の前後方向Lの外端縁は、センター止着部62の外端縁よりも前後方向Lの内側に位置してよい。より詳細には、サイド止着部61の前端縁は、センター止着部62の前端縁よりも後側に位置してよい。または、図2に示すように、サイド止着部61の後端縁は、センター止着部62の後端縁よりも後側に位置してよい。使用者によっては、吸収性物品1を把持する際に吸収性物品1の幅方向Wの外側部分かつ前後方向Lの外側部分を把持する。このとき、サイド止着部61が比較的前後方向Lの内側に位置するため、使用者がサイド止着部61を把持し難く、円滑に吸収性物品1を包装シート80に貼り付ける操作を行うことができる。また、サイド止着部61とセンター止着部62が前後方向Lにずれているため、止着部60の位置を目印として、吸収性物品1の位置合わせを行うこともできる。
以上、上述の実施形態を用いて本考案について詳細に説明したが、当業者にとっては、本考案が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本考案は、実用新案登録請求の範囲の記載により定まる本考案の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本考案に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 :吸収性物品
21 :トップシート
22 :バックシート
28 :シート圧搾部
30 :吸収体
35 :低坪量部
38 :圧搾部
60 :止着部
70 :目印部
80 :包装シート
90 :剥離シート
L :前後方向
T :厚み方向
T1 :肌側
T2 :非肌側
W :幅方向
21 :トップシート
22 :バックシート
28 :シート圧搾部
30 :吸収体
35 :低坪量部
38 :圧搾部
60 :止着部
70 :目印部
80 :包装シート
90 :剥離シート
L :前後方向
T :厚み方向
T1 :肌側
T2 :非肌側
W :幅方向
Claims (18)
- 着用者の股下側と腹側に延びる前後方向と、
前記前後方向に直交する幅方向と、
体液を保持する吸収コア及び着用物品に止着するための止着部を有する吸収性物品と、
前記吸収性物品を個別に包装する包装シートと、
前記包装シートと前記吸収性物品の間に配置され、前記止着部を覆う剥離シートと、を有する吸収性物品の包装体であって、
前記吸収性物品、前記剥離シート及び前記包装シートが折り目を基点に折り畳まれることによって、前記包装シートによって前記吸収性物品が個別に包装されており、
前記折り目を基点に折り畳まれていない展開状態において、前記剥離シートの外縁は、前記包装シートの外縁よりも内側に配置されており、
前記展開状態において、前記包装シートの前記前後方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長く、
前記展開状態において、前記包装シートの前記幅方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い、男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記展開状態において、前記吸収性物品の前記前後方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長く、
前記展開状態において、前記吸収性物品の前記幅方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い、請求項1に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記吸収性物品は、前記着用者の身体の装着位置を示す目印部を有し、
前記目印部は、前記吸収性物品を前記幅方向に三等分した中央かつ前記吸収性物品を前記前後方向に三等分した中央に位置する中央域に配置されている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記吸収性物品は、少なくとも前記吸収コアを厚み方向に圧縮した圧搾部又は前記吸収コアにおいて周囲よりも坪量が低い低坪量部が設けられており、
前記目印部は、前記圧搾部又は前記低坪量部によって構成されている、請求項3に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記吸収性物品は、少なくとも前記吸収コアを厚み方向に圧縮した圧搾部又は前記吸収コアにおいて周囲よりも坪量が低い低坪量部が設けられており、
前記圧搾部及び前記低坪量部の少なくとも一方は、前記折り目に重なっている、請求項1又は2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記圧搾部及び前記低坪量部の少なくとも一方は、前記折り目に重なって前記折り目に沿って延びる領域を有する、請求項5に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
- 前記圧搾部及び前記低坪量部の両方は、前記折り目に重なっている、請求項5に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
- 前記包装シートの前記吸収性物品と対向する内面には、接着剤が付された接着部が設けられており、
前記包装シートは、前記包装シートの前記幅方向の両端部において前記前後方向に延びる前後縁部と、前記包装シートの前記前後方向の両端部において前記幅方向に延びる幅縁部と、を有し、
前記接着部は、前記前後縁部と前記幅縁部のうち長さが短い方に少なくとも設けられている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記展開状態において、前記包装シートの前記前後方向の長さは、前記包装シートの前記幅方向の長さよりも長く、
前記展開状態において、前記吸収性物品の前記前後方向の長さは、前記吸収性物品の前記幅方向の長さよりも長い、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記展開状態において、前記包装シートの前記幅方向の長さは、前記包装シートの前記前後方向の長さよりも長く、
前記展開状態において、前記吸収性物品の前記幅方向の長さは、前記吸収性物品の前記前後方向の長さよりも長い、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記展開状態において、前記吸収コアは、前記剥離シートの全体を覆っている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
- 前記展開状態において、前記吸収コアの前記前後方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長く、
前記展開状態において、前記吸収コアの前記幅方向の長さは、前記剥離シートの前記前後方向の長さよりも長く、かつ前記剥離シートの前記幅方向の長さよりも長い、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されており、
前記包装シートと前記剥離シートの少なくとも一方には、前記吸収性物品が剥がされた状態で視認可能なシート目印部が設けられている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されており、
前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部は、いずれも前記前後方向又は前記幅方向の一方に沿っている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記剥離シートは、前記包装シートにシート固定部を介して固定されており、
前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部のいずれかの部分は、前記前後方向及び前記幅方向の一方に沿っており、前記シート固定部、前記折り目及び前記止着部の他の部分は、前記前後方向及び前記幅方向の他方に沿っている、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。 - 前記展開状態で、前記吸収性物品の一部は、前記包装シート外に延出している、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
- 前記展開状態で、前記吸収性物品の一部は、前記剥離シート外に延出している、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
- 前記止着部は、前記前後方向に沿って延び、かつ前記幅方向に間隔を空けて複数設けられており、
前記止着部は、前記幅方向の両側に配置されたサイド止着部と、前記サイド止着部間に配置されたセンター止着部と、を備え、
前記サイド止着部の前記前後方向の外端縁は、前記センター止着部の外端縁よりも前記前後方向の内側に位置する、請求項1又は請求項2に記載の男性用の吸収性物品の包装体。
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