JP3236457B2 - 移動体通信システム、移動体通信システムの移動局および移動体通信システムの基地局 - Google Patents

移動体通信システム、移動体通信システムの移動局および移動体通信システムの基地局

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JP3236457B2 JP30438094A JP30438094A JP3236457B2 JP 3236457 B2 JP3236457 B2 JP 3236457B2 JP 30438094 A JP30438094 A JP 30438094A JP 30438094 A JP30438094 A JP 30438094A JP 3236457 B2 JP3236457 B2 JP 3236457B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA−TDD方式
を用いた移動体通信システム、移動体通信システムの移
動局および移動体通信システムの基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、TDMA−TDD(Time Divisio
n Multi Access−Time Division Duplex)方式を用いた
移動体通信システムについては、(財)電波システム開
発センター(RCR)により「第二世代コードレス電話
システム標準規格案」(以下、RCR STD−28と
いう。)として規格策定作業が進められている。
【0003】このRCR STD−28は、移動体通信
システムの移動局と基地局の間の無線区間インタフェー
スを規定点として、サービス属性としての各項目、すな
わち、情報転送能力;音声、転送モード;回線交換、情
報転送速度;32kbps、通信形態;ポイント・ポイ
ントの各項目が規定されており、通信チャネルを介して
利用される伝達サービスとして32kbpsの音声通信
を想定している。
【0004】また、通信プロトコルを呼接続フェーズと
通信フェーズに2分し、さらに呼接続フェーズを、無線
区間のリンクを確立するためのリンクチャネル確立フェ
ーズと、音声伝送等の電話サービスやISDN等の非電
話系サービス用無線リンク設定用のサービスチャネル確
立フェーズに分けている。
【0005】以下、これらの各フェーズの中で、本発明
に関わりのあるリンクチャネル確立フェーズについて説
明する。
【0006】このリンクチャネル確立フェーズでは、制
御チャネルを用いて呼接続に必要な品質、容量のリンク
チャネルとプロトコル種別を選択する機能があり、以下
のようなチャネル設定用メッセージが定義されている。
【0007】(1)リンクチャネル確立要求メッセー
ジ、(2)リンクチャネル割当メッセージ、(3)リン
クチャネル割当拒否メッセージ、(4)リンクチャネル
確立再要求メッセージ。
【0008】図10は、従来のリンクチャネル割当シー
ケンスを示すシーケンスチャートである。
【0009】まず、移動局から制御チャネルでリンクチ
ャネル確立要求メッセージが送信されると、基地局で
は、伝送速度等のサービス提供条件を判断し、提供可能
ならリンクチャネル割当メッセージを移動局に送信す
る。この時、シンセイサイザを切り替えてキャリア周波
数を変え、指定した通信用物理スロットに信号送信の準
備をする。
【0010】一方、移動局では、上記リンクチャネル割
当メッセージを受信すると、基地局の場合と同様にして
信号送信の準備をした後、同期バースト信号を送信し、
通信用物理スロットの同期をとる。
【0011】そして、上述したリンクチャネル確立要求
メッセージは、移動局が通信に必要なリンクチャネルの
伝送速度や呼接続で用いるプロトコル種別を基地局に要
求するものである。
【0012】図11は、上記リンクチャネル確立要求メ
ッセージのフォーマットを示す説明図であり、図12
は、このリンクチャネル確立要求メッセージに含まれる
情報要素を示す説明図である。
【0013】ここで、LCH種別は、伝送速度を指定し
ており、標準では32kbit/sとなっている。そし
て、音声の回線交換では、音声をADPCM符号化方式
により32kbpsに圧縮しているため、標準を指定す
ることになるが、圧縮率が高い音声符号化方式を使う場
合には、予約となっている16kbpsや8kbpsを
指定する。
【0014】一方、上記リンクチャネル割当メッセージ
は、基地局が上記のリンクチャネル確立要求メッセージ
を受信した後、移動局に対してリンクチャネルの割当を
行なった結果を指示するものであり、基地局は、リンク
チャネル確立要求メッセージが示す伝送速度、プロトコ
ルが提供可能であることを確認し、リンクチャネル割当
メッセージで提供可能な伝送速度、キャリア番号、絶対
スロット番号、相対スロット番号を指定し、移動局へ通
知する。
【0015】図13は、リンクチャネル割当メッセージ
のフォーマットを示す説明図であり、図14は、このリ
ンクチャネル割当メッセージに含まれる情報要素を示す
説明図である。
【0016】ここで、キャリア番号は、基地局と移動局
の間で使用する搬送波のキャリア周波数を番号で指定す
るものである。また、絶対スロット番号は、リンクチャ
ネル割当メッセージがTDMAの4つのスロットのうち
何番目を使用して送信されたかを示すものである。さら
に、相対スロット番号は、実際に音声、データ等の通話
路として確保する通信用物理スロットを指定するのに使
うものであり、通信用物理スロットの指定は、リンクチ
ャネル割当メッセージが送信されたスロット(絶対スロ
ット番号で通知される)から2.5ms後のスロットを
1番とした相対スロット番号で決定する。
【0017】図15は、相対スロット番号の使用方法を
示す説明図である。
【0018】この図15において、(A)は、リンクチ
ャネル割当メッセージの送信位置、(B)は、1つのT
DMAの物理スロットを示す。
【0019】RCR STD−28では、1.9GHz
帯を使い、4チャネル多重のマルチキャリアTDMA−
TDDを通信方式として定めているので、1つの周波数
上を5ms当たり8つのスロットに分割し、上り(移動
局→基地局)4スロット、下り(基地局→移動局)4ス
ロットを交互に割り当てている。そして、図15の例で
は、リンクチャネル割当メツセージの絶対スロット番号
が第1スロットで指定されている場合のリンク割当メッ
セージの位置を表しており、上りの相対スロット番号は
(C)のように割り当てられ、下りの相対スロット番号
は(D)のように割り当てられる。
【0020】また、図15では、相対スロット番号が1
の時の伝送速度と物理スロット位置との関係を、(1)
から(3)に示している。ここで、(1)は伝送速度が
32kbpsの時で、物理スロットは上り下りそれぞれ
5ms周期で繰り返される。また、(2)は伝送速度が
16kbpsの時で、物理スロットは上り下りそれぞれ
10ms周期で繰り返される。さらに、(3)は伝送速
度が8kbpsの時で、物理スロットは上り下りそれぞ
れ20ms周期で繰り返される。
【0021】図16は、図15と同様の通信方式におい
て、相対スロット番号を2に指定した場合を示してい
る。
【0022】図示のように、LCH種別=32kbp
s、相対スロット番号=第2スロットでは、(C)と
(D)の番号1のスロットを基準として2番目のスロッ
ト(番号2)が割り当てられる。その後は、4スロット
おきに上りと下りが交互に現れることになり、(E)が
移動局の受信信号の物理スロット、(F)が送信信号の
物理スロットとなる。
【0023】また、複数の関連したメッセージを用い
て、ある機能を指定する場合には、メッセージの連続性
を保証するため、タイマ監視機能が多く用いられ、タイ
ムアウトによりメッセージ受信を締め切り、機能実行ト
リガとする場合が多い。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては、無線区間インタフェースのサービ
ス属性として、情報転送能力を音声とし、情報転送速度
を32kbpsの音声通信として想定しているため、3
2kbps以上の音声通信あるいはデータ通信に対して
は利用できないという欠点がある。
【0025】一方、近年のディジタルデータ通信の基幹
通信網として主流となっているのはISDN網(サービ
ス総合ディジタル網)であり、その通信速度は最低でも
64kbpsが保証されている。
【0026】したがって、上記従来例の無線区面インタ
フェースでは、ISDN網とディジタルデータ通信を行
う場合においても、32kbpsの情報転送速度しか得
られず、ISDN網の情報転送速度の64kbpsを十
分活用できないという欠点があった。
【0027】また、メッセージの連続性を保証するため
に、タイマ監視機能を用いる場合には、タイムアウトに
よりメッセージ受信を締め切り、機能実行のトリガとす
るため、最終のメッセージを受信してから、タイムアウ
トまでに不要な時間を費やし、リアルタイム性を損なう
という欠点がある。
【0028】本発明は、伝送速度を向上できる移動体通
信システムを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明は、基地局と移動
局との間でTDMA−TDD(Time Divisi
on Multi Access−Time Divi
sion Duplex)方式による通信を行う移動体
通信システムにおいて、基地局と移動局との間で、伝送
速度に基づいた数のメッセージと終了メッセージとを通
信するようにしたものである。 また、本発明は、同一キ
ャリア周波数上の複数のタイムスロットを使用して通信
を行うことを可能としたものである。
【0030】また、本発明は、終了メッセージを設ける
ことによって、タイムラグを無くし、リアルタイム性を
損なわないようにしたものである。
【0031】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例における移動体
通信システムの基地局と移動局を示すブロック図であ
り、図1(a)は基地局100、図1(b)は移動局1
10を表している。
【0032】まず、基地局100は、リンクチャネル確
立要求メッセージの受信回数を計数するとともに、リン
クチャネル確立要求終了メッセージを受信する受信回数
計数手段101と、伝送速度を解析する伝送速度解析手
段103と、この伝送速度解析手段103の指示に基づ
いてリンクチャネル割当メッセージとリンクチャネル割
当終了メッセージを送信する送信手段104とを有して
いる。
【0033】一方、移動局110は、伝送速度を解析す
る伝送速度解析手段112と、この伝送速度解析手段1
12の指示に基づいてリンクチャネル確立要求メッセー
ジとリンクチャネル確立要求終了メッセージを送信する
送信手段111と、リンクチャネル割当メッセージの受
信回数を計数するとともに、リンクチャネル割当終了メ
ッセージを受信する受信回数計数手段114とを有して
いる。なお、図中の矢印は、それぞれの手段間の相互関
係を表している。
【0034】図2は、本実施例におけるリンクチャネル
割当シーケンスを示すシーケンスチャートである。
【0035】まず、移動局110では、指示された伝送
速度に応じた数のリンクチャネル確立要求メッセージと
1つのリンクチャネル確立要求終了メッセージを基地局
100に送信し、基地局100では、リンクチャネル確
立要求終了メッセージの受信により、リンクチャネル確
立要求メッセージの計数を終了し、伝送容量に応じたリ
ンクチャネル割当メッセージとリンクチャネル割当終了
メッセージを移動局110に送信する。
【0036】移動局110では、基地局100と同様
に、リンクチャネル割当終了メッセージの受信により、
リンクチャネル割当メッセージの計数を終了とし、同期
バースト信号を送信し、通信用物理スロットの同期をと
る。
【0037】図3〜図5は、基地局100の各手段10
1、103、104の動作を示すフローチャートであ
り、図6〜図8は、移動局110の各手段111、11
2、114の動作を示すフローチャートである。
【0038】以下、これらの図に基づいて、本発明の第
1実施例における動作について説明する。
【0039】まず、移動局110の使用者は、データ送
信を開始する前に、手動操作あるいは予め定められた方
法により伝送速度を指示する。この伝送速度は、ISD
N網を使用したデータ伝送では、通常64kbit/s
である。そして、ここで指示された伝送速度は、伝送速
度解析手段112によって解析される。
【0040】図6は、移動局110の伝送速度解析手段
112における動作を示している。上述のように指示さ
れた伝送速度は、伝送速度解析手段112によって最大
伝送速度と比較される(S700)。ここで言う最大伝
送速度とは、基地局100と移動局110の間の無線イ
ンタフェースにおける通信用物理スロットの最大伝送速
度である。例えば、従来例のRCR STD−28で
は、通信用物理スロット1つで32kbit/sの通信
速度容量があるので、32kbit/sが最大伝送速度
になる。通常、最大伝送速度は、上述した図12に示す
リンクチャネル確立要求メッセージ中のLCH種別の中
から選択される。
【0041】次に、S700で比較した結果、伝送速度
≦最大伝送速度であれば、基地局100と移動局110
との通信は、通信用物理スロットが1つでも可能なの
で、リンクチャネル確立要求メッセージの送信回数を1
回に設定する(S701)。
【0042】また、伝送速度>最大伝送速度であれば、
伝送速度に応じて複数の通信用物理スロットを必要とす
るので、伝送速度が最大伝送速度の倍数かどうか調べる
(S702)。そして、倍数であれば、送信回数を伝送
速度を最大伝送速度で除した商の回数に設定する(S7
03)。また、倍数でなければ、送信回数を伝送速度を
最大伝送速度で除した商に1加算した回数に設定する
(S704)。
【0043】以上のようにして、例えば伝送速度が64
kbit/s、最大伝送速度が32bit/sの時の送
信回数は2回となる。
【0044】次に、それぞれの処理で決定した送信回数
をリンクチャネル確立要求メッセージ送信要求のパラメ
ータとして送信手段111に送る(S705)。
【0045】図7は、移動局110の送信手段111の
動作を示している。上述のようなリンクチャネル確立要
求メッセージを伝送速度解析手段112から受け取った
送信手段111は、その送信回数を調べる(S800、
S801)。そして、送信回数が1回なら、リンクチャ
ネル確立要求メッセージとリンクチャネル確立要求終了
メッセージを基地局100へ各1回送信して処理を終了
する(S802、S804)。
【0046】また、送信回数が複数回なら、リンクチャ
ネル確立要求メッセージを基地局100へ複数回送信
し、その後、リンクチャネル確立要求終了メッセージを
1回送信して処理を終了する(S803、S805)。
【0047】このようにして移動局110は、複数のリ
ンクチャネル確立要求メッセージを送信し、必要とする
伝送速度を基地局100に通知する。
【0048】次に、上述のようなリンクチャネル確立要
求メッセージを受信した基地局100では、受信回数計
数手段101によって受信回数を計数する。
【0049】図3は、この受信回数計数手段101の動
作を示している。リンクチャネル確立要求メッセージを
受信した受信回数計数手段101は、最初に初期受信状
態かどうか調べる(S300、S301)。ここで初期
受信状態とは、リンクチャネル確立要求メッセージの受
信が初めて行われた状態である。また、初期受信状態か
どうかの判定には、初期状態判定フラグを用意し、この
フラグをON/OFFして、その状態を判断する。
【0050】そして、この判定の結果、初期受信状態で
あれば、受信回数を1に設定し、初期状態判定フラグを
解除(OFF)して、次のリンクチャネル確立要求メッ
セージの受信に備える(S303、S304)。
【0051】以上が、移動局110から最初のリンクチ
ャネル確立要求メッセージが送信され、基地局100で
受信処理を行い、初期受信状態が解除となるまでの手順
である。
【0052】次に、移動局110より2回目以降のリン
クチャネル確立要求メッセージが送信されたときの基地
局100の受信手順を説明する。
【0053】まず、上記図3において、受信回数計数手
段101が再度リンクチャネル確立要求メッセージを受
信したときには、初期状態判定フラグが1回目の受信で
解除(OFF)されており、初期状態の判定はNOとな
る(S301)。
【0054】そこで、受信回数計数手段101は、受信
回数を1増加し、次の受信に備える(S307)。
【0055】この後、移動局110では、伝送速度に対
応した回数のリンクチャネル確立要求メッセージとリン
クチャネル確立要求終了メッセージを送信し、リンクチ
ャネル割当メッセージの受信待ち状態となる。
【0056】移動局110から送信されたリンクチャネ
ル確立要求終了メッセージを受けた受信回数計数手段1
01では、リンクチャネル確立要求メッセージの受信終
了を認識し、初期状態判定フラグを設定(ON)する
(S308、S309)。
【0057】次に、リンクチャネル確立要求メッセージ
の総受信回数から、移動局110の求める伝送速度を決
定し(S310)、伝送速度解析手段103に伝送速度
をパラメータとして伝送速度解析要求を送信する(S3
11)。
【0058】図4は、基地局100の伝送速度解析手段
103の動作を示している。その処理方法は、図6で示
した移動局110の伝送速度解析手段112の動作とほ
ぼ同様であり、伝送速度解析要求に基づいて(S40
0)、リンクチャネル割当メッセージの送信回数が決定
すると(S401〜S405)、送信回数をパラメータ
として、リンクチャネル割当メッセージ送信要求を送信
手段104に送信する(S406)。
【0059】図5は、基地局100の送信手段104の
動作を示している。その処理方法は、図7で示した移動
局110の送信手段111の動作とほぼ同様である。す
なわち、リンクチャネル割当メッセージ送信要求を伝送
手段解析手段103から受け取ると(S600)、その
送信回数を調べ(S601)、送信回数分のリンクチャ
ネル割当メッセージを移動局110へ送信し(S602
〜S605)、リンクチャネル割当終了メッセージを移
動局110へ送信する(S606)。
【0060】次に、リンクチャネル割当メッセージを受
信した移動局110は、受信回数計数手段114により
受信回数を計数する。
【0061】図8は、移動局110の受信回数計数手段
114における動作を示しており、その処理方法は、図
3で示した基地局100の受信回数計数手段101の動
作とほぼ同様である。
【0062】すなわち、図8において、リンクチャネル
割当メッセージを受信した受信回数計数手段114は
(S900)、初期受信からの受信回数を計数し(S9
01〜S904)、リンクチャネル割当終了メッセージ
を受信すると(S905)、初期受信状態に設定すると
ともに(S906)、受信回数から伝送速度を決定する
(S907)。
【0063】以上が基地局100と移動局110との間
のリンクチャネル割当シーケンスである。そして、以上
のようなリンクチャネルの割当が完了すると、移動局1
10では、伝送速度を認識した後、シンセイサイザを切
り替えてキャリア周波数を変え、指定された通信用物理
スロットに同期バースト信号を送信する。そして、同期
がとられた後、複数のタイムスロットに信号が送信され
る。このようにして、移動体通信システムの最大伝送速
度による通信が可能となる。
【0064】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。
【0065】図9は、この第2実施例における移動局の
伝送速度解析手段112の動作を示すフローチャートで
ある。
【0066】まず、移動局110の使用者は、データ送
信を開始する前に、手動操作あるいは予め定められた方
法により伝送速度を指示する。この伝送速度は、ISD
N網を使用したデータ伝送では、通常64kbit/s
である。そして、ここで指示された伝送速度は、伝送速
度解析手段112によって解析される。
【0067】この時、上記第1実施例では、指示された
伝送速度と最大伝送速度を比較し、さらに伝送速度が最
大伝送速度の倍数かどうかを判断しているが、この判断
を行うためには、除算を行う必要があり、計算に時間が
かかる恐れがある。そこで、この第2実施例では、以下
のような簡易な手順を用いるものである。
【0068】上述のように指示された伝送速度は、伝送
速度解析手段112によって最大伝送速度と比較される
(S1000)。ここで言う最大伝送速度とは、基地局
100と移動局110の間の無線インタフェースにおけ
る通信用物理スロットの最大伝送速度である。例えば、
従来例のRCR STD−28では、通信用物理スロッ
ト1つで32kbit/sの通信速度容量があるので、
32kbit/sが最大伝送速度になる。通常、最大伝
送速度は、上述した図12に示すリンクチャネル確立要
求メッセージ中のLCH種別の中から選択される。
【0069】次に、S1000で比較した結果、伝送速
度≦最大伝送速度であれば、基地局100と移動局11
0との通信は、第1実施例と同様に、通信用物理スロッ
トが1つでも可能なので、リンクチャネル確立要求メッ
セージの送信回数を1回に設定する(S1002)。
【0070】また、伝送速度>最大伝送速度であれば、
伝送速度に応じて複数の通信用物理スロットを必要とす
るが、他の移動局が通信用物理スロットを全く使用して
いない場合は、全スロットを占有して通信を行うことも
できる。そこで、通信用物理スロットの空きをサーチし
(S1001)、空きであれば、送信回数を最大伝送速
度の送信回数に設定する(S1003)。
【0071】そして、決定した送信回数をリンクチャネ
ル確立要求メッセージ送信要求のパラメータとして送信
手段111に送る(S1005)。また、通信用物理ス
ロットが開いていなければ、指示者に対してエラーを通
知し、処理を終了する(S1004)。なお、上記実施
例において、上記基地局は、リンクチャネル確立要求終
了メッセージが来るまでのリンクチャネル確立要求メッ
セージの数から、同一キャリア周波数上のタイムスロッ
トの使用数を決定し、また、上記移動局は、リンクチャ
ネル割当終了メッセージが来るまでのリンクチャネル割
当メッセージの数から、使用可能なタイムスロットの数
を知るものである。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、メッセージの数に応じ
て、伝送速度を指示することが可能になるという効果を
奏する。
【0073】また、本発明によれば、1スロットの最大
伝送速度を越えた要求においても、通信可能な伝送速度
の指示が可能になり、移動体通信システムの伝送速度容
量に合わせた通信を行うことができるという効果を奏す
る。
【0074】また、本発明によれば、終了メッセージを
設けることによって、タイムラグを無くし、リアルタイ
ム性を損なうことがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における移動体通信システ
ムの基地局と移動局を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例におけるリンクチャネル割当シ
ーケンスを示すシーケンスチャートである。
【図3】上記第1実施例における基地局の受信回数計数
手段の動作を示すフローチャートである。
【図4】上記第1実施例における基地局の伝送速度解析
手段の動作を示すフローチャートである。
【図5】上記第1実施例における基地局の送信手段の動
作を示すフローチャートである。
【図6】上記第1実施例における移動局の伝送速度解析
手段の動作を示すフローチャートである。
【図7】上記第1実施例における移動局の送信手段の動
作を示すフローチャートである。
【図8】上記第1実施例における移動局の受信回数計数
手段の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例における移動局の伝送速度
解析手段の動作を示すフローチャートである。
【図10】従来のリンクチャネル割当シーケンスを示す
シーケンスチャートである。
【図11】上記従来例のリンクチャネル確立要求メッセ
ージのフォーマットを示す説明図である。
【図12】上記従来例のリンクチャネル確立要求メッセ
ージに含まれる情報要素を示す説明図である。
【図13】上記従来例のリンクチャネル割当メッセージ
のフォーマットを示す説明図である。
【図14】上記従来例のリンクチャネル割当メッセージ
に含まれる情報要素を示す説明図である。
【図15】上記従来例の相対スロット番号の使用方法を
示す説明図である。
【図16】上記従来例の相対スロット番号の使用方法を
示す説明図である。
【符号の説明】
100…基地局、 101、114…受信回数計数手段、 103、112…伝送速度解析手段、 104、111…送信手段、 110…移動局。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−79160(JP,A) 特開 平8−65731(JP,A) 特開 平8−33021(JP,A) 特開 平7−307978(JP,A) 特開 平6−204943(JP,A) 特開 平8−140145(JP,A) 特表 平10−505969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 7/00 - 7/38 H04B 7/24 - 7/26

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と移動局との間でTDMA−TD
    D(TimeDivision Multi Acce
    ss−Time DivisionDuplex)方式
    による通信を行う移動体通信システムにおいて、基地局と移動局との間で、伝送速度に基づいた数のメッ
    セージと、終了メッセージとを通信する ことを特徴とす
    る移動体通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記基地局は、リンクチャネル確立要求メッセージの受
    信回数の計数とリンクチャネル確立要求終了メッセージ
    の受信とを行い、伝送速度を解析し、解析された伝送速
    度に基づいた数のリンクチャネル割当メッセージと、リ
    ンクチャネル割当終了メッセージとを送信し、 上記移動局は、伝送速度に基づいた数のリンクチャネル
    確立要求メッセージと、リンクチャネル確立要求終了メ
    ッセージとを送信し、上記リンクチャネル割当メッセー
    ジの受信回数の計数と、リンクチャネル割当終了メッセ
    ージの受信とを行うことを特徴とする移動体通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記基地局は、リンクチャネル確立要求終了メッセージ
    が来るまでのリンクチャネル確立要求メッセージの数か
    ら、同一キャリア周波数上のタイムスロットの使用数を
    決定し、 上記移動局は、リンクチャネル割当終了メッセージが来
    るまでのリンクチャネル割当メッセージの数から、使用
    可能なタイムスロットの数を知ることを特徴とする移動
    体通信システム。
  4. 【請求項4】 基地局との間で、TDMA−TDD(T
    ime Division Multi Access
    −Time Division Duplex)方式に
    よる通信を行う移動体通信システムの移動局において、 メッセージの送信回数を、伝送速度に基づいて設定する
    設定手段と; 設定された送信回数分のメッセージと終了メッセージと
    を、基地局に送信する送信手段と; を有することを特徴とする移動体通信システムの移動
    局。
  5. 【請求項5】 移動局との間でTDMA−TDD(Ti
    me Division Multi Access−
    Time Division Duplex)方式によ
    る通信を行う移動体通信システムの基地局において、移動局からメッセージを受信した回数を計数する計数手
    段と; 終了メッセージを受信すると、上記係数手段が計数した
    回数に基づいて、上記移動局が求める伝送速度を解析す
    る解析手段と; を有することを特徴とする移動体通信システムの基地
    局。
  6. 【請求項6】 移動局との間でTDMA−TDD(Ti
    me Division Multi Access−
    Time Division Duplex)方式によ
    る通信を行う移動体通信システムの基地局において、 メッセージの送信回数を、伝送速度に基づいて設定する
    設定手段と; 設定した送信回数分のメッセージと終了メッセージと
    を、移動局へ送信する送信手段と; を有することを特徴とする移動体通信システムの基地
    局。
  7. 【請求項7】 基地局との間でTDMA−TDD(Ti
    me Division Multi Access−
    Time Division Duplex)方式によ
    る通信を行う移動体通信システムの移動局において、 基地局からメッセージを受信した回数を計数する計数手
    段と; 終了メッセージを受信すると、上記計数手段が計数した
    回数に基づいて、伝送速度を認識する認識手段と; を有することを特徴とする移動体通信システムの移動
    局。
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