JP3236334U - 型枠受け具 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンクリートの型締め作業の効率化の向上を図ることのできる型枠受け具を提供する。【解決手段】コンクリートの中に配される棒状のセパレータ10の端部11側に挿通して使用される、周壁21を有し両端が開口した筒形状の型枠受け具20であって、型枠受け具20の一方の端部には周壁21の端部が周方向に沿って波形状をなすように凹凸23が形成されており、凹凸23が形成された端部がセパレータ10の長手方向の中央側に位置するように、セパレータ10に挿通、取り付けされる。【選択図】図2

Description

本発明は、セパレータ本体の端部側に挿通させた状態で、一端側が型枠のコンクリート形成面に当接するように配されて使用される型枠受け具に関する。
一般に、コンクリート製の建築構造物を型枠にて形成する場合には、型枠の設置位置(コンクリート打設空間の幅寸法)を一定とするための型枠支持具として、コンクリート打設空間を貫通するように配されるセパレータおよび型枠に当接させるように配される型枠受け具が用いられる。セパレータは棒状の金属部品であり、型枠受け具はセパレータに取り付けられる、Pコン(プラスチックコーン)と称される筒形状の部品である。
型枠受け具は、セパレータの少なくとも一方の端部に取り付けられ一体化された状態で、型枠受け具の外側の端面が型枠のコンクリート形成面に当接するようにして、セパレータとともにコンクリート打設空間内に配される。
型枠受け具の型枠側の端部より型枠を介して突出したセパレータの端部に、締結具を取り付けて型枠を固定した状態にし、そのようなセパレータ、型枠受け具の組み合わせを複数設ければ、所定の幅寸法のコンクリート打設空間を形成することができる。
コンクリート打設空間に注入したコンクリートが硬化したのちには、型枠受け具および型枠受け具の外側に突出したセパレータの端部の一部は取り除かれ、除去によりコンクリート壁面5にできた丸穴にはモルタルが充填されて突出物のない美麗なコンクリート壁面が形成される。なお、除去された型枠受け具は破損していなければ、再利用することができる。
以上のようにセパレータと型枠受け具とは一体化されて使用されるものであるが、それぞれの部材は個別の部品であり、現場で使用のつど一体化することが通例とされている。
従来には例えば、両部品を螺合により連結、一体化するものが用いられている。例えば、セパレータの雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有して受け具本体を構成するカップ部と、締結具に連結するためのねじ部が形成された軸部とを一体化してなる型枠受け具が多く用いられている。つまり、この型枠受け具はセパレータの一部(締結具を連結するためのねじ部)を含んで構成されたものである。
また、現場でより簡易に型枠支持具を形成するために、セパレータに挿通される、型枠受け具の取り付け位置を規定するための環状部材(座金)を装着するようにして使用される型枠受け具も種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平03-84360号公報
しかしながら、従来の型枠支持具はどのようなタイプのものであっても、型枠受け具およびセパレータの端部の除去作業には手間がかかっていた。特に、型枠受け具はコンクリートに固着状態にあるため除去作業がきわめて面倒であるし、除去作業で型枠受け具が破損すれば再利用できなくなるおそれもある。
また従来のものは、現場においてセパレータと型枠受け具とを一体化する準備作業に時間を要していた。例えば、両部品を螺合により連結するタイプの型枠受け具は、現場で両部品の螺合作業が発生するため、多数の型枠支持具を形成する必要のある現場ではその準備作業に多大な時間を要していた。
また、特許文献1のものは、現場での一体化作業は軽減できるが、出荷前に環状部材を型枠受け具に落下しないように装着させておく必要があるため、出荷前作業に時間を要するおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、コンクリートの型締め作業の効率化、つまり型枠支持具の形成作業(2部品の一体化作業)や、コンクリート硬化後の型枠受け具などの除去作業の効率化の向上を図ることのできる型枠受け具を提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案に係る型枠受け具は、コンクリートの中に配される棒状のセパレータの端部側に挿通して使用される、周壁を有し両端が開口した筒形状の型枠受け具であって、前記型枠受け具の一方の端部には前記周壁の端部が周方向に沿って波形状をなすように凹凸が形成されており、該凹凸が形成された端部が前記セパレータの長手方向の中央側に位置するように、前記セパレータに挿通、取り付けされることを特徴とする。
また本考案に係る他の型枠受け具は、コンクリートの中に配される棒状のセパレータの端部側に挿通して使用される、周壁を有し両端が開口した筒形状の型枠受け具であって、前記セパレータに座金が遊挿、装着されており、前記座金が一方の端部側の開口より前記周壁内に着脱自在に収容される収容部を備え、該収容部は前記座金が面接触する、挿通孔を有する底部を備えており、前記座金は、前記底部に接触した状態で前記収容部に収容されたときに、周端面が前記周壁の内壁面により掛止されることを特徴とする。
本発明の型枠受け具は上記構成とされているため、コンクリートの型締め作業、つまり型枠受け具のセパレータへの一体化作業や、コンクリート硬化後の型枠受け具の除去作業の効率化の向上を図ることができる。
(a)~(d)は、型枠受け具の斜視図、平面図、底面図、縦断面図である。 セパレータの一体化手順の説明図である。(a)は分離状態、(b)は一体化状態を示す縦断面図 座金の掛止構造を示す型枠受け具の部分縦断面図である。 セパレータの使用態様を示す縦断面図である。 型枠受け具の除去手順の説明図である。(a)は工具による除去操作を示す斜視図、(b)~(d)は除去操作による型枠受け具の除去手順を示す模式図である。 (a)(b)は、他の掛止構造の2例を示す型枠受け具の要部拡大縦断面図である。
以下に、本考案の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
まず、実施形態に係る型枠受け具20の基本構成を記述する。
本型枠受け具20は、コンクリートの中に配される棒状のセパレータ10の端部11側に挿通して使用される、周壁21を有し両端が開口した筒形状の部材である。型枠受け具20の一方の端部には周壁21の端部が周方向に沿って波形状をなすように凹凸23が形成されており、凹凸23が形成された端部がセパレータ10の長手方向の中央側に位置するように、セパレータ10に挿通、取り付けされる。
また以下に説明する本型枠受け具20は、つぎのような基本構成でもある。
本型枠受け具20は、コンクリートの中に配される棒状のセパレータ10の端部11側に挿通して使用される、周壁21を有し両端が開口した筒形状の部材である。セパレータ10に座金17が遊挿、装着されている。型枠受け具20は、座金17が一方の端部側の開口22aより周壁21内に着脱自在に収容される収容部22を備え、収容部22は座金17が面接触する、挿通孔26aを有する底部26を備えている。座金17は、底部26に接触した状態で収容部22に収容されたときに、周端面17aが周壁21の内壁面24により掛止される。
ついで、型枠受け具20の詳細構成および使用態様について説明する。
型枠受け具20は硬質合成樹脂で製され、図1に示すように形状が略円錐台筒状とされ、周壁21の上端が波形状をなしている。波形状は周方向に沿った規則的な凹凸23の繰り返しであり、図例では3組の凹部23a、凸部23bの組み合わせよりなる凹凸23が形成されている。
筒内の高さ方向の中間部には、円形の挿通孔26aを有する上げ底状の底部26が形成されている。この筒体の上部が後述する座金17を収容する収容部22とされる。収容部22は、周壁21に囲まれ、上部の開口22aと底部26の挿通孔26aを連通させた空間を有している。
この空間は開口22a側より底部26に向けて窄まったコーン形状とされる。つまり周壁21の内壁面24は開口22a側が底部26側よりも広がるような傾斜面となっている(図1(d)参照)。この傾斜面は急傾斜とされ、底部26との角度、つまり内底面26bと内壁面24との入隅部27の角度が例えば92~100度程度であればよい。
図例のものでは、型枠受け具20を平面視した場合には、図1(b)に示すように高さの高い凸部23bの位置では傾斜した内壁面24が見えるが、高さの低い凹部23aの位置では内壁面24はほとんど見えない。
収容部22は周壁21の上部に凹凸23が形成され、凹部23aの上方側では周壁21が欠如しているため、内部の空間は周壁21を欠いた部分では外側と連通状態にある。本図例では、凹凸23の最も低い位置(凹部23aの最下位置)が底部26の内底面26bの高さ位置よりもわずかに高く、底部26の内底面26bから凹部23aの最下位置までは全周を周壁21で囲まれた扁平空間25(図3参照)が形成されている。この扁平空間25が座金17の主たる収容空間とされる。
この扁平空間25および座金17の平面寸法は、この扁平空間25に座金17が収容されたときに、座金17の周端面17aが収容部22の内壁面24より圧接され掛止されるような寸法関係とされる。例えば、底部26の円が座金17の円よりもわずかに小さめであればよい。
また、扁平空間25における内壁面24の一部を傾斜面よりもわずかに膨出させて、その膨出部で座金17を押圧させるようにしてもよい。この膨出部による圧接構造の類似例として、図6の説明において後述する。
また、底部26の下方側は角形回転操作具(レンチ)35(図5参照)が装着される操作部30とされ、操作部30は周壁21に囲まれた六角柱状の装着空間31を有している。装着空間31は六角柱状には限られず、使用する角形回転操作具35の形状に合致した角形柱状のものであればよい。
なお、本図例の型枠受け具20の本体をなす底部26および周壁21は、図1(c)に示すように、省材料化のために、外力が加わっても容易に変形しない程度に肉抜きされている。もちろん、肉抜きされていないものであってもよい。
型枠受け具20は前述したようにセパレータ10に遊挿状態に挿通して使用され、型枠受け具20と、セパレータ10と、セパレータ10に遊挿状態に挿通された座金17とを含んで、コンクリート製の建築構造物を、型枠1を用いて形成するための型枠支持具8を構成する。
型枠支持具8は、コンクリート製の建築構造物を型枠1を用いて適正な幅寸法に形成するために使用され、セパレータ10はその主たる部材とされる。セパレータ10は、金属材料で製された棒状部材とされ、図2に示すように、その端部11に型枠受け具20を取り付けた状態にして、コンクリート打設空間3(図4参照)に幅方向に沿って横設するようにして配される。
セパレータ10の端部11の先端部にはねじ部14が形成され、その内側に、径が小さくなるように加工して折りやすくした折り取り溝13が形成され、さらにその内側に、座金17の孔17bに挿通しない程度に外周部を潰して幅寸法を大きくした位置決め部12が形成されている。
型枠1はコンクリート打設空間3の少なくとも一方の面を位置決めするために配され、図2(b)に示すように、セパレータ10はコンクリート打設空間3内において、型枠1の本体板1aに直交する方向に挿通するように配される。
この型枠1と、本体板1aに挿通されたセパレータ10とを連携させる部材が型枠受け具20であり、この型枠受け具20は、その一方の端面(コーン形状の底面側)を型枠1のコンクリート形成面1cに当接するように配される。
型枠受け具20をこのように使用するために、セパレータ10にまず座金17を挿通させ、セパレータ10にさらに型枠受け具20を、凹凸23が形成された端部(収容部22)側より挿通させる(図2(a)(b)参照)。座金17は位置決め部12で位置決めされ、その座金17を型枠受け具20の底部26に接触した状態に収容することで、型枠受け具20はセパレータ10の所定位置に位置決めされて配されることとなる。
なお、座金17はセパレータ10から抜け出ないように、位置決め部12まで挿通させた後で折り取り溝13を形成し、位置決め部12、折り取り溝13間に保持されるように一体にして座金17が分離しないように事前に準備しておくことが、現場での取り扱いが楽になり、望ましい。
この所定位置における型枠受け具20の操作部30側の端面が型枠1のコンクリート形成面1c(図4参照)に当接し、さらに複数の型枠受け具20が同様にコンクリート形成面1cに当接することで、型枠1が適正に位置決めされる。型枠1は位置決めされたのち、型枠1の外側に突出したセパレータ10のねじ部14に後述する締結具40を取り付けて固定される。
セパレータ10、座金17および型枠受け具20を図2(b)に示すように一体化して、型枠受け具20を下方に向けた状態(図3参照)にしても、セパレータ10に取り付けた座金17と型枠受け具とが前述したように圧接掛止関係にあるため、型枠受け具20がセパレータ10からずり落ちることが抑制される。
図3に示すように、座金17は底部26に接触した状態で、その周端面17aが内壁面24より圧接されて掛止される。つまり、座金17は収容部22の扁平空間25に圧入された状態となり、図3の状態であっても一体化状態が維持される。
以上のように、セパレータ10に対し型枠受け具20を簡易に取り付けできるため、現場での一体化作業の効率化が図れる。また型枠受け具20を、カップ状の本体とセパレータ10の端部をなす棒状部材とを合体させた従来のもののように構成しなくてもよいため、製造コストを抑えることができる。
しかも、型枠支持具8は一体化状態を維持できるため、コンクリート打設空間3内一体化状態での取り扱いがしやすくなる。さらに、図3に示すような掛止構造であれば、座金17とセパレータ10からの型枠受け具20の分離も容易に行え、後述するように、硬化したコンクリートから型枠受け具20を取り除くことを簡易に実施することができる。
このように、収容部22に傾斜した内壁面24を設けるだけで、セパレータ10に対する型枠受け具20の着脱自在な掛止構造を、簡易に形成することができる。
また、内壁面24を傾斜面にすれば、凹凸23により周壁21の一部が欠如していることや、座金17がセパレータ10に対し遊挿状態にあることに相まって、座金17が収容部22、扁平空間25にスムーズに入り込みやすくなり、一体化作業をより迅速、簡易に実施することができる。
このような型枠支持具8により位置決めされた型枠1は、図4に示すように締結具40でコンクリート打設空間3の形状が安定化するように固定される。図例では締結具40は、固定部材41と締め付け部材42と楔材44と角材43とを有してなる。
固定部材41は一端に、内部にねじ部が形成された雌ねじ部41aを有する棒材とされる。締め付け部材32はクランク形状とされ、型枠1の本体板1aの外面に当接させて型枠1を押圧する押圧片42aと、楔材44により押圧される操作片42bと、それらをつなぐ連結部42cとを有する。
締結具40はつぎのような取り付け構造(手順)とされる。
まず、型枠1の本体板1aより突出したセパレータ10のねじ部14に固定部材41の雌ねじ部41aを螺着させて、型枠1の本体板1aを型枠受け具20と固定部材41とにより挟着させる。
締め付け部材42は、押圧片42aを型枠1の本体板1aの外面に当接させるように配置するとともに、操作片42bの開口(不図示)に固定部材41を通し、型枠1の側片1bと締め付け部材42の操作片42bとの間に角材43を隙間なく介在させる。
固定部材41には長孔41bが形成されており、締め付け部材42を設置した状態では長孔41bの一部が操作片42bの外側に突出した状態にあり、その長孔41bの一部に楔材44を差し込むことで、締め付け部材42が押圧されて型枠1がしっかりと固定される。
このように型枠1を固定することで、コンクリート打設空間3は、その空間にコンクリートを注入したのちでもコンクリート打設空間3の幅寸法がほとんど変動しないように維持される。
コンクリート打設空間3にコンクリートを注入し、コンクリートが硬化したのちには、締結具40とともに型枠1が取り外されれば、コンクリート壁面5が露出する(図5(a)参照)。図5に示すように、このコンクリート壁面5には型枠受け具20の操作部30側の端面が露出しているとともに、その中央よりセパレータ10の端部11が突出した状態にある。
この型枠受け具20およびセパレータ10の端部11の一部は、図5(b)~(d)に示す手順で除去される。具体的には、露出した操作部30の六角柱状の装着空間31にレンチ35が装着され、そのレンチ35を回転操作することで型枠受け具20を取り外すことができる。
より具体的には、型枠受け具20は収容部22側の周壁21の先端が波形状となっているため、型枠受け具20を回転させることで、周壁21の外面はその外側のコンクリート面5aと分離し擦れ合いながら、かつ周壁21の凹凸23の端面はコンクリートの波形状の端面5bと分離し擦れ合いながら型枠受け具20が外側に移動していく(図5(b)(c)参照)。
このような簡易な操作で、硬化したコンクリートに埋設された状態にある型枠受け具20を除去することができる(図5(d)参照)。なお、座金17の型枠受け具20への掛止構造が着脱自在な構造であるため、型枠受け具20を取り出す際に座金17は型枠受け具20から引き離され、コンクリートに固着されたまま残存する。
そして、セパレータ10の端部11の一部を折り取り溝13で折って除去し、型枠受け具20の除去によりできた丸穴5cにモルタルを充填することで、コンクリート壁面5を型枠支持具8の残骸が露出しないように略平滑な面に形成することができる。なお、セパレータ10の端部11の除去は型枠受け具20の除去の前に行ってもよい。
以上のようにして、コンクリート打ち放し面を形成することができる。
以上のように、本型枠受け具20を用いることで、現場におけるコンクリート打設作業を、具体的にはセパレータ10への型枠受け具20の取り付け作業と、コンクリートの硬化後の型枠受け具20の除去作業とを効率的に実施することができる。
また型枠受け具20の除去作業をスムーズに行えるため、型枠受け具20の割れなどの損傷が発生することを抑制でき、その結果、型枠受け具20の再利用の割合を高めることができる。
また、型枠受け具20の座金17の圧接による掛止構造については、図3のような傾斜した内壁面24によるものでなくてもよく、図6(a)(b)の2例に示す構造であってもよい。なお、これらの図例では、図1のものと同一の構成について同一の符号を付して、それらの説明は省略する。
図6(a)(b)に示すように、型枠受け具20は、収容部22の扁平空間25の出口付近に突起またはリング状の突条よりなる圧接用突部28を設けて、その圧接用突部28で座金17の周端面17aを圧接する掛止構造にしてもよいし(図6(a)参照)、または座金17を圧接用突部28を乗り越えさせて底部26側の空間へ収容する掛止構造にしてもよい(図6(b)参照)。また、扁平空間25における内壁面26bを、その深さ方向の略中央が突出するように凸湾曲形状とした掛止構造であってもよい。
なお、以上の種々の実施形態では座金17の収容部22への収容状態では座金17が底部26の内底面26bに接触しているが、接触しないものであってもよく、座金17が内底面26bに接触せずに、周壁21の内壁面24により着脱自在に掛止、保持される構成であってもよい。
また、型枠受け具20は本実施形態ではコーン(円錐台)状としているが、本実施形態のものは波形状の凹凸を設けて除去しやすくしてあるため、円筒形状のものであってもよい。
1 型枠
1a 本体板
1b 側片
1c コンクリート形成面
3 コンクリート打設空間
5 コンクリート壁面
5a コンクリート面
5b 端面
5c 丸穴
8 型枠支持具
10 セパレータ
11 端部
12 位置決め部
13 折り取り溝
14 ねじ部
17 座金
17a 周端面
17b 孔
20 型枠受け具
21 周壁
22 収容部
22a 開口
23 凹凸
23a 凹部
23b 凸部
24 内壁面
25 扁平空間
26 底部
26a 挿通孔
26b 内底面
27 入隅部
28 圧接用突部
30 操作部
31 装着空間
35 角形回転操作具(レンチ)
40 締結具
41 固定部材
41a 雌ねじ部
41b 長孔
42 締め付け部材
42a 押圧片
42b 操作片
42c 連結部
43 角材
44 楔材


Claims (7)

  1. コンクリートの中に配される棒状のセパレータの端部側に挿通して使用される、周壁を有し両端が開口した筒形状の型枠受け具であって、
    前記型枠受け具の一方の端部には前記周壁の端部が周方向に沿って波形状をなすように凹凸が形成されており、該凹凸が形成された端部が前記セパレータの長手方向の中央側に位置するように、前記セパレータに挿通、取り付けされることを特徴とする型枠受け具。
  2. 請求項1において、
    前記セパレータに座金が遊挿、装着されており、
    前記座金が前記凹凸を有する端部側の開口より前記周壁内に着脱自在に収容される収容部を備えたことを特徴とする型枠受け具。
  3. 請求項2において、
    前記座金は、前記収容部に収容されたときに、前記座金の周端面が前記周壁の内壁面より圧接されて掛止されることを特徴とする型枠受け具。
  4. 請求項1~3のいずれか1項において、
    前記型枠受け具の他方の端部側には、角形回転操作具が装着される操作部が設けられていることを特徴とする型枠受け具。
  5. コンクリートの中に配される棒状のセパレータの端部側に挿通して使用される、周壁を有し両端が開口した筒形状の型枠受け具であって、
    前記セパレータに座金が遊挿、装着されており、
    前記座金が一方の端部側の開口より前記周壁内に着脱自在に収容される収容部を備え、該収容部は前記座金が面接触する、挿通孔を有する底部を備えており、
    前記座金は、前記底部に接触した状態で前記収容部に収容されたときに、周端面が前記周壁の内壁面により掛止されることを特徴とする型枠受け具。
  6. 請求項5において、
    前記収容部の空間は前記底部に向けて窄まったコーン形状とされ、前記座金が前記周壁の内壁面に圧接されることを特徴とする型枠受け具。
  7. 請求項5において、
    前記収容部の内壁面には圧接用突部が形成されていることを特徴とする型枠受け具。


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