JP3235677U - マスク - Google Patents
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Abstract
Description
この考案は、保形性を有するインナーカップと、その上から装着するメッシュ状のアウターマスクを備えたマスクに係り、運動時のマスクのズレを防止する構成に関するものである。
マスクの用途として、エアソフトガンを用いたサバイバルゲームでは顔面保護する必要がある。しかし、特許文献1のような布製のマスクでは、エアソフトガンの弾が貫通して怪我をするおそれがある。
また、マスクには、布製や不織布製のものがあるが、これらは腰がないため、顔面の密着性に劣り、呼気が漏れやすい。これは平面マスクに顕著で、こうした呼気漏れを防止するために、鼻で固定するワイヤを設けたり、展開時に立体形状となる立体マスクなども用意されたりしているが、これらのものは逆に吸気時にマスク内が負圧になって鼻孔や口にマスクが密着し、息苦しさを誘発する。
そこで、従来のマスクにカップ状のフェイスカバーを併用することが提案されている(特許文献2)。これによればフェイスカバーが顔面に密着して呼気漏れが防止され、またフェイスカバーによってマスクと顔面の間に呼気空間ができるため息苦しさも軽減される。
しかしながら、特許文献2のフェイスカバーは、その上から既存のマスクを装着する際、位置が固定されるものではないため、運動時にズレが生じやすい。この点、特許文献1のマスク(同文献で保護部品と称されるもの)は、本体左右が基礎部品に対する取付位置を調整可能であるが、ズレを防止するために強固に取り付けると逆に締付力がきつくなって、痛みが生じて長時間装着することができない。
本考案は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、呼気漏れと息苦しさを防止しつつ、運動時にもズレを確実に防止するマスクを提供することにある。
上述した目的を達成するために本考案では、鼻と口を覆い、周囲が顔面に密着可能なカップ形状に立体成形すると共に、通気孔を設けたインナーカップと、該インナーカップの外側から装着するアウターマスクとを備え、当該アウターマスクは、前記インナーカップを覆うメッシュ地の本体部と、この本体部の左右から延び、後頭部で締付力を調整可能に止め合わさる一対の装着バンドとを有し、当該一対の装着バンドそれぞれの中途には耳掛け穴を設けたことを特徴とするマスク。
上記手段によれば、呼吸はインナーカップの通気孔とアウターマスクのメッシュ地本体部を通じ行われるところ、インナーカップの周囲が顔面に密着して呼気漏れが防止されると共に、インナーカップと鼻や口の間に呼気空間が形成されて息苦しさも解消される。そして、アウターマスクは装着バンドの左右を止め合わせる構造としたので、装着者の頭囲等に応じて止め合わせ位置を調整できる。その際、耳掛け穴を耳に掛けるので、装着バンドを必要以上にきつく止め合わせることなく、アウターマスクのズレを防止することができる。
また、アウターマスクは、本体部の内面にインナーカップを出し入れ可能に収容する袋部を有するという手段では、インナーカップがアウターマスクの袋部に収容されるため、その位置が固定され、アウターマスクと同時に位置ズレを防止することができる。また、使用後はインナーカップを取出して、これを洗うことができる。なお、インナーカップの素材は、肌への影響が少なく、また適度な柔軟性があり、温度等に対しても耐久性があるシリコーンゴムが好ましいが、これに限定するものではない。
さらに、袋部は、その中央または/および左右にインナーカップの出入口を設けるという手段では、簡易な構成でインナーカップの出し入れが容易となる。
そして、出入口を袋部の中央のみに設けるという手段では、インナーカップが袋内で上下左右にズレることを確実に防止することができるうえ、鼻先や口先に出入口が位置するため、より通気性が高まる。
さらに、インナーカップは、エアソフトガンの弾、いわゆるBB弾の直径よりも小さい通気孔を多数設けるという手段では、本マスクをサバイバルゲームに使用した際、呼吸を妨げることなく、通気孔を通じてBB弾が顔面に被弾することを確実に防止することができる。
本考案によれば、呼気漏れと息苦しさを防止しつつ、運動時にもズレを確実に防止するマスクを提供することがきる。
以下、本考案の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1と図2は本考案の一実施形態に係るマスクを装着した状態の正面図と背面図であって、インナーカップ1の上からアウターマスク2を装着している。インナーカップ1は装着者の鼻と口を覆うカップ形状をなし、図3にも示すように、表裏貫通する通気孔3を多数設けている。また、その成形にあっては、鼻先や口先をカバーする部分を前方に膨らませながら、周囲1aが顔面に密着するように立体成形している。素材は、肌への親和性や耐久性、成形性を考慮してシリコーンゴムを予定しているが、他のゴムや合成樹脂であってもよい。本考案においてインナーカップ1に必要なことは、通気孔3によって呼吸を確保しつつ、鼻先や口先に呼気空間を形成する保形性を有することである。また、通気孔3は呼吸を確保できるものであれば、その数や大きさは問わないが、ソフトエアガンの弾よりも小さい直径とすれば、通気孔3を通じた被弾を防止して、より確実に顔面を保護することができる。
次にアウターマスク2は、図4にも示すように、少なくともインナーカップ1を覆う部分をメッシュ地とした本体部4と、その左右から延びる一対の装着バンド5・6とを有する。装着バンド5・6の端部には、雄雌の面ファスナー7・8が取り付けられており、これを止め合わせることで、アウターマスク2を装着するようにしている。装着者の頭囲や後頭部の形状等に応じて、面ファスナー7・8を止め合わせる位置を調整できることはもちろんである。なお、装着バンド5・6の止め合わせ構造は面ファスナー7・8に限定されず、フックやホックなど、止め合わせが容易に解除されないものであれば、他の構造を採用することができる。本考案で必要なことは、装着者の頭囲や後頭部の形状等に応じて、装着バンド5・6の止め合わせ位置を調整できることである。なお、本体部4または/および装着バンド5・6を伸縮性を有する素材から成形することで、インナーカップ1や顔の形状に伸縮し、より顔面にフィットするし、動きにも追従させることができる。
そして、装着バンド5・6の上縁側それぞれには耳掛け穴9・9を設けている。したがって、耳掛け穴9・9を耳に掛けることによって、ある程度の装着力が得られるため、装着バンド5・6を面ファスナー7・8によって必要以上にきつく締め付けることなく、最適な装着感が得られる。また、装着バンド5・6を面ファスナー7・8の止め合わせだけとすると、運動時にアウターマスク2が回転することがあるが、本考案のように耳掛け穴9・9を設けることで、こうした回転を規制することができ、マスクのズレが確実に防止される。さらに、耳掛け穴9・9を有することで、聴力が確保されるし、サバイバルゲームにおいてライフルを頬あてにてかまえることができる。
また、この実施形態では、アウターマスク2の内面にインナーカップ1を収容する袋部10を設けている。したがって、この袋部10に予めインナーカップ1を収容しておけば、アウターマスク2を装着するだけで着用が完了するため、これを別々に装着するよりも着用が格段に容易である。しかも、袋部10によってインナーカップ1が位置決めされるため、常にインナーカップ1を正しく位置させることができるうえ、その位置は固定されるため、アウターマスク2内でインナーカップ1がズレることもない。
さらに、袋部10には出入口11を設け、インナーカップ1を出し入れ可能としているため、使用後はインナーカップ1を取り出して、これを洗浄したり、別のものや新品に交換することもできる。また、袋部10を伸縮性を有する素材とすることで、インナーカップ1の出し入れも容易となる。
なお、出入口11を袋部10のどの位置に設けるかは自由であるが、袋部10の中央または左右何れかに設けることがインナーカップ1を出し入れしやすく、出入口11を中央のみに設ければインナーカップ1が左右にズレることを防止でき、しかも、出入口11を通じて呼吸もしやすくなる。
1 インナーカップ
2 アウターマスク
3 通気孔
4 本体部
5・6 装着バンド
7・8 面ファスナー
9 耳掛け穴
10 袋部
11 出入口
2 アウターマスク
3 通気孔
4 本体部
5・6 装着バンド
7・8 面ファスナー
9 耳掛け穴
10 袋部
11 出入口
Claims (5)
- 鼻と口を覆い、周囲が顔面に密着可能なカップ形状に立体成形すると共に、通気孔を設けたインナーカップと、該インナーカップの外側から装着するアウターマスクとを備え、当該アウターマスクは、前記インナーカップを覆うメッシュ地の本体部と、この本体部の左右から延び、後頭部で締付力を調整可能に止め合わさる一対の装着バンドとを有し、当該一対の装着バンドそれぞれの中途には耳掛け穴を設けたことを特徴とするマスク。
- アウターマスクは、本体部の内面にインナーカップを出し入れ可能に収容する袋部を有する請求項1記載のマスク。
- 袋部は、その中央または/および左右にインナーカップの出入口を設けた請求項2記載のマスク。
- 出入口を袋部の中央のみに設けた請求項4記載のマスク。
- インナーカップは、エアソフトガンの弾の直径よりも小さい通気孔を多数設けてなる請求項1から4のうち何れか一項記載のマスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003756U JP3235677U (ja) | 2021-09-30 | 2021-09-30 | マスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021003756U JP3235677U (ja) | 2021-09-30 | 2021-09-30 | マスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235677U true JP3235677U (ja) | 2022-01-12 |
Family
ID=80081291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2021003756U Active JP3235677U (ja) | 2021-09-30 | 2021-09-30 | マスク |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3235677U (ja) |
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2021
- 2021-09-30 JP JP2021003756U patent/JP3235677U/ja active Active
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