JP3239607U

JP3239607U - 一体成形のマグネット式スマートフォンケース

Info

Publication number: JP3239607U
Application number: JP2022002855U
Authority: JP
Inventors: 曽徳明
Original assignee: Dongguan Chengkang Electronics Co Ltd
Current assignee: Dongguan Chengkang Electronics Co Ltd
Priority date: 2021-09-14
Filing date: 2022-08-30
Publication date: 2022-10-27
Anticipated expiration: 2032-08-30
Also published as: US20220140852A1; CN215581301U

Abstract

【課題】貫通部の加工が簡便であり、構造強度、仕上げ精度、平面度が優れている一体成形のマグネット式スマートフォンケースを提供する。【解決手段】一体成形のマグネット式スマートフォンケースは、１枚の背面プレート１と、オーバーモールドにより背面プレートに１回の工程で成形した１つの縁２とを含む。背面プレートの周囲に沿った縁に、スマートフォンを嵌め込んで収容することができる溝状構造を構成する。背面プレートは１枚のベースプレートと、ベースプレート上面を覆って貼り合わされる１枚の表面プレートと、ベースプレート底面を覆って貼り合わされる１枚の底面プレートとを有する。ベースプレートに貫通部が設けられ、貫通部にベースプレートと同一面になる磁気シートモジュール３が嵌設され、磁気シートモジュールは表面プレート及び底面プレートにより貫通部中に挟んで固定される。【選択図】図４

Description

本考案はスマートフォンの技術分野に関し、具体的に一体成形のマグネット式スマートフォンケースである。

スマートフォンケースは、金属、プラスチック、シリコーンなどの材料を用いたスマートフォンの関連商品である。技術の繰返しに伴い、既存技術は図１に示すようなスマートフォンケース１’を提示している。背部に磁気シートモジュール２’を設け、スマートフォンケース１’を介してスマートフォン３’を磁気吸着可能な固定物に吸着させる。自由に置いたり手に取ったりし、便利で使用しやすく、ユーザの両手が大幅に解放される。

上記既存技術におけるスマートフォンケース１’の実現方式は、多くが図２に示す通りである。まずケース１’の本体１１’を射出成形し、その後本体１背部の内壁に、ＣＮＣにより磁気シートモジュール２’を埋め込む溝１２’を加工し、磁気シートモジュール２’は溝１２’内に貼り付けられる。磁気シートモジュール２’に溝１２’の開口形状と適合する１層の薄葉紙１３’を貼り付け、これにより内部から溝１２’及び磁気シートモジュール２’を覆う。本体１１’背部の外壁に溝１２’と対応する装飾層をスクリーン印刷し、これにより外部から溝１２’及び磁気シートモジュール２’を覆う。

出願人は実践において、上記既存技術のスマートフォンケースが、溝１２’をＣＮＣ加工する状況で、十分な構造強度を備えるようにするため、本体１１’の背部を比較的厚くする必要があることを発見した。このほか、薄葉紙１３’は直接本体１１’の背部内壁にむき出しであるため、本体１１’背部の内側表面は十分に平らでなく、薄葉紙１３’は容易に脱落する。さらに、本体１１’の背部外壁にスクリーン印刷した装飾層は容易に傷つく。

本考案は上記状況における不足部分に対して、一体成形のマグネット式スマートフォンケースを提供することを目的とし、その技術案は以下の通りである。

一体成形のマグネット式スマートフォンケースは、
１枚の背面プレートと、オーバーモールドにより背面プレートに１回の工程で成形した１つの縁とを含む。背面プレートの周囲に沿った縁に、スマートフォンを嵌め込んで収容することができる溝状構造を構成する。
背面プレートは１枚のベースプレートと、ベースプレート上面を覆って貼り合わされる１枚の表面プレートと、ベースプレート底面を覆って貼り合わされる１枚の底面プレートとを有する。ベースプレートに貫通部が設けられ、貫通部にベースプレートと同一面になる磁気シートモジュールが嵌設され、磁気シートモジュールは表面プレート及び底面プレートにより貫通部中に挟んで固定される。

既存技術と比較して、本考案の有益な効果は以下の通りである。
（１）ベースプレートに貫通部を設けて磁気シートモジュールを嵌設する。貫通部の加工方式はＣＮＣによる溝付けに対してより簡便であり、従ってＣＮＣによる溝付けに配慮した追加の厚みを増す材料を必要としない。
（２）表面プレート、ベースプレート、底面プレートを順番に貼り合わせ、磁気シートモジュールは表面プレート及び底面プレートにより貫通部中に挟んで固定される。背面プレート全体は一体化し、構造強度、仕上げ精度、平面度はいずれも既存技術より優れている。

以下、明細書の図及び具体的な実施形態を組み合わせて、本考案についてさらに説明する。

図１は、既存技術で示されたスマートフォンケースの構造概要図である。図２は、図１に示すスマートフォンケースの構造分解概要図である。図３は、本考案の構造概要図である。図４は、本考案の構造分解概要図である。図５は、本考案における背面プレートの構造概要図である。

図３から図５に示すように、一体成形のマグネット式スマートフォンケースは、
１枚の背面プレート１と、オーバーモールドにより背面プレート１に１回の工程で成形した１つの縁２とを含む。背面プレート１の周囲に沿った縁２にスマートフォンを嵌め込んで収容することができる溝状構造を構成する。
背面プレート１は１枚のベースプレート１１と、ベースプレート１１上面を覆って貼り合わされる１枚の表面プレート１２と、ベースプレート１１底面を覆って貼り合わされる１枚の底面プレート１３とを有する。ベースプレート１１に貫通部１１０が設けられ、貫通部１１０にベースプレート１１と同一面になる磁気シートモジュール３が嵌設され、磁気シートモジュール３は表面プレート１２及び底面プレート１３により貫通部１１０中に挟んで固定される。

上記実施形態を採用し、本考案が提供する一体成形のマグネット式スマートフォンケースにおいて、ベースプレート１１に貫通部１１０を設けて磁気シートモジュール３を嵌設することを考慮すると、貫通部１１０の加工方式はＣＮＣによる溝付けに対してより簡便であり、従ってＣＮＣによる溝付けに配慮した追加の厚みを増す材料を必要としない。同時に、表面プレート１２、ベースプレート１１、底面プレート１３を順番に貼り合わせ、磁気シートモジュール３は表面プレート１２及び底面プレート１３により貫通部１１０中に挟んで固定されることを考慮すると、背面プレート１全体は一体化し、構造強度、仕上げ精度、平面度はいずれも既存技術より優れている。

好ましい実施形態において、磁気シートモジュール３は貫通部１１０中に平らに広げた複数のシート状磁石を含む。

別の好ましい実施形態において、ベースプレート１１はＰＣシート材、表面プレート１２及び底面プレート１３はそれぞれＰＥＴシート材、縁２はＴＰＵ材質である。

表面プレート１２及び底面プレート１３がそれぞれＰＥＴシート材である実施形態について、表面プレート１２及び底面プレート１３はそれぞれ不透明のＰＥＴシート材であるか、又は表面プレート１２及び底面プレート１３はそれぞれ透明のＰＥＴシート材である。

表面プレート１２及び底面プレート１３がそれぞれ透明のＰＥＴシート材である実施形態について、表面プレート１２の底面に第１非透明部１２０を予め設け、底面プレート１３の上面に第２非透明部１３０を予め設ける。透明の表面プレート１２及び底面プレート１３に第１非透明部１２０、第２非透明部１３０をそれぞれ設け、背面プレート１に埋め込んだ内部装飾物を形成することができる。さらに第１非透明部１２０が、表面プレート１２の下側のベースプレート１１に対応する面に位置し、第２非透明部１３０が、底面プレート１３の上側のベースプレート１１に対応する面に位置することを考慮すると、背面プレート１の表面が極めて優れた仕上げ精度、平面度を有することを確実に保証することができ、第１非透明部１２０、第２非透明部１３０も傷及び脱落を憂慮する必要はない。

さらに、第１非透明部１２０、第２非透明部１３０はそれぞれ貫通部１１０及び磁気シートモジュール３を覆う。

選択可能に、第１非透明部１２０、第２非透明部１３０はいずれもスクリーン印刷又は塗布又は貼り付けの方式で形成された不透明層である。

当業者は、本考案が開示した構造及び原理に基づいて、その他の各種相応する変更及び変形を行うことができ、すべてのこれらの変更及び変形は、いずれも本考案の保護の範疇に属する。

Claims

１枚の背面プレートと、オーバーモールドにより背面プレートに１回の工程で成形された１つの縁とを含み、背面プレートの周囲に沿った縁にスマートフォンを嵌め込んで収容することができる溝状構造を構成し、
前記背面プレートが１枚のベースプレートと、ベースプレート上面を覆って貼り合わされる１枚の表面プレートと、ベースプレート底面を覆って貼り合わされる１枚の底面プレートとを有し、前記ベースプレートに貫通部が設けられ、前記貫通部に前記ベースプレートと同一面になる磁気シートモジュールが嵌設され、前記磁気シートモジュールが前記表面プレート及び前記底面プレートにより貫通部中に挟んで固定されることを特徴とする、一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記磁気シートモジュールが貫通部中に平らに広げた複数のシート状磁石を含むことを特徴とする、請求項１に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記ベースプレートがＰＣシート材、前記表面プレート及び前記底面プレートがそれぞれＰＥＴシート材、縁がＴＰＵ材質であることを特徴とする、請求項１に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記表面プレート及び前記底面プレートがそれぞれ不透明のＰＥＴシート材であることを特徴とする、請求項３に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記表面プレート及び前記底面プレートがそれぞれ透明なＰＥＴシート材であることを特徴とする、請求項３に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記表面プレートの底面に第１非透明部を予め設け、前記底面プレートの上面に第２非透明部を予め設けることを特徴とする、請求項５に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
第１非透明部、第２非透明部がそれぞれ貫通部及び磁気シートモジュールを覆うことを特徴とする、請求項６に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。
前記第１非透明部、前記第２非透明部がいずれもスクリーン印刷又は塗布又は貼り付けの方式で形成された不透明層であることを特徴とする、請求項６に記載の一体成形のマグネット式スマートフォンケース。