JP3236076U - 自動車レーダー反射安全故障表示板 - Google Patents

Abstract

【課題】故障時に、車両故障情報を表示でき、追突を予防して、運転者の安全を守る自動車レーダー反射安全故障表示板を提供する。
【解決手段】自動車レーダー反射安全故障表示板は、機体１、プロジェクションライト３、機体及びプロジェクションライトと連結するリモコンを備え、機体にコントロール回路１１、コントロール回路に連接する伝動部材１２を設置し、伝動部材は故障表示板２にピボット接続され、故障表示板には自動運転機能を備える車両が発射するレーダー波を反射可能なレーダー波反射ブロック２１を設置し、プロジェクションライトにコントロール回路３１、コントロール回路に連接する発光部材３２を設置し、機体及びプロジェクションライトを自動車トランク蓋内縁及びトランク本体内縁にそれぞれ取り付け、自動車の故障時に下車不要の状態下でトランクを開き、リモコンにより伝動部材及びプロジェクションライトをオンにする。
【選択図】図２

Description

本考案は自動車レーダー反射安全故障表示板に関し、特に自動車の故障時、下車不要の状態下で車両故障情報を表示でき、自動運転車両及び一般運転車両の追突を予防する効果を達成し、運転者の安全を守ることができる自動車レーダー反射安全故障表示板に関する。

一般に走行中に自動車に故障が発生すると、運転者は通常自動車を路肩に停車し、次に下車して、トランク中から故障表示板を取り出し、故障表示板を車の後方の適当な距離の場所に置く。
これにより、後方車の注意を引き追突を防止する。
しかし、高速道路或いは快速道路を走行している際には、往来する車両が極めて高速であるため、運転者が下車するのは実際には一定の危険性がある。

テクノロジーの進歩に従い、現在では道路状況探知装置を設置する車もあり、メーカーによっては基本配備となっている。
それは、車の走行中に前方の状況を探知し、物体が一定距離に接近すると、運転者に注意を促し、安全運転の目的を達成するものである。
レーダー探知タイプの探知装置は、通常は移動する物体に対して一定の敏感度を備える。
そのため、前方の故障車両が静止状態にある時、後方に故障表示板が置かれていても、レーダーは探知できず、また運転者がレーダーに頼りすぎてしまい、注意を怠った状況下で、事故を招いてしまう可能性があり、改善が待たれている。

申請人は上記に鑑み、研究と実験を重ね、自動車レーダー反射安全故障表示板の設計についに成功した。
これにより、自動車の故障時にも下車する必要なく、車両故障情報を表示することができる。

特表平９－５０６６９８号公報

本考案の目的は、自動車の故障時、下車不要の状態下で車両故障情報を表示でき、自動運転車両及び一般運転車両の追突を予防する効果を達成し、運転者の安全を確実に守ることができる自動車レーダー反射安全故障表示板を提供することである。

本考案の自動車レーダー反射安全故障表示板は、機体、プロジェクションライト、及び該機体１及びプロジェクションライトと連結するリモコンを備える。
該機体には、コントロール回路、及び該コントロール回路に連接する伝動部材を設置し、該伝動部材により故障表示板にピボット接続される。
該故障表示板は、自動運転機能を備える車両が発射するレーダー波を反射可能なレーダー波反射ブロックを設置し、該プロジェクションライトには、コントロール回路、及び該コントロール回路に連接する発光部材を設置する。
該機体及びプロジェクションライトを自動車トランク蓋内縁及びトランク本体内縁にそれぞれ取り付け、自動車の故障時には、下車不要の状態下でトランクを開き、リモコンにより、伝動部材をオンにし、これにより該故障表示板は揺動し、及び該プロジェクションライトをオンにし、該故障表示板及びレーダー波反射ブロックを照射し、後方車の識別度及びレーダー反射波の識別度を高め、後方車の注意を引き、これにより故障表示板の設置がさらに安全となる。

前述の自動車レーダー反射安全故障表示板において、該機体に設置される伝動部材は、モーターである。

前述の自動車レーダー反射安全故障表示板において、該プロジェクションライトに設置される該発光部材は、高輝度発光ダイオードである。

前述の自動車レーダー反射安全故障表示板において、該リモコンと機体及びプロジェクションライトのコントロール回路間は、ブルートゥース或いはワイヤレス高周波により信号を伝送する。

本考案により、自動車の故障時、下車不要の状態下で車両故障情報を表示でき、これにより運転者の安全を確実に保護することができる。

本考案の立体図である。 本考案の機体の立体分解図である。 本考案の回路ブロックチャートである。 本考案の取り付け状態図である。 本考案の取り付け状態図である。 本考案の動作状態図である。

本考案の立体図、立体分解図、及び回路ブロックチャートである図１、図２、及び図３に示すように、本考案は、機体１、故障表示板２、プロジェクションライト３、及び該機体１及びプロジェクションライト３と連結するリモコン４を備える。

該機体１内部には、コントロール回路１１、及び該コントロール回路１１に連接する伝動部材１２を設置し、これにより該伝動部材１２の伝動軸１２１は、機体１から突出する。

本実施形態において、該伝動部材１２は、モーターである。

該故障表示板２は、伝動部材１２の伝動軸１２１にピボット接続し、その表面には、凹凸状排列の複数のレーダー波反射ブロック２１を設置し、周縁には、適当な高さの塀部２２を設置する。

該プロジェクションライト３内部には、コントロール回路３１、及び該コントロール回路３１に連接する発光部材３２を設置する。

本実施形態において、該発光部材３２は、高輝度発光ダイオードである。

該リモコン４は、機体１及びプロジェクションライト３のコントロール回路１１、３１に連結し、コントロール回路１１、３１により、該伝動部材１２及び発光部材３２をオン／オフする。

本実施形態において、該リモコン４とコントロール回路１１、３１間は、ブルートゥース或いはワイヤレス高周波により信号を伝送する。

上記部材の組合せにより、自動車レーダー反射安全故障表示板を構成し、それは該機体１及びプロジェクションライト３を自動車トランク蓋内縁及びトランク本体内縁にそれぞれ取り付ける。

自動車の故障時には、下車不要の状態下でトランクを開き、リモコン４により、機体１の伝動部材１２をオンにし、これにより該故障表示板２は揺動し、及び該プロジェクションライト３をオンにし、発光部材３２により該故障表示板２を照射し、及びレーダー波反射ブロック２１はレーダー波を効果的に反射し、後方車の注意を引き、これにより故障表示板の設置がさらに安全となる。

本考案の取り付け状態図である図４及び図５に示す通り、本考案は使用時に、自動車５のトランク５１のトランク蓋５２を開き、次に該機体１をトランク蓋５２の内縁に固定し、該プロジェクションライト３をトランク５１の内縁に取り付け、しかもこれにより該プロジェクションライト３の光源の投射範囲は、該機体１の故障表示板２に対応する。

使用しない時には、トランク蓋５２を閉め、機体１、故障表示板２及びプロジェクションライト３をトランク５１内に収蔵する。

図６は、本考案の動作状態図である。

図１～図３に合わせて示す通り、本考案は、自動車５が走行中に故障した時、運転者は自動車５を減速しゆっくりと路肩に寄せ、安全に問題がないことを確認後、下車不要の状態下で、トランク５１のトランク蓋５２を開き、故障表示板２を該トランク蓋５２において表示し、こうして後方車は遠くからでもはっきりと該故障表示板２を見ることができ、即時に反応することで事故の発生を回避し、しかも下車不要の状態下で、故障表示板２を表示する目的を達成する。

トランク蓋５２を開いた後、運転者は、リモコン４により機体１及びプロジェクションライト３と接続し、コントロール回路１１を通して、伝動部材１２をオンにし、故障表示板２を連動して揺動を生じさせ、及びコントロール回路３１を通して、該プロジェクションライト３の発光部材３２をオンにし、発光部材３２により、明るい光を故障表示板２に投射し、これにより故障表示板２の反射区２１は一定程度の反射効果を生じる。

このように、レーダー探知装置を設置した後方車両が接近すると、故障表示板２は揺動するため、レーダーに確実に探知され、特に視界が不良な夜間は、自動車運転者の安全を確実に守ることができる。

該故障表示板２には、レーダー波反射ブロック２１を設置するため、後方車のレーダー波をさらに確実に反射でき、自動車運転者の安全をさらに効果的に守ることができる。

前記の実施形態は、本考案の実施方式を説明するに過ぎず、本考案の範囲を制限するものではなく、その微修飾、変更もすべて、本考案の範疇に含まれるものとする。

上記を総合すると、本考案は、揺動可能な故障表示板の機体、及び高輝度光源を投射可能なプロジェクションライトを設置することで、自動車レーダー反射安全故障表示板を構成し、これを自動車トランクに取り付け、該機体及びプロジェクションライトに連結可能なリモコンを対応させて、構成される。

自動車の故障時、下車不要の状態下で車両故障情報を表示でき、これにより運転者の安全を確実に保護できる実用的な設計で、高い新規性を備える。

本考案は実用新案登録の要件である新規性を備え、従来の同類製品に比べ十分な進歩を有し、実用性が高く、社会のニーズに合致しており、産業上の利用価値は非常に大きい。

１ 機体
１１ コントロール回路
１２ 伝動部材
１２１ 伝動軸
２ 故障表示板
２１ レーダー波反射ブロック
２２ 塀部
３ プロジェクションライト
３１ コントロール回路
３２ 発光部材
４ リモコン
５ 自動車
５１ トランク
５２ トランク蓋

Claims (5)

1. 自動車レーダー反射安全故障表示板は、機体、プロジェクションライト、リモコンを備え、
   該機体は、自動車トランクのトランク蓋内縁に取り付けられ、内部には、コントロール回路、及び該コントロール回路に連接する伝動部材を設置し、これにより該伝動部材の伝動軸は、機体から突出し、故障表示板にピボット接続し、該故障表示板表面には、凹凸状排列の複数のレーダー波反射ブロックを設置し、
   該プロジェクションライトは、自動車トランクの内縁に取り付けられ、内部には、コントロール回路、及び該コントロール回路に連接する発光部材を設置し、
   該リモコンは、該機体及び該プロジェクションライトの該コントロール回路と連接し、該コントロール回路により該伝動部材をオンにし、これにより該故障表示板は揺動し、及び該プロジェクションライトの該発光部材をオンにし、該故障表示板に対して照射することを特徴とする自動車レーダー反射安全故障表示板。
2. 前記故障表示板表面には、レーダー波反射ブロックを設置し、周縁には、適当な高さの塀部を設置することを特徴とする請求項１に記載の自動車レーダー反射安全故障表示板。
3. 前記機体に設置する該伝動部材は、モーターであることを特徴とする請求項１に記載の自動車レーダー反射安全故障表示板。
4. 前記プロジェクションライトに設置する該発光部材は、高輝度発光ダイオードであることを特徴とする請求項１に記載の自動車レーダー反射安全故障表示板。
5. 前記リモコンと該機体及び該プロジェクションライトの該コントロール回路間は、ブルートゥース或いはワイヤレス高周波により信号を伝送することを特徴とする請求項１に記載の自動車レーダー反射安全故障表示板。

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