JP3236502U - 吸収性物品の包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品に関する複数の機能を識別しやすい吸収性物品の包装体を提供する。【解決手段】吸収性物品1の包装体は、第1機能剤と、第1機能剤と異なる第2機能剤と、を含み、吸収性物品1と、包装材14とを備える。包装材は、光線透過性の背景色を有する背景部131と、背景部の少なくとも一部に重畳して配置され第1機能剤の機能と関連付けられた第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアとを有する包装シート13と、吸収性物品に対向する包装材の面である包装材内面に対向し包装材より縦方向又は横方向の少なくとも一方に短い剥離シート12を有し、剥離シートは、第2機能剤の機能と関連付けられた第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアを有し、包装体を外部から見たとき、包装材の少なくとも背景部を透過して第2のデザイン要素又は第2の着色エリアを視認可能であるとともに、第1のデザイン要素又は第1の着色エリアを視認可能である。【選択図】図2

Description

本考案は、吸収性物品が個包装された吸収性物品の包装体に関する。
パンティライナー(おりものシート)や生理用ナプキン等の吸収性物品は、コンパクトに持ち運べる携帯面や肌対向面の露出を防ぐ衛生面の観点から、包装シートにより個包装される。
特開2020-141874号公報 登録実用新案第3218754号公報
特許文献1は、包装体の状態のままでも、生理用ナプキンの温感機能を使用者に認識させやすい包装体を開示する。特許文献1(0070段落)によれば、生理用ナプキン内の機能性部材は、機能剤としての温感剤の温感機能に対応した色、すなわち暖色系の色の着色剤によって着色されている。これにより、かかる生理用ナプキンが折り畳まれてなる包装体は、暖色系の色に着色された機能性部材を発色源として、上記温感剤の温感機能に対応した暖色系の色を、包装体の表面(即ち、包装体の表裏面のうち一方の面)を通して使用者に視認させることができる。
特許文献2(請求項11)によれば、冷感剤を有する吸収性物品が包装シートに個別に包装されており、包装シートには、冷感を想起可能である文字、色又はデザインの少なくとも一方からなる包装想起情報が表示されており、包装シートを開封する前において、包装想起情報を視認可能である。
一方、吸収性物品は、複数の機能(例えば、抗菌、賦香、冷涼感等)を有することがある。使用者が包装体を見たときに吸収性物品の複数の機能を識別しやすいことが望ましい。
以上のような事情に鑑み、本考案の目的は、使用者が、吸収性物品に関する複数の機能を識別しやすい、吸収性物品の包装体に関する。
本考案の一形態に係る吸収性物品の包装体は、
肌対向面及び前記肌対向面の裏面である非肌対向面を備え着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有する吸収性物品を、前記非肌対向面に設けられた包装材とともに前記非肌対向面を外側にして前記縦方向に折り畳み個包装した、前記吸収性物品の包装体であって、
前記包装体は、第1機能剤と、前記第1機能剤と異なる第2機能剤と、を含み、
前記包装材は、光線透過性の背景色を有する背景部と、前記背景部の少なくとも一部に重畳して配置され前記第1機能剤の機能と関連付けられた第1のデザイン要素又は第1の着色エリアとを有し、
前記包装体は、前記吸収性物品に対向する前記包装材の面である包装材内面に対向し前記包装材より前記縦方向又は前記横方向の少なくとも一方に短いデザインシートを有し、前記デザインシートは、前記第2機能剤の機能と関連付けられた第2のデザイン要素又は第2の着色エリアを有し、
前記包装体を外部から見たとき、前記包装材の少なくとも前記背景部を透過して前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアを視認可能であるとともに、前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアを視認可能である。
本考案によれば、使用者が、吸収性物品に関する複数の機能を識別しやすい、吸収性物品の包装体を提供できる。
一実施形態に係る吸収性物品及びその包装体を示す平面図であり、包装体の折り畳み前及び開封後の構成を示す図である。 包装シート、剥離シート及び吸収性物品の位置関係を模式的に示す。 折り畳まれた包装体のタブテープが無い面を示す平面図である。 折り畳まれた包装体のタブテープがある面を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態を説明する。
本実施形態においては、「肌対向面」とは着用時に着用者側に向く面をいい、「非肌対向面」とは肌対向面の反対側の面(裏面)、すなわち着用時に衣類に装着される側の面をいうものとする。また、前後方向(長手方向(図1の縦方向X))は、吸収性物品1の、着用者前後方向に対応する、長辺に沿う方向をいい、幅方向(短手方向(図1の横方向Y))は、該長手方向と直交する方向のうち、肌対向面や非肌対向面に沿った方向をいうものとする。前後方向(縦方向X)及び幅方向(横方向Y)に交差(典型的には直交)する方向を厚さ方向Zと言う。
1.包装体の構成
図1は、一実施形態に係る吸収性物品及びその包装体を示す平面図であり、包装体の折り畳み前及び開封後の構成を示す図である。図2は、包装シート、剥離シート及び吸収性物品の位置関係を模式的に示す。図3は、折り畳まれた包装体のタブテープが無い面を示す平面図である。図4は、折り畳まれた包装体のタブテープがある面を示す平面図である。
包装体10は、吸収性物品1と、包装材14と、を備える。包装材14は、包装体10の最外装である包装シート13と、剥離シート12と、を備える。包装体10は、吸収性物品1を、横方向Yに延びる2つの折り部L1、L2(図1参照)によって剥離シート12及び包装シート13とともに縦方向Xに折り畳み、図4に示すように個別に包装したものである。なお、図1では、折り畳み前及び開封後の、吸収性物品1をXY平面上に引き伸ばした態様の包装体10を示している。
剥離シート12は、吸収性物品1に対して離形処理される。即ち、剥離シート12は、吸収性物品1の粘着部を覆い、粘着部から剥離可能に接着される。剥離シート12は、例えば縦方向Xに長手を有する矩形のシート材として構成される。剥離シート12としては、吸収性物品1の粘着部から容易に剥離可能なシート材を利用可能である。このようなシート材としては、例えば、グラシン紙、ポリエチレンフィルム、剥離処理された上質紙等が挙げられる。
包装シート13は、包装体10の外面を形成するシート材であり、図1に示す例では、厚さ方向Zから見た平面視において、吸収性物品1の本体Mよりも大きく、縦方向Xに長い矩形状に構成される。包装シート13は、例えば、光線透過性の樹脂製フィルムを用いることができる。
包装シート13は、接着剤により剥離シート12に固定される。これにより、包装体10の開封時において、図1のように引き伸ばされた態様の包装体10から、包装シート13と剥離シート12が一体に引き剥がされることが可能となる。この結果、吸収性物品1の粘着部を含む裏面シート3が露出し、吸収性物品1の使用者が、粘着部を介して裏面シート3を着衣に固定することが可能となる。さらに、引き剥がされた包装シート13及び剥離シート12は、例えば、使用済みの吸収性物品1を包んで廃棄するためにも用いられる。
2.吸収性物品の構成
本実施形態の吸収性物品1は、図1に示すように、本体Mと、一対のウイング部Wとを備える。吸収性物品1は、例えば、生理用ナプキンとして構成される。
吸収性物品1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、吸収性物品1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚さ方向Zを有する。なお、本明細書では、厚さ方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側という事がある。
本体Mは、縦方向Xに沿って延び、着用時に着用者の着衣の内面に固定される。本体Mは、後述する吸収体4を有しており、着用者の経血等の液状の排泄物(単に「液」とも称する)を吸収する機能を有する。本体Mは、縦方向Xにおける中間部分に、着用時に着用者の排泄部に対向する排泄部対向領域を含む。
ウイング部Wは、本体Mの排泄部対向領域から横方向Yの外方に大きく突出するように構成される。
本体Mは圧搾溝6を有する。圧搾溝6は、本体Mの中央部を囲むように形成された溝状構造であり、本体Mの後述する表面シート2側から厚さ方向Zに圧搾加工することによって形成される。圧搾溝6の形状は、図1に示す例に限定されない。
吸収性物品1は、吸収体4と、表面シート2と、裏面シート3とを少なくとも備える。本体Mにおいて、吸収性物品1は、裏面シート3、吸収体4及び表面シート2が厚さ方向Zに積層された構成を有する。これらの構成は、例えば、接着剤やヒートシール等による接合、及び圧搾溝6によるエンボス加工等によって、適宜接合されて一体化している。
吸収体4は、表面シート2及び裏面シート3の間に配置され、縦方向Xに延在する。吸収体4は、液を表面シート2側の面から吸収し、内部で拡散させて当該液を保持する。吸収体4は、吸収性コアと、コアラップシートと、を有する。吸収性コアは、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体に高吸水性ポリマーを保持させた構成を有しているが、この構成に限定されない。コアラップシートは、吸収性コアを被覆し、例えば吸収性コアの形状を保持する機能等を有する。コアラップシートは、例えばティッシュペーパー状の薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
表面シート2は、液透過性のシート材として構成され、吸収体4の厚さ方向Z上方に配置される。なお、表面シート2と吸収体4との間には、表面シート2から吸収体4への液の透過性の向上、吸収体4に吸収された液の表面シート2への液戻りの防止等の観点から、セカンドシート(サブレイヤーシート)が配置されていてもよい。表面シート2は、例えば、厚さ方向Z外方に突出する凸部を有していてもよい。
裏面シート3は、吸収体4の厚さ方向Z下方に配置される。裏面シート3は、例えばその周縁において、表面シート2と接着剤、熱シール等によって接合される。裏面シート3は、接着剤等によって吸収体4に接合されていてもよい。裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
裏面シート3は、非肌側面に粘着部を含む。粘着部は、吸収性物品1を着衣に固定させるためのずれ止め材として機能する。粘着部を構成する粘着剤として、好ましくは、ゴム系、オレフィン系、エチレン酢酸ビニル(EVA)系等のホットメルト粘着剤が用いられる。なお、粘着部は、本体Mに加えて、ウイング部W等にも設けられていてもよい。
吸収性物品1は、まず、図1に示した状態から、まず折り部L2を折り軸として折り畳まれる。予め、ウイング部Wが横方向Y内方に折り畳まれていてもよい。次に、折り部L1を折り軸として折り畳まれる。これにより、吸収性物品1が縦方向Xに3つ折りされ、包装体10が形成される。
包装体10は、折り畳み構造を維持するための構成として、タブテープTと、側部封止部Fとを有してもよい。タブテープTは、包装体10の包装シート13の縦方向Xの一端部に固定され、包装シート13の他端部側とを封止する。側部封止部Fは、吸収性物品1から横方向Yの外方に延出する包装シート13の側端縁に形成され、ヒートエンボス加工等の公知の接合方法により接合される。
3.機能剤
包装体10は、第1機能剤と、第1機能剤と異なる第2機能剤と、を含む。第1機能剤又は第2機能剤は、例えば、冷涼機能を呈する冷涼剤、抗菌機能を呈する抗菌剤、消臭剤、賦香機能を呈する香料等である。例えば、第1機能剤は、冷涼剤、温感剤、香料等の、使用者の気持ちに働きかけて憂鬱感を和らげうる剤が挙げられ、第2機能剤は、抗菌剤、消臭剤等の、衛生的価値を付与可能な剤が挙げられる。本実施形態では、第1機能剤は冷涼剤、第2機能剤は抗菌剤である。
第1機能剤及び第2機能剤は、典型的には、吸収性物品1に含まれる。例えば、第1機能剤及び第2機能剤は、それぞれ、表面シート2と吸収体4との間に設けられたセカンドシート(不図示)や、裏面シート3と吸収体4との間に設けられたシート(不図示)に含まれてもよい。なお、第1機能剤又は第2機能剤は、包装材14の特に剥離シート12に含まれてもよい。
第1機能剤領域21及び第2機能剤領域22は、少なくとも、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。図2に示す様に、吸収性物品1の平面視において、例えば、第1機能剤は圧搾溝6の内側の第1機能剤領域21に設けられ、第2機能剤は吸収体4の縦方向Xの全域の第2機能剤領域22に設けられる。好ましくは、第1機能剤及び第2機能剤の両方とも、吸収体4の縦方向X全域に設けられる。これにより、第1機能剤及び第2機能剤の効果を高めることをできる。
第1機能剤は、冷涼剤であり、既知のものを用いることができる。第1機能剤は、例えば、メントール、ハッカ油、ペパーミント油、カンファー、チモール、スピラントール、サリチル酸メチル等である。
第2機能剤は、抗菌剤であり、既知のものを用いることができる。有機系抗菌剤は、排泄物中の匂い発生原因物質が有機性である場合、匂い発生原因物質との良好な親和性から高い抗菌・消臭性が期待できる。有機性の匂い原因物質や菌との親和性の観点から、有機性のカチオン性抗菌剤が特に好ましい。カチオン性抗菌剤は、悪臭産生の制御として強い腐敗臭の発生を抑えることができる。
カチオン性抗菌剤としては、ジデシルジメチルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、ベンゼトニウム塩、ベンザルコニウム塩、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩等の第四級アンモニウム塩が挙げられ、これらからなる群から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。これらのカチオン性抗菌剤は1種を単独で用いても良く、2種以上を組み合わせても良い。
一方、無機系抗菌剤としては、銀や亜鉛等の抗菌性金属や該抗菌性金属を含むゼオライト等の多孔性基材、及び酸化亜鉛等の金属酸化物が挙げられる。特に、抗菌性金属が体液と接触して共に移動し得る形態で配置されていることが好ましい。
4.包装材
図2に示す様に、包装材14の包装シート13は、上述の様に例えば光線透過性の樹脂製フィルムであり、背景部131と、第1のデザイン要素132とを有する。背景部131は、光線透過性の背景色を有する。背景色は、白色(乳白色)でもよいし、白色(乳白色)以外の有色でもよい。「白色」は、CIE1976のL色空間におけるL値が95以上の色を意味する。第1のデザイン要素132は、背景部131の少なくとも一部に重畳して配置され、第1機能剤の機能と関連付けられる。背景部131の第1のデザイン要素132を含まない部分の面積は、第1のデザイン要素132の総面積より大きい。例えば、第1のデザイン要素132は、第1機能剤の機能である冷涼剤の冷涼機能と関連付けられた、雪の結晶のモチーフを含む。包装シート13において、背景部131と、第1のデザイン要素132とは、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。これにより、第1のデザイン要素132に関連付けられた第1機能剤が2つの折り部L1、L2に跨って(即ち縦方向Xの広範囲に)配置されることを使用者が直感的に認識しやすい。第1のデザイン要素132は、光線透過性を有する透明部133と、光線透過性を有さない不透明部134とを有する。例えば、第1のデザイン要素132の透明部133は無色透明、第1のデザイン要素132の不透明部134は白色不透明、背景部131は白色系の有色透明である。包装シート13の少なくとも一部は、第1機能剤の機能(冷涼剤の冷涼機能)と関連付けられた色でもよい。
「機能剤の機能と関連付けられた」とは、機能剤が含まれていることを使用者が認知しうるようになっていることを意味し、例えば、パッケージやウエブ上の情報提供等での意識付け可能な関係性や、ローカル又はグローバルな特定の文化的背景等による想起可能性を有する状態を意味する。第1のデザイン要素132に含まれる雪の結晶のモチーフは、吸収性物品1が含む冷涼剤(第1機能剤)の機能である冷涼機能と関連付けられており、商品情報を見た使用者や、特定の文化的背景を持つ者には冷涼機能を想起可能なデザイン要素である。
「光線透過性を有する」とは、全光線透過率が40%以上であることを意味する。光線透過性の背景色を有する背景部131の全光線透過率は、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上である。光線透過性を有する透明部133の全光線透過率は、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上である。光線透過性を有する背景部131及び透明部133は、無色透明でもよいし有色透明でもよい。例えば、背景部131は有色透明であり、透明部133は無色透明でよい。
一方、「光線透過性を有さない」とは、全光線透過率が40%未満であることを意味する。光線透過性を有さない不透明部134の全光線透過率は、好ましくは25%以下、より好ましくは20%以下である。
光線透過率は、例えば、JIS-K7361に準拠した方法によって測定することができる。測定器に日本電色工業社製のヘイズメーター、型式NDH5000を用いた。このヘイズメーターの光源は白色LEDである。試料台にサンプル片を置き、入射光量に対してサンプル片を透過した光量の割合を算出し、これを全光線透過率とする。
「有色」は、無色透明を除き、CIE1976のL色空間におけるL値が95以上の色(白色)を含む。「白色」とは、L値が95以上の色を意味する。CIE1976のL色空間におけるL値、a値、b値は色差計によって測定できる。例えば日本電色工業(株)の分光色差系SE-2000を用い、光源C、視野角2°の測定条件で、シートの反射光を測定して求めることができる。このとき、背景板としてL値が95以上の白色板を用いて測定することが好ましい。
剥離シート12(デザインシート)は、第2のデザイン要素121を有する。第2のデザイン要素121は、第2機能剤の機能と関連付けられる。例えば、第2のデザイン要素121は、第2機能剤の機能である抗菌剤の抗菌機能と関連付けられた、ハーブ等の植物の葉のモチーフを含む。第2のデザイン要素121に含まれるハーブ等の植物の葉のモチーフは、吸収性物品1が含む抗菌剤(第2機能剤)の機能である抗菌機能と関連付けられており、商品情報を見た使用者や、特定の文化的背景を持つ者には抗菌機能を想起可能なデザイン要素である。
剥離シート12において、第2のデザイン要素121は、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。これにより、第2のデザイン要素121に関連付けられた第2機能剤が2つの折り部L1、L2に跨って(即ち縦方向Xの広範囲に)配置されることを使用者が直感的に認識しやすい。第2のデザイン要素121は、着色部122と、背景色部123とを有する。背景色部123は、第2のデザイン要素121の中抜き部分である。背景色部123の色は剥離シート12の本体の色と同じであり、着色部122の色は剥離シート12本体の色と異なる。第2のデザイン要素121は、剥離シート12の一面124に印刷により付されており、一面124の裏である裏面125には印刷されていない。好ましくは、剥離シート12の少なくとも一部、例えば、第2のデザイン要素121の着色部122の色は、第2機能剤の機能(抗菌剤の抗菌機能)と関連付けられた色である。例えば、剥離シート12の本体及び第2のデザイン要素121の背景色部123は白色不透明、第2のデザイン要素121の着色部122は緑色系の有色不透明である。
剥離シート12は、第2のデザイン要素121が付された一面124が包装シート13の内面に対向し、第2のデザイン要素121が付されていない裏面125が吸収性物品1の粘着部を覆う。典型的には、剥離シート12の一面124の少なくとも一部は、包装シート13に接着されている。「包装シート13の内面」は、吸収性物品1に対向する包装シート13の面である。剥離シート12は、包装シート13より縦方向X又は横方向Yの少なくとも一方に短い。包装シート13と剥離シート12とは、重畳領域135において厚さ方向Zに重なる。
上述の様に、吸収性物品1の第1機能剤領域21及び第2機能剤領域22は、少なくとも、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。包装シート13において、背景部131と、第1のデザイン要素132とは、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。剥離シート12において、第2のデザイン要素121は、2つの折り部L1、L2に跨って配置される。従って、吸収性物品1の第1機能剤領域21は、厚さ方向Zにおいて、包装シート13の第1のデザイン要素132と重なって配置される。吸収性物品1の第2機能剤領域22は、厚さ方向Zにおいて、剥離シート12の第2のデザイン要素121と重なって配置される。
吸収性物品1と、吸収性物品1に剥離可能に接着された剥離シート12と、剥離シート12に典型的には接着された包装シート13とを2つの折り部L1、L2に沿って折り畳むことで、包装体10が構成される。この包装体10を外部から見たとき、包装シート13の少なくとも背景部131を透過して剥離シート12の第2のデザイン要素121を視認可能であるとともに、包装シート13の第1のデザイン要素132を視認可能である。包装体10の開封端部がある面を見ても、その裏面を見ても、包装シート13の少なくとも背景部131を透過して剥離シート12の第2のデザイン要素121を視認可能であるとともに、包装シート13の第1のデザイン要素132を視認可能である。このため、包装体10を外部から見たとき、即ち開封前に、使用者は、第1のデザイン要素132を視認して第1の機能を想起し、第2のデザイン要素121を視認して第2の機能を想起することができる。
上述の様に、剥離シート12は、包装シート13より縦方向X又は横方向Yの少なくとも一方に短い。このため、包装シート13の第1のデザイン要素132に対して剥離シート12の第2のデザイン要素121が重なっている領域と、包装シート13の第1のデザイン要素132に対して剥離シート12の第2のデザイン要素121が重なっていない領域とが存在する。このため、包装体10を外部から見たとき、第1のデザイン要素132の一部のデザインが異なって見えるため、使用者の注意を惹き易く、使用者が、第1のデザイン要素132及び第2のデザイン要素121の異なる2種類のデザイン要素があることを認識しやすい。また、包装シート13及び剥離シート12という異なる部材に、第1のデザイン要素132及び第2のデザイン要素121という異なるデザイン要素を印刷することで、色やデザインの設計が容易である。
好ましくは、CIE1976のL色空間による色度に関して、包装シート13の背景部131の背景色と、包装シート13の背景部131を透過する剥離シート12の第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3である。
これにより、包装体10を外部から見たとき、包装シート13の最大面積を占める部分である背景部131の第1のデザイン要素132を含まない部分を透過して、剥離シート12の第2のデザイン要素121の着色部122をはっきりと視認可能である。同時に、包装シート13の第1のデザイン要素132を視認可能である。このため、包装体10を外部から見たとき、即ち開封前に、使用者は、第1のデザイン要素132を視認して第1の機能(冷涼機能)を想起するとともに、包装シート13の最大面積を占める部分を介して第2のデザイン要素121を視認して第2の機能(抗菌機能)をより強く想起し、抗菌機能に対する、より強い期待感を使用者が持つことが期待される。
好ましくは、CIE1976のL色空間による色度に関して、剥離シート12において第2のデザイン要素121が付された一面124での、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の色と、包装シート13の背景部131を透過する剥離シート12の第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3である。
これにより、開封前の包装シート13の背景部131を透過する着色部122の色と、開封後の剥離シート12の第2のデザイン要素121が付された一面124(印刷面)を見たときの着色部122の色との色差が大きいため、第2のデザイン要素121が使用者の注意を惹き易い。これにより、使用者は、開封後に第2のデザイン要素121を視認して第2の機能(抗菌機能)を益々より強く想起し、抗菌機能に対する、より強い期待感を使用者が持つことが期待される。特に、剥離シート12と包装シート13とが接着されておらず、包装シート13を開封後に剥離シート12を手作業で剥がす構成の場合、効果的である。
さらに好ましくは、CIE1976のL色空間による色度に関して、剥離シート12において第2のデザイン要素121が付された一面124の裏である裏面125での、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の色と、包装シート13の背景部131を透過する剥離シート12の第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3である。
これにより、開封前の包装シート13の背景部131を透過する着色部122の色と、開封後の剥離シート12の裏面125(第2のデザイン要素121が印刷されていない面)を見たときの着色部122の色との色差が大きいため、第2のデザイン要素121が使用者の注意を惹き易い。これにより、使用者は、開封後に第2のデザイン要素121を視認して第2の機能(抗菌機能)を益々より強く想起し、抗菌機能に対する、より強い期待感を使用者が持つことが期待される。特に、剥離シート12と包装シート13とが接着されており、包装シート13を開封時に同時に剥離シート12も剥離され剥離シート12の裏面125が露出する構成の場合、効果的である。
包装シート13と剥離シート12とが重なる重畳領域135の面積に対する、重畳領域135内の不透明部134を除く領域(即ち、重畳領域135内の、第1のデザイン要素132が重畳されていない背景部131と、第1のデザイン要素132の透明部133)の面積の割合は、包装シート13と剥離シート12とが重なる重畳領域135の面積に対する、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122の面積の割合より大きい。
これにより、包装体10を外部から見たとき、包装シート13の透明な領域を透過して、剥離シート12の第2のデザイン要素121の着色部122をはっきりと視認可能である。同時に、包装シート13の第1のデザイン要素132を視認可能である。このため、包装体10を外部から見たとき、即ち開封前に、使用者は、第1のデザイン要素132を視認して第1の機能(冷涼機能)を想起するとともに、包装シート13の透明な領域を介して第2のデザイン要素121を視認して第2の機能(抗菌機能)をより強く想起し、抗菌機能に対する、より強い期待感を使用者が持つことが期待される。
好ましくは、包装シート13と剥離シート12とが重なる重畳領域135の面積に対する、不透明部134を除く領域(即ち、重畳領域135内の、第1のデザイン要素132が重畳されていない背景部131と、第1のデザイン要素132透明部133)の面積の割合は、包装シート13と剥離シート12とが重なる重畳領域135の面積に対する、第2のデザイン要素121(着色部122と、背景色部123とを含む)の面積の割合より大きい。
これにより、包装体10を外部から見たとき、包装シート13の透明な領域を透過して、剥離シート12の第2のデザイン要素121の着色部122だけでなく第2のデザイン要素121の全体的なモチーフをはっきりと視認可能である。同時に、包装シート13の第1のデザイン要素132を視認可能である。このため、包装体10を外部から見たとき、即ち開封前に、使用者は、第1のデザイン要素132を視認して第1の機能(冷涼機能)を想起するとともに、包装シート13の透明な領域を介して第2のデザイン要素121を視認して第2の機能(抗菌機能)をより強く想起し、抗菌機能に対する、より強い期待感を使用者が持つことが期待される。
5.変形例
上記実施形態では、吸収性物品1、剥離シート12及び包装シート13は、2つの折り部L1、L2によって折り畳まれる。これに代えて、吸収性物品1、剥離シート12及び包装シート13は、1つ又は3つ以上の折り部によって折り畳まれてもよい。この場合も、包装シート13において、背景部131と、第1のデザイン要素132とは、1つ又は3つ以上の折り部に跨って配置される。剥離シート12において、第2のデザイン要素121は、1つ又は3つ以上の折り部に跨って配置される。吸収性物品1において、第1機能剤及び第2機能剤は、吸収性物品1の1つ又は3つ以上の折り部に跨って配置される。包装体10の厚さ方向Zにおいて、第1機能剤は、第1のデザイン要素132と重なって配置される。包装体10の厚さ方向Zにおいて、第2機能剤は、第2のデザイン要素121と重なって配置される。
上記実施形態では、第2のデザイン要素121を有するデザインシートとして剥離シート12を使用した。これに代えて、第2のデザイン要素121を有するデザインシートとして、吸収性物品1の裏面シート3を使用してもよい。この場合、包装体10を外部から見たときに裏面シート3の第2のデザイン要素121の視認性を高める観点から、剥離シート12が無いことが好ましい。
一方、上記実施形態の様に第2のデザイン要素121を有するデザインシートとして剥離シート12を使用する場合、包装体10を外部から見たときに剥離シート12の第2のデザイン要素121を視認可能である。また、裏面シート3に設けられる粘着部(ずれ止め材)が第2のデザイン要素121に干渉しないためデザインが損なわれることが無い。
上記実施形態では、第1のデザイン要素132を有する包装材14として包装シート13を使用した。一方、第2のデザイン要素121を有するデザインシートとして吸収性物品1の裏面シート3を使用する場合、第1のデザイン要素132を有する包装材14として、包装シート13に代えて剥離シート12を使用してもよい。
上記実施形態では、包装材14(上記実施形態では包装シート13。デザインシートが吸収性物品1の裏面シート3である場合、剥離シート12でもよい。以下同じ)は第1のデザイン要素132を有するが、第1のデザイン要素132に代えて、包装材14は第1の着色エリア(不図示)を有してもよい。言い換えれば、包装材14は、モチーフを有さない第1の着色エリアを有してもよい。この場合、好ましくは、第1の着色エリアの色は、第1機能剤の機能(冷涼剤の冷涼機能)と関連付けられた色である。第1の着色エリアは、光線透過性の背景色を有する背景部131の少なくとも一部に重畳して配置される。言い換えれば、第1の着色エリアは、光線透過性の背景色を有する背景部131の全体に重畳して配置されてもよい。
上記実施形態では、デザインシート(上記実施形態では剥離シート12。吸収性物品1の裏面シート3でもよい。以下同じ)は第2のデザイン要素121を有するが、第2のデザイン要素121に代えて、デザインシートは第2の着色エリア(不図示)を有してもよい。言い換えれば、デザインシートは、モチーフを有さない第2の着色エリアを有してもよい。この場合、好ましくは、第2の着色エリアの色は、第2機能剤の機能(抗菌剤の抗菌機能)と関連付けられた色である。
このとき、以下の4つの実施形態を想定できる。包装材14は第1のデザイン要素132を有し、デザインシートは第2のデザイン要素121を有する(上記実施形態)。包装材14は第1のデザイン要素132を有し、デザインシートは第2の着色エリアを有する。包装材14は第1の着色エリアを有し、デザインシートは第2のデザイン要素121を有する。包装材14は第1の着色エリアを有し、デザインシートは第2の着色エリアを有する。
いずれの実施形態でも、包装体10を外部から見たとき、包装材14の少なくとも背景部131を透過して第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアを視認可能であるとともに、第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアを視認可能である。
包装材14において、背景部131と、第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアとは、1以上の折り部に跨って配置されるのが好ましい。デザインシートにおいて、第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアは、1以上の折り部に跨って配置されるのが好ましい。吸収性物品1において、第1機能剤及び第2機能剤は、吸収性物品1の1以上の折り部に跨って配置されるのが好ましい。包装体10の、縦方向及び横方向に交差する厚さ方向において、第1機能剤は、第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアと重なって配置されるのが好ましい。包装体10の厚さ方向において、第2機能剤は、第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアと重なって配置されるのが好ましい。
包装材14の背景部131の背景色と、包装材14の背景部131を透過するデザインシートの第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3であるのが好ましい。
CIE1976のL色空間による色度に関して、デザインシートにおいて第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアが付された一面での、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの色と、包装材14の背景部131を透過するデザインシートの第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3であるのが好ましい。
CIE1976のL色空間による色度に関して、デザインシートにおいて第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアが付された一面の裏である裏面での、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの色と、包装材14の背景部131を透過するデザインシートの第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの色との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3であるのが好ましい。
包装材14の第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアは、光線透過性を有する透明部133と、光線透過性を有さない不透明部134とを有し、包装材14とデザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、不透明部134を除く領域の面積の割合は、包装材14とデザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、第2のデザイン要素121に含まれる着色部122又は第2の着色エリアの面積の割合より大きいのが好ましい。
包装材14の第1のデザイン要素132又は第1の着色エリアは、光線透過性を有する透明部133と、光線透過性を有さない不透明部134とを有し、包装材14とデザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、不透明部134を除く領域の面積の割合は、包装材14とデザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、第2のデザイン要素121又は第2の着色エリアの面積の割合より大きいのが好ましい。
本技術の各実施形態及び各変形例について上に説明したが、本技術は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 吸収性物品
10 包装体
12 剥離シート
121 第2のデザイン要素
122 着色部
123 背景色部
124 一面
125 裏面
13 包装シート
131 背景部
132 第1のデザイン要素
133 透明部
134 不透明部
135 重畳領域
14 包装材
2 表面シート
21 第1機能剤領域
22 第2機能剤領域
3 裏面シート
4 吸収体
6 圧搾溝
F 側部封止部
L1 折り部
L2 折り部
M 本体
T タブテープ
W ウイング部

Claims (8)

  1. 肌対向面及び前記肌対向面の裏面である非肌対向面を備え着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有する吸収性物品を、前記非肌対向面に設けられた包装材とともに前記非肌対向面を外側にして前記縦方向に折り畳み個包装した、前記吸収性物品の包装体であって、
    前記包装体は、第1機能剤と、前記第1機能剤と異なる第2機能剤と、を含み、
    前記包装材は、光線透過性の背景色を有する背景部と、前記背景部の少なくとも一部に重畳して配置され前記第1機能剤の機能と関連付けられた第1のデザイン要素又は第1の着色エリアとを有し、
    前記包装体は、前記吸収性物品に対向する前記包装材の面である包装材内面に対向し前記包装材より前記縦方向又は前記横方向の少なくとも一方に短いデザインシートを有し、前記デザインシートは、前記第2機能剤の機能と関連付けられた第2のデザイン要素又は第2の着色エリアを有し、
    前記包装体を外部から見たとき、前記包装材の少なくとも前記背景部を透過して前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアを視認可能であるとともに、前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアを視認可能である
    吸収性物品の包装体。
  2. 前記包装材は、前記包装体の最外装である包装シートと、前記吸収性物品に対して離形処理された剥離シートと、を含み、
    前記包装シートは、前記背景部と、前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアとを有し、
    前記剥離シートは、前記デザインシートであり、前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアを有する
    請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
  3. 前記吸収性物品は、表面シートと、裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置され前記縦方向に延在する吸収体と、を有し、
    前記第1機能剤及び前記第2機能剤は、前記吸収体の前記縦方向全域に少なくとも設けられる
    請求項1又は2に記載の吸収性物品の包装体。
  4. 前記包装体は、前記折り畳み時に折り目となる1以上の折り部を有し、
    前記包装材において、前記背景部と、前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアとは、前記1以上の折り部に跨って配置され、
    前記デザインシートにおいて、前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアは、前記1以上の折り部に跨って配置され、
    前記吸収性物品において、前記第1機能剤及び前記第2機能剤は、前記吸収性物品の前記1以上の折り部に跨って配置され、
    前記包装体の、前記縦方向及び前記横方向に交差する厚さ方向において、前記第1機能剤は、前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアと重なって配置され、
    前記包装体の前記厚さ方向において、前記第2機能剤は、前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアと重なって配置される
    請求項1乃至3の何れか一項に記載の吸収性物品の包装体。
  5. CIE1976のL色空間による色度に関して、
    前記包装材の前記背景部の前記背景色と、
    前記包装材の前記背景部を透過する前記デザインシートの前記第2のデザイン要素に含まれる着色部又は前記第2の着色エリアの色
    との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3である
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の吸収性物品の包装体。
  6. CIE1976のL色空間による色度に関して、
    前記デザインシートにおいて前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアが付された一面の裏である裏面での、前記第2のデザイン要素に含まれる着色部又は前記第2の着色エリアの色と、
    前記包装材の前記背景部を透過する前記デザインシートの前記第2のデザイン要素に含まれる着色部又は前記第2の着色エリアの色
    との色差ΔE=[(ΔL+(Δa+(Δb1/2は、ΔE≧3である
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の吸収性物品の包装体。
  7. 前記包装材の前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアは、光線透過性を有する透明部と、光線透過性を有さない不透明部とを有し、
    前記包装材と前記デザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、前記不透明部を除く領域の面積の割合は、
    前記包装材と前記デザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、前記第2のデザイン要素に含まれる着色部又は前記第2の着色エリアの面積の割合より大きい
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の吸収性物品の包装体。
  8. 前記包装材の前記第1のデザイン要素又は前記第1の着色エリアは、光線透過性を有する透明部と、光線透過性を有さない不透明部とを有し、
    前記包装材と前記デザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、前記不透明部を除く領域の面積の割合は、
    前記包装材と前記デザインシートとが重なる重畳領域の面積に対する、前記第2のデザイン要素又は前記第2の着色エリアの面積の割合より大きい
    請求項7に記載の吸収性物品の包装体。
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