JP3236520B2 - 椅子およびその椅子に備える吸引装置 - Google Patents
椅子およびその椅子に備える吸引装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯科医院等にお
いて口腔内に装着する入れ歯等の加工物を調整する際に
使用する椅子に関する。
いて口腔内に装着する入れ歯等の加工物を調整する際に
使用する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、歯科医院等において、口腔内に装
着する加工物として例えば入れ歯等を作製する場合に
は、まず石膏で型を取り、その型に基いて入れ歯を作製
し患者の口腔内にはめ込むが、一般に石膏の型から入れ
歯を作製する際に少々のずれが生ずるために、出来上っ
た入れ歯はそのまま口腔内に収まることは稀である。
着する加工物として例えば入れ歯等を作製する場合に
は、まず石膏で型を取り、その型に基いて入れ歯を作製
し患者の口腔内にはめ込むが、一般に石膏の型から入れ
歯を作製する際に少々のずれが生ずるために、出来上っ
た入れ歯はそのまま口腔内に収まることは稀である。
【0003】そこで、歯医者、技工士などの作業者がこ
の出来上った入れ歯を患者に合わせて再度研磨修正し完
全な入れ歯にするのが普通である。この入れ歯を再度研
磨修正する際、粉塵などが発生し、診察室又は技工室内
に飛散し汚すと共に不潔である。この発生した粉塵など
を診察室又は技工室内に飛散せず、かつ不潔とならない
手段として、例えば実公昭61−4348号公報などが
知られている。
の出来上った入れ歯を患者に合わせて再度研磨修正し完
全な入れ歯にするのが普通である。この入れ歯を再度研
磨修正する際、粉塵などが発生し、診察室又は技工室内
に飛散し汚すと共に不潔である。この発生した粉塵など
を診察室又は技工室内に飛散せず、かつ不潔とならない
手段として、例えば実公昭61−4348号公報などが
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の公報で知られている手段は、歯医者、技工士などの
作業者が使用する椅子の座部あるいは支持用脚部に集塵
装置の駆動装置を固定すると共に、椅子の背凭れ部分に
開口させた吸引口と上記駆動装置とを連通させた集塵装
置を椅子に備えて集塵対策を行っている。
来の公報で知られている手段は、歯医者、技工士などの
作業者が使用する椅子の座部あるいは支持用脚部に集塵
装置の駆動装置を固定すると共に、椅子の背凭れ部分に
開口させた吸引口と上記駆動装置とを連通させた集塵装
置を椅子に備えて集塵対策を行っている。
【0005】しかしながら、集塵装置の吸引口が背凭れ
部分に設けられているから、吸引口は円弧運動であっ
て、作業者の回りに円弧状に移動するのみであるから、
作業者に対する距離を調整することができない。したが
って、入れ歯を再研磨する際に作業者が手に持った入れ
歯を吸引口に近ずけるには、作業者が向きを変えて行わ
なければならず、再研磨時の作業者の作業がしずらいと
共に作業者に負担がかかり疲労が生じる原因となってい
る。
部分に設けられているから、吸引口は円弧運動であっ
て、作業者の回りに円弧状に移動するのみであるから、
作業者に対する距離を調整することができない。したが
って、入れ歯を再研磨する際に作業者が手に持った入れ
歯を吸引口に近ずけるには、作業者が向きを変えて行わ
なければならず、再研磨時の作業者の作業がしずらいと
共に作業者に負担がかかり疲労が生じる原因となってい
る。
【0006】しかも、再研磨時に発生した粉塵などが吸
引口から完全に吸引されず飛散する恐れがあると共に衛
生面からも完全なものでない。また、集塵装置の吸引口
は背凭れ部分に固定して設けられているために、集塵装
置内の清掃やメンテナンスでも問題がある。
引口から完全に吸引されず飛散する恐れがあると共に衛
生面からも完全なものでない。また、集塵装置の吸引口
は背凭れ部分に固定して設けられているために、集塵装
置内の清掃やメンテナンスでも問題がある。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を解決した
ものであって、口腔内に装着される加工物を再研磨する
際に発生する粉塵などが飛散せずに吸引性を高めると共
に作業者を疲労させずに作業性を向上せしめ、かつ衛生
面をも考慮し、さらに交換可能にした椅子およびその椅
子に備える吸引装置を提供することにある。
ものであって、口腔内に装着される加工物を再研磨する
際に発生する粉塵などが飛散せずに吸引性を高めると共
に作業者を疲労させずに作業性を向上せしめ、かつ衛生
面をも考慮し、さらに交換可能にした椅子およびその椅
子に備える吸引装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の椅子は、歯科において口腔
内に装着する加工物の調整時に使用する椅子であって、
回転可能な座部とこの座部に対して回転可能な肘掛け部
とからなり、この肘掛け部に前記加工物の研削作業時に
発生する粉塵等を吸引する吸引装置本体を備え、この吸
引装置本体の吸引部を前記肘掛け部の下側又は側部に収
納可能かつ前記座部の位置に対して接近離反する方向に
調節可能に設けてなることを特徴とするものである。
に請求項1によるこの発明の椅子は、歯科において口腔
内に装着する加工物の調整時に使用する椅子であって、
回転可能な座部とこの座部に対して回転可能な肘掛け部
とからなり、この肘掛け部に前記加工物の研削作業時に
発生する粉塵等を吸引する吸引装置本体を備え、この吸
引装置本体の吸引部を前記肘掛け部の下側又は側部に収
納可能かつ前記座部の位置に対して接近離反する方向に
調節可能に設けてなることを特徴とするものである。
【0009】したがって、作業者は椅子の座部に座って
患者の口腔内に入れ歯などの加工物を装着する作業が行
われる。そして、前記加工物の再研磨などの調整を行う
際には、吸引装置本体の吸引部が肘掛け部の下部又は側
部に収納されている状態から、座部の位置に対して離反
する方向に移動されて肘掛け部の下部又は側部から外部
へ露出される。
患者の口腔内に入れ歯などの加工物を装着する作業が行
われる。そして、前記加工物の再研磨などの調整を行う
際には、吸引装置本体の吸引部が肘掛け部の下部又は側
部に収納されている状態から、座部の位置に対して離反
する方向に移動されて肘掛け部の下部又は側部から外部
へ露出される。
【0010】しかも、肘掛け部は座部に対して回転可能
に設けられているから、露出された吸引部が作業者の座
っている位置の所まで移動されるので、加工物の調整作
業が作業者を疲労させずに行われると共に、加工物から
発生した粉塵などは吸引部に容易に吸引され吸引性が高
められて外部へ飛散するのが防止される。
に設けられているから、露出された吸引部が作業者の座
っている位置の所まで移動されるので、加工物の調整作
業が作業者を疲労させずに行われると共に、加工物から
発生した粉塵などは吸引部に容易に吸引され吸引性が高
められて外部へ飛散するのが防止される。
【0011】また、調整作業を行わないときには、吸引
装置本体の吸引部は肘掛け部の下側又は側部に収納され
ているため、邪魔にならず、かつ外観もよく通常の椅子
としても使用される。
装置本体の吸引部は肘掛け部の下側又は側部に収納され
ているため、邪魔にならず、かつ外観もよく通常の椅子
としても使用される。
【0012】請求項2によるこの発明の椅子は、請求項
1の椅子において、前記吸引部が前記吸引装置本体に対
して着脱可能に設けられていることを特徴とするもので
ある。
1の椅子において、前記吸引部が前記吸引装置本体に対
して着脱可能に設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0013】したがって、吸引部が吸引装置本体に対し
て着脱可能に設けられているから、吸引部のみがこわれ
たり、汚れたり、あるいは古くなった場合には新しいも
のと交換される。また、吸引部内を清掃する場合も取外
して容易に清掃が行われる。
て着脱可能に設けられているから、吸引部のみがこわれ
たり、汚れたり、あるいは古くなった場合には新しいも
のと交換される。また、吸引部内を清掃する場合も取外
して容易に清掃が行われる。
【0014】請求項3によるこの発明の椅子は、請求項
1の椅子において、前記吸引装置本体内に電源の電池を
設けてなることを特徴とするものである。
1の椅子において、前記吸引装置本体内に電源の電池を
設けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、吸引装置本体内に電源の電池
が設けられているから、コードレスとなり、椅子がどの
場所にも移動されて、加工物の調整作業が行われる。
が設けられているから、コードレスとなり、椅子がどの
場所にも移動されて、加工物の調整作業が行われる。
【0016】請求項4によるこの発明の椅子は、請求項
1の椅子において、前記吸引部に開閉可能なフードを備
えてなることを特徴とするものである。
1の椅子において、前記吸引部に開閉可能なフードを備
えてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、加工物を調整する際には吸引
部に備えられたフードが開いて行われるので、吸引力が
高まり、発生した粉塵などがより外部に飛散するのが防
止される。しかも、加工物を調整しないときには閉じら
れているので、吸引部がコンパクト化される。
部に備えられたフードが開いて行われるので、吸引力が
高まり、発生した粉塵などがより外部に飛散するのが防
止される。しかも、加工物を調整しないときには閉じら
れているので、吸引部がコンパクト化される。
【0018】請求項5によるこの発明の椅子は、請求項
1の椅子において、前記吸引部の吸引口に隣接してフィ
ルタを設けてなることを特徴とするものである。
1の椅子において、前記吸引部の吸引口に隣接してフィ
ルタを設けてなることを特徴とするものである。
【0019】したがって、加工物を調整しているとき
に、加工物を吸引口より落したとき、加工物はフィルタ
内にあり、吸引装置本体内に吸引されないので取出しが
容易に行われる。
に、加工物を吸引口より落したとき、加工物はフィルタ
内にあり、吸引装置本体内に吸引されないので取出しが
容易に行われる。
【0020】請求項6によるこの発明の椅子は、請求項
1の椅子において、前記吸引装置本体内又は前記吸引部
内にオゾン発生装置を設けてなることを特徴とするもの
である。
1の椅子において、前記吸引装置本体内又は前記吸引部
内にオゾン発生装置を設けてなることを特徴とするもの
である。
【0021】したがって、オゾン発生装置が吸引装置本
体内又は吸引部内に設けられているから、加工物の調整
時に発生した粉塵などは吸引部より吸引されると共に、
オゾン発生装置を通過するので、滅菌されるから、後で
粉塵などを除去する際に害を作業者に与えず、衛生面で
良好である。
体内又は吸引部内に設けられているから、加工物の調整
時に発生した粉塵などは吸引部より吸引されると共に、
オゾン発生装置を通過するので、滅菌されるから、後で
粉塵などを除去する際に害を作業者に与えず、衛生面で
良好である。
【0022】請求項7によるこの発明の椅子は、請求項
4の椅子において、前記フードが前記座部に座った作業
者側へ開閉可能であることを特徴とするものである。
4の椅子において、前記フードが前記座部に座った作業
者側へ開閉可能であることを特徴とするものである。
【0023】したがって、フードが座部に座っている作
業者側へ開かれて、加工物の調整が行われるので、開か
れたフードが遮蔽となって、作業者側への粉塵などの飛
散が防止される。
業者側へ開かれて、加工物の調整が行われるので、開か
れたフードが遮蔽となって、作業者側への粉塵などの飛
散が防止される。
【0024】請求項8によるこの発明の椅子は、請求項
4の椅子において、前記フードが複数枚からなり、一方
は前記座部に座った作業者側へ開閉可能で、かつ他方は
前記作業者側と反対側へ開閉可能であることを特徴とす
るものである。
4の椅子において、前記フードが複数枚からなり、一方
は前記座部に座った作業者側へ開閉可能で、かつ他方は
前記作業者側と反対側へ開閉可能であることを特徴とす
るものである。
【0025】したがって、フードが開かれた場合に、一
方のフードが遮蔽となり、作業者側への粉塵などの飛散
が防止されると共に、他方のフードは粉塵などの吸引範
囲が拡大される機能を果す。
方のフードが遮蔽となり、作業者側への粉塵などの飛散
が防止されると共に、他方のフードは粉塵などの吸引範
囲が拡大される機能を果す。
【0026】請求項9によるこの発明の椅子は、請求項
7又は8の椅子において、作業者側へ開閉するフードに
レンズを備えてなることを特徴とするものである。
7又は8の椅子において、作業者側へ開閉するフードに
レンズを備えてなることを特徴とするものである。
【0027】したがって、作業者側へ開閉するフードに
レンズが備えられているから、作業者が加工物の調整を
行う際、レンズを通して調整時の加工物を拡大して作業
者が見ることができるから、調整が容易に行われる。
レンズが備えられているから、作業者が加工物の調整を
行う際、レンズを通して調整時の加工物を拡大して作業
者が見ることができるから、調整が容易に行われる。
【0028】請求項10によるこの発明の椅子は、請求
項8の椅子において、他方のフードが開くと、一方のフ
ードが付勢手段で開くことを特徴とするものである。
項8の椅子において、他方のフードが開くと、一方のフ
ードが付勢手段で開くことを特徴とするものである。
【0029】したがって、一方のフードを開くだけで、
一方のフードも付勢手段で自動的に開くので、作業者が
楽にフードが開かれる。
一方のフードも付勢手段で自動的に開くので、作業者が
楽にフードが開かれる。
【0030】請求項11による吸引装置は、少なくとも
吸引部、電源の電池およびフィルタを備えた吸引装置本
体を、肘掛け部に対して着脱可能に設けてなることを特
徴とするものである。
吸引部、電源の電池およびフィルタを備えた吸引装置本
体を、肘掛け部に対して着脱可能に設けてなることを特
徴とするものである。
【0031】したがって、吸引装置の吸引装置本体内に
少なくとも吸引部、電源の電池およびフィルタが備えら
れていると共に吸引装置本体が肘掛け部に着脱可能に設
けられているから、吸引装置全体をユニット化した状態
で取付け、取外しが行われると共に、すでにある椅子に
後付けが可能である。
少なくとも吸引部、電源の電池およびフィルタが備えら
れていると共に吸引装置本体が肘掛け部に着脱可能に設
けられているから、吸引装置全体をユニット化した状態
で取付け、取外しが行われると共に、すでにある椅子に
後付けが可能である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
を図面に基いて詳細に説明する。
【0033】図1を参照するに、この実施の形態の例の
椅子1は、従来一般に歯科医院や技工室などの作業室で
歯科医師又は技工士などの作業者が、口腔内に装着する
入れ歯などの加工物の調整時に使用するものである。
椅子1は、従来一般に歯科医院や技工室などの作業室で
歯科医師又は技工士などの作業者が、口腔内に装着する
入れ歯などの加工物の調整時に使用するものである。
【0034】この椅子1は作業者が座わる座部3を備え
ており、この座部3は上下方向へ延伸された支持軸5の
上部に回転可能に支持されている。この支持軸5の下部
は例えば下端に複数のキャスタ7を備えた円盤状の脚部
9に取付けられている。
ており、この座部3は上下方向へ延伸された支持軸5の
上部に回転可能に支持されている。この支持軸5の下部
は例えば下端に複数のキャスタ7を備えた円盤状の脚部
9に取付けられている。
【0035】上記構成により、作業者が座部3に座った
状態で座部3が支持軸5に対して回転可能に支持されて
いるので、作業者は360度のどの方向にも向きを変え
ることができる。しかも、脚部9の下端には複数のキャ
スタ7を備えているので、作業室のどこの場所にも自由
に移動することができる。
状態で座部3が支持軸5に対して回転可能に支持されて
いるので、作業者は360度のどの方向にも向きを変え
ることができる。しかも、脚部9の下端には複数のキャ
スタ7を備えているので、作業室のどこの場所にも自由
に移動することができる。
【0036】前記座部3の下面には上下方向へ延伸した
例えばL字形状の支持ブラケット11の下部11Dが回
転可能に支持されている。しかも支持ブラケット11の
上部には円弧状の肘掛け部13が一本化されている。
例えばL字形状の支持ブラケット11の下部11Dが回
転可能に支持されている。しかも支持ブラケット11の
上部には円弧状の肘掛け部13が一本化されている。
【0037】上記構成により、支持ブラケット11が座
部3に対して回転可能に支持されているから、肘掛け部
13は座部3に対して360度に自由に回転できる。
部3に対して回転可能に支持されているから、肘掛け部
13は座部3に対して360度に自由に回転できる。
【0038】前記肘掛け部13には、作業者が患者の口
腔内に入れ歯などの加工物を装着する調整時に発生する
浮遊粉塵などを吸引する吸引装置15が備えられてい
る。この吸引装置15は吸引装置本体17を備えてお
り、この吸引装置本体17の先端部(図1において右端
部)には吸引部19が前記肘掛け部13の下側又は側部
に収納かつ前記座部3の位置に対して接近離反する方向
に調節可能に設けられている。
腔内に入れ歯などの加工物を装着する調整時に発生する
浮遊粉塵などを吸引する吸引装置15が備えられてい
る。この吸引装置15は吸引装置本体17を備えてお
り、この吸引装置本体17の先端部(図1において右端
部)には吸引部19が前記肘掛け部13の下側又は側部
に収納かつ前記座部3の位置に対して接近離反する方向
に調節可能に設けられている。
【0039】より詳細には、図2を参照するに、前記肘
掛け部11の例えば左端並びに中央部分には穴21,2
3が形成されている。また、前記支持ブラケット11の
上下方向の一部には前記肘掛け部11の形状に倣ったス
テー25の右端が一体化されていると共にステー25の
左端には穴27が形成されている。また、前記肘掛け部
11には同形状の肘掛けカバー29が被せられる。
掛け部11の例えば左端並びに中央部分には穴21,2
3が形成されている。また、前記支持ブラケット11の
上下方向の一部には前記肘掛け部11の形状に倣ったス
テー25の右端が一体化されていると共にステー25の
左端には穴27が形成されている。また、前記肘掛け部
11には同形状の肘掛けカバー29が被せられる。
【0040】前記吸引装置本体17はプラスチックなど
からなるリアカバー31とフロントカバー33とからな
っており、フロントカバー33はリアカバー31に対し
て着脱可能に設けられている。前記リアカバー31の左
端には穴35が形成されている。
からなるリアカバー31とフロントカバー33とからな
っており、フロントカバー33はリアカバー31に対し
て着脱可能に設けられている。前記リアカバー31の左
端には穴35が形成されている。
【0041】前記肘掛け部13にリアカバー31を取付
ける際の補強用のサブシャーシ37が設けられている。
このサブシャーシ37はL字形状の水平部37Hとこの
水平部37Hの左端に下方へ延伸した垂直部37Vとが
一体化されている。しかも、水平部37Hの左端、右端
並びに垂直部37Vの下端にはそれぞれ穴39,41,
43が形成されている。また、ピン45で係止された2
刃状のアーム47A,47Bが設けられており、このア
ーム47A,47Bの先端にはそれぞれ穴49,51が
形成されている。
ける際の補強用のサブシャーシ37が設けられている。
このサブシャーシ37はL字形状の水平部37Hとこの
水平部37Hの左端に下方へ延伸した垂直部37Vとが
一体化されている。しかも、水平部37Hの左端、右端
並びに垂直部37Vの下端にはそれぞれ穴39,41,
43が形成されている。また、ピン45で係止された2
刃状のアーム47A,47Bが設けられており、このア
ーム47A,47Bの先端にはそれぞれ穴49,51が
形成されている。
【0042】上記構成により、リアカバー29内にサブ
シャーシ37を装着し、肘掛け部11の穴21,27
と、リアカバー31の穴35,サブシャーシ37の穴3
9,43の中心を一致せしめてピン53をこれらの穴に
挿入せしめる。また、前記穴39と穴49の中心を一致
せしめてピン55を挿入せしめる。さらに前記穴41と
穴51の中心を一致せしめてピン57を挿入せしめると
図3に示すような装着状態となる。
シャーシ37を装着し、肘掛け部11の穴21,27
と、リアカバー31の穴35,サブシャーシ37の穴3
9,43の中心を一致せしめてピン53をこれらの穴に
挿入せしめる。また、前記穴39と穴49の中心を一致
せしめてピン55を挿入せしめる。さらに前記穴41と
穴51の中心を一致せしめてピン57を挿入せしめると
図3に示すような装着状態となる。
【0043】上記構成により、図3において、肘掛け部
13に対してリアカバー31並びにサブシャーシ37が
ピン53を支点として回動すると共に肘掛け部13に対
してサブシャーシ37がピン55を支点としてアーム4
7,47Bを介して回動されることになる。したがっ
て、吸引装置本体17を構成するリアカバー31とフロ
ントカバー33の先端に着脱自在に設けられた吸引部1
9が前記座部3の位置に対して接近離反する方向に調整
されることになる。
13に対してリアカバー31並びにサブシャーシ37が
ピン53を支点として回動すると共に肘掛け部13に対
してサブシャーシ37がピン55を支点としてアーム4
7,47Bを介して回動されることになる。したがっ
て、吸引装置本体17を構成するリアカバー31とフロ
ントカバー33の先端に着脱自在に設けられた吸引部1
9が前記座部3の位置に対して接近離反する方向に調整
されることになる。
【0044】前記リアカバー31には電源となる電池
(バッテリ)59を収納するための収納部61,ファン
63を備えたモータ65を収納するための収納部67が
形成されている。また、フロントカバー33の一部には
フィルタ69をリアカバー31とフロントカバー33と
で形成される吸引通路に開口部71が形成されていると
共にこの開口部71をカバーする交換フタ73が設けら
れている。
(バッテリ)59を収納するための収納部61,ファン
63を備えたモータ65を収納するための収納部67が
形成されている。また、フロントカバー33の一部には
フィルタ69をリアカバー31とフロントカバー33と
で形成される吸引通路に開口部71が形成されていると
共にこの開口部71をカバーする交換フタ73が設けら
れている。
【0045】前記吸引部19の上面には開口部75が形
成されており、この開口部75が吸引口となっている。
しかも開口部75には、図4に示されているように、ス
プリングなどの付勢手段77の付勢力で自動的に開閉さ
れる一方のフード79Aと、この他方のフタ79Aに対
して反対側に開閉される一方のフード79Bとで形成さ
れている。なお、他方のフード79Bがなくて一方の7
9Aだけであっても構わない。
成されており、この開口部75が吸引口となっている。
しかも開口部75には、図4に示されているように、ス
プリングなどの付勢手段77の付勢力で自動的に開閉さ
れる一方のフード79Aと、この他方のフタ79Aに対
して反対側に開閉される一方のフード79Bとで形成さ
れている。なお、他方のフード79Bがなくて一方の7
9Aだけであっても構わない。
【0046】前記吸引部19内又はリアカバー31とフ
ロントカバー33とで形成される吸引通路にオゾン発生
装置81が設けられている。また、前記吸引通路に設け
られたフィルタ69は吸引部19内に設けてもよい。さ
らに、前記一方のフード79Aにはレンズ83が突出可
能に設けられている。
ロントカバー33とで形成される吸引通路にオゾン発生
装置81が設けられている。また、前記吸引通路に設け
られたフィルタ69は吸引部19内に設けてもよい。さ
らに、前記一方のフード79Aにはレンズ83が突出可
能に設けられている。
【0047】上記構成により、収納部61,67にそれ
ぞれ電池59,ファン63を備えたモータ65が収納さ
れると共に、フィルタ69,オゾン発生装置81が吸引
通路又は吸引部19内に収納されると共にフロントカバ
ー33がリアカバー31に被せられ、しかも肘掛けカバ
ー29が肘掛け部13に被せられて使用される。
ぞれ電池59,ファン63を備えたモータ65が収納さ
れると共に、フィルタ69,オゾン発生装置81が吸引
通路又は吸引部19内に収納されると共にフロントカバ
ー33がリアカバー31に被せられ、しかも肘掛けカバ
ー29が肘掛け部13に被せられて使用される。
【0048】次に、この椅子1の肘掛け部13に備えら
れた吸引装置15が使用される作用を説明すると、まず
図5に示されているように、歯医者又は技工士などの作
業者が椅子1の座部3に座って患者の口腔内に入れ歯な
どの作業が行われる。そして、前記加工物の再研磨など
の調整を行う際には、作業者が患者に治療している状態
から姿勢を変えると共に、座部3に対して肘掛け部13
を回動せしめて吸引装置本体17の先端に設けられてい
る吸引部19を作業者の前に来るようにする。次に図6
に示されているように作業者が手でもって吸引部19を
矢印で示した如く押すと、吸引装置本体17のリアカバ
ー31が上述したごとく肘掛け部13のピン53を支点
として外側へ回動して吸引部19が座部3の位置に対し
て離反する方向へ動き、肘掛け部13の下部又は側部に
収納されている状態から吸引部11が肘掛け部13より
露出される。
れた吸引装置15が使用される作用を説明すると、まず
図5に示されているように、歯医者又は技工士などの作
業者が椅子1の座部3に座って患者の口腔内に入れ歯な
どの作業が行われる。そして、前記加工物の再研磨など
の調整を行う際には、作業者が患者に治療している状態
から姿勢を変えると共に、座部3に対して肘掛け部13
を回動せしめて吸引装置本体17の先端に設けられてい
る吸引部19を作業者の前に来るようにする。次に図6
に示されているように作業者が手でもって吸引部19を
矢印で示した如く押すと、吸引装置本体17のリアカバ
ー31が上述したごとく肘掛け部13のピン53を支点
として外側へ回動して吸引部19が座部3の位置に対し
て離反する方向へ動き、肘掛け部13の下部又は側部に
収納されている状態から吸引部11が肘掛け部13より
露出される。
【0049】図7に示されているように、吸引部11に
設けられている他方のフード79Bを開かせ、次いで、
一方のフード79Aを作業者側へ開かせると図8に示す
ような状態となる。
設けられている他方のフード79Bを開かせ、次いで、
一方のフード79Aを作業者側へ開かせると図8に示す
ような状態となる。
【0050】このような状態で、開かれた他方のフード
79Bと一方のフード79Aとの間に作業者の例えば左
手に持った加工物を持つと共に右手に加工具を持って加
工物に再研磨などの調整が行われる。
79Bと一方のフード79Aとの間に作業者の例えば左
手に持った加工物を持つと共に右手に加工具を持って加
工物に再研磨などの調整が行われる。
【0051】この調整を行う際にはモータ65を駆動せ
しめてファン63が回転されているから、調整時に発生
した浮遊粉塵などが吸引部19の開口部(吸引口)75
から吸引されて吸引部19内又はリアカバー31とフロ
ントカバー33との間の吸引通路に設けられたフィルタ
69に集塵されることになる。しかも、吸引部19内又
は吸引通路に設けられたオゾン発生装置81により加工
物から発生した粉塵などに付着している殺菌が除去され
ることになる。
しめてファン63が回転されているから、調整時に発生
した浮遊粉塵などが吸引部19の開口部(吸引口)75
から吸引されて吸引部19内又はリアカバー31とフロ
ントカバー33との間の吸引通路に設けられたフィルタ
69に集塵されることになる。しかも、吸引部19内又
は吸引通路に設けられたオゾン発生装置81により加工
物から発生した粉塵などに付着している殺菌が除去され
ることになる。
【0052】したがって、加工物の調整に作業者が疲労
を与えることなく行うことができ、しかも加工物から発
生した粉塵などは吸引部19から容易に吸引されて従来
よりも吸引性を高めることができると共に外部へ飛散す
るのを防止することができる。また、調整作業を行わな
いときには、吸引装置本体17が回動されて吸引部19
が肘掛け部13の下部又は側部に収納されるので、邪魔
にならず、かつ外観もよく通常の椅子として使用するこ
ともできる。
を与えることなく行うことができ、しかも加工物から発
生した粉塵などは吸引部19から容易に吸引されて従来
よりも吸引性を高めることができると共に外部へ飛散す
るのを防止することができる。また、調整作業を行わな
いときには、吸引装置本体17が回動されて吸引部19
が肘掛け部13の下部又は側部に収納されるので、邪魔
にならず、かつ外観もよく通常の椅子として使用するこ
ともできる。
【0053】吸引部19が吸引装置本体17に対して着
脱可能に設けられているので、吸引部19のみがこわれ
たり、汚れたり、あるいは古くなった場合には、新しい
ものと交換することができる。また、吸引部19内を清
掃する場合にも取外して容易に清掃を行うことができ
る。
脱可能に設けられているので、吸引部19のみがこわれ
たり、汚れたり、あるいは古くなった場合には、新しい
ものと交換することができる。また、吸引部19内を清
掃する場合にも取外して容易に清掃を行うことができ
る。
【0054】吸引装置本体17を構成するリアカバー3
1内の収納部61に電池(バッテリ)59が収納されて
いるので、コードレスとなり、椅子1がどの場所にも移
動されて、加工物の調整作業を行うことができる。吸引
部19には一方のフード79Aと他方のフード79Bと
が開閉可能に設けられているので、加工物を調整する際
には一方のフード79A,他方のフード79Bが開いて
加工物の調整作業を行うので、吸引力が高まり、発生し
た粉塵などがより外部に飛散するのを防止することがで
きる。しかも、加工物を調整しないときには閉じられて
いるので、吸引部19をコンパクト化せしめることがで
きる。
1内の収納部61に電池(バッテリ)59が収納されて
いるので、コードレスとなり、椅子1がどの場所にも移
動されて、加工物の調整作業を行うことができる。吸引
部19には一方のフード79Aと他方のフード79Bと
が開閉可能に設けられているので、加工物を調整する際
には一方のフード79A,他方のフード79Bが開いて
加工物の調整作業を行うので、吸引力が高まり、発生し
た粉塵などがより外部に飛散するのを防止することがで
きる。しかも、加工物を調整しないときには閉じられて
いるので、吸引部19をコンパクト化せしめることがで
きる。
【0055】吸引部19の吸引口(開口部)75に隣接
してフィルタ69を設けると、加工物を調整していると
きに加工物を落しても、加工物はフィルタ69に落ちる
ので吸引装置本体17内まで吸引されないので取出しを
容易に行うことができる。
してフィルタ69を設けると、加工物を調整していると
きに加工物を落しても、加工物はフィルタ69に落ちる
ので吸引装置本体17内まで吸引されないので取出しを
容易に行うことができる。
【0056】前記吸引装置本体17内又は吸引部19内
にオゾン発生装置81を設けたことにより、調整時に発
生した粉塵等に付着している殺菌が除去されるので、後
でフィルタ69内の粉塵などを除去する際に作業者に害
を与えることがない。したがって衛生面でも良好であ
る。
にオゾン発生装置81を設けたことにより、調整時に発
生した粉塵等に付着している殺菌が除去されるので、後
でフィルタ69内の粉塵などを除去する際に作業者に害
を与えることがない。したがって衛生面でも良好であ
る。
【0057】前記一方のフード79Aが作業者側へ開か
れるので、加工物の調整時に一方のフード79Aが遮蔽
となって作業者側への粉塵などの飛散を防止することが
できる。他方のフード79Bが作業者側と反対側に開く
と共に一方のフード79Aが作業者側へ開くので、一方
のフード79Aが遮蔽となると共に他方のフード79B
が吸引力を拡大せしめを果すことができる。
れるので、加工物の調整時に一方のフード79Aが遮蔽
となって作業者側への粉塵などの飛散を防止することが
できる。他方のフード79Bが作業者側と反対側に開く
と共に一方のフード79Aが作業者側へ開くので、一方
のフード79Aが遮蔽となると共に他方のフード79B
が吸引力を拡大せしめを果すことができる。
【0058】前記一方のフード79Aにレンズ83を備
えているので、加工物の調整を行う際に退避位置から直
立せしめてレンズ83を通して加工物を見ることにより
加工物が拡大されるので、調整を容易に行うことができ
る。さらに、他方のフード79Bを開かせると、一方の
フード79Aが付勢手段77の付勢力で自動的に開くの
で、作業者が楽にフードを開かせることができ、作業が
楽になる。
えているので、加工物の調整を行う際に退避位置から直
立せしめてレンズ83を通して加工物を見ることにより
加工物が拡大されるので、調整を容易に行うことができ
る。さらに、他方のフード79Bを開かせると、一方の
フード79Aが付勢手段77の付勢力で自動的に開くの
で、作業者が楽にフードを開かせることができ、作業が
楽になる。
【0059】前記吸引装置15は、少なくとも吸引部1
9,電池59およびフィルタ69を備えたリアカバー3
1とフロントカバー33からなる吸引装置本体17で構
成され、この吸引装置本体17を肘掛け部13からピン
53などで着脱可能に設けられいるので、吸引装置15
全体をユニット化した状態で取付け、取外しができると
共に、すでにある椅子にも後付けすることが可能であ
る。
9,電池59およびフィルタ69を備えたリアカバー3
1とフロントカバー33からなる吸引装置本体17で構
成され、この吸引装置本体17を肘掛け部13からピン
53などで着脱可能に設けられいるので、吸引装置15
全体をユニット化した状態で取付け、取外しができると
共に、すでにある椅子にも後付けすることが可能であ
る。
【0060】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。図1に示し
た椅子に限定されずに回転可能な座部3とこの座部3に
対して回転可能な肘掛け部13を有する椅子であれば、
それ以外の椅子であっても構わない。
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。図1に示し
た椅子に限定されずに回転可能な座部3とこの座部3に
対して回転可能な肘掛け部13を有する椅子であれば、
それ以外の椅子であっても構わない。
【0061】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例により理解
されるように、請求項1の発明によれば、作業者は椅子
の座部に座って患者の口腔内に入れ歯などの加工物を装
着する作業が行われる。そして、前記加工物の再研磨な
どの調整を行う際には、吸引装置本体の吸引部が肘掛け
部の下部又は側部に収納されている状態から、座部の位
置に対して離反する方向に移動されて肘掛け部の下部又
は側部から外部へ露出される。
されるように、請求項1の発明によれば、作業者は椅子
の座部に座って患者の口腔内に入れ歯などの加工物を装
着する作業が行われる。そして、前記加工物の再研磨な
どの調整を行う際には、吸引装置本体の吸引部が肘掛け
部の下部又は側部に収納されている状態から、座部の位
置に対して離反する方向に移動されて肘掛け部の下部又
は側部から外部へ露出される。
【0062】しかも、肘掛け部は座部に対して回転可能
に設けられているから、露出された吸引部が作業者の座
っている位置の所まで移動されるので、加工物の調整が
作業者に疲労を与えることなく行うことが出来ると共
に、加工物から発生する粉塵などが吸引部に容易に吸引
され吸引性を高めることができ外部へ飛散するのを防止
することができる。
に設けられているから、露出された吸引部が作業者の座
っている位置の所まで移動されるので、加工物の調整が
作業者に疲労を与えることなく行うことが出来ると共
に、加工物から発生する粉塵などが吸引部に容易に吸引
され吸引性を高めることができ外部へ飛散するのを防止
することができる。
【0063】また、調整を行わないときには、吸引装置
本体の吸引部は肘掛け部の下部又は側部に収納されてい
るため、邪魔にならず、かつ外観もよく通常の椅子とし
ても使用することができる。
本体の吸引部は肘掛け部の下部又は側部に収納されてい
るため、邪魔にならず、かつ外観もよく通常の椅子とし
ても使用することができる。
【0064】請求項2の発明によれば、吸引部が吸引装
置本体に対して着脱可能に設けられているから、吸引部
のみがこわれたり、汚れたり、あるいは古くなった場合
には新しいものと交換することができる。また、吸引部
内を清掃する場合も取外して容易に行うことができる。
置本体に対して着脱可能に設けられているから、吸引部
のみがこわれたり、汚れたり、あるいは古くなった場合
には新しいものと交換することができる。また、吸引部
内を清掃する場合も取外して容易に行うことができる。
【0065】請求項3の発明によれば、吸引装置本体内
に電源の電池が設けられているからコードレスとなり、
椅子がどの場所にも移動されて、加工物の調整を行うこ
とができる。
に電源の電池が設けられているからコードレスとなり、
椅子がどの場所にも移動されて、加工物の調整を行うこ
とができる。
【0066】請求項4の発明によれば、加工物を調整す
る際には吸引部に備えられたフードが開いて行われるの
で、吸引力を高めることができると共に、発生した粉塵
などをより外部に飛散するのを防止することができる。
しかも、加工物を調整しないときには閉じられているの
で、吸引部がコンパクト化せしめることができる。
る際には吸引部に備えられたフードが開いて行われるの
で、吸引力を高めることができると共に、発生した粉塵
などをより外部に飛散するのを防止することができる。
しかも、加工物を調整しないときには閉じられているの
で、吸引部がコンパクト化せしめることができる。
【0067】請求項5の発明によれば、加工物を調整し
ているときに、加工物を吸引口より落としたとき、加工
物はフィルタ内にあり、吸引装置本体内に吸引されない
ので、取出しを容易に行うことができる。
ているときに、加工物を吸引口より落としたとき、加工
物はフィルタ内にあり、吸引装置本体内に吸引されない
ので、取出しを容易に行うことができる。
【0068】請求項6の発明によれば、オゾン発生装置
が吸引装置本体内又は吸引部内に設けられているから、
加工物の調整時に発生した粉塵などは吸引部より吸引さ
れると共に、オゾン発生装置を通過するので、滅菌され
るから、後で粉塵などを除去する際に作業者に害を与え
ずに衛生面を良好にすることができる。
が吸引装置本体内又は吸引部内に設けられているから、
加工物の調整時に発生した粉塵などは吸引部より吸引さ
れると共に、オゾン発生装置を通過するので、滅菌され
るから、後で粉塵などを除去する際に作業者に害を与え
ずに衛生面を良好にすることができる。
【0069】請求項7の発明によれば、フードが座部に
座っている作業者側へ開かれて、加工物の調整が行われ
るので、開かれたフードが遮蔽となって作業者側への粉
塵などの飛散を防止することができる。
座っている作業者側へ開かれて、加工物の調整が行われ
るので、開かれたフードが遮蔽となって作業者側への粉
塵などの飛散を防止することができる。
【0070】請求項8の発明によれば、フードが開かれ
た場合に、一方のフードが遮蔽となり、作業者側への粉
塵などの飛散を防止することができると共に、他方のフ
ードは粉塵などの吸引範囲が拡大される機能を果すこと
ができる。
た場合に、一方のフードが遮蔽となり、作業者側への粉
塵などの飛散を防止することができると共に、他方のフ
ードは粉塵などの吸引範囲が拡大される機能を果すこと
ができる。
【0071】請求項9の発明によれば、作業者側へ開か
れるフードにレンズが備えられているから、作業者が加
工物の調整を行う際、レンズを通して調整時の加工物を
拡大して作業者が見ることができるから、調整を容易に
行うことができる。
れるフードにレンズが備えられているから、作業者が加
工物の調整を行う際、レンズを通して調整時の加工物を
拡大して作業者が見ることができるから、調整を容易に
行うことができる。
【0072】請求項10の発明によれば、他方のフード
を開かせるだけで、一方のフードも付勢手段の付勢力で
自動的に開くので、作業者が楽にフードを開かせること
ができる。
を開かせるだけで、一方のフードも付勢手段の付勢力で
自動的に開くので、作業者が楽にフードを開かせること
ができる。
【0073】請求項11の発明によれば、吸引装置の吸
引装置本体内に少なくとも吸引部、電源の電池およびフ
ィルタが備えられていると共に吸引装置本体が肘掛け部
に着脱可能に設けられているから、吸引装置全体をユニ
ット化した状態で取付け、取外しを行うことができると
共に、すでにある椅子に後付けすることができる。
引装置本体内に少なくとも吸引部、電源の電池およびフ
ィルタが備えられていると共に吸引装置本体が肘掛け部
に着脱可能に設けられているから、吸引装置全体をユニ
ット化した状態で取付け、取外しを行うことができると
共に、すでにある椅子に後付けすることができる。
【図1】この発明の椅子の斜視図である。
【図2】椅子の肘掛け部とこの肘掛け部に備えた吸引装
置の分解斜視図である。
置の分解斜視図である。
【図3】肘掛け部にリアカバー、サブシャーシを装着し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図4】吸引部にフードを設けた状態の側面拡大図であ
る。
る。
【図5】この発明の動作を説明する説明図である。
【図6】この発明の動作を説明する説明図である。
【図7】この発明の動作を説明する説明図である。
【図8】この発明の動作を説明する説明図である。
1 椅子 3 座部 13 肘掛け部 15 吸引装置 17 吸引装置本体 19 吸引部 29 肘掛けカバー 31 リアカバー 33 フロントカバー 37 サブシャーシ 59 電池 63 ファン 65 モータ 67 フィルタ 75 開口部(吸引口) 77 付勢手段 79A,79B フード 81 オゾン発生器 83 レンズ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 15/00 A61C 13/00 A61C 19/00 A47C 7/54
Claims (11)
- 【請求項1】 歯科において口腔内に装着する加工物の
調整時に使用する椅子であって、回転可能な座部とこの
座部に対して回転可能な肘掛け部とからなり、この肘掛
け部に前記加工物の研削作業時に発生する粉塵等を吸引
する吸引装置本体を備え、この吸引装置本体の吸引部を
前記肘掛け部の下側又は側部に収納可能かつ前記座部の
位置に対して接近離反する方向に調節可能に設けてなる
ことを特徴とする椅子。 - 【請求項2】 前記吸引部が前記吸引装置本体に対して
着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1記
載の椅子。 - 【請求項3】 前記吸引装置本体内に電源の電池を設け
てなることを特徴とする請求項1記載の椅子。 - 【請求項4】 前記吸引部に開閉可能なフードを備えて
なることを特徴とする請求項1記載の椅子。 - 【請求項5】 前記吸引部の吸引口に隣接してフィルタ
を設けてなることを特徴とする請求項1記載の椅子。 - 【請求項6】 前記吸引装置本体内又は前記吸引部内に
オゾン発生装置を設けてなることを特徴とする請求項1
記載の椅子。 - 【請求項7】 前記フードが前記座部に座った作業者側
へ開閉可能であることを特徴とする請求項4記載の椅
子。 - 【請求項8】 前記フードが複数枚からなり、一方は前
記座部に座った作業者側へ開閉可能で、かつ他方は前記
作業者側と反対側へ開閉可能であることを特徴とする請
求項4記載の椅子。 - 【請求項9】 作業者側へ開閉するフードにレンズを備
えてなることを特徴とする請求項7または8記載の椅
子。 - 【請求項10】 他方のフードが開くと、一方のフード
が付勢手段で開くことを特徴とする請求項8記載の椅
子。 - 【請求項11】 少なくとも吸引部、電源の電池および
フィルタを備えた吸引装置本体を、肘掛け部に対して着
脱可能に設けてなることを特徴とする吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30198296A JP3236520B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 椅子およびその椅子に備える吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30198296A JP3236520B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 椅子およびその椅子に備える吸引装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10137302A JPH10137302A (ja) | 1998-05-26 |
JP3236520B2 true JP3236520B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=17903471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30198296A Expired - Fee Related JP3236520B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 椅子およびその椅子に備える吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3236520B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012196336A (ja) * | 2011-03-22 | 2012-10-18 | Takano Co Ltd | 椅子の肘掛けユニット |
CN103405323A (zh) * | 2013-08-17 | 2013-11-27 | 魏东 | 舒适神经外科手术椅 |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30198296A patent/JP3236520B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10137302A (ja) | 1998-05-26 |
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Legal Events
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