JP3237998U - 支持板構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子デバイスを支持するか、又は使用者の手にひっかけて持つのに用いられる支持板構造を提供する。【解決手段】支持板構造は、基板、折りたたみプレート部材20及び弾性ベルト30を含み、基板は、頂辺12と、底辺13と両者の間にある背面11とを有し、折りたたみプレート部材20は、当接部21、支持部22及び結合部23を含み、当接部21は底辺13と枢動可能に接続され、支持部22は当接部21と結合部23の間に枢動可能に接続され、支持部22にはストリップ状ホール221が設けられ、結合部23には貫通孔231が設けられ、弾性ベルト30の一端は基板に固定され、他端は貫通孔231に通してから基板に固定され、折りたたみ時には、折りたたみプレート部材20が背面11に平らに貼りつき、展開時には、当接部21、支持部22及び基板において三次元構造が構成され、当接部21と基板との間に仰視夾角が形成される。【選択図】図2
Description
本考案は支持板構造に関し、特に電子デバイスを支持するか又は使用者の手にひっかけて持つのに用いられる支持板構造に関する。
エレクトロニクス技術の大きな発展に伴い、各種様々な電子デバイスが次々に登場した。例えば、携帯電話や、PDA、電子書籍、ノートパソコン、MP3、MP4、タブレット、デジタルカメラなどである。電子デバイスを手の上で長時間使用すると、頸部や手の疲労が生じやすい。しかし、電子デバイスをテーブル上に平置きして使用すると、前傾姿勢で読まなければならず、やはり背中や頸部に不快感が生じやすい。また、電子デバイスのスクリーン上に電灯などの光源が投射されると、スクリーンに反射して読んだり操作したりするのに妨げとなるため、電子デバイスを傾斜した角度で置いて使用しないと、読んだり操作するのに都合がよくない。
しかし、従来の電子デバイスを支持するための製品は、一般的にはどれも保護ケースの関連製品であり、主に電子デバイスのスクリーンや筐体を保護し、被覆するためのものであった。そのため、電子デバイスを斜めに置く際、有効な位置決めが得られず、電子デバイス自体の重さや不注意で触れることによって簡単にずれてしまったり、占有空間が大きすぎるために収納して携帯しにくかったりと、不便や煩わしさがあった。
そこで、本考案者は改良を目標として、上述の従来技術の欠点について研究に専念し、且つ学理を応用して組み合わせ、上述の問題点を解決するために尽力した。
本考案の主な目的は、電子デバイスを支持するか又は使用者の手にひっかけて持つのに用いられる支持板構造にある。
上述の目的を達成するために、本考案が提供する支持板構造は、基板と、折りたたみプレート部材と、弾性ベルトと、を含み、基板は、背面と、相対する頂辺及び底辺とを有し、背面は頂辺と底辺の間にあり、折りたたみプレート部材は、当接部、支持部及び結合部を含み、当接部は底辺と枢動可能に接続され、支持部は当接部と結合部の間に枢動可能に接続され、支持部にはストリップ状ホールが設けられ、結合部には貫通孔が設けられ、弾性ベルトの一端は基板に固定され、他端は貫通孔に通してから基板に固定され、弾性ベルトは、一部がストリップ状ホール中に露出し、折りたたみ時には、折りたたみプレート部材が背面に平らに貼りつき、展開時には、結合部が反転して折られて背面に平らに貼りつき、これにより、当接部、支持部及び基板において三次元構造が構成され、且つ当接部と基板との間に仰視夾角が形成される。
本考案はさらに以下の効果を有する。結合部の幅が支持部の幅よりも小さいため、ストリップ状ホールを切り出した後に上向きに折り返すことで結合部を形成することができ、材料やコストの節約となる。結合部の幅を支持部の幅と等しくすることで、良好な支持及び貼りつき効果を持たせることができる。弾性ベルトの一部がストリップ状ホール中に露出することにより、弾性ベルトをストリップ状ホールから弾性的に引き出して、使用者の手に装着することができる。基板と折りたたみプレート部材は、磁力部材、粘着テープ、面ファスナー又はボタンなどの方式により、折りたたみプレート部材を様々な形態で基板上に固定させることができる。被覆層により、長期使用による基板と折りたたみプレート部材の摩損を防ぐとともに、一定の緩衝・ダンピング効果を有することができると同時に、各折り曲げ部が対応するように接続された2つの部材を枢動して折り返せるようにすることができる。
以下、本考案の詳細な説明及び技術内容について図に基づき説明するが、添付図面はもっぱら説明のために提供するものであり、本考案を制限するためのものではない。
本考案は、電子デバイスAを支持するか、又は電子デバイスA若しくは電子デバイスAの保護ケース上に直接取り付けて使用するのに用いられる、支持板構造を提供する。電子装置Aは、携帯電話、タブレット、ポータブルコンピュータ又はその他のコンピュータ周辺機器(3C)などでよく、電子デバイスAの様々なサイズに応じて本考案の支持板構造を調整して対応させることで、電子デバイスAにぴったり対応して支持することができる。図1~図5を参照して、支持板構造は、基板10、折りたたみプレート部材20及び弾性ベルト30を主に含む。
基板10は略矩形を呈し、背面11と、相対する頂辺12及び底辺13とを有し、背面11は頂辺12と底辺13の間にある。折りたたみプレート部材20は、縦方向において底辺13から順に徐々に離れるように配列された、当接部21、支持部22及び結合部23を含む。当接部21は底辺13と枢動可能に接続されており、支持部22は当接部21と結合部23の間に枢動可能に接続されており、これにより、当接部21が基板10に対して枢動でき、支持部22が当接部21に対して枢動でき、結合部23が支持部22に対して枢動できるようになっている。また、支持部22にはストリップ状ホール221が設けられており、結合部23には貫通孔231が設けられている。ストリップ状ホール221は、当接部21、支持部22及び結合部23の配列方向に沿って設けられている。つまり、ストリップ状ホール221は、折りたたみプレート部材20の延在方向に平行である。
図2及び図4を参照して、本実施例では、結合部23の幅が支持部22の幅よりも小さいため、結合部23は、支持部22をストリップ状ホール221の切り出し後に上向きに折り返して形成したものでよく、これにより、材料が節約されて製造コストが下がるが、本考案はこれに限定されない。次に図6を参照されたい。それは本考案の別の実施例であるが、主な違いは結合部23の形状にある。具体的には、結合部23の幅が支持部22の幅と等しくなっており、これにより、良好な支持及び貼りつき効果を提供することができる。従って、設計者は必要に応じて異なる形の結合部23を採用することができる。
弾性ベルト30の一端は基板10に固定され、他端は貫通孔231に通してから基板10に固定されており、これにより、折りたたみプレート部材20が折りたたまれて枢動するときに、結合部23が弾性ベルト30に沿って上下移動できるようになっている。また、弾性ベルト30は一部がストリップ状ホール221中に露出しており、弾性ベルト30をストリップ状ホール221から折りたたみプレート部材20の外側まで弾性的に引き出せるようになっている。ストリップ状ホール221は、支持部22からさらに当接部21まで延在させてストリップ状ホール221の長さを増やし、これにより、弾性ベルト30のストリップ状ホール221内で露出する面積を増やして、使用者が弾性ベルト30を引き出して使用しやすいようにするのが好ましい。
本実施例中、基板10の内部には磁力部材Bが埋設されており、折りたたみプレート部材20の当接部21、支持部22及び結合部23の各内部にはいずれも別の磁力部材(図示しない)が埋設されている。基板10の磁力部材Bは、背面11に対応した大きさで基板10の内部に設置されるのが好ましいが、本考案はこれに限定されない。例えば、基板10の磁力部材Bは、複数をつなぎ合わせてもよいし、背面11の一部領域に対応するように設置してもよい。そのうち、各磁力部材Bは磁性が互いに異なる磁石群か、又は一方を磁石、もう一方を鉄金属や鉄を含む合金にしてもよいが、本考案はこれについて限定せず、磁力が生じて吸着できさえすればよい。また、本考案は磁力の吸着を用いて固定することだけに限定されず、例えば、基板10の背面11と折りたたみプレート部材20の当接部21、支持部22及び結合部23は、粘着テープ、面ファスナー又はボタンなどの方式で結合して固定することも可能であるが、以下では説明の都合上、磁力で吸着する方式についてのみ説明を行う。
図4及び図5を参照して、折りたたみ時には、折りたたみプレート部材20が背面11に平らに貼りつき、且つ基板10と折りたたみプレート部材20の間の磁力によって互いに吸着しており、両者は互いに吸着して固定されている。この場合、本考案の支持板構造は占有空間が小さいため、収納して携帯するのに便利である。
再び図1~図3を参照して、展開時には、結合部23が反転して折られ、且つ結合部23の貫通孔231により弾性ベルト30に沿って所望の位置まで下へ移動し、さらに磁力によって結合部23の反対面が基板10の背面11に平らに貼りついて吸着する。これにより、当接部21、支持部22及び基板10に三次元構造100を構成させ、且つ当接部21と基板10との間に仰視夾角θが形成されて、電子デバイスAが斜めに支持される。さらに、結合部23が当接部21から離れる方向に向かって移動するとき、それに伴い、仰視夾角θが徐々に小さくなり、結合部23が当接部21に近づく方向に向かって移動するとき、それに伴い、仰視夾角θが徐々に大きくなる。そのため、本考案は仰視夾角θの角度について限定せず、使用者は様々なニーズに応じて仰視夾角θの角度を自分で調整し、電子デバイスAを見るのに都合がよい角度にすることができる。
さらに説明すると、本考案の支持板構造は、被覆層40をさらに含む。被覆層40は、基板10と折りたたみプレート部材20の外側表面を被覆しており、且つ基板10と当接部21の間、当接部21と支持部22の間、及び支持部22と結合部23の間において、折り曲げ部41をそれぞれ形成している。本実施例では、被覆層40は不織布、ゴム、PUレザー、プラスチック又はその他の適する材質でよいが、本考案はこれらに限定されない。被覆層40により、露出した基板10と折りたたみプレート部材20の長期使用による摩損を防ぐとともに、一定の緩衝・ダンピング効果を有することができると同時に、各折り曲げ部41が対応するように接続された2つの部材を枢動して折り返せるようにすることができる。
図7及び図8を参照されたい。本考案を異なる使用場面で使用する概念図であるが、ここでの電子デバイスAは携帯電話を例として示している。
最初に図7を参照して、使用者が折りたたみプレート部材20を展開し、基板10に三次元構造100が構成されると、電子デバイスAを基板10にもたせかけて、前述の三次元構造100を支えにすることが可能となる。さらに使用者は、ニーズに応じて仰視夾角θの角度を自分で調整し、最も快適な角度に調整して見たり使用したりすることができる。
次に図8を参照して、本考案の支持板構造が折りたたまれている時、使用者は弾性ベルト30をストリップ状ホール221から引き出して、指を弾性ベルト30と折りたたみプレート部材20の間の隙間に通すことができ、これにより、支持板構造を使用者の手に装着して、ひっかけて持つことができるようになり、電子デバイスAを指で長時間つかむ必要がなくなる。
当然ながら、本考案は他の様々な実施例も可能であり、当業者は、本考案の精神及びその実質から逸脱しない状況の下で、本考案に基づき各種の変更や変形を行うことができるが、それらの対応する変更や変形はいずれも本考案の実用新案登録請求の保護範囲に属する。
100 三次元構造
10 基板
11 背面
12 頂辺
13 底辺
20 折りたたみプレート部材
21 当接部
22 支持部
221 ストリップ状ホール
23 結合部
231 貫通孔
30 弾性ベルト
40 被覆層
41 折り曲げ部
A 電子デバイス
B 磁力部材
θ 仰視夾角
10 基板
11 背面
12 頂辺
13 底辺
20 折りたたみプレート部材
21 当接部
22 支持部
221 ストリップ状ホール
23 結合部
231 貫通孔
30 弾性ベルト
40 被覆層
41 折り曲げ部
A 電子デバイス
B 磁力部材
θ 仰視夾角
Claims (10)
- 背面と、相対する頂辺及び底辺とを有し、前記背面は前記頂辺と前記底辺の間にある基板と、
当接部、支持部及び結合部を含み、前記当接部は前記底辺と枢動可能に接続され、前記支持部は前記当接部と前記結合部の間に枢動可能に接続され、前記支持部にはストリップ状ホールが設けられ、前記結合部には貫通孔が設けられている折りたたみプレート部材と、
一端が前記基板に固定され、他端が前記貫通孔に通して前記基板に固定され、一部が前記ストリップ状ホール中に露出している弾性ベルトと、を含み、
折りたたみ時には、前記折りたたみプレート部材が前記背面に平らに貼りつき、展開時には、前記結合部が反転して前記背面に平らに貼りつき、これにより、前記当接部、前記支持部及び前記基板において三次元構造が構成され、且つ前記当接部と前記基板との間に仰視夾角が形成される支持板構造。 - 前記結合部が前記当接部から離れる方向に向かって移動するとき、それに伴い、前記仰視夾角が徐々に小さくなり、前記結合部が前記当接部に近づく方向に向かって移動するとき、それに伴い、前記仰視夾角が徐々に大きくなる請求項1に記載の支持板構造。
- 前記当接部、前記支持部及び前記結合部は、縦方向に配列されており、前記ストリップ状ホールは、前記当接部、前記支持部及び前記結合部の配列方向に沿って設けられている請求項1に記載の支持板構造。
- 前記ストリップ状ホールがさらに前記当接部まで延在している請求項1に記載の支持板構造。
- 前記結合部の幅は前記支持部の幅よりも小さい請求項1に記載の支持板構造。
- 前記結合部の幅は前記支持部の幅と等しい請求項1に記載の支持板構造。
- 被覆層をさらに含み、前記被覆層は、前記基板と前記折りたたみプレート部材の外側表面を被覆しており、且つ前記基板と前記当接部の間、前記当接部と前記支持部の間、及び前記支持部と前記結合部の間において、折り曲げ部をそれぞれ形成している請求項1に記載の支持板構造。
- 前記被覆層は、不織布、ゴム、PUレザー又はプラスチックである請求項7に記載の支持板構造。
- 前記基板の内部に磁力部材が埋設されており、前記当接部、前記支持部及び前記結合部の各内部には別の磁力部材が埋設されている請求項1に記載の支持板構造。
- 前記背面、前記当接部、前記支持部及び前記結合部の結合方式は、粘着テープ、面ファスナー又はボタンである請求項1に記載の支持板構造。
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JP2022000993U JP3237998U (ja) | 2022-03-30 | 2022-03-30 | 支持板構造 |
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- 2022-03-30 JP JP2022000993U patent/JP3237998U/ja active Active
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