JP3237986U - 介護作業用刷毛 - Google Patents
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Abstract
【課題】介護作業を行う介護者の作業負担を軽減するとともに、介護作業を受ける被介護者の不快感を低減することができる介護作業用刷毛を提供する。【解決手段】第1半部12bおよび第2半部12cを有し、内部が空洞12aになった本体12を備え、第1半部に保持部16を介して毛束14が取り付けられ、第1半部および保持部に設けられた少なくとも1個の孔16aを介して、空洞が外部空間に開放しており、第2半部の第1半部が位置する側と反対側の端部に開口12c1が設けられ、開口に給水手段18が取り付けられており、介護作業によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するための吸引手段20をさらに備えている。【選択図】図1
Description
本考案は一般に、介護作業に用いられる刷毛に関する。より詳細には、本考案は、介護作業を行う介護者の作業負担を軽減するとともに、介護作業を受ける被介護者の不快感を低減することができる介護作業用刷毛に関する。
寝たきりの人や身体の不自由な人などの被介護者のし尿処理は、本人にとっても介護者にとっても昼夜を問わず日常的に発生する切実な問題である。従来、被介護者のし尿処理は、おむつを常時装着することによって行われており、おむつの交換時などに被介護者の局部を介護者が拭き取るなどの介護作業も行われている。
しかしながら、おむつの交換に際して、交換し易いように被介護者の体勢を変えた状態で局部の拭き取り等を行わなければならないため、これらの作業は、介護者にとって重労働であるとともに、拭き取りなどを丁寧かつ迅速に実施しにくいという課題があった。また、被介護者にとっても、拭き取り作業などが不十分であると、不快感が残るとともに、皮膚のかぶれなどの原因となるという課題があった。
本考案は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、介護作業を行う介護者の作業負担を軽減するとともに、介護作業を受ける被介護者の不快感を低減することができる介護作業用刷毛を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の介護作業用刷毛は、第1半部および第2半部を有し、内部が空洞になった本体を備え、前記第1半部に保持部を介して毛束が取り付けられ、前記第1半部および前記保持部に設けられた少なくとも1個の孔を介して、前記本体の前記空洞が外部空間に開放しており、前記第2半部の前記第1半部が位置する側と反対側の端部に開口が設けられ、前記開口に給水手段が取り付けられており、介護作業によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するための吸引手段をさらに備え、前記吸引手段が、前記毛束に隣接して配置された吸引管および前記吸引管に取り付けられた吸引機を有し、前記給水手段から前記空洞および前記孔を介して給水しつつ、前記毛束で被介護者の局部を洗浄するとともに、前記吸引手段により、洗浄によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するように構成されていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載の介護作業用刷毛は、本願請求項1の介護作業用刷毛において、前記給水手段の前記第2半部への取り付け、及び/又は、前記吸引機の前記吸引管への取り付けが、取り外し可能な形態であることを特徴とするものである。
本考案の介護作業用刷毛によれば、給水しながら局部を洗浄するとともに、洗浄によって生じた汚水及び/又は固形物が局部から吸引されるので、介護者の作業が容易になるとともに、被介護者の不快感も低減される。また、長い吸引管を使用し、吸引管の端部をトイレに位置決めすることにより、事後作業が簡単になるとともに、作業に伴う臭いの発生も最小限に抑えることが可能になる。本考案の介護作業用刷毛は、介護者にとっては軽減された作業環境を、被介護者にとっては清潔で安楽な環境を、比較的安価なコストで提供することができる。
次に、図面を参照して、本考案の好ましい実施の形態に係る介護作業用刷毛について詳細に説明する。図1は、本考案の好ましい実施の形態に係る介護作業用刷毛を示した斜視図、図2は、図1に示した介護作業用刷毛の正面図である。図1および図2において全体として参照符号10で示される介護作業用刷毛は、本体12を備えている。
本体12は、図1および図2に示されるように、矩形横断面の細長い形状を有しており、内部が空洞12aになっている。本体12は、第1半部12bと第2半部12cの2つの部分に大別される。詳細には後述するように、第1半部12bは主として毛束14の取り付け部分として機能し、第2半部12cは主として持ち手部分として機能する。本体12は、適当な合成樹脂材料等で形成されている。好ましくは、毛束14は、幅狭になるように構成されている。毛束14を幅狭にすることにより、被介護者の局部の洗浄をより良好にすることができる。
第1半部12bの下面には、毛材14aを束ねた毛束14が保持部16を介して取り付けられている。毛束14および保持部16は、通常の刷毛に用いられる材料で形成されている。
第1半部12bの下面には、孔12b1が設けられており、保持部16にも、孔12b1の設置個所に対応する個所に、貫通孔16aが設けられている。これにより、本体12の空洞12aは、孔12b1および貫通孔16aを介して、外部空間に開放している。なお、図示されている孔12b1は3個であるが、これは例示的なものであり、孔12b1の個数を2個以下又は4個以上にしてもよい。
第2半部12cの第1半部12bが位置する側と反対側の端部には、開口12c1が設けられおり、開口12c1には、給水手段18が取り付けられている。給水手段18としては、一端を開口12c1に取り付け、他端を水道栓(図示せず)に取り付けた給水ホースなどが想定されるが、第2半部12c(したがって、本体12)の空洞12aに給水することができるものであれば、他の形態のものを採用してもよい。
好ましくは、給水手段18の第2半部12cへの取り付けは、例えばスナップ・イン型コネクタのような公知のコネクタ(図示せず)を介して、迅速に取り外しできるような形態になっている。
介護作業用刷毛10はまた、介護作業によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するための吸引手段20を備えている。吸引手段20としては、毛束14に隣接して配置された吸引管20aおよび吸引管20aに取り付けられた吸引機20bが想定される。吸引機20bは、公知の型式のものを使用してよい。
好ましくは、吸引機20bの吸引管20aへの取り付けは、例えばスナップ・イン型コネクタのような公知のコネクタ(図示せず)を介して、迅速に取り外しできるような形態になっている。
図示された形態では、吸引管20aは、一対の取付具22によって、第2半部12cの下面に固定されているが、汚水及び/又は固形物を容易に吸引することができるものであれば、他の形態(例えば、吸引管20aを1個の取付具によって第2半部12cに固定)を採用してもよい。なお、図示された介護作業用刷毛10は、指先を取付具22間の空間に入れて第2半部12cを把持することによって使用される。
以上のように構成された介護作業用刷毛10の使用例について説明する。おむつの交換作業などに際して、給水手段18から空洞12a、孔12b1、および貫通孔16aを介して給水しつつ、毛束14で被介護者の局部を洗浄する。それと同時に、吸引手段20の吸引機20bを作動させる。すると、洗浄によって生じた汚水及び/又は固形物が局部から吸引される。洗浄が終了すると、被介護者の局部を乾いた布で拭いて水気をぬぐい取った後、新しいおむつを装着する。
なお、吸引管20aとして長いものを使用し、吸引管20aの端部をトイレに位置決めすることにより、事後作業が簡単になるとともに、作業に伴う臭いの発生も最小限に抑えることが可能になる。
作業が終了すると、給水手段18および吸引手段20を取り外し、介護作業用刷毛10の表面を清掃し水気を拭って、所定の保管場所に保管する。
本考案は、以上の考案の実施の形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、図示されている構成要素(本体12、毛束14など)の寸法や細部の形状などは、単なる例示的なものであり、図示されているものに限定されるものではない。
10 介護作業用刷毛
12 本体
12a 空洞
12b 第1半部
12b1 孔
12c 第2半部
12c1 開口
14 毛束
14a 毛材
16 保持部
16a 貫通孔
18 給水手段
20 吸引手段
20a 吸引管
20b 吸引機
22 取付具
12 本体
12a 空洞
12b 第1半部
12b1 孔
12c 第2半部
12c1 開口
14 毛束
14a 毛材
16 保持部
16a 貫通孔
18 給水手段
20 吸引手段
20a 吸引管
20b 吸引機
22 取付具
Claims (2)
- 第1半部および第2半部を有し、内部が空洞になった本体を備え、
前記第1半部に保持部を介して毛束が取り付けられ、前記第1半部および前記保持部に設けられた少なくとも1個の孔を介して、前記本体の前記空洞が外部空間に開放しており、
前記第2半部の前記第1半部が位置する側と反対側の端部に開口が設けられ、前記開口に給水手段が取り付けられており、
介護作業によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するための吸引手段をさらに備え、前記吸引手段が、前記毛束に隣接して配置された吸引管および前記吸引管に取り付けられた吸引機を有し、
前記給水手段から前記空洞および前記孔を介して給水しつつ、前記毛束で被介護者の局部を洗浄するとともに、前記吸引手段により、洗浄によって生じた汚水及び/又は固形物を吸引するように構成されている、
ことを特徴とする介護作業用刷毛。 - 前記給水手段の前記第2半部への取り付け、及び/又は、前記吸引機の前記吸引管への取り付けが、取り外し可能な形態であることを特徴とする請求項1に記載された介護作業用刷毛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001318U JP3237986U (ja) | 2022-04-22 | 2022-04-22 | 介護作業用刷毛 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022001318U JP3237986U (ja) | 2022-04-22 | 2022-04-22 | 介護作業用刷毛 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3237986U true JP3237986U (ja) | 2022-06-20 |
Family
ID=82060536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022001318U Active JP3237986U (ja) | 2022-04-22 | 2022-04-22 | 介護作業用刷毛 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237986U (ja) |
-
2022
- 2022-04-22 JP JP2022001318U patent/JP3237986U/ja active Active
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