JP3239662U - 載置台 - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチンにおけるガスレンジの上に使用者が必要に応じて取付けることができる載置台を提供する。【解決手段】載置台1は、平面視で、一端に被固定物に着脱可能に取付けられる着脱機構と、前記一端に対向する他端に回動機構とを有する支持部2と、前記支持部に前記回動機構を介して繋がっている載置部4と、を有し、前記載置部は、上面に物が載置されるときに位置する載置位置と、前記支持部に対して回動して位置する待機位置との間を相互に移動可能に前記回動機構と繋がっていると共に、前記支持部は、前記着脱機構が取付けられる幅の狭い板状の第一板と、前記第一板と略直角に繋がる同じく幅の狭い板状の第二板と、を有し、前記第二板の前記第一板と繋がっている側とは反対側に前記回動機構が取り付けられ、前記載置部の前記載置位置は当該載置部が被載置部上に置かれた状態とした。【選択図】図1

Description

本考案は、必要に応じて所望の被載置物の上面を覆い、その上に物を載置することができる載置台に関する。
従来から、家庭において、レンジ台の上に設置され、または、システムキッチンに組み込まれているガスレンジが用いられている。ガスレンジは、その上面を露出したまま設置されていることが多く、ガスレンジの上方の空間を、ガスレンジを用いる場合の他に、有効に使用することができなかった。
そのため、ガスレンジの上方の空間を有効に活用するために様々な提案がされている。例えば、特許文献1には、ガスレンジの上面を覆う蓋を、ヒンジを用いてコンロ台に回動可能に取付けられたガスレンジが提案されている。
特許文献1のガスレンジでは、ヒンジがコンロ台の奥側に取付けられており、蓋を水平方向に向けたときにバーナの上面を覆い、蓋の上面に物を置いて調理することができる。一方、鉛直方向に向けたときにバーナの上面を開放する。これにより、ガスレンジの上方の空間を有効に活用でき、ガスレンジもこれまでと同様に使用することができる。
特開2014-224653号公報
しかし、特許文献1のガスレンジは、蓋が予め取付けられている。そのため、この蓋を使用するためには、蓋が予め設けられたガスレンジを新たに購入しなければならず、使用者の負担が大きい。
また、マンションなどを借りて住む場合には、ガスレンジが予め設置されている場合も多く、その場合に利用することができなかった。
さらに、場合によっては、ガスレンジ以外の上方の空間を有効に利用したい場合もあり、その場合に設置することができる載置台の開発が望まれている。
以上より、本考案が解決しようとする課題は、使用者がキッチンにおけるガスレンジの上に必要に応じて取付けることができる載置台を提供することである。
上記課題を解決するために本考案に係る載置台は、平面視で、一端に被固定物に着脱可能に取付けられる着脱機構と、前記一端に対向する他端に回動機構とを有する支持部と、前記支持部に前記回動機構を介して繋がっている載置部と、を有し、前記載置部は、上面に物が載置されるときに位置する載置位置と、前記支持部に対して回動して位置する待機位置との間を相互に移動可能に前記回動機構と繋がっていると共に、前記支持部は、前記着脱機構が取付けられる幅の狭い板状の第一板と、前記第一板と略直角に繋がる同じく幅の狭い板状の第二板と、を有し、前記第二板の前記第一板と繋がっている側とは反対側で、前記回動機構が取り付けられ、前記支持部は、前記着脱機構が取付けられる第一板と、前記第一板と略直角に繋がる第二板とから成り、前記第二板の前記第一板と繋がっている側とは反対側で、前記回動機構が取り付けられ、前記載置部の前記載置位置は当該載置部が被載置部上に置かれた状態としたことを特徴とする。
前記着脱機構は、2つ以上の吸盤であることが好ましい。
前記載置部は、前記被固定部と当接するものであり、前記載置部が、前記載置位置に配置されたときに、前記第一板と前記載置部により形成される矩形状の面の長辺の長さが、前記被固定物から前記被覆部の前記載置部と当接する箇所までの距離よりも長く形成されていることが好ましい。
本考案は、以上のように構成したので、使用者が必要に応じて取付けることができる載置台を提供することができる。
本考案の実施形態の載置台の斜視図である。 (a)は図1に記載の載置台の平面図であり、(b)は側面図である。 (a)は図2(a)の吸盤を外した背面図であり、(b)は吸盤の側面図であり、(c)は蝶番の平面図である。 (a)は載置部が待機位置に配置している状態を示す説明図、(b)は載置部が待機位置に配置している状態を示す説明図である。 (a)~(d)は、その他の実施形態の側面図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案に載置台の一実施形態について説明する。
本実施形態の載置台1は、被載置物の周囲の壁等に取付けられるものである。本実施形態においては、載置台1は、図1に示すように、被載置物であるガスレンジ8の高さ方向Hの上側H1で、第一壁92に取付けられる。これにより、ガスレンジ8の高さ方向Hの上側H1の空間を有効に活用することができる。
まず、ガスレンジ8について説明し、その後に、載置台1について説明する。
なお、本明細書において、高さ方向Hの上側H1の反対側を下側H2とする。また、使用者とガスレンジ8が対向する側を、奥行方向Dの前側D1としその反対側を後側D2とする。さらに、高さ方向Hと奥行方向Dに直交する方向を幅方向Wとする。上側H1と下側H2、及び前側D1と後側D2は、相対的なものである。
<ガスレンジ8>
ガスレンジ8は、図1に示すように、コンロ本体81と、その上面で幅方向Wに沿って直線上に並んでいるコンロバーナ82a及びコンロバーナ82bと、コンロ本体81の奥行方向Dの前側D1の側面に操作部83が設けられている。
なお、コンロバーナ82aとコンロバーナ82bに分ける必要がない場合には、単にコンロバーナ82として説明することもある。
ガスレンジ8は、図1に示すように、台所9に設けられたガスコンロ8の設置場所91に配置されている。具体的には、ガスレンジ8は、第一壁92に、コンロバーナ82aとコンロバーナ82bに対向しており、第二壁93に、コンロバーナ82aが対向するように設置場所91に配置されている。
ガスレンジ8は、設置場所91の周囲に設けられている第一壁92及び第二壁93から、所定の距離だけ離れて配置されている。
<載置台1>
次に、載置台1について説明する。
載置台1は、図1に示すように、一端に被固定物である第一壁92に着脱可能に取付けられる着脱機構を有する支持部2と、支持部2に回動機構を介して繋がっている載置部4と、を有する。
載置台1は、図4(b)に示すように、ガスレンジ8の高さ方向Hの上側H1の空間を使用したい場合には、載置部4を待機位置P2から載置位置P1まで移動させる。これにより、ガスレンジ8の高さ方向Hの上側H1の空間を、調理等のときに、有効に使用することができる。一方、ガスレンジ8を使用したい場合には、図4(a)に示すように、載置位置P1から待機位置P2まで移動させる。
以下に、載置台1を構成する要素について述べる。
<支持部2>
支持部2は、載置部4を、回動可能な状態で支持するためのものである。また、回動した載置部4を所望の載置位置P1と待機位置P2に交互に配置させるためものである。
支持部2は、図2(a)に示すように、平面視で、奥行方向Dの後側D2の端に被固定物である第一壁92に着脱可能に取付けられる着脱機構である吸盤6を有し、奥行方向Dの前側D1の端に載置部4を回動可能に支持するための回動機構である蝶番7を有している。支持部2の幅方向Wの幅は、ガスレンジ8の幅方向の幅と等しいか、略等しい。
支持部2は、図2(b)に示すように、側面視でL字状に形成されている。具体的には、支持部2は、載置台1が第一壁92に取付けられたときに、第一壁92と対向する第一板21と、第一板21の長辺の一方の端21aと繋がる第二板22とを有する。
第一板21は、図3(a)に示すように、幅の狭い板状のものであり、着脱機構である吸盤6を取付けるための挿入孔23が幅方向Wに沿って2つ形成されている。
挿入孔23同士の間隔は、支持部2の幅方向Wの寸法により、適宜変更することができる。
各々の挿入孔23は、端21aの近傍に形成された太孔24と、太孔24から、端21a反対側の端21bに向けて、第一板21の中程まで伸びる細孔25とを有する。
太孔24は、その内径が、後述する吸盤6の固定部62の頭部63の直径よりも大きく形成されている。
細孔25は、その内径が、後述する吸盤6の固定部62の頭部63の直径よりも小さく形成されているが、頭部63と繋がる首部64の直径よりも大きく形成されている。
これにより、頭部63を太孔24に通した後、首部64を細孔25の内側に配置させることにより、吸盤6を第一板21に固定することができる。
第二板22は、図2(a)に示すように、幅の狭い板状のものであり、前側D1の端の近傍に、回動機構である蝶番7が取り付けられている。
具体的には、二つの蝶番7の各々の第一羽71が、第二板22の上面と当接した状態で、取付けられる。そして、二つの蝶番7の各々の第二羽72が後述する載置部4に取り付けられることにより、支持部2は、載置部4を回動可能に支持することができる。
支持部2には、アルミニウム若しくはアルミニウム合金、又はステンレス鋼等の金属材料から形成させることができる。さらに、アルミニウム若しくはアルミニウム合金は、その表面をアルマイト処理(陽極酸化処理)したものを好適に用いることができる。
支持部2の厚さは、後述する載置部4と等しいか略等しい。
以上のように構成する支持部2は、第一板21の第二板22と繋がる端が、対向する他方の端よりも高さ方向Hの下側H2に位置するように、第一壁92に取り付けられる。つまり、第二板22が、第一板21よりも高さ方向Hの上側H1に位置することになる。
これにより、後述す着脱機構である吸盤6を、ガスレンジ8が邪魔にならずに、簡単に第一壁92に取り付けることができる。
また、ガスレンジ8を使用しても、コンロバーナ82から生じる熱により、吸盤6が機能を損なうのを防ぐことができる。
<載置部4>
載置部4は、載置位置P1に位置したときに、その上面41に物が載置されるものである。
載置部4は、図1に示すように、ガスレンジ8の上が物置台として使用できる程度の広さで形成されている。
載置部4は、図2(a)に示すように、平板状に形成されている。
載置部4は、図2(a)に示すように、奥行方向Dの後側D2の端4aで、蝶番7により支持部2をつながっている。載置部4は、端4aと対向する端4bが、ガスレンジ8から出っ張らないように形成されている。
載置部4は、図2(a)及び(b)に示すように、ガスレンジ8と対向する下面43の一部に、ガスレンジ8と当接する当接部44が形成されている。当接部44は、下面43から、高さ方向Hの下側H2に向けて出っ張って形成されている。
当接部44の高さ方向Hの高さは、図4(b)に示すように、ガスレンジ8の本体81から、コンロバーナ82の調理器具と当接するところまでの高さと等しいか、略等しい。これにより、端4bを境界位置P3より前側D1に位置させた状態で使用者が載置部4から手を離しても、載置部4が載置位置P1に位置したときに、当接部44が本体81に当接して、載置部4がコンロバーナ82に強く当たるのを軽減することができる。また、載置部4が載置位置P1に位置するときに、載置部4がコンロバーナ82に強く当たることにより大きな音が生じるのを防ぐことができる。さらに、載置位置P1に位置した載置部4の上面41により安定して物を置いたりすることができる。さらにまた、当接部44を摘みとして用いることもできる。
なお、当接部44を形成する素材としては特に限定されないが、例えばゴム、スポンジ等の弾性体を用いることができる。
載置部4は、本実施形態では、平面視で四角形状に形成されているが、この形状に限定されない。例えば、六角形状などの他の多角形状でもよい。
載置部4には、アルミニウム若しくはアルミニウム合金、又はステンレス鋼等の金属材料から形成させることができる。さらに、アルミニウム若しくはアルミニウム合金は、その表面をアルマイト処理(陽極酸化処理)したものを好適に用いることができる。
載置部4の厚さは、薄すぎると、その上面に安定した状態で物を載置することができない恐れがあり、厚すぎると、重量が大きくなり載置部4を待機位置P2に継続して配置させておくことが困難になる恐れがある。そのため、載置部4の厚さは、1.0mm~2.0mmが好ましく、1.2mm~1.8mmがより好ましく、1.5mm~1.7mmであることがさらにより好ましい。
載置部4は、図1に示すように、載置位置P1に配置されることにより、ガスレンジ8を覆うことができる。このため、ガスレンジ8のコンロバーナ82の周囲が調理により汚れていても、載置部4により見えなくすることができる。また、ガスレンジ8の上をもの置台にすることができるので、使用者が台所9で使用できる領域を広くすることができる。
また、載置部4が待機位置P2に配置することにより、ガスレンジ8を使用して調理を行うときに、飛んだ油などが載置部4に付着することになり、第一壁92が汚れるのを防ぐことができる。そして、載置部4を載置位置P1に配置させれば、油などが付着している面を見えなくすることができる。これにより、台所9が綺麗な状態を維持することができる。
<着脱機構>
着脱機構は、載置台1を、第一壁92等の被固定物に、繰り返し着脱させるためのものである。
本実施形態において、着脱機構として、図2(a)に示すように、吸盤6を有する。
吸盤6は、図3(b)に示すように、第一壁92に吸着される本体61と、本体61と繋がり第一板21に固定される固定部62とを有する。固定部62は、先頭に頭部63と、頭部63と本体61を繋げる首部64とを有する。
頭部63は、その直径が、太孔24の内径よりは小さいが、細孔25の内径よりは大きい。
首部64は、その直径が、太孔24の内径及び細孔25の内径よりも小さい。
そのため、吸盤6は、頭部63を太孔24に通した後に、首部64を細孔25の内側に配置させることにより、吸盤6を支持部2に固定させることができる。
<回動機構>
回動機構は、載置部4を載置位置P1と待機位置P2との間を相互に回動可能にさせるためのものである。
本実施形態において、回動機構として、図2(a)に示すように、蝶番7が用いられている。
蝶番7は、図3(c)に示すように、いわゆる抜き差し蝶番であり、開きが180°である。そのため、蝶番7が開き切ると、載置部4を載置位置P1に位置させることができる。
蝶番7が抜き差し蝶番であることにより、載置台1を組み立てるときの作業負担を軽減させることができ、載置部4を支持部2から外すことも、容易に行うことができる。
蝶番7により、図4(a)及び(b)に示すように、載置部4を載置位置P1と待機位置P2との間を相互に回動可能にさせることができる。これにより、載置部4は、載置位置P1から、載置部4が直立した状態の境界位置P3を経て、待機位置P2に配置される。また、待機位置P2から、載置部4が直立した状態の境界位置P3を経て、載置位置P1に配置される。
載置部4は、端4bを境界位置P3より前側D1に位置させると、載置位置P1まで移動する。また、端4bを境界位置P3より後側D2の前側D1に位置させると、待機位置P2まで移動する。つまり、使用者は、使用する際に、載置位置P1又は待機位置P2まで載置部4を持って移動させなくてもよい。
以上のように構成される載置台1は、その大きさを、被載置物の大きさにより適宜変更することができるが、一例としてあげると、ガスレンジ8を被載置物とする場合に、平面視で、奥行方向Dの長さは、載置部4が載置位置P1に位置した状態で500mm~650mmであり、幅方向Wの長さが600mm~700mmである。
<載置台1により奏する効果>
次に載置台1により奏する効果について説明する。
載置台1は、図1に示すように、吸盤6により、第一壁92に繰り返し着脱可能に取付けられている。これにより、従来から使用されているガスレンジ8に簡単に使用することができるので、使用者の費用負担を軽減することができる。
また、載置台1は、回動機構を構成する第一板21と、第一板21と略直角に繋がる第二板22と、を有する支持部2と、支持部2の第二板22と蝶番7を介して繋がる載置部4と、を有している。載置台1がこのような簡単が構造にされていることにより、製造者の作業負担を軽減することができる。
さらにまた、着脱機構を構成する吸盤6と第一板21が、第二板22よりも高さ方向Hの上側H1に位置した状態で取付けられるので、吸盤6が痛むのを防ぐことができる。
また、着脱機構として、吸盤6が用いられていることにより、第一壁92を傷つけることなく、載置台1を取付けることができる。
<載置台1の取り付け方法>
次に、載置台1の取り付け方法について説明する。
まず、載置台1を、図4(a)に示すように、吸盤6と第一板21が、第二板22よりも高さ方向Hの上側H1に位置した状態にする。
次に、載置台1を、吸盤6の本体61が第一壁92と対向するように持ち、載置部4が載置位置P1でガスレンジ8のコンロバーナ82と当接するように、高さ方向Hの位置を決めてから、吸盤6を第一壁92に吸着させる。
これにより、載置台1は、第一壁92に着脱可能に取付けられる。載置部4を所望の載置位置P1と待機位置P2との間を相互に繰り返し可能に回動させることができる。
<載置台1の使用方法>
次に、載置台1の使用方法について説明する。
なお、ガスレンジ8を使用するため、載置部4は、待機位置P2に配置されている状態であるとする。
まず、使用者は、図4(a)に示すように、載置部4を持ち、端4bが境界位置P3より前側D1に位置するように載置部4を回動させる。端4bを境界位置P3より前側D1に位置させることにより、それ以降は使用者が載置部4を持たなくても、載置部4を載置位置P1まで移動させることができる。
そして、ガスレンジ8を使用する場合には、図4(b)に示すように、載置部4を持ち、端4bが境界位置P3より後側D2に位置するように載置部4を回動させる。端4bを境界位置P3より後側D2に位置させることにより、それ以降は使用者が載置部4を持たなくても、載置部4を待機位置P2まで移動させることができる。
これまで、上記実施形態を挙げて本考案を説明したが、本考案はこれらに限定されない。例えば、上記実施形態では、載置台1は、第一壁92に取り付けられていたが、本考案はこれに限定されず、載置台1が第二壁93に取り付けられてもよい。これにより、第一壁92がない場合でも、載置台1を使用することができる。
また、支持部2は、上述した実施形態では、側面視でL字状に形成されているが、本考案はこれに限定されない。例えば、図5(a)に示すように、側面視で丁字状に形成されていてもよい。この場合にも、支持部2と同様に、着脱機構が上側に設けることができ、さらに、下側の板で支持部が傾くのを抑えることができる。
また、支持部2は、図5(b)に示すように、待機位置P2に配置された載置部4と当接する傾斜面26を有していてもよい。傾斜面26の角度によっては、図5(c)に示すように、載置部4を第一壁92に当接させることなく、停止させることができる。
載置台1は、支持部2載置部4が待機位置P2に配置された状態を維持するための維持機構が設けられていてもよい。例えば、図5(d)に示すように、支持部2と載置部4にそれぞれ永久磁石3が取り付けられてもよい。二つの永久磁石3は、互いに吸着するように載置部4が待機位置P2に配置されたときに互いに吸着するように取付けられている。これにより、載置部4を待機位置P2に配置させた状態を維持することができる。なお、支持部2と載置部4の一方が磁石3の吸着する金属製である場合には、他方にのみ磁石3を取り付ければ足りる。
さらに、上述した実施形態では、吸盤6が着脱機構を構成していたが、本考案はこれに限定されない。吸盤6の代わりに、螺子が用いられてもよい。その場合には、第一板21にねじが貫通するねじ穴が形成されている。
また、上述した実施形態では、載置台1は、載置部4が載置位置P1に位置したときに、下面43が被載置物であるガスレンジ8のコンロバーナ82と接触しているが、本考案はこれに限定されない。載置部4が載置位置P1に位置したときに、下面43が被載置物と接触しないように取付けられてもよい。使用者が作業しやすい高さに載置台1を取り付けることにより、使用者の作業効率を向上させることができる。この場合に、当接部44は、被載置物と当接するように形成されていてもよい。
上述した実施形態では、載置部4が載置位置P1に位置したときに、当接部44が被載置物であるガスレンジ8の本体81に当接するように形成されているが、本考案はこれに限定されない。載置部4が載置位置P1に位置したときに、当接部44が被載置物と当接しないように形成されていてもよい。それにより、当接部44を摘みとしてより好適に用いることができる場合がある。
上述した実施形態では、当接部44が載置部4に1つ設けられているが、本考案はこれに限定されない。載置部4に2以上の当接部44が設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、載置部4に当接部44が形成されているが、本考案はこれに限定されない。当接部が形成されていなくてもよい。この場合も載置部4の上面41に安定して物を置くことができる。
吸盤6の数は、上述した実施形態では、2つであるが、本考案はこれに限定されない。2つ以上の吸盤6が用いられてもよい。
また、上述した実施形態では、コンロバーナ82a及びコンロバーナ82bを有するガスレンジ8を挙げて説明したが、本考案は、これに限定されず、コンロバーナ82が一つの場合や、2つ以上の場合も使用することができる。
上述した実施形態では、被載置物としては、ガスレンジ8を挙げて説明したが、本考案はこれに限定されない。被載置物としては、ガスレンジ8の他に、図示を省略する台所9の流し場や、テレビや、洗濯機等を挙げることができる。
本考案は、以上のように構成したので、使用者が必要に応じて取付けることができる載置台を提供することができる。
1 載置台
2 支持部
3 磁石
4 載置部
6 吸盤
7 蝶番
8 ガスレンジ
9 台所
H 高さ方向
D 奥行方向
W 幅方向
P1 載置位置
P2 待機位置
P3 境界位置

Claims (2)

  1. 平面視で、一端に被固定物に着脱可能に取付けられる着脱機構と、前記一端に対向する他端に回動機構とを有する支持部と、
    前記支持部に前記回動機構を介して繋がっている載置部と、を有し、
    前記載置部は、上面に物が載置されるときに位置する載置位置と、前記支持部に対して回動して位置する待機位置との間を相互に移動可能に前記回動機構と繋がっていると共に、前記支持部は、前記着脱機構が取付けられる幅の狭い板状の第一板と、前記第一板と略直角に繋がる同じく幅の狭い板状の第二板と、を有し、前記第二板の前記第一板と繋がっている側とは反対側に前記回動機構が取り付けられ、前記支持部は、前記着脱機構が取付けられる第一板と、前記第一板と略直角に繋がる第二板とから成り、前記第二板の前記第一板と繋がっている側とは反対側で、前記回動機構が取り付けられ、前記載置部の前記載置位置は当該載置部が被載置部上に置かれた状態としたことを特徴とする、載置台。
  2. 前記着脱機構は、2つ以上の吸盤である、請求項1に記載の載置台。
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