JP3236181U - 摩擦圧接中空シャフト - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、シャフト部品に関し、具体的には、ブローチ加工部(拉歯加工部)であるインターナルスプラインを有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトに関する。
既存の自動車用シャフト部品の多くは中実部品であり、自動車の軽量化の進展に伴い、中空シャフト部品の製造が技術向上の焦点となっている。ギアのブローチ加工(gear broaching)は、他のギア形成方法に比べて高速で安価だが、貫通したシャフト部品にしか適用することができない。他方、摩擦圧接は、回転体に適した接合方法であり、母材と同等の溶接強度が得られるため、自動車用中空シャフトの製造方法として非常に適している。ブローチ加工と摩擦圧接とを組み合わせた方法は、自動車用モータのスプラインシャフトの新規の製造方法であり、従って、この方法により製造されたスプラインシャフトは新規である。
本考案の目的は、従来技術の欠点を克服し、ブローチ加工部であるインターナルスプラインを有する自動車用モータの摩擦溶接中空シャフトを提供することである。
本考案の目的は、以下の技術的解決手段によって達成される。
本考案の第1の態様は、一方の端部にブローチ加工部を有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトであって、当該ブローチ加工部がインターナルスプラインである摩擦圧接中空シャフトに関する。
本考案の第2の態様は、一方の端部にブローチ加工部を有し、貫通孔を他方の端部に有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトに関する。ブローチ加工部はインターナルスプラインである。貫通孔は、インターナルスプラインより径が小さい。摩擦圧接中空シャフトは、第1部材及び第2部材が摩擦圧接されてなる。
本考案の第3の態様は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に盲孔を有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトに関する。ブローチ加工部はインターナルスプラインである。摩擦圧接中空シャフトは、第1部材及び第2部材が摩擦圧接されてなる。
本考案の第4の態様は、一方の端部にブローチ加工部を有し、貫通孔を他方の端部に有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトに関する。ブローチ加工部はインターナルスプラインである。貫通孔は、インターナルスプラインより径が小さい。摩擦圧接中空シャフトは、第1部材、第2部材及び第3部材が摩擦圧接されてなる。
本考案の第5の態様は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に盲孔を有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトに関する。ブローチ加工部はインターナルスプラインである。摩擦圧接中空シャフトは、第1部材、第2部材及び第3部材が摩擦圧接されてなる。
中空シャフトの製造工程は大きく2つに分かれている。第1の工程は、ギアのブローチ加工(gear broaching)により、シャフト端部の内面側にインターナルスプラインを形成する工程である。第2の工程は、摩擦圧接により複数の部材を接合する工程である。摩擦圧接は、同一素材の接合だけでなく、異なる素材の接合にも適しており、溶接強度が確保できれば、異なる素材からなる2又は3つの部材から中空シャフトを構成することも可能である。摩擦圧接方法としては、連続駆動摩擦圧接や慣性摩擦圧接などがある。本考案の中空シャフトに対して使用される摩擦圧接方法はこれらの摩擦圧接方法に限定されない。
スプライン端部のブローチ加工は、従来の歯車形削り(gear shaping)に比べて低コストでかつ高速であり、また、加工が困難である小径のインターナルスプラインを形成することができる。端部にインターナルスプラインが形成された部材は、摩擦溶接により他の部材と接合される。
本考案によれば、材料を節約した貫通孔盲孔を有する縮小端部を有する中空シャフトを提供することができ、自動車部品の軽量化にも対応することができる。
以下、一方の端部にブローチ加工部を有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトの考案について実施例を示して具体的に説明する。
図1は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に貫通孔2を有する摩擦圧接中空シャフト10を示している。ブローチ加工部は、インターナルスプライン1である。貫通孔2は、インターナルスプライン1より径が小さい。中空シャフト10は、第1部材31と、第2部材33と、を有する。図1に示すように、中空シャフト10の一方の端部、つまり、第1部材31の一方の端部にインターナルスプライン1が形成されており、中空シャフト10の他方の端部、つまり、第2部材33の一方の端部に貫通孔2が形成されている。中空シャフト10は、摩擦圧接位置21において第1部材31と第2部材33とが摩擦圧接されることにより形成される。
図2は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に盲孔3を有する摩擦圧接中空シャフト20を示している。ブローチ加工部は、インターナルスプライン1である。中空シャフト20は、第1部材31と、第2部材33と、を有する。図2に示すように、中空シャフト20の一方の端部、つまり、第1部材31の一方の端部にインターナルスプライン1が形成されており、中空シャフト20の他方の端部、つまり、第2部材33の一方の端部に盲孔3が形成されている。中空シャフト20は、摩擦圧接位置21において第1部材31と第2部材33とが摩擦圧接されることにより形成される。
図3は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に貫通孔2を有する摩擦圧接中空シャフト30を示している。ブローチ加工部は、インターナルスプライン1である。貫通孔2は、インターナルスプライン1より径が小さい。中空シャフト30は、第1部材31と、第2部材33と、第1部材31と第2部材33との間に配置された第3部材32と、を有する。図3に示すように、中空シャフト30の一方の端部、つまり、第1部材31の一方の端部にインターナルスプライン1が形成されており、中空シャフト30の他方の端部、つまり、第2部材33の一方の端部に貫通孔2が形成されている。中空シャフト30は、第1部材31と第3部材32が第1摩擦圧接位置21において、第3部材32と第2部材33が第2摩擦圧接位置22において摩擦圧接されることにより形成される。
図4は、一方の端部にブローチ加工部を有し、他方の端部に盲孔3を有する摩擦圧接中空シャフト40を示している。ブローチ加工部は、インターナルスプライン1である。中空シャフト40は、第1部材31と、第2部材33と、第1部材31と第2部材33との間に配置された第3部材32と、を有する。図4に示すように、中空シャフト40の一方の端部、つまり、第1部材31の一方の端部にインターナルスプライン1が形成されており、中空シャフト40の他方の端部、つまり、第2部材33の一方の端部に盲孔3が形成されている。中空シャフト40は、第1部材31と第3部材32が第1摩擦圧接位置21において、第3部材32と第2部材33が第2摩擦圧接位置22において摩擦圧接されることにより形成される。
摩擦圧接は、同一素材の接合だけでなく、異なる素材の接合にも適している。溶接強度が確保できれば、異なる素材からなる2又は3つの部材から中空シャフトを構成することも可能である。摩擦圧接の方法には、連続駆動摩擦圧接や慣性摩擦圧接などがある。本考案の中空シャフトに使用する摩擦圧接は上記の摩擦圧接方法に限定されない。
以上、本考案の実施例を説明したが、本考案は上記実施例に限定されず、種々の変更が可能である。当業者であれば、考案の概念の前提を逸脱することなく、種々の改良や変更が可能であり、これらも実用新案登録請求の範囲の保護範囲内に含まれることを理解されるであろう。
Claims (5)
- 一方の端部にブローチ加工部を有する自動車用モータの摩擦圧接中空シャフトであって、前記ブローチ加工部がインターナルスプラインである、ことを特徴とする摩擦圧接中空シャフト。
- 前記摩擦圧接中空シャフトは、第1部材及び第2部材からなり、
前記摩擦圧接中空シャフトは、前記インターナルスプラインより径が小さい貫通孔を他方の端部に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接中空シャフト。 - 前記摩擦圧接中空シャフトは、第1部材及び第2部材からなり、
前記摩擦圧接中空シャフトは、盲孔を他方の端部に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接中空シャフト。 - 前記摩擦圧接中空シャフトは、第1部材、第2部材及び第3部材からなり、
前記摩擦圧接中空シャフトは、前記インターナルスプラインより径が小さい貫通孔を他方の端部に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接中空シャフト。 - 前記摩擦圧接中空シャフトは、第1部材、第2部材及び第3部材からなり、
前記摩擦圧接中空シャフトは、盲孔を他方の端部に有する、ことを特徴とする請求項1に記載の摩擦圧接中空シャフト。
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