JP3239272U - シール蓋及び容器 - Google Patents

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container
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sealing
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一全 大武
慶 影山
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Kagome Co Ltd
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Kagome Co Ltd
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Abstract

【課題】容器詰め調味料の開封時に剥し易いシール蓋を提供する。【解決手段】容器を構成するのは、少なくとも、本体、シール蓋20、及びキャップである。シール蓋20の形状は、平行四辺形(但し、正方形を除く。)である。シール蓋20の外周が囲っているのは、口天部12の外周である。シート蓋20の底辺の長さLは、口天部12の外径Rよりも大きい。外径Rに対する長さLの比は、1.23乃至1.38である。長さLに対する高さHの比は、0.9乃至1.1であり、好ましくは、1.0である。シート蓋20の鋭角θは、63乃至76度である。つまみ部22の面積が大きいと、つまみ部22がつまみ易く、その先端22aも立ち上げ易い。【選択図】図4

Description

本考案が関係するのは、シール蓋及び容器である。
容器の注ぎ口を密封するのは、シール蓋である。このシール蓋の形状は、様々であり、
例示すると、以下のとおりである。特許文献1に開示されているのは、蓋材であり、その
外周縁に形成されているのは、フラップ部である。特許文献2に開示されているのは、密
封用蓋材であり、その周縁に形成されているのは、当該掴み部である。特許文献3に開示
されているのは、シール蓋であり、その周縁に形成されているのは、タブである。特許文
献4に開示されているのは、シールディスクであり、そこに形成されているのは、タブで
ある。
特開2016‐11121号 特開2016‐74439号 特開2012‐56606号 特開2010‐540354号
本考案が解決しようとする課題は、シール蓋を剥し易くすることである。従来のシール
蓋の形状は、正方形である。このシール蓋の角部の長さは、短い。そのような短い角部は
、立ち上げ難く、かつ、つまみ難い。
本願考案者が着目したのは、剥す動作である。剥す動作を分解すると、動作の順に、シ
ール蓋を立ち上げること、シール蓋を摘まむこと、及びシール蓋を引っ張ることである。
そのような観点を踏まえ、本願考案者が鋭意検討して見出したのは、シール蓋の形状を平
行四辺形(但し、正方形を除く。)にすることで、シール蓋を剥し易くすることである。
しかも、本発明(平行四辺形)と従来品(正方形)とを比較すると、シール蓋に必要な材
料の量は、殆ど増えない。両者の面積は、略等しいからである。この観点から、本考案を
定義すると、以下のとおりである。
本考案に係るシール蓋の形状は、平行四辺形(但し、正方形を除く。以下、同じ。)で
ある。当該シール蓋の底辺に対する高さの比は、0.9乃至1.1(0.9から1.1ま
で)である。
本考案に係る容器を構成するのは、少なくとも、口天部及びシール蓋である。当該口天
部を上面視した形状は、円である。当該シール蓋が接着されるのは、当該口天部である。
当該シール蓋の形状は、平行四辺形である。当該シール蓋の底辺の長さは、当該口天部の
外径よりも大きい。
本発明に係る容器詰め飲食品の製造方法を構成するのは、少なくとも、封止工程である
。この封止工程において、容器の口天部を封止するのは、シール蓋である。このシール蓋
の特徴は、前述のとおりである。当該容器に詰められているのは、飲食品であり、例示す
ると、調味料である。本製造方法を構成するのは、更に、切断工程である。この切断工程
では、当該シール蓋を得るために、帯状材を切断する。当該帯状材を切断する方向(切断
方向)及び当該帯状材の長手方向がなすのは、鋭角又は鈍角である。当該帯状材を切断す
る間隔(切断間隔)に等しいのは、当該帯状材の短手方向の長さである。
本考案が可能にするのは、シール蓋を剥し易くすることである。すなわち、シール蓋の
角部は、立ち上げ易く、つまみ易い。
本実施の形態に係る容器の分解斜視図 本実施の形態に係る容器の使用状態斜視図 本実施の形態に係る容器の部分上面図 本実施の形態に係る口天部及びシート蓋の関係概念図 本実施の形態に係るシート蓋及び帯状材の関係概念図 平面視での比較写真(a)本実施の形態(b)従来品 正面視での比較写真(a)本実施の形態(b)従来品 側面視での比較写真(a)本実施の形態(b)従来品 比較写真(a)本実施の形態での開封時(b)従来品での開封時
<容器の全体構成>
図1で示されるのは、本実施の形態に係る容器1の分解斜視図である。容器1を構成す
るのは、本体10、シール蓋20、及びキャップ30である。容器1に充填されるのは、
飲食品である。この飲食品を例示すると、調味料などである。この調味料を例示すると、
ケチャップやマヨネーズ等である。
図2で示されるのは、容器1の使用状態斜視図である。本体10に貼り付けられるのは
、シール蓋20である。言い換えると、本体10を封止するのは、シール蓋20である。
その後、シール蓋20は、折り曲げられる。シール蓋20が折り曲げられると、本体10
に螺合されるのは、キャップ30である。
<本体の構成>
本体10に設けられているのは、首(くび)部11、及び口天部12である。首(くび
)部11に形成されているのは、ネックリングである。首部11に螺合されるのは、キャ
ップ30である。口天部12の形状は、円である。本体10の材質は、問わないが、好ま
しくは、樹脂である。この樹脂を例示すると、低密度ポリエチレンやエチレン・ビニルア
ルコール共重合体などである。
<シール蓋の形状>
図3で示されるのは、容器1の部分上面図である。シール蓋20の形状は、平行四辺形
(但し、正方形を除く。)である。シール蓋20の外周が囲っているのは、口天部12の
外周である。
<シール蓋の寸法>
図4で示されるのは、口天部12及びシール蓋20の関係概念図である。シール蓋20
の底辺21の長さLは、口天部12の外径Rよりも大きい。外径Rに対する長さLの比は
、1.23乃至1.38である。長さLに対する高さHの比は、0.9乃至1.1であり
、好ましくは、1.0である。言い換えれば、底辺の長さLに等しい又は略等しいのは、
高さHである。シール蓋20の鋭角θは、63乃至76度である。長さL及び高さHを固
定する場合、上底21a及び下底21bのズレΔLを変えることで、つまみ部22の面積
(以下、「つまみ面積」という。)を大きくする。言い換えると、つまみ面積を調整或い
は制御する要素は、ズレΔLである。例えば、外形Rが19.5mmであり、長さLが2
4mmであり、かつ、高さHが24mmである場合、ズレΔLは、9mmから12mmま
でである。つまみ面積が大きいと、先端22aが立ち上げ易く、つまみ部22もつまみ易
い。つまり、シール蓋20は、剥し易い。
<帯状材の切断>
図5で示されるのは、シール蓋20及び帯状材40の関係概念図である。帯状材40の
形状は、薄くて帯状である。帯状材40の素材は、問わないが、例示すると、アルミニウ
ムフィルムなどである。つまり、帯状材40を例示すると、アルミニウムテープである。
帯状材40を切断して、シール蓋20とする。帯状材40の長手方向Xに対する切断方向
Cのなす角は、鋭角θである。言い換えると、切断方向Cに対する帯状材40の長手方向
Xのなす角は、鈍角180°‐θである。帯状材40を切断する間隔は、距離Lである。
距離Lに略等しいのは、帯状材40の短手方向Yの長さHである。
<容器詰め飲食品の製造方法>
容器詰め飲食品の製造方法を構成するのは、主に、切断工程、充填工程、封止工程であ
る。すなわち、帯状材40を切断して、シール蓋20とする。本体10に充填されるのは
、飲食品である。次いで、本体10の口天部12は、封止され、そこで用いるのは、シー
ル蓋20である。これらの詳細な説明は、前述のとおりである。
<本実施の形態及び従来品の比較>
図6で示されるのは、本実施の形態及び従来品の平面視での比較写真である。本実施の
形態の形状が平行四辺形である(図6(a))のに対して、従来品は、正方形である(図
6(b))。
図7で示されるのは、本実施の形態及び従来品の正面視での比較写真である。本実施の
形態のつまみ面積S1(図7(a))は、従来品の面積S2(図7(b))に比して広い
。つまみ面積S1が面積S2に比して広いから、本実施の形態は、従来品に比してつまみ
易い。
図8で示されるのは、本実施の形態及び従来品の側面視での比較写真である。本実施の
形態の隙間V1(図8(a))は、従来品の隙間V2(図8(b))に比して広い。隙間
V1が隙間V2に比して広いから、本実施の形態は、従来品に比して立ち上げ易い。
図9で示されるのは、本実施の形態及び従来品での開封時の比較写真である。本実施の
形態では、指を掛ける箇所が側面P1である(図9(a))のに対して、従来品では、先
端P2である(図9(b))。容器に近いのは、先端P2より側面P1であるから、指の
力を容器に伝えやすいのは、従来品よりも本実施の形態である。
以上のとおり、本実施の形態は、従来品に比して、つまみ易く、立ち上げ易く、かつ、
力を伝えやすい。つまり、本実施の形態は、従来品に比して、剥し易い。更には、本発明
(平行四辺形)と従来品(正方形)とを比較すると、シール蓋に必要な帯状材の量は、殆
ど増えない。両者の面積は、略等しいからである。また、本発明(平行四辺形)で廃棄さ
れる帯状材の量は、市場品(十字架形)に比して少ない。
本考案が有用な分野は、容器詰め飲食品の製造である。

Claims (7)

  1. シール蓋であって、
    その形状は、平行四辺形(但し、正方形を除く。)である。
  2. 請求項1のシール蓋であって、
    その鋭角は、63乃至76度である。
  3. 請求項1又は2のシール蓋であって、
    その底辺の長さに対する高さの比は、0.9乃至1.1である。
  4. 容器であって、それを構成するのは、少なくとも、次のとおりである:
    口天部:その形状は、円であり、及び、
    シール蓋:それが接着されるのは、前記口天部であり、かつ、
    その形状は、平行四辺形(但し、正方形を除く。)である。
  5. 請求項4の容器であって、
    その鋭角は、63乃至76度である。
  6. 請求項5の容器であって、
    当該シール蓋の底辺の長さに対する高さの比は、0.9乃至1.1である。
  7. 請求項6の容器であって、
    当該底辺の長さは、前記口天部の外径よりも大きい。
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