JP3239463U - ショックアブソーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】ショックアブソーバについて、ベルトが途中で破れ緩衝不能となるリスク、墜落の際の緩衝作用時に不快感を催すこと、および製造コストのいずれも低減すること。【解決手段】ショックアブソーバ100は、上側ベルト101、下側ベルト102、吊り糸50からなり、衝撃吸収領域110において、上側ベルト101を構成するベルト10、20、下側ベルト102を構成するベルト30、40は、吊り糸50を構成する第1の吊り糸51と第2の吊り糸52により縫製されている。ここで、第1の吊り糸51と第2の吊り糸52が通るベルト10、20、30、40の長さ方向に並ぶ横糸11、21、31、41の本数は等しくなっている。第1の吊り糸51は、上側ベルト101の全部のベルト10、20と、下側ベルト102のうちのベルト30のみを縫合し、第2の吊り糸52は、上側ベルト101のうちのベルト20のみと、下側ベルト102の全部のベルト30、40を縫合する。【選択図】図3

Description

本考案は、ショックアブソーバに関する。
高所作業などにあたって、作業者がその高所から墜落した際に衝撃を吸収するベルト状のショックアブソーバが知られている。
一般的なショックアブソーバは、吊り糸が、複数のベルトを1つに縫合してなる衝撃吸収領域と、衝撃吸収領域以外において縫合されていない分離領域と、を備え、墜落の際には、衝撃吸収領域の吊り糸が破断することで緩衝作用が奏されるようになっている。
この種のショックアブソーバとして、特許文献1のように、吊り糸が第1の吊り糸と第2の吊り糸の2種類からなる構造のものが知られている。
より詳しくは、特許文献1のショックアブソーバでは、衝撃吸収領域において、第1の吊り糸が間に通るベルトの長さ方向に並ぶ横糸の本数と、第2の吊り糸が間に通るベルトの長さ方向に並ぶ横糸の本数を異ならせている。
そして、ショックアブソーバは、2本のベルトからなる上側ベルトと、2本のベルトからなる下側ベルトを備え、分離領域においては、上側ベルトと下側ベルトは分離しており、衝撃吸収領域において、第1の吊り糸の少なくとも一部は、上側ベルトの全部と、下側ベルトのうちの1本のベルトのみとを縫合し、第1の吊り糸の他の一部は、上側ベルトのうちの1本のベルトのみと、下側ベルトの全部とを縫合している。
また衝撃吸収領域において、第2の吊り糸は、上側ベルトの全部と、下側ベルトの全部とを縫合している。
特許第6925679号公報
しかし、特許文献1のショックアブソーバでは、衝撃吸収領域において複数のベルトの全部が第2の吊り糸により縫製されていることから、墜落を制止しようとする際の衝撃緩衝時に、すべてのベルト、特にその縦糸が吊り糸により傷つけられてしまう恐れがある。
このため、ベルトが墜落の中途で破断してしまい、緩衝作用が発揮されなくなる可能性がある。
また、特許文献1のショックアブソーバでは、第1の吊り糸と第2の吊り糸とで通る横糸の本数が異なっており、吊り糸のベルト厚み方向および長さ方向に隣接する破断点と破断点の間隔が一定ではない。
このため、衝撃吸収時には変則的に破断してゆき、墜落者にはこれにともなう不規則な衝撃が与えられるため、落下の際に不快感を催す可能性がある。
さらに特許文献1のショックアブソーバでは、上述のように第1の吊り糸と第2の吊り糸とで通る横糸の本数が異なり、変則的で複雑な縫製であることから、そのような縫製を可能とする機械を準備したり、縫い方の相違に応じて第1の吊り糸と第2の吊り糸を分別管理したりするなど、製造コストがかさんでしまう。
そこで本考案の解決すべき課題は、ショックアブソーバについて、ベルトが途中で破れて緩衝不能となること、緩衝作用時に不快感を催すこと、および製造コストがかさむこと、のいずれをも防止することである。
上記した課題を解決するため、それぞれ複数のベルトからなる上側ベルトおよび下側ベルトを吊り糸で縫合してなる考案にかかるショックアブソーバを、前記吊り糸が、前記上側ベルトと下側ベルトを縫合してなる衝撃吸収領域と、前記上側ベルトと下側ベルトが縫合されていない分離領域と、を備え、前記吊り糸は第1の吊り糸と第2の吊り糸のみからなり、前記複数のベルトは、それぞれ長さ方向に垂直に延びる横糸を含んでおり、前記衝撃吸収領域において、前記第1の吊り糸と第2の吊り糸が通る前記複数のベルトの長さ方向に並ぶ前記横糸の本数は等しく、前記第1の吊り糸は、前記上側ベルトの複数のベルトの全部と、前記下側ベルトの複数のベルトのうちの一部とを縫合しており、前記第2の吊り糸は、前記上側ベルトの複数のベルトのうちの一部と、前記下側ベルトの複数のベルトの全部とを縫合している構成としたのである。
以上のように構成すると、衝撃吸収領域において、第1の吊り糸および第2の吊り糸のいずれによっても、上側ベルトおよび下側ベルトのいずれか一方では、ベルトの一部しか縫われていないため、緩衝時にその縫われていないベルトの縦糸が吊り糸により傷つけられることが防止され、ベルトへのダメージが低減される。
その結果、墜落の中途でベルト全体が破断してしまい、緩衝作用が発揮されなくなることが防止される。
また、吊り糸が通る横糸の本数が一定であるため、ベルトの厚み方向および長さ方向に隣接する破断点と破断点の間隔も等しい。
このため、衝撃吸収時には一定間隔に破断してゆき、墜落者には規則的な衝撃が与えられるため、落下の際の不快感が低減され、フィーリングが向上する。
さらに、吊り糸が通る横糸の本数が一定であるため、縫製が比較的単純であり、特別な機械を準備したり、吊り糸を分別管理したりする必要がなく、製造コストを抑えることができる。
考案にかかるショックアブソーバにおいて、前記衝撃吸収領域における、前記第1および第2の吊り糸が通る前記複数のベルトの長さ方向に並ぶ前記横糸の本数は1である構成を採用することができる。
また、考案にかかるショックアブソーバにおいて、前記複数のベルトの総本数は4本である構成を採用することができる。
考案にかかるショックアブソーバを以上のように構成したので、ベルトが途中で破れ緩衝不能となること、墜落の際の緩衝作用時に不快感を催すこと、製造コストがかさむことが、いずれも防止されることとなった。
実施形態のショックアブソーバの全体側面図 実施形態のショックアブソーバの使用状態を示す概略図 実施形態のショックアブソーバの要部縦断面図 実施形態のショックアブソーバにおける、第1の吊り糸のパターンを示す要部縦断面図 実施形態のショックアブソーバにおける、第2の吊り糸のパターンを示す要部縦断面図 実施形態のショックアブソーバにおける、第1の吊り糸のパターンの他例を示す要部縦断面図 実施形態のショックアブソーバにおける、第2の吊り糸のパターンの他例を示す要部縦断面図
以下、図面を参照しつつ本考案の実施形態について説明する。
実施形態のショックアブソーバ100は、高所作業などの際に用いられる、ベルト10、20、30、40の複合体であり、その高所からの墜落時に衝撃を吸収して作業者Wにダメージが及ぶことを防止するものである。
実施形態のショックアブソーバ100では、その複数のベルト10、20、30、40を縫製する吊り糸51、52のパターンに工夫を凝らすことで、ベルトが途中で破れ緩衝不能となること、墜落の際の緩衝作用時に作業者Wに不快感を催すこと、製造コストがかさむことがいずれも抑制されている。
図1に示すように、実施形態のショックアブソーバ100は、中心に相当する衝撃吸収領域110と、両端に相当する分離領域120とを備えている。
ここで、衝撃吸収領域110と分離領域120は、それぞれ上側ベルト101及び下側ベルト102から一連に形成されている。
図示のように、実施形態のショックアブソーバ100は、分離領域120における上側ベルト101や下側ベルト102に、OリングやDリングなどのリングRを通し、その端部を縫合することでリングが取り付けられる。
使用の際には、図2のように、一方のリングRに、カラビナ等を介して作業者Wが着用するハーネスベルトHや腰ベルトを取り付け、他方のリングRに、同様にしてランヤードL等を取り付ける。ランヤードLのフックFは、構造物Sに引っ掛けられる。なお図2では、ショックアブソーバ100は、模式的に示している。
より詳細には、図3に示すように、実施形態では、上側ベルト101は、ベルト10とベルト20の2本のベルトからなり、下側ベルト102も同様に、ベルト30とベルト40の2本のベルトからなる。
ベルト10、20、30、40としては、それぞれ地糸としての縦糸と横糸から縫製されており、公知の構造のものが用いられる。
図示においては、地糸のうち、ベルト10、20、30、40の幅方向(長さ方向に対して垂直)に延びる横糸11、21、31、41のみが描かれており、ベルト10、20、30、40の長さ方向に延びる縦糸は省略されている。
吊り糸は、4本のベルト10、20、30、40のうち、少なくとも2本のベルトを繋ぐ機能を有している。
かかる吊り糸は、ベルト10、20、30、40の長さ方向に延びている点では縦糸と同様であるが、2本以上のベルトを繋いでいる点で、各ベルト10、20、30、40の地糸となる縦糸とは、明確に区別される。
実施形態のショックアブソーバ100は、その衝撃吸収領域110において、吊り糸50により、上側ベルト101と下側ベルト102とが縫合されている。
一方、その分離領域120において、吊り糸50により上側ベルト101と下側ベルト102とは縫合されていない。
すなわち、衝撃吸収領域110において、上側ベルト101と下側ベルト102は一体化されており、分離領域120において、上側ベルト101と下側ベルト102は分離している。
実施形態のショックアブソーバ100が作用する状況では、分離領域120における上側ベルト101と下側ベルト102とが互いに離れる方向に荷重が加わる。
これにともない、上側ベルト101と下側ベルト102とが一体化している衝撃吸収領域110に荷重が集中し、その一体化を担う吊り糸50が、各ベルト10、20、30、40の地糸を構成する、横糸11、21、31、41との縫い目の間で順次に破断していく。
このように吊り糸50が破断することで、実施形態のショックアブソーバ100を装着した作業者が、高所から落下したときに受ける衝撃が吸収されることとなる。
ここで、図示のように、実施形態のショックアブソーバ100では、その吊り糸50が、ベルト10、20、30、40との縫い合わせパターンが異なる、第1の吊り糸51と第2の吊り糸52のみから構成される。
このような吊り糸50としては、第1の吊り糸51と第2の吊り糸52以外の吊り糸は存在しない。
まず、実施形態のショックアブソーバ100の分離領域120では、第1の吊り糸51は、上側ベルト101のベルト10とベルト20とを縫合しているが、下側ベルト102のベルト30とベルト40とを縫合していない。
また、第2の吊り糸52は、下側ベルト102のベルト30とベルト40とを縫合しているが、上側ベルト101のベルト10とベルト20とを縫合していない。
このように、分離領域120では、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52により、上側ベルト101と下側ベルト102とは縫合されていない。
より詳しくは、分離領域120において、第1の吊り糸51は、ベルト10の横糸11と、その横糸11にベルトの長さ方向および厚み方向に隣接するベルト20の横糸21とを1本ごと、すなわち「1:1」に縫合している。
同様に、分離領域120において、第2の吊り糸52は、ベルト30の横糸31と、その横糸31にベルトの長さ方向および厚み方向に隣接するベルト40の横糸41とを1本ごと、すなわち「1:1」に縫合している。
したがって、分離領域120において、第1の吊り糸51が間を通るベルト10、20の長さ方向に並ぶ横糸11、21の本数と、第2の吊り糸52が間を通るベルト30、40の長さ方向に並ぶ横糸31、41の本数とは等しくなっている。
なお、以上のように、本明細書において、ベルトの長さ方向に並ぶ横糸一本一本の間に吊り糸を通す縫合について、「1:1」で縫合するという。また、これを一般化して、ベルトの長さ方向に並ぶ横糸の複数本aと複数本aとの間に吊り糸を通す縫合、すなわち横糸a本毎に吊り糸を通している場合は、「a:a」で縫合するという。
一方、ショックアブソーバ100の衝撃吸収領域110では、第1の吊り糸51は、上側ベルト101のベルト10およびベルト20と、下側ベルト102のうちベルト30のみとを縫合している。
すなわち、第1の吊り糸51により、上側ベルト101と下側ベルト102のベルト40とは縫合されていない。
また、第2の吊り糸52は、下側ベルト102のベルト30およびベルト40と、上側ベルト101のうちベルト20のみとを縫合している。
すなわち、第2の吊り糸52により、下側ベルト102と上側ベルト101のベルト10とは縫合されていない。
より詳しくは、図4のように、衝撃吸収領域110において、第1の吊り糸51は、ベルト10、20、30を、上側ベルト101のベルト10における横糸11と、その横糸11にベルトの長さ方向に隣接する下側ベルト102のベルト30における横糸31とを、ベルト20を通過して1本ごと、すなわち「1:1」に縫合している。
同様に、図5のように、衝撃吸収領域110において、第2の吊り糸52は、ベルト20、30、40を、下側ベルト102のベルト40における横糸41と、その横糸41にベルトの長さ方向に隣接する上側ベルト101のベルト20における横糸21とを、ベルト30を通過して1本ごと、すなわち「1:1」に縫合している。
したがって、衝撃吸収領域110において、第1の吊り糸51が間を通るベルト10、30の長さ方向に並ぶ横糸11、31の本数と、第2の吊り糸52が間を通るベルト20、40の長さ方向に並ぶ横糸21、41の本数とは等しくなっている。
図示のように、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52は、それぞれ実施形態のショックアブソーバ100の上側ベルト101の上面側および下側ベルト102の下面側の両方から、ベルト10、20、30、40を縫合している。
図4に示すように、衝撃吸収領域110において、第1の吊り糸51は、上側ベルト101のベルト10の表面から、下側ベルト102のうち、ベルト30における横糸31を下からくぐり、上側ベルト101のベルト10の表面へと戻り、ここから再度、その横糸31とベルト30の長さ方向に隣接する別の横糸31を下からくぐり、これを繰り返すことで縫合がおこなわれる。
このとき、第1の吊り糸51は、下側ベルト102のベルト40の横糸41の下をくぐることはない。
同様に、図5に示すように、衝撃吸収領域110において、第2の吊り糸52は、下側ベルト102のベルト40の表面から、上側ベルト101のうち、ベルト20における横糸21を上からくぐり、下側ベルト102のベルト40の表面へと戻り、ここから再度、その横糸21とベルト20の長さ方向に隣接する別の横糸21を上からくぐり、これを繰り返すことで縫合がおこなわれる。
このとき、第2の吊り糸52は、上側ベルト101のベルト10の横糸11の上をくぐることはない。
実施形態のショックアブソーバ100において、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52の本数は、特に限定されないが、それぞれ1本のみとしたり、ショックアブソーバの幅方向に複数本が並列配置されるようにしたりすることができる。このように並列配置する場合には、幅方向を中心線の左右に対称位置に配置するとよい。このようにすると、幅方向の破断強度が一定化する。
実施形態のショックアブソーバ100の構成は以上のようであり、衝撃吸収領域110において、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52のいずれの吊り糸50によっても、上側ベルト101および下側ベルト102のいずれか一方では、ベルト10、20、30、40の一部しか縫われていないことになる。
このため、緩衝時にその縫われていないベルト10、20、30、40の縦糸が吊り糸50により傷つけられることが防止され、ベルト10、20、30、40へのダメージが低減され、墜落時にベルト全体が破断してしまい、緩衝作用が発揮されなくなることが防止される。
また実施形態のショックアブソーバ100では、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52が通る横糸11、21、31、41の本数が一定となっている。
このため、ベルト厚み方向に隣接する破断点と破断点の間隔が等しく、衝撃吸収時には一定間隔に破断してゆき、墜落する作業者Wには規則的な衝撃が与えられ、落下の際のフィーリングが向上するとともに、縫製が比較的単純であり、特別な機械を準備したり、吊り糸を分別管理したりする必要がなく、製造コストを抑えることもできる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものでない。
本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示され、その範囲内およびこれと均等の意味での、すべての修正と変更を含むものとする。
たとえば実施形態では、ショックアブソーバ100の上側ベルト101と下側ベルト102をそれぞれ2本のベルトから構成したが、それぞれ複数である限りにおいて、本数はこれに限定されず、一方または双方を3本以上のベルトから構成してもよい。
また、実施形態では、ショックアブソーバ100の中心部に衝撃吸収領域110を、両端部に分離領域120を、それぞれ設けているが、衝撃吸収領域110と分離領域120の配置や数はこれに限定されず、たとえば中心部に分離領域120を、両端部に衝撃吸収領域110を、それぞれ設けることもできる。
さらに実施形態では、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52とベルト10、20、30、40の長さ方向に並ぶ横糸11、21、31、41とを「1:1」に縫合したが、第1の吊り糸51が通るベルト10、30の長さ方向に並ぶ横糸11、31の本数と、第2の吊り糸52が通るベルト20、40の長さ方向に並ぶ横糸21、41の本数とは等しい、すなわち「a:a」に縫合する限りにおいてこれに限定されず、たとえば図6および図7に示すように、「2:2」に縫合してもよいし、同様に「3:3」に縫合してもよい。
また、衝撃吸収領域110と分離領域120とを、第1の吊り糸51および第2の吊り糸52が、それぞれ「a:a」に縫合する限りにおいて、ピッチを異ならせることができ、たとえば、衝撃吸収領域110では図4および図5のように「1:1」とし、分離領域120では図6および図7のように「2:2」とすることもできる。
実施形態では、ショックアブソーバ100の両端部にリングを取り付けているが、ショックアブソーバ100を安全帯やランヤード等と連結可能である限りにおいて、このような構成に限定されず、たとえば、両端部にカラビナ状やバックル状のものが取り付けられていたり、あるいは、安全帯と一連一体に構成したりすることもできる。
その他、ショックアブソーバ100には、これを折り畳んで収納するケースなど、各種の付属品が付属していてもよい。
ベルト10、20、30、40の横糸11、21、31、41および縦糸、ならびに吊り糸50の第1の吊り糸51および第2の吊り糸52において、糸の種類、材質、太さ、色、強度、本数、密度、織り方などは、相応の耐衝撃性が担保されている限りにおいて、特に限定されない。
ベルト10、20、30、40の横糸11、21、31、41および縦糸と、吊り糸50の第1の吊り糸51および第2の吊り糸52とで、糸の種類、材質、太さ、色、強度などを同じとしてもよいし、違えてもよい。
また、これらの糸に、抗菌加工、防カビ加工などの特殊加工が施されていてもよい。
10 ベルト
11 横糸
20 ベルト
21 横糸
30 ベルト
31 横糸
40 ベルト
41 横糸
50 吊り糸
51 第1の吊り糸
52 第2の吊り糸
100 ショックアブソーバ
101 上側ベルト
102 下側ベルト
110 衝撃吸収領域
120 分離領域
R リング
W 作業者
H ハーネスベルト
L ランヤード
F フック
S 構造物

Claims (3)

  1. それぞれ複数のベルトからなる上側ベルトおよび下側ベルトを吊り糸で縫合してなるショックアブソーバであって、
    前記吊り糸が、前記上側ベルトと下側ベルトを縫合してなる衝撃吸収領域と、前記上側ベルトと下側ベルトが縫合されていない分離領域と、を備え、
    前記吊り糸は第1の吊り糸と第2の吊り糸のみからなり、
    前記複数のベルトは、それぞれ長さ方向に垂直に延びる横糸を含んでおり、
    前記衝撃吸収領域において、
    前記第1の吊り糸と第2の吊り糸が通る前記複数のベルトの長さ方向に並ぶ前記横糸の本数は等しく、
    前記第1の吊り糸は、前記上側ベルトの複数のベルトの全部と、前記下側ベルトの複数のベルトのうちの一部とを縫合しており、
    前記第2の吊り糸は、前記上側ベルトの複数のベルトのうちの一部と、前記下側ベルトの複数のベルトの全部とを縫合している、ショックアブソーバ。
  2. 前記衝撃吸収領域において、前記第1および第2の吊り糸が通る前記複数のベルトの長さ方向に並ぶ前記横糸の本数は1である請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記複数のベルトの総本数は、4本である請求項1または2に記載のショックアブソーバ。
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