JP3238227U - ガス管路用の大型バルブのサーボモータ - Google Patents

Abstract

【課題】管破裂事故を防止し、加工が簡単で、メンテナンスが便利な、ガス管路用の大型バルブのサーボモータを提供する。【解決手段】サーボモータ筒体３の底部にはヒンジリング１６が設けられ、ピン軸８の両端にはオイル流路１２がそれぞれ設けられ、ピン軸の両端の外部には、シリンダチューブ１０がピン軸８の両端の外側を包むように設置され、両側のシリンダチューブにはオイル流路の出口の位置に対応してそれぞれリング溝が設けられ、両側のシリンダチューブにはリング溝１４の位置に対応してそれぞれオイル口が設けられ、各オイル口にはそれぞれシームレス鋼管が接続され、一側のシームレス鋼管１７が第１エルボ１８を介してサーボモータ筒体のロッド側チャンバーに連通し、他の一側のシームレス鋼管６が第２エルボ５を介してサーボモータ筒体のヘッド側チャンバーに連通する。【選択図】図１

Description

本考案は、水力発電の技術分野に関し、特にガス管路用の大型バルブのサーボモータに関する。

火力発電ユニット又は水力発電ユニットの運転時において、給水弁の開閉操作をするためのサーボモータは、そのシリンダチューブ及び高圧シームレス鋼管等が全体として給水弁の開閉動作に応じて下吊り部に沿って揺動する。通常、給水弁の油圧装置の高圧油流は、高圧ホースを介してシリンダチューブのロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーに接続される。

給水弁の頻繁な開閉動作によって高圧ホースがねじ曲げられて変形し、高圧ホースの疲労損傷が不可避に発生するため、管破裂事故がよく発生し、オイルが吐出される。このようなオイルの吐出は環境を汚染するだけでなく、発電ユニットの運転停止を引き起して発電に影響を及ぼし、経済損失をもたらすことがよくあり、配管が破裂する時に、現場に人がいれば、人身と設備の安全を危険にさらす可能性もある。

本考案は、従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、管破裂事故を効果的に避けることができ、人身と設備の安全を危険にさらすことを避けることが可能なガス管路用の大型バルブのサーボモータを提供することを目的とする。

上記の技術的問題を解決するための本考案の技術的手段は以下の通りである。

本考案の一態様であるガス管路用の大型バルブのサーボモータは、サーボモータ筒体、ピン軸、シリンダチューブ、ベースを備え、前記サーボモータ筒体の底部にはヒンジリングが設けられ、前記ヒンジリングにはピン軸を介して固定イヤープレートがヒンジ結合され、前記ピン軸の外端にはストッパプレートが固定され、前記ピン軸の両端にはそれぞれオイル流路が設置され、前記ピン軸の両端の外部にはシリンダチューブがピン軸の両端の外部を包むように設置され、両側のシリンダチューブにはオイル流路の出口の位置に対応してそれぞれリング溝が設けられ、両側のシリンダチューブにはリング溝の位置に対応してそれぞれオイル口が設けられ、各オイル口にはそれぞれシームレス鋼管が接続され、その一側のオイル口のシームレス鋼管が第１エルボを介してサーボモータ筒体のロッド側チャンバーに連通し、他の一側のオイル口のシームレス鋼管が第２エルボを介してサーボモータ筒体のヘッド側チャンバーに連通する。

好ましくは、前記ヒンジリングの底部には、ベースが設けられる。

好ましくは、前記ピン軸がロックプレートによって固定イヤープレートに固定され、ロックプレートがロックプレート用ねじによって固定イヤープレートに接続して固定される。

好ましくは、前記ピストンロッドの頂部には、吊り部が設けられる。

好ましくは、前記ピン軸の両端には、シリンダチューブの外端面に対応してストッパプレートが固定され、前記ストッパプレートがストッパプレートねじによってピン軸に固定される。

好ましくは、各側のシリンダチューブには、ピン軸に対応して、リング溝の軸方向両側にそれぞれ組み合わせのシールリングが対称的に設けられる。

さらに、各側のシリンダチューブ内の組み合わせのシールリングの個数は４個である。

好ましくは、前記ストッパプレートがストッパプレートねじによってピン軸に固定される。

本考案は、ガス管路用の大型バルブのサーボモータを提供し、以下のメリットがある。高圧ホースの代わりに、シームレス鋼管、エルボ、オイル流路、シリンダチューブ及び組み合わせのシールリングを利用して、サーボモータ本体及びそのロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーのシームレス鋼管、シリンダチューブなどを一体の部品に構成し、ベースのピン軸に沿って一定の角度で回転させて、外部に固定された高圧パイプとピン軸上のオイル流路を連通し、油圧作動油を伝達するための目的を達する。本考案は、サーボモータが高圧ホースによって発生する管破裂事故で、人身及び設備の安全に危険にさらすことを徹底的に解決し、事故による稼働停止で発生する経済損失を減少させることができ、且つ加工が簡単であり、ロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーの高圧送油管がそれぞれオイルシリンダの両側に配置されるため、メンテナンスがさらに便利になる。

以下、本考案を添付図面及び実施例に関連してさらに説明する。

本考案の好ましい実施例の構成を示す模式図である。 図１におけるＡ方向の構成の拡大図である。 図１におけるＢ方向の一部構成の拡大図である。

本考案を添付図面に関連してより一層明らかに説明する。これらの図面は、いずれも簡略化された模式図であり、本考案の基本構成を概略的に説明するものであるため、本考案に係る構成のみを示すものであり、方向および参照（例えば、上、下、左、右、など・・・）は図中の特徴の説明にのみ使用されるものである。また、「第１」、「第２」等の用語はただ説明の目的ためであり、相対重要性を明示及び暗示するもの、又は記載の技術的特徴の数量を暗黙的に指定するものと理解されるべきではない。従って、「第１」、「第２」等が限定されている特徴は、その特徴を１つまたは複数含むことを明示又は暗示してもよい。本考案の説明において、「複数」とは、特に他の説明がされていない限り、２つ以上のことを意味する。本考案の説明において、「取り付け」、「連結」、「接続」という用語は、特に明確的に規定されていない限り、広義に理解されるべきであり、例えば固定的に接続されてもよいし、取り外し可能に接続されてもよいし、または一体に接続されてもよく、機械的に接続されてもよいし、電気的に接続されてもよく、直接に接続されてもよいし、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、２つの要素の内部の接続であってもよい。当業者にとって具体的情況に応じて本考案における上記用語の意義を理解すべきである。従って、本考案は、以下の具体的な実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及びその同等の形態により請求保護している主旨の範囲が限定されるものである。

図１～図３に示すガス管路用の大型バルブのサーボモータは、本考案の最適な実施例である。該サーボモータは、サーボモータ筒体３、ピン軸８、シリンダチューブ１０、ベース９を備える。サーボモータ筒体３の底部にはヒンジリング１６が設けられ、ヒンジリング１６がピン軸８によって固定イヤープレート１５にヒンジ結合され、ストッププレート１３の中間には貫通孔が設けられ、貫通孔の内径の寸法は外接された高圧シームレス鋼管が穿通できるように設けられ、ストッププレート１３はストッププレートねじ１９によってピン軸８に接続して固定される。ピン軸８の両端にはそれぞれオイル流路１２が設置され、ピン軸８の両端の外部にはシリンダチューブ１０がピン軸８の両端の外部を包むように設置され、シリンダチューブ１０には、オイル流路１２の出口の位置に対応してそれぞれリング溝１４が設けられ、シリンダチューブに設けられたリング溝はピン軸上のオイル流路１２に合せて少し前後回転することが可能であり、これによりオイルの流量を保証し、シリンダチューブにはリング溝１４の位置に対応してそれぞれオイル口が設けられ、その一側のオイル口には第１シームレス鋼管１７が接続され、第１シームレス鋼管１７が第１エルボ１８を介してサーボモータ筒体のロッド側チャンバーに連通し、他の一側のオイル口には第２シームレス鋼管６が接続され、第２シームレス鋼管６が第２エルボ５を介してサーボモータ筒体のヘッド側チャンバーに連通する。

本実施形態において、ピストンロッド２の頂部には、吊り部１が設けられ、吊り部１が給水弁本体の枢軸の操作用耳柄に接続される。ベース９の頂部にはベース９に溶接された２本の固定イヤープレート１５が設けられ、ヒンジリング１６が２本の固定イヤープレート１５の間に設けられ、ピン軸８を通じて固定を行い、即ち、ピン軸８が固定イヤープレート１５を穿通してヒンジリング１６にヒンジ結合され、ストッププレート１３がストッププレートねじ１９によってピン軸８に接続して固定され、ピン軸８がロックプレート７とロックプレート７上のロックプレートねじ２０によって固定イヤープレート１５に固定され、これによりピン軸８の周方向及び軸方向への移動を防止する。サーボモータ筒体３、シームレス鋼管、第１エルボ１８、第２エルボ５がシリンダチューブ１０の２つのオイル口にそれぞれ接続して固定されて、一体に形成され、ヒンジリング１３を介してピン軸８を回って揺動し、ピン軸８本体は回転しない。シリンダチューブ１０とピン軸８の間にシールリング１１が直接に設けられ、シールリング１１の数量は８個である（片側に４個ずつ）。

ピン軸８の両端にはオイル流路１２が設けられ、オイル流路１２の一端がピン軸８の外接された高圧送油管に接続され、他端がリング溝１４、シームレス鋼管を介してサーボモータ筒体３のロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーに接続される。サーボモータ筒体３がサーボモータ筒体３に固定されたシームレス鋼管、第１エルボ１８、第２エルボ５、シリンダチューブ１０のアタッチメントとともにピン軸８に沿って揺動し、固定パイプから揺動のサーボモータ筒体３のロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーへの圧力油の輸送を実現する。

このように、従来の高圧ホースの代わりに、シームレス鋼管、第１エルボ１８、第２エルボ５、オイル流路１２、シリンダチューブ１０及びシールリング１１を用いてサーボモータを構成することで、サーボモータ筒体３及びそのロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーのシームレス鋼管、シリンダチューブ１０などを一体の部品に構成し、さらにベース９、ピン軸８に沿って一定の角度で回転させて、外部に固定された高圧パイプをピン軸８上のオイル流路１２に連通させ、油圧作動油を伝達するための目的を達する。

本考案は、サーボモータが高圧ホースによって発生する管破裂事故で、人身及び設備の安全に危険にさらすことを徹底的に解決し、事故による稼働停止でもたらす経済損失を減少させることができ、かつ加工が簡単であり、ロッド側チャンバーとヘッド側チャンバーの高圧送油管がそれぞれオイルシリンダの両側に配置されるため、メンテナンスがさらに便利になる。

以上は、本考案に係る望ましい実施例を示唆とするものであり、以上の説明により、当業者は本考案の技術主旨から逸脱しない範囲で、様々な変更および修正を行うことができる。本考案の技術的範囲は、上記明細書に記載の内容に限られるものではなく、特許請求の範囲に基づいて規定しなければならない。

１ 上吊り部
２ ピストンロッド
３ サーボモータ筒体
４ ピストン
５ 第１エルボ
６ 第２シームレス鋼管
７ ロックプレート
８ ピン軸
９ ベース
１０ シリンダチューブ
１１ シールリング
１２ オイル流路
１３ ストッププレート
１４ リング溝
１５ 固定イヤープレート
１６ ヒンジリング
１７ 第１シームレス鋼管
１８ 第２エルボ
１９ ストッププレートねじ
２０ ロックプレートねじ

Claims (8)

1. サーボモータ筒体（３）、ピン軸（８）、シリンダチューブ（１０）、ベース（９）を備え、前記サーボモータ筒体（３）の底部にヒンジリング（１６）が設けられ、前記ヒンジリング（１６）にはピン軸（８）によって固定イヤープレート（１５）がヒンジ結合され、前記ピン軸（８）の外端にはストッププレート（１３）が固定され、前記ピン軸（８）の両端にはそれぞれオイル流路（１２）が設置され、前記ピン軸（８）の両端の外部にはシリンダチューブ（１０）がピン軸（８）の両端の外部を包むように設置され、両側のシリンダチューブ（１０）にはオイル流路（１２）の出口の位置に対応してそれぞれリング溝（１４）が設けられ、両側のシリンダチューブにはリング溝（１４）の位置に対応してそれぞれオイル口が設けられ、各オイル口がそれぞれシームレス鋼管に接続され、その一側のオイル口のシームレス鋼管が第１エルボ（１８）を介してサーボモータ筒体のロッド側チャンバーに連通し、他の一側のオイル口のシームレス鋼管が第２エルボ（５）を介してサーボモータ筒体のヘッド側チャンバーに連通する、ことを特徴とするガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
2. 前記ヒンジリング（１６）の底部にはベース（９）が設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
3. 前記ピン軸（８）がロックプレート（７）によって固定イヤープレート（１５）に固定され、ロックプレート（７）がねじによって固定イヤープレート（１５）に接続して固定される、ことを特徴とする請求項１に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
4. 前記ピストンロッド（２）の頂部には吊り部（１）が設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
5. 前記ピン軸（８）の両端にはシリンダチューブ（１０）の外端面に対応してストッププレート（１３）が固定される、ことを特徴とする請求項１に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
6. 各側のシリンダチューブ（１０）には、ピン軸（８）に対応してリング溝（１４）の軸方向両側にそれぞれシールリングが対称的に設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
7. 各側のシリンダチューブ内のシールリングの個数が４個である、ことを特徴とする請求項６に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。
8. 前記ストッププレート（１０）とピン軸（８）がストッププレートねじ（１９）によって固定される、ことを特徴とする請求項５に記載のガス管路用の大型バルブのサーボモータ。

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