JP3238565U - イベント創出用ツール - Google Patents

Abstract

【課題】個人で楽しむことができ、かつサプライズ的な要素も組み込んだイベントを創出する。【解決手段】イベント創出用ツール１０は、同型の２個のネックレス１２、１４によって構成されている。各ネックレス１２、１４の概ね下半分にＱＲコード（登録商標）１６が刻印されている。ＱＲコード（登録商標）１６は２個のネックレス１２、１４に跨って刻印されており、左側のネックレス１２にはＱＲコード（登録商標）１６の左半分が刻印され、右側のネックレス１４にはＱＲコード（登録商標）１６の右半分が刻印されている。ＱＲコード（登録商標）１６は、サーバにアップロードされている画像、動画、テキスト等のデジタルファイルのＵＲＬが二次元コード形式に変換されたものである。【選択図】図１

Description

本考案は、二次元コードが表示されたイベント創出用ツールに関する。

近年、商品やパッケージに表示されているＱＲコード（登録商標）を専用のリーダーや専用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたスマートフォンなどを利用して読み込みことにより、サーバにアップロードされている画像や動画を閲覧したりダウンロードしたりすることができるシステムが広く活用されている（特許文献１参照）。

特開２０２１－１８９４９９号公報

しかしながらＱＲコード（登録商標）に代表される二次元コードを利用したこのようなシステムは、商品の宣伝や取扱説明などの企業活動に利用されるケースがほとんどである。いまではＵＲＬを二次元コードに変換する技術も汎用化され、無料で変換サービスを受けることができるウェブサイトも存在する。

このような背景のもと、本考案者らは、個人で楽しむことができ、かつサプライズ的な要素も組み込んだイベントに利用することに想到した。そこで本願は、前述のシステムを利用したイベント創出用のツールであり、特定の者同士の合意に基づいて任意の画像や動画の閲覧や再生を可能とするツールを提案する。

前述の課題を解決するため、本願は以下の手段を提供する。

文字情報またはサーバのＵＲＬを変換した二次元コードが表示されたイベント創出用ツールであって、前記二次元コードの一部分がそれぞれ含まれるように２以上の複数のパーツに分割されていることを特徴とする、イベント創出用ツール。

前記二次元コードは、文字情報および画像、動画のうち少なくとも何れか一つのデジタルファイルを記憶するサーバのＵＲＬを変換したものであることを特徴とする。

前記二次元コードは、予め分割された装身具に表示されていることを特徴とする。

前記二次元コードは、印刷またはレーザー加工、彫刻、３Ｄプリンターのうち何れかの手法によって形成されていることを特徴とする。

本考案によれば、分割された複数のパーツが合致したときにのみデジタルファイルにアクセスすることができるため、恋人や仲間、家族間において、サプライズ的要素を組み込んだアミューズメント性の高いイベントを楽しむことができる。

イベント創出用ツールを示す図 イベント創出用ツールを示す図

以下、本考案の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。図１および図２は本考案の実施形態のイベント創出用ツールを示す図である。

イベント創出用ツール１０は、同型の２個のネックレス１２、１４によって構成されている。各ネックレス１２、１４は何も矩形の平板であり、左右の側辺同士を隙間なく合致するように形成されている。各ネックレス１２、１４の概ね下半分にＱＲコード（登録商標）１６が刻印されている。ＱＲコード（登録商標）１６は２個のネックレス１２、１４に跨って刻印されており、左側のネックレス１２にはＱＲコード（登録商標）１６の左半分が刻印され、右側のネックレス１４にはＱＲコード（登録商標）１６の右半分が刻印されている。ＱＲコード（登録商標）１６は、サーバにアップロードされている画像、動画、テキスト等のデジタルファイルのＵＲＬが二次元コード形式に変換されたものである。

図１に示すようにネックレス１２、１４を左右に隙間なく並べた状態にして、ＱＲコード（登録商標）読み取り用のアプリケーションソフトウェアをインストールしたスマートフォンを使用してＱＲコード（登録商標）１６を読み込むと、予めサーバにアップロードされているデジタルファイルを閲覧したりダウンロードしたりすることができる。ＱＲコード（登録商標）１６は一部が欠損していても機能を保全する誤り訂正機能が備わっているが、最大でも３０％の欠損を保全できるものでしかないため、２個のネックレス１２、１４に半分づつ刻印されたＱＲコード（登録商標）１６は単独では機能しない。

従って、２個のネックレス１２、１４をそれぞれ別の人物が所持している場合、２人の合意がなければ元のＱＲコード（登録商標）１６は完成しないため、何か一方のネックレス１２、１４だけではデジタルファイルにアクセスすることはできない。例えば、ネックレス１２、１４を恋人同士が所持している場合、２人が時間と空間を共有しているような状況においてそれぞれが所持するネックレス１２、１４を合致させることにより、デジタルファイルにアクセスすることができる。デジタルファイルには２人の思い出の画像や動画を保存しておいてもよいし、一方の者から他方の者へのメッセージを用意しておくこともできる。

本実施形態は、イベント創出用ツールの実施形態として同型の２個のネックレス１２、１４を挙げているが、これは好ましい実施形態の一つであるに過ぎず、本考案の技術的範囲を限定するものではない。例えば、３人以上の家族や仲間などでイベントを楽しみたい場合はイベント創出用ツール１０を参加人数分に分割すればよい。また、ＱＲコード（登録商標）１６はレーザー加工によって形成するほか、印刷、手彫り、３Ｄプリンター等の手法によって形成することができる。ＱＲコード（登録商標）１６は二次元コードの一例であり、他にもＤａｔａＭａｔｒｉｘ等のマトリクス型やＰＤＦ４１７等のスタック型の二次元コードを用いることもできる。

１０ イベント創出用ツール
１２ ネックレス
１４ ネックレス
１６ ＱＲコード（登録商標）

Claims (4)

1. 文字情報またはサーバのＵＲＬを変換した二次元コードが表示されたイベント創出用ツールであって、
   前記二次元コードの一部分がそれぞれ含まれるように２以上の複数のパーツに分割されていることを特徴とする、
   イベント創出用ツール。
2. 前記二次元コードは、文字情報および画像、動画のうち少なくとも何れか一つのデジタルファイルを記憶するサーバのＵＲＬを変換したものであることを特徴とする。
   請求項１に記載のイベント創出用ツール。
3. 前記二次元コードは、予め分割された装身具に表示されていることを特徴とする、
   請求項１または２に記載のイベント創出用ツール。
4. 前記二次元コードは、印刷またはレーザー加工、彫刻、３Ｄプリンターのうち何れかの手法によって形成されていることを特徴とする、
   請求項１乃至３の何れかに記載のイベント創出用ツール。

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