JP3238710B2 - ラッパーに圧縮車軸を載置するトレーリングアーム型サスペンション - Google Patents

ラッパーに圧縮車軸を載置するトレーリングアーム型サスペンション

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、接地する車輪を車両フレームに載置するた
めの車両サスペンション機構に関し、より詳しくは、車
輪を支持する車軸を、車軸を弱くせずに載置するための
改良された機構を有する車両サスペンションに関する。
関連技術の説明 Birdへの米国特許第3,547,215号(1970年12月15日発
行)は、正方形の車軸が一般的にブラケットに溶接さ
れ、そのブラケットが車両サスペンション構造のトレー
リングアームに固定されているトレーリングアームサス
ペンションを開示している。車軸をブラケットに固定し
ている溶接部は、車軸の側部の、垂直の曲げモーメント
応力が中立である中央点に通常作られている。しかし、
これらの区域は、ブレーキトルク、車両の回転および斜
めの車軸(車輪)の移動により引き起こされる高い捩じ
り負荷の区域である。ブラケットに溶接された典型的な
車軸における弱点は、部分的に、好ましくない熱処理効
果および溶接部に隣接する局所的な区域における車軸構
造に対する溶接工程により引き起こされる微小亀裂が原
因である。さらに、クレーターまたはストライクマーク
は、亀裂が開始し得る、または応力が集中し得る点を形
成することがある。
この高荷重条件下で車軸をブラケットに堅く載置する
ために、車軸は一般的にブラケットに溶接される。車軸
は車軸ブラケットに、ブラケットの両側で線溶接により
溶接される。それが線溶接であるために、溶接部は「末
端」を有し、その末端に応力が集中し、そこで亀裂が開
始することがある。
この溶接問題に対する解決策がPierceらへの米国特許
第4,693,486号(1987年9月15日発行)に開示されてい
るが、この特許は、車軸が、車軸を部分的に取り囲むラ
ッパープレートによりトレーリングアームに固定され、
ラッパープレートが車軸を支持および強化する様に、ボ
ルトがラッパープレートを車軸の周りに圧縮し、円形の
プラグ溶接部が車軸上でラッパープレート中の円形開口
部の中に配置され、ラッパープレートを車軸に固定して
いるトレーリングアームサスペンションを記載してい
る。この機構はそれ以前の車軸に対する溶接を大きく改
良しているが、それでもプラグ溶接が車軸における応力
亀裂の原因になることがある。
Pierceへの米国特許第5,116,075号(1992年5月26日
発行)は、ラッパープレートが、車軸に対する溶接なし
に、機械的な圧縮により車軸に取り付けられているトレ
ーリングアームサスペンションを開示している。ラッパ
ープレートがボルトにより車軸に押しつけられると、圧
縮プレートの末端に取り付けたアダプタープレートが圧
縮力を正方形の車軸の隅に作用させる。ラッパープレー
トは、一対のサイドプレート上に取り付けてあり、サイ
ドプレートはトレーリングアームに固定されている。こ
のサスペンションは、車軸と車軸ブラケットの間で車軸
の亀裂が開始する可能性を無くすには効果的であるが、
ラッパープレートは比較的重く、車軸をトレーリングア
ームサスペンションに載置するのに、時として車軸に載
置する時点およびサスペンションを車両に載置する時点
で、膨大な量の熟練作業が関与する。圧縮力は、ある程
度不均一になる傾向がある。特に、アダプタープレート
により加えられる圧縮力は、ラッパープレートにより加
えられる圧縮力と比較して高くなることがある。
Kaufmanへの米国特許第5,328,159号は、U字形ゴムパ
ッドを有する一対のU字形ブラケットプレートが、正方
形車軸上に、そのゴムパッドをブラケットプレートと車
軸の間にして固定されているトレーリングアームサスペ
ンションを開示している。車軸はブラケットプレートに
対して僅かな角度で配置されているので、ブラケットプ
レートは車軸の側壁に僅かな斜めの力を及ぼす。車軸は
ブラケットプレートに溶接されているのであろう。
Dillingらへの米国特許第5,366,237号は、一対の半円
筒形ブラケットプレートが、2枚のプレートの間の開口
部を通し、ブラケットプレート同士の間の仕切り線に沿
って、丸い車軸に溶接されているトレーリングアームサ
スペンションを開示している。車軸はトレーリングアー
ム中の2個の開口部を通って伸び、ブラケットプレート
をビームに溶接することにより、トレーリングアームに
固定されている。ブラケットプレートは比較的広く、車
軸が曲った時にそれることはない。したがって、ブラケ
ットプレートの側縁部で車軸上に応力増加部が形成され
る。トレーリングアームには、車軸の車輪にブレーキを
作動させるためのブレーキアクチュエーターが取り付け
てある。車軸に溶接してあるために、好ましくない微小
亀裂を生じることがあり、これが疲労亀裂を開始し、最
終的に車軸に対する捩じり応力による車軸の破損につな
がることがある。
トレーリングアームと車軸の中央部の間にトラックバ
ーを載置するのも一般的である。トラックバーは、車軸
の中央部分に溶接したタワーブラケットを通して車軸に
取り付けてある。タワーブラケットと車軸の間の溶接部
は車軸の中に弱点および微小亀裂を導入することがあ
り、これが亀裂の原因となり、最終的に、厳しい、また
は長期間の負荷条件下で車軸の破損を引き起こすことが
ある。
DE4232779およびDE4232778は、空気バネまたは板バネ
を備えた車両サスペンション機構を開示しているが、そ
こでは正方形に近い車軸が、Uボルトおよび上部で車軸
と係合する車軸プレートを通してサスペンションに取り
付けてある。Uボルトの底部には充填物を備えることが
できる。車軸プレート中の開口部に受入れられたリング
が、車軸の上側表面に溶接されている。車軸の上側隅部
で車軸プレートにより、および溶接されたリングと接続
した車軸の下側隅部で充填プレートにより加えられる圧
力から生じた摩擦力が、取付の際に車軸を移動しない様
に保持すると言われている。Uボルトは、載置の際に車
軸の滑りを十分に阻止するだけの一貫した、十分な圧縮
力を与えず、丸い車軸とは効果的に作用しない。
発明の概要 本発明では、車両車軸がそこに、ブレーキアクチュエ
ーター、ラジアスロッドタワーまたは車軸を車両フレー
ムに載置するためのサスペンションの様な車両部品を車
軸ラッパーバンドを通して取り付けてあり、ラッパーバ
ンドが車軸を一様に圧縮し、車両上で運転中にラッパー
バンドに対する車軸の知覚し得るすべての平行移動また
は回転運動を阻止する大きさの、かなりの摩擦力を車軸
とラッパーバンドの間に与える。ラッパーバンドは、幅
が厚さよりも著しく大きいので、幅対厚さの比が1を優
に超えている。車軸取り付け機構は、一般的に3種類の
形態をとる。すなわち (1)正方形、長方形、六角形または他の多角形断面形
状の車軸がラッパーバンドにより圧縮荷重を受け、車軸
の側部と隅部の丸い部分の間の接点に非常に近い区域に
力が作用する。この実施態様では、ラッパーバンドが車
軸の隅部に対応する内側隅部を有し、その曲率半径が、
車軸隅部の外側曲率半径よりも小さく、ラッパーバンド
は、車軸の隅部を実質的に対角線状に横切る様に組み立
てられている。
(2)正方形、長方形、六角形または他の多角形断面形
状の車軸に、車軸の隅部で圧力を加えるラッパーバンド
で圧縮荷重をかける。この実施態様では、ラッパーバン
ドが、車軸隅部の外側曲率半径よりも大きな曲率半径を
有する、車軸隅部に対応する内側隅部を有し、ラッパー
バンドが車軸の対角線に対して実質的に45゜に組立られ
る。
(3)円形、長円形または類似の断面形状を有する車軸
が、車軸の周囲に比較的一様に配分されたラッパーバン
ドから圧縮荷重を受ける。
本発明は、様々な様式で達成することができる。一般
的に、圧縮するラッパーバンドは、車軸の形状に適合す
る形状を有する2個のプレートから形成される。適合す
るプレートを車軸の周囲で互いの方に圧縮し、好ましく
は溶接により、または機械的締め具により接合し、プレ
ートを張力下に保持し、それによって掴んだ車軸に圧縮
力を一様に配分する。本発明の一実施態様では、ラッパ
ーバンドが対向するU字形プレートから形成され、これ
らのプレートを車軸の周りに圧縮し、一つに溶接または
ボルト留めする。U字形プレートは互いに隣接する末端
部分を有し、溶接部または機械的締め具がU字形プレー
ト同士の末端部分を接合する。U字形プレートは、車軸
の周りに約180゜伸びているのが好ましい。
本発明の3つの形態のすべてに関連する本発明のもう
一つの実施態様では、ラッパーバンドが、単一の部品に
一体形成された、または単一の部品に溶接された、単一
の部品として形成され、好ましくはラッパーバンドを高
温に加熱しながら、車軸の周りに張り渡す。この実施態
様におけるラッパーバンドは、それを載置する車軸の断
面形状に適合する様に、断面が多角形でも円形でもよ
い。多角形の断面を有するラッパーバンドでは、内側隅
部の曲率半径は、軸の外側隅部の曲率半径よりも大きい
か、または小さくてよい。この実施態様では、ラッパー
バンドは、厚さが一様な鋼製バンドの形態でよく、車軸
と同じ断面形状に形成された長さを有し、ラッパーバン
ドの内側表面は車軸の外側表面に適合する。
本発明の第一の形態に関連する実施態様では、車軸は
断面が隅部を有する多角形、例えば正方形または六角形
であり、ラッパーバンドの内側表面部分は、車軸の隅部
の近くに位置する。例えば、ラッパーバンドの内側表面
部分は、車軸の側部と隅部の丸みの接点の近くに位置す
る。本発明の第3の形態に関連する別の実施態様では、
車軸の断面が円形であり、ラッパーバンドの内側表面部
分が車軸の全周で車軸と接触している。すべての実施態
様で、ラッパーバンドと車軸の間の摩擦力は比較的大き
く、通常の運転条件下でのラッパーバンドの車軸に対す
る相対的な移動を阻止するのに十分である。通常、圧縮
ラッパーバンドと車軸の間には、2つの間の摩擦力を最
大限にする直接接触がある。摩擦を強化する被覆がラッ
パーバンドと車軸の間に配置される場合がある。例え
ば、接着剤、塗料および薄膜充填材を車軸の外側表面お
よび/またはラッパーバンドの内側表面に施し、ラッパ
ーバンドと車軸の接触面積を増加することができる。こ
れらの高い摩擦力を達成するために、ラッパープレート
とラッパーバンドにおける張力は15,000psiを超え、好
ましくは25,000psiを超える。
本発明は、車軸とラッパーバンドの固定された関係を
維持するのに十分な摩擦力を与えることを意図している
が、車軸とラッパーバンドの間に機械的接続をさらに加
えるのが望ましい場合もあろう。例えば、ラッパーバン
ドおよび場合によりピンまたは座金を受入れるための通
し穴を車軸に開けることができる。車軸およびラッパー
バンドの両方が互いに正確に重なり合う開口部を有する
場合、ピンを開口部を通して伸ばし、摩擦により固定
し、異常な状況下における車軸とラッパーバンドの相対
的な移動を阻止することができる。一実施態様では、車
軸とラッパーバンドのそれぞれの側部に短いピンを使用
する。短いピンは、硬くした、テーパーの付いた末端を
有し、これをピンを車軸の穴の中に押し込み、車軸穴に
楔留めする。そのため、車軸穴の直径は、テーパーの付
いた末端部分を除いて、ピンの直径よりも僅かに小さ
い。テーパーの付いたピンは車軸穴の周囲の区域を圧縮
し、その区域を強化する。ラッパーバンドだけが開口部
を有する場合、開口部の中に丁度はまり込む座金を配置
し、車軸に溶接することができる。いずれの場合も、ラ
ッパーバンドおよび車軸の中の開口部は、車軸の中立軸
に位置するのが好ましい。ラッパーバンド中の開口部
は、一様な直径を有するが、ラッパーバンドに対して車
軸が移動する様に、一様でない直径を有することができ
る。
ラッパーバンドは一般的に一様な厚さを有する。しか
し、一実施態様では、ラッパーバンドは、その、車軸の
上側および下側の部分に対応する両端でテーパーが付い
た、または溝を付けた内側表面を有し、ラッパーバンド
の縁部での車軸に対するラッパーバンドの圧縮から生じ
ることがある応力を最少に抑えることができる。ラッパ
ーバンドは一般的に金属、例えば鋼、の板の細片からな
り、幅が約2〜3インチ、厚さが約3/4インチである。
したがって、ラッパーバンドの幅対厚さの比は通常小さ
くとも2であり、約10以下であるが、状況によりこれら
の比は変えることができる。
ラッパーバンドは、適当な載置ブラケットを介してブ
レーキアクチュエーターをサスペンションに載置するた
めの場所を与える。したがって、本発明の一実施態様で
は、上記の様に溶接などによりラッパーバンドに固定し
た取り付けブラケットにブレーキアクチュエーターを直
接載置する。ブレーキアクチュエーターを載置するラッ
パーバンドは、他の車両部品が無くても、あるいは適当
なサスペンションブラケットを通してサスペンション機
構アームの様な他の車両部品を載置することもできる。
一実施態様では、ブレーキアクチュエーター、および車
軸をフレームに載置するためのサスペンション機構のア
ームをラッパーバンドに取り付け、ブレーキアクチュエ
ーター用のSカムベアリングを、サスペンション機構用
のサスペンション取り付けブラケット中の開口部に載置
する。Sカムベアリングをサスペンション取り付けブラ
ケットに直接載置するために、ブレーキアクチュエータ
ーを車軸の中央部分に載置する場合と比較して、Sカム
シャフトは著しく短くすることができる。例えば、ブレ
ーキアクチュエーターは、トレーリングアームサスペン
ション載置ブラケットも取り付けたラッパーバンドに載
置するか、または別のラッパーバンドを通して車軸に別
に載置することもできる。
本発明の少なくとも第一および第3の形態の好ましい
実施態様で、U字形プレートを一つに溶接するか、また
は他の方法で接合する前に、U字形プレートの少なくと
も1個に張力をかけるために、U字形プレートの少なく
とも1個は、各末端部分に1個ずつ、一対の耳部を有す
る。さらに、本発明の少なくとも第一および第3の好ま
しい実施態様では、U字形プレートの末端部分は互いに
重なり合い、溶接部がU字形プレートの重なり合った末
端部分に位置する。
本発明の好ましい形態では、サスペンション機構の可
動アームが2個のラッパーバンドにより車軸に取り付け
られる。サスペンションブラケットは、好ましくは溶接
により、ラッパーバンドおよびサスペンション機構のア
ームに取り付けられる。本発明が意図するサスペンショ
ン機構は、アームが一般的に堅いトレーリングアームサ
スペンションならびにラッパーバンドが適当なブラケッ
トにより板バネに取り付けられる板バネサスペンション
を含む。
本発明の別の実施態様では、車両部品が、適当なブラ
ケットを介してラッパーバンドに載置するラジアスロッ
ドまたはトラックバーである。つまり、本発明のラッパ
ーバンドは、トラックバーまたはラジアスロッドタワー
ブラケットをそこに取り付けていることができる。この
ラッパーバンドにより、トラックバーまたはラジアスロ
ッドを車軸に溶接した場合に必然的に起こる、車軸中に
おける応力増加部分の形成が避けられる。
さらに本発明により、車両部品を車軸に載置する方法
が、車軸の一部の周囲に伸びる様に設計され、車軸の外
側表面部分の少なくとも一部に適合する形状を有する内
側表面部分を有するブラケットプレートを用意する工
程、車軸の一部の周囲に伸びる様に設計された内側表面
部分を有し、車軸の少なくとも別の外側表面部分に適合
する形状を有する表面部分を有するラッパープレートを
用意する工程、該車軸の周りで、ラッパープレートを前
記ブラケットプレートに対して対向して整列する様に配
置する工程、ブラケットプレートおよびラッパープレー
トを互いの方に押し付け、ブラケットプレートとラッパ
ープレートの間で車軸を圧縮する工程、およびブラケッ
トプレートおよびラッパープレートを互いに圧縮しなが
らブラケットプレートをラッパープレートに固定する工
程を含む。好ましくは、少なくとも部分的にラッパープ
レートの末端部分に張力を加えることにより、ブラケッ
トプレートおよびラッパープレートを互いに押し付け、
それによって固定工程の後、ラッパーバンド中で張力に
より車軸を圧縮状態に維持する。さらに、ブラケットプ
レートおよびラッパープレートは、互いに重なり合う末
端尾部を有し、ラッパープレートおよびブラケットプレ
ートの重なり合った末端尾部に溶接部を配置し、ラッパ
ープレートをブラケットプレートに固定する。本発明の
一実施態様では、ラッパープレートおよびブラケットプ
レートを、ねじ山の付いた締め具により機械的に一つに
固定する。
さらに本発明により、車両部品を車軸に載置する方法
は、車軸の外側表面に実質的に適合する内側表面を有す
る中空バンドを用意する工程、中空バンドを高温に加熱
し、その内側表面の直径を拡大する工程、中空バンドが
高温にある間に中空バンドを車軸上に押し込む工程、中
空バンドを冷却する工程、車両部品を中空バンドに載置
する工程を含む。中空バンドを車軸上に押し込む前また
は押し込んだ後に、車両部品を中空バンドに載置するこ
とができる。ラッパーバンドは、車軸を圧縮し、車軸と
ラッパーバンドの間の摩擦力により、車軸上の選択され
た位置に保持される。
本発明により、車軸およびラッパーバンドを溶接せず
に、車軸を車軸載置機構に固定するのに実質的に十分な
高度の圧縮状態に車軸を維持することにより、車軸をサ
スペンション、好ましくはトレーリングアームサスペン
ションに載置することができる。これによって、車軸
は、載置機構に溶接されないので、強力である。しか
し、載置機構および車軸の間の圧縮により生じた摩擦力
により、車軸は載置機構上の所定の位置に、したがって
トレーリングアームサスペンション上の固定位置に保持
される。この車軸載置機構は、従来の機構よりも軽量で
強力であり、さらに自動化された組立技術に適用でき
る。この様に、車軸載置機構は、類似の強度を有する車
軸載置機構と比較して、組立が安価であり、運転中の信
頼性がより高く、寿命が長く、軽量である。
図面の簡単な説明 ここで本発明を添付の図面を参照しながら詳細に説明
するが、図面中、 図1は、本発明のサスペンション機構を取り付けた車
両フレームの部分的な側方立面図であり、 図2は、図1に示すサスペンションの、拡大した部分
的な側方断面図であり、 図3は、図2の線3−3に沿って見た断面図であり、
図4は、図2の拡大部分であり、 図5は、図1〜4に示す車軸載置機構の一部であるラ
ッパーバンドの全体図であり、 図6は、本発明の車軸載置機構で使用するラッパーバ
ンドの別の実施態様の全体図であり、 図7は、丸い車軸で使用する様に設計された本発明の
第2の実施態様の、図2と同様の図であり、 図8は、図7の線8−8に沿って見た断面図であり、
図9は、図7に示す車軸載置機構の一部の拡大図であ
り、 図10は、本発明の第3の実施態様の、図7と同様の図
であり、 図11は、図10に示す車軸載置機構の底面図であり、 図12は、本発明のサスペンション機構の第4の実施態
様の、丸い車軸用の載置プレート機構を示す、図2と同
様の側方立面図であり、 図13は、図12に示す載置プレート機構および車軸の上
部材図であり、 図14は、本発明の車軸載置機構の第5の実施態様を示
す、自動車用サスペンション機構のための載置プレート
機構の、図2と同様の側方立面図であり、 図15は、図14に示す車軸載置機構の前面図であり、 図16は、図14および15に示す本発明の第5の実施態様
の組立方法を図式的に示す図であり、 図17は、本発明の車軸載置機構の第6の実施態様を示
す、自動車用サスペンション機構のための車軸載置機構
の、図2と同様の側方立面図であり、 図18は、図17に示す車軸載置機構の前面図であり、 図19は、本発明の第7の実施態様による車軸載置機構
を取り入れた、板バネ機構の部分前面図であり、 図20は、本発明の車軸載置機構の第8の実施態様を示
す、自動車用サスペンション機構のための部分的車軸載
置機構の、図12と同様の側方立面図であり、 図21は、図20に示す車軸載置機構の前面図であり、 図22は、図20および21に示す車軸載置機構の部品の平
面図であり、 図23は、本発明の第9の実施態様を示す、自動車用サ
スペンション機構のための部分的車軸載置機構の、図20
と同様の側方立面図であり、 図24は、図23に示す車軸載置機構の前方立面図であ
り、 図25は、図23に示す車軸載置機構部品の平面図であ
り、 図26は、本発明の第10の実施態様を示す、自動車用サ
スペンション機構のための部分的車軸載置機構の、図20
と同様の側方立面図であり、 図27は、図25に示す車軸載置機構の前方立面図であ
り、 図28は、本発明の第10の実施態様を示す、自動車用サ
スペンション機構のための部分的車軸載置機構の、図20
と同様の側方立面図であり、 図29は、図25に示す車軸載置機構の前方立面図であ
り、 図30は、本発明の第12の実施態様を示す、自動車用サ
スペンション機構のための部分的車軸載置機構の、図20
と同様の側方立面図であり、 図31は、本発明の第13の実施態様による車軸載置機構
の側方立面図であり、 図32は、図31の線32−32に沿って見た末端立面図であ
り、 図33は、本発明の第14の実施態様による車軸載置機構
の側方立面図であり、 図34は、図33の線34−34に沿って見た部分断面図であ
り、 図35は、本発明の車軸載置機構へのブレーキアクチュ
エーターの載置けを示す、本発明の第15の実施態様によ
るサスペンション機構の側方立面図であり、 図36は、図35に示す車軸載置機構およびブレーキアク
チュエーターの全体図であり、 図37は、図35および36に示す車軸載置機構ならびにア
クチュエーター載置ブラケットの全体図であり、図38
は、本発明の第16の実施態様によるサスペンション機構
の全体図であり、 図39は、図38に示すサスペンション機構の一部の部分
的に断面で示す側方立面図であり、 図40は、図39の線40−40に沿って見た断面図であり、 図41は、本発明の第17の実施態様により車軸に取り付
けたブレーキアクチュエーターの側方立面図である。
好ましい実施態様の説明 図面および特に図1に関して、車両フレーム10は、本
発明の第1の実施態様を示すサスペンション機構16によ
りフレームから吊り下げられた車軸12および接地する車
輪14(破線で示す)を有する。車両の前方は、図1で見
てフレームの左側になる。サスペンション機構16は、車
両フレーム10の両側に、フレーム10から吊り下がったハ
ンガーブラケット20に回転できる様に取り付けたトレー
リングアーム18を含む。ハンガーブラケット20は、その
下端に、トレーリングアーム18の前端部を回転できる様
に支持するための回転ピン22を有する。トレーリングア
ーム18は、車軸12を支持するための中空の長方形部材を
含む。トレーリングアーム18の前端部は回転ピン22で回
転できる様に支持されている。トレーリングアーム18
は、車両フレーム10に沿って後方に伸びている。トレー
リングアーム18の後端部は空気バネ24に固定されてい
る。トレーリングアーム18は、その前端部と後端部の中
間に僅かに下方に屈曲した部分を有する。その僅かな下
方屈曲部の近くで、前方ブシュ付きピン26および後方ブ
シュ付きピン28がトレーリングアーム18を通して伸び、
車軸載置機構30を支持しながら、車軸載置機構30とトレ
ーリングアーム18の間の限られた関節作用を可能にして
いる。空気バネ24の上側部分は車両フレーム10に固定さ
れている。
運転中、接地する車輪14の垂直運動は車軸12を通して
車軸載置機構30に伝達される。車軸載置機構30の垂直運
動は前方ブシュ付きピン26および後方ブシュ付きピン28
を通してトレーリングアーム18に伝達される。ブッシン
グ(図には示していない)がブシュ付きピン26、28のそ
れぞれを収容している。前方ブシュ付きピン26および後
方ブシュ付きピン28のブッシングにより車軸載置機構30
とトレーリングアーム18の間で許容される限られた関節
作用により、トレーリングアーム18の垂直運動が緩衝さ
れ、車軸載置機構30がトレーリングアーム18に対して小
さな垂直および円錐移動を行なえることにより、サスペ
ンションのロールレートが制御される。
車軸載置機構30の非常に大きな垂直運動がトレーリン
グアーム18の垂直運動を引き起こす。トレーリングアー
ム18の垂直運動は、回転ピン22におけるトレーリングア
ーム18の前端部の回転し得る接続により可能である。ト
レーリングアーム18の垂直運動は、空気バネ24および緩
衝器(図には示していない)により緩衝され、抑制され
る。
上記のトレーリングアームサスペンションの説明は、
例を挙げて説明するためであって、本発明の車軸載置機
構を使用できるサスペンションの型を限定するものでは
ない。例えば、本発明の車軸載置機構は、あらゆる異な
った型のトレーリングアームサスペンション、板バネサ
スペンション、およびそれら2種類の組合わせに使用で
きる。さらに、本発明の車軸載置機構を使用するサスペ
ンションは、トラック、トレーラー、バス、およびオフ
−ロード車両ならびにオン−ロード車両を含む他の種類
の大型自動車に使用できる。
車軸載置機構30は、一対のブラケットプレート32を含
み、ブラケットプレートのそれぞれが、上側縁部36およ
び下側縁部38を備えたプレート本体34、下側隅部40およ
び上側隅部42を有する。下側縁部38は、車軸12の2つの
側部と一致する全体的にL字形を形成し、図2に示す様
に、上側縁部36および下側縁部38が、車軸12の上側左お
よび下側右の隅部の一部の周りに伸びている。
一対のL字形フランジ46は、図2に示す様に、ブラケ
ットプレート本体34の下側縁部から横に伸び、全体的に
車軸の2つの側部と一致している。図3は、ブラケット
プレート本体34に固定されたフランジ46を示す。L字形
のブラケットプレートは、図2に示す様に、車軸12の上
側左の隅部に近い末端部48および車軸12の下側右の隅部
に近い末端部44を有する。ブラケットプレート32および
フランジ部44は下側隅部40に尾部50および上側隅部に尾
部52を有する。図4で分かる様に、尾部50は僅かに湾曲
している。フランジ46およびブラケットプレート本体34
の下側縁部は、車軸12の隅部で形状が車軸に適合する縁
部表面を形成する。特に、縁部表面部分は、図2に示す
力の矢印Fで示す様に、接点の近くで軸12の平らな部分
と噛み合っている。縁部表面部分は隅部54で車軸の隅部
13の曲率半径よりも小さな曲率半径を有するので、2つ
の表面間に隙間があり、車軸に対する力が縁部表面部分
の直線部分により加えられる。あるいは、フランジ46を
1個の部品に形成し、プレート本体34の下側縁部に溶接
することもできる。この構造では、フランジ自体が、ブ
ラケットプレート本体34の下側表面36およびL字形フラ
ンジ46と同じ様式で、車軸12に適合する形状の縁部表面
部分を形成する。
L字形ラッパープレート60は、図2に示す様に車軸12
の左および下側の側面と全体的に適合し、(図2に示す
様に)車軸12の左側に沿って上に伸びる垂直アーム62お
よび(図2に示す様に)車軸12の下側壁に沿って伸びる
水平アーム64を有する。L字形ラッパープレート60の隅
部78は、車軸の隅部13の曲率半径よりも小さな曲率半径
を有するので、図2に示す様に、これら2つの隅部の間
には隙間がある。この構造により、図2に示す力の矢印
Fにより示す様に、隅部と隅部の丸い部分の接点の近く
の側面で車軸に圧縮力が作用する。アーム64上の尾部66
は尾部50を超えて伸びている。尾部66の内側縁部が尾部
50の外側縁部と適合し、重なる様に、尾部66は水平に対
してある角度で曲っている。図3では、ブラケットプレ
ート本体34の下側縁部からフランジ48が横方向に伸びて
いることを示すために、左側のラッパープレート60がア
ーム62の上端部で切取られている。L字形ラッパープレ
ート60およびブラケットプレート本体34およびフランジ
46の下側縁部表面は、実質的に、図2で力の矢印Fによ
り示す様に車軸12の側部と隅部の接点の近くにある。
アーム62の外側表面上部には耳部76が形成されてい
る。アーム64の外側末端部には耳部74が形成されてい
る。耳部74および76は、三角形状を有するが、ラッパー
プレート60に引張り力を作用させるための掴み部分を与
える様に機能するのであれば、どのような形状でもよ
い。あるいは、アーム62および64は、ラッパープレート
60に引張り力を作用させるための掴み部分を形成するた
めに、耳部の代わりに切込を有することもできる。
車軸載置機構は次の様に組み立てる。
車軸12をブラケットプレート32の下側縁部に対して、
フランジの末端部46が車軸12の隅部の近くに整列する様
に配置する。次いで、ラッパープレート60をブラケット
プレート32の反対の位置に移動させる。ブラケットプレ
ート32の上側縁部36に対して下向きの力を作用させ、ラ
ッパープレート60の耳部74および76に対して一般的に線
Aに沿って上向きの力を作用させることにより、対向す
るブラケットプレート32とラッパープレート60の間に圧
縮力を作用させる。力Aはアーム62および64に沿った上
向きおよび横向きの力に分かれ、それによってラッパー
プレート60に張力を作用させる。ブラケットプレート32
およびラッパープレート60に加えられる圧縮力は、比較
的高く、例えば約20,000lbsのオーダーである。所望の
圧縮力に達したら、ブラケットプレート32およびラッパ
ープレート60を溶接部70および72により接合する。溶接
部は、冷却により収縮し、車軸12に対する圧縮力を少な
くとも維持する。L字形ラッパープレート60およびフラ
ンジ46の組合わせが、圧縮荷重を比較的一様な様式で車
軸12に作用させるラッパーバンドを形成する。車軸載置
機構による車軸の高水準の圧縮荷重がブラケットプレー
トを車軸上に堅く配置し、トレーリングアームサスペン
ションの使用中にブラケットプレートが互いに対して、
および車軸12に対して横方向に移動するのを阻止する。
上記の様式で一組のブラケットプレートおよびラッパー
プレートを溶接した後、第2組のブラケットプレートお
よびラッパープレートを溶接し、第2のラッパーバンド
を車軸上に形成することにより、車軸12に対する車軸載
置機構の組立が完了する。次いでブラケットプレートを
ブシュ付きピン26および28によりトレーリングアームに
載置することができる。
図2および3に示す様に、ラッパープレート60は、車
軸12の平面と隅部の丸い部分の接点の近くで、車軸の側
部に圧縮力を作用させる。ラッパーは、車軸に予め荷重
をかけてから、一緒に溶接する。L字形フランジ46の内
側隅部54の半径は、車軸12の外側隅部13の半径よりも小
さく、2つの隅部表面間に隙間を残す。同様に、L字形
ラッパープレート60の内側隅部78の半径は、車軸12の外
側隅部13の半径よりも小さく、2つの隅部表面間に隙間
を残す。同じ関係がラッパーおよび車軸の他の隅部同士
の間にも存在する。
L字形フランジ46をL字形ラッパープレート60に溶接
する様式は、溶接部が車軸と接触しない限り、変えるこ
とができる。車軸取り付けは、所望により1個以上のバ
ンドで、各トレーリングアームまたは他のサスペンショ
ンを車軸に接続することができる。この車軸接続は、図
1〜6に示すサスペンションの他に、多くの型のサスペ
ンションに使用することができる。例えば、本発明の車
軸接続は、車軸を板バネサスペンションならびにトップ
マウントおよび吊り下げ式トレーリングアームおよび板
バテと吊り下げ式トレーリングアームの組合わせに接続
するのに使用することができる。
別の手順として、ブラケットプレート32を先ずブシュ
付きピン26および28を通してトレーリングアーム18に取
り付け、車軸およびL字形ラッパープレートをブラケッ
トプレートに取り付け、上記の様に圧縮力をブラケット
プレートおよび/またはトレーリングアームおよびラッ
パープレートに作用させることができる。
L字形ラッパープレート60は、形状が全体的に細長
く、フランジの末端44、46および48の間の距離に近い幅
を有する。そのため、ラッパープレート60と車軸12が十
分に接触し、それによって2つの間に比較的高い摩擦力
が生じる。
図6は、L字形ラッパープレートの別の実施態様を示
す。この別の形態のラッパープレート80は、形状がL字
形であり、ウェブ88および89により分離された広いフラ
ンジ部分82、84および86を有する。図6に示すL字形ラ
ッパープレートは、フランジ部分82、84および86の間に
狭いウェブ部分88および89がある以外は、ラッパープレ
ート60と実質的に同じである。フランジ部分82、84およ
び86は、車軸12の上側左、下側左および下側右(図2で
見て)の対応する隅部に対して配置される。
ここで図7、8および9に本発明の第2の実施態様を
示すが、そこでは車軸載置機構が丸い車軸90を載置する
様に設計されている。一対のブラケットプレート92が、
ブラケットプレート32と同じ様式で、ブシュ付きピン26
および28によりトレーリングアームサスペンションのト
レーリングアーム18に取り付けられている。しかし、ブ
ラケットプレート92は異なった形状を有し、上側縁部96
および下側フランジ98を有するプレート本体94でそれぞ
れ形成されている。下側フランジ98は円弧状であり、車
軸90の外側表面の形状と一致する下側の円弧状表面100
およびプレート本体94の下側部分に固定された上側表面
を有する。下側フランジ98は、図9に示す様に、下側の
右側部分(図7で見て)に末端尾部104を有し、さらに
下側の左側部分(図7で見て)に末端尾部106を有す
る。フランジ98は、好ましくは鋳造または鍛造により、
ブラケットプレート本体94の下側部分で、それに対して
直角に、プレート本体94と一体に形成されている。ある
いは、下側フランジは別のプレートとして形成され、プ
レート本体94の下側部分に溶接されていてもよい。
一対のU字形ラッパープレート110が、車軸90の両側
にブラケットプレート92に対して並列して取り付けてあ
る。U字形ラッパープレート110のそれぞれが下側中央
の噛合わせ部分112、右側脚部114および左側脚部116を
有し、これらが全体で、車軸90の外側表面と適合する円
弧状の上側表面120を形成する。中央の噛合わせ部分112
は、円弧状の下側縁部118を有する。右側脚部114には切
込126が形成され、左側脚部には切込128が形成されてい
る。右側脚部114には尾部130が、フランジ98の右側尾部
104と重なり合う関係に形成されている。同様に、左側
脚部には尾部132が、フランジ98の左側尾部106と重なり
合う関係に形成されている。三角形の耳部134が右側脚
部114に溶接され、三角形の耳部136が左側脚部116に溶
接されている。溶接ビード138が尾部130をフランジ98の
尾部104に接合している。同様に、溶接ビード140が尾部
132をフランジ98の尾部106に接合している。
三角形のガセットプレート122がU字形ラッパープレ
ート110の片側に溶接部125で溶接されており、車軸90に
沿ってその中立車軸で伸びている。溶接部124はガセッ
トプレート122を車軸90に車軸90の中立軸に沿って固定
している。溶接したガセットプレートは、車軸90の車軸
取り付けに対する滑り抵抗を増加する。
丸い車軸の載置機構は、上記の正方形車軸の載置機構
30と実質的に同じ様式で組み立てる。ブラケットプレー
ト92を丸い車軸上に配置し、U字形プレート110をそれ
と並列に配置する。U字形プレート110およびブラケッ
トプレート92に、車軸載置機構30に加えた圧縮力と同じ
オーダーの圧縮力を加える。適当な圧縮力に達するま
で、耳部134および136に力を加える。ブラケットプレー
ト92はU字形プレート110にすみ肉溶接138および140に
より溶接する。次いで圧縮力を解除するが、車軸は車軸
載置機構により圧縮されたままになる。あるいは、円弧
状表面100および120の中央部分に僅かな窪みを付け、運
転中に車軸の上部および底部を下側フランジ98およびU
字形プレートに対して僅かにたわむ様にすることもでき
る。次いで、三角形のガセットプレートを車軸に溶接す
る。
ここで図11および12に関して、車軸載置機構を六角形
の車軸148に備える本発明の第3の実施態様を示す。車
軸148は、断面が六角形であり、6個の側面と6個の隅
部を有する。
車軸載置機構は、プレート本体152、上側縁部154、下
側縁部156および下側隅部158および160を有するブラケ
ットプレート150を含む。プレート本体152は、ブシュ付
き開口部162を通常の様式で備えている。
一対の半円形フランジ64がプレート本体の両側に溶接
されている。図10に示す様に、半円形のフランジ164の
左下側から左側のブシュ付き開口部162に向かってブレ
イスフランジ166が伸びている。構造が鏡像関係にある
類似のフランジがプレート本体152の反対側に取り付け
てある。半円形フランジ164は、車軸148の上側表面から
間隔をおいて配置され、すべて六角形車軸の隅部の近く
で車軸と接する関係にある、左上側圧力表面170、右上
側圧力表面172、左下側圧力表面174および右下側圧力表
面176を有する中央内側表面168を有する。
U字形プレート180は、車軸148の下に配置され、ラッ
パーバンドをブラケットプレート150に載置する際にラ
ッパーバンドに圧力をかけるための一対の一体形成され
た耳部182を有する。U字形プレートは、すべて六角形
車軸の隅部の近くで車軸と接する関係にある、左上側圧
力表面184、右上側圧力表面186、左下側圧力表面190、
右下側圧力表面192、底部左側圧力表面196および底部右
側圧力表面198を有する。左側溶接部192および右側溶接
部194がU字形プレート180をブラケットプレート150に
固定している。溶接部192および194は、車軸148まで伸
びていない。半円形フランジ164およびU字形プレート1
80により加えられる圧縮圧力は、図1〜4に示し、上に
説明した車軸載置機構により車軸12に加えられる圧縮力
と同様に、車軸148の側壁に、隅部においてではなく、
隅部の近くで加えられる。
ここで図12および13に、本発明の第4の実施態様を示
す。類似の番号は類似の部品を示す。ブラケットプレー
ト92は、上側縁部96を有するプレート本体94を含む。半
円形のフランジ202がプレート本体94の両側に溶接され
ている。ブレイスフランジ204が(図12に示す様に)半
円形のフランジ202の左下側から左側のブシュ付き開口
部226に向かって伸びている。プレート本体94は、通常
の様式で右側のブシュ付き開口部226も備えている。半
円形フランジ202は、車軸の外側表面に適合する様に円
弧状になった下側の内側表面206を有する。
U字形プレート212は、丸い車軸90の下に配置され、
上記の様式で車軸載置機構を組み立てる際にそこに張力
を加えるための、U字形プレート212の外側部分に上向
きの力を加えるためにそこに形成された一対の一体形成
された耳部214を有する。U字形プレートは、車軸90の
外側表面の形状に適合する様に円弧状に形成された内側
表面216を有する。左側溶接部222および右側溶接部224
がU字形プレート212をブラケットプレート92に固定し
ている。他の実施態様におけるのと同様に、比較的大き
な力をプレート本体94の上側縁部96および/または車軸
の片側のフランジ202に加え、同様にかなりの力をU字
形プレート212上の耳部214にも加え、車軸を圧縮してか
ら、溶接部222および224により、U字形プレート212を
ブラケットプレート92に溶接する。半円形フランジ202
およびU字形プレート212は、それぞれ円弧状表面206お
よび216を通して、比較的一様に配分された圧縮力を車
軸90に加える。
ここで図14および15に、本発明の車軸載置機構の第5
の実施態様を示す。ブラケットプレート230は、中空で
長方形のプリズム状のラッパーバンド232を載置する。
ラッパーバンド232は、プレート230の両側に伸びる一体
的な部品としてプレート230に溶接するか、または鋳造
または鍛造によりプレート230と一体形成することがで
きる。ラッパーバンド232は、正方形の車軸12に接し、
圧縮する8個の内側圧力表面234を有する。これらの圧
力表面234は、車軸12の平らな側面と隅部の丸い部分の
接点の近くで車軸に荷重をかける。図14に示す様に、内
側隅部235の曲率半径は車軸12の外側隅部の曲率半径よ
りも小さいので、2つの丸い部分の表面間に隙間があ
る。ラッパーバンド232は、各側面に、ラッパーバンド
の壁をたわみ易くするための中央波形部分236を有す
る。一般的に、車軸の各末端に2個ずつ、4個のラッパ
ーバンド232があり、ラッパーバンドをサスペンション
に取り付けている。正方形の車軸は、隅部にも荷重をか
けることができる。この原理は、六角形や円形の様な他
の車軸形状にも適用される。
ブラケットプレート230は、一対の載置穴231を有し、
それによってブラケットプレート、したがって車軸12を
サスペンション機構、例えばトレーリングアームサスペ
ンションまたは他の型のサスペンションに載置すること
ができる。ブラケットプレート230にはSカムベアリン
グ載置フランジ237が形成され、その中にSカム(図に
は示していない)をブラケットプレート230に載置する
ための開口部238を有する。取り付けフランジ237は、ブ
レーキアクチュエーターのSカムベアリング用の支持体
を与える。ブレーキ室ブラケットもラッパーバンド232
に、またはブラケットプレートに載置することができ、
アクチュエーター載置ブラケットを車軸に溶接する必要
をなくしている。
ラッパーバンド232は車軸12上にはめ込むが、予め加
熱しておき、車軸上で収縮させることができる。それに
よって、ラッパーバンド232は8個の圧力表面で車軸12
を圧縮する。
ここで図16に関して、ブラケットプレート230および
ラッパーバンド232を車軸12上に載置する方法を示す。
車軸12を支持体244上に載置する。アダプタープレート2
30およびラッパーバンド232を高温に加熱し、膨張させ
る。ブラケットプレートおよびラッパーバンドは、好ま
しくは鋼または延性鉄である金属の結晶構造を変化させ
ない程度にできるだけ高温に加熱する。温度は、ブラケ
ットプレートおよびラッパーバンドに使用される鋼のオ
ーステナイト領域より一般的に低くする。この様にして
加熱したブラケットプレート230およびラッパーバンド2
32を、プレス242に取り付けた固定具240に配置する。プ
レスが中空で長方形のプリズム状ラッパーバンドを車軸
12上の正しく整列した位置に押し込む。4個のその様な
ブラケットプレートおよびラッパーバンドを車軸12上に
押し込み、組立を完了する。
図14〜16に示す実施態様は正方形の車軸および正方形
でプリズム状のラッパーバンドを説明しているが、車軸
は、断面が円形、長方形、六角形、D形状、長円形、八
角形、または他のあらゆる一般的な形状でよく、ラッパ
ーバンドは、図14および15に示す正方形車軸および正方
形プリズム状ラッパーバンド32と類似の様式で、車軸の
形状に適合させることができる。
本発明をサスペンション中の1本のトレーリングアー
ムに関して説明したが、無論、各サスペンションは車両
の両側に1本ずつ一対のトレーリングアームを含む。し
たがって、各車軸上に4個、各末端に2個、の車軸載置
機構があり、トレーリングアーム18の両側に1個の載置
機構がある。さらに、本発明を、円形、正方形および六
角形車軸に関して説明したが、本発明は他の形状の車軸
用の車軸載置機構にも等しく適用できる。例えば、本発
明は、断面が八角形の車軸にも好適であると考えられ
る。八角形車軸支持機構の組立は、断面が正方形、円形
または六角形の車軸二対するのと同じ手順にしたがう。
本発明はあらゆる断面形状の車軸に応用できる。
ここで図17および18に関して、本発明の車軸載置機構
の第6の実施態様を示す。一対の載置プレート250はプ
レートをトレーリングアームサスペンションに、または
別の種類のサスペンションに載置するための載置穴252
を有する。取り付けプレート250はU字形開口部254を有
し、その中にラッパーバンド256の上側部分を受入れ
る。ラッパーバンド256はU字形上側部分258およびU字
形下側部分264を含み、これらがそれぞれ末端260および
266で接続し、溶接部272により末端260および266で一つ
に溶接される。U字形上側部分は、長方形または正方形
の車軸12の外側隅部13の曲率半径よりも大きい曲率半径
を有する内側隅部262を有する。同様に、U字形下側部
分264の内側隅部270は、車軸12の外側隅部13の曲率半径
よりも大きい曲率半径を有する。そのため、U字形上側
部分258およびU字形下側部分264の直線側部および接触
部分および車軸12の側部の間にある程度の隙間が生じ
る。
ラッパーバンドを、U字形上側部分258およびU字形
下側部分264に図17に示す矢印で加えられる圧縮力によ
り、車軸に取り付けてから、溶接作業を行なう。溶接
は、U字形上側部分258およびU字形下側部分264互いの
方向に圧縮し、車軸12が圧縮されている間に行なう。溶
接部が冷却した後、車軸中の予備荷重はU字形の上側お
よび下側部分258および264の高い引張り荷重を有する側
部に残る。さらに、溶接部の収縮により、ラッパーバン
ド256による車軸の圧縮力がさらに増加する。図に示す
様に、車軸12に対する圧縮力は、ラッパーバンド256の
隅部262および270により車軸の隅部13に加えられる。
ここで図19に関して、図17および18に示す車軸載置機
構が板バネサスペンションに取り付けられた、本発明の
第7の実施態様を示す。図17〜19を通して、同様の番号
は同様の部品を示す。板バネサスペンションは部分的に
のみ示し、スプリングサスペンション末端280は、板バ
ネ282、284および286およびエンドキャップ288を含む。
キャップと板バネ284の間にはエラストマーパッド290が
配置されている。板バネ286は開口部292を有し、その中
にピン294が通常の様式で取り付けてある。ラッパーバ
ンド256は図17および18に示すラッパーバンドと実質的
に同等であるが、載置プレート250を有していない。代
わりに、ラッパーバンドはエンドキャップ288にボルト
で取り付けてある。ラッパーバンド256は、図17および1
8に関して上に説明したのと同じ様式で、車軸に載置す
る。ラッパーバンドを車軸に取り付けた後、ラッパーバ
ンドをエンドキャップにボルト留めする。
ここで図20、21および22に、本発明の第8の実施態様
を示すが、そこでは同様の番号が同様の部品を示す。車
軸300は、車軸の水平は中央線または中立軸の上に円形
の開口部302を有する。ラッパーバンドは、上側のU字
形プレート304および下側のU字形プレート312を含み、
これらがそれぞれ上側および下側のU字形プレート304
および312の下側縁部306と上側縁部314で溶接部318によ
り一つに溶接されている。上側のU字形プレート304
は、長さ方向の縁部の近くに溝を付けたレリーフ区域31
0を有し、これが上側のU字形プレート304の横方向縁部
で車軸に僅かなレリーフを与える。同様に、下側のU字
形プレート312も、その横方向縁部に溝を付けたレリー
フ区域322を有する。溝を付けたレリーフ区域322は、車
軸300の底部に隣接して配置されている。溝を付けたレ
リーフ区域310は、車軸の上部に隣接して配置されてい
る。これらの溝付き区域は、車軸が垂直に屈曲する際に
U字形プレート304および312の横縁部から生じることが
ある車軸の応力増加を防止する。溝付き区域は場合によ
っては望ましいが、本発明に不可欠ではない。上側およ
び下側のU字形プレート304および312は、それぞれ、他
の実施態様に関して上に説明した様式で溶接作業のため
に圧縮する。溶接作業後に溶接部が冷却した後、ラッパ
ーバンドは車軸を圧縮し、圧縮力を車軸の周囲に実質的
に一様に配分する。一般的に、圧縮力は、ラッパーバン
ドが車軸上を横滑りするのを阻止するのに十分である。
次いで、ラッパーバンドを上記の様式でサスペンション
機構に載置する。図7〜9の実施態様と同様に、下側の
U字形プレート312は耳部134および136を備え、上側お
よび下側のU字形プレート312および304に圧縮力を加え
易くしている。
場合により、車軸のラッパーバンドに対する移動を確
実に阻止するために、安全機構を取り入れるのが望まし
いことがある。図20〜22に示す実施態様では、上側のU
字形プレート304は、円形開口部302の一方と正確に重な
った円形開口部308を備える。下側のU字形プレート312
は、車軸300の円形開口部302の他方と正確に重なった開
口部316を備える。ドライブピン320は、円形開口部30
2、円形開口部308および円形開口部316の内径と実質的
に等しい外径を有する。ラッパープレートを車軸300に
取り付けた後、ドライブピンは開口部316、302および30
8を通して挿入され、車軸の耐用寿命の間、この位置に
固定される。ピンは、車軸が、ラッパーバンドと車軸の
間の摩擦力を超える様な異常な捩じりまたは縦方向の力
を受けた時に、ラッパーバンドに対する車軸の回転なら
びに縦方向移動を効果的に阻止する。
ここで図23〜25に本発明の第9の実施態様を示すが、
そこでは類似の番号は類似の部品を示すのに使用してい
る。ラッパー取り付けバンド330は上側のU字形プレー
ト332および下側のU字形プレート338を含み、これらの
プレートは、前の実施態様に関して上に説明したのと同
じ様式で、下側縁部334および上側縁部340で溶接部318
により一つに接合されている。上側のU字形プレート33
2は、車軸300の上部に位置する溝付きレリーフ区域337
を有する。同様に、下側のU字形プレート338は、車軸3
00の底部に位置する溝付きレリーフ区域344を有する。
前の実施態様と同様に、車軸300は円形の開口部302を有
する。
上側のU字形プレート332は、車軸300の開口部302の
一方と正確に重なり合った細長い開口部336を有する。
同様に、下側のU字形プレート338も、車軸300の円形開
口部302の他方と正確に重なり合った細長い開口部342を
有する。細長い開口部336および342は、図24に示す様
に、軸方向ではなく、周方向でより大きな直径を有す
る。開口部336および342の軸方向直径は、車軸300の円
形開口部302の直径と実質的に等しい。ラッパー載置シ
リンダー330に対する車軸300の意図せぬ横方向移動を阻
止するための安全機構として、一体的なドライブピン
(図には示していない)を開口部342、302および336を
通して配置することができる。図20〜22に示す実施態様
の一体的なドライブピンよりも短い、テーパーの付いた
ピン321が、車軸300の側部のそれぞれで、開口部302中
に楔として配置され、それによって開口部302の周囲の
金属を圧縮し、細長い開口部336および338を通して伸び
る。ドライブピンの直径は、テーパーの付いた末端か
ら、開口部302の直径より僅かに大きな直径に増加して
いる。細長い開口部336および342は、ドライブピンおよ
びラッパー載置シリダー330の上側および下側表面の間
に隙間を与える。これによって、車軸300とラッパー載
置シリンダー330の間の、僅かな量の相対的な移動が可
能になる。好ましくは、ドライブピン321は、それぞれ
の細長い開口部336および342で、上側および下側のU字
形プレート332および338に溶接される。
上記の実施態様と同様に、溶接作業の前に、下側のU
字形プレート138上の耳部136および138を使用し、ブラ
ケットプレート92の上側縁部96を使用し、U字形プレー
ト332および338を車軸300の上に予め圧縮する。得られ
るラッパー載置バンド330が車軸300の上に実質的な圧縮
力を加え、車軸の耐用寿命中、車軸300とラッパー載置
シリンダー330の間の固定された載置関係を維持する。
ここで図26および27に関して、第10の実施態様を示す
が、その際、類似の番号は類似の部品を示す。この実施
態様では、車軸90は、図20〜22に示すラッパーと同等の
円筒形ラッパーを有する。U字形プレート304および312
は、図20〜22の実施態様で車軸300上に予め圧縮したの
と同様の様式で、車軸90の上に予め圧縮し、U字形プレ
ート304および312を車軸90の周りに圧縮しながら溶接す
る。図26および27に示す実施態様では、開口部316およ
び308のそれぞれに座金350を丁度にはめ込み、プラグ溶
接部により車軸90に溶接する。座金およびプラグ溶接部
は、ラッパーバンドに対する車軸90の意図せぬ移動を阻
止する点で、図20〜22の実施態様におけるドライブピン
と実質的に同じ機能を果たす。座金および溶接部は、本
発明の操作に不可欠ではなく、ある種の用途で、ラッパ
ーバンドに対して車軸上に異常な力が作用した場合に起
こる、ラッパーバンドと車軸の間の相対的な移動を阻止
するのに望ましい安全性を与えるだけである。
ここで図28および29に関して、本発明の第11の実施態
様を示すが、そこでは類似の番号を使用して類似の部品
を示す。図28では、丸い車軸が、図23〜25に示すのと同
じ構造のラッパー載置シリンダー330を有する。図28に
示す実施態様では、座金350が細長い穴342および336の
それぞれの中に配置され、図26および27の実施態様にお
ける様に、プラグ溶接部352により車軸に溶接されてい
る。この実施態様では、細長い穴342および336が、座金
350の上側および下側部分とラッパー載置シリンダー330
の間の隙間を与える。ラッパーバンド330は、図23〜25
に関して上に説明した様にラッパーバンド330が車軸300
に取り付けられているのと同じ様式で車軸90に取り付け
てある。
ここで図30に関して、本発明のラッパーバンドおよび
丸い車軸の別の形態を示す。この実施態様では、車軸90
が、下側縁部364を有する上側のU字形プレート362およ
び上側縁部368を有する下側のU字形プレート366から形
成されたラッパーバンド360を有する。上側および下側
のU字形プレート362、364が車軸90の形状に適合し、そ
れらを圧縮して一つに合わせてから、下側縁部364およ
び上側縁部368で溶接部370により、2個のU字形プレー
トを一つに接合する。上側のU字形プレートは、図22に
示すのと同じ様式で両端に溝付きレリーフ区域372を有
し、U字形プレートの縁部で車軸の上側部分に対する応
力を緩和している。同様に、上側のU字形プレート366
は、両端に溝付きレリーフ区域374を有し、プレート366
の縁部で車軸の下側部分に対する応力を緩和している。
この実施態様のラッパーバンドは、前の実施態様に示す
ラッパーバンドと実質的に同様に機能し、車軸ブラケッ
トまたはラッパーバンドを車軸に溶接せずに、サスペン
ション機構上での車軸の通常の使用中に、車軸を圧縮
し、ラッパーバンドに対して比較的固定した関係で維持
する。
本発明は、車軸上に溶接せずに、車軸をラッパーバン
ドに、およびサスペンションアームに固定するのに十分
な摩擦力をラッパーバンドと車軸の間に発生させること
を意図している。そこで、これらの摩擦力が、例えばゴ
ムの中間層なしに金属−対−金属の接触で発生すること
を意図する。しかし、密着性促進化合物または空気中で
硬化し、対向する金属表面間の密着性を促進する嫌気性
の液体であるLoktiteの様な充填材を使用することも本
発明の範囲内にある。プライマー塗料も使用できる。こ
れらの化合物は、ラッパーバンドおよび車軸の接触して
いる金属表面の摩擦係数を増加させる。
本発明は、丸い、僅かに長円形または卵形の車軸形状
の使用を意図している。僅かに長円形の形状は、成形工
程で車軸を僅かに圧縮することにより、車軸に付与する
ことができる、僅かに長円形の形状を与えることによ
り、車軸が縦軸を中心にして、ラッパーバンドに対して
回転するのを阻止することができる。
車軸は一般的に一様な壁厚を有する。しかし、本発明
は、壁厚が一様ではない車軸の載置にも使用できる。例
えば、車軸を2個の部品に製造し、側面で一つに溶接す
る場合、車軸の上側部分は下側部分よりも壁厚を薄くす
ることができる。この形状の車軸を本発明のサスペンシ
ョン機構に載置することができる。
本発明は、ラッパーバンドを、2個の部品ではなく、
「C」形状に製造することも意図している。ラッパーバ
ンドを車軸に取り付け、「C」形状バンドの縁部を引っ
張った後、溶接または機械的締め具により「C」の対向
する縁部を接合することができる。
本発明を、2個の部品を、共通の軸方向に伸びる対向
する縁部に沿って張力をかけて溶接したラッパーバンド
に関して説明した。ラッパーバンドの2個の部品を溶接
だけで接合するのが好ましいが、2個の部品は、部品上
の耳部を通って伸びるボルトの様な機械的な締め具によ
り張力をかけて接合することもできる。さらに、2個の
部品は機械的締め具と溶接の組合わせにより接合するこ
ともできる。
ここで図31および32に関して、ラッパーバンドの2個
の部品が機械的締め具により一つに接合される実施態様
を示す。ブラケットプレート380は、開口部384および載
置開口部386を含むSカム載置フランジ382を有し、載置
開口部は、ブラケットプレート380をトレーリングアー
ムサスペンションに図1〜3に示す様式で載置するのに
使用する。ブラケットプレート380は上側のU字形フラ
ンジ388を有し、その下側の半円形表面390は車軸90の外
側表面と接触する。ブラケットプレート380の前部およ
び後部に取り付けた一対のU字形プレート392は、開口3
3部396を含む中央部分394および末端フランジ398を有す
る。図31で、ブラケットプレート380の左側の末端フラ
ンジは、プレート392の一方にある開口部396を示すため
に切取ってある。
下側ブラケットプレート402は、半円筒形表面406を備
えた下側のU字形フランジ404を有する。半円筒形の表
面406および390は車軸90の外側表面と接触している。一
対のU字形プレート408が逆の位置でブラケットプレー
ト402の前および後縁部に取り付けてあり、それらの中
央部分410は一対のボルト開口部414を有する。中央部分
410の外側末端には末端フランジ416および418が形成さ
れている。ボルト420が開口部414および392を通って伸
び、ボルト420のそれぞれの末端にあるナット422を締め
ることにより、U字形プレート392および408をきつく引
き寄せて一つに合わせる。
図31に示す様に、U字形プレート392および408の中央
部分394および410はそれぞれ、U字形フランジ388およ
び404の末端と同様に互いに間隔をあけている。したが
って、ボルト420を締めると、U字形フランジ388および
404が車軸90の外側表面上に引き締められ、車軸90を圧
縮し、ブラケットプレート380およびブラケットプレー
ト402を車軸90に摩擦により載置する。ボルトは、車軸
の運転中、車軸がU字形フランジ388および404により捩
じり方向および軸方向で保持される様に、十分に締め付
ける。
図31および32に示す車軸載置機構は、例えば図1〜3
に示す型のトレーリングアームサスペンションに載置す
る。各トレーリングアーム18(図1〜3)で各車軸90上
に2つの車軸載置機構が取り付けてある。各車軸には4
つのその様な車軸載置機構が取り付けてあり、各トレー
リングアーム上には2つの車軸載置機構が取り付けてあ
る。
図33および34は、本発明のさらに別の実施態様を示す
が、そこではラッパーバンドの2つの部分が機械的に一
つに固定され、車軸載置ブラケットを車軸に摩擦により
接続している。類似の番号が類似の部品を示す図33およ
び34に関して、図32および31に示すブラケットプレート
380と実質的に同じ性質のブラケットプレート380は、開
口部384を含むSカム載置フランジ382および載置開口部
386および387を有する。上側のU字形フランジ388は、
車軸90の外側表面と摩擦接触する半円形の下側表面を有
する。ブラケットプレート380はさらに、以下に記載す
るボルトを受入れるための、上側のU字形フランジ388
に隣接する一対の開口部(図には示していない)を有す
る。
U字形の外側バンド430は、外側バンド430を車軸プレ
ート380にボルト留めするためのボルト433を受入れる穴
(図には示していない)を有する末端431および432を有
する。
内側バンド434は、傾斜した表面435および436、およ
び車軸90の外側表面と摩擦接触する半円形の表面437を
有する。上側の傾斜した表面439を有する楔438は、実質
的にU字形であり、図34に示す様に内側バンド434の傾
斜した表面435および436に隣接して配置される。ナット
441を有するボルト440が楔438と外側バンド430の間に伸
び、内側バンド434の表面437を圧縮し、車軸90の外側表
面と摩擦接触させる。さらに、ボルト440を締めること
により、外側バンド430に張力が生じ、それが内側バン
ド434の表面437に沿って一様な圧縮力をかける。同様
に、U字形フランジ388を張力をかけて引っ張り、半円
形の表面390を車軸90の外側表面に対して圧縮する。こ
の様にして、車軸は上側のU字形フランジ388と下側の
内側バンド434の間で圧縮されて固定される。
一般的に、図3に示す様式で各トレーリングアームに
2つのその様な載置機構があり、各サスペンション上に
一般的に2本のトレーリングアームがある。したがって
各車軸には、4つの、図33および34に示す様な車軸載置
機構がある。
本発明は、ブレーキ部品を車軸に直接載置するのを避
けるために、ブレーキアクチュエーター部品を車軸載置
プレートに載置することも意図している。アクチュエー
ター室用の載置ブラケットは、車軸載置機構に載置する
こともできる。Sカムベアリングおよびアクチュエータ
ー載置ブラケットを車軸載置機構に載置することによ
り、ブレーキアクチュエーター載置ブラケットを車軸自
体に溶接せずに済み、Sカムシャフトが短くなるので、
重量およびコストが節約されると共に車軸上の潜在的な
亀裂開始箇所が少なくなる。
ここで図35〜37に関して、本発明の車軸載置機構およ
び車軸載置機構に取り付けたブレーキアクチュエーター
を示す。類似の番号は類似の部品を示す。サスペンショ
ン機構は図1〜3に示すのと同じである。通常の緩衝器
450が、一端でフレーム10に、他端でトレーリングアー
ム18に回転できる様に取り付けてある。ブラケットプレ
ート380は、ブシュ付きピン26および28を通してトレー
リングアームに取り付けてある。下側縁部364を有する
上側のU字形ラッパープレート362が適当な溶接部474
(図37)によりブラケットプレート380に溶接されてい
る。溶接部474はブラケットプレートの両側に見られ
る。図37に示す様に、上側のU字形プレート362はブラ
ケットプレート380の各側面から横方向に伸び、丸い車
軸90の外側表面と係合する半円形の表面365を与える。
上側縁部368を有する下側のU字形プレート366は、載置
車軸90の外側表面と係合する半円形の内側表面369(図3
7)を有する。上側および下側のU字形プレート362およ
び366は、上記の様式で一つに合わせて押しつけ、車軸9
0に圧縮力を加えた後、溶接部370により接合される。
図36および37に示す様に、トレーリングアームのそれ
ぞれに2つの車軸載置機構がある。ブレーキアクチュエ
ーター室ブラケット452は、図36および37に示す様に、
一対の車軸機構中の下側U字形プレート360のそれぞれ
に取り付けられる。ブレーキアクチュエーター室ブラケ
ット452は、一対の三角形のサイドプレート466および長
方形のエンドプレート468を含む。長方形のエンドプレ
ートには中央の開口部470および一対のボルト開口部472
が形成されている。ブレーキアクチュエーター室454
は、長方形のエンドプレート468中のボルト開口部474を
通して伸びるボルト(図には示していない)によりブレ
ーキアクチュエーター室ブラケット452に載置する。ア
クチュエーターロッド455がブレーキアクチュエーター
室から伸び、ゆるみ調節器456に接続され、そのゆるみ
調節器はクランクアーム458を取り付けている。Sカム
シャフト460はクランクアーム458に堅く接続され、それ
によって回転する様に駆動される。SカムシャフトはS
カム464を取り付け、Sカムベアリング462の中に軸受け
されている。Sカムベアリング462は、ブラケットプレ
ート380中のボルト開口部385を通って伸びるボルト465
により、ブラケットプレート380に取り付けられてい
る。ブレーキアクチュエーターは、ブレーキ室454、ア
クチュエーターロッド457、ゆるみ調節器456、クランク
アーム458、Sカムシャフト460およびSカム464を含
み、すべて通常の部品であり、通常の様式で車輪にブレ
ーキを作用させる。しかし、Sカムベアリングおよびブ
レーキ室454を車軸載置機構に載置することは新規であ
り、これらの部品を車軸に溶接するのを避けている。
ここで図38〜40に関して、本発明のさらに別の実施態
様を示す。図38〜40は、US−A 5,366,237に記載され
ている様な、ただしその特許に開示されている車軸載置
機構の代わりに、本発明の車軸載置機構を備えたサスペ
ンション機構を示す。特に、このサスペンション機構
は、一対のフレームブラケット480を含み、それぞれの
フレームブラケットが、US−A 4,166,640に記載され
ている型の回転機構484によりトレーリングアーム482を
取り付けている。各トレーリングアーム482は、それら
の両側に車軸開口部486を有し、車軸はトレーリングア
ームを直接通って伸びている。トレーリングアーム482
は、さらに空気バネ490を取り付け、ブレーキアクチュ
エーター室492を含むブレーキアクチュエーターも取り
付けており、ブレーキアクチュエーター室は、アクチュ
エーターロッド493、クランクアーム494、Sカムベアリ
ング496に軸受けされ、トレーリングアーム482に取り付
けられたSカム498を有する。ブレーキアクチュエータ
ーのトレーリングアームへの載置はUS−A 5,366,237
にさらに記載されている。
本発明により、例えば図30に示す車軸載置機構は、車
軸90をトレーリングアーム482に載置するのに使用され
る。上側のU字形プレート362および下側のU字形プレ
ート366は溶接ビード500によりトレーリングアームの側
部に溶接されている。
ここで図41に関して、破線で示す車軸90に取り付けた
スプリングブレーキアクチュエーター室454を示す。類
似の番号は類似の部品を示す。図41に示す実施態様は、
サスペンションに取り付けてあるのではなく、サスペン
ションから独立して存在するラッパーバンドにより、ス
プリングブレーキアクチュエーター室が車軸90の上側に
取り付けられている以外は、図36および37に示す実施態
様と非常に類似している。上側のU字形プレート362
は、丸い車軸90の外側表面と係合する半円形の表面を与
える。上側縁部368を有する下側のU字形プレート366
は、車軸90の外側表面と係合する半円形の内側表面369
を有する。上側および下側のU字形プレート362および3
66は、上記の様式で一つに合わせて押し付け、車軸90に
圧縮力を加えた後、溶接部370により接合する。ブレー
キアクチュエーター室ブラケット452は一対の三角形の
サイドプレート466および長方形のエンドプレート468を
含む。長方形のエンドプレート468には、中央開口部470
および一対のボルト開口部472(図37)が形成されてい
る。ブレーキアクチュエーター室454は、長方形のエン
ドプレート468にあるボルト開口部474を通って伸びるボ
ルト(図には示していない)により、ブレーキアクチュ
エーター室ブラケット452に取り付けてある。アクチュ
エーターロッド455はブレーキアクチュエーター室から
伸び、ゆるみ調節器456に接続され、そのゆるみ調節器
はクランクアーム458に接続されている。クランクアー
ム458は、Sカムシャフト460により、カムブラケット51
0中に回転できる様に取り付けられ、Sカムシャフトは
クランクアーム458により回転駆動される。Sカムシャ
フトはSカム464(図37)を取り付け、Sカムベアリン
グ(図には示していない)中に軸受けされている。ブレ
ーキアクチュエーターは、ブレーキ室454、アクチュエ
ーターロッド457、ゆるみ調節器456、クランクアーム45
8、Sカムシャフト460およびSカム464を含み、すべて
通常の部品であり、通常の様式で車輪にブレーキを作用
させる。しかし、それぞれ上側および下側のU字形プレ
ート362、366により形成されるラッパーバンドにブレー
キアクチュエーターを載置することは新規であり、これ
らの部品を車軸に溶接することを避けている。
図41に示す様にブレーキアクチュエーターを車軸に載
置するのと同じ様式で、ラジアスロッドを車軸に載置す
るためのタワーを、ラッパーバンドにより車軸に載置す
ることができる。通常のタワーは、上側のU字形プレー
ト362の外側表面に適合するブラケットを通して、ラッ
パーバンド360に溶接することができる。その他の点で
は、タワーの取り付けは通常通りである。しかし、ラッ
パーバンド360を使用してタワーを車軸に載置すること
により、従来行なわれている様なタワーを車軸に直接溶
接することが避けられる。
付随する請求項に規定する本発明の精神から離れるこ
となく、上記の開示および図面の範囲内で妥当な変形お
よび修正が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピアース,ウィリアム シー. アメリカ合衆国.49442 ミシガン,マ スケゴン,ノース スチュアート スト リート 221 (56)参考文献 特開 平7−1932(JP,A) 実開 平1−180304(JP,U) 米国特許5366237(US,A) 米国特許5328159(US,A) 米国特許2929617(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 35/08 B60B 35/16 B60G 9/00 - 9/04

Claims (39)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地する車輪を車両フレームに載置するた
    めの、フレームの対向する側部に固定された少なくとも
    2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り付
    けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車両
    サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、互いに密接して内側表面部分で車軸を取り囲んで
    いる一対の中空のラッパーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に車両部品が前記
    ラッパーバンドに固定されており、 前記ラッパーバンドのそれぞれが、車軸の少なくとも一
    部の周囲に伸び、前記内側表面部分の少なくとも一部を
    形成する内側表面を有するブラケットプレート、車軸の
    少なくとも一部の周囲に伸び、内側表面部分の少なくと
    も一部を形成する内側表面を有する、前記ブラケットプ
    レートに対して横置きされたラッパープレートを含み、
    ブラケットプレートの適合する内側表面部分およびラッ
    パープレートの適合する内側表面部分が一般的に車軸上
    で直径方向で互いに対向し、車軸に圧縮力を加え、車軸
    支持機構を前記車軸上の固定位置に保持し、ラッパープ
    レートおよびブラケットプレートが互いに隣接する末端
    部分を有し、ラッパープレートおよび前記ブラケットプ
    レートの末端部分を接合する溶接部を含むことを特徴と
    する車両サスペンション。
  2. 【請求項2】車軸およびラッパーバンドが、断面で、隅
    部で接合する側壁により形成された複数の辺を有し、ラ
    ッパーバンドが、車軸の側壁と車軸の各隅部の丸い部分
    との接点の近くで車軸を内側方向に圧縮する圧縮表面を
    有する、請求項1の車両サスペンション。
  3. 【請求項3】車軸およびラッパーバンドが、断面で、隅
    部で接合する側壁により形成された複数の辺を有し、ラ
    ッパーバンドが、車軸の隅部で車軸を内側方向に圧縮す
    る圧縮表面を有する、請求項1の車両サスペンション。
  4. 【請求項4】車軸が実質的に円形の断面を有し、ラッパ
    ーバンドが、車軸と接触して車軸の周囲に比較的一様に
    配分された圧縮力を加える圧縮表面を有する、請求項1
    の車両サスペンション。
  5. 【請求項5】ラッパーバンドに対する車軸の回転運動を
    抑えるために、車軸の断面が円形から僅かに外れてい
    る、請求項4の車両サスペンション。
  6. 【請求項6】車軸の断面が長円形である、請求項5の車
    両サスペンション。
  7. 【請求項7】車軸の断面が卵形である、請求項5の車両
    サスペンション。
  8. 【請求項8】ラッパーバンドの幅対厚さの比が1を優に
    超えている、請求項1−7のいずれか1項の車両サスペ
    ンション。
  9. 【請求項9】ラッパープレートのそれぞれが、ラッパー
    プレートをブラケットプレートに溶接する前にラッパー
    プレートに張力を加えるために、ラッパープレートの各
    末端部分に1個ずつ、一対の耳部または切込を有する、
    請求項1の車両サスペンション。
  10. 【請求項10】ブラケットプレートおよびラッパープレ
    ートの両方が互いに重なり合う末端尾部を有し、ラッパ
    ープレートおよびブラケットプレートの重なり合った末
    端尾部に溶接部が位置する、請求項9の車両サスペンシ
    ョン。
  11. 【請求項11】ブラケットプレートのそれぞれが車軸を
    中心として約180゜伸び、ラッパープレートのそれぞれ
    が車軸を中心として約180゜伸びている、請求項1−10
    のいずれか1項の車両サスペンション。
  12. 【請求項12】ラッパーバンドが15,000psiを超える張
    力下にある、請求項1−11のいずれか1項の車両サスペ
    ンション。
  13. 【請求項13】ラッパーバンドが25,000psiを超える張
    力下にある、請求項1−11のいずれか1項の車両サスペ
    ンション。
  14. 【請求項14】ラッパーバンドが、車軸をアームに載置
    する車軸載置機構の一部を形成する、請求項1−13のい
    ずれか1項の車両サスペンション。
  15. 【請求項15】ブレーキアクチュエータを更に有し、前
    記ブレーキアクチュエータがブレーキアクチュエータブ
    ラケットを介して前記ラッパーバンドに接続されてい
    る、請求項14の車両サスペンション。
  16. 【請求項16】前記ブレーキアクチュエータによって回
    転自在に駆動され、前記ラッパーバンドに回転自在に載
    置されたSカムシャフトを更に有する、請求項15の車両
    サスペンション。
  17. 【請求項17】前記車輌部品は、ブレーキアクチュエー
    タであり、前記ブレーキアクチュエータはラッパーバン
    ドに固定されているブレーキアクチュエータブラケット
    を介して前記ラッパーバンドに結合している、請求項1
    −16のいずれか1項の車両サスペンション。
  18. 【請求項18】車軸載置機構が、ラッパーバンドに固定
    されアームに取り付けられた車軸ブラケット、ブレーキ
    アクチュエータが、車軸と平行に伸びるSカムシャフト
    を含むこと、および車軸ブラケットに取り付けられ、S
    カムシャフトを取り付けたSカムベアリングをさらに含
    む、請求項16の車両サスペンション。
  19. 【請求項19】車軸載置機構中に4個のラッパーバンド
    がある、請求項1−18のいずれか1項の車両サスペンシ
    ョン。
  20. 【請求項20】中空ラッパーバンドの少なくとも一つの
    内側表面部分および車軸の直径方向で対向する外側表面
    上にある密着促進性被覆をさらに含む、請求項1−19の
    いずれか1項の車両サスペンション。
  21. 【請求項21】密着促進性被覆が、嫌気性密着促進性液
    体、塗料、接着剤および薄膜充填材からなる群から選択
    される、請求項20の車両サスペンション。
  22. 【請求項22】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に 車両部品が前記ラッパーバンドに固定されていること、
    前記車軸および前記ラッパーバンドがそれぞれ、それら
    の中を通って伸び、径方向で互いに正確に重なり合った
    開口部を有し、さらに開口部に係合したピンを含むこと を特徴とする車輌サスペンション。
  23. 【請求項23】ピンが車軸の開口部の中に押し込まれ、
    車軸の開口部の周囲で車軸を圧縮する、請求項22の車両
    サスペンション。
  24. 【請求項24】ピンがラッパーバンドの開口部に溶接さ
    れている、請求項22または23の車両サスペンション。
  25. 【請求項25】ラッパーバンド中の開口部が、ラッパー
    バンドの周囲方向で、ラッパーバンドの軸方向における
    横断寸法よりも大きな横断寸法を有する、請求項22−24
    のいずれか1項の車両サスペンション。
  26. 【請求項26】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に ラッパーバンドに固定されたブレーキアクチュエータブ
    ラケットおよびブレーキアクチュエータブラケットに取
    り付けられたブレーキアクチュエータをさらに含むこと を特徴とする車両サスペンション。
  27. 【請求項27】前記ブレーキアクチュエータによって回
    転自在に駆動され、前記ラッパーバンドに回転自在に載
    置されたSカムシャフトを更に有する、請求項26の車両
    サスペンション。
  28. 【請求項28】溶接部がプラグ溶接部である、請求項1
    の車両サスペンション。
  29. 【請求項29】ラッパーバンド中の少なくとも1個の開
    口部が、ラッパーバンドの周囲方向で、軸方向における
    横断寸法よりも大きな横断寸法を有する、請求項1また
    は28のいずれかの車両サスペンション。
  30. 【請求項30】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に 車両部品が前記ラッパーバンドに固定されていること、
    ラッパーバンドが、車軸の上側および下側部分におい
    て、ラッパーバンドの軸方向縁部に溝を付けた表面を有
    すること を特徴とする車両サスペンション。
  31. 【請求項31】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に 車両部品が前記ラッパーバンドに固定されていること、
    車軸が、長方形の断面形状を有し、車軸の末端で一つに
    合わせて溶接された上側のU字形プレートおよび下側の
    U字形プレートから形成され、上側のU字形プレートの
    厚さが下側のU字形プレートの厚さよりも小さいこと を特徴とする車両サスペンション。
  32. 【請求項32】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に ラッパーバンドにラジアスロッドタワーが固定されてい
    ること 特徴とする車両サスペンション。
  33. 【請求項33】接地する車輪を車両フレームに載置する
    ための、フレームの対向する側部に固定された少なくと
    も2本のアーム、車軸載置機構により前記アームに取り
    付けた少なくとも1本の、車輪を支持する車軸を含む車
    両サスペンションにおいて、 前記車軸の直径方向で対向し、周囲方向で間隔をおいて
    配置された少なくとも2組の外側表面の少なくとも一部
    に適合する形状を有し、厚さよりも大きな幅を有すると
    共に、内側表面部分で車軸を取り囲んでいる中空のラッ
    パーバンドを具備し、 前記ラッパーバンドが、ラッパーバンドの前記内側表面
    部分のそれぞれで車軸を圧縮するのに十分な張力下にあ
    り、通常の運転条件下で前記ラッパーバンドに対する車
    軸の相対的な移動を阻止するのに十分な圧縮荷重を、車
    軸の少なくとも2組の直径方向で対向する外側表面を横
    切って車軸に一様に配分しており、更に 車両部品が前記ラッパーバンドに固定されていること、
    ラッパーバンドが、一体構造を有し、加熱された状態で
    車軸上に押し込まれ、収縮により固定されること を特徴とする車両サスペンション。
  34. 【請求項34】車両部品を車軸に載置する方法であっ
    て、 車軸の一部の周囲に伸びる様に設計され、車軸の外側表
    面部分の少なくとも一部に適合する形状を有する内側表
    面部分を有するブラケットプレートを用意する工程、 車軸の一部の周囲に伸びる様に設計された内側表面部分
    を有し、車軸の少なくとも別の外側表面部分に適合する
    形状を有する表面部分を有するラッパープレートを用意
    する工程、 前記車軸の周りで、ラッパープレートを前記ブラケット
    プレートに対して対向して整列する様に配置する工程、 ブラケットプレートおよびラッパープレートの端部に張
    力を加え、ブラケットプレートとラッパープレートの間
    で車軸を圧縮する工程、および ブラケットプレートおよびラッパープレートを互いに圧
    縮しながらブラケットプレートの端部をラッパープレー
    トの端部に固定する工程 を含み、前記固定工程の後ラッパーバンド中で張力によ
    り車軸を圧縮状態に維持することを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】ブラケットプレートおよびラッパープレ
    ートが互いに重なり合う末端尾部を有し、ラッパープレ
    ートおよびブラケットプレートの重なり合った末端尾部
    に溶接部を配置し、ラッパープレートをブラケットプレ
    ートに固定する、請求項34の車両部品を車軸に載置する
    方法。
  36. 【請求項36】車両部品を車軸に載置する方法であっ
    て、 車軸の外側表面に実質的に適合する内側表面を有する中
    空バンドを用意する工程、 中空バンドを高温に加熱し、その内側表面の直径を拡大
    する工程、 中空バンドが高温にある間に中空バンドを車軸上に押し
    込む工程、 中空バンドを冷却し、通常の運転において車軸とラッパ
    ーバンドの間の摩擦力によりラッパーバンドが車軸上の
    選択された位置に保持される様に、中空バンドを十分な
    力で車軸上に押し付ける工程、および 車両部品を中空バンドに固定する工程 を含む方法。
  37. 【請求項37】中空バンドを車軸上に押し込んだ後に、
    車両部品を中空バンドに載置する、請求項36の車両部品
    を車軸に載置する方法。
  38. 【請求項38】中空バンドを車軸上に押し込む前に、車
    両部品を中空バンドに載置する、請求項37の車両部品を
    車軸に載置する方法。
  39. 【請求項39】車両部品がサスペンション機構ブラケッ
    トであり、車軸を車両のフレームに載置するために、前
    記サスペンション機構ブラケットを介して車軸をサスペ
    ンション機構に載置する、請求項36−38のいずれか1項
    の車両部品を車軸に載置する方法。
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