JP3237049U - コーヒーカップ - Google Patents
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Abstract
【課題】コーヒーや紅茶を飲む場合、コーヒー等の入ったコーヒーカップとシュガーステック、ミルクの入ったミルクカップやスプーンを受け皿に載せるか、さらにその受け皿をお盆に載せて運んでいるが、スプーン等が受け皿から脱落したり、給仕作業が非効率になることを解消するコーヒーカップを提供する。【解決手段】コーヒーカップ外周2に、スプーンの先より大きい第1凹み4Bを第1置載部4に形成し、さらに第1置載部4より離し、スプーンを保持した場合に、スプーンの柄がコーヒーカップ上端1Uより上方に出ない位置に第1支持部5を形成し、第1置載部と第1支持部でスプーンを保持する構成とした。【選択図】図1
Description
本考案は、コーヒーカップ外周に、スプーンを保持する第1置載部及び第1支持部を設け、そしてシュガーステックを保持する第2置載部及び第2支持部を設け、さらにミルクカップを保持する第3置載部を設けたコーヒーカップに関するものである。
コーヒーカップでコーヒーや紅茶を飲む場合、最近は衛生上からも袋状のシュガーステックやミルクの入ったミルクカップ、そしてこれらを混ぜるためのスプーンを受け皿に載せてテーブル等に運んでいる。
コーヒーカップでコーヒーや紅茶を飲む場合、コーヒーや紅茶の入ったコーヒーカップを受け皿に載せ、さらに当該受け皿に、シュガーステックやミルクの入ったミルクカップ、そしてこれらをコーヒーや紅茶と混ぜるためのスプーンを載せてテーブル等へ運んでいる。
しかし、受け皿は平坦で滑らかなことからテーブル等へ運ぶ時に、スプーンやミルクカップが受け皿から脱落したりしていた。
また、コーヒーカップやスプーン等を載せる受け皿はかなり大きな寸法であることから、お盆に載せることができる数は少なく、多くのコーヒーを給仕する場合には、何回にも分けて運ばなければならず、給仕に時間がかかっていた。
さらにコーヒーや紅茶を飲み終えた後の洗浄では、コーヒーカップの他に受け皿も洗浄する必要があり、洗浄時間が長くかかるだけでなく、洗浄時の水道水や洗剤を多く使用することになり、資源的にも不利なものとなっていた。
また、特許文献1に上市された手段は、コーヒーカップ外周に設けたホルダーにスプーンだけを垂直に立てて保持するようにしたものであり、本考案の構成とは異なる。
さらに、特許文献2に上市された手段は、コーヒーカップの内側に仕切り板や隔板を設け、底を突き破ってシュガーやミルクをコーヒーと混入するようにしたものであり、本考案の構成とは異なる。
コーヒーカップ外周に取手を形成し、当該取手の下端近傍にコーヒーカップ外周より突出した第1置載部を設け、当該第1置載部には、コーヒーカップ外周に固着する面以外の縁には第1凸部設けて第1凹みを形成し、当該第1凹みはスプーンの先が収納できる大きさとしている。さらに前記取手と対向する位置の前記第1置載部より上方で、スプーンを支持した場合に、スプーンの柄がコーヒーカップの上端より出ない位置に、コーヒーカップ外周より第1支持部を突出させ、当該第1支持部の先端には上方に凸な第1ストッパーを設けた構成としている。
コーヒーカップ外周に取手を形成し、コーヒーカップ外周の前記請求項1とは異なる位置で、当該取手の下端近傍に、コーヒーカップ外周より突出した第2置載部を設け、当該第2置載部には、コーヒーカップ外周に固着する面以外の縁には第2凸部を設けて第2凹みを形成している。また、取手と対向位置には、請求項1の第1保持部とは異なる位置に、コーヒーカップ外周より第2支持部が突出させ、当該第2支持部の先端には上方に凸な第2ストッパーを設けた構成としている。
コーヒーカップ外周に取手を形成し、コーヒーカップ外周の前記請求項1及び請求項2とは異なる位置に、コーヒーカップ外周より突出した第3置載部を設け、当該第3置載部には、ミルクカップ胴径より大きく、またミルクカップの蓋部より小さな大きさの孔を形成した構成としている。
以上のように本考案1では、コーヒーカップ外周より突出した第1置載部と第1支持部を、スプーンの柄がコーヒーカップ上端より上にでないように形成したことにより、コーヒー等を飲む場合に、コーヒーカップを傾けてもスプーンが顔に当たることはなくコーヒーを賞味することができる。そして再度スプーンを使用したい場合も、コーヒーカップ外周に保持されている清潔な状態のスプーンを使用することができる。また、コーヒーカップを運ぶ時にも、スプーンはコーヒーカップ外周に保持され脱落することはない。
以上のように本考案2では、コーヒーカップ外周より突出した第2置載部及び第2支持部を形成したことにより、シュガーステックは第2置載部の第2凹みや第2支持部で保持され、コーヒーカップを運ぶ時にも、シュガーステックはコーヒーカップ外周に保持され脱落することはない。
以上のように本考案3では、コーヒーカップ外周より第3置載部を突出させ、当該第3置載部に、ミルクカップ胴径より大きく、またミルクカップの蓋部より小さい大きさの孔を形成したことにより、ミルクの入ったミルクカップは孔でしっかり保持され、運ぶ時でもミルクカップがコーヒーカップから脱落することはない。
上記のように本考案1、2及び3によれば、コーヒーカップ外周に形成した置載部や支持部によってシュガーステック、ミルクカップ、そしてこれらを混ぜるスプーンを確実にコーヒーカップ外周に保持することができる。したがって、コーヒーカップやスプーン等を載せる受け皿は不要となり、受け皿に相当する面積を減少させることができ、お盆への積載数が増して給仕を効率的に行うことができる。また、洗浄する品数や面積を減ることができることから、洗浄時間や使用する水道水や洗剤を削減でき、資源的にも有利なものとなる。
本考案1では、コーヒーカップ外周より突出させて第1置載部を形成し、第1置載部の中央には第1凹みを設け、当該第1凹みはスプーンの先が収納できる大きさとしている。また、第1置載部より離し、第1置載部の第1凹みにスプーンの先を置いて保持した場合に、スプーンの柄がコーヒーカップ上端より上に出ないように第1支持部を形成している。第1置載部と第1支持部で傾けてスプーンを保持すれば、コーヒーや紅茶を飲む場合にも、スプーンが顔に当たることはなく、美味しくコーヒー等を飲むことができる。
本考案2では、コーヒーカップ外周より突出した第2置載部を形成し、当該第2置載部の中央には第2凹みを形成している。また、第2置載部より離し、上方に第2支持部を設けている。シュガーステックの一端を第2置載部の第2凹みに入れ、シュガーステックの中間部を第2支持部で支えれば、シュガーステックは確実に保持することができる。
本考案3では、コーヒーカップ外周より第3置載部を突出させ、当該第3置載部にはミルクカップ胴径より大きく、ミルクカップの蓋部より小さな大きさの孔を形成したことにより、ミルクカップは孔でしっかり保持することができる。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。1はコーヒーや紅茶を入れて賞味するコーヒーカップであり、2はコーヒーカップ外周である。コーヒーカップ外周2には、手に持つための取手3が取り付けられている。取手3の下端近傍には第1置載部4が取り付けられている。第1置載部4がコーヒーカップ外周2に固着する面以外の縁には第1凸部4Aが形成されている。したがって第1置載部4には中央に第1凹み4Bが形成される。当該第1凹み4Bの長さ4Lは、図7に記載のスプーン10の先10A長さ10Lよりも長く、第1凹み4Bの幅4Wはスプーン厚み10Wよりも大きく形成している。
また、コーヒーカップ外周に取り付けられた取手3と対向し、第1置載部4よりも上方で、スプーン10を支持した場合にスプーンの柄10Bが、コーヒーカップ上端1Uよりでないような位置に第1支持部5が設けられている。そして、第1支持部の先端には上方に凸な第1ストッパー5Aが形成されている。
このような構成により、第1置載部4の第1凹み4Bにスプーンの先10Aを置き、第2支持部5でスプーンの柄10Bを支えれば、スプーン10は第1凹み4Bおよび第1支持部5で保持され、さらに第1ストッパー5Aによりずれが防止でき、コーヒーカップ1を持ち運ぶ時にも、スプーン10はコーヒーカップ外周2に確実に保持され、脱落することはない。
また、コーヒーカップ外周2に形成された取手3の下端近傍で、前記第1置載部4とは異なる位置に、コーヒーカップ外周2より突出した第2置載部6を設け、当該第2置載部6は、コーヒーカップ外周2に固着される面以外の縁には第2凸部6Aが形成され、当該第2凸部6Aとコ-ヒーカップ外周2により、第2置載部6の中には第2凹み6Bが形成されることになる。そして、第2凹み6Bの幅6Wは、シュガーステック11の幅11Wよりも大きく形成されている。また、前記取手3と対向する位置で、第2置載部6よりも上方に、コーヒーカップ外周2より突出した第2支持部7を形成している。さらに、当該第2支持部7の先端には上方に出な第2ストッパー7Aが設けられている。
上記のような構成により、シュガーステック11の一端を第2置載部に形成された第2凹み6Bに置き、シュガーステック11の中間部を第2支持部7で支えれば、シュガーステック11は第2凹み6Bや第2支持部7で保持される。さらに、第2支持部に設けた第2ストッパー7Aによってシュガーステック11がずれるのを防止でき、コーヒーカップ1を運ぶ時にも、シュガーステック11はコーヒーカップ外周2に確実に保持され、脱落することはない。
また、コーヒーカップ外周2より第3置載部8を突出させ、当該第3置載部8には、ミルクカップ12の胴径12Aより大きく、ミルクカップ12の蓋部12Bより小さな径9Dの孔9を形成したことにより、ミルクカップ12はコーヒーカップ外周2に確実に保持され、コーヒーカップ1を運ぶ時にもミルクカップ12がコーヒーカップ外周2から脱落することはない。
本考案の実施例では、第1支持部、第2支持部および第3置載持部を連結して構成したが、これらを設けても同じ効果が期待できる。また本実施例では第1支持部、第2支持部および第3置載部を同一平面上に形成したが、これらを異なる高さ位置に形成しても同じ効果が期待できる。
上記構成により、コーヒーや紅茶を嗜好する場合、スプーン10、シュガーステック11やミルクの入ったミルクカップ12を、コーヒーカップ外周2に保持することができ、従来のような受け皿13が不要となる。
一般的な受け皿13は直径が約160mmの円形をしている。したがって内径約300mmの一般的なお盆14には1セット分の受け皿13しか載らない。この従来の状態を図9に示している。コーヒーカップ15とシュガーステック11、ミルクカップ12及びスプーン10を受け皿13に載せ、それをお盆14の上に置いている。したがって、喫茶店等で大勢の人にコーヒーや紅茶を給仕する場合には、何回も運ばなければならず多くの時間を要していた。
しかし本考案の実施例では、図6に示したように、一般的な内径約3000mmのお盆14に3セット分のコーヒーや紅茶を載せることができる。したがって、給仕作業を効率的に行うことができる。
また、一般的な受け皿13は、直径約160mm、厚さ約3mmの円形であることから、表面積は約41700mm2となる。これに対して、本考案の実施例であるコーヒーカップ1の置載部及び支持部の合計表面積は約15000mm2となる。図2には実施例における代表寸法を表示している。また、置載部や支持部の厚さは3mmである。したがって、本考案のコーヒーカップによれば、従来の受け皿23に相当する第1置載部、第2置載部、第3置載部、第1支持部、第2支持部及び第1ストッパー、第2ストッパーの合計表面積は従来の約36%となる。このように本考案では、洗浄に要する水道水や洗剤を約64%削減できると予想でき、大いに省資源化が計れる。
1 コーヒーカップ
1U コーヒーカップ上端
2 コーヒーカップ外周
3 取手
4 第1置載部
4A 第1凸部
4B 第1凹み
4L 第1凹みの長さ
4W 第1凹みの幅
5 第1支持部
5A 第1ストッパー
6 第2置載部
6A 第2凸部
6B 第2凹み
6W 第2凹みの幅
7 第2支持部
7A 第2ストッパー
8 第3置載部
9 孔
9D 孔径
10 スプーン
10A スプーンの先
10B スプーンの柄
10L スプーンの先長さ
10W スプーンの厚み
11 シュガーステック
11W シュガーステックの幅
12 ミルクカップ
12A ミルクカップの胴径
12B ミルクカップの蓋径
13 受け皿
14 お盆
15 コーヒーカップ
1U コーヒーカップ上端
2 コーヒーカップ外周
3 取手
4 第1置載部
4A 第1凸部
4B 第1凹み
4L 第1凹みの長さ
4W 第1凹みの幅
5 第1支持部
5A 第1ストッパー
6 第2置載部
6A 第2凸部
6B 第2凹み
6W 第2凹みの幅
7 第2支持部
7A 第2ストッパー
8 第3置載部
9 孔
9D 孔径
10 スプーン
10A スプーンの先
10B スプーンの柄
10L スプーンの先長さ
10W スプーンの厚み
11 シュガーステック
11W シュガーステックの幅
12 ミルクカップ
12A ミルクカップの胴径
12B ミルクカップの蓋径
13 受け皿
14 お盆
15 コーヒーカップ
Claims (3)
- コーヒーカップ外周に取手を形成し、当該取手の下端近傍にコーヒーカップ外周より突出した第1置載部を設け、第1置載部がコ-ヒーカップ外周に固着する面以外の縁には凸部を設けて第1凹みを形成し、当該第1凹みをスプーンの先が収納できる大きさとしている。さらに、前記取手と対向する位置の前記第1置載部より上方で、スプーンを支持した場合、スプーンの柄がコーヒーカップ外周上端より出ないような位置に、コーヒーカップ外周より第1支持部を突出させ、当該第1支持部の先端には上方に凸な第1ストッパーを設けた構成としている。
- コーヒーカップ外周に取手を形成し、コーヒーカップ外周の前記請求項1とは異なる位置で、当該取手の下端近傍に、コーヒーカップ外周より突出した第2置載部を設け、当該第2置載部のコーヒーカップ外周に固着する面以外の縁には凸部を設けて第2凹みを形成している。また、取手と対向する位置で、請求項1の第1支持部とは異なる位置に、コーヒーカップ外周より第2支持部が突出させ、当該第2支持部の先端には上方に凸な第2ストッパーを設けた構成としている。
- コーヒーカップ外周に取手を形成し、コーヒーカップ外周の前記請求項1及び請求項2とは異なる位置に、コーヒーカップ外周より突出した第3置載部を設け、当該第3置載部には、ミルクカップ胴径より大きく、またミルクカップの蓋部より小さな大きさの孔を形成した構成としている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003826U JP3237049U (ja) | 2021-09-01 | 2021-09-01 | コーヒーカップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003826U JP3237049U (ja) | 2021-09-01 | 2021-09-01 | コーヒーカップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3237049U true JP3237049U (ja) | 2022-04-07 |
Family
ID=80948475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021003826U Active JP3237049U (ja) | 2021-09-01 | 2021-09-01 | コーヒーカップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237049U (ja) |
-
2021
- 2021-09-01 JP JP2021003826U patent/JP3237049U/ja active Active
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