JP3235762U

JP3235762U - 着脱式包丁保持用補助具

Info

Publication number: JP3235762U
Application number: JP2021003361U
Authority: JP
Inventors: 文男吉田
Original assignee: 文男吉田
Priority date: 2021-07-27
Filing date: 2021-07-27
Publication date: 2022-01-13
Anticipated expiration: 2031-07-27

Abstract

【課題】食材の堅い部分を処理する際に、食材の切断方向に力を加わることで人差し指の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）に生じる圧痛による不快感を緩和し、包丁の使い勝手及び安全性を向上させる補助具を提供する。【解決手段】補助具は、人差し指を添える平面体１２と装着するための凹字状の溝１３から成る構造体であり、包丁の峰３に装着することで、人差し指の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）１１に生じる圧痛が平面体１２によって分散され、圧痛による不快感を緩和する。また、補助具は、使用者の手指の大小形状に合った使い易い位置に調整し装着できることから、包丁の切先１０を使用する細かな切込み作業の操作性を向上させるとともに、包丁の保持状態を安定させる安全性も有する。【選択図】図４

Description

本考案は、調理器具のうち、包丁を「指差し型」で使用する際に指先に生じる圧痛の緩和、包丁の使い勝手及び安全性を向上させる補助具に関する。

包丁などの刃物の持ち方には、食材の切り方によって数種の方法があるが、魚体などの大型の食材を捌くときや、刺身を作るときなど細かな作業を必要とするとき、また、ステーキを専用のナイフを使用して食すときなど、一般的に図１のような「指差し型」と称する方法が用いられる。
この方法は、利き手１（右手の場合）の人差し指２を包丁の峰３に乗せ、親指４、中指５、薬指６及び小指７で包丁の柄８を握って保持し、刃先９及び切先１０に力を加えることで食材等を切断するものである。

実全平０２－０７５０４８特開２００１－２９３２６５特開２００２－９７３特開２００５－２１５３７特開２０１７－２００５５０特開２０１８－１１９０９

食材の堅く切り難い部位を図１「指差し型」で処理する場合、切断方向に力を加えると人差し指２の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）１１に包丁の峰３が食い込み、圧痛による不快感を伴う。

人差し指２を添える平面体１２及び凹字状の溝１３から成る補助具を包丁の峰３に装着する。

本考案の補助具を装着することで、人差し指２の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）１１に生じる圧痛が平面体１２上の平面部によって分散され、圧痛による不快感を緩和し、長時間の使用時にあっても当該効果が継続される。

本考案の補助具は、使用者の手指の大小形状に合った使い易い峰３の位置に調整し装着できることから、包丁の切先１０を使用する細かな切込み作業などの使い勝手（操作性）を向上させ、また、人差し指２を峰３に置くことで力点が包丁の中央付近になることから、力の入れ具合を直感的に調整できるため、食材切断時の力の入れ過ぎを回避し刃物使用に当たっての安全性も向上する。

本考案の補助具を装着せず包丁を利き手（右手の場合）により「指差し型」で保持する状況を示す斜視図本考案の補助具の全体構造を表す斜視図、断面図本補助具を包丁の峰３に装着した斜視図本考案の補助具を装着し利き手（右手の場合）により「指差し型」で包丁を保持したときの状況斜視図

本考案の補助具の平面部１２の形状は長方形で、長辺１４は、平均的な大人の人差し指の指先から第二関節に至る程度の長さ、短辺１５は、人差し指の幅を超えない程度の寸法である。

本考案の補助具の溝１３は、市販されている万能包丁（三徳包丁）などの峰３に装着できる幅を有し、容易に外れない着脱式の構造である。

本考案の補助具の素材は、ステンレス等の金属系又はプラスチック等の合成樹脂系を問わず、包丁の使用目的に十分に耐え得る耐性及び壊れ難い強度を有するものである。
また、平面部１２の表面は、水分が付着しても指先の圧着面が滑り難い処理を施す。

凹字状の先端部１５は、包丁の峰３に装着し易い様に円みを施す。

一般家庭等において使用されている万能包丁（三徳包丁）に装着する。

レストランなどにおいてステーキなどの厚みのある肉類を専用のナイフを使用して食事する場合に同ナイフに装着する。

料理教室や料理学校等の調理に関しての初心者、飲食店などの調理場に携わるアルバイトなどの調理経験の浅い人を技術面及び安全面からサポートする調理器具に成り得る汎用性を有する。

本考案の補助具は、指先への圧痛を緩和させるため、日々の料理で指先を痛めたくない人をサポートする製品にも成り得る。

１「指差し型」で包丁を保持する右手を利き手とする人の手
２人差し指
３包丁の峰
４親指
５中指
６薬指
７小指
８包丁の柄
９包丁の刃先
１０包丁の切先
１１人差し指の先端（腹）
１２人差し指の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）を乗せる平面体
１３包丁の峰に装着するための溝
１４平面体の長辺部
１５平面体の短辺部
１６１３の溝を構成するとともに、本考案の補助具を包丁に着脱させる
１７補助具を「峰」に装着易い様にするための凹字状両端の先端

Claims

「指差し型」で包丁を保持する際に、人差し指を包丁の峰に添えて置くため、同人差し指の指先から第二関節付近に至る腹部（指紋側）と同程度の表面積を有する長方形の平面体及び同平面体を包丁の峰に装着する為の凹字状の溝の形状を有する装着部との一体構造である。
本考案の補助具は、使用者が包丁を「指差し型」で保持する際に使い勝手が良い位置に取り付け、容易に取り外しできる着脱式である。
本考案の補助具の凹字状両端の先端部は、円みを施し包丁の峰に装着し易い構造である。