JP3239389U - キャンプ用テント - Google Patents
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Abstract
【課題】 室内に居る使用者が太陽光に強く曝され難く、室内が比較的明るいキャンプ用テントを提供する。【解決手段】 本考案のキャンプ用テント1は、室を構成する天部4と側壁部5とを有するテント本体3を有し、前記テント本体3の天部4及び側壁部5が、シート材から形成されており、前記側壁部5の少なくとも一部が、透光領域を有し、前記天部4の少なくとも一部が、前記側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。【選択図】 図4
Description
本考案は、キャンプサイトなどに設営されるテントに関する。
キャンプ用のテントは、支柱と、前記支柱を利用して張設されたシート材と、を有し、前記シート材で囲われた空間が室となる(特許文献1)。
ところで、キャンプ用テントは、屋外に設営されるため、日中には太陽光が室内に入り込むが、多量の太陽光が室内に入ると、室内に居る使用者は暑く感じる場合が多い。他方で、太陽光を遮ると、室内が暗くなり過ぎる。
そのため、使用者が太陽光に強く曝されることを防止しつつ、比較的明るい室内を有するテントが望まれる。
そのため、使用者が太陽光に強く曝されることを防止しつつ、比較的明るい室内を有するテントが望まれる。
本考案の目的は、室内に居る使用者が太陽光に強く曝され難く、室内が比較的明るいキャンプ用テントを提供することである。
本考案のキャンプ用テントは、室を構成する天部と側壁部とを有するテント本体を有し、前記テント本体の天部及び側壁部が、シート材から形成されており、前記側壁部の少なくとも一部が、透光領域を有し、前記天部の少なくとも一部が、前記側壁部の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、前記側壁部には、前記側壁部の一部分に、前記室内に通じる出入り口が形成され、前記側壁部には、前記出入り口を開閉する扉機能と前記出入り口の前上方に配置される庇機能を兼用する庇兼用扉部が設けられており、前記庇兼用扉部が、前記側壁部の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、前記遮光領域が、前記透光領域よりも遮熱性が高い。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、前記遮光領域を形成するシート材が、黒色を呈するシートである。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、前記遮光領域が、前記透光領域よりも遮熱性が高い。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、前記遮光領域を形成するシート材が、黒色を呈するシートである。
本考案のキャンプ用テントは、天部が側壁部の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有するので、天部から室内に入り込む太陽光の光量を少なくでき、テントの室内に居る使用者が、太陽光に強く曝されることを防止できる。また、本考案のキャンプ用テントは、側壁部が透光領域を有するので、その透光領域を有する側壁部から光が射し込み、室内が暗くなり過ぎることを防止できる。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、庇兼用扉部が遮光領域を有するので、庇兼用扉部を庇として出入り口の前上方に配置することにより、出入り口の前方場所が太陽光に強く曝されることを防止できる。
本考案の好ましいキャンプ用テントは、庇兼用扉部が遮光領域を有するので、庇兼用扉部を庇として出入り口の前上方に配置することにより、出入り口の前方場所が太陽光に強く曝されることを防止できる。
[第1実施形態]
図1乃至図3は、本考案の第1実施形態のテント1の使用状態を示している。図1は、同テント1の斜視図、図2は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)、図3は、同テント1の扉部51を開けて出入り口3bを開放した状態の斜視図である。なお、図2には、設営用のガイロープ7は示していない。
図1乃至図3は、本考案の第1実施形態のテント1の使用状態を示している。図1は、同テント1の斜視図、図2は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)、図3は、同テント1の扉部51を開けて出入り口3bを開放した状態の斜視図である。なお、図2には、設営用のガイロープ7は示していない。
図1乃至図3を参照して、本実施形態のキャンプ用テント1は、支柱2と、前記支柱2を利用して張設されたテント本体3と、を有する。なお、本考案のテント1は、支柱を有さないものでもよい。すなわち、本考案のテント1は、支柱を用いなくてもテント本体を張設できるテント(例えば、ガイロープで張設されるテントなど)でもよい。
前記テント本体3は、天部4と側壁部5とを有し、前記天部4及び側壁部5で囲われる内部空間が、テント1の室である。テント本体3は、柔軟なシート材から形成されている。図1及び図3において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒近似色部分及びロープ取付け片3aを除く)が天部4であり、灰近似色部分が側壁部5である。図2において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒色部分及びロープ取付け片3aを除く)が天部4であり、白色部分が側壁部5である。
前記テント本体3は、天部4と側壁部5とを有し、前記天部4及び側壁部5で囲われる内部空間が、テント1の室である。テント本体3は、柔軟なシート材から形成されている。図1及び図3において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒近似色部分及びロープ取付け片3aを除く)が天部4であり、灰近似色部分が側壁部5である。図2において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒色部分及びロープ取付け片3aを除く)が天部4であり、白色部分が側壁部5である。
本実施形態のテント1は、いわゆる三角型であり、特に、図示例のテント1は、前記三角型の範疇に含まれる山型である。
支柱2は、テント本体3の天部4を下から支えている。テント本体3の側壁部5には、その周方向に間隔を開けて、ロープ取付け片3aが設けられている。図示例では、側壁部5の周方向に所定間隔を開けた6ヶ所の上下にそれぞれロープ取付け片3aが設けられている。各ヶ所において、上側のロープ取付け片3aは、側壁部5と天部4の境界付近に設けられ、下側のロープ取付け片3aは、側壁部5の中間付近に設けられている。各ロープ取付け片3aには、ガイロープ7の端部が接続されている。前記ガイロープ7の反対端部をペグなどを用いて設置面(例えば地面)に固定することによって、柔軟なシート材から形成されるテント本体3は、前記支柱2とガイロープ7により、立体形状が維持されている。
支柱2は、テント本体3の天部4を下から支えている。テント本体3の側壁部5には、その周方向に間隔を開けて、ロープ取付け片3aが設けられている。図示例では、側壁部5の周方向に所定間隔を開けた6ヶ所の上下にそれぞれロープ取付け片3aが設けられている。各ヶ所において、上側のロープ取付け片3aは、側壁部5と天部4の境界付近に設けられ、下側のロープ取付け片3aは、側壁部5の中間付近に設けられている。各ロープ取付け片3aには、ガイロープ7の端部が接続されている。前記ガイロープ7の反対端部をペグなどを用いて設置面(例えば地面)に固定することによって、柔軟なシート材から形成されるテント本体3は、前記支柱2とガイロープ7により、立体形状が維持されている。
本実施形態のテント本体3の天部4は、全体として山型であり、具体的には、略六角錐状である。また、テント本体3の側壁部5は、前記天部4に連続しており、略六角錐台状を成している。前記側壁部5には、室内に通じる出入り口3bを開閉する扉機能を有する扉部51が設けられている。前記出入り口3b及び扉部51は、例えば、2ケ所設けられているが、1箇所でもよく、或いは3ケ所以上でもよい。
前記出入り口3bは、側壁部5を形成するシート材の一部を切り取ることによって形成されており、その切り取ったシート材が扉部51とされている。前記扉部51は、その上縁が天部4に連結され且つその下縁が自由端とされており、その両側縁が例えばファスナーなどを介して出入り口3bを画成する縁に着脱できるようになっている。扉部51の両側縁をファスナーなどで綴じることにより、出入り口3bは、扉部51によって塞がれる。出入り口3bを塞いだ状態の扉部51は、側壁部5の一部を成している。必要に応じて、扉部51の下縁もファスナーなどで綴じるように構成されていてもよい。
なお、図3は、扉部51及び後述するネット部53を外して、出入り口3bを開放した状態を示している。
前記出入り口3bは、側壁部5を形成するシート材の一部を切り取ることによって形成されており、その切り取ったシート材が扉部51とされている。前記扉部51は、その上縁が天部4に連結され且つその下縁が自由端とされており、その両側縁が例えばファスナーなどを介して出入り口3bを画成する縁に着脱できるようになっている。扉部51の両側縁をファスナーなどで綴じることにより、出入り口3bは、扉部51によって塞がれる。出入り口3bを塞いだ状態の扉部51は、側壁部5の一部を成している。必要に応じて、扉部51の下縁もファスナーなどで綴じるように構成されていてもよい。
なお、図3は、扉部51及び後述するネット部53を外して、出入り口3bを開放した状態を示している。
また、図1に示すように、出入り口3bには、虫侵入防止用のネット部53が設けられていてもよい。ネット部53は、例えば、柔軟な網目シートが用いられる。ネット部53も、例えば、その上縁が天部4に連結され且つその下縁が自由端とされており、その両側縁が例えばファスナーなどを介して出入り口3bを画成する縁に着脱できるようになっている。必要に応じて、ネット部53の下縁もファスナーなどで綴じるように構成されていてもよい。図1では、出入り口3bから扉部51を外し且つ前記外した扉部51を巻き上げているが、出入り口3bはネット部53によって塞がれている状態を示している。従って、図1に示すように、ファスナーを外して扉部51を開けると、通風可能なネット部53が出入り口3bを塞いでおり、さらに、ファスナーを外してネット部53を開けることにより、図3に示すように出入り口3bが開放され、その出入り口3bから室内に出入りできる。
前記側壁部5の少なくとも一部は、透光領域を有する。図示例では、扉部51を含む側壁部5の略全体が透光領域となっている。ただし、設置面に接する側壁部5の下方部は、透光領域となっていない。前記透光領域は、比較的多くの太陽光(特に可視光線)を透過できる領域をいう。このような透光領域は、透光性を有するシート材(以下、「透光シート」という場合がある)から形成される。
また、前記天部4の少なくとも一部は、前記側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。図示例では、天部4の略全体が、遮光領域となっている。前記遮光領域は、前記透光領域に比して、太陽光(特に可視光線)を通過させ難い領域をいう。このような遮光領域は、遮光性を有するシート材(以下、「遮光シート」という場合がある)から形成される。
また、前記天部4の少なくとも一部は、前記側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。図示例では、天部4の略全体が、遮光領域となっている。前記遮光領域は、前記透光領域に比して、太陽光(特に可視光線)を通過させ難い領域をいう。このような遮光領域は、遮光性を有するシート材(以下、「遮光シート」という場合がある)から形成される。
遮光シートの遮光性は、例えば、JIS L 1055:2009のA法に準じた測定法によって規定できる。
遮光シートの遮光性は、JIS L 1055:2009のA法(ただし、照度100000Lx)で測定した値で、例えば、95%以上であり、好ましくは、98%以上であり、より好ましくは、99%以上であり、さらに好ましくは99.3%以上である。なお、透光シートについては、JIS L 1055:2009のA法(照度100000Lx)で測定した値が、例えば、95%未満であり、好ましくは93%以下であり、より好ましくは91%以下であり、さらに好ましくは90%以下である。
遮光シートの遮光性は、JIS L 1055:2009のA法(ただし、照度100000Lx)で測定した値で、例えば、95%以上であり、好ましくは、98%以上であり、より好ましくは、99%以上であり、さらに好ましくは99.3%以上である。なお、透光シートについては、JIS L 1055:2009のA法(照度100000Lx)で測定した値が、例えば、95%未満であり、好ましくは93%以下であり、より好ましくは91%以下であり、さらに好ましくは90%以下である。
また、遮光シートは、透光シートよりも遮熱性の高いシートであることが望ましい。遮熱性に優れた遮光シート(遮光領域)を用いることにより、テントの室内が暑くなり過ぎることを抑制できる。
遮光シートの遮熱性は、例えば、JIS L 1951:2019に準じた測定法によって規定できる。
遮光シートの遮熱性は、例えば、JIS L 1951:2019で測定した値で、25%以上であり、好ましくは30%以上であり、より好ましくは35%以上である。なお、透光シートについては、JIS L 1951:2019で測定した値が、例えば、25%未満であり、好ましくは22%以下であり、より好ましくは19%以下である。
遮光シートの遮熱性は、例えば、JIS L 1951:2019に準じた測定法によって規定できる。
遮光シートの遮熱性は、例えば、JIS L 1951:2019で測定した値で、25%以上であり、好ましくは30%以上であり、より好ましくは35%以上である。なお、透光シートについては、JIS L 1951:2019で測定した値が、例えば、25%未満であり、好ましくは22%以下であり、より好ましくは19%以下である。
遮光シートとしては、例えば、黒色などの濃色を呈する遮光シート、銀色などを呈するなどの光線反射性を有する遮光シートなどを用いることができる。前記遮光シートの態様は、特に限定されず、天然繊維又は/及びポリエステルなどの合成繊維などを用いた織物生地シート、ポリエステルなどの合成樹脂を成膜したシート、前記織物生地やフィルムなどに遮光塗料を塗布した遮光層を有するシートなどが挙げられる。前記織物生地シートからなる遮光シートとしては、黒色などの濃色の糸及び/又は銀色などの金属色の糸を織った織物生地などが挙げられる。前記成膜シートからなる遮光シートとしては、黒色などの濃色又は銀色などの金属色に着色された樹脂を成膜した着色シートなどが挙げられる。前記遮光層を有するシートからなる遮光シートとしては、織物生地シートや成膜シート(この織物生地シート自体及び成膜シート自体は、遮光性を有していても、或いは、遮光性を有していなくてもよい)に、黒色などの濃色の塗料及び/又は銀色などの金属色の塗料を塗布したものなどが挙げられる。
遮光シートは、好ましくは黒色を呈するシートが用いられる。
遮光シートは、好ましくは黒色を呈するシートが用いられる。
透光シートとしては、例えば、黄色や緑色などの透光性に優れた淡色を呈する透光シートなどを用いることができる。前記透光シートの態様は、特に限定されず、天然繊維又は/及びポリエステルなどの合成繊維などを用いた織物生地シート、ポリエステルなどの合成樹脂を成膜したシート、前記織物生地やフィルムなどに淡色塗料又は透明塗料を塗布したシートなどが挙げられる。前記織物生地シートからなる透光シートとしては、黄色などの透光性に優れた淡色の糸及び/又は透明な糸を織った織物生地などが挙げられる。前記成膜シートからなる透光シートとしては、黄色などの透光性に優れた淡色に着色された樹脂を成膜した着色シート、無着色の透明シートなどが挙げられる。
なお、図1及び図3において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、灰近似色部分が透光シートによって形成されている部分である。図2において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、白色部分が透光シートによって形成されている部分である。
なお、図1及び図3において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、灰近似色部分が透光シートによって形成されている部分である。図2において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、白色部分が透光シートによって形成されている部分である。
本考案のキャンプ用テント1は、天部4が側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有するので、日中、特に太陽が高い位置にある正午前後に、天部4から室内に入り込む太陽光の光量を少なくできる。このため、テント1の室内に居る使用者が、太陽光に強く曝されることがなく、また、使用者が暑く感じ難くなる。
一方で、本考案のキャンプ用テント1は、側壁部5が透光領域を有するので、その透光領域から光が射し込み、室内が暗くなり過ぎることを防止できる。
一方で、本考案のキャンプ用テント1は、側壁部5が透光領域を有するので、その透光領域から光が射し込み、室内が暗くなり過ぎることを防止できる。
次に、本考案の第2実施形態を説明するが、その説明に於いては、主として上述の実施形態と異なる構成及び効果について説明し、同様の構成などについては、用語又は符号をそのまま援用し、その構成の説明を省略する場合がある。
[第2実施形態]
図4乃至図7は、本考案の第2実施形態のテント1の使用状態を示している。図4は、第2実施形態の第1例のテント1の斜視図、図5は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)、図6は、第2実施形態の第2例のテント1の斜視図、図7は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)である。第2例のテント1は、第1例のテント1よりも奥行きが短いことを除いて、第1例と略同様である。図4は、扉部52を閉めて出入り口3bを塞いだ状態の斜視図、図6は、扉部52を開けて出入り口3bを開放した状態の斜視図である。なお、図5及び図7には、設営用のガイロープ7及びロープ取付け片3aは示していない。
図4乃至図7は、本考案の第2実施形態のテント1の使用状態を示している。図4は、第2実施形態の第1例のテント1の斜視図、図5は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)、図6は、第2実施形態の第2例のテント1の斜視図、図7は、同テント1を上方から下方に向かって見た概略平面図(概略上面図)である。第2例のテント1は、第1例のテント1よりも奥行きが短いことを除いて、第1例と略同様である。図4は、扉部52を閉めて出入り口3bを塞いだ状態の斜視図、図6は、扉部52を開けて出入り口3bを開放した状態の斜視図である。なお、図5及び図7には、設営用のガイロープ7及びロープ取付け片3aは示していない。
図4乃至図6を参照して、本実施形態の第1例及び第2例のキャンプ用テント1は、それぞれ、支柱(図示せず)と、前記支柱を利用して張設されたテント本体3と、を有する。なお、第1例と第2例のテント1は、奥行き長さが異なる点を除いて略同様であるので、両者を区別せずに併せて説明する。前記テント本体3は、天部4と側壁部5とを有し、前記天部4及び側壁部5で囲われる内部空間が、テント1の室とされている。テント本体3は、柔軟なシート材から形成されている。図4及び図6において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒近似色部分、支柱に沿った黒近似色部分及び側壁部5の扉部52を除く)が天部4であり、灰近似色部分及び黒近似色に着色された扉部52が側壁部5である。図5及び図7において、黒近似色部分(側壁部5の下側の黒近似色部分及び側壁部5の扉部52を除く)が天部4であり、白色部分及び黒近似色に着色された扉部52が側壁部5である。
本実施形態のテント1は、いわゆるトンネル型である。
支柱は、テント本体3の天部4及び側壁部5を支えている。前記支柱は、例えば、アーチ形であり、奥行き方向に複数本並設されている。複数本のアーチ形支柱が、テント本体3の立体形状を維持するフレーム構造を成している。なお、図4及び図5の第1例のテント1は、4本の支柱が並設され、図6及び図7の第2例のテント1は、3本の支柱が並設されている。
テント本体3の側壁部5には、各支柱に対応した位置において間隔を開けて、ロープ取付け片3aが設けられている。図示例では、1本の支柱に対して左右一対且つ上下一対の計4ヶ所にロープ取付け片3aが設けられている。各ロープ取付け片3aには、ガイロープ7の端部が接続されている。柔軟なシート材から形成されるテント本体3は、前記支柱とガイロープ7により、立体形状が維持されている。
支柱は、テント本体3の天部4及び側壁部5を支えている。前記支柱は、例えば、アーチ形であり、奥行き方向に複数本並設されている。複数本のアーチ形支柱が、テント本体3の立体形状を維持するフレーム構造を成している。なお、図4及び図5の第1例のテント1は、4本の支柱が並設され、図6及び図7の第2例のテント1は、3本の支柱が並設されている。
テント本体3の側壁部5には、各支柱に対応した位置において間隔を開けて、ロープ取付け片3aが設けられている。図示例では、1本の支柱に対して左右一対且つ上下一対の計4ヶ所にロープ取付け片3aが設けられている。各ロープ取付け片3aには、ガイロープ7の端部が接続されている。柔軟なシート材から形成されるテント本体3は、前記支柱とガイロープ7により、立体形状が維持されている。
本実施形態のテント本体3の天部4は、全体として弧状であり、テント本体3の側壁部5は、前記天部4に連続した弧状を成している。テント本体3は、全体として略トンネル状を成している。前記側壁部5には、室内に通じる出入り口3bを開閉する扉機能を有する扉部52が設けられている。本実施形態の扉部52は、庇機能も有する庇兼用扉部52である。
前記庇兼用扉部52は、その上縁が天部4に連結され且つその下縁が自由端とされており、その両側縁が例えばファスナーなどを介して出入り口3bを画成する縁に着脱できるようになっている。
図4は、ファスナーなどを綴じて庇兼用扉部52によって出入り口3bを塞いだ状態を示している。入り口を塞いだ状態の庇兼用扉部52は、側壁部5の一部を成している。図6は、庇兼用扉部52を外して、出入り口3bを開放した状態を示している。図6に示すように、出入り口3bを開放すべく外された庇兼用扉部52は、前記出入り口3bの前上方に配置できるようになっている。上端が天部4に連結されている庇兼用扉部52は、その両側縁をファスナーから外し、その下端を前方に引き上げることができる。前方に引き上げられた庇兼用扉部52の下方部を、補助支柱21や補助ロープ71などの支持部材を用いて支持することにより、図6に示すように、開放された出入り口3bの前上方に庇兼用扉部52を張設できる。このように、庇兼用扉部52は、庇として機能させることができる。
前記庇兼用扉部52は、その上縁が天部4に連結され且つその下縁が自由端とされており、その両側縁が例えばファスナーなどを介して出入り口3bを画成する縁に着脱できるようになっている。
図4は、ファスナーなどを綴じて庇兼用扉部52によって出入り口3bを塞いだ状態を示している。入り口を塞いだ状態の庇兼用扉部52は、側壁部5の一部を成している。図6は、庇兼用扉部52を外して、出入り口3bを開放した状態を示している。図6に示すように、出入り口3bを開放すべく外された庇兼用扉部52は、前記出入り口3bの前上方に配置できるようになっている。上端が天部4に連結されている庇兼用扉部52は、その両側縁をファスナーから外し、その下端を前方に引き上げることができる。前方に引き上げられた庇兼用扉部52の下方部を、補助支柱21や補助ロープ71などの支持部材を用いて支持することにより、図6に示すように、開放された出入り口3bの前上方に庇兼用扉部52を張設できる。このように、庇兼用扉部52は、庇として機能させることができる。
なお、図示例のテント1は、側壁部5の一部に開閉可能な窓部54が形成されている。窓部54は、側壁部5を形成するシート材の一部を切り取ることによって形成されている。窓部54は、その上縁が天部4に連結され且つその下縁及び両側縁が例えばファスナーなどを介して切取り開口(シート材の一部を切り取ることによって生じる開口)の縁に着脱できるようになっている。図4は、窓部54を閉じた状態を示し、図6は、窓部54を開けた状態を示す(開けた窓部54は、巻き上げられている)。図6に示すように、切取り開口には、虫侵入防止用のネット部55が張設されている。
前記側壁部5の少なくとも一部は、透光領域を有する。図示例では、扉部52(庇兼用扉部52)を除いた側壁部5が透光領域となっている。
また、前記天部4の少なくとも一部は、前記側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。さらに、庇兼用扉部52も、側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。図示例では、天部4の略全体が、遮光領域となっており、庇兼用扉部52も、その略全体が遮光領域となっている。
前記透光領域は、上述の透光シートから形成され、前記遮光領域は、上述の遮光シートから形成される。
遮光シート及び透光シートの遮光性及び遮熱性並びにそれらの具体例などは、上記[第1実施形態]の欄に記載の通りである。
なお、図4及び図6において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、灰近似色部分が透光シートによって形成されている部分である。図5及び図7において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、白色部分が透光シートによって形成されている部分である。
また、前記天部4の少なくとも一部は、前記側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。さらに、庇兼用扉部52も、側壁部5の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する。図示例では、天部4の略全体が、遮光領域となっており、庇兼用扉部52も、その略全体が遮光領域となっている。
前記透光領域は、上述の透光シートから形成され、前記遮光領域は、上述の遮光シートから形成される。
遮光シート及び透光シートの遮光性及び遮熱性並びにそれらの具体例などは、上記[第1実施形態]の欄に記載の通りである。
なお、図4及び図6において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、灰近似色部分が透光シートによって形成されている部分である。図5及び図7において、黒近似色部分が遮光シートによって形成されている部分であり、白色部分が透光シートによって形成されている部分である。
本実施形態のキャンプ用テント1も、天部4から室内に入り込む太陽光の光量を少なくでき、使用者が、太陽光に強く曝されることがなく、その一方で、側壁部5から光が射し込み、室内が暗くなり過ぎることを防止できる。
さらに、庇兼用扉部52が遮光領域を有するので、庇兼用扉部52を庇として出入り口3bの前上方に配置することにより、出入り口3bの前方場所が太陽光に強く曝されることを防止できる。
さらに、庇兼用扉部52が遮光領域を有するので、庇兼用扉部52を庇として出入り口3bの前上方に配置することにより、出入り口3bの前方場所が太陽光に強く曝されることを防止できる。
1 テント
3 テント本体
4 天部
5 側壁部
52 庇兼用扉部
3 テント本体
4 天部
5 側壁部
52 庇兼用扉部
Claims (4)
- 室を構成する天部と側壁部とを有するテント本体を有し、
前記テント本体の天部及び側壁部が、シート材から形成されており、
前記側壁部の少なくとも一部が、透光領域を有し、
前記天部の少なくとも一部が、前記側壁部の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する、キャンプ用テント。 - 前記側壁部には、
前記側壁部の一部分に、前記室内に通じる出入り口が形成され、
前記側壁部には、前記出入り口を開閉する扉機能と前記出入り口の前上方に配置される庇機能を兼用する庇兼用扉部が設けられており、
前記庇兼用扉部が、前記側壁部の透光領域よりも透光性が低い遮光領域を有する、請求項1に記載のキャンプ用テント。 - 前記遮光領域が、前記透光領域よりも遮熱性が高い、請求項1または2に記載のキャンプ用テント。
- 前記遮光領域を形成するシート材が、黒色を呈するシートである、請求項1または2に記載のキャンプ用テント。
Priority Applications (1)
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JP2022002643U JP3239389U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | キャンプ用テント |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022002643U JP3239389U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | キャンプ用テント |
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JP3239389U true JP3239389U (ja) | 2022-10-06 |
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ID=83460259
Family Applications (1)
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JP2022002643U Active JP3239389U (ja) | 2022-08-09 | 2022-08-09 | キャンプ用テント |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3239389U (ja) |
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2022
- 2022-08-09 JP JP2022002643U patent/JP3239389U/ja active Active
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