JP3236510U - 開閉蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 種々の口径寸法の飲料用容器に対応することができ、また片手でも容易に開閉作業を行うことができる開閉蓋を提供する。【解決手段】 開閉蓋1は、飲料用容器の開口部を覆う蓋体2、該蓋体2を保持する保持部材3、当該飲料用容器の胴部に外嵌固定させるための第1固定用アーム41,41、第1固定用アーム41とは異なる寸法の第2固定用アーム42,42、及び、蓋体2、保持部材3及び第1固定用アーム41,41又は第2固定用アーム42,42を支持する本体5を具備して構成してある。【選択図】 図1

Description

本考案は、グラス、カップ又はジョッキ等の飲料用容器に着脱させることができる開閉蓋に関する。
COVID-19の蔓延等に起因して、飲食店にあっては例えば、テーブルにアクリル板といった透明部材を配設して当該テーブルを複数の領域に分割し、各領域に飲食物を配置することによって、各領域に対向配置された客に当該飲食物を提供している。
しかし、そのような透明部材にあっては、各領域に対向配置された客の口鼻から排出される吐息が周囲に拡散されることを十分に防止し得ず、各領域に配されたグラス、カップ又はジョッキといった飲料用容器内にウィルスといった異物が落下する危険があった。
飲料用容器内への異物の落下を防止するものとして例えば、後記する特許文献1には次のような紙カップが開示されている。
図22は特許文献1に開示された紙カップの縦断面図である。紙カップは、側面視が円錐台形状の胴部100を具備してなり、該胴部100の大径側である開口部の上端にトップカール部101を設け、該トップカール部101の上端にイージーピール性のある蓋材105が融着させてある。また、トップカール部101の下端に剛性リング102を外嵌固定し、この剛性リング102と前記蓋材105を覆うキャップ103が、剛性リング102に着脱可能に外嵌螺合させてある。このキャップ103の内面であって前記トップカール部101に対向する部分には、コンタクトリング103aが垂設してあり、コンタクトリング103aとトップカール部101との間に、前記蓋材105の周縁部が挟持されるように構成してある。
このような紙カップにあっては、蓋材105によって胴部100の開口部が密封してあるが、胴部100内の飲料を摂取すべく、剛性リング102に螺合させたキャップ103を当該剛性リング102から外し、蓋材105の一部をトップカール部101から剥離させた場合であっても、摂取後に、キャップ103を剛性リング102に外嵌螺合させることによって、キャップ103の内面に垂下されたコンタクトリング103aにて、剥離された蓋材105の周縁部をトップカール部101に圧接することによって、当該蓋材105をトップカール部101に容易に密着させることができ、これによって胴部100内を確実に再密封することができる。
特開2017-77912号公報
しかしながら、そのような紙カップにあっては、胴部100に固定した剛性リング102にキャップ103が外嵌螺合されているため、キャップ103の開閉作業は両手で行なわなければならず、開閉作業に手間を要する一方、胴部100の外寸、剛性リング102の内寸及び外寸、並びにキャップ103の内寸は互いに定まっているため、1つのキャップ103で種々の口径寸法のカップに対応することができない。
本考案は斯かる事情に鑑みてなされたものであって、種々の口径寸法の飲料用容器に対応することができ、また片手でも容易に開閉作業を行うことができる開閉蓋を提供する。
(1)本考案に係る開閉蓋は、有底筒状の胴部の上部開口からそこに貯留された飲料を摂取可能に構成された飲料用容器の前記上部開口に対向配置される蓋体を保持する保持部材と、適宜外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第1固定用アーム、及び、それとは異なる外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第2固定用アームと、前記保持部材を揺動可能に支持し、また、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを着脱可能に支持する本体とを備えることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、有底筒状の胴部の上部開口からそこに貯留された飲料を摂取可能に構成された飲料用容器の前記上部開口に蓋体が対向配置されるが、この蓋体を保持する保持部材を備えて構成してある。ここで蓋体は、固着剤等により保持部材に固着させてもよいので、保持部材に着脱可能に取り付けてもよい。
また、開閉蓋は、適宜外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第1固定用アーム、及び、それとは異なる外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第2固定用アームを備えており、更に、
保持部材、並びに第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを支持する本体を備えている。この本体は、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを着脱可能に支持するように構成してあり、飲料用容器の胴部の外径に対応する第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを本体に支持させ、それらを当該胴部に着脱可能に外嵌させることによって、開閉蓋を飲料用容器に取り付ける。一方、本体は、保持部材を揺動可能に支持するようになしてあり、これによって保持部材に保持された蓋体を開閉し得るようになっている。
このように、本交換の開閉蓋にあっては、飲料用容器内の飲料を摂取するときに使用者が蓋体を開し、当該飲料を摂取しないときは蓋体を閉することができるため、飲料用容器内の飲料を摂取しない間に外部から埃及び/又は呼気等が当該飲料用容器内へ落下することを防止し得る。一方、蓋体の開閉作業は片手で容易に行うことができる。
また、第1固定用アーム及び第2固定用アームから、飲料用容器の胴部の外径に応じて該胴部により密に外嵌し得る内径を有するものを選択し、それらを本体に取り付けるため、種々の口径寸法の飲料用容器に対応することができる。
(2)本考案に係る開閉蓋は、前記本体は、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを支持する帯板状の第1本体部と、該第1本体部の一端側に設けられ、蓋体を保持した保持部材を、当該蓋体が第1本体部と直交する姿勢に支持可能に構成された第2本体部とを具備し、前記第1本体部には、該第1本体部を貫通する複数の貫通孔が、第1本体部の長手方向へ互いに距離を隔てて開設してあり、前記第1固定用アーム及び第2固定用アームには前記貫通孔に挿通させる凸部が設けてあることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、前述した本体は、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを支持する帯板状の第1本体部と、第1本体部の一端側に設けられた第2本体部とを具備する。この第2本体部は、蓋体を保持した保持部材を、当該蓋体が第1本体部と直交する姿勢に支持可能に構成してある。
一方、第1本体部には、該第1本体部を貫通する複数の貫通孔が、第1本体部の長手方向へ互いに距離を隔てて開設してあり、また、第1固定用アーム及び第2固定用アームには第1本体部に開設された貫通孔に挿通させる凸部が設けてある。
このような開閉蓋にあっては、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームをその凸部を第1本体部の適宜の貫通孔に挿通させることによって、第1本体部の適宜の位置に着脱可能に取り付けることができる。そして、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを、飲料用容器の胴部の適宜の高さ位置に外嵌させることによって、第1本体部と直交する姿勢に支持された蓋体を胴部の上部開口から距離を隔てた位置に保持することができる。
これによって、埃及び/又は呼気等が飲料用容器内へ落下することを防止し得るのに加え、蓋体が飲料用容器の上部開口縁に接触することが回避されるので、飲料用容器の上部開口縁に付着した使用者の唾液等が蓋体に転移することが防止できる。
(3)本考案に係る開閉蓋は、前記胴部に持ち手を設けてなる飲料用容器の前記持ち手に着脱可能に嵌合可能な持ち手固定用アームを更に備えることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、前述した胴部に持ち手を設けてなる飲料用容器の前記持ち手に着脱可能に嵌合可能な持ち手固定用アームを更に備えるため、持ち手を有する飲料用容器にも適用することができる。
(4)本考案に係る開閉蓋は、前記持ち手固定用アームには前記貫通孔に挿通させる凸部が設けてあることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、持ち手固定用アームには第1本体部に開設した貫通孔に挿通させる凸部が設けてあり、該凸部を貫通孔に挿通させ得ることによって、持ち手固定用アームを第1本体部に容易に取り付けることができる。
(5)本考案に係る開閉蓋は、前記貫通孔は長方形状をなしており、前記凸部は前記貫通孔の内寸より小さい外寸の頭部を有し、平面視がT字状に成形してあることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、第1本体部に開設した貫通孔は長方形状をなしており、第1固定用アーム、第2固定用アーム及び持ち手固定用アームに設けられた凸部は、貫通孔の内寸より小さい外寸の頭部を有し、平面視がT字状に成形してある。従って、貫通孔に挿通させた凸部を90°回動させることによって、当該凸部が貫通孔から抜出し得なくなる。一方、凸部を更に90°回動させることによって、当該凸部は貫通孔から容易に抜出することが可能になる。これによって、第1本体部に第1固定用アーム、第2固定用アーム及び持ち手固定用アームを容易に取り付け、また第1本体部から第1固定用アーム、第2固定用アーム及び持ち手固定用アームを容易に取り外すことができる。
(6)本考案に係る開閉蓋は、前記凸部の基部には平坦部が設けてあることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、第1固定用アーム、第2固定用アーム及び持ち手固定用アームの凸部の基部には、平坦部が設けてあり、これによって、本体に取り付けられた第1固定用アーム、第2固定用アーム及び持ち手固定用アームは、その平坦部が第1本体部と密接して、ガタの発生が防止される。
(7)本考案に係る開閉蓋は、適宜外径になした蓋体を更に備えることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、適宜外径になした蓋体を更に備えるため、使用する飲料用容器の大きさに応じた蓋体とすることによって、蓋体としての機能を十分に果たすことができる。
(8)本考案に係る開閉蓋は、前記保持部材は、前記蓋体を着脱可能に挟持するように構成してあることを特徴とする。
本考案の開閉蓋にあっては、前述した保持部材は、蓋体を着脱可能に挟持するように構成してあるため、蓋体を容易に交換することができる。これによって、種々の大きさの飲料用容器に応じて、その胴部の上部開口の外径に応じた蓋体に交換することができる。
一方、使用者毎に蓋体を交換することによって、開閉蓋の他の構成は繰り返し使用することができるので、ランニングコストを廉価にすることができる。
本考案に係る開閉蓋を示す斜視図である。 図1に示した蓋体の斜視図である。 図1に示した保持部材を示す平面図である。 図1に示した保持部材を示す縦断面図である。 図1に示した保持部材を示す底面図である。 図1に示した第1固定用アームの平面図である。 図1に示した第1固定用アームの側面図である。 図1に示した第1固定用アームの背面図である。 図1に示した本体の側面図である。 図1に示した本体の背面図である。 図1に示した本体の平面図である。 本形態に係る開閉蓋の実施様態の一例を説明する説明図である。 本形態に係る開閉蓋の実施様態の一例を説明する説明図である。 考案を実施するための第2の形態に係る開閉蓋の斜視図である。 図14に示した本体の側面図である。 図14に示した本体の背面図である。 図14に示した本体の平面図である。 図14に示した持ち手固定用アームの側面図である。 図14に示した持ち手固定用アームの背面図である。 図14に示した持ち手固定用アームの平面図である。 本形態に係る開閉蓋の実施様態の一例を説明する説明図である。 特許文献1に開示された紙カップの縦断面図である。
本考案に係る開閉蓋を図面に基づいて詳述する。
なお、本実施の形態で説明する開閉蓋は、本考案の趣旨を説明する一例であり、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含むことはいうまでもない。
(考案を実施するための第1の形態)
図1は本考案に係る開閉蓋を示す斜視図であり、主に持ち手が設けられていないグラスといった飲料用容器に適用させるようになしてある。本形態に係る開閉蓋1は、飲料用容器の開口部を覆う蓋体2、該蓋体2を保持する保持部材3、当該飲料用容器の胴部に外嵌固定させるための第1固定用アーム41,41、第1固定用アーム41とは異なる寸法の第2固定用アーム42,42、及び、蓋体2、保持部材3及び第1固定用アーム41,41又は第2固定用アーム42,42を支持する本体5を具備して構成してある。
図2は図1に示した蓋体2の斜視図であり、図3から図5は図1に示した保持部材3を示す平面図、縦断面図及び底面図である。
図1及び図2に示した例では、蓋体2は例えば透明な樹脂製の薄板材を略円形に成形してなり、その周縁部の一部を横長長方形状に突出させて突出部21が形成してある。そして、図1に示した如く、この突出部21を保持部材3に保持させてある。
一方、保持部材3は、図1及び図3から図5に示したように、矩形板片状の第1唇部31と同形状の第2唇部32とを距離を隔てて互いに平行に配し、縦断面視がコ字状の頭部30を具備しており、第1唇部31又は第2唇部32(本形態にあっては第2唇部32)の内面には、頭部30の先端側から基端側に向かうに連れてその高さを高くなした縦断面視直角三角形状の舌状部33が突設してあり、この舌状部33と第1唇部31(又は第2唇部32)との間に挿入された前記蓋体2の突出部21を、舌状部33及び第1唇部31(又は第2唇部32)にて挟持固定するようになしてある。
頭部30の基端側には、前記第1唇部31から延出させてなり、頭部30を支持する板片状の支持部35が突設してあり、該支持部35の端部近傍であって支持部35の底面側には、半円筒状の嵌合部37が設けてある。この嵌合部37は、後述する本体5に設けられた円柱状の支持軸部52b(図11参照)に着脱可能に外嵌させるようになっており、嵌合部37及び支持軸部52bにてヒンジが構成される。これによって、頭部30は、支持部35及び嵌合部37によって支持軸部52b周りに揺動自在に支持される。
ところで、支持部35はその厚みを、先端から前記頭部30へ向かうに連れて漸次厚くしてあり、支持部35の前述した嵌合部37とは反対側の面は、支持部35の底部側へ向かって凸な曲面に加工して、使用者が指を掛ける指掛け部36になしてある。
なお、本形態では、支持部35の底部側へ向かって凸な曲面に成形した指掛け部36について示したが、本考案はこれに限らず、支持部35の先端近傍に使用者の指を掛ける突起を設けるとよい。これによって、指掛け部36に掛けた使用者の指が指掛け部36内で滑動することが防止され、頭部30を支持軸部52b周りに確実に揺動させることができる。
なお、この場合、支持部35の前述した嵌合部37とは反対側の面を前述した如く曲面に加工することなく、平坦になした場合であっても、前述した突起を設けることによって、使用者の指を指掛け部36に確実に掛けることができる。
また、図6から図8は、図1に示した第1固定用アーム41の平面図、側面図及び背面図である。図6から図8に示した如く、第1固定用アーム41は、可撓性を有する細帯材を平面視がC字状に成形してなるアーム本体45を具備してなり、該アーム本体45を飲料用容器の胴部に外嵌固定させるようになしてある。
このアーム本体45のC字の開口部に対向する底部外周面に、アーム本体45と同じ幅寸法になした長方形状の平坦部46が設けてある。該平坦部46の中央位置には平面視がT字状の凸部47が、その頭部長手方向がアーム本体45の周方向になるように設けてあり、第1固定用アーム41は後述する如くこの凸部47を用いて本体5に支持されるようになしてある。この凸部47の頭部の外形寸法は、図1に示した本体5の後述する第1本体部51に設けられた貫通孔51a(図10参照)の内形寸法より僅かに小さくしてあり、また、凸部47の脚部の長さ寸法は、第1本体部51の厚さ寸法と略同じになしてある。
一方、第2固定用アーム42にあっては、そのアーム本体の直径が前述した第1固定用アーム41のアーム本体45の直径より小さくしてある以外は、第1固定用アーム41の構成及び寸法と同じ構成及び寸法になしてある。
なお、第2固定用アーム42は、状況に応じて、アーム本体の直径を第1固定用アーム41のアーム本体45の直径より大きくしてもよい。
図9~図11は、図1に示した本体5の側面図、背面図及び平面図である。図9~図11に示したように、本体5は、前述した第1固定用アーム41,41又は第2固定用アーム42,42(図1参照)を支持するための帯板状の第1本体部51の一端部に、前述した保持部材3を揺動自在に支持するための第2本体部52を設けて構成してある。
第2本体部52は、直角三角形状の板状片52a,52aを第1本体部51の両側縁にそれぞれ、板状片52a,52aの天井縁が第1本体部51と直交する姿勢になるように設けてなり、従って本体5は、側面視が略倒立L字状に構成されている。また、両板状片52a,52aの先端近傍には、短寸円柱状の支持軸部52bが両板状片52a,52a間に架設してある。
前述した如くこの支持軸部52bに保持部材3の嵌合部37が外嵌されるようになっており、支持軸部52bによってその軸周りに回動自在に支持された保持部材3は、両板状片52a,52aの天井縁に当接するため、図1に示した如く、保持部材3に保持された蓋体2は、第1本体部51と直交する姿勢に保持される。
一方、第1本体部51には、当該第1本体部51を貫通する複数(本形態では5つ)の縦長長方形状の貫通孔51a,51a,51a,51a,51aが、第1本体部51の長手方向へ適宜の間隔で開設してある。そして、適宜の貫通孔51aに第1固定用アーム41の凸部47を、前記第2本体部52とは反対側から挿通させた後、当該第1固定用アーム41を凸部47の中心軸周りに90度回動させることによって、図1に示したように、第1固定用アーム41を第1本体部51に取り付け、これと逆の操作を実施することによって、第1固定用アーム41を第1本体部51から取り外し可能になっている。
図12及び図13は本形態に係る開閉蓋1の実施様態の一例を説明する説明図であり、持ち手が設けられていないグラスといった飲料用容器に適用した場合について示してある。なお、図中、図1から図11に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
図12に示した例では、飲料用容器Cは、主に水又はジュース等のソフトドリンクを注ぐべく広く使用されている形状、即ち、有底筒状の胴部Cdを有し、該胴部Cdはその直径に比べて高さ寸法を比較的大きくなしてある。
使用者は、第1固定用アーム41,41及び第2固定用アーム42,42(図1参照)から、飲料用容器Cの胴部Cdの外径に応じて該胴部Cdにより密に外嵌し得る内径を有するものを選択する。なお、本図12に示した例では第1固定用アーム41,41が選択されている。
次に、一方の第1固定用アーム41を、その凸部47を例えば第1本体部51の最上段の貫通孔51aに挿通して本体5に取り付け、他方の第1固定用アーム41を、その凸部47を例えば第1本体部51の最下段の貫通孔51aに挿通して本体1に取り付ける。なお、第1固定用アーム41,41の第1本体部51への取り付け位置は適宜に決めることができるが、両第1固定用アーム41,41間の距離を広くなすと、飲料用容器Cの胴部Cdに取り付けられた本体5がより安定するため好適である。
また、前記蓋体2は、その突出部を保持部材3の舌状部及び第1唇部31の間に挿入させて、舌状部及び第1唇部31に着脱可能に挟持固定させる。また、この保持部材3の嵌合部を本体5の支持軸部に、保持部材3の第1唇部31が本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接し得る姿勢で外嵌させて、蓋体2を保持した保持部材3を支持軸部周りに回動自在に取り付ける。
そして、両第1固定用アーム41,41を飲料用容器Cの胴部Cdに外嵌させて第1固定用アーム41,41を飲料用容器Cに取り付けるが、第1固定用アーム41,41の胴部Cdにおける高さ位置を、蓋体2が閉姿勢、即ち、保持部材3の第1唇部31が本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接した姿勢のときに、当該蓋体2と飲料用容器Cの開口縁との間に隙間が生じるように調整してある。
このような開閉蓋1を取り付けた飲料用容器Cにあっては、そこに注がれた飲料を摂取する場合、使用者は保持部材3の指掛け部36に指を掛けて保持部材3及び蓋体2を飲料用容器Cの開口の上方へ引き上げ、又は、蓋体2をつまんで当該蓋体2及び保持部材3を飲料用容器Cの開口の上方へ引き上げ、更に蓋体2及び保持部材3を支持軸部周りに回動させて、図13に示した如く、蓋体2を板状片52a,52aの下方へ垂下させることによって、蓋体2を開させる。一方、使用者は蓋体2をつまんで当該蓋体2及び保持部材3を支持軸部周りに逆方向へ回動させ、保持部材3の第1唇部31を本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接させて、蓋体2を閉させる。
このように開閉蓋1にあっては、飲料用容器C内の飲料を摂取するときに使用者が蓋体2を開し、当該飲料を摂取しないときは蓋体2を閉することができるため、飲料用容器C内の飲料を摂取しない間に外部から埃及び/又は呼気等が当該飲料用容器C内へ落下することを防止し得る。一方、蓋体2の開閉作業は前述した通りであるが、かかる開閉作業は片手で容易に行うことができる。
また、第1固定用アーム41,41及び第2固定用アーム42,42(図1参照)から、飲料用容器Cの胴部Cdの外径に応じて該胴部Cdにより密に外嵌し得る内径を有するものを選択し、それらを本体5の第1本体部51に取り付けるため、種々の口径寸法の飲料用容器Cに対応することができる。
一方、第1固定用アーム41及び第2固定用アーム42にあっては、前述したようにC字の開口部に対向する底部外周面に平坦部46が設けてあり、該平坦部46の中央位置に設けた凸部47を、本体5を構成する帯板状の第1本体部51に設けられた貫通孔51aに挿入させるようになっているため、本体5に取り付けられた第1固定用アーム41又は第2固定用アーム42は、その平坦部46が第1本体部51と密接して、ガタの発生が防止される。
ところで、前述した如く第1固定用アーム41,41又は第2固定用アーム42,42を胴部Cdに取り付ける場合、蓋体2が閉姿勢のときに、当該蓋体2と飲料用容器Cの開口縁との間に隙間が生じるように調整することができるため、埃及び/又は呼気等が飲料用容器C内へ落下することを防止し得るのに加え、蓋体2が飲料用容器Cの開口縁に接触することが回避されるので、飲料用容器Cの開口縁に付着した使用者の唾液等が蓋体2に転移することが防止できる。
また、蓋体2は保持部材3に着脱可能に挟持固定されているため、蓋体2を取り換えることで、開閉蓋1のそれ以外の構成物は複数の使用者に繰り返し使用することができ、ランニングコストが廉価である。
なお、本形態では、異なる直径のアーム本体45,45が設けられた第1固定用アーム41と第2固定用アーム42とを備える場合について説明したが、本考案はこれに限らず、更に異なる直径のアーム本体を設けてなる第3固定用アーム、第4固定用アーム、…等、複数寸法の固定用アームを備えるように構成してもよいことは言うまでもない。
また、本形態では、略円形の蓋体2を具備する場合について説明したが、本考案はこれに限らず、例えばコースターというように多角形の薄板材を用いることができる。この場合、前述した突出部21を設けなくてもよく、これによって店舗で使用しているコースターをそのまま蓋体2に適用することができる。同様に、本形態では、突出部21が設けられた蓋体2について説明したが、かかる突出部が設けられていない略円形の部材を蓋体2に適用することもできる。
一方、本形態では保持部材3も本体5に着脱可能に取り付けてあるが、本考案はこれに限らず、保持部材が本体5から取り外せないように構成してもよい。
(考案を実施するための第2の形態)
図14は考案を実施するための第2の形態に係る開閉蓋の斜視図であり、ジョッキ又はカップ等、持ち手を有する飲料用容器に適合させた場合を示している。なお、図中、図1から図11に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
図14に示した如く、本形態に係る開閉蓋1aにあっては、前同様の蓋体2、第1固定用アーム41、第2固定用アーム42(図1参照)、及び保持部材3、並びに後述する本体5を具備しており、これらに加えて、前記飲料用容器の持ち手に外嵌固定させるための持ち手固定用アーム43を具備している。この持ち手固定用アーム43も本体5に支持されるようになっている。
図15から図17は、図14に示した本体5の側面図、背面図及び平面図である。
図15から図17に示したように、本体5は短寸の第1本体部51を備え、貫通孔51a,51aの数を削減した以外は、前述した本体5(図9~図11参照)と同様の構成になしてある。
図18~図20は、図14に示した持ち手固定用アーム43の側面図、背面図及び平面図である。持ち手固定用アーム43は、図18~図20に示した如く、短寸帯板材を正面視が横転コ字状に成形してなり、飲料用容器の持ち手に嵌合させる持ち手嵌合部43aを具備している。持ち手嵌合部43aの両端はそれぞれ、内側へ屈曲してあり、これによって持ち手嵌合部43aは、嵌合させた飲料用容器の持ち手を抱き抱えて、当該持ち手から持ち手嵌合部43aが脱離し難くなしてある。
持ち手嵌合部43aの天井であって、持ち手嵌合部43aの一側縁近傍には矩形板片状の垂下部43bが立設してあり、該垂下部43bによって持ち手嵌合部43aが垂下される。垂下部43bの前記持ち手嵌合部43aの天井側の側面には、前述した第1固定用アーム41及び第2固定用アーム42に設けられた凸部47,47と同じく、平面視がT字状の凸部47が設けてあり、前述した第1本体部51の貫通孔51aに挿入されるようになっている。
図21は本形態に係る開閉蓋1aの実施様態の一例を説明する説明図であり、持ち手が設けられた飲料用容器に適用した場合について示してある。なお、図中、図14から図20に示した部分に対応する部分には同じ番号が付してある。
図21に示した例では、飲料用容器Cjは、飲料が注がれる有底筒状の胴部Cjdを有し、該胴部Cjdの外周面には横転U字状の持ち手Chが縦方向に設けてある。
使用者は、第1固定用アーム41及び第2固定用アーム42(図1参照)から、飲料用容器Cjの胴部Cjdの外径に応じて、該胴部Cjdにより密に外嵌し得る内径を有するものを選択する。なお、本図21に示した例では第1固定用アーム41が選択されている。
次に、第1固定用アーム41を、その凸部47を第1本体部51の上段の貫通孔51aに、第2本体部52とは反対側から挿通して本体5に取り付ける。また、持ち手固定用アーム43を、その凸部47を第1本体部51の下段の貫通孔51aに、第2本体部52とは反対側から挿通して本体5に取り付ける。従って、持ち手固定用アーム43の持ち手嵌合部43aと本体5の第2本体部52とは、本体5の第1本体部51に対して同じ側に位置している。
また、前同様、蓋体2は、その突出部を保持部材3の舌状部及び第1唇部31の間に挿入させて、舌状部及び第1唇部31に着脱可能に挟持固定させる。また、この保持部材3の嵌合部を本体5の支持軸部に、保持部材3の第1唇部31が本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接し得る姿勢で外嵌させて、蓋体2を保持した保持部材3を支持軸部周りに回動自在に取り付ける。
そして、第1固定用アーム41を飲料用容器Cjの胴部Cjdであって、持ち手Chより高い位置に外嵌させて第1固定用アーム41を飲料用容器Cjに取り付けるとともに、持ち手固定用アーム43の持ち手嵌合部43aを飲料用容器Cjの持ち手Chの上側脚部Ch1に外嵌させて、持ち手固定用アーム43を持ち手Chに取り付ける。
このとき、図21に示した如く、開閉蓋1aは、蓋体2が閉姿勢、即ち、保持部材3の第1唇部31が本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接した姿勢のときに、当該蓋体2と飲料用容器Cjの開口縁との間に隙間が生じるようになしてある。
このような開閉蓋1aを取り付けた飲料用容器Cjにあっては、そこに注がれた飲料を摂取する場合、使用者は保持部材3の指掛け部36に指を掛けて保持部材3及び蓋体2を飲料用容器Cjの開口の上方へ引き上げ、又は、蓋体2をつまんで当該蓋体2及び保持部材3を飲料用容器Cjの開口の上方へ引き上げ、更に蓋体2及び保持部材3を支持軸部周りに回動させることによって、蓋体2を開させる。一方、使用者は蓋体2をつまんで当該蓋体2及び保持部材3を支持軸部周りに逆方向へ回動させ、保持部材3の第1唇部31を本体5の両板状片52a,52aの天井縁に当接させて、蓋体2を閉させる。
このように開閉蓋1aにあっては、飲料用容器Cj内の飲料を摂取するときに使用者が蓋体2を開し、当該飲料を摂取しないときは蓋体2を閉することができるため、飲料用容器Cj内の飲料を摂取しない間に外部から埃及び/又は呼気等が当該飲料用容器Cj内へ落下することを防止し得る。一方、蓋体2の開閉作業は片手で容易に行うことができる。
また、第1固定用アーム41及び第2固定用アーム42(図1参照)から、飲料用容器Cjの胴部Cjdの外径に応じて該胴部Cjdにより密に外嵌し得る内径を有するものを選択し、それらを本体5の第1本体部51に取り付けるため、持ち手が設けられた飲料用容器Cjであっても、種々の口径寸法の飲料用容器Cjに対応することができる。
なお、本形態では、本体5の第1本体部51を直線状になした場合について説明したが、本考案はこれに限らず、第1本体部51の第2本体部52とは反対側の端部を第2本体部52と同じ側へ屈曲させて、L字状の第1本体部となし、第1本体部の屈曲部分に貫通孔を設けて持ち手固定用アームを取り付けるように構成してもよい。これによって、飲料用容器の持ち手の上側脚部Ch1であって、胴部Cjdからより離隔した位置に持ち手固定用アームを配置させることができるため、上側脚部Ch1の基端部分の外径が他の部分の外径より大きい場合であっても、当該上側脚部Ch1に容易に外嵌させることができる。一方、本体5を、持ち手固定用アーム及び該持ち手固定用アームを外嵌させた持ち手にて担持することができる。
この場合、持ち手固定用アームは例えば、前述した垂下部43bを設けることなく、持ち手嵌合部43aの天井中央位置に凸部47を設けた構成にすることができる。
また、本形態では、第1本体部51に2つの貫通孔51a,51aを開設した場合について説明したが、本考案はこれに限らず、3つ以上の貫通孔51a,51a,…を開設してもよい。
ところで、本形態では、持ち手固定用アーム43を第1本体部51に着脱可能に取り付ける場合について説明したが、本考案はこれに限らず、持ち手固定用アームを第1本体部51の適宜箇所に固定しておいてもよい。
1 開閉蓋
2 蓋体
3 保持部材
5 本体
31 第1唇部
32 第2唇部
33 舌状部
37 嵌合部
41 第1固定用アーム
42 第2固定用アーム
43 持ち手固定用アーム
43a 持ち手嵌合部
46 平坦部
47 凸部
51 第1本体部
51a 貫通孔
52 第2本体部
52a 板状片
52b 支持軸部
C 飲料用容器
Cj 飲料用容器
Cd 胴部
Ch 持ち手

Claims (8)

  1. 有底筒状の胴部の上部開口からそこに貯留された飲料を摂取可能に構成された飲料用容器の前記上部開口に対向配置される蓋体を保持する保持部材と、
    適宜外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第1固定用アーム、及び、それとは異なる外径の胴部に着脱可能に外嵌可能な第2固定用アームと、
    前記保持部材を揺動可能に支持し、また、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを着脱可能に支持する本体と
    を備えることを特徴とする開閉蓋。
  2. 前記本体は、第1固定用アーム及び/又は第2固定用アームを支持する帯板状の第1本体部と、該第1本体部の一端側に設けられ、蓋体を保持した保持部材を、当該蓋体が第1本体部と直交する姿勢に支持可能に構成された第2本体部とを具備し、
    前記第1本体部には、該第1本体部を貫通する複数の貫通孔が、第1本体部の長手方向へ互いに距離を隔てて開設してあり、
    前記第1固定用アーム及び第2固定用アームには前記貫通孔に挿通させる凸部が設けてある
    請求項1記載の開閉蓋。
  3. 前記胴部に持ち手を設けてなる飲料用容器の前記持ち手に着脱可能に嵌合可能な持ち手固定用アームを更に備える請求項1又は2記載の開閉蓋。
  4. 前記持ち手固定用アームには前記貫通孔に挿通させる凸部が設けてある請求項3記載の開閉蓋。
  5. 前記貫通孔は長方形状をなしており、
    前記凸部は前記貫通孔の内寸より小さい外寸の頭部を有し、平面視がT字状に成形してある
    請求項2又は4記載の開閉蓋。
  6. 前記凸部の基部には平坦部が設けてある請求項2、4又は5記載の開閉蓋。
  7. 適宜外径になした蓋体を更に備える請求項1から6のいずれかに記載の開閉蓋。
  8. 前記保持部材は、前記蓋体を着脱可能に挟持するように構成してある請求項1から7のいずれかに記載の開閉蓋。
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