JP3239646B2 - 立体映像投影装置 - Google Patents

立体映像投影装置

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオプロジェクタ
ーの投影レンズの前方斜めに、反射鏡と素通し部分とか
ら成る回転板を配置した簡単な構造の立体映像投影装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、立体視可能な立体プロジェクタ
ー装置が知られている。これを、図13と図14によっ
て具体的に説明すると、図13に示す立体プロジェクタ
ー装置100は、左眼用(L)と右眼用(R)に相当す
る画像を2枚のビデオディスク或はカセットに納め、こ
れを2台のプレーヤー101L,101Rをコマンダー
102を介して同時にスタートさせて再生し、直交する
偏光(又は円偏光)をかけた上下2台のプロジェクター
103R,103Lで同一のスクリーン104上に投影
し、これを偏光眼鏡105で見るものである。尚、上記
スクリーン104は投影光の偏光方向を変えずにそのま
ま反射する表面材質でできている。また、図14に示す
立体プロジェクター装置110は、VHDビデオディス
クの立体視の例であり、VHDビデオディスクに各フィ
ールド毎にL,R画像を入れ、これをVHDプレーヤー
111を介してプロジェクター113等でスクリーン1
14上に映し出し、アダプター112を介して各フィー
ルド毎に片眼をふさいでしまうシャッター付眼鏡115
をかけて見るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
に示す立体プロジェクター装置100では、ペアのレー
ザーディスクなどソフトが限定され、プレーヤー101
L,101R及びプロジェクター103L,103Rの
各装置もそれぞれ2台必要となり大掛かりであった。ま
た、図14に示す立体プロジェクター装置110では、
シャッター付眼鏡115の構造が複雑になってしまう不
都合があった。
【0004】そこで、この発明は、安価で簡単な構造の
立体映像投影装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】映像信号のフィールド毎
に左眼と右眼から見た場合に相当する映像を、かつそれ
ぞれ直交する偏光方向を持つビデオプロジェクターの投
影光でスクリーン上に投影し、これを偏光眼鏡をかける
ことによって立体視するように構成した立体映像投影装
置において、円板状の全周をNを整数として2Nに分割
し、その分割部分の一つおきの半数を反射鏡とし残りを
素通し部分にした回転板の半分を上記ビデオプロジェク
ターの投影レンズの前方斜めに配置し、該ビデオプロジ
ェクターのビデオ信号に同期させたモータでFをフィー
ルド周波数としてF/(2N)で回転させ、上記回転板
の素通し部分を通して上記スクリーンに投影した映像
と、上記回転板の反射鏡で反射させ、この反射鏡に対し
て概略平行に配置された反射手段により上記スクリーン
に投影する映像とを、更に投影光の偏光方向が光学手段
により互いに直交するようにして上記スクリーン上に交
互に投影するようにさせる光学系を有している。
【0006】
【作用】素通し部分と反射鏡部分とが交互に現れる回転
板をビデオ信号に同期させて回転させることにより、上
記回転板の素通し部分を通して左眼と右眼に相当するフ
ィールド毎の画像の一方をスクリーン上に投影すると共
に、該左眼と右眼に相当するフィールド毎の画像の他方
を回転板の反射鏡部分と反射手段とで反射させてスクリ
ーン上に投影し、これらを偏光眼鏡を通して立体視す
る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
【0008】図1〜図3において、1は立体映像投影装
置である。この立体映像投影装置1は、液晶式のビデオ
プロジェクター10と、この液晶式のビデオプロジェク
ター10の後述する投影レンズ16側の回りに着脱自在
に取付けられたフード型の光学アダプター(光学系)3
0とで構成されている。
【0009】図2に示すように、上記液晶式のビデオプ
ロジェクター10の上面側が湾曲した合成樹脂製で筐型
のキャビネット11には、後面側から前面側にかけて光
源としてのハロゲンランプ12と反射板12aと熱吸収
フィルター13と横方向の第1の偏光板14aと液晶素
子(LCD)15及び縦方向の第2の偏光板14bとを
それぞれ内蔵してある。この液晶素子15に映し出され
た画像を投影レンズ16を経て投影するようになってい
る。この投影レンズ16は、キャビネット11の前面の
略中央に突出した円筒部11aの内周面側に螺合された
円筒状の調整つまみ17内に嵌め込まれている。この調
整つまみ17を回すことにより投影レンズ16のピント
を合わせることができるようになっている。また、筐型
のキャビネット11の左側面中央にはスピーカ18を備
えていると共に、その上方には液晶素子15の表示面の
明るさを調整する明るさ調整つまみ19及び各種操作釦
20を備えている。さらに、筐型のキャビネット11の
前面上側には複数の通風孔11bを形成してある。ま
た、図3に示すように、筐型のキャビネット11の背面
下側にはビデオ入力端子21を取付けてあると共に、外
部電源接続用のコンセント22をコード23を介して接
続してある。
【0010】図1〜図3に示すように、上記フード型の
光学アダプター30のアダプター筐体31は、合成樹脂
により平面が略扇形の筐型に形成してあり、その前側開
口部31aには透明板から成るフロント窓32を設けて
ある。また、アダプター筐体31の後側開口部31b側
にはプロジェクター取付片31cを一体突出形成してあ
り、該プロジェクター取付片31cを介して光学アダプ
ター30をビデオプロジェクター10のキャビネット1
1の円筒部11aに着脱自在に取付けてある。さらに、
アダプター筐体31の左側壁31dは前方に斜めになっ
て垂直に起立していると共に、アダプター筐体31の右
側壁から上,下壁にかけて上記左側壁31dに対して概
略平行になるように円筒部31eを一体突出形成してあ
る。
【0011】このアダプター筐体31の円筒部31e内
には、モータ34の回転軸34aを介して半分が半円形
のミラー部(反射鏡)33aで残りの半分が半円形の素
通しガラス部(素通し部分)33bに成っている円板状
の回転ミラー(回転板)33を回転自在に設けてある。
この回転ミラー33を挾むようにして発光部35aと受
光部35bとから成る光センサー(検出手段)35を配
置してある。また、アダプター筐体31内のプロジェク
ター取付片31c側には1/2波長板(光学手段)36
を配置してあると共に、該アダプター筐体31内の左側
壁31d側には全反射ミラーで構成された平面ミラー
(反射手段)37を配置してある。
【0012】図4(a)に示すように、上記回転ミラー
33は、円形の形をした鏡の半分の銀メッキを剥がして
(或は省略して)素通しとし、半分を半円形のミラー部
33aに、他の半分を半円形の素通しガラス部33bに
したものである。そして、この回転ミラー33は、その
中心がモータ34の回転軸34aに固定され、円板状の
半分がビデオプロジェクター10の投影レンズ16の前
面(前方)に横方向に傾いて位置するように配置されて
いる。この場合、回転ミラー33のミラー部33aは投
影レンズ16側に向いている面が全反射ミラーとなるよ
うにする。一方、平面ミラー37も全反射ミラーで構成
され、回転ミラー33に平行で光軸が距離Wだけ離れた
ところに、その反射面を回転ミラー33側に傾けて配置
される。このWは人間の左眼と右眼の間隔であり、約6
5mmである。
【0013】また、回転ミラー33を挾むように光セン
サー35の発光部35aと受光部35bが配置され、発
光部35aからの投光が受光部35bに通過(受光)し
たときにパルスが出て回転ミラー33のミラー部33a
と素通しガラス部33bの継ぎ目の位置が検出できるよ
うになっている。また、回転ミラー33と平面ミラー3
7との間に1/2波長板36が配置され、これを通ると
光の偏光方向が90°回転するようになっている。さら
に、図2に示すように、平面ミラー37は支点37aを
中心として回動自在になっており、左側壁31dに沿っ
てスライドする角度調整つまみ38を動かすことにより
リンク38bの働きにより平面ミラー37の角度を可変
できるようになっている。
【0014】以上の構成により、回転ミラー33の回転
位置により該回転ミラー33の素通しガラス部33bを
通って投影された光軸R(以下、符号Rは右眼用の投影
光や画像としても用いる)と、回転ミラー33のミラー
部33a及び平面ミラー37で反射された光軸L(以
下、符号Lは左眼用の投影光や画像としても用いる)が
形成される(ここで、RとLとの距離Wはミラー上で眼
幅約65mmになっている)。ここで、図2において、
第2の偏光板14bによりビデオプロジェクター10の
投影光は縦方向の偏光がかかっており、素通しガラス部
33bを素通しした投影光Rは同じ縦の偏光である。と
ころが、ミラー部33aで反射されると、1/2波長板
36により偏光方向が90°回転されるので、平面ミラ
ー37で反射した投影光Lは横方向の偏光となる。
【0015】図4(b),(c)は回転板の他の態様を
示す。図4(b)に示す回転ミラー(回転板)33′
は、ミラー部33aと素通しガラス部33bの一部を光
が反射も通過もしない部材である例えば黒い紙33cで
覆ったものであり、回転ミラー33′が一回転している
とき黒い紙33cでは光は反射も通過もしないようにな
っている。また、図4(c)に示す回転ミラー(回転
板)33″は4分割され、一周の間に2回光の通過/反
射を繰り返すようになっている。
【0016】また、図3に示すように、光学アダプター
30のアダプター筐体31の上壁にはアクセサリー取付
用ネジ穴31fを設けてある。さらに、光学アダプター
30のアダプター筐体31はコード39により光学アダ
プター30のサーボ回路(図5中符号Sで示す)と電源
を有する制御/電源部40と結ばれている。この制御/
電源部40にはVTR2からのビデオ信号のコード41
を接続できるビデオ端子42を有する。このビデオ端子
42から入った信号はコード43を経て、ビデオプロジ
ェクター10のビデオ入力端子21に供給されるように
なっている。また、制御/電源部40は一面がバッテリ
ー50を装着できるバッテリー取付面44となり、他面
45は他のバッテリー取付面に取付け可能となってい
る。そして、バッテリー50を取付けて使うことのでき
るタイプの例えば図12に示す別のビデオプロジェクタ
ー10″では、該ビデオプロジェクター10″の背面と
バッテリー50の間に配置するようにしてバッテリー5
0の電源をビデオプロジェクターと共用できるようにな
っている。さらに、制御/電源部40は外部電源端子4
6を持ち、外部電源接続用のコンセント47により電源
の供給が受けられるようになっている。
【0017】次に、図5に立体映像投影装置1のコント
ロール系を示し、図2と図4から図6を用いてその動作
を説明する。
【0018】モータ34は毎秒30回転(NTSC信号
のとき)され、光センサー35により回転ミラー33の
ミラー部33aと素通しガラス部33bの継ぎ目が正確
に、VTR2のビデオ信号の垂直ブランキング期間にく
るようにサーボ回路S等で制御されている。図6に示す
ように、光センサー35のセンサー出力に対する回転ミ
ラー33の位置調整をするため、タイミング時間差Tは
調節できるようになっている。また、上記ビデオ信号は
EVEN/ODDをR/Lの画像に入れた3Dビデオ信
号である。さて、図5よりL画像が来たとき、回転ミラ
ー33はミラー部33aとなり、横の偏光方向をつけス
クリーン60に投影される。R画像は回転ミラー33の
素通しガラス部33bで縦の偏光方向で投影される。以
上のサーボ制御により、左眼用の画像Lと右眼用の画像
Rが正確に交互のフィールドに乗ったビデオ信号が得ら
れ、このビデオ信号のフィールド毎に左眼と右眼から見
た場合に相当する画像L,Rがスクリーン60上にそれ
ぞれ投影される。
【0019】図7は、光学アダプター30の角度調整つ
まみ38を動かしてスクリーン60上にL,R2つの画
像の画枠が重なるようにし、これを右眼に縦方向の偏光
板71R、左眼に横方向の偏光板71Lを付けた簡単な
構造の偏光眼鏡70で観察者80が立体映像を楽しんで
いるところである。2つの画像の画枠の重なり具合を、
交叉させたり、または平行に近くすることにより、立体
像のスクリーン面からの飛び出し量を可変できる。
【0020】このように、ビデオ信号のフィールド毎に
左眼と右眼から見た場合に相当する画像を、かつそれぞ
れ直交する偏光方向を持つビデオプロジェクター10の
投影光L,Rでスクリーン60上に投影し、これを偏光
眼鏡70をかけることによって立体視するように構成
し、即ち円板状の全周をNを整数として2Nに分割し、
その分割部分の一つおきの半数をミラー部33aとし残
りを素通しガラス部33bにした回転ミラー33の半分
を上記ビデオプロジェクター10の投影レンズ16の前
方斜めに配置し、該ビデオプロジェクター10のビデオ
信号の垂直ブランキング期間に同期させたモータ34で
Fをフィールド周波数としてF/(2N)で回転させ、
上記回転ミラー33の素通しガラス部33bを通して上
記スクリーン60上に投影した画像Rと、上記回転ミラ
ー33のミラー部33aで反射されて1/2波長板36
により90°回転されると共に該ミラー部33aに対し
て概略平行に配置された平面ミラー37により更に反射
された画像Lとを、上記スクリーン60上に交互に投影
するように構成したので、非常に簡単な構造の光学アダ
プター30をビデオプロジェクター10の投影レンズ1
6側に取り付けるだけで、立体映像を安価で容易に楽し
むことができる。
【0021】また、図8は立体ビデオ信号の代わりに、
横ならびのワイド画面をL,Rで撮ったソフトについ
て、角度調整つまみ38で同じだけずらしてスクリーン
60上に投影し、超ワイド画面を観察者80が楽しんで
いるところである。
【0022】一般に、ビデオプロジェクター10に使わ
れる液晶素子によっては、R用の画像の後にL用の画像
を入れたりしたとき、すぐに画像が切り換わらずしばら
く前の画像が残ったり、二重像になってしまう虞れもあ
る。そこで、ビデオ信号をLからR、又はRからLに切
り換わったあと少したって残像がなくなってから投影す
ればよいわけであり、図4(b)に示す回転ミラー3
3′の黒い紙33cはこの目的のために付けたものであ
る。即ち、ビデオプロジェクター10の画像素子が液晶
素子(LCD)15で、かつこの液晶素子15が画像の
切り換えが遅く、一部のL,Rが二重の画像になってい
る部分を、上記回転ミラー33′の黒い紙33cでスク
リーン60上に投影しないようにする。また、図4
(c)のように一回転2サイクルのものは回転数を半分
にすればよい。
【0023】尚、前記実施例では、光学手段としての1
/2波長板36は、回転ミラー33と平面ミラー37と
の間に配置したが、投影光Lの光路上に入っていればよ
い。また、液晶式のビデオプロジェクター10を用いた
が、図9に示す他の実施例のように、管球(チューブ)
式のビデオプロジェクター10′を用いてもよい。この
場合、投影レンズ16からの投影光に特に偏光はかかっ
ていないため、この投影レンズ16の前に偏光板32′
をおいて偏光をかけ、投影光Lの光路上に1/2波長板
36を入れ、偏光方向を回転させている。また、フロン
ト窓32の右側に縦方向の偏光板32Rを、左側に横方
向の偏光板32Lを、それぞれ付けてある。この偏光板
32R,32Lは入れても入れなくてもよいが、これを
入れた場合には投影光Rと投影光Lの偏光を整える働き
をする。
【0024】また、図10,図11に示す別の実施例の
光学アダプター(光学系)30″のように、プロジェク
ター取付片31c″を分離して、アダプター筐体31の
下面側のアクセサリー取付用ネジ孔31fにネジ94を
介してステー93を取付けておけば、簡単な構造の立体
映像撮影装置1″を構成することができる。即ち、上記
光学アダプター30″を、図10に示すように、アダプ
ター取付片31cを介してビデオプロジェクター10に
取付ければ立体映像投影装置1となり、また、アダプタ
ー取付片31cをネジ91を回して外し、三脚取付ネジ
92付のステー93をネジ94でアダプター筐体31の
下面側のアクセサリー取付用ネジ孔31fに取付けて上
下逆にし、このステー93に、図11に示すように、ビ
デオカメラ90をネジ92で固定してバッテリー装着部
に制御/電源部40を付け、次にバッテリー50を付け
れば、立体映像撮影装置1″となる。このように、非常
に簡単な構造の光学アダプター30″によって立体投影
ができる。しかも、立体撮影にも使えるので、今まで特
殊で高価な装置でしか「立体動画」はできなかったが、
安価で簡単な使い方で供給でき、立体撮影のしたかった
アマチュアはもちろん、監視カメラなど利用範囲は大き
い。
【0025】さらに、前記各実施例によれば、回転ミラ
ー33のミラー部33aと素通しガラス部33bの継ぎ
目の検出手段として光センサー35を用いたが、検出手
段は光センサーに限らず、磁石とPG(パルスジェネレ
ータ)コイルから成る磁気センサー等でもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の立体映像投影
装置によれば、簡単な構造の光学系によって立体投影が
安価に供給できる。また、この光学系はそのまま撮影に
も使えるので、今まで特殊で高価な装置でしか立体動画
はできなかったが、安価で簡単な使い方で立体映像を撮
影したり、投影して楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す立体映像投影装置の斜
視図。
【図2】上記立体映像投影装置の光学系全体の構成図。
【図3】上記立体映像投影装置を背面側から見た斜視
図。
【図4】(a)は上記立体映像投影装置に用いられる回
転ミラーの斜視図、(b)は同回転ミラーの他の態様を
示す斜視図、(c)は同回転ミラーの別の態様を示す斜
視図。
【図5】上記立体映像投影装置に用いられる回路部等の
構成を示す説明図。
【図6】上記回路部の動作説明用のタイムチャート。
【図7】上記立体映像投影装置の使用状態を示す説明
図。
【図8】上記立体映像投影装置によるワイド投影の使用
状態を示す説明図。
【図9】他の実施例の立体映像投影装置の構成図。
【図10】立体映像投影装置及び立体映像撮影装置にそ
れぞれ用いられる別の実施例の光学アダプターの斜視
図。
【図11】上記別の実施例の光学アダプターをビデオカ
メラに取付けて立体映像撮影装置を構成した状態を示す
斜視図。
【図12】立体映像投影装置に用いられる別のビデオプ
ロジェクターの斜視図。
【図13】従来例の立体プロジェクター装置の使用状態
を示す説明図。
【図14】他の従来例の立体プロジェクター装置の使用
状態を示す説明図。
【符号の説明】
1,1′…立体映像投影装置 10,10′…ビデオプロジェクター 16…投影レンズ 30,30′,30″…光学アダプター(光学系) 33…回転ミラー(回転板) 33a…ミラー部(反射鏡) 33b…素通しガラス部(素通し部分) 36…1/2波長板(光学手段) 37…平面ミラー(反射手段) 60…スクリーン 70…偏光眼鏡 90…ビデオカメラ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号のフィールド毎に左眼と右眼か
    ら見た場合に相当する映像を、かつそれぞれ直交する偏
    光方向を持つビデオプロジェクターの投影光でスクリー
    ン上に投影し、これを偏光眼鏡をかけることによって立
    体視するように構成した立体映像投影装置において、円
    板状の全周をNを整数として2Nに分割し、その分割部
    分の一つおきの半数を反射鏡とし残りを素通し部分にし
    た回転板の半分を上記ビデオプロジェクターの投影レン
    ズの前方斜めに配置し、該ビデオプロジェクターのビデ
    オ信号に同期させたモータでFをフィールド周波数とし
    てF/(2N)で回転させ、上記回転板の素通し部分を
    通して上記スクリーンに投影した映像と、上記回転板の
    反射鏡で反射させ、この反射鏡に対して概略平行に配置
    された反射手段により上記スクリーンに投影する映像と
    を、更に投影光の偏光方向が光学手段により互いに直交
    するようにして上記スクリーン上に交互に投影するよう
    にさせる光学系を有することを特徴とする立体映像投影
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の立体映像投影装置におい
    て、上記光学系を、上記ビデオプロジェクターに着脱自
    在に取付けたことを特徴とする立体映像投影装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の立体映像投影装
    置において、上記ビデオプロジェクターの投影レンズの
    前方における上記回転板の停止位置を素通し部分として
    通常投影を可能としたことを特徴とする立体映像投影装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3までのいずれかに記載
    の立体映像投影装置において、上記回転板の反射鏡部分
    及び素通し部分の一部を光学的に反射または通過できな
    いようにする部材で覆ったことを特徴とする立体映像投
    影装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4までのいずれかに記載
    の立体映像投影装置において、上記光学系を上記ビデオ
    プロジェクターに着脱自在に取付けられるようにすると
    共に、該光学系をビデオカメラにも着脱自在に取付けら
    れるようにし、少なくとも上記回転板については撮影に
    も投影にも共用できるようにしたことを特徴とする立体
    映像投影装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5までのいずれかに記載
    の立体映像投影装置において、上記回転板に対して概略
    平行になるように配置された上記反射手段を横に置きか
    つ角度を可変自在にして、上記スクリーン上の2枚の画
    像をずらすように構成したことを特徴とする立体映像投
    影装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の立体映像投影装置におい
    て、上記スクリーン上の2枚の画像を横に必要に応じ一
    部をオーバーラップさせて投影するようにし、それに相
    当する左眼用と右眼用の画像を入れてワイド画面を投影
    するようにしたことを特徴とする立体映像投影装置。
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